JPH0622316Y2 - 便座ボックス - Google Patents
便座ボックスInfo
- Publication number
- JPH0622316Y2 JPH0622316Y2 JP1988089135U JP8913588U JPH0622316Y2 JP H0622316 Y2 JPH0622316 Y2 JP H0622316Y2 JP 1988089135 U JP1988089135 U JP 1988089135U JP 8913588 U JP8913588 U JP 8913588U JP H0622316 Y2 JPH0622316 Y2 JP H0622316Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- toilet seat
- seat box
- toilet body
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Toilet Supplies (AREA)
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、便器本体の後部上面の全領域を覆う便座ボッ
クスに関するものである。
クスに関するものである。
トイレ室の壁面へ便器本体の背面側を接合させて設置す
るタイプの便器には、便器本体の背面側を壁面へ取り付
けて設置する壁掛け式便器と、便器本体の底面側を床面
へ取り付けて、背面側を単に壁面へ密着させるだけの床
置き式便器とがある。壁掛け式便器にあっては、便器後
部上面に給水金具を取り付けて給水圧を利用して洗浄水
を便鉢内へ吐出し、便器洗浄を行うようにしている。小
型化及び壁面への取付強度の観点から洗浄水タンクを便
器本体の後部上面へ取り付けて洗浄水を吐出する洗浄方
式は採用していない。
るタイプの便器には、便器本体の背面側を壁面へ取り付
けて設置する壁掛け式便器と、便器本体の底面側を床面
へ取り付けて、背面側を単に壁面へ密着させるだけの床
置き式便器とがある。壁掛け式便器にあっては、便器後
部上面に給水金具を取り付けて給水圧を利用して洗浄水
を便鉢内へ吐出し、便器洗浄を行うようにしている。小
型化及び壁面への取付強度の観点から洗浄水タンクを便
器本体の後部上面へ取り付けて洗浄水を吐出する洗浄方
式は採用していない。
そのため、便器本体の後部上面に給水金具が露出してお
り、これを避けて便座ボックスを取り付けると便器本体
の前後方向長さが長くなり、全体が大型化し、壁面への
取付強度を向上させねばならなくなる。従って、便座及
び便蓋の取付方法もヒンジのみを利用するのが一般的で
あった。つまり、従来の壁掛け式便器では、便座ボック
スを用いることはなかった。
り、これを避けて便座ボックスを取り付けると便器本体
の前後方向長さが長くなり、全体が大型化し、壁面への
取付強度を向上させねばならなくなる。従って、便座及
び便蓋の取付方法もヒンジのみを利用するのが一般的で
あった。つまり、従来の壁掛け式便器では、便座ボック
スを用いることはなかった。
また従来の床置き式便器の背面側を壁面へ密着させる便
器にあっては、便器本体の後部上面へ便座ボックスを設
置し、この便座ボックスに便座及び便蓋を取り付けるよ
うにしたものがある。
器にあっては、便器本体の後部上面へ便座ボックスを設
置し、この便座ボックスに便座及び便蓋を取り付けるよ
うにしたものがある。
ところが、従来の壁掛け式便器にあっては、便座ボック
スを用いていないので、便座を取り付けたヒンジ部分か
ら便器本体背面側の壁面までの便器本体後部上面の領域
において、給水金具及びその他の脱臭装置の器具等が全
て露出し、外観上の見栄えが悪くなるという欠点があっ
た。またこの領域に塵埃等が付着し易く、清掃もし難い
という欠点があった。
スを用いていないので、便座を取り付けたヒンジ部分か
ら便器本体背面側の壁面までの便器本体後部上面の領域
において、給水金具及びその他の脱臭装置の器具等が全
て露出し、外観上の見栄えが悪くなるという欠点があっ
た。またこの領域に塵埃等が付着し易く、清掃もし難い
という欠点があった。
このことは、前記床置き式の便器で背面側を壁面へ密着
させるタイプのものについても、便器後部上面の便座ボ
ックスと壁面との間の領域に空間が形成されるので同様
の欠点があった。
させるタイプのものについても、便器後部上面の便座ボ
ックスと壁面との間の領域に空間が形成されるので同様
の欠点があった。
本考案は従来の前記問題点に鑑みてこれを改良除去した
ものであって、便器本体後部上面の全ての領域を覆うこ
とで見栄えを良くし、汚れが付着し難いように且つ清掃
が容易に行えるようにした便座ボックスを提供せんとす
るものである。
ものであって、便器本体後部上面の全ての領域を覆うこ
とで見栄えを良くし、汚れが付着し難いように且つ清掃
が容易に行えるようにした便座ボックスを提供せんとす
るものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採用した手
段は、背面側を壁面へ接合させた状態で設置するタイプ
の便器本体の後部上面へ取り付けられる便座ボックスに
おいて、便座及び便蓋取付用のヒンジ部と、便器本体の
後部上面を覆うカバー部とを形成して成り、該カバー部
は前記ヒンジ部から便器本体背面側の壁面へ至る便器本
体後部上面の領域全てを覆うものであることを特徴とす
る便座ボックスである。
段は、背面側を壁面へ接合させた状態で設置するタイプ
の便器本体の後部上面へ取り付けられる便座ボックスに
おいて、便座及び便蓋取付用のヒンジ部と、便器本体の
後部上面を覆うカバー部とを形成して成り、該カバー部
は前記ヒンジ部から便器本体背面側の壁面へ至る便器本
体後部上面の領域全てを覆うものであることを特徴とす
る便座ボックスである。
本考案の便座ボックスは、便座及び便蓋の取付用ヒンジ
部から壁面へ至る領域の便器後部上面を覆うカバー部を
備えている。従って、便座及び便蓋の取付部分から壁面
へ至る領域の便器本体の後部上面に取り付けられた給水
金具やその他の附属機器等が、露出することはなく、見
栄えがよい。またカバー部は平坦であり、汚れ等が付着
し難く、清掃も容易である。
部から壁面へ至る領域の便器後部上面を覆うカバー部を
備えている。従って、便座及び便蓋の取付部分から壁面
へ至る領域の便器本体の後部上面に取り付けられた給水
金具やその他の附属機器等が、露出することはなく、見
栄えがよい。またカバー部は平坦であり、汚れ等が付着
し難く、清掃も容易である。
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて説
明すると次の通りである。
明すると次の通りである。
第1図及び第2図は、本考案をトイレ室床面1に自立で
きる壁掛け式のブローアウト便器2へ適用した実施例を
示すものであり、第1図は全体を示す縦断面側面図、第
2図は同側面図である。なお、ブローアウト便器2と
は、給水金具3から給水室4へ供給された洗浄水を、給
水圧を利用して噴出孔5から排水通路6へ噴出し、この
噴出水の水勢により汚物を搬出するようにした便器のこ
とを言う。第1図及び第2図に示すブローアウト便器2
は、便器本体7の背面7a側を壁面8へ密着させて取り付
けるようにしている。詳しい取付構造については図示を
省略する。
きる壁掛け式のブローアウト便器2へ適用した実施例を
示すものであり、第1図は全体を示す縦断面側面図、第
2図は同側面図である。なお、ブローアウト便器2と
は、給水金具3から給水室4へ供給された洗浄水を、給
水圧を利用して噴出孔5から排水通路6へ噴出し、この
噴出水の水勢により汚物を搬出するようにした便器のこ
とを言う。第1図及び第2図に示すブローアウト便器2
は、便器本体7の背面7a側を壁面8へ密着させて取り付
けるようにしている。詳しい取付構造については図示を
省略する。
この実施例では、便器本体7の後部上面7b側に、第3図
の斜視図に示す便座ボックス9を設置するようにしてい
る。便座ボックス9は、便座10及び便蓋11を取り付ける
ためのヒンジ部12と、便器本体7の後部上面7bを覆うカ
バー部13とを有している。カバー部13は、ヒンジ部12か
ら連続して壁面8へ当接する大きさに設定され、壁面8
と接する背面側は、この実施例では開口面14となってい
る。即ち、カバー部13は便器本体7の後部上面7bのほぼ
全域を覆う大きさに設定されている。便座ボックス9の
取り付けは、前方側(ヒンジ部12寄り)の底壁15をボル
ト16等で便器本体7の後部上面7bへ締結することで行っ
ている。17は、カバー部13の後部側中央に穿設された給
水管18の挿通孔である。尚、給水管18は、給水金具3を
介して便器本体7の後部上面7bに取り付けられている。
の斜視図に示す便座ボックス9を設置するようにしてい
る。便座ボックス9は、便座10及び便蓋11を取り付ける
ためのヒンジ部12と、便器本体7の後部上面7bを覆うカ
バー部13とを有している。カバー部13は、ヒンジ部12か
ら連続して壁面8へ当接する大きさに設定され、壁面8
と接する背面側は、この実施例では開口面14となってい
る。即ち、カバー部13は便器本体7の後部上面7bのほぼ
全域を覆う大きさに設定されている。便座ボックス9の
取り付けは、前方側(ヒンジ部12寄り)の底壁15をボル
ト16等で便器本体7の後部上面7bへ締結することで行っ
ている。17は、カバー部13の後部側中央に穿設された給
水管18の挿通孔である。尚、給水管18は、給水金具3を
介して便器本体7の後部上面7bに取り付けられている。
このように便器本体7の後部上面7bのほぼ全域を、便座
ボックス9のカバー部13が覆っており、後部上面7bに取
り付けられた給水金具3等の附属機器又は脱臭室20(第
1図参照)等による後部上面7bの凹凸面が、直接見える
ことはない。そのため、外観上の見栄えは極めて良好で
ある。またトイレ室内に浮遊する塵埃等と前記給水金具
3や凹凸面等との直接的な接触をカバー部13で防止する
ことができる。しかも、カバー部13上の塵埃等はカバー
部13が平面の組み合わせであるので、その清掃等も容易
である。
ボックス9のカバー部13が覆っており、後部上面7bに取
り付けられた給水金具3等の附属機器又は脱臭室20(第
1図参照)等による後部上面7bの凹凸面が、直接見える
ことはない。そのため、外観上の見栄えは極めて良好で
ある。またトイレ室内に浮遊する塵埃等と前記給水金具
3や凹凸面等との直接的な接触をカバー部13で防止する
ことができる。しかも、カバー部13上の塵埃等はカバー
部13が平面の組み合わせであるので、その清掃等も容易
である。
ところで、本考案は上述した実施例に限定されるもので
はなく、便座ボックス9の形状や大きさ等は適宜の変更
が可能であり、例えば背面側に形成した開口14は閉塞さ
れたものであってもよい。
はなく、便座ボックス9の形状や大きさ等は適宜の変更
が可能であり、例えば背面側に形成した開口14は閉塞さ
れたものであってもよい。
以上説明したように本考案にあっては、背面側を壁面へ
接合させた状態で設置するタイプの便器本体の後部上面
へ取り付けられる便座ボックスにおいて、便座ボックス
のカバー部を壁面へ当接させるようにし、便器本体の後
部上面のほぼ全域を前記カバー部で覆うようにしたか
ら、外観上の見栄えが良く、清掃がし難い給水金具や凹
凸面への塵埃等の付着を防止することが可能である。
接合させた状態で設置するタイプの便器本体の後部上面
へ取り付けられる便座ボックスにおいて、便座ボックス
のカバー部を壁面へ当接させるようにし、便器本体の後
部上面のほぼ全域を前記カバー部で覆うようにしたか
ら、外観上の見栄えが良く、清掃がし難い給水金具や凹
凸面への塵埃等の付着を防止することが可能である。
またカバー部へ付着した塵埃等の清掃は、カバー部の形
状が平面的であり、極めて容易である。更に、カバー部
と壁面とが当接しており、カバー部の色調等を壁面と調
和させることにより、トイレ室内全体の統一を図ること
が可能である。
状が平面的であり、極めて容易である。更に、カバー部
と壁面とが当接しており、カバー部の色調等を壁面と調
和させることにより、トイレ室内全体の統一を図ること
が可能である。
図面はいずれも本考案の一実施例に係るものであり、第
1図はブローアウト便器の全体を示す縦断面側面図、第
2図は同側面図、第3図は便座ボックスの斜視図であ
る。 7……便器本体、7a……便器本体の背面 7b……便器本体の後部上面 8……壁面、9……便座ボックス 10……便座、11便蓋 12……ヒンジ、13……カバー部
1図はブローアウト便器の全体を示す縦断面側面図、第
2図は同側面図、第3図は便座ボックスの斜視図であ
る。 7……便器本体、7a……便器本体の背面 7b……便器本体の後部上面 8……壁面、9……便座ボックス 10……便座、11便蓋 12……ヒンジ、13……カバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 異相 一義 愛知県常滑市港町3丁目77番地 株式会社 イナックス榎戸工場内 (56)参考文献 実公 昭55−20871(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】背面側を壁面へ接合させた状態で設置する
タイプの便器本体の後部上面へ取り付けられる便座ボッ
クスにおいて、便座及び便蓋取付用のヒンジ部と、便器
本体の後部上面を覆うカバー部とを形成して成り、該カ
バー部は前記ヒンジ部から便器本体背面側の壁面へ至る
便器本体後部上面の領域全てを覆うものであることを特
徴とする便座ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988089135U JPH0622316Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 便座ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988089135U JPH0622316Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 便座ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0211499U JPH0211499U (ja) | 1990-01-24 |
JPH0622316Y2 true JPH0622316Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31313686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988089135U Expired - Lifetime JPH0622316Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 便座ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622316Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2571878Y2 (ja) * | 1991-03-13 | 1998-05-20 | アイシン精機株式会社 | 人体局部洗浄装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5932400Y2 (ja) * | 1980-05-14 | 1984-09-11 | 松下電器産業株式会社 | 電気暖房便座 |
JPH0354220Y2 (ja) * | 1984-10-31 | 1991-11-28 | ||
JPH067111Y2 (ja) * | 1987-01-14 | 1994-02-23 | 松下電工株式会社 | 便器装置 |
-
1988
- 1988-07-05 JP JP1988089135U patent/JPH0622316Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0211499U (ja) | 1990-01-24 |
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