JPH0354220Y2 - - Google Patents

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JPH0354220Y2
JPH0354220Y2 JP1984166277U JP16627784U JPH0354220Y2 JP H0354220 Y2 JPH0354220 Y2 JP H0354220Y2 JP 1984166277 U JP1984166277 U JP 1984166277U JP 16627784 U JP16627784 U JP 16627784U JP H0354220 Y2 JPH0354220 Y2 JP H0354220Y2
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toilet seat
toilet
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bowl
hot air
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JP1984166277U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、便器ボール部内に滞留する空気を便
座に形成した排気流路から外部に排出して臭気を
排除する構成の便座に関する。
〔従来の技術〕
従来、電子産業や食品加工のクリーンルームに
備えつけられる洗浄及び乾燥機能付の便座は、ル
ーム内の空気清浄度を保つためと防臭を目的とし
て、便器ボール部内に滞留する空気をルーム外に
排出する構成としている。
この空気循環排出機構としては、実公昭57−
36080号公報に記載されているように、便器本体
のリム面上に内部を中空に形成した便座を配置す
るとともにこの便座の下面に複数の開口を設け、
便器ボール部内の臭気をこの開口から吸引して外
部に排出する構成が一般に採用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来構造では、便器リム面
と便座間に隙間があるため、ボール部内の空気だ
けでなく便器の周囲の空気も吸引するので効率が
悪く、排気用のフアンのモータを大きくしなけれ
ばならない。また、局部乾燥のために乾燥用の空
気をボール部内に供給した場合、この隙間からル
ーム内に臭気が放散してしまう恐れがある。
また、乾燥用の空気はフイルタ等で予め清浄化
されてはいるものの、配備されたダクト内を通過
する間に異物や埃等がルーム内に侵入することと
なり、空気の清浄度を低下させてしまうという問
題がある。
さらに、便座内の中空部へ空気を吸引する場
合、ボール部内の乾燥用の温風以外にルーム内の
空気も隙間から同時に吸引されるので、温風がボ
ール部内に滞留する比率が大きくなつて用便中の
臭気を完全に除去できない欠点もある。
本考案の目的は、便器ボール部内に滞留する空
気の便器外への放散を防止して臭気の完全除去を
可能とすることにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、便器のリム面に載置した便座内に中
空部を形成し、同便座に便器ボール部と上記中空
部内とを連通する排気口を開設し、かつ便器ボー
ル部内の空気を吸引装置により前記中空部から外
部に排出する構成とした便座において、前記便座
の後端に収納部に設けると共に該収納部の中に局
部洗浄用の洗浄ノズル及び乾燥用の温風ユニツト
を設け、前記便座の内郭を便器リム内郭より小さ
くしてその内郭縁に便座の底面よりも下に突き出
した垂下部を設け、前記便座の全周の下面と便器
リムとの当接面にシール部を設け、更に前記排気
口を、前記温風ユニツトからの温風噴出端に対向
し温風の流れ方向の下流域に含まれた便座先端側
の底面に配置したことを特徴とする。
便座の下面と便器リムとの間に設けたシール部
によつて、用便時の異臭が外に拡散することが抑
えられ、異臭を逃がすことなく排気口から外部に
回収できる。また、便座の前端側に設けた排気口
に向けて温風が流れるので、排臭装置を作動させ
ておけば温風は速やかに便座内の排気流路に吸引
され、乾燥時に温風によつて空気が流動化されて
も、温風の放出による異臭の拡散も抑えられる。
更に、便座の底面に開けた排気口は便座の内郭縁
に設けた垂下部の影に隠れるようになるので、洗
浄ノズルからの洗浄水が飛散しても水が排気流路
の中に入り込むことが防止される。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図はクリーンルームに配置した洋風大便器
に洗浄及び乾燥機能を持つ便座を載置した状態の
縦断面図、第2図は一部切欠平面図、第3図は便
座の底面図である。
第1図において、Aはグレーチングやパンチン
グメタル等で形成したクリーンルームの床面、B
はルーム内外を遮断する壁で、ルーム内には上部
に設けたフイルタ(図示せず)から供給した清浄
な空気が床面Aから外部に排出されて再循環する
システムとなつている。
1は壁Bに後部を密着して配置した大便器で、
壁Bを貫通してリム通水路2及びボール部3へ洗
浄水を供給する給水管4及びボール部3に連通し
て汚物を洗浄水とともに外部に排出する排水管5
を連結している。
6は大便器1の後部上面に位置し局部に温水を
噴出する洗浄ノズルで、円筒状のケース7内を駆
動モータMの作動により軸線方向に進退し、洗浄
水供給管8からの温水を所定位置から噴射可能で
ある。
10は大便器1の上面に固定した便座で、大便
器1のリム面9全面を被覆するとともに洗浄ノズ
ル6及びその駆動機構をカバーする収納部11を
合成樹脂で一体成形したもので、その外郭は大便
器1の外郭形状と略同じで内郭はリム面9の内郭
よりやや小さく形成され、さらに大便器1への密
着を図るためにリム面9に当接する部分には弾性
ゴムを素材としたシール部12を備えている。
便座10にはリム面9上を略一周するような中
空部13を形成し、収納部11の両側にこの中空
部13に連通する連絡路14を配置している。
さらに、便座10にはリム面9の開口内縁から
中央側へ離れた位置にリム面9より下方に伸延す
る垂下部15を形成し、この垂下部15とリム間
のシール部12に排気口16を開設している。こ
の排気口16は便座10の先端部とその近傍の左
右両位置に形成した長穴状であり、排気口16か
ら中空部13、連絡路14によりボール部3内が
外部に連通する。
収納部11内には、ボール部3に局部乾燥のた
めの温風を供給するためのダクト17を二列配置
し、その開口端部に位置する垂下部15に切欠1
8を設けて温風をボール部3内の人体肛門の後方
位置に供給可能である。
19,20は取付板21により大便器1に固定
した給気及び排気ソケツトで、このソケツト1
9,20は壁Bを貫通してクリーンルーム内外を
連絡している。給気ソケツト19はダクト17を
気密状に連結し、排気ソケツト20は連絡路14
に連通している。尚、取付板21は洗浄ノズル及
びダクト17を載置して大便器1に固定される機
能部取付板22に連結し、便座10をビス23に
よりこの機能部取付板22に固定している。
24は給気ソケツト19に連通し外部から温風
を供給する空気供給管で、ルーム外に配置した温
風ユニツト25に接続している。この温風ユニツ
ト25はその内部に給気フアン26、ヒータ27
及びセラミツクを素材としたフイルタ28を有
し、清浄度の高い温風を大便器のボール部3に供
給する。
また、29は排気ソケツト20に連通し中途に
排気フアン30を備えた排気管で、この排気フア
ン30の吸引力によりボール部3内の空気を外部
に排出可能である。
これらの給気及び排気フアン26,30、ヒー
タ27、洗浄ノズル6の駆動モータMへの通電は
外部に設けた制御部により一連のタイムチヤート
に従つて行う。この制御部への信号入力は壁Bに
配置した光電型の第1センサ31と、大便器1の
側方に位置し使用者の手の動きに感応する第2セ
ンサ32により行ない、各機器を洗浄、乾燥及び
臭気排出のために作動させる制御系となしてお
く。
上記構成において、人が便座10に着座すると
第1センサ31がこれを検知して制御部に信号を
入力し、排気フアン30が作動するとともに洗浄
水供給管8に設けた電磁フラツシユバルブ(図示
せず)を開弁する。これにより、ボール部3に洗
浄水を供給するとともに、ボール内3内の空気が
便座10の排気口16から吸引されて外部に排出
される。
次に、第2センサ32の前で手を光電管の光路
を遮るように動かすと、制御部の信号により駆動
モータMが作動して洗浄ノズル6が洗浄位置まで
伸出し、洗浄水噴射により洗浄過程を行う。
洗浄終了後、さらに第2センサ32の前で手を
動かすと、駆動モータMが逆回転して洗浄ノズル
6をケース7方向に移動させて収納した後給気フ
アン26が作動するとともにヒータ27に通電
し、温風をボール部3内に供給して乾燥過程に移
行する。
さらに、乾燥を終えて人が大便器1から離れる
と、第1センサ31がこれを検知して制御部によ
り再び電磁フラツシユバルブが開弁し、ボール部
3内に洗浄水を供給して汚物を排出する。この排
出後、電磁フラツシユバルブが閉弁し、さらに一
定時間経過すると排気フアン30が停止し、一連
の動作を完了する。
上記動作において、排気フアン30は人が便座
10に着座すると同時に作動を開始し、用便後人
が離れた後も継続して一定時間ボール部3内の空
気を外部に排出し、臭気の除去を行う。
局部乾燥時は、ダクト17からの温風はボール
部3内の人体肛門後方位置で合流して大便器1の
先端部方向に流れながら身体に付着した洗浄水を
乾燥させ、排気口16から便座10の中空部13
内へ吸引される。
この排気口16は大便器1の前部側に設けてい
るので、ダクト17から噴出されてボール部3内
を流動する温風を臭気とともに効率よく吸引可能
である。
ここで、便座10はその下面に設けたシール部
12が大便器1のリム面9に密着しかつ上方は前
部を除いて身体で覆われるので、ボール部3内か
ら臭気が漏れるとすればこの領域になる。しか
し、ボール部3内の空気は常に排気口16から中
空部13に吸引されるので、便器外の空気がこの
部分からボール部3内に流入するので、臭気の放
散を生じることはなく、確実にボール部3内に滞
留する空気を排出可能である。
さらに、便座10の下面には垂下部15を形成
しているので、この垂下部15と便器リムの開口
内周縁間に滞留する空気はこの垂下部15がガイ
ドとして機能して整流化され、速やかに排出でき
る。
また、洗浄時において洗浄ノズル6から噴射さ
れた洗浄水は身体からのはね返り現象を起こす
が、垂下部15によつて水の排気口16への流入
を防止できる。従つて、空気の排気流路を常に乾
燥状態に保ち、流路系に何らかの原因で逆流が生
じても周囲環境に悪影響を与える恐れもない。
尚、以上の実施例では空気清浄度の極めて高い
クリーンルーム用の便所に関して述べたが、一般
の便所に使用してもよく、また洗浄機能及び乾燥
機能を持たない便座にも本考案を適用できること
は言うまでもない。
〔考案の効果〕
本考案に係る便座は、便座を便器本体に密着す
るシール部を設け、人が着座した状態で臭気の放
散を生じる可能性がありかつ局部乾燥時に流動す
る空気が最も集中する便器前部側に排気口を設け
た構成としたので、臭気が便器外に放散すること
なく円滑に排気でき、周囲の空気清浄度を保つと
ともに臭気の放散を防止できる。また、排気口は
垂下部の影になる配置なので、洗浄ノズルからの
洗浄水が飛散してもこれが排気口から排気流路に
入り込むことがなく、局部洗浄機能を備えた便座
であつても支障なく使える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る便座を洋式大便器に載置
した状態の縦断面図、第2図は同一部切欠平面
図、第3図は便座の底面図、第4図は据付状態を
示す斜視図である。 1……大便器、3……ボール部、4……給水
管、5……排水管、6……洗浄ノズル、8……洗
浄水供給管、9……リム面、10……便座、12
……シール部、13……中空部、14……連絡
路、15……垂下部、16……排気口、17……
ダクト、19……給気ソケツト、20……排気ソ
ケツト、24……空気供給管、25……温風ユニ
ツト、26……給気フアン、27……ヒータ、2
8……フイルタ、29……排気管、30……排気
フアン、31……第1センサ、32……第2セン
サ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 便器のリム面に載置した便座内に中空部を形成
    し、同便座に便器ボール部と上記中空部内とを連
    通する排気口を開設し、かつ便器ボール部内の空
    気を吸引装置により前記中空部から外部に排出す
    る構成とした便座において、 前記便座の後端に収納部を設けると共に該収納
    部の中に局部洗浄用の洗浄ノズル及び乾燥用の温
    風ユニツトを設け、 前記便座の内郭を便器リム内郭より小さくして
    その内郭縁に便座の底面よりも下に突き出した垂
    下部を設け、 前記便座の全周の下面と便器リムとの当接面に
    シール部を設け、 更に前記排気口を、前記温風ユニツトからの温
    風噴出端に対向し温風の流れ方向の下流域に含ま
    れた便座先端側の底面に配置したことを特徴とす
    る便座。
JP1984166277U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0354220Y2 (ja)

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JP1984166277U JPH0354220Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JP1984166277U JPH0354220Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6180871U JPS6180871U (ja) 1986-05-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002266406A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Toto Ltd 温水洗浄便座

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