JPH0886000A

JPH0886000A - 洋風便器

Info

Publication number: JPH0886000A
Application number: JP22166194A
Authority: JP
Inventors: Satoru Satomura; 悟里村
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 1994-09-16
Filing date: 1994-09-16
Publication date: 1996-04-02

Abstract

(57)【要約】【構成】洋風便器１の背面に凹部３が設けられ、カバ
ー６で覆われている。このカバー６の内側に床からの給
水配管２が配設されると共に、洋風便器固定用ビス５も
この凹部３内に配置されている。【効果】背面がカバーで覆われ、且つカバーと洋風便
器の外面が連続面となっているため、洋風便器の背面に
ゴミや塵が溜りにくい。また、連続面であるため、清掃
も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はトイレルームの床面上に
設置される床置き型の洋風便器に係り、特に背面の構成
を改良した洋風便器に関する。

【０００２】

【従来の技術】床置き型の洋風便器の背面に給水配管を
接続したトイレルームは周知である。従来、この給水配
管は、トイレルームの壁面や床面からトイレルーム内に
引き出されるか、又はハイタンクや壁付型ロータンクか
らトイレルーム壁面に沿って引き回されている。

【０００３】この床置き型洋風便器を床面に固定するた
めの取付ビスを洋風便器の後部に配置することがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の床置き型洋
風便器は、給水配管や取付ビスが目立ち、美感に劣る。
また、給水配管や取付ビスが洋風便器外面から突出し、
ゴミや塵が隅に溜り易い。また、清掃も行いにくい。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１の洋風便器は、
トイレルームの床面上に設置される床置き型の洋風便器
において、該洋風便器の背面に該洋風便器とは別体のカ
バーを取り付け、該洋風便器の外面とカバー外面とを連
続面としたことを特徴とするものである。

【０００６】請求項２の洋風便器は、トイレルームの床
面上に設置される床置き型の洋風便器において、該洋風
便器の背面に配管及び便器取付具の少なくとも一方の部
材が設けられると共に、該部材を覆うカバーが着脱可能
に該洋風便器に取り付けられていることを特徴とするも
のである。

【０００７】請求項３の洋風便器は、請求項２におい
て、前記配管は給水配管であり、該洋風便器の背後を下
方に引き回されてトイレルームの床面に達しており、前
記カバーは該給水配管の全体を覆っていることを特徴と
するものである。

【０００８】

【作用】請求項１の洋風便器においては、背面がカバー
で覆われ、且つカバーと洋風便器の外面が連続面となっ
ているため、洋風便器の背面にゴミや塵が溜りにくい。
また、連続面であるため、清掃も容易である。

【０００９】請求項２，３の洋風便器においては、配管
や便器取付具が洋風便器の背面から突出していても、そ
の隅部にゴミや塵が溜りにくい。また、清掃も容易であ
る。

【００１０】請求項３の洋風便器においては、給水配管
が全く露出せず、美感及び清掃性がきわめて良好であ
る。

【００１１】

【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。第１図（ａ）は実施例に係る洋風便器のカバー装着
時の斜視図、第１図（ｂ）はカバー取外し時の斜視図で
ある。第２図はこの洋風便器の設置状態を示す透視斜視
図である。

【００１２】トイレルームの床面上に設置される床置き
型の洋風便器１の背面に給水配管２が接続されている。
本実施例では、洋風便器１の背面に凹部３が形成されて
おり、この凹部３内に給水配管２が配設されている。洋
風便器１の背面の双方の側縁１ａ，１ｂは袖壁状に後方
に延出しており、この側縁１ａ，１ｂの内側の底部にフ
ランジ部４が設けられている。このフランジ部４には上
下方向に貫通する開口（図示略）が設けられている。ビ
ス５がこの開口を通してトイレルーム床面にねじ込まれ
ることにより、該洋風便器１が床に固定されている。

【００１３】前記給水配管２は、該床から引き出され、
前記凹部３内を上方に延在され、該凹部３の上部におい
て洋風便器１に接続されている。

【００１４】この凹部３を覆うようにカバー６が洋風便
器１に着脱自在に装着されている。カバー６を洋風便器
１に留め付ける手段としては、マグネット、両面テー
プ、平面ファスナ（商品名マジックテープ）などを用い
ることができる。また、前記ビス５の頭部や給水配管２
に掛止させても良い。さらに、洋風便器１の背面に凸又
は凹状の係止部を設けておき、カバー６に設けられた凹
又は凸状の係合部を該係止部に係合させるようにしても
良い。

【００１５】本実施例では、洋風便器１の前寄りの側面
部に凹所７が設けられ、この凹所７内の底面部を通して
便器固定用ビス８がトイレルーム床面にねじ込まれてい
る。この凹所７も着脱自在なカバー９により覆われてい
る。

【００１６】これらのカバー６，９はその外面が洋風便
器１の外面と連続面をなすように形成されている。

【００１７】このように構成された洋風便器１において
は、給水配管２やビス５，８が全く露出せず、しかもカ
バー６，９の外面が洋風便器１の外面と連続面を形成し
ているため、美感に著しく優れると共に、外面の清掃
（特に拭き掃除）が容易である。

【００１８】さらに、給水配管２の付け根や裏側、ビス
５，８の頭部周囲などにゴミや塵が溜ることもない。

【００１９】なお、第２図の通り、この洋風便器１をト
イレルーム１０の中央に配置しても、該洋風便器１の後
部が美感の良いものであるため、トイレルーム１０内の
全体の見栄えも良い。なお１１は窓を示す。

【００２０】

【発明の効果】請求項１の洋風便器においては、洋風便
器の背面にゴミや塵が溜りにくい。また、清掃も容易で
ある。

【００２１】請求項２，３の洋風便器においては、配管
や便器取付具が洋風便器の背面から突出していても、そ
の隅部にゴミや塵が溜りにくい。また、連続面であるた
め、清掃も容易である。

【００２２】請求項３の洋風便器は、美感及び清掃性が
きわめて良好である。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例に係る洋風便器を示す斜視図である。

【図２】実施例に係る洋風便器を設置したトイレルーム
の透視斜視図である。

【符号の説明】

１洋風便器２給水配管３凹部５，８ビス６，９カバー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】トイレルームの床面上に設置される床置
き型の洋風便器において、該洋風便器の背面に該洋風便
器とは別体のカバーを取り付け、該洋風便器の外面とカ
バー外面とを連続面としたことを特徴とする洋風便器。
【請求項２】トイレルームの床面上に設置される床置
き型の洋風便器において、該洋風便器の背面に配管及び
便器取付具の少なくとも一方の部材が設けられると共
に、該部材を覆うカバーが着脱可能に該洋風便器に取り
付けられていることを特徴とする洋風便器。
【請求項３】請求項２において、前記配管は給水配管
であり、該洋風便器の背後を下方に引き回されてトイレ
ルームの床面に達しており、前記カバーは該給水配管の
全体を覆っていることを特徴とする洋風便器。