JPH0960084A - 温水洗浄装置 - Google Patents
温水洗浄装置Info
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- JPH0960084A JPH0960084A JP22143795A JP22143795A JPH0960084A JP H0960084 A JPH0960084 A JP H0960084A JP 22143795 A JP22143795 A JP 22143795A JP 22143795 A JP22143795 A JP 22143795A JP H0960084 A JPH0960084 A JP H0960084A
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- water storage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 次のような温水洗浄装置を得ること。
(1)汎用性があり簡単に便所に設置できること。
(2)小型で安定な洗浄器本体を備えたこと。
(3)簡単な構造で貯湯タンク内の気泡を確実に排出で
きること。 (4)貯湯タンク内の水の温度制御や水位の検出などを
確実に行うことができ、安全であること。 【解決手段】 給水された水をヒータ28で加熱する貯
湯タンク15、及び貯湯タンク15の温水をノズルに送
る給水ポンプ60a,60bなどを内蔵した洗浄器本体
1と、洗浄器本体1から送られた温水を噴射するノズル
を備えたノズルユニットとからなり、貯湯タンク15と
給水ポンプ60a,60bとを横方向に並設した。
きること。 (4)貯湯タンク内の水の温度制御や水位の検出などを
確実に行うことができ、安全であること。 【解決手段】 給水された水をヒータ28で加熱する貯
湯タンク15、及び貯湯タンク15の温水をノズルに送
る給水ポンプ60a,60bなどを内蔵した洗浄器本体
1と、洗浄器本体1から送られた温水を噴射するノズル
を備えたノズルユニットとからなり、貯湯タンク15と
給水ポンプ60a,60bとを横方向に並設した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便所に設置して洗
浄用の温水を噴出する温水洗浄装置に係り、特に、既設
の便器に設置して有効な温水洗浄装置に関するものであ
る。
浄用の温水を噴出する温水洗浄装置に係り、特に、既設
の便器に設置して有効な温水洗浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】既設の便器に温水洗浄器を設置する場合
は、一般に、便器の便座を外してノズルを備えた支持板
(ノズルを別に設けたものもある)を便器本体に固定す
る。そして、この支持板の一端を、ヒータ、給水ポンプ
などを有し便器本体の近傍に設置された洗浄器本体の側
壁に固定し、再び便座を便器本体に取付けて支持板を両
者の間に保持させる。このような温水洗浄器において
は、先ず、洗浄器本体内に洗浄水タンク(ロータンク)
から給水してヒータに通電し、洗浄器本体内の水を所定
の温度に加熱しておく。そして、使用する場合は、洗浄
器本体に設けたボタンを押すと給水ポンプが作動し、ノ
ズルに温水を送って噴出する(例えば、実公昭56−4
0941号、実公昭58−49276号、実公昭61−
33101号、実公平3−49176号、特公平5−4
0090号公報)。
は、一般に、便器の便座を外してノズルを備えた支持板
(ノズルを別に設けたものもある)を便器本体に固定す
る。そして、この支持板の一端を、ヒータ、給水ポンプ
などを有し便器本体の近傍に設置された洗浄器本体の側
壁に固定し、再び便座を便器本体に取付けて支持板を両
者の間に保持させる。このような温水洗浄器において
は、先ず、洗浄器本体内に洗浄水タンク(ロータンク)
から給水してヒータに通電し、洗浄器本体内の水を所定
の温度に加熱しておく。そして、使用する場合は、洗浄
器本体に設けたボタンを押すと給水ポンプが作動し、ノ
ズルに温水を送って噴出する(例えば、実公昭56−4
0941号、実公昭58−49276号、実公昭61−
33101号、実公平3−49176号、特公平5−4
0090号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既設の便器に温水洗浄
器を設置する場合は、上述のように便座を着脱したり支
持板を便器本体に固定したりしなければならないので工
事人に依頼しなければならないが、工事が面倒でその上
不潔な作業のため多額の工事費が必要である。
器を設置する場合は、上述のように便座を着脱したり支
持板を便器本体に固定したりしなければならないので工
事人に依頼しなければならないが、工事が面倒でその上
不潔な作業のため多額の工事費が必要である。
【0004】また、貯湯タンク内の温水をノズルに送る
給水ポンプは、通常、貯湯タンクの下に設けられている
ため(例えば、実公昭57−38071号、実公昭57
−48474号公報)、洗浄器本体の高さが高くなり、
その上不安定である。さらに、1台の給水ポンプを切換
スイッチによりおしり用ノズルとビデ用ノズルに切換え
て使用するようにしているため、切換スイッチが必要で
あるばかりでなく、給水ポンプの寿命も短い。また、貯
湯タンク内の水の加熱に伴ってヒータの周囲に気泡が生
じ、これが温水に混入して給水ポンプに侵入するとトラ
ブルの原因になるため、このような気泡は外部に排出し
なければならないが、そのための機構が複雑である(例
えば、実公昭57−48474号公報)。
給水ポンプは、通常、貯湯タンクの下に設けられている
ため(例えば、実公昭57−38071号、実公昭57
−48474号公報)、洗浄器本体の高さが高くなり、
その上不安定である。さらに、1台の給水ポンプを切換
スイッチによりおしり用ノズルとビデ用ノズルに切換え
て使用するようにしているため、切換スイッチが必要で
あるばかりでなく、給水ポンプの寿命も短い。また、貯
湯タンク内の水の加熱に伴ってヒータの周囲に気泡が生
じ、これが温水に混入して給水ポンプに侵入するとトラ
ブルの原因になるため、このような気泡は外部に排出し
なければならないが、そのための機構が複雑である(例
えば、実公昭57−48474号公報)。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、既設の便器に対しても便座を外すことな
く簡単に設置することのできる汎用性にすぐれた温水洗
浄装置を得ることを目的としたものである。また、本発
明は、小型でかつ安定な洗浄器本体を備えた温水洗浄装
置を得ることを目的としたものである。さらに、本発明
は、簡単な構造で貯湯タンク内の気泡を確実に排出でき
る温水洗浄装置を得ることを目的としたものである。ま
た、本発明は、貯湯タンク内の水の温度制御や水位の検
出などを確実に行うことのできる安全な温水洗浄装置を
得ることを目的としたものである。
されたもので、既設の便器に対しても便座を外すことな
く簡単に設置することのできる汎用性にすぐれた温水洗
浄装置を得ることを目的としたものである。また、本発
明は、小型でかつ安定な洗浄器本体を備えた温水洗浄装
置を得ることを目的としたものである。さらに、本発明
は、簡単な構造で貯湯タンク内の気泡を確実に排出でき
る温水洗浄装置を得ることを目的としたものである。ま
た、本発明は、貯湯タンク内の水の温度制御や水位の検
出などを確実に行うことのできる安全な温水洗浄装置を
得ることを目的としたものである。
【0006】
(1)本発明に係る温水洗浄装置は、給水された水をヒ
ータで加熱する貯湯タンク、及び貯湯タンクの温水をノ
ズルに送る給水ポンプなどを内蔵した洗浄器本体と、洗
浄器本体から送られた温水を噴射するノズルを備えたノ
ズルユニットとからなり、貯湯タンクと給水ポンプとを
横方向に並設したものである。
ータで加熱する貯湯タンク、及び貯湯タンクの温水をノ
ズルに送る給水ポンプなどを内蔵した洗浄器本体と、洗
浄器本体から送られた温水を噴射するノズルを備えたノ
ズルユニットとからなり、貯湯タンクと給水ポンプとを
横方向に並設したものである。
【0007】(2)上記(1)の温水洗浄装置におい
て、貯湯タンクを、貯湯室とこの貯湯室の上部において
横方向に延出された給湯室とによってほぼ逆L字状に構
成し、給湯室の下方に給水ポンプを配設して給水ポンプ
の吸込口を給湯室に結合したものである。 (3)上記(1)又は(2)の温水洗浄装置において、
給水ポンプの下部と洗浄器本体の底板との間に弾性部材
を配設したものである。
て、貯湯タンクを、貯湯室とこの貯湯室の上部において
横方向に延出された給湯室とによってほぼ逆L字状に構
成し、給湯室の下方に給水ポンプを配設して給水ポンプ
の吸込口を給湯室に結合したものである。 (3)上記(1)又は(2)の温水洗浄装置において、
給水ポンプの下部と洗浄器本体の底板との間に弾性部材
を配設したものである。
【0008】(4)上記(1)又は(2)の温水洗浄装
置において、貯湯タンクの上面板を傾斜面で形成し、そ
の最高所近傍に空気抜き穴を設けたものである。 (5)また、上記(1)又は(2)の温水洗浄装置にお
いて、貯湯タンクの上面板の少なくとも一部を貯湯室側
が低く給湯室側を高く傾斜して形成し、この上面板の最
高所近傍に空気抜き穴を設けたものである。
置において、貯湯タンクの上面板を傾斜面で形成し、そ
の最高所近傍に空気抜き穴を設けたものである。 (5)また、上記(1)又は(2)の温水洗浄装置にお
いて、貯湯タンクの上面板の少なくとも一部を貯湯室側
が低く給湯室側を高く傾斜して形成し、この上面板の最
高所近傍に空気抜き穴を設けたものである。
【0009】(6)上記(1)又は(2)の温水洗浄装
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室上に温度セン
サ及びサーモスタットを設けたものである。 (7)上記(4),(5)又は(6)の温水洗浄装置に
おいて、上面板の給湯室側にフロートスイッチを設けた
ものである。 (8)また、上記(6)又は(7)の温水洗浄装置にお
いて、サーモスタットを、フロートスイッチがOFFに
なっても少なくともその一部が水中にある位置に取付け
たものである。
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室上に温度セン
サ及びサーモスタットを設けたものである。 (7)上記(4),(5)又は(6)の温水洗浄装置に
おいて、上面板の給湯室側にフロートスイッチを設けた
ものである。 (8)また、上記(6)又は(7)の温水洗浄装置にお
いて、サーモスタットを、フロートスイッチがOFFに
なっても少なくともその一部が水中にある位置に取付け
たものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る温水洗浄装置
を既設の便器100に設置した状態を示す斜視図で、1
01は便器本体、102は便座、103は蓋、104は
洗浄水タンク(ロータンク)である。1は便器本体10
1の近傍に設置された本発明に係る温水洗浄装置の洗浄
器本体で、洗浄水タンク104に給水する蛇口105と
の間には、給水パイプ97が連結されている。98は一
端が洗浄器本体1に連結され、他端が蛇口105の近傍
に開口するオーバーフローパイプ、70は洗浄器本体1
に着脱自在に取付けられ、便器本体101の後部側(洗
浄水タンク104側)において便座102との間にセッ
トされたノズルユニットである。
を既設の便器100に設置した状態を示す斜視図で、1
01は便器本体、102は便座、103は蓋、104は
洗浄水タンク(ロータンク)である。1は便器本体10
1の近傍に設置された本発明に係る温水洗浄装置の洗浄
器本体で、洗浄水タンク104に給水する蛇口105と
の間には、給水パイプ97が連結されている。98は一
端が洗浄器本体1に連結され、他端が蛇口105の近傍
に開口するオーバーフローパイプ、70は洗浄器本体1
に着脱自在に取付けられ、便器本体101の後部側(洗
浄水タンク104側)において便座102との間にセッ
トされたノズルユニットである。
【0011】図2は本発明に係る温水洗浄装置の全体構
成を示す斜視図、図3は図1の系統図、図4は洗浄器本
体1の実施形態の縦断面図である。洗浄器本体1は偏平
なほぼ直方体状に形成されており、ケース本体2、底板
3及びカバー4からなっている。ケース本体2は上下が
開口されて後壁面(図4の左方)の上方に突出した凸部
により手掛け部である段部5が形成されており、前壁面
(図4の右方)は緩やかに後方に傾斜して下部になるに
したがって後退し、下端部は上端部より凹状に形成され
ている。6は前壁面の段部5とほぼ対応する位置に設け
た手掛け部である凹部、7は前壁面の下端部に設けた排
水溜りである。
成を示す斜視図、図3は図1の系統図、図4は洗浄器本
体1の実施形態の縦断面図である。洗浄器本体1は偏平
なほぼ直方体状に形成されており、ケース本体2、底板
3及びカバー4からなっている。ケース本体2は上下が
開口されて後壁面(図4の左方)の上方に突出した凸部
により手掛け部である段部5が形成されており、前壁面
(図4の右方)は緩やかに後方に傾斜して下部になるに
したがって後退し、下端部は上端部より凹状に形成され
ている。6は前壁面の段部5とほぼ対応する位置に設け
た手掛け部である凹部、7は前壁面の下端部に設けた排
水溜りである。
【0012】ケース本体2の下端部には底板3が固定さ
れて開口部が閉塞されており、この底板3の下面には脚
8が取付けられ、ほぼ中央部には貫通穴9が、また、上
面の前部寄りには円筒状のポンプ受部10a,10bが
設けられている。11はポンプ受部10a,10bの底
部に設けた通気穴、12は上面に設けられた後述の貯湯
タンクの支持台である。
れて開口部が閉塞されており、この底板3の下面には脚
8が取付けられ、ほぼ中央部には貫通穴9が、また、上
面の前部寄りには円筒状のポンプ受部10a,10bが
設けられている。11はポンプ受部10a,10bの底
部に設けた通気穴、12は上面に設けられた後述の貯湯
タンクの支持台である。
【0013】15はケース本体2内に設置された貯湯タ
ンクで、貯湯室17とその上部が横方向に延出された
(図には前部側に延出した場合が示してある)給湯室1
8とからなるほぼ逆L字状のタンク本体16と、上面板
であるカバー25とからなり、タンク本体16の貯湯室
17の底部には、底板3に設けた貫通穴9から突出した
水抜き口19が設けられており、給湯室18にはポンプ
の給湯口20a,20bが設けられている。21は貯湯
室17と給湯室18との境界部近傍に設けられた堰板
で、カバー25との間には通水路22が形成されてお
り、下部には通水穴23が設けられている。なお、この
堰板21は熱伝導の良好な材料を用いてもよい。
ンクで、貯湯室17とその上部が横方向に延出された
(図には前部側に延出した場合が示してある)給湯室1
8とからなるほぼ逆L字状のタンク本体16と、上面板
であるカバー25とからなり、タンク本体16の貯湯室
17の底部には、底板3に設けた貫通穴9から突出した
水抜き口19が設けられており、給湯室18にはポンプ
の給湯口20a,20bが設けられている。21は貯湯
室17と給湯室18との境界部近傍に設けられた堰板
で、カバー25との間には通水路22が形成されてお
り、下部には通水穴23が設けられている。なお、この
堰板21は熱伝導の良好な材料を用いてもよい。
【0014】タンク本体16の上部開口部を閉塞するカ
バー25は、貯湯室17側が低く、給湯室18側が高く
なるように傾斜して形成されている(図には階段状に形
成した場合を示してある)。なお、この傾斜又は階段は
カバー25の一部(例えば、幅方向の中央部の前後方
向)に形成してもよい。そして、貯湯室17側の上面に
は後述のサブタンクの給水管が接続される連結部26が
設けられており、下面にはこの連結部26と連通して同
心的に形成され、タンク本体16の貯湯室17内に挿入
される給水管27が垂設されている。このように、カバ
ー25を貯湯室17側が低く給湯室18側を高く形成す
ることにより、貯湯室17の水量を少なくして後述のヒ
ータ28による水の加熱効率を高めることができ、ま
た、給湯室18側に充分な温水を貯留することにより給
水ポンプからノズルに送る温水に余裕を持たせることが
できる。なお、カバー25は、全体又はその一部を断面
二等辺三角形状、不等辺三角形状などの傾斜面によって
形成し、その最高所近傍に空気抜き穴31を設けてもよ
い。
バー25は、貯湯室17側が低く、給湯室18側が高く
なるように傾斜して形成されている(図には階段状に形
成した場合を示してある)。なお、この傾斜又は階段は
カバー25の一部(例えば、幅方向の中央部の前後方
向)に形成してもよい。そして、貯湯室17側の上面に
は後述のサブタンクの給水管が接続される連結部26が
設けられており、下面にはこの連結部26と連通して同
心的に形成され、タンク本体16の貯湯室17内に挿入
される給水管27が垂設されている。このように、カバ
ー25を貯湯室17側が低く給湯室18側を高く形成す
ることにより、貯湯室17の水量を少なくして後述のヒ
ータ28による水の加熱効率を高めることができ、ま
た、給湯室18側に充分な温水を貯留することにより給
水ポンプからノズルに送る温水に余裕を持たせることが
できる。なお、カバー25は、全体又はその一部を断面
二等辺三角形状、不等辺三角形状などの傾斜面によって
形成し、その最高所近傍に空気抜き穴31を設けてもよ
い。
【0015】28は給水管27に近接してカバー25に
取付けられ、貯湯室17内に配設されたヒータ、29,
30は貯湯室17の上方においてカバー25に取付けら
れたサーモスタット及び温度センサである。31はカバ
ー25の最高所近傍に設けられた空気抜き穴で、後述の
空気抜きパイプ46が接続される。32は給湯室18の
上方において、空気抜き穴31の近傍に配設されてカバ
ー25に取付けられたフロートスイッチ、33はヒータ
28に近接してカバー25に設けられた温度ヒューズで
ある。
取付けられ、貯湯室17内に配設されたヒータ、29,
30は貯湯室17の上方においてカバー25に取付けら
れたサーモスタット及び温度センサである。31はカバ
ー25の最高所近傍に設けられた空気抜き穴で、後述の
空気抜きパイプ46が接続される。32は給湯室18の
上方において、空気抜き穴31の近傍に配設されてカバ
ー25に取付けられたフロートスイッチ、33はヒータ
28に近接してカバー25に設けられた温度ヒューズで
ある。
【0016】このように、本発明においては、ヒータ2
8、サーモスタット29、温度センサ30、フロートス
イッチ32及び温度ヒューズ33などの電気部品をカバ
ー25に取付けたので配線が容易であり、また、これら
電気部品をセットしたカバー25をパッキンを介してタ
ンク本体16の開口部に取付ければよいので、組立及び
配線処理がきわめて容易である。なお、図示してない
が、後述の電源基板48からヒータ28、給水ポンプ6
0a,60bなどには通電線が、また操作基板49から
サーモスタット29、温度センサ30、フロートスイッ
チ32などには信号線がそれぞれ配線されている。
8、サーモスタット29、温度センサ30、フロートス
イッチ32及び温度ヒューズ33などの電気部品をカバ
ー25に取付けたので配線が容易であり、また、これら
電気部品をセットしたカバー25をパッキンを介してタ
ンク本体16の開口部に取付ければよいので、組立及び
配線処理がきわめて容易である。なお、図示してない
が、後述の電源基板48からヒータ28、給水ポンプ6
0a,60bなどには通電線が、また操作基板49から
サーモスタット29、温度センサ30、フロートスイッ
チ32などには信号線がそれぞれ配線されている。
【0017】温度センサ30は貯湯室17内の湯温を常
時測定しており、湯温が所定の温度(例えば42℃)を
超えると、後述の操作基板に設けた制御部へ信号を送っ
てヒータ28への通電を停止し、湯温が所定温度以下に
なると再び通電して湯温をほぼ所定温度に維持する。サ
ーモスタット29は、湯温が所定の温度を超えてもなん
らかの理由によってヒータ28への通電が停止せず、湯
温がさらに上昇してある温度(例えば、50℃)に達す
ると、自動的に作動してヒータ28への通電を停止す
る。
時測定しており、湯温が所定の温度(例えば42℃)を
超えると、後述の操作基板に設けた制御部へ信号を送っ
てヒータ28への通電を停止し、湯温が所定温度以下に
なると再び通電して湯温をほぼ所定温度に維持する。サ
ーモスタット29は、湯温が所定の温度を超えてもなん
らかの理由によってヒータ28への通電が停止せず、湯
温がさらに上昇してある温度(例えば、50℃)に達す
ると、自動的に作動してヒータ28への通電を停止す
る。
【0018】温度ヒューズ33は湯温がさらに上昇して
もサーモスタット29が作動せず、さらに上昇してある
温度(例えば70℃)に達するとヒータ28への通電を
遮断する。このように、本発明においては、貯湯室17
内の温度につき、温度センサ30、サーモスタット29
及び温度ヒューズ33の3段階の制御手段を備え、安全
を期している。
もサーモスタット29が作動せず、さらに上昇してある
温度(例えば70℃)に達するとヒータ28への通電を
遮断する。このように、本発明においては、貯湯室17
内の温度につき、温度センサ30、サーモスタット29
及び温度ヒューズ33の3段階の制御手段を備え、安全
を期している。
【0019】また、フロートスイッチ32は貯湯タンク
15内の水の水位を常時監視しており、水位が所定の範
囲内にあるとき(ON状態)は後述の給水ポンプへの通
電を可能な状態に維持し、水位が下降してフロートスイ
ッチ32が下限に達すると(OFF状態)制御部へ信号
を送り、給水ポンプへの通電を不能にすると共に、水無
し表示器に表示する。なお、サーモスタット29は、貯
湯タンク15内の水位が低下してフロートスイッチ32
がOFFしても、その一部がなお水中にある高さ位置に
設けることが望ましく、これにより、浄水器本体1が傾
いて設置されるなどの状態にあっても水位の変動を確実
に検出することができる。
15内の水の水位を常時監視しており、水位が所定の範
囲内にあるとき(ON状態)は後述の給水ポンプへの通
電を可能な状態に維持し、水位が下降してフロートスイ
ッチ32が下限に達すると(OFF状態)制御部へ信号
を送り、給水ポンプへの通電を不能にすると共に、水無
し表示器に表示する。なお、サーモスタット29は、貯
湯タンク15内の水位が低下してフロートスイッチ32
がOFFしても、その一部がなお水中にある高さ位置に
設けることが望ましく、これにより、浄水器本体1が傾
いて設置されるなどの状態にあっても水位の変動を確実
に検出することができる。
【0020】35は貯溜タンク15上に設置されたトレ
ーで、周壁の上端部は斜め外方に折曲げられて後述のサ
ブタンクの着脱を容易にしてあり、後部側には貫通穴3
6が設けられている。37は排水パイプ38の接続口
で、排水パイプ38の下端部はタンク本体2の前壁面に
設けた開口部2aに取付けられ、排水溜り7に臨んでい
る。なお、図にはトレー35をほぼ水平に設置した場合
を示してあるが、前部側を低く、傾斜して設置してもよ
い。
ーで、周壁の上端部は斜め外方に折曲げられて後述のサ
ブタンクの着脱を容易にしてあり、後部側には貫通穴3
6が設けられている。37は排水パイプ38の接続口
で、排水パイプ38の下端部はタンク本体2の前壁面に
設けた開口部2aに取付けられ、排水溜り7に臨んでい
る。なお、図にはトレー35をほぼ水平に設置した場合
を示してあるが、前部側を低く、傾斜して設置してもよ
い。
【0021】40はトレー35内に収容されたサブタン
クで、後部側には上方に突出した突出部41が設けられ
てL字状に形成されており、突出部41の下方には、ト
レー35の開口部36に挿通され、Oリングの如きシー
ル材を介して貯湯タンク15の連結部26に連結される
給水管42が設けられている。また、突出部41には、
給水パイプ97が接続される給水口43、オーバーフロ
ーパイプ98が接続されるオーバーフロー口44及び空
気抜きパイプ46の接続口45が設けられており、この
空気抜きパイプ46の他端は貯湯タンク15のカバー2
5に設けた空気抜き穴31に接続される。なお、このサ
ブタンク40の上面は結露した水滴が落下し易いように
傾斜面あるいは円弧状(かまぼこ形)に形成してもよ
い。
クで、後部側には上方に突出した突出部41が設けられ
てL字状に形成されており、突出部41の下方には、ト
レー35の開口部36に挿通され、Oリングの如きシー
ル材を介して貯湯タンク15の連結部26に連結される
給水管42が設けられている。また、突出部41には、
給水パイプ97が接続される給水口43、オーバーフロ
ーパイプ98が接続されるオーバーフロー口44及び空
気抜きパイプ46の接続口45が設けられており、この
空気抜きパイプ46の他端は貯湯タンク15のカバー2
5に設けた空気抜き穴31に接続される。なお、このサ
ブタンク40の上面は結露した水滴が落下し易いように
傾斜面あるいは円弧状(かまぼこ形)に形成してもよ
い。
【0022】48は電源回路などが設けられた電源基
板、49は制御回路等が設けられた操作基板で、サブタ
ンク40とカバー4との間に形成された空間部に配置さ
れている。ケース本体2の上部開口部を閉塞するカバー
4の下面には操作基板49が取付けられており、上面に
は、図5に示すように操作パネル50が設けられてい
る。そして、この操作パネルには、後述のおしり用及び
ビデ用のノズルから水を噴射させるボタン51,52、
水の噴射を止めるボタン53、水勢調整用のボタン5
4、水温調整用のボタン55、脱臭用のボタン56が設
けられている。57は切換弁64を切換える切換スイッ
チ58(図2)を操作するクリーンボタンである。
板、49は制御回路等が設けられた操作基板で、サブタ
ンク40とカバー4との間に形成された空間部に配置さ
れている。ケース本体2の上部開口部を閉塞するカバー
4の下面には操作基板49が取付けられており、上面に
は、図5に示すように操作パネル50が設けられてい
る。そして、この操作パネルには、後述のおしり用及び
ビデ用のノズルから水を噴射させるボタン51,52、
水の噴射を止めるボタン53、水勢調整用のボタン5
4、水温調整用のボタン55、脱臭用のボタン56が設
けられている。57は切換弁64を切換える切換スイッ
チ58(図2)を操作するクリーンボタンである。
【0023】60a,60bは後述のおしり用ノズル、
ビデ用ノズル及びクリーンノズルに温水を供給するため
の給水ポンプで(但し、クリーンノズルは何れかの給水
ポンプが兼用)、貯湯タンク15の貯湯室17と給湯室
18とによって形成された空間部において、その吸込口
が給湯室18に設けた給湯口20a,20bにシール材
を介して結合され、懸垂(宙吊り)されている。そし
て、ポンプを駆動するモータの下部はポンプ受部10
a,10b内に位置し、モータの下端部とポンプ受部1
0a,10bの底板(底板3)との間には、例えばばね
の如き振動吸収用の弾性部材61a,61bが介装され
ている。なお、この給水ポンプ60a,60bは、給湯
口20a,20bから後述の圧力弁まで常時貯湯タンク
15内の温水が連通している。
ビデ用ノズル及びクリーンノズルに温水を供給するため
の給水ポンプで(但し、クリーンノズルは何れかの給水
ポンプが兼用)、貯湯タンク15の貯湯室17と給湯室
18とによって形成された空間部において、その吸込口
が給湯室18に設けた給湯口20a,20bにシール材
を介して結合され、懸垂(宙吊り)されている。そし
て、ポンプを駆動するモータの下部はポンプ受部10
a,10b内に位置し、モータの下端部とポンプ受部1
0a,10bの底板(底板3)との間には、例えばばね
の如き振動吸収用の弾性部材61a,61bが介装され
ている。なお、この給水ポンプ60a,60bは、給湯
口20a,20bから後述の圧力弁まで常時貯湯タンク
15内の温水が連通している。
【0024】また、両給水ポンプ60a,60bの吐出
口には圧力弁62a,62bが介装されており、この圧
力弁62a,62bは図6に示すように、下部接続口に
は給水ポンプ60a,60bの吐出口が接続され、上部
接続口との間にはばねによって弁座に圧着された弁体6
3が設けられている。そして、一方の圧力弁(例えば6
2a)の上部接続口は切換弁64を介して洗浄器本体1
の側壁に設けた接続部69に接続され、他方の圧力弁6
2bの上部接続口は接続部69に直接接続されており、
給水ポンプ60a,60bから圧送された温水は弁体6
3を押上げて送水される。したがって、若し、給水ポン
プ60a,60bに給水パイプ97及びオーバーフロー
パイプ98からのヘッド圧が加えられても、後述のノズ
ルから温水が漏洩することはない。
口には圧力弁62a,62bが介装されており、この圧
力弁62a,62bは図6に示すように、下部接続口に
は給水ポンプ60a,60bの吐出口が接続され、上部
接続口との間にはばねによって弁座に圧着された弁体6
3が設けられている。そして、一方の圧力弁(例えば6
2a)の上部接続口は切換弁64を介して洗浄器本体1
の側壁に設けた接続部69に接続され、他方の圧力弁6
2bの上部接続口は接続部69に直接接続されており、
給水ポンプ60a,60bから圧送された温水は弁体6
3を押上げて送水される。したがって、若し、給水ポン
プ60a,60bに給水パイプ97及びオーバーフロー
パイプ98からのヘッド圧が加えられても、後述のノズ
ルから温水が漏洩することはない。
【0025】65は洗浄器本体1に設けたノズルユニッ
ト70の取付部で、図2及び図7に示すように、ケース
本体2の便器本体101側の側壁上部の前後方向のほぼ
中央部、したがって洗浄器本体1の重心の近傍に設けた
取付部65aと、カバー4のこの取付部65aと対応す
る位置に設けた取付部65bとからなっている。この取
付部65は、図7に示すように、中央部に脚部とその先
端部の上下方向に設けられた円柱部とにより平面マッチ
棒状に形成された係止部66aと、その両側に設けられ
た平面ほぼ正三角形状の上下方向に長い三角柱からなる
ガイド部67a,67bと、ガイド部67a,67bの
外側に設けられた係止部66aと同じ構造の係止部66
b,66cとからなっている。
ト70の取付部で、図2及び図7に示すように、ケース
本体2の便器本体101側の側壁上部の前後方向のほぼ
中央部、したがって洗浄器本体1の重心の近傍に設けた
取付部65aと、カバー4のこの取付部65aと対応す
る位置に設けた取付部65bとからなっている。この取
付部65は、図7に示すように、中央部に脚部とその先
端部の上下方向に設けられた円柱部とにより平面マッチ
棒状に形成された係止部66aと、その両側に設けられ
た平面ほぼ正三角形状の上下方向に長い三角柱からなる
ガイド部67a,67bと、ガイド部67a,67bの
外側に設けられた係止部66aと同じ構造の係止部66
b,66cとからなっている。
【0026】上述の説明では、取付部65をケース本体
2とカバー4とにそれぞれ連続するように設けた場合を
示したが、ケース本体2又はカバー4の何れか一方のみ
に設けてもよい。また、係止部66a,66b及びガイ
ド部67aからなる取付部と、係止部66a,66c及
びガイド部67bからなる取付部とにより前後方向に2
組の取付部65(但し、係止部66aは両者兼用)を並
設した場合を示したが、取付部65は1組でもよく、あ
るいは3組以上並設してもよい。
2とカバー4とにそれぞれ連続するように設けた場合を
示したが、ケース本体2又はカバー4の何れか一方のみ
に設けてもよい。また、係止部66a,66b及びガイ
ド部67aからなる取付部と、係止部66a,66c及
びガイド部67bからなる取付部とにより前後方向に2
組の取付部65(但し、係止部66aは両者兼用)を並
設した場合を示したが、取付部65は1組でもよく、あ
るいは3組以上並設してもよい。
【0027】上記のように構成した洗浄器本体1は、後
面部と前面部に手掛け部を構成する段部5と凹部6を設
けたので、洗浄器本体1の設置位置の調整が容易であ
り、また、前面部の下部を凹状に形成したので、立って
用を足す際に、足のつま先が当ることもない。さらに、
貯湯タンク15の貯湯室17を後部側に配設し、給水ポ
ンプ60a,60bを前部側に配設すると共に、貯湯室
17と給水ポンプ60a,60b上にこれらに跨がって
サブタンク40を設置するようにしたので、全体にバラ
ンスがとれており安定で倒れにくい構造になっている。
面部と前面部に手掛け部を構成する段部5と凹部6を設
けたので、洗浄器本体1の設置位置の調整が容易であ
り、また、前面部の下部を凹状に形成したので、立って
用を足す際に、足のつま先が当ることもない。さらに、
貯湯タンク15の貯湯室17を後部側に配設し、給水ポ
ンプ60a,60bを前部側に配設すると共に、貯湯室
17と給水ポンプ60a,60b上にこれらに跨がって
サブタンク40を設置するようにしたので、全体にバラ
ンスがとれており安定で倒れにくい構造になっている。
【0028】70はノズルユットで、図2及び図8に示
すように、中央部が大きな半径の円弧部により後方に湾
曲した支持板71と、そのほぼ中央部の前部側に垂下し
たノズル収容室72と、洗浄器本体1側に設けられ、洗
浄器本体1の取付部65に着脱自在に装着される連結部
82を備えた保持室80と、他端に設けられたバランサ
86とからなっている。
すように、中央部が大きな半径の円弧部により後方に湾
曲した支持板71と、そのほぼ中央部の前部側に垂下し
たノズル収容室72と、洗浄器本体1側に設けられ、洗
浄器本体1の取付部65に着脱自在に装着される連結部
82を備えた保持室80と、他端に設けられたバランサ
86とからなっている。
【0029】ノズル収容室72の詳細を図9及び図10
に示す。このノズル収容室72は下部と背面が開口され
た箱状に形成されており、前面パネル73は幅方向の中
央部が低い円弧状に形成されている。そして、前面パネ
ル73の中央部上方に設けた穴には、図11に示すよう
に、前端部が閉塞されこれに続く下面のほぼ180°の
範囲にノズル穴75が設けられたクリーンノズル74が
露出しており、ノズル穴75の後部は前面パネル73の
前面とほぼ同一平面上に位置している。
に示す。このノズル収容室72は下部と背面が開口され
た箱状に形成されており、前面パネル73は幅方向の中
央部が低い円弧状に形成されている。そして、前面パネ
ル73の中央部上方に設けた穴には、図11に示すよう
に、前端部が閉塞されこれに続く下面のほぼ180°の
範囲にノズル穴75が設けられたクリーンノズル74が
露出しており、ノズル穴75の後部は前面パネル73の
前面とほぼ同一平面上に位置している。
【0030】76a,76bはクリーンノズル74の両
側に設けられたノズルガイドで、下方の前面側に所定の
角度でノズル穴が設けられたおしり用ノズル77a及び
ビデ用ノズル77bが上下に摺動可能に収容されてい
る。この両ノズル77a,77bは、ノズルガイド76
a,76bとの間に介装されたばねの如き弾性部材(図
示せず)により常時は上方に位置しており、使用のため
温水が給水されて水圧が加えられると下方に摺動してノ
ズル穴から水を噴出する。78a,78b,78cはノ
ズル74及びノズルガイド76a,76bに接続された
給水パイプで、支持板71の下面に配設され、連結部8
0を介して洗浄器本体1の接続部69に接続される。
側に設けられたノズルガイドで、下方の前面側に所定の
角度でノズル穴が設けられたおしり用ノズル77a及び
ビデ用ノズル77bが上下に摺動可能に収容されてい
る。この両ノズル77a,77bは、ノズルガイド76
a,76bとの間に介装されたばねの如き弾性部材(図
示せず)により常時は上方に位置しており、使用のため
温水が給水されて水圧が加えられると下方に摺動してノ
ズル穴から水を噴出する。78a,78b,78cはノ
ズル74及びノズルガイド76a,76bに接続された
給水パイプで、支持板71の下面に配設され、連結部8
0を介して洗浄器本体1の接続部69に接続される。
【0031】支持板71の洗浄器本体1側には、図8、
図12に示すように、下部及び背面が開口され支持板7
1から90°下方折曲げられた箱状の保持室80が設け
られており、その下部開口部には例えば合成樹脂の如き
弾性材からなる連結部材81が装着されている。そし
て、連結部材81の洗浄器本体1側の幅方向のほぼ中央
部には、先端部に垂下した円柱部を有し、所定の間隔W
2 を隔てて突設された2本の腕部からなる嵌合部83が
設けられており、また、その両側には、連結部材81の
端部から垂下した支柱の下端部両側に、先端部に下方に
垂下した円柱部を有するそれぞれ円弧状の腕部が設けら
れた係合部84a,84bとからなる連結部82が設け
られている。なお、両係合部84a,84bの円柱部間
の間隙はW3 に設定されている。
図12に示すように、下部及び背面が開口され支持板7
1から90°下方折曲げられた箱状の保持室80が設け
られており、その下部開口部には例えば合成樹脂の如き
弾性材からなる連結部材81が装着されている。そし
て、連結部材81の洗浄器本体1側の幅方向のほぼ中央
部には、先端部に垂下した円柱部を有し、所定の間隔W
2 を隔てて突設された2本の腕部からなる嵌合部83が
設けられており、また、その両側には、連結部材81の
端部から垂下した支柱の下端部両側に、先端部に下方に
垂下した円柱部を有するそれぞれ円弧状の腕部が設けら
れた係合部84a,84bとからなる連結部82が設け
られている。なお、両係合部84a,84bの円柱部間
の間隙はW3 に設定されている。
【0032】上記の嵌合部83の円柱部間の間隙W
2 は、洗浄器本体1に設けた取付部65のガイド部67
a,67bの基部の幅W1 より狭く、また、係合部84
a,84bの円柱部間の間隙W3 は取付部65の係止部
66a〜66cの円柱部の外径dより狭く形成されてい
る。85は保持室80内に設けられ、洗浄器本体1の接
続部69に接続された給水パイプと、各ノズル74,7
7a,77bに接続された給水パイプ78a〜78cと
の接続部である。
2 は、洗浄器本体1に設けた取付部65のガイド部67
a,67bの基部の幅W1 より狭く、また、係合部84
a,84bの円柱部間の間隙W3 は取付部65の係止部
66a〜66cの円柱部の外径dより狭く形成されてい
る。85は保持室80内に設けられ、洗浄器本体1の接
続部69に接続された給水パイプと、各ノズル74,7
7a,77bに接続された給水パイプ78a〜78cと
の接続部である。
【0033】86は支持板71の左右のバランスをとる
と共に、支持板70が便器本体101から外れるのを防
止するためのバランサで、図8には支持板71の他端に
設けられた蓋体87と、蓋体87の下部に着脱可能に装
着された箱体88とにより機能部品などの収納部によっ
て構成した場合が示してあり、箱体88の内部には必要
に応じて消臭剤、ファンモータ、ヒータ、トイレットペ
ーパなどが適宜収容され、支持板71の左右のバランス
を保っている。収納部86にファンモータ、ヒータが収
容されたときは、支持板70の下面に沿って電源線が配
線される。
と共に、支持板70が便器本体101から外れるのを防
止するためのバランサで、図8には支持板71の他端に
設けられた蓋体87と、蓋体87の下部に着脱可能に装
着された箱体88とにより機能部品などの収納部によっ
て構成した場合が示してあり、箱体88の内部には必要
に応じて消臭剤、ファンモータ、ヒータ、トイレットペ
ーパなどが適宜収容され、支持板71の左右のバランス
を保っている。収納部86にファンモータ、ヒータが収
容されたときは、支持板70の下面に沿って電源線が配
線される。
【0034】次に、上記のように構成したノズルユニッ
ト70の洗浄器本体1への取付け手順について説明す
る。先ず、支持板71に設けた連結部82を、洗浄器本
体1の取付部65の上方に位置させ、図13に示すよう
に、連結部82の係合部84a,84bの円柱部を、取
付部65の係止部66a,66bの円柱部と洗浄器本体
1の側壁との間に位置させると共に、嵌合部83の腕部
を取付部65の保持部67aの両側に位置せさる。この
状態で支持板71の保持室80を圧下して下方にスライ
ドさせれば、ノズルユニット70は洗浄器本体1に連結
される。
ト70の洗浄器本体1への取付け手順について説明す
る。先ず、支持板71に設けた連結部82を、洗浄器本
体1の取付部65の上方に位置させ、図13に示すよう
に、連結部82の係合部84a,84bの円柱部を、取
付部65の係止部66a,66bの円柱部と洗浄器本体
1の側壁との間に位置させると共に、嵌合部83の腕部
を取付部65の保持部67aの両側に位置せさる。この
状態で支持板71の保持室80を圧下して下方にスライ
ドさせれば、ノズルユニット70は洗浄器本体1に連結
される。
【0035】また、図14に示すように、連結部82を
取付部65に対向させて支持板71を洗浄器本体1と直
交させて保持し、連結部82の係合部84a,84bの
円柱部を取付部65の係止部66a,66bの円柱部に
当接させると共に、嵌合部83の腕部をガイド部67a
と対向させ、この状態で支持板71を洗浄器本体1側に
押圧する。これにより、係合部84a,84bは弾性変
形してその間隙W3 が開いて前進し、係止部66a,6
6bの円柱部を通過すると元の状態に戻り、図13の状
態になってノズルユニット70は洗浄器本体1に連結さ
れる。
取付部65に対向させて支持板71を洗浄器本体1と直
交させて保持し、連結部82の係合部84a,84bの
円柱部を取付部65の係止部66a,66bの円柱部に
当接させると共に、嵌合部83の腕部をガイド部67a
と対向させ、この状態で支持板71を洗浄器本体1側に
押圧する。これにより、係合部84a,84bは弾性変
形してその間隙W3 が開いて前進し、係止部66a,6
6bの円柱部を通過すると元の状態に戻り、図13の状
態になってノズルユニット70は洗浄器本体1に連結さ
れる。
【0036】ノズルユニット70を洗浄器本体1から取
り外す場合は、装着時と反対に、ノズルユニット70の
連結部82を洗浄器本体1の取付部65に沿って上方又
は下方にスライドさせるか、又はノズルユニット70を
手前に強く引張ればよく、このように、ノズルユニット
70に上下方向又は手前に所定の負荷を作用させること
により、ノズルユニット70を洗浄器本体1から離脱さ
せることができる。
り外す場合は、装着時と反対に、ノズルユニット70の
連結部82を洗浄器本体1の取付部65に沿って上方又
は下方にスライドさせるか、又はノズルユニット70を
手前に強く引張ればよく、このように、ノズルユニット
70に上下方向又は手前に所定の負荷を作用させること
により、ノズルユニット70を洗浄器本体1から離脱さ
せることができる。
【0037】上記のような洗浄器本体1とノズルユニッ
ト70との連結手段において、若し、便器本体101の
上面が高い(又は低い)場合は、ノズルユニット70の
連結部82を洗浄器本体1の取付部65に沿って上方
(又は下方)に移動させて位置調整を行えばよい。ま
た、便器本体101と洗浄器本体1との前後の相対位置
がずれているため、ノズルユニット70を便器本体10
の後部側の所定の位置にセットすることが困難な場合
は、ノズルユニット70の連結部82を、洗浄器本体1
のガイド部67aと係止部66a,66bからなる取付
部、又はガイド部67bと係止部66a,66cからな
る取付部の何れかを選択して装着すれば、ノズルユニッ
ト70の前後位置を容易に調整することができる。
ト70との連結手段において、若し、便器本体101の
上面が高い(又は低い)場合は、ノズルユニット70の
連結部82を洗浄器本体1の取付部65に沿って上方
(又は下方)に移動させて位置調整を行えばよい。ま
た、便器本体101と洗浄器本体1との前後の相対位置
がずれているため、ノズルユニット70を便器本体10
の後部側の所定の位置にセットすることが困難な場合
は、ノズルユニット70の連結部82を、洗浄器本体1
のガイド部67aと係止部66a,66bからなる取付
部、又はガイド部67bと係止部66a,66cからな
る取付部の何れかを選択して装着すれば、ノズルユニッ
ト70の前後位置を容易に調整することができる。
【0038】さらに、連結部82は弾性材によって構成
されているので、図15に示すように、ノズルユニット
70の他端を連結部82を支点として前後方向に移動さ
せ、あるいはノズルユニット70を平面に対してねじっ
ても、連結部82が取付部65から外れたり破損したり
するおそれがない。しかし、ノズルユニット70に加わ
る前後方向又はねじりが所定の負荷になると、ノズルユ
ニット70は洗浄器本体1から離脱する。
されているので、図15に示すように、ノズルユニット
70の他端を連結部82を支点として前後方向に移動さ
せ、あるいはノズルユニット70を平面に対してねじっ
ても、連結部82が取付部65から外れたり破損したり
するおそれがない。しかし、ノズルユニット70に加わ
る前後方向又はねじりが所定の負荷になると、ノズルユ
ニット70は洗浄器本体1から離脱する。
【0039】このように、本発明に係る洗浄器本体1と
ノズルユニット70との連結手段は、着脱や位置調整が
容易であり、その上ノズルユニット70を連結部82を
支点として前後に移動させたりねじったりしても、直ち
に連結部82が外れたり破損したりすることもないの
で、ノズルユニット70を含む便器の清掃が容易であ
る。
ノズルユニット70との連結手段は、着脱や位置調整が
容易であり、その上ノズルユニット70を連結部82を
支点として前後に移動させたりねじったりしても、直ち
に連結部82が外れたり破損したりすることもないの
で、ノズルユニット70を含む便器の清掃が容易であ
る。
【0040】図1において、90は水道の蛇口105に
取付けられた分配器で、図16に示すように、2方向に
主給水口92と分岐口93を有する分配器本体91がシ
ール部材95を介して袋ナット96により蛇口105に
取付けられている。なお、94は流路を形成するための
堰である。そして、主給水口92は洗浄水タンク104
上に開口し、分岐口93には一端が洗浄器本体1の給水
口43に接続された給水パイプ97の他端が接続されて
おり、一端が洗浄器本体1のオーバーフロー口44に接
続され、給水パイプ97と一体的に結合されたオーバー
フローパイプ98の他端は主給水口92の近傍に開口し
ている。
取付けられた分配器で、図16に示すように、2方向に
主給水口92と分岐口93を有する分配器本体91がシ
ール部材95を介して袋ナット96により蛇口105に
取付けられている。なお、94は流路を形成するための
堰である。そして、主給水口92は洗浄水タンク104
上に開口し、分岐口93には一端が洗浄器本体1の給水
口43に接続された給水パイプ97の他端が接続されて
おり、一端が洗浄器本体1のオーバーフロー口44に接
続され、給水パイプ97と一体的に結合されたオーバー
フローパイプ98の他端は主給水口92の近傍に開口し
ている。
【0041】次に、上記のように構成た本発明に係る温
水洗浄装置の設置手順及び作用を説明する。先ず、洗浄
器本体1の段部5と凹部6に手を掛けて、洗浄器本体1
を便所内に搬入し、便器本体1の近傍(右側又は左側)
に設置する。ついで、便座102を開いて便器本体1の
上面を開放し、ノズルユニット70の連結部82を洗浄
器本体1の取付部65に嵌合して取付け、上下、前後の
位置を調整する。そして、図1に示すように、ノズルユ
ニット70を便器本体101の最後部上にセットし、便
座102を閉じる。このとき、ノズル収容室72は便器
本体1内の後方で左右方向のほぼ中央部に位置し、バラ
ンサ86は洗浄器本体1の反対側において、便器本体1
01の上端面より下方に位置し、左右のバランスを保っ
ている。
水洗浄装置の設置手順及び作用を説明する。先ず、洗浄
器本体1の段部5と凹部6に手を掛けて、洗浄器本体1
を便所内に搬入し、便器本体1の近傍(右側又は左側)
に設置する。ついで、便座102を開いて便器本体1の
上面を開放し、ノズルユニット70の連結部82を洗浄
器本体1の取付部65に嵌合して取付け、上下、前後の
位置を調整する。そして、図1に示すように、ノズルユ
ニット70を便器本体101の最後部上にセットし、便
座102を閉じる。このとき、ノズル収容室72は便器
本体1内の後方で左右方向のほぼ中央部に位置し、バラ
ンサ86は洗浄器本体1の反対側において、便器本体1
01の上端面より下方に位置し、左右のバランスを保っ
ている。
【0042】次に、洗浄器本体1のカバー4から突出し
たサブタンク41の接続口43,44に給水パイプ97
及びオーバーフローパイプ98の一端を接続し、給水パ
イプ97の他端を蛇口105に取付けた分配器90の分
岐口93に接続する。このとき、給水パイプ97と一体
化されたオーバーフローパイプ98の他端は、分配器9
0の主給水口92の近傍に開口する。これにより温水洗
浄装置の設置が完了する。なお、図には、洗浄器本体1
を便器本体101の左側に設置した場合を示したが、右
側に設置することもできる。この場合は、洗浄器本体1
の取付部65及びノズルユニット70の連結部82が図
と反対側に設けられているものを使用すればよい。さら
に、必要に応じて、取付部65を洗浄器本体1の左右両
側壁に設けてもよい。
たサブタンク41の接続口43,44に給水パイプ97
及びオーバーフローパイプ98の一端を接続し、給水パ
イプ97の他端を蛇口105に取付けた分配器90の分
岐口93に接続する。このとき、給水パイプ97と一体
化されたオーバーフローパイプ98の他端は、分配器9
0の主給水口92の近傍に開口する。これにより温水洗
浄装置の設置が完了する。なお、図には、洗浄器本体1
を便器本体101の左側に設置した場合を示したが、右
側に設置することもできる。この場合は、洗浄器本体1
の取付部65及びノズルユニット70の連結部82が図
と反対側に設けられているものを使用すればよい。さら
に、必要に応じて、取付部65を洗浄器本体1の左右両
側壁に設けてもよい。
【0043】上記のようにして設置された温水洗浄装置
は、貯湯タンク15、給水ポンプ60a,60b及びサ
ブタンク40が洗浄器本体1内にバランスよく配設され
ており、また、ノズルユニット70が洗浄器本体1の前
後方向のほぼ中央部に取付けられている。そして、ノズ
ルユニット70の他端にはバランサ86が設けられてお
り、かつ、このバランサ86は便器本体101の上端面
より下方に位置しているので、全体としてきわめてバラ
ンスがよく、洗浄器本体1が転倒するおそれがない。
は、貯湯タンク15、給水ポンプ60a,60b及びサ
ブタンク40が洗浄器本体1内にバランスよく配設され
ており、また、ノズルユニット70が洗浄器本体1の前
後方向のほぼ中央部に取付けられている。そして、ノズ
ルユニット70の他端にはバランサ86が設けられてお
り、かつ、このバランサ86は便器本体101の上端面
より下方に位置しているので、全体としてきわめてバラ
ンスがよく、洗浄器本体1が転倒するおそれがない。
【0044】この状態でバルブ106を開いて洗浄水タ
ンク104に給水する。このとき、蛇口105から出た
水は主給水口92から洗浄水タンク104に給水される
が、その一部は、堰94により方向を変えて分岐口93
から給水パイプ97に流入し、サブタンク40を経て給
水口42、接続口26及び給水管27から貯湯タンク1
5に給水される。そして、貯湯タンク15が満水になる
と引続きサブタンク40に給水され、サブタンク40が
満水になるとオーバーフローした水は、オーバーフロー
口44、オーバーフローパイプ98を経てその開口部か
ら洗浄水タンク104に排出される。これにより、分配
器90の主給水口92から洗浄水タンク104に給水さ
れる水の量、したがって手洗用の水が増加し、また、分
配器90の主給水口92からの水流にオーバーフローパ
イプ98からの排水が加わるため流水形状が変化するの
で、サブタンク40からオーバーフローしていることが
わかる。
ンク104に給水する。このとき、蛇口105から出た
水は主給水口92から洗浄水タンク104に給水される
が、その一部は、堰94により方向を変えて分岐口93
から給水パイプ97に流入し、サブタンク40を経て給
水口42、接続口26及び給水管27から貯湯タンク1
5に給水される。そして、貯湯タンク15が満水になる
と引続きサブタンク40に給水され、サブタンク40が
満水になるとオーバーフローした水は、オーバーフロー
口44、オーバーフローパイプ98を経てその開口部か
ら洗浄水タンク104に排出される。これにより、分配
器90の主給水口92から洗浄水タンク104に給水さ
れる水の量、したがって手洗用の水が増加し、また、分
配器90の主給水口92からの水流にオーバーフローパ
イプ98からの排水が加わるため流水形状が変化するの
で、サブタンク40からオーバーフローしていることが
わかる。
【0045】貯湯タンク15及びサブタンク40への給
水が終ったときは、電源コード99(図2)のプラグを
コンセントに差込んで電源基板48及び操作基板49に
給電し、また、電源基板48を介してヒータ28に通電
する。なお、このとき、フロートスイッチ32は上限位
置にあり、両給電ポンプ60a,60bは作動可能な状
態にある。ヒータ28への通電により貯湯室17内の水
が加熱され、加熱された温水は堰板21とカバー25と
の間の通水路22を通って給湯室18に至り、給湯室1
8の下部にある冷たい水は堰板21の通水穴23を通っ
て貯湯室17に流入し、加熱される。このようにしてタ
ンク本体16内の水は循環し、温度センサ30の出力信
号によって制御され、ほぼ所定の温度(例えば、42
℃)に維持される。
水が終ったときは、電源コード99(図2)のプラグを
コンセントに差込んで電源基板48及び操作基板49に
給電し、また、電源基板48を介してヒータ28に通電
する。なお、このとき、フロートスイッチ32は上限位
置にあり、両給電ポンプ60a,60bは作動可能な状
態にある。ヒータ28への通電により貯湯室17内の水
が加熱され、加熱された温水は堰板21とカバー25と
の間の通水路22を通って給湯室18に至り、給湯室1
8の下部にある冷たい水は堰板21の通水穴23を通っ
て貯湯室17に流入し、加熱される。このようにしてタ
ンク本体16内の水は循環し、温度センサ30の出力信
号によって制御され、ほぼ所定の温度(例えば、42
℃)に維持される。
【0046】この間、ヒータ28の周囲には気泡が発生
するが、この気泡は貯湯室17内を上昇したのちカバー
25の下面に沿って高所である給湯室18方向に移動
し、空気抜き穴31から空気抜きパイプ46を通ってサ
ブタンク40の突出部41に至り、オーバーフローパイ
プ98から外部に排出される。このとき、カバー25は
前部側が高く形成されているので、上昇した気泡はカバ
ー25の下面に沿って前部側に移動し、最高所に設けた
空気抜き穴31から大量の気泡を効率よく排出すること
ができる。このため、給水ポンプ60a,60bに気泡
が侵入してトラブルを起すようなことはない。また、多
量の気泡が移動する際、空気抜き穴31の近傍に設けた
フロートスイッチ32に衝突して微小振動を発生させる
ので、フロートスイッチ32が物理的動作不良を起すこ
とがない。また、貯湯タンク15内の水温の上昇あるい
は室温の上昇によりサブタンクの外面に結露を生じるこ
とがあるが、この結露はトレー35に滴下して前部側に
集まり、接続口37から排水パイプ38を経て排水溜り
7に排水され、蒸発する。このため、洗浄器本体1内の
電気部品に錆が発生したり、電源基板48や操作基板4
9がショートすることもない。
するが、この気泡は貯湯室17内を上昇したのちカバー
25の下面に沿って高所である給湯室18方向に移動
し、空気抜き穴31から空気抜きパイプ46を通ってサ
ブタンク40の突出部41に至り、オーバーフローパイ
プ98から外部に排出される。このとき、カバー25は
前部側が高く形成されているので、上昇した気泡はカバ
ー25の下面に沿って前部側に移動し、最高所に設けた
空気抜き穴31から大量の気泡を効率よく排出すること
ができる。このため、給水ポンプ60a,60bに気泡
が侵入してトラブルを起すようなことはない。また、多
量の気泡が移動する際、空気抜き穴31の近傍に設けた
フロートスイッチ32に衝突して微小振動を発生させる
ので、フロートスイッチ32が物理的動作不良を起すこ
とがない。また、貯湯タンク15内の水温の上昇あるい
は室温の上昇によりサブタンクの外面に結露を生じるこ
とがあるが、この結露はトレー35に滴下して前部側に
集まり、接続口37から排水パイプ38を経て排水溜り
7に排水され、蒸発する。このため、洗浄器本体1内の
電気部品に錆が発生したり、電源基板48や操作基板4
9がショートすることもない。
【0047】用便が終ったときは、使用者はそのままの
状態で操作パネル50のおしりボタン51を押す。これ
により、給水ポンプ60aに通電されて作動し、貯湯タ
ンク15内の温水を吸込口20aから吐出口、圧力弁6
2a、切換弁64を経ておしり用ノズル77aに供給す
る。なお、このとき、切換弁64はおしり用ノズル77
a側に切換えられているものとする。おしり用ノズル7
7aに温水が供給されると、その水圧によりおしり用ノ
ズル77aはノズルガイド76aから下降し、ノズル穴
から温水を噴出しておしりを洗浄する。洗浄が終ったと
きは、操作パネル50の止めボタン53を押せば給水ポ
ンプ60aが停止し、おしり用ノズル77aからの温水
の噴出が停止し、おしり用ノズル77aは上昇して元の
状態に戻る。
状態で操作パネル50のおしりボタン51を押す。これ
により、給水ポンプ60aに通電されて作動し、貯湯タ
ンク15内の温水を吸込口20aから吐出口、圧力弁6
2a、切換弁64を経ておしり用ノズル77aに供給す
る。なお、このとき、切換弁64はおしり用ノズル77
a側に切換えられているものとする。おしり用ノズル7
7aに温水が供給されると、その水圧によりおしり用ノ
ズル77aはノズルガイド76aから下降し、ノズル穴
から温水を噴出しておしりを洗浄する。洗浄が終ったと
きは、操作パネル50の止めボタン53を押せば給水ポ
ンプ60aが停止し、おしり用ノズル77aからの温水
の噴出が停止し、おしり用ノズル77aは上昇して元の
状態に戻る。
【0048】この間、貯湯タンク15内の水は減少する
けれども、これと連通するサブタンク40から連続的に
給水されるため、サブタンク40内の水位は低下するが
貯湯タンク15内は常に満水状態にあり、ヒータ28に
加熱されて所定の温度に維持される。最後に洗浄水タン
ク104から便器本体101に水を流すと、前述のよう
にその一部がサブタンク40に給水され、サブタンク4
0が満水になるとオーバーフローパイプ98から洗浄水
タンク104内に排水される。なお、多量の温水を使用
してサブタンク40内の水がなくなり貯湯タンク15内
の温水の水位が低下すると、フロートスイッチ32が下
降し、下限位置に達すると給水ポンプ60a,60bへ
の通電を不能にする。
けれども、これと連通するサブタンク40から連続的に
給水されるため、サブタンク40内の水位は低下するが
貯湯タンク15内は常に満水状態にあり、ヒータ28に
加熱されて所定の温度に維持される。最後に洗浄水タン
ク104から便器本体101に水を流すと、前述のよう
にその一部がサブタンク40に給水され、サブタンク4
0が満水になるとオーバーフローパイプ98から洗浄水
タンク104内に排水される。なお、多量の温水を使用
してサブタンク40内の水がなくなり貯湯タンク15内
の温水の水位が低下すると、フロートスイッチ32が下
降し、下限位置に達すると給水ポンプ60a,60bへ
の通電を不能にする。
【0049】ビデ用ノズル77bを使用する場合は、操
作パネル50のビデ用ボタン52を押せば第2の給水ポ
ンプ60bが作動し、上記と同様の作用により洗浄する
ことができる。なお、おしり用ノズル77a及びビデ用
ノズル77bから噴出する温水の水勢を変えたい場合
は、操作パネル50の水勢用ボタン54を押して調整す
ればよく、温水の温度を変えたい場合は、水温用ボタン
55を押して調整すればよい。また、バランサ86内に
消臭剤が収容されている場合は、操作パネル50の脱臭
ボタン56を押せば、脱臭剤が放出される。
作パネル50のビデ用ボタン52を押せば第2の給水ポ
ンプ60bが作動し、上記と同様の作用により洗浄する
ことができる。なお、おしり用ノズル77a及びビデ用
ノズル77bから噴出する温水の水勢を変えたい場合
は、操作パネル50の水勢用ボタン54を押して調整す
ればよく、温水の温度を変えたい場合は、水温用ボタン
55を押して調整すればよい。また、バランサ86内に
消臭剤が収容されている場合は、操作パネル50の脱臭
ボタン56を押せば、脱臭剤が放出される。
【0050】男性が立って使用したときは、ノズルユニ
ット70のノズル収容室72の前面パネル73などを汚
し易い。この場合は、使用後操作パネル50のクリーン
ボタン57を押す。これにより、切換弁64によってお
しり用ノズル77aからクリーンノズル74に切換えら
れると共に、給水ポンプ60aが作動してクリーンノズ
ル74のノズル穴75から、図17に示すように前面パ
ネル73に沿って温水が四方に噴出し、ノズル収容室7
2の前面パネル73及びその近傍を洗浄する。洗浄が終
ったときは再びクリーンボタン57を押せば、給水ポン
プ60aが停止すると共に、切換弁64はおしり用ノズ
ル77a側に切換えられる。なお、この場合、洗浄器本
体1の前面側は、前述のようにその下部が凹状に形成さ
れて上部より後方に位置しているため、便器本体101
の前に立ってもつま先の邪魔にならず前進することがで
き、このため、便器本体1の前面側や床面を汚すことも
ない。
ット70のノズル収容室72の前面パネル73などを汚
し易い。この場合は、使用後操作パネル50のクリーン
ボタン57を押す。これにより、切換弁64によってお
しり用ノズル77aからクリーンノズル74に切換えら
れると共に、給水ポンプ60aが作動してクリーンノズ
ル74のノズル穴75から、図17に示すように前面パ
ネル73に沿って温水が四方に噴出し、ノズル収容室7
2の前面パネル73及びその近傍を洗浄する。洗浄が終
ったときは再びクリーンボタン57を押せば、給水ポン
プ60aが停止すると共に、切換弁64はおしり用ノズ
ル77a側に切換えられる。なお、この場合、洗浄器本
体1の前面側は、前述のようにその下部が凹状に形成さ
れて上部より後方に位置しているため、便器本体101
の前に立ってもつま先の邪魔にならず前進することがで
き、このため、便器本体1の前面側や床面を汚すことも
ない。
【0051】本発明は、前述のように、おしり用ノズル
に給水する給水ポンプと、ビデ用ノズルに給水する給水
ポンプ(但し、何れか一方はクリーンノズルへの給水を
兼ねる)とをそれぞれ設けたので切換えスイッチが不要
になり、また給水ポンプの寿命を延すことができる。ま
た、2台の給水ポンプ60a,60bは貯湯タンク15
に宙吊りされ、その下端部と底板3との間に弾性部材6
1a,61bが介装されているので、給水ポンプ60
a,60bを駆動してもこの振動は弾性部材61a,6
1bに吸収され、洗浄器本体1はほとんど振動すること
がない。
に給水する給水ポンプと、ビデ用ノズルに給水する給水
ポンプ(但し、何れか一方はクリーンノズルへの給水を
兼ねる)とをそれぞれ設けたので切換えスイッチが不要
になり、また給水ポンプの寿命を延すことができる。ま
た、2台の給水ポンプ60a,60bは貯湯タンク15
に宙吊りされ、その下端部と底板3との間に弾性部材6
1a,61bが介装されているので、給水ポンプ60
a,60bを駆動してもこの振動は弾性部材61a,6
1bに吸収され、洗浄器本体1はほとんど振動すること
がない。
【0052】上記の説明では、本発明に係る温水洗浄装
置を既設の便器に設置する場合について述べたが、新設
の便器にも設置しうることは言うまでもない。また、上
記の実施形態では、給湯室に宙吊りされ、かつ、給湯室
から圧力弁まで常時温水が連通している給水ポンプを用
いた場合を示したが、本発明はこれに限定するものでは
なく、他の構造の給水弁を用いてもよい。さらに、サブ
タンクを洗浄器本体内に設けた場合を示したが、洗浄器
本体と別に設けてもよく、あるいは、サブタンクを省略
し、洗浄器本体(貯湯タンク)に直接給水パイプ及びオ
ーバーフローパイプを接続してもよい。
置を既設の便器に設置する場合について述べたが、新設
の便器にも設置しうることは言うまでもない。また、上
記の実施形態では、給湯室に宙吊りされ、かつ、給湯室
から圧力弁まで常時温水が連通している給水ポンプを用
いた場合を示したが、本発明はこれに限定するものでは
なく、他の構造の給水弁を用いてもよい。さらに、サブ
タンクを洗浄器本体内に設けた場合を示したが、洗浄器
本体と別に設けてもよく、あるいは、サブタンクを省略
し、洗浄器本体(貯湯タンク)に直接給水パイプ及びオ
ーバーフローパイプを接続してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る温水洗浄装置によれば次のような効果を得ること
ができる。 (1)給水された水をヒータで加熱する貯湯タンク、貯
湯タンクの温水をノズルに送る給水ポンプなどを内蔵し
た洗浄器本体と、洗浄器本体から送られた温水を噴出す
るノズルを備えたノズルユニットとからなり、貯湯タン
クと給水ポンプとを横方向に並設したので、高さが低く
小型で安定な洗浄器本体を有する温水洗浄装置を得るこ
とができる。
に係る温水洗浄装置によれば次のような効果を得ること
ができる。 (1)給水された水をヒータで加熱する貯湯タンク、貯
湯タンクの温水をノズルに送る給水ポンプなどを内蔵し
た洗浄器本体と、洗浄器本体から送られた温水を噴出す
るノズルを備えたノズルユニットとからなり、貯湯タン
クと給水ポンプとを横方向に並設したので、高さが低く
小型で安定な洗浄器本体を有する温水洗浄装置を得るこ
とができる。
【0054】(2)上記(1)の温水洗浄装置におい
て、貯湯タンクを、貯湯室とこの貯湯室の上部において
横方向に延出された給湯室とによってほぼ逆L字状に構
成し、給湯室の下方に給水ポンプを配設して給水ポンプ
の吸込口を給湯室に結合したので、上記(1)の効果が
得られるばかりでなく、浄水器本体の空間部を有効に利
用することができる。また、給水ポンプに空気が侵入す
るおそれがなく、ノズルから常に正常に温水を噴出する
ことができる。
て、貯湯タンクを、貯湯室とこの貯湯室の上部において
横方向に延出された給湯室とによってほぼ逆L字状に構
成し、給湯室の下方に給水ポンプを配設して給水ポンプ
の吸込口を給湯室に結合したので、上記(1)の効果が
得られるばかりでなく、浄水器本体の空間部を有効に利
用することができる。また、給水ポンプに空気が侵入す
るおそれがなく、ノズルから常に正常に温水を噴出する
ことができる。
【0055】(3)上記(1)又は(2)の温水洗浄装
置において、給水ポンプの下部と底板との間に弾性部材
を介装し、この弾性部材により給水ポンプの振動を吸収
するようにしたので、給水ポンプの駆動に伴う洗浄器本
体の振動を防止することができる。
置において、給水ポンプの下部と底板との間に弾性部材
を介装し、この弾性部材により給水ポンプの振動を吸収
するようにしたので、給水ポンプの駆動に伴う洗浄器本
体の振動を防止することができる。
【0056】(4)上記(1)又は(2)の温水洗浄装
置において、貯湯タンクの上面板を傾斜面で形成してそ
の最高所近傍に空気抜き穴を設け、 (5)又は、貯湯タンクの上面板の少なくとも一部を貯
湯室側が低く給湯室側を高く傾斜して形成し、上面板の
最高所近傍に空気抜き穴を設けたので、貯湯室内の水量
を少なくして加熱効果を高めると共に、給湯室内に充分
な温水を貯留してノズルへの給湯に余裕をもたせること
ができる。また、貯湯タンク内に発生した気泡を空気抜
き穴から確実に外部に排出することができるため、気泡
が給水ポンプ内に侵入するおそれがなく、これによるト
ラブルの発生を防止することができる。
置において、貯湯タンクの上面板を傾斜面で形成してそ
の最高所近傍に空気抜き穴を設け、 (5)又は、貯湯タンクの上面板の少なくとも一部を貯
湯室側が低く給湯室側を高く傾斜して形成し、上面板の
最高所近傍に空気抜き穴を設けたので、貯湯室内の水量
を少なくして加熱効果を高めると共に、給湯室内に充分
な温水を貯留してノズルへの給湯に余裕をもたせること
ができる。また、貯湯タンク内に発生した気泡を空気抜
き穴から確実に外部に排出することができるため、気泡
が給水ポンプ内に侵入するおそれがなく、これによるト
ラブルの発生を防止することができる。
【0057】(6)上記(1)又は(2)の温水洗浄装
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室上に温度セン
サ及びサーモスタットを設けたので、貯湯タンク内の貯
湯を常時監視して所定の温度に維持することができる。
また、貯湯タンク内の湯温を温度センサとサーモスタッ
トとにより二重にチェックできるので安全な温水洗浄装
置を得ることができる。
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室上に温度セン
サ及びサーモスタットを設けたので、貯湯タンク内の貯
湯を常時監視して所定の温度に維持することができる。
また、貯湯タンク内の湯温を温度センサとサーモスタッ
トとにより二重にチェックできるので安全な温水洗浄装
置を得ることができる。
【0058】(7)上記(4),(5)又は(6)記載
の温水洗浄装置において、貯湯タンクの上面板の給湯室
側にフロートスイッチを設けたので、浄水器本体が傾む
くような状態にあっても貯湯タンク内の水の水位を常に
確実に検出することができる。また、フロートスイッチ
を空気抜き穴の近傍に設けたことにより、貯湯タンクの
上部を空気抜き穴に向って移動する多量の気泡が衝突し
て微小振動が発生するので、物理的動作不良の発生を防
止できる。
の温水洗浄装置において、貯湯タンクの上面板の給湯室
側にフロートスイッチを設けたので、浄水器本体が傾む
くような状態にあっても貯湯タンク内の水の水位を常に
確実に検出することができる。また、フロートスイッチ
を空気抜き穴の近傍に設けたことにより、貯湯タンクの
上部を空気抜き穴に向って移動する多量の気泡が衝突し
て微小振動が発生するので、物理的動作不良の発生を防
止できる。
【0059】(8)上記(6)又は(7)の温水洗浄装
置において、サーモスタットを、貯湯タンク内の水の水
位が低下してフロートスイッチがOFFし給水ポンプが
停止しても、なおその一部が水中にあるような位置に取
付けたので、常に湯温を監視することができる。
置において、サーモスタットを、貯湯タンク内の水の水
位が低下してフロートスイッチがOFFし給水ポンプが
停止しても、なおその一部が水中にあるような位置に取
付けたので、常に湯温を監視することができる。
【図1】 本発明に係る温水洗浄装置を便器にセットし
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係る温水洗浄装置の斜視図である。
【図3】 図1の系統図である。
【図4】 図2の洗浄器本体の縦断面図である。
【図5】 洗浄器本体の上面図である。
【図6】 洗浄器本体に設置される圧力弁の一部断面図
である。
である。
【図7】 洗浄器本体に設けたノズルユニットを取付け
る取付部の斜視図である。
る取付部の斜視図である。
【図8】 ノズルユニットの斜視図である。
【図9】 ノズルユニットに設けたノズル収容室の背面
図である。
図である。
【図10】 図9の下面図である。
【図11】 図9の中央断面図である。
【図12】 ノズルユニットの一端に設けた連結部の斜
視図である。
視図である。
【図13】 取付部と連結部の作用説明図である。
【図14】 取付部と連結部の作用説明図である。
【図15】 取付部と連結部の作用説明図である。
【図16】 分配器の縦断面図である。
【図17】 クリーンノズルの作用説明図である。
1 洗浄器本体、15 貯湯タンク、17 貯湯室、1
8 給湯室、25 カバー(上面板)、28 ヒータ、
29 サーモスタット、30 温度センサ、31 空気
抜き穴、32 フロートスイッチ、35 トレー、38
排水パイプ、40 サブタンク、46 空気抜きパイ
プ、48 電源基板、49 操作基板、50 操作パネ
ル、60a,60b 給水ポンプ、65 ノズルユニッ
トの取付部、70 ノズルユニット、71 支持板、7
2 ノズル収容室、80 保持室、83 連結部、86
バランサ、90 分配器、97 給水パイプ、98
オーバーフローパイプ、100 便器、101 便器本
体、102 便座。
8 給湯室、25 カバー(上面板)、28 ヒータ、
29 サーモスタット、30 温度センサ、31 空気
抜き穴、32 フロートスイッチ、35 トレー、38
排水パイプ、40 サブタンク、46 空気抜きパイ
プ、48 電源基板、49 操作基板、50 操作パネ
ル、60a,60b 給水ポンプ、65 ノズルユニッ
トの取付部、70 ノズルユニット、71 支持板、7
2 ノズル収容室、80 保持室、83 連結部、86
バランサ、90 分配器、97 給水パイプ、98
オーバーフローパイプ、100 便器、101 便器本
体、102 便座。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】(6)上記(1)又は(2)の温水洗浄装
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室側に温度セン
サ及び又は温度過昇防止器を設けたものである。 (7)上記(4),(5)又は(6)の温水洗浄装置に
おいて、上面板の給湯室側にフロートスイッチを設けた
ものである。 (8)また、上記(6)又は(7)の温水洗浄装置にお
いて、サーモスタットを、フロートスイッチがOFFに
なっても少なくともその一部が水中にある位置に取付け
たものである。
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室側に温度セン
サ及び又は温度過昇防止器を設けたものである。 (7)上記(4),(5)又は(6)の温水洗浄装置に
おいて、上面板の給湯室側にフロートスイッチを設けた
ものである。 (8)また、上記(6)又は(7)の温水洗浄装置にお
いて、サーモスタットを、フロートスイッチがOFFに
なっても少なくともその一部が水中にある位置に取付け
たものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】28は給水管27に近接してカバー25に
取付けられ、貯湯室17内に配設されたヒータ、29は
貯湯室17の上方においてカバー25に取付けられた温
度過昇防止器であるサーモスタット、30は貯湯室17
内の温度を検出する温度センサである。31はカバー2
5の最高所近傍に設けられた空気抜き穴で、後述の空気
抜きパイプ46が接続される。32は給湯室18の上方
において、空気抜き穴31の近傍に配設されてカバー2
5に取付けられたフロートスイッチ、33はヒータ28
に近接してカバー25に設けられた温度過昇防止器であ
る温度ヒューズである。
取付けられ、貯湯室17内に配設されたヒータ、29は
貯湯室17の上方においてカバー25に取付けられた温
度過昇防止器であるサーモスタット、30は貯湯室17
内の温度を検出する温度センサである。31はカバー2
5の最高所近傍に設けられた空気抜き穴で、後述の空気
抜きパイプ46が接続される。32は給湯室18の上方
において、空気抜き穴31の近傍に配設されてカバー2
5に取付けられたフロートスイッチ、33はヒータ28
に近接してカバー25に設けられた温度過昇防止器であ
る温度ヒューズである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】(6)上記(1)又は(2)の温水洗浄装
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室側に温度セン
サ及び又は温度過昇防止器を設けたので、貯湯タンク内
の貯湯を常時監視して所定の温度に維持することができ
る。また、貯湯タンク内の湯温を温度センサと温度過昇
防止器とにより二重にチェックできるので安全な温水洗
浄装置を得ることができる。
置において、貯湯タンクの上面板の貯湯室側に温度セン
サ及び又は温度過昇防止器を設けたので、貯湯タンク内
の貯湯を常時監視して所定の温度に維持することができ
る。また、貯湯タンク内の湯温を温度センサと温度過昇
防止器とにより二重にチェックできるので安全な温水洗
浄装置を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 太平 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 今井 智久 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 稲見 淳一 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 給水された水をヒータで加熱する貯湯タ
ンク、及び該貯湯タンクの温水をノズルに送る給水ポン
プなどを内蔵した洗浄器本体と、 該洗浄器本体から送られた温水を噴射するノズルを備え
たノズルユニットとからなり、 前記貯湯タンクと給水ポンプとを横方向に並設したこと
を特徴とする温水洗浄装置。 - 【請求項2】 貯湯タンクを、貯湯室と該貯湯室の上部
において横方向に延出された給湯室とによってほぼ逆L
字状に構成し、前記給湯室の下方に給水ポンプを配設し
て該給水ポンプの吸込口を前記給湯室に結合したことを
特徴とする請求項1記載の温水洗浄装置。 - 【請求項3】 給水ポンプの下部と洗浄器本体の底板と
の間に弾性部材を配設したことを特徴とする請求項1又
は2記載の温水洗浄装置。 - 【請求項4】 貯湯タンクの上面板を傾斜面で形成し、
その最高所近傍に空気抜き穴を設けたことを特徴とする
請求項1又は2記載の温水洗浄装置。 - 【請求項5】 貯湯タンクの上面板の少なくとも一部を
貯湯室側が低く給湯室側を高く傾斜して形成し、該上面
板の最高所近傍に空気抜き穴を設けたことを特徴とする
請求項1又は2記載の温水洗浄装置。 - 【請求項6】 貯湯タンクの上面板の貯湯室上に温度セ
ンサ及びサーモスタットを設けたことを特徴とする請求
項1又は2記載の温水洗浄装置。 - 【請求項7】 貯湯タンクの上面板の給湯室側にフロー
トスイッチを設けたことを特徴とする請求項4,5又は
6記載の温水洗浄装置。 - 【請求項8】 サーモスタットを、フロートスイッチが
OFFになっても少なくともその一部が水中にある位置
に取付けたことを特徴とする請求項6又は7記載の温水
洗浄装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22143795A JPH0960084A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 温水洗浄装置 |
KR1019960014381A KR970011221A (ko) | 1995-08-30 | 1996-05-03 | 온수세정장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22143795A JPH0960084A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 温水洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960084A true JPH0960084A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16766733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22143795A Pending JPH0960084A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 温水洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0960084A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007932A1 (en) * | 2005-07-13 | 2007-01-18 | Woongjin Coway Co., Ltd | Air removing apparatus |
US10481074B2 (en) | 2010-10-25 | 2019-11-19 | Becton, Dickinson And Company | Systems and user interface for collecting a data set in a flow cytometer |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22143795A patent/JPH0960084A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007932A1 (en) * | 2005-07-13 | 2007-01-18 | Woongjin Coway Co., Ltd | Air removing apparatus |
US10481074B2 (en) | 2010-10-25 | 2019-11-19 | Becton, Dickinson And Company | Systems and user interface for collecting a data set in a flow cytometer |
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