JP2013159896A - 便器装置 - Google Patents

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博 松永
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邦昭 田中
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Abstract

【課題】便器本体側方の開口部を閉塞するサイドカバーを取外し易くした便器装置を提供する。
【解決手段】側方に開口部を有した便器本体2と、開口部を覆い便器本体2に着脱自在のサイドカバー30とを備え、サイドカバー30は、便器本体2からの取外し作業時の指掛け用の凹部31を有し、前記凹部31は、サイドカバー30の表面30aに開口し且つ裏面側に凹んだ形状である。
【選択図】図1

Description

本発明は、便器装置に関するものである。
従来から、便器装置として、本体側面に開口部を有すると共に、この開口部を覆うサイドカバーを備えたものがある(特許文献1等参照)。
特開2009−263994号公報
また、トラップ部が封水姿勢と排水姿勢とを切替自在の便器装置では、停電時に、トラップ部の姿勢を切り替える駆動機構の駆動源への給電が停止して、駆動機構による自動的なトラップ部の姿勢切替が行えなくなる。この場合、トラップ部の姿勢を手動で切り替えるために、開口部内に配置された手動切替用の操作部を操作して、トラップ部の姿勢切替を行うことになる。
ところで、従来の便器装置は、サイドカバーの表面が凹凸の無い略平坦な形状になっている。そのため、給水路のストレーナの清掃や停電時のトラップ部の手動切替のため等で開口部を開放する際に、サイドカバーの位置を使用者が認識し難く、また取外し作業時にサイドカバーを把持し難い等の問題がある。
更に、停電時にあっては、便器装置を設置したトイレルームの照明手段を利用することが困難である場合が多く、照明手段を利用できない状態では、サイドカバーを視認し難く手探りで見つけ出すことになる。この場合も、平坦なサイドカバーでは便器本体の外殻と区別し難く、サイドカバーを見い出し難くなるという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みて発明したもので、その目的とするところは、サイドカバーの位置を認識し易くし、且つサイドカバーの取外し作業を行い易くした便器装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の便器装置は、側方に開口部を有した便器本体と、前記開口部を覆い前記便器本体に着脱自在のサイドカバーとを備え、前記サイドカバーは、前記便器本体からの取外し作業時の指掛け用の凹部を有し、前記凹部は、前記サイドカバーの表面に開口し且つ裏面側に凹んだ形状であることを特徴とする。
この便器装置として、前記表面の開口の上端縁に、前記凹部内に突出する突起を設け、前記突起は、突出先端が前記裏面側を向く形状であることが好ましい。
この便器装置として、前記サイドカバーを前記便器本体に取り付けた状態の平面視において、前記側方に交差する向きを、前後方向とし、前記凹部は前記裏面から突出し、前記凹部の前記裏面から突出した部位の前後方向の両端部のうち、一方の端部を前後方向において開放して設け、前記一方の端部に対向する前記便器本体の部位に、前記一方の端部を閉塞する壁を設けたものであることが好ましい。
本発明は、サイドカバーの位置を認識し易くし、且つサイドカバーの取外し作業を行い易くすることができるという効果を奏する。
便器装置の斜視図である。 同上のサイドカバーを取り外した状態の前方右側から視た拡大斜視図である。 同上のサイドカバーを取り外した状態の後方左側から視た拡大斜視図である。 同上のサイドカバーの凹部周辺の平面図である。 同上のB−B断面図である。 サイドカバーの一部を省略した凹部周辺の透過図であり、(a)が表面側から視た斜視図であり、(b)が裏面側から視た斜視図であり、(c)が開口部に取り付けた状態で表面側から視た斜視図である。 変形例の左側のサイドカバー周辺の斜視図である。
本発明を、添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
本実施形態の便器装置1は、図1に示すように、例えば、トイレルームの床60に設置される。便器装置1は、便器本体2と、便器本体2の上面2aに取り付けられる弁蓋(不図示)及び便座(不図示)とを備える。なお、以下の説明では、便器装置1を床60に設置した状態の平面視を基準として、上記便器に着座した利用者から視て前側を前方、後側を後方とし、前後方向に交差する左右方向を側方とする。
便器本体2は、ボウル部3と、外殻パーツ16と、フレーム7と、排水トラップ5と、付属装置を有した装置ユニット4と、給水ユニット13とを備える。ボウル部3は上方に開口した椀状で、底部に排水口(不図示)を有し、この排水口が排水トラップ5に連通接続してある。
排水トラップ5は、図2に示すように、ケースと、変形性を有する材料で筒状に形成されたトラップ筒(不図示)と、トラップ筒の姿勢を変更する機構部(不図示)とを有しており、所謂トラップ回動式の排水トラップになっている。
トラップ筒はケース内に配置される。そして、トラップ筒は一端がボウル部3の排水口に連通接続してあり、排水口と反対側の自由端側の端部(以下、トラップ筒の先端とする)が上下に回動自在になっている。機構部は、ケースに回動自在で配置された回動アームと、回動駆動源としての駆動モータとを有する。そして、機構部は駆動モータの回動軸が回動アームの一端に連結してあり、回動アームの自由端である他端がトラップ筒の先端のリング(不図示)に連結してある。駆動モータは外部電源である商用電源から給電されることで、駆動する。
排水トラップ5は、駆動モータで回動軸を回動駆動すると、トラップ筒が回動アーム、リングを介して回動して、トラップ筒の自由端側の端部が上向きになったり、下向きになったりするようになっている。そして、排水トラップ5はトラップ筒の先端が上向きになることで封水状態になり、下向きになることで排水状態になる。
また、排水トラップ5は回動軸に手動ハンドル6が連結してある。そして、排水トラップ5は、手動ハンドル6を手動で回転させて回動軸を回転させることで、トラップ筒の先端を回動させて、封水状態と排水状態とに手動で切り替えることができる。
フレーム7は断面矩形状の管で構成されており、例えば金属製となっている。そして、フレーム7は、下フレーム8と、後フレーム9と、前フレーム10と、上フレーム11とを有する。
下フレーム8は、平面視環状に形成してある。そして、下フレーム8は床60上に載置され、ボルト等の固着具12によって床60に固定される。後フレーム9は、下フレーム8の後端部の左右両側端部の夫々に立設してある。前フレーム10は、下フレーム8の前後方向の中間部の左右両側端部の夫々に立設してある。そして、後フレーム9の上端部とこの前方に位置する前フレーム10の上端部とは、左右共に上フレーム11によって連結してある。
上フレーム11には、装置ユニット4(図2参照)と給水ユニット13(図3参照)とが取り付けてある。装置ユニット4は付属装置として、例えば、局部洗浄装置、温風乾燥装置、脱臭装置等を有する。そして、付属装置は、ボウル部3の上方位置或いはリム部18に設けた開口部(不図示)からボウル部32に臨むようにして、上フレーム11に支持される。
給水ユニット13は、図3に示すように、給水源となる水道管に接続される給水路14と、給水路14の通水、止水等を切り替える切替弁(不図示)とを有する。そして、給水ユニット13は、水道管から供給された水を、ボウル部3内に吐出して、ボウル部3の内面を洗浄する。すなわち、本例の便器装置1は、ボウル部3内に供給する水を溜めるためのタンクを有さないタンクレス式となっている。そして、便器本体2は付属装置として、切替弁を介して給水ユニット13を制御する制御部をさらに有する。
また、給水ユニット13は、給水路14の上流側にストレーナ(不図示)が設けてある。そして、ストレーナはストレーナ蓋15に一体で設けてあり、ストレーナ蓋15は給水路14に着脱自在で取り付けてある。そのため、便器装置1は、ストレーナ蓋15を給水路14から取り外すことで、給水路14からストレーナを取り出して、給水路14外でストレーナの洗浄を行うことができる。
外殻パーツ16は、図1に示すように、樹脂製で、フレーム7及び給水ユニット13及び装置ユニット4を覆う。外殻パーツ16は、前部を構成する前パーツ17と、後部を構成する後パーツ20と、後方上部を構成する上パーツ21とで構成される。
前パーツ17は、図2に示すように、ねじ具(不図示)を用いて下フレーム8と前フレーム10の両方に取り付けてある。そして、前パーツ17は、図1に示すように、リム部18及びスカート部19を有する。リム部18は、上方に開口するボウル部3の上縁から外周側に突出しており、リム部18の上面が、便座等を取り付ける便器本体2の上面2aになっている。スカート部19は、平面視後方に開口する略C字状に形成してある。外殻パーツ16はスカート部19によって、ボウル部3を覆う。
後パーツ20は、図3に示すように、平面視板状に形成してある。そして、後パーツ20は排水トラップ5を後方側から覆う。上パーツ21は、図1に示すように、下方に開口した箱状に形成してある。上パーツ21はリム部18の後部及び後パーツ20の上端に取り付けてある。そして、上パーツ21は装置ユニット4の両側方及び前後及び上方を覆う。
また、便器本体2は、図2に示すように、前パーツ17の後端と後パーツ20の側端との間に開口部22を有する。言い換えると、便器本体2は、排水トラップ5を配置した後部の左右両方(両側方)に夫々開口部22が設けてある。そのため、便器装置1は、開口部22を介して排水トラップ5等の便器本体2内部を視認することができる。
更に、便器本体2は、左側から視た側面視において、左側の開口部22内に手動ハンドル6が位置する。そして、便器本体2は、右側から視た側面視において、右側の開口部22内にストレーナ蓋15が位置する。そのため、利用者は、左側の開口部22に手を差し入れることで、手動ハンドル6を操作することができ、右側の開口部22に手を差し入れることで、ストレーナ蓋15の着脱を操作することができる。
言い換えると、便器装置1は、左側の開口部22内に手動ハンドル6が配置してあり、左右方向の反対側である右側の開口部22内に給水路14のストレーナ及びストレーナ蓋15が配置してある。
ところで、便器装置1は、サイドカバー30をさらに備える。サイドカバー30は略矩形の板状に形成してある。そして、サイドカバー30は、板面を側方に向けた状態で、開口部22に取り付けられる。これによって、サイドカバー30は開口部22を覆う。そのため、便器装置1は、開口部22から便器本体2内への水や埃の侵入等を抑制し易くすることができる。
更に、サイドカバー30は取付部(詳細は後述する)を介して便器本体2に着脱自在になっている。これによって、便器装置1はサイドカバー30を取り外すことで、開口部22を外部に開放することができる。そのため、利用者は、サイドカバー30を取り外すことで、開口部22に手を差し入れて、手動ハンドル6等の開口部22内に配置した部材を操作したり着脱したりすることができる。
また、サイドカバー30は、便器本体2に取り付けた状態を基準に、板面のうち、外側方を向く面(表面30a)が、サイドカバー30の周囲の外殻パーツ16の表面と略面一で並ぶ。そのため、便器装置1は側方の表面(側面)を、外殻パーツ16の表面とサイドカバー30の表面30aとで形成してある。以下、特に指定しない限り、サイドカバー30は便器本体2に取り付けた状態の向きを基準に説明する。
サイドカバー30は凹部31を有する。凹部31は、サイドカバー30の表面30aに開口する。そして、凹部31は、表面30aの反対側であるトラップ筒側(内側方)を向く面(裏面30b)側に凹んだ形状になっている。以下、凹部31のサイドカバー30の表面30aの開口を、表面開口31aとする。
表面開口31aは、図4に示すように、側面視略矩形状になっている。具体的には、表面開口31aの前後寸法が、例えば約40mmで、上下寸法が、例えば約20mmとなっており、人差し指と中指等の指を複数本挿入することができる。これによって、サイドカバー30の便器本体2からの取外し作業時に、利用者は凹部31に指を掛ける(引っ掛ける)ことで、サイドカバー30を保持することができ、この保持した状態でサイドカバー30を取り外すことができる。そのため、凹部31は、この取外し作業用の操作部になっている。
更に、凹部31は、表面開口31aの端縁の表面30aとの角や、前後の端縁と上下の端縁との角が丸みを帯びた形状になっている。言い換えると、凹部31は表面開口31aにエッジが無い形状になっている。これによって、利用者は凹部31に指を引っ掛け易くすることができる。
また、便器装置1は、取付部として、サイドカバー30の上端側でサイドカバー30を保持する第1取付部と、サイドカバーの前後端側でサイドカバー30を保持する第2取付部とを有する。なお、図3では、取付部の図示を省略している。
第1取付部は、図2に示すように、サイドカバー30に設けた凸部40と、便器本体2に設けた挿入部41とを有する。凸部40は、サイドカバー30の裏面30bの上端に設けてあり、凹部31より後方に位置する。そして、凸部40は裏面30bから側方に突出する。挿入部41は上パーツ21の下端に設けてあり、外側方に開口した凹所或いは貫通孔になっている。そして、挿入部41は凸部40を挿入可能になっている。
更に、第1取付部は、挿入部41に凸部40を挿入して(掛け止めして)、凸部40が挿入部41の開口縁や内面に当接されることで、サイドカバー30を上下方向に位置決めし且つ便器本体2に保持する。そして、第1取付部は、サイドカバー30を外側方に移動させる、或いは上端を外側方に傾けることで、凸部40を挿入部41から取り出して、保持を解除することができる。
第2取付部は、サイドカバー30に設けた第1面ファスナー42と、便器本体2に設けた第2面ファスナー43とを有する。第1面ファスナー42は、サイドカバー30の裏面30bの前端の凹部31より下方の上下二箇所と、裏面30bの後端側の一箇所(不図示)とに設けてある。後端側の第1面ファスナー42は、前端の第1面ファスナー42のうち、上方に位置する第1面ファスナー42と略同じ高さに位置する。第2面ファスナー43は、第1面ファスナー42に対向する外殻パーツ16の部位に設けてある。具体的には、第2面ファスナー43が、前パーツ17の後端の上下二箇所と、後パーツ20の側端の一箇所とに設けてある。
すなわち、第2取付部は、前パーツ17にサイドカバー30の前端を当接した状態で、前パーツ17の第2面ファスナー43に、サイドカバー30の前端の第1面ファスナー42が取り付けられる。そして、第2取付部は、後パーツ20にサイドカバー30の後端を当接した状態で、後パーツ20の第2面ファスナー43に、サイドカバー30の後端側の第1面ファスナー42が取り付けられる。
更に、第2取付部は、第1面ファスナー42と第2面ファスナー43とを噛み合せることで、サイドカバー30を前後方向において位置決めし且つ便器本体2に保持する。そして、第2取付部は、第1取付部の保持を解除した状態で、サイドカバー30を上方や外側方に移動させることで、第1面ファスナー42と第2面ファスナー43との噛み合いが外れて、保持を解除することができる。
このように、サイドカバー30は、便器本体2装着状態において、凹部31を介してサイドカバー30の上端を外側方に傾けることで、第1取付部での保持を解除することができる。そして、第1取付部の保持解除後、凹部31を介してサイドカバー30を上方に持ち上げる或いは外側方に引っ張ることで、第2取付部での保持を解除することができる。言い換えると、便器装置1は、凹部31に指を掛けた状態で、第1取付部及び第2取付部の両方の保持を解除することができる。
そのため、例えば、利用者が初めてサイドカバー30の取外し作業を行う場合等に、凹部31に指や手が触れることで、サイドカバー30の位置を認識することができる。更に、停電時に排水トラップ5を手動で排水姿勢に切り替える場合、便器装置1を設置したトイレルームの照明手段を利用できない状態であっても、凹部31によってサイドカバー30を手探りで見つけ出し易くすることができる。
そして、サイドカバー30の位置を認識後、この凹部31に指を掛けて、サイドカバー30を外側方や上方に動かすことで、全ての取付部の保持を解除して、サイドカバー30を便器本体2から取り外すことができる。言い換えると、便器装置1は、サイドカバー30に凹部31を設けたことで、利用者は凹部31を操作部としてサイドカバー30を取り外すことができて、サイドカバー30の取外し作業を行い易くすることができる。
更に、指掛け用の操作部として凹部31をサイドカバー30に設けたことで、操作部として貫通孔を設けた場合に比べて、操作部を介して便器本体2内へ水が浸入することを、抑制し易くすることができる。
また、凹部31は、図5、図6に示すように、上面部33及び下面部34が裏面30bから側方に突出する。上面部33及び下面部34は突出先端が底面部35に一体で接続されている。底面部35は表面開口31a及び裏面30bに対向して位置する。そして、凹部31は、上面部33、下面部34、底面部35各々の後端が後面部36で一体に接続されており、後面部36は上面部33、下面部34、底面部35各々の後端で囲まれた部位を閉塞する。更に、凹部31は、上面部33、下面部34、底面部35各々の前端で囲まれた部位が前後方向に開放されており、前面を有していない。
言い換えると、表面開口31aを有した凹部31は、サイドカバー30の裏面30bに、箱状に突出した部位を有する。そして、凹部31は、突出した部位の前後方向を向く面のうち、前面側が開放してあり、後面側が閉塞してある。以下、上面部33、下面部34、底面部35各々の前端で囲まれた、前面側の前後方向において開放した部位を、前開放部37とする。
上面部33は、前後方向において、後端が表面開口31aの後端に略一致して位置して連続し、前端が表面開口31aの前端より前方に位置する。そして、上面部33は裏面30bに至る基端(外側端)が表面開口31aの上端縁より上方に位置する。言い換えると、凹部31は、表面開口31aの上端縁が上面部33より下方に突出して位置する。これによって、サイドカバー30は、凹部31内に挿入した利用者の指を凹部31(表面開口31aの上端縁)に引っ掛け易くすることができる。そのため、便器装置1は、凹部31を操作部に用いて、サイドカバー30を取り外すことができて、サイドカバー30の取外し作業を行い易くすることができる。
下面部34は、前後方向において、後端が表面開口31aの後端に略一致して位置して連続し、前端が表面開口31aの前端より前方に位置する。そして、下面部34は、上下方向において、外側端が表面開口31aの下端縁に略一致して位置して連続する。更に、下面部34は、表面開口31a側程下向きに傾斜した傾斜面になっている。これによって、凹部31は、表面開口31aから内部に水が浸入した際に、下面部34の傾斜に沿って表面開口31a側に流動し易くなっている。そのため、便器装置1は、水が凹部31を介して便器本体2内(外殻パーツ16より内部)に浸入することを抑制し易くすることができる。
後面部36は、前後方向において、表面開口31aの後端から内側方に突出する。前開放部37は、便器本体2装着時に、便器本体2に設けたリブによって閉塞される。リブは例えば、側方に突出して、外殻パーツ16の端部或いはフレーム7に設けてある。そして、リブは後方側を向く端面を有し、この端面で前開放部37を閉塞する。言い換えると、便器本体2は、前開放部37を閉塞する壁23を有する。
このように、サイドカバー30は、凹部31の裏面30b側に突出した部位の上下面(上面部33及び下面部34)を閉塞し、且つこの突出した部位の前後面のうち、一方の面(前面)を開放し残りの一方の面(後面部36)を閉塞した形状になっている。そして、サイドカバー30は、サイドカバー30を注型成形等で樹脂成形する際に、成形後の離型時に凹部31形成用の入れ子を前開放部37を介して抜き出し易くなる等で、凹部31をサイドカバー30と一体で樹脂成形し易くすることができる。そのため、便器装置1は、凹部31を設けたサイドカバー30を、樹脂成形で製造し易くすることができる。
更に、便器装置1は、サイドカバー30を取り付けることで、便器本体2側に設けた壁23で凹部31の前面(前開放部37)が閉塞されるため、前開放部37から便器本体2内への水の浸入を抑制し易くすることができる。そして、凹部31の下面部34を表面開口31a側に下向き傾斜としたことで、凹部31内に水が浸入した際に、この傾斜に沿って表面開口31a側に流動し易くすることができて、凹部31内に水が溜まり難くすることができる。そして、水が表面開口31a側に流動するため、凹部31を介した便器本体2内への水の浸入を抑制し易くすることができる。
また、凹部31は、図5に示すように、表面開口31aの上端縁に、凹部31内に突出する突起32を有する。突起32は上面部33より下方に位置する。そして、突起32は突出先端が底面部35側(裏面30b側)を向く形状になっている。更に、突起32の突出先端は、角が丸みを帯びた形状になっている。
これによって、サイドカバー30は、例えば力を加えた際に凹部31に差し入れた指が凹部31から外れ難くなる等で、利用者に掴み易くすることができる。そのため、サイドカバー30の取外し作業をより行い易くすることができる。
以下、図7に基づき、変形例を説明する。なお、前述した構成と、重複する構成に対する説明は省略する。
本例の便器装置1は付属装置として、ボウル部3に洗浄液を吐出する洗浄液吐出装置を有する。洗浄液吐出装置は、洗浄液を貯留する液タンク50を、便器本体2に着脱自在で備える。液タンク50は右側の開口部22内に配置してある。そして、液タンク50は、開口部22から外側方に突出する。サイドカバー30は、液タンク50の突出した部位と重なる位置に開口を有する。そして、サイドカバー30は、この開口及び液タンク50の突出した部位を覆うタンクカバー51を備える。
タンクカバー51はサイドカバー30に対して回動自在で設けてある。そして、タンクカバー51は、この回動によって、液タンク50を覆い且つ開口を閉塞する閉塞状態と、タンクカバー51を上方に取出し自在で開口を開放する開放状態とに切り替わる。更に、便器装置1は、この開放状態を有したことで、サイドカバー30を取り外さずに、液タンク50を便器本体2から取出して、便器本体2外で液タンク50へ洗浄液を補充することができる。
また、便器装置1は、サイドカバー30が取付部(詳細は後述する)を介して便器本体2に着脱自在になっている。そして、サイドカバー30は、タンクカバー51を備えた状態で、便器本体2から取り外することができる。そのため、便器装置1は、サイドカバー30を取り外して右側の開口部22を開放することで、ストレーナを取出し清掃することができる。
更に、サイドカバー30は、凹部31を有する。凹部31はタンクカバー51より上方に設けてある。そのため、便器装置1は、指を凹部31に引っ掛けてサイドカバー30を取外す際に、凹部31に指を引っ掛けた手や腕をタンクカバー51に干渉し難くすることができる。
取付部は、サイドカバー30の上端側でサイドカバー30を保持する第3取付部と、サイドカバー30の下端側でサイドカバー30を保持する第4取付部とを有する。
第3取付部は、先端部の膨出したストライク45と、ストライク45を嵌め込むラッチ機構(不図示)とを有しており、所謂ラッチ式の取付部になっている。具体的には、第3取付部が、サイドカバー30の凸部40をストライク45とし、挿入部41がラッチ機構を備えた構成になっている。そのため、第3取付部は、ストライク45をラッチ機構(挿入部41)に嵌め込むことで、サイドカバー30の上部を便器本体2に保持する。そして、第3取付部は、サイドカバー30を保持した状態で、ストライク45を挿入部41側に押し込むことで、ストライク45がラッチ機構から外れて挿入部41外に出されて、サイドカバー30の保持が解除される。すなわち、第3取付部は、所謂プッシュラッチ式の取付部になっている。
第4取付部は、サイドカバー30に設けた足部46と、便器本体2に設けた足掛け部47とを有する。足部46はサイドカバー30の裏面30bの下端に設けてある。そして、足部46はサイドカバー30の下端より下方に突出して位置する。足掛け部47は下フレーム8に設けてある。足掛け部47は、上方に開口した外側方に開口した凹所或いは貫通孔になっている。そして、足掛け部47は足部46を挿入可能になっている。
更に、第4取付部は、足掛け部47に足部46を挿入して(掛け止めして)、足部46が足掛け部47の開口縁や内面に当接されることで、サイドカバー30を上下方向及び前後方向に位置決めし且つ便器本体2に保持する。そして、第4取付部は、サイドカバー30を上方に移動させる、或いは外側方に傾けた姿勢で上方に移動させることで、足部46を足掛け部47から抜き出して、保持を解除することができる。また、足部46を足掛け部47へ掛け止める第4取付部での保持作業は、ストライク45をラッチ機構部に嵌め込む第3取付部での保持作業前に行われる。そして、第4取付部での保持を解除する作業は、第3取付部での保持を解除する作業の後に行われる。
これによって、便器装置1は、利用者が第3取付部の位置を認識できない場合であっても、凹部31を介してサイドカバー30を便器本体2の内部側に押すことで、第3取付部での保持を解除することができる。そして、便器装置1は、第3取付部の保持を解除した状態で、凹部31を介して第4取付部の保持を解除することで、便器本体2からサイドカバー30を取り外すことができる。言い換えると、便器装置1は、凹部31に指を掛けた状態で、第3取付部及び第4取付部の両方の保持を解除することができる。そのため、サイドカバー30の取外しを行い易くすることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の2つの構成のみに限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更を行うことが可能である。例えば、便器装置1は、取付部として、ラッチ式の第3取付部と、面ファスナーを用いた第2取付部とを有したものや、第1取付部や第3取付部に面ファスナーを用いたもの等であってもよい。また、例えば、取付部は、面ファスナーやラッチ式のものに限らず、係止爪を引っ掛けて保持するものや、凹凸等の嵌り合いで保持するもの等であってもよい。
また、便器装置1は、例えば、サイホン式やサイホンゼット式の排水トラップ5を備えた手動ハンドル6の無いものであってもよい。また、便器装置1は、タンクレス式のものに限らず、貯水タンクを備えたもの等であってもよい。また、洗浄液吐出装置を備えた便器装置1において、洗浄液タンク50が、側方に突出しないものや、開口部22内に位置しないものであってもよい。また、両側方に開口部22を有した便器装置1に限らず、例えば、一方の側方のみに開口部22を有したものであってもよい。また、凹部31は、表面開口31aから底面部35までの寸法をサイドカバー30の板厚より小さい値或いは略同じ値にして、サイドカバー30内に収めて設けたものであってもよい。
1 便器装置
2 便器本体
22 開口部
23 壁
30 サイドカバー
30a 表面
30b 裏面
31 凹部
31a 表面開口
32 突起
36 後面部
37 前開放部

Claims (3)

  1. 側方に開口部を有した便器本体と、前記開口部を覆い前記便器本体に着脱自在のサイドカバーとを備え、
    前記サイドカバーは、前記便器本体からの取外し作業時の指掛け用の凹部を有し、
    前記凹部は、前記サイドカバーの表面に開口し且つ裏面側に凹んだ形状である
    ことを特徴とする便器装置。
  2. 前記凹部は、前記表面の開口の上端縁に、突起を有し、
    前記突起は、前記表面から前記裏面側に向けて突出して前記凹部内に設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記サイドカバーを前記便器本体に取り付けた状態の平面視において、前記側方に交差する向きを、前後方向とし、
    前記凹部は前記裏面から突出し、
    前記凹部の前記裏面から突出した部位の前後方向の両端部のうち、一方の端部を前後方向において開放して設け、
    前記一方の端部に対向する前記便器本体の部位に、前記一方の端部を閉塞する壁を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の便器装置。
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