JP6210958B2 - 殺菌・消臭機能付き仮設トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、土木・建設現場やイベント会場などに設置される殺菌・消臭機能付き仮設トイレに関する。
特許文献1には、ボックスの一部としてプラスチックのブロー成形体からなる中空2重壁のドアパネルを有する仮設トイレにおいて、前記ドアパネルの中空内部にオゾン発生装置を設置し、発生したオゾンをボックス内外のドアノブ及びロック摘みに向けて放出し、前記ドアノブ及びロック摘みを除菌し、かつボックス内の消臭を行うことが記載されている。
特許文献2には、オゾン発生装置をボックス内に設置し、発生したオゾンを、通気経路(配管)を介して、便器の排出口と便槽の受入口の間を連結する通路(通路15)により画定される膨出形状空間内に放出し、オゾンを主として前記膨出形状空間内に漂わせ、除菌及び消臭を行うことが記載されている。
特許文献3には、和式便器を男子小便器や洋式便器に交換し、又は逆に男子小便器や洋式便器を和式便器に交換することができる仮設トイレが記載されている。この交換を可能とするため、特許文献3では、仮設トイレのボックスの後壁の下端に開口を形成し、和式便器のフロアパネル及びステップを、前記開口を通してボックス内から後方に取り出し又はボックス内に装入可能とし、さらにフロアパネルに和洋便器共用の穴(便槽に通じる穴)と小便器用の穴を形成している。
また、本出願人の出願に係る特願2013−46531には、和式便器を洋式便器に交換し、又は洋式便器を和式便器に交換することができる簡易水洗式仮設トイレが記載されている。詳しくは後述するが、和式便器はフロアパネル上に設置される水タンク兼デッキに収容し、かつ前記水タンク兼デッキ(和式便器を含む)は、前方のドアを通してボックス内から前方に取り出し又はボックス内に装入可能とし、洋式便器は下端にアダプターパネルを取り付け、このアダプターパネルをフロアパネル上に固定できるようにし、水タンクと共に前方のドアを通してボックス内から前方に取り出し又はボックス内に装入可能としている。
特開2011−251023号公報 特開2014−14411号公報 特開2005−232674号公報
特許文献1に記載された仮設トイレでは、ドアノブ及びロック摘みに向けてオゾンを放出しているため、人の手が触れる箇所の除菌は効率よく行われるが、その一方で、臭気発生源である便器の下方にオゾンが到達しにくく、ボックス内の消臭効果が小さいという問題がある。
特許文献2に記載された仮設トイレでは、便器の排出口と便槽の受入口の間の膨出形状空間にオゾンを放出することにより、臭気発生源でもある同空間のオゾン濃度を高めて、除菌及び消臭効果を効率的に発揮させることができる。しかし、この仮設トイレには、次のような問題がある。
レンタルが多い仮設トイレでは、便器の交換(例えば和式便器⇔洋式便器)や、洗浄のために便槽の取り外しが頻繁に行われる。その作業の際、便器、踏み台(デッキ)、フロアパネル等の部材が当たって通気経路である配管が潰れたり、破損したりする。
また、和式便器と洋式便器では、前記膨出形状空間を画定する通路(特許文献2の図1の通路15参照)の形状、構造が異なるので、便器の交換のたびに、通気経路(配管)と前記通路との接続を解除しかつ接続し直す作業が必要となる。
オゾン発生装置が便槽上に固定されているケース(特許文献2の図1参照)では、便槽の取り外し及び取り付けのたびに、通気経路(配管)と前記膨出形状空間を画定する通路との接続を解除したり接続し直したりする作業が必要となる。
オゾン発生装置がボックス内の奥深く(踏み台内)に設置されているため、これらを取り外して別の仮設トイレに移設しようとした場合、便器(必要に応じてフロアパネル及び踏み台も)を取り外して作業する必要があり、作業が面倒である。
オゾン発生装置がボックス内に設置されているため、オゾンと共にアンモニアを含む空気がオゾン発生装置から通気経路(配管)に流れ、これにより、前記通気経路に反応生成物の結晶が堆積して閉塞するおそれがある。
このように、特許文献2に記載された仮設トイレは、オゾン発生装置を設置したことで、便器の交換や便槽の取り外し及び取り付け作業に特別の慎重さが要求され、あるいは余分の面倒な作業が必要になり、これが仮設トイレを設置し又はメンテナンス等を行う作業者の大きい負担となっている。また、オゾン発生装置をボックス内に設置したことで、同装置の移設作業が面倒となり、かつ通気経路(配管)が閉塞するおそれもある。
本発明は、オゾン発生装置を設置した従来の仮設トイレ(特に特許文献2に記載された仮設トイレ)に係る上記問題点に鑑みてなされたもので、便器の交換や便槽の取り外し及び取り付け作業に上記のような特別の慎重さが必要とされず、余分の面倒な作業も必要がないようにして、仮設トイレの設置又はメンテナンス等の作業を容易に行えるようにすることを主たる目的とする。また、オゾン発生装置をボックス内に設置したことによる上記問題点を解決することを他の目的とする。
本発明は、上壁に開口を有する便槽の上に、上下方向に貫通する開口を有するフロアパネルが設置され、前記フロアパネルの上に排出口を備えた便器が設置され、前記便器の周囲が前面ドア付きのボックスで囲繞され、さらにオゾン発生装置を備え、前記オゾン発生装置から送り出されたオゾンが前記便器の下方の空間に放出されるようにした除菌・消臭機能付き仮設トイレにおいて、前記フロアパネルがプラスチックのブロー成形体からなり、前記フロアパネルの中空内部がオゾンの通気経路となり、かつ前記フロアパネルにオゾンを吹き出す吹出開口が形成され、前記オゾン発生装置から送り出されたオゾンが前記フロアパネルの中空内部を通り、前記吹出開口から前記空間に放出されることを特徴とする。なお、前記オゾン発生装置と前記フロアパネルは、配管等の通気経路を介して接続される。また、上記便器には、和式便器、洋式便器、男子小便器等が含まれる。
上記仮設トイレは、例えば次に示す実施の形態をとることができる。
(1)前記オゾン発生装置が前記ボックスの外側に設置され、通気経路(配管等)を介して前記フロアパネルに接続されている。この場合、前記オゾン発生装置は外気を取り入れオゾンと共に前記通気経路に送り出す。
(2)前記便器が和式便器であり、前記フロアパネルの上に設置されるデッキに収容されている
(3)前記便器が洋式便器であり、前記フロアパネルの上に設置される。この場合、洋式便器を直接フロアパネルに設置することができ、あるいはアダプターパネルを介してフロアパネルに設置することもできる。前記アダプターパネルは上下方向に貫通する開口を有し、前記フロアパネルの開口より大きくその全面を覆う平面視輪郭を有する。前記アダプターパネルは前記洋式便器の下端に固定され、前記アダプターパネルが前記フロアパネルの上に取り付けられる。前記アダプターパネルは、前記フロアパネルに対し取り付け又は取り外し自在であることが好ましい。
(4)前記便器を和式便器から洋式便器へ又は洋式便器から和式便器へ、必要に応じて変更することができる。フロアパネルは和洋共用である。この場合、洋式便器については、下端に前記アダプターパネルを固定し、このアダプターパネルを前記フロアパネルに対し取り付け又は取り外し自在とすることが好ましい。
(5)上記(3)、(4)において、前記アダプターパネルが前記フロアパネルの上で前記開口の左右に張り出している。
(6)上記(3)〜(5)において、前記アダプターパネルは、下面後方側に固定爪、下面前方側に可動爪が設置され、前記固定爪は前記フロアパネルの開口の後方側縁部から前記フロアパネルの下に差し入れられ、前記可動爪は進出又は後退自在で、進出させたとき前記フロアパネルの開口の前方側縁部から前記フロアパネルの下に差し入れられる。この構造により、前記アダプターパネルは前記フロアパネルに対し取り付け又は取り外し自在である。
本発明によれば、上壁に開口を有する便槽の上に上下方向に貫通する開口を有するフロアパネルが設置され、前記フロアパネルの上に排出口を備えた便器が設置されるタイプの仮設トイレにおいて、前記フロアパネルの中空内部を通気経路として利用するとともに、前記フロアパネルにオゾンを吹き出す吹出開口を形成し、オゾンを前記吹出開口から放出するようにして、便器周りから配管をなくしたことにより、便器の交換や便槽の取り外し及び取り付け作業において、従来の仮設トイレのように特別に慎重な作業及び余分の面倒な作業を必要としなくなる。
本発明は、便器を和式便器から洋式便器へ又は洋式便器から和式便器へ変更できるようにした仮設トイレに適用した場合に特に有用である。
前記吹き出し開口は、フロアパネルの任意の位置に、任意の大きさ及び個数で設置できるので、オゾンを便器の下方の空間だけでなく、他に除菌及び消臭を行いたい箇所があれば、同箇所に放出することができる。
本発明の好ましい形態として、オゾン発生装置をボックスの外側に設置して、前記オゾン発生装置が外気を取り入れるようにし、前記オゾン発生装置と前記フロアパネルを通気経路(配管)を介して接続した場合、前記通気経路(配管)並びにフロアパネルの内部空間及び吹き出し開口に反応生成物が堆積し、同通気経路(配管)や吹き出し開口を閉塞するおそれがない。オゾン発生装置を別の仮設トイレに移設する作業も容易に行える。
特願2013−46531の発明に係る仮設トイレ(和式)の斜視図(ボックス省略)である。 特願2013−46531の発明に係る仮設トイレ(洋式)の斜視図(ボックス省略)である。 図1,2に示すフロアパネルの平面図である。 図2に示すアダプターパネルの平面図(a)、側面図(b)及び底面図(c)である。 図2に示すフロアパネル上に設置したアダプターパネル及び周辺部の断面図である。 本発明に係る仮設トイレ(和式)の断面図である。 本発明に係る仮設トイレ(洋式)の断面図である。
はじめに、図1〜5を参照して、従来例である特願2013−46531の発明に係る仮設トイレについて説明する。
図1に示す仮設トイレ(和式)は、簡易水洗式で、便槽1と、便槽1の上に設置された平らなフロアパネル2と、フロアパネル2の上に設置された水タンク兼デッキ3と、水タンク兼デッキ3に収容された和式便器4と、フロアパネル2の周縁に沿って水タンク兼デッキ3及び和式便器4の周囲を囲繞する図示しない前面ドア付きのボックス等を備える。水タンク兼デッキ3にはポンプ5が設置され、このポンプ5を踏むことにより水タンク兼デッキ3内の水が和式便器4内に流れ、洗浄する。和式便器4内に流れた水は、汚物と共に和式便器4の排出口6を通り、フロアパネル2に形成された上下に貫通する開口7及び便槽1の上壁に形成された開口8の内側を通って、便槽1内に流下する。
図2に示す仮設トイレ(洋式)は、図1に示す仮設トイレ(和式)の水タンク兼デッキ3を水タンク9に置き代え、和式便器4をアダプターパネル11上に設置した洋式便器12に置き換えたものである。水タンク9は、アダプターパネル11及び洋式便器12の後方側においてフロアパネル2上に配置される。水タンク9にはポンプ13が設置され、このポンプ13を押さえることにより水タンク9内の水が洋式便器12内に流れ、洗浄する。洋式便器12内に流れた水は、汚物と共に洋式便器12の図示しない排出口を通り、アダプターパネル11の開口14、フロアパネル2の開口7及び便槽1の開口8の内側を通って、便槽1内に流下する。
前記アダプターパネル11は、図4に示すように、平面視で前方側(ボックスのドア側)が幅広に形成されて一定幅を有し、後方側(ボックスの奥側)は幅が次第に減少し略台形状をなし、略中央部に上下に貫通する開口14が形成されている。アダプターパネル11の左右幅は、特にその前方側においてフロアパネル2に形成された開口7の左右幅よりかなり大きく、この例では倍以上の大きさに設定されている。これは、アダプターパネル11をフロアパネル2上に設置した際に、開口7の左右に大きく張り出させ、左右のぐらつきを防止するためである。この観点からいえば、アダプターパネル11の左右幅は広い方がより望ましく、例えばボックス内のスペースの左右幅の大部分(1/2以上)、好ましくは3/4以上を占める大きさ、一般的なサイズの仮設トイレであれば500mm以上に設定することが望ましい。アダプターパネル11は、上面前方側に少し凹んだ四角形の凹所15が形成され、ここにレバー16が水平揺動自在に配置されている。アダプターパネル11の下面略中央部に、下向きに突出した平面視略四角形の凸部17が形成され、凸部17の位置に前記開口14が形成されている。フロアパネル2の開口7に比べると、この開口14のサイズはかなり小さい。凸部17の略四角形の外縁17aのサイズは、フロアパネル2に形成された開口7よりやや小さく、該開口7に嵌るようになっている。
凸部17の下面前方側に少し凹んだ四角形の凹所18が形成され、ここに可動爪19が水平揺動自在に配置されている。可動爪19はピン21を介してレバー16と連結し、レバー16を揺動させると凹所18内で共に揺動し、これにより可動爪19を凸部17の外縁17aから前方側に突出させ(図4(c)の状態)、又は前記外縁17aの内側に収容することができる。また、凸部17の下面後方側に先端を後方側に向けた固定爪22が固定され、その先端部は凸部17の外縁17aから後方側に突出している。
なお、便槽1、フロアパネル2、水タンク兼デッキ3、水タンク9及びアダプターパネル11のそれぞれの本体部分は、例えばプラスチックのブロー成形体からなる。
図1に示す仮設トイレ(和式)を図2に示す仮設トイレ(洋式)に変更する場合、まず、水タンク兼デッキ3を和式便器4ごと、フロアパネル2上から取り外す。取り外した水タンク兼デッキ3及び和式便器4は、例えばボックスのドアから運び出す。
次に、仮設トイレ(洋式)用の水タンク9をボックス内に運び入れ、フロアパネル2上の所定位置(図2参照)に設置し、洋式便器12を上面に取り付けたアダプターパネル11を運び入れ、所定位置に設置する。具体的には、図5を参照して説明すると(図5において洋式便器12は図示省略)、可動爪19を内側に収容した状態で、アダプターパネル11の凸部17を、固定爪22,22を先にしてフロアパネル2の開口7に斜めに嵌め入れ、固定爪22,22を前記開口7の後方側の縁部からフロアパネル2の下に差し入れ、前記凸部17を前記開口7に嵌め込む。これにより、アダプターパネル11はフロアパネル2上に水平に置かれる。続いて、レバー16を水平揺動させ、可動爪19を凸部17の外縁から前方側に突出させる。上記構造により、アダプターパネル11はフロアパネルに対して取り付け又は取り外し自在であり、この作業に工具等は不要である。
なお、水タンク兼デッキ3及び和式便器4の運び出し、水タンク9と洋式便器12の運び入れは、ボックス後部から行ってもよい(特許文献3参照)。あるいは、水タンク兼デッキ3及び和式便器4の取り外し、水タンク9と洋式便器12の取り付け等を、ボックスを外した状態で行うこともできる。
図5に示すように、フロアパネル2の開口7にアダプターパネル11の凸部17が嵌り、固定爪22,22が前記開口7の後方側縁部においてフロアパネル2の下に差し入れられ、可動爪19が前記開口7の前方側縁部においてフロアパネル2の下に差し入れられる。また、アダプターパネル11の左右幅を前記のとおり大きく設定したことで、図2に示すように、アダプターパネル11が開口7の左右においてフロアパネル2の上に広く張り出している(張り出し部11a)。以上の構成により、アダプターパネル11の前後方向及び左右方向のぐらつきが効果的に防止され、アダプターパネル11上に設置された洋式便器12が安定する。
次に図6,7を参照して、本発明に係る仮設トイレについて具体的に説明する。なお、図6,7に示す仮設トイレの基本構造(オゾン発生装置とその関連部分を除いた構造)は、細かい相違が多少あるが、図1〜5を参照して説明した仮設トイレとほぼ同じである。図6,7に示す仮設トイレにおいて、右側が前方側(ドア)であり、左側が後方側である。なお、図6,7において、図1〜5に示す仮設トイレと実質的に同じ部位には、同じ番号を付与している。
図6に示す仮設トイレは和式であり、水タンク兼デッキ3がフロアパネル2の上に設置され、和式便器4が水タンク兼用デッキ3の空所に収容されている。フロアパネル2の上に、和式便器4の周囲を囲繞するボックス23が設置され、ボックス23の後方側下部に開口24が形成され、同開口24から水タンク兼用デッキ3の水タンクの一部が、ボックス22外に突出している。和式便器4の排出口6の下に、臭気がボックス21内に上昇するのを防止するフラッパー(開閉弁)25が設置されている。また、和式便器4の下部に、排出口6から流下する汚物や水をフロアパネル2の開口7に案内するロート状のガイド部材26が、和式便器4の排出口6の周囲を包囲するように設置されている。このガイド部材26は、上端部が和式便器4の下部に接触し、下端部がフロアパネル2の開口7の縁に接触し、フラッパー25と共に、和式便器4の下方の空間S(フロアパネル2の開口7の内側の空間及び便槽1内の空間を含む)を閉塞している。そのほか、図6において、27は水タンク兼用デッキ3の水タンクの給水開口の蓋、28は便槽1の汲み取り開口の蓋である。
この仮設トイレでは、ボックス23の背面にオゾン発生装置31が設置され、オゾン発生装置31とフロアパネル2が通気経路(配管)33を介して接続されている。オゾン発生装置31は、外気を取り込みオゾンと共に配管33に送り出す送気手段31a(例えばポンプ、ファン等)を含む。また、フロアパネル2には、開口7の周壁に複数個の穴(吹出開口)34が形成されている。オゾン発生装置31(送気手段31aを含む)が作動すると、取り込まれた外気がオゾンと共に配管33に送り出され、フロアパネル2の中空内部に送り込まれる。フロアパネル2の中空内部に送り込まれたオゾンは、前記中空内部を流れ、吹出開口34から空間Sに放出される。空間Sに放出されたオゾンは、臭気発生源でもある同空間S内を漂い、除菌及び消臭効果を発揮する。
図7に示す仮設トイレは洋式であり、水タンク9及び洋式便器12がフロアパネル2の上に設置されている。水タンク9はボックス23の後方側に設置され、その一部はボックス23の後方側の開口24から、ボックス23外に突出している。洋式便器12は、脚部35の下端にアダプターパネル11が固定され、排出口36の下部に該排出口36から流下する汚物や水をアダプターパネル8の開口14の内側に案内するガイド部材37が、前記排出口36の周囲を包囲するように設置されている。ガイド部材37は、上下のロート状のガイド部38,39を有し、ガイド部38の下端に、臭気がボックス23内に上昇するのを防止するフラッパー(開閉弁)41が設置されている。ガイド部材37は、ガイド部38の上端が洋式便器(本体部)12の下部に接触し、ガイド部39の下端がアダプターパネル11の開口14に臨むように設置されている。洋式便器12の筒状の脚部35とガイド部材37が、フラッパー41と共に、洋式便器12の下方の空間S(アダプターパネル11の開口14及びフロアパネル2の開口7の内側の空間並びに便槽1内の空間を含む)を閉塞している。そのほか、図7において、42は水タンク9の給水開口の蓋である。
この仮設トイレでも、ボックス23の背面にオゾン発生装置31が設置され、オゾン発生装置31とフロアパネル2が通気経路(配管)33を介して接続されている。フロアパネル2は、図6に示す仮設トイレのものと同じ(共用)である。オゾン発生装置31(送気手段31aを含む)が作動すると、取り込まれた外気がオゾンと共に配管33に送り出され、フロアパネル2の中空内部に送り込まれる。フロアパネル2の中空内部に送り込まれたオゾンは、前記中空内部を流れ、前記吹出開口34から空間Sに放出される。空間Sに放出されたオゾンは、臭気発生源でもある同空間S内を漂い、除菌及び消臭効果を発揮する。
先に述べたとおり、図6に示す仮設トイレ(和式)を図7に示す仮設トイレ(洋式)に変更し、逆に図7に示す仮設トイレ(洋式)を、図6に示す仮設トイレ(和式)に変更することができる。
図6に示す仮設トイレ(和式)を、図7に示す仮設トイレ(洋式)に変更する場合、先に記載したように、水タンク兼デッキ3を和式便器4ごとフロアパネル2から取り外し、フロアパネル2上を前方に滑らせて、ボックス23のドア23aから運び出す。次に、水タンク9をドア23aからボックス23内に運び入れ、後方の所定位置に設置し、下面にアダプターパネル11を取り付けた洋式便器12を運び入れ、所定位置に設置する。洋式便器19の設置方法は、先に記載したとおりである。
図7に示す仮設トイレ(洋式)を、図6に示す仮設トイレ(和式)に変更する場合、上記のプロセスと逆のプロセスを実施する。
いずれにしても、仮設トイレを和式から洋式へ又は洋式から和式へと変更する際、交換する必要があるのは、和式の場合、水タンク兼デッキ3と和式便器4(ガイド部材26を含む)であり、洋式の場合、水タンク9と洋式便器12(ガイド部材34とアダプターパネル8を含む)であり、フロアパネル2はそのまま共用される。
また、図6,7に示す仮設トイレにおいて、便槽1を洗浄する場合、例えば、蓋28を開けて便槽1の汲み取り開口を通して便槽1内の汚物を吸引し、便槽1を空にした後、便槽1とボックス23及びフロアパネル2との固定を解除し(ボックス23とフロアパネル2は固定したままが望ましい)、ボックス21を持ち上げ、仮設トイレから便槽1を分離する。便槽1を分離した仮設トイレには洗浄後の便槽1を固定するか、別の新たな便槽1を固定すればよい。オゾン発生装置31及び配管33は、上記作業の間、そのままにしておけばよい。
フロアプレート2の中空内部を通気経路として利用し、フロアパネル2にオゾンを吹き出す吹出開口31を形成したことにより、便器の交換や便槽の取り外し作業が非常に楽になる。
さらに、例えば図6,7に示す仮設トイレに新たにオゾン発生装置31を取り付ける場合、ボックス23の外からボックス23の壁部に取り付け、次いで配管33をフロアプレート2の継手に接続するのみでよい。図6,7に示す仮設トイレからオゾン発生装置31を取り除くことも容易に行える。また、オゾン発生装置31は送気手段31aが外気を取り入れるので、フロアプレート2の内部及び吹き出し開口34並びに配管33に反応生成物が堆積せず、吹き出し開口34や配管33が閉塞するおそれがない。
1 便槽
2 フロアパネル
3 水タンク兼デッキ
4 和式便器
6 和式便器の排出口
7 フロアパネルに形成された開口
8 便槽に形成された開口
9 水タンク
11 アダプターパネル
12 洋式便器
14 アダプターパネルに形成された開口
23 ボックス
31 オゾン発生装置
33 通気経路(配管)
34 吹出開口
36 洋式便器の排出口
S 便器の下方の閉鎖された空間

Claims (9)

  1. 上壁に開口を有する便槽の上に、上下方向に貫通する開口を有するフロアパネルが設置され、前記フロアパネルの上に排出口を備えた便器が設置され、前記便器の周囲が前面ドア付きのボックスで囲繞され、さらにオゾン発生装置を備え、前記オゾン発生装置から送り出されたオゾンが前記便器の下方の空間に放出される殺菌・消臭機能付き仮設トイレにおいて、前記フロアパネルがプラスチックのブロー成形体からなり、前記フロアパネルの中空内部がオゾンの通気経路となり、かつ前記フロアパネルにオゾンを吹き出す吹出開口が形成され、前記オゾン発生装置から送り出されたオゾンが前記フロアパネルの中空内部を通り、前記吹出開口から前記空間に放出されることを特徴とする殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  2. 前記オゾン発生装置が前記ボックスの外側に設置され、通気経路を介して前記フロアパネルに接続され、前記オゾン発生装置が外気を取り入れオゾンと共に前記通気経路に送り出すことを特徴とする請求項1に記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  3. 前記便器が和式便器であり、前記フロアパネルの上に設置されるデッキに収容されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  4. 前記便器が洋式便器であり、前記フロアパネルの上に設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  5. 前記洋式便器の下端にアダプターパネルが固定され、前記アダプターパネルは上下方向に貫通する開口を有し、前記フロアパネルの開口より大きくその全面を覆う平面視輪郭を有し、前記アダプターパネルが前記フロアパネルの上に取り付けられることを特徴とする請求項4に記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  6. 前記アダプターパネルが前記フロアパネルに対し取り付け又は取り外し自在であることを特徴とする請求項5に記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  7. 前記便器を和式便器から洋式便器へ又は洋式便器から和式便器へ変更自在であり、前記和式便器は前記フロアパネルの上に設置されるデッキに収容され、前記洋式便器は下端にアダプターパネルが固定され、前記アダプターパネルは上下方向に貫通する開口を有し、前記フロアパネルの開口より大きくかつその全面を覆う平面視輪郭を有し、前記フロアパネルに対し取り付け又は取り外し自在であることを特徴とする請求項1又は2に記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  8. 前記アダプターパネルが前記フロアパネルの上で前記開口の左右に張り出していることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
  9. 前記アダプターパネルは、下面後方側に固定爪、下面前方側に可動爪が設置され、前記固定爪は前記フロアパネルの開口の後方側縁部から前記フロアパネルの下に差し入れられ、前記可動爪は進出又は後退自在で、進出させたとき前記フロアパネルの開口の前方側縁部から前記フロアパネルの下に差し入れられるものであることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載された殺菌・消臭機能付き仮設トイレ。
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