JP6888971B2 - トイレ用床タンク - Google Patents

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Description

本発明は、例えば仮設トイレ用の床タンクに関する。
例えば建築工事現場、屋外のイベント会場、災害発生時の避難所、等へ搬送され設置可能である、図6に示すような簡易水洗式で和式の仮設トイレ1が存在する。このような仮設トイレ1は、一般的に、便槽(不図示)と、便槽上に配置されるフロアパネル2と、フロアパネル2上に設置され水洗用水を収容した床タンク10と、床タンク10に設置された和式便器20と、フロアパネル2及び床タンク10の周囲を取り囲むドア(不図示)付きの壁面30及び天井(不図示)と、等を備える。また、フロアパネル2よりも一段上がった床タンク10の踏台11には、足踏式のポンプ15が設けられている。
このような簡易水洗式の仮設トイレ1では、用を足した後、ポンプ15を踏むことで床タンク10内の水が便器20に流れ、汚物と共に便槽内へ流下し、水洗が行われる。
特開2005−232674号公報
また仮設トイレ1では、男性の小便時を考慮して、前後方向41において出入口側(ドア側)3に近い便器20の後端21は、床タンク10よりも出入口側3へ突出して配置される。よって、床タンク10の出入口側3に近い後壁12においても同様に、左右方向42において後壁12の中央部分12aは、後壁12の左右部分12bよりも出入口側3へ円弧状に突出した形態になっている。
一方、後壁12における左右部分12bは、フロアパネル2に対して上下方向43に沿って垂直に立設している。中央部分12aは、左右部分12bと同様に垂直に、あるいは図7に示すように出入口側3へ向かって下り傾斜面となっている。
このような仮設トイレ1において、男性は、小便時には、後壁12の突出した中央部分12aを両足間に位置させるような姿勢で便器20の後端21側から排尿を行うが、このとき、つま先が後壁12の左右部分12bに当たり、便器20に、より近づくことが難しい。よって、後端21辺りに尿がかかることが多い。
さらにまた、仮設トイレ1の床タンク10及び便器20は、樹脂成型にて製造されるが、製造上の制約に起因して、図7に示すように、便器20の後端21における上面22の前後方向41における幅寸法Wが比較的大きくなってしまう。このことは、尿の付着面積をより大きくしている。
これらのことから、特に便器20の後端21辺りにおけるフロアパネル2及び上面22が汚れ易く、不衛生になり、かつ臭気を発生させるという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、従来に比べて衛生的に優れた和式仕様のトイレ用床タンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における床タンクは、簡易水洗式のトイレにおける便槽のフロアパネルに設置可能であり、前後、左右、上下の各壁を有して水洗用水を収容する床タンクであって、
当該床タンクの中央部分に位置し上下方向において当該床タンクを貫通し当該床タンクの上壁に和式便器を設置可能である開口部であって、上記上壁と当該床タンクの下壁とを接続した開口部用側壁を有する開口部を有し、
当該床タンクの後壁は、左右方向において中央に位置する中央部分と、この中央部分の左右側にそれぞれ位置する左右部分とを有し、上記中央部分は、前後方向において当該床タンクの内側から外側へ向かう後方側へ上記左右部分に対して突出した形状を有し、
上記左右部分のそれぞれは、左右後壁を有し、上記中央部分は、中央後壁を有し、各左右後壁及び中央後壁が一体で上記後壁を構成しており、
上記左右後壁のそれぞれは、上記前後方向において当該床タンクの外側から内側へ向かう前方側へ凹んだ凹部を有する、ことを特徴とする。
本発明の第1態様における床タンクによれば、床タンクの後壁における左右後壁は、前方側へ凹んだ凹部を有することから、男性は、小便時に、便器に、より近づくことができる。したがって、従来に比べて衛生的に優れ、また臭気の発生も少なくなるという効果が得られる。
本発明の実施形態における床タンクを備えた簡易トイレを示す図である。 本発明の実施形態における床タンクの概略を示す平面図である。 図2Aに示す床タンクの側面図である。 図2Aに示す床タンクの底面図である。 図2Aに示す床タンクの斜視図である。 図2Aに示す床タンクの一部を断面にて示した側面図である。 図4に示す床タンクの中央にパーティングラインを配置した形態を説明するための図である。 従来の和式仕様の仮設トイレ用床タンクを示す斜視図である。 図6に示す便器後端部分における一部断面を有する側面図である。
本発明の実施形態であるトイレ用床タンクについて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。また、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け当業者の理解を容易にするため、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、以下の説明及び添付図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また、以下の実施形態では、仮設で簡易水洗式のトイレ用の床タンクを例に採るが、トイレの形態は仮設等に限定するものではなく、常設タイプにも適用可能である。
また以下の実施形態では、床タンクはブロー成型での製造を例に採るが、その製造方法を問うものではない。
図1に示すように、本実施形態における床タンク110は、基本的に従来と同タイプの簡易水洗式の仮設トイレ101に設置される。即ち、簡易水洗式の仮設トイレ101は、便槽5と、便槽5上に配置されるフロアパネル2と、フロアパネル2上に設置され水洗用水を収容した床タンク110と、床タンク110に設置された和式便器20と、フロアパネル2及び床タンク110の周囲を取り囲むドア(不図示)付きの壁面30及び天井35とを備える。また、フロアパネル2よりも一段上がった床タンク110の踏台(下記の上壁140Aに対応)には、足踏式のポンプ15が設けられている。
このような簡易水洗式の仮設トイレ101では、ポンプ15を踏むことで床タンク110内の水が便器20に流れ、汚物と共に便槽5内へ流下し、水洗が行われる。
一方、床タンク110は、従来とは異なり、以下に説明する特徴を有する。
図2A〜図2C及び図3に示すように、床タンク110は、前壁120A、後壁120B、左壁130A、右壁130B、上壁(踏台)140A、及び下壁140Bを有する大略直方体形状であり、上下方向43において床タンク110を貫通する開口部150を有する。また、前壁120Aには、洗浄水用の接続部118が同時に一体成型されており、上壁140Aには、足踏式のポンプ15を取り付けるための凹部119も一体成型されている。また上壁140Aは、別途樹脂成型された和式便器20を取り付けるための開口で、開口部150の上壁140Aにおける輪郭に相当する便器取付用開口142を有する。和式便器20は、この便器取付用開口142にセットされる。
このような床タンク110は、分離可能な2つの金型を用いて、図2Bに示すように上ブロック110Aと下ブロック110Bとがブロー成型にて一体成型される。ここで上ブロック110Aは、主に上壁140Aと、開口部150を形成する開口部用側壁151(以下、単に「側壁151」と記す。)とを含む。また下ブロック110Bは、主に前壁120A、後壁120B、左壁130A、右壁130B、及び下壁140Bを含む。
成型された床タンク110は、図1に示すように、フロアパネル2に下壁140Bを載置して、詳細後述する係合手段(係合部及び係止部)にてフロアパネル2上に取り付け固定される。尚、開口部150に対応してフロアパネル2にも穴があけられており、開口部150は下方の便槽5と連通する。
また、図2A及び図3に示すように、上壁140A、下壁140B、及び後壁120Bは、左右方向42において中央に位置する中央部分161と、中央部分161の左右側にそれぞれ位置する左右部分162とを有する。ここで各壁の中央部分161は、左右部分162に対して、前後方向41において床タンク110の後方側117へ突出した形状を有する。中央部分161の突出形状は、本実施形態では図示のように平面視で略三角形状にしている。これは、男性の小便時を考慮したもので、できるだけ前方側116へ進むことができ、かつ、便器20の後端21における上面22の前後方向41における幅寸法W(図7)を従来よりも小さくするためである。
ここで後方側117とは、前後方向41において床タンク110の内側から外側へ向かい当該トイレの出入口側(便器20の後端21側)に相当する。また前方側116とは、前後方向41において床タンク110の外側から内側へ向かい後方側117とは反対側に相当する。
尚、中央部分161と左右部分162との境界は、上壁140Aを基準として、左右方向42に沿った上壁140Aの輪郭が後方側117へ方向を変える変曲部である。
ここで後壁120Bは、特に図3等に示すように、中央部分161に対応した中央後壁121と、2つの左右部分162に対応した2つの左右後壁122とを有し、中央後壁121及び各左右後壁122が一体で後壁120Bを構成している。また、後壁120Bにおける各左右後壁122は、フロアパネル2に対して垂直でかつ左右方向42に平行に延在する垂直面115(図2B)を想定したとき、この垂直面115よりも、前後方向41において前方側116へ凹んだ凹部125を有する。本実施形態では、図2B、図2C及び図3に示すように、凹部125は、上壁140Aから下壁140Bに向けて前方側116へ傾斜した斜面で構成している。
しかしながら、凹部125の形態は、傾斜面に限定するものではなく、上壁140Aの上方から見て上壁140Aの投影面よりも前方側116へつま先が進入可能となる形態であればよい。
また凹部125は、少なくとも左右後壁122に設けられていればよい。本実施形態では、図2Cに示すように、左右後壁122のみならず中央後壁121においても傾斜面として凹部125を設けている。
さらにまた本実施形態では、左右後壁122及び中央後壁121に形成した傾斜面は、左右方向42において後壁120Bの両端部分にて最も傾斜が緩やか(傾斜面の外面とフロアパネル2との内角が鋭角側。傾斜面の内面と下壁140Bとなす角度にあっては逆に鈍角側。)であり、床タンク110の中心線114に向けて徐々に傾斜が急になり中心線114位置にて垂直になる。
このような床タンク110を備えた仮設トイレ101においても、男性は、小便時には、中央部分161を両足間に位置させるような姿勢で便器20の後端21側から排尿を行う。一方、本実施形態の床タンク110では、少なくとも左右後壁122に凹部125を設けたことから、男性は、従来に比べてつま先を前方側116へ、いわゆる「一歩前へ」進めることができる。したがって、便器20の後端21辺りに尿がかかることは、従来に比べて少なくなり、衛生上及び臭気上の改善を図ることができる。
また、上壁140Aの中央部分161において、図2Aに示すように上壁140Aの輪郭143と、上壁140Aにおける便器取付用開口142とで挟まれた範囲を領域144とした場合、この領域144の、前後方向41における幅寸法W1は、左右方向42における中央部分161の両端から中心線114に向かい徐々に小さくなり、中心線114上にて最小になる。便器取付用開口142は、幅寸法W1がこのように変位するように設計している。
さらにまた、上述のように中央部分161の突出形状を略三角形状にしたことで、幅寸法W1を従来よりも小さくすることができる。
このように、床タンク110の中央部分161における幅寸法W1を狭小化したことに伴い、上壁140Aに載置される便器20の後端21における上述の幅寸法W(図7)も従来に比べ小さくすることができ、究極的には後端21を山形断面として平坦部の幅寸法Wをゼロにすることも可能である。したがって、この点からも、尿の付着面積を小さくし、衛生上及び臭気上の改善を図ることができる。
少なくとも左右後壁122に凹部125を有する床タンク110の成型方法は、本実施形態のようにブロー成型に限定するものではなく、いずれの製造方法であってもよい。
説明したように、後壁120Bの左右後壁122に凹部125を有することで上述の効果を得ることができるが、上述のように幅寸法W1を従来に比べて小さくした場合、本実施形態のように床タンク110をブロー成型にて一体成型する場合には、以下の問題が生じる。
まずブロー成型では一般的に、成型後、金型から成型体の型抜きを可能にするために、金型同士の接合部分よりも大きい成型体が金型内で成型されてはならない。よって傾斜面を有する成型体を成型するときには、型抜きが可能になるように、金型同士の接合面に相当するパーティングライン(PL)を成型体(特に傾斜面)のどの位置に配置するかがポイントになる。
本実施形態の床タンク110では、図4に示すように、開口部150を形成する側壁151は傾斜しており、また、左右後壁122も傾斜している。このような傾斜面を有する床タンク110について、ブロー成型用金型からの型抜きを可能にするため、図2B及び図4に示すように、上壁140Aに沿って上壁140Aの周囲に延在する上パーティングライン180Aと、開口部150の下端に沿って開口部150の周囲に延在する下パーティングライン180Bとを配置している。尚、上パーティングライン180Aと下パーティングライン180Bとを総称してパーティングライン180と記す。
さらにブロー成型では、各金型への成型用樹脂材の進入具合を均等にするため、パーティングラインは、通常、成型体を真ん中から半分ずつに分かれるように成型体の中央に配置する。よって本実施形態の床タンク110のように、中央から外れてパーティングライン180を配置したときには、一般的には成型上不具合を発生し易い。
さらに本実施形態の床タンク110の場合、上述のように幅寸法W1を小さくするため、後壁120Bにおける特に中央後壁121部分では、開口部150との位置関係によって、中央後壁121と開口部150の側壁151とが接近した狭小空間127(図4)が生じてしまう。このような狭小空間127を成型するにあたり、図5に示すような従来の、成型体を半分ずつに分割する通常のパーティングラインの配置を取った場合には、成型後の型抜きができないばかりか、狭小空間127の上部128a及び下部128bのそれぞれが3つの壁面を有する凹部で構成されてしまう。よって、上部128a及び下部128bのそれぞれについて、成型用樹脂材の進入が非常に困難になる。その結果、一般的には、成型体に破れ、あるいは強度不足が生じてしまうという可能性が非常に高くなる。
そこで本実施形態では、傾斜面の型抜きを可能にして、かつ狭小空間127において上述の不具合を回避するため、以下の工夫を施している。
まずイメージ的に説明すると、上述の狭小空間127の断面を直角三角形に見立てた場合、直角を形成する「2辺部分」と、「斜辺部分」とに直角三角形を分割する。そして、2辺部分で形成された空間に対して斜辺部分で蓋をするように、直角三角形の上端と下端とで両者を接合する。
図4を参照して具体的に説明すると、上述したように床タンク110は、上ブロック110Aと下ブロック110Bとが各金型を用いてブロー成型される。このとき、上ブロック110Aと下ブロック110Bとの接合部分がパーティングライン180になる。ここで、狭小空間127を形成する一方の側壁(上述の「斜辺部分」に相当)は、上ブロック110Aにおいて開口部150を形成する側壁151が相当する。また、狭小空間127を形成する他方の側壁(上述の「2辺部分」に相当)は、下ブロック110Bにおける中央後壁121及び下壁140Bが相当する。よって、成型後の狭小空間127において、上下方向43において、狭小空間127の上端部分127aは、上述の上パーティングライン180Aに含まれ、狭小空間127の下端部分127bは、下パーティングライン180Bに含まれることになる。
狭小空間127について、上述のようにパーティングライン180を配置することで、上述の上部128a及び下部128bのような3つの壁面を有する凹部は、成形時には、つまり金型には存在しない。即ち、成型中において、狭小空間127を形成する、上述の一方の側壁(上記「斜辺部分」)の成型は、上ブロック110Aにおける開口部150の側壁151を成型することに相当することから、何ら問題なく行われる。さらに、成型中において、狭小空間127を形成する他方の側壁(上記「2辺部分」)の成型は、下ブロック110Bにおける中央後壁121及び下壁140Bで行われるが、上述のように中央後壁121は下壁140Bに対して鈍角側に傾斜した傾斜面であることから、中央後壁121と下壁140Bとがなす角度は90度以上である。よって、中央後壁121及び下壁140Bは、凹状の狭い閉空間を形成していない。したがって、狭小空間127を形成する他方の側壁も、何ら問題なく成型される。そして、両側壁が上パーティングライン180A及び下パーティングライン180Bを介して接合され、狭小空間127が成型される。このように、本実施形態の床タンク110におけるパーティングライン180によれば、成型用樹脂材の進入に支障は生じず、樹脂厚は十分に確保され、強度不足が生じることもない。
次に、本実施形態の床タンク110におけるさらなる工夫点について説明する。
当該床タンク110は、フロアパネル2に取り付けられるが、その際、仮設トイレ101を構成している前後左右、4つのパネルで仕切られた空間内において、設置あるいは取り外しが必要な場合もある。
そこで仮設トイレ101の限られた空間内での床タンク110の姿勢変更等が可能となるように、図2Bに示すように、下壁140Bの周縁部において、前壁120A、左壁130A、右壁130Bに、面取り部170を設けている。
面取り部170を設けたことで、仮設トイレ101の限られた空間内でも床タンク110の姿勢変更等ができ、床タンク110の設置あるいは取り外しが可能となる。
さらに他の工夫点について説明する。
従来の床タンク10のフロアパネル2への固定は、床タンク10の後壁12と一体成型したフランジに対してボルトを挿通しナットで締結する方法を採っていた。
本実施形態の床タンク110においては、後壁120Bに凹部125を設けたことから、従来のようなフランジを、後壁120Bに一体成型することができず、従来の固定方法を採ることができない。
そこで本実施形態の床タンク110では、図2Cに示すように、下壁140Bに、左右方向42における2箇所に係合部145を設けた。この係合部145と、フロアパネル2に設けた対応の係止部との係合によって、フロアパネル2に床タンク110を固定する。
係合部145として、本実施形態では、凹形状内に例えば蟻溝を有した構成である。一方のフロアパネル2における係止部は、上記蟻溝に係合する凸部を有する。
このように床タンク110に係合部145を設けることで、後壁120Bに凹部125を設けた床タンク110においても、フロアパネル2への固定を容易に行うことができる。
上述した本実施形態の床タンク110における各構成の一部のみを採用して床タンクを構成することも可能である。
本発明は、簡易トイレ用の床タンクに適用可能である。
2…フロアパネル、20…和式便器、41…前後方向、42…左右方向、
43…上下方向、
101…仮設トイレ、110…床タンク、120B…後壁、
121…中央後壁、122…左右後壁、125…凹部、127…狭小空間、
140A…上壁、140B…下壁、145…係合部、150…開口部、151…側壁、
161…中央部分、162…左右部分。

Claims (5)

  1. 簡易水洗式のトイレ(101)における便槽のフロアパネル(2)に設置可能であり、前後、左右、上下の各壁を有して水洗用水を収容する床タンク(110)であって、
    当該床タンクの中央部分に位置し上下方向(43)において当該床タンクを貫通し当該床タンクの上壁(140A)に和式便器(20)を設置可能である開口部(150)であって、上記上壁と当該床タンクの下壁(140B)とを接続した開口部用側壁(151)を有する開口部(150)を有し、
    当該床タンクの後壁(120B)は、左右方向(42)において中央に位置する中央部分(161)と、この中央部分の左右側にそれぞれ位置する左右部分(162)とを有し、上記中央部分は、前後方向(41)において当該床タンクの内側から外側へ向かう後方側(117)へ上記左右部分に対して突出した形状を有し、
    上記左右部分のそれぞれは、左右後壁(122)を有し、上記中央部分は、中央後壁(121)を有し、各左右後壁及び中央後壁が一体で上記後壁を構成しており、
    上記左右後壁のそれぞれは、上記前後方向において当該床タンクの外側から内側へ向かう前方側(116)へ凹んだ凹部(125)を有し、
    前後方向において上記開口部用側壁と上記中央後壁との間に、上記開口部用側壁、上記中央後壁、及び上記上壁で囲まれた狭小空間(127)を有し、この狭小空間は、左右方向における中心にて、前後方向において最も狭い、
    ことを特徴とする床タンク。
  2. 簡易水洗式のトイレ(101)における便槽のフロアパネル(2)に設置可能であり、前後、左右、上下の各壁を有して水洗用水を収容する床タンク(110)であって、
    当該床タンクの中央部分に位置し上下方向(43)において当該床タンクを貫通し当該床タンクの上壁(140A)に和式便器(20)を設置可能である開口部(150)であって、上記上壁と当該床タンクの下壁(140B)とを接続した開口部用側壁(151)を有する開口部(150)を有し、
    当該床タンクの後壁(120B)は、左右方向(42)において中央に位置する中央部分(161)と、この中央部分の左右側にそれぞれ位置する左右部分(162)とを有し、上記中央部分は、前後方向(41)において当該床タンクの内側から外側へ向かう後方側(117)へ上記左右部分に対して突出した形状を有し、
    上記左右部分のそれぞれは、左右後壁(122)を有し、上記中央部分は、中央後壁(121)を有し、各左右後壁及び中央後壁が一体で上記後壁を構成しており、
    上記左右後壁のそれぞれは、上記前後方向において当該床タンクの外側から内側へ向かう前方側(116)へ凹んだ凹部(125)を有し、
    上記凹部は、当該床タンクの上壁から下壁へ向けて上記前方側へ傾斜した傾斜面を有する、
    ことを特徴とする床タンク。
  3. 上記中央後壁も上記傾斜面を有する、請求項に記載の床タンク。
  4. 簡易水洗式のトイレ(101)における便槽のフロアパネル(2)に設置可能であり、前後、左右、上下の各壁を有して水洗用水を収容する床タンク(110)であって、
    当該床タンクの中央部分に位置し上下方向(43)において当該床タンクを貫通し当該床タンクの上壁(140A)に和式便器(20)を設置可能である開口部(150)であって、上記上壁と当該床タンクの下壁(140B)とを接続した開口部用側壁(151)を有する開口部(150)を有し、
    当該床タンクの後壁(120B)は、左右方向(42)において中央に位置する中央部分(161)と、この中央部分の左右側にそれぞれ位置する左右部分(162)とを有し、上記中央部分は、前後方向(41)において当該床タンクの内側から外側へ向かう後方側(117)へ上記左右部分に対して突出した形状を有し、
    上記左右部分のそれぞれは、左右後壁(122)を有し、上記中央部分は、中央後壁(121)を有し、各左右後壁及び中央後壁が一体で上記後壁を構成しており、
    上記左右後壁のそれぞれは、上記前後方向において当該床タンクの外側から内側へ向かう前方側(116)へ凹んだ凹部(125)を有し、
    当該床タンクは、ブロー成型したタンクであり、上記後壁及び上記下壁と、上記開口部用側壁及び上記上壁とを有する狭小空間(127)は、上記下壁と上記開口部用側壁の下端とを接合した下パーティングライン(180B)と、上記後壁の上端と上記上壁とを接合した上パーティングライン(180A)とを有する、
    ことを特徴とする床タンク。
  5. 上記下壁は、上記フロアパネルに係合して当該床タンクをフロアパネルに固定する係合部(145)を有する、請求項1からのいずれかに記載の床タンク。
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