JP7423295B2 - 水洗大便器及び便器装置 - Google Patents

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本開示は、水洗大便器に関する。
水洗大便器の便器本体を製造するうえで、上面側部分と便鉢側部分の半製品に便器本体を分け、これらを鋳込み成形等によって別々に成形する場合がある(例えば、特許文献1参照)。この場合、成形工程の後工程において、上面側部分と便鉢側部分が接合される。
特開2004-116279号公報
便器本体には、外部の給水管が接続される第1管接続部の他に、外部の排水管が接続される第2管接続部が設けられる場合がある。特許文献1は、上面側部分に第1管接続部が設けられ、便鉢側部分に第2管接続部が設けられた便器本体を開示する。この構造のもとでは、上面側部分と便鉢側部分の接合作業で位置ずれが生じた場合、各管接続部の間で同様の位置ずれが生じてしまう。これらの位置ずれ量が大きくなると、給水管及び排水管の便器本体への接続が困難になり得る。このため、この改善が望まれる。
本開示の目的の1つは、上面側部分と便鉢側部分の位置ずれの影響を抑えることができる技術を提供することにある。
前述の課題を解決するための本開示のある態様は水洗大便器である。この水洗大便器は、上面側部分と前記上面側部分よりも下側の便鉢側部分とを接合して構成される便器本体と、前記上面側部分及び前記便鉢側部分のうちの一方となる一方側部分に設けられ、外部の給水管が接続される第1管接続部と、前記一方側部分に設けられ、外部の排水管が接続される第2管接続部と、を備える。
実施形態の便器装置の側面断面図である。 実施形態の水洗大便器の側面断面図である。 実施形態の水洗大便器の内部構造を示す平面断面図である。 実施形態の水洗大便器の背面図である。 図2のA-A端面図である。 実施形態の上面側部分及び便鉢側部分を分解した状態を示す側面断面図である。 図5の上面側部分及び便鉢側部分を分解した状態を示す端面図である。 図4のB-B断面図である。 図2の一部の拡大図である。 変形例の水洗大便器を図5と同じ視点から見た図である。
以下、実施形態を説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、適宜、構成要素の一部を省略、拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書での「接続」、「当てる」とは、特に明示がない限り、言及している条件を二者が直接的に満たす場合の他に、他の部材を介して満たす場合も含む。
図1を参照する。以下、各構成要素の位置関係に関して、互いに直交する三つの方向を用いて説明する。この方向とは、前後方向X、左右方向Y及び上下方向Zである。便器本体14をトイレ室に設置した状態にあるとき、理想的には、前後方向X及び左右方向Yは水平方向となり、上下方向Zは鉛直方向となる。この状態にあるとき、前後方向X及び左右方向Yは、便器本体14に取り付けられる便座(不図示)に通常の姿勢で座るユーザの前後左右と対応する。
便器装置10は、水洗大便器12の他に、水洗大便器12の便器本体14に接続される外部の給水管16と、便器本体14に接続される外部の排水管18とを備える。本実施形態において、便器本体14の後方には、トイレ室の床Fから立ち上がる壁体Wが配置される。壁体Wは、便器本体14が配置される室内空間20と、壁体Wの裏側の壁裏空間22を隔てている。
給水管16は、水源24から便器本体14に供給される水の通り道となる。本実施形態の水源24は壁裏空間22に配置されるタンクである。給水管16は壁裏空間22に配置され、その下流側部分は壁体Wを貫通するとともに壁体Wから室内空間20に突き出ている。
排水管18は、便器本体14から下水側に排出される水、汚物等の物体の通り道となる。本実施形態の排水管18の上流側部分は壁体Wを貫通するとともに壁体Wから室内空間20に突き出ている。
図2を参照する。水洗大便器12は、陶器を素材とする便器本体14を備える。便器本体14の素材は特に限られず、例えば、樹脂等でもよい。本実施形態の便器本体14は、その後面を壁体Wに当てた状態で固定具66(後述する)を用いて固定される壁掛け式である。
便器本体14は、汚物を受けるための便鉢部26と、便鉢部26の上端開口部が開口する上面部28と、便鉢部26に接続される便器排水路30と、を備える。本実施形態の便器排水路30には、便器排水路30内での空気の流れを遮断する封水Wが貯留される。
図2、図3を参照する。図3は、後述する上面側部分46と便鉢側部分48の境界位置Bpを切断面とした断面図でもある。便器本体14は、外部に向けて開放する給水孔32と、便鉢部26に開口する吐出孔34と、給水孔32から供給される水を吐出孔34に導く導水路36と、を備える。給水孔32は、給水管16から供給される水の通り道となる。吐出孔34は、給水孔32から導水路36を通して供給される水を便鉢部26内に吐き出す。吐出孔34から吐き出される水により、便鉢部26内が洗浄されるとともに便鉢部26内の汚物が便器排水路30を通して排出される。図3では、導水路36内での水の流れ方向に矢印を付す。
図2~図5を参照する。便器本体14は、外部空間に露出する外壁部38A~38Cを備える。本明細書での「外部空間」とは、便器本体14をトイレ室に設置する前の状態にあるときに便器本体14の外部にある空間をいう。外壁部38A~38Cは、左右方向の外側を向く一対の外側壁部38Aと、下側を向く下壁部38Bと、後側を向く後壁部38Cとを備える。下壁部38Bは、外側壁部38Aの後端部において一対の外側壁部38Aそれぞれの下端部に接続される。後壁部38Cは、一対の外側壁部38Aそれぞれの後端部に接続される。
便器本体14は、給水管16が接続される第1管接続部40を備える。第1管接続部40は筒状をなし、前述の給水孔32は第1管接続部40の内側に形成される。第1管接続部40は給水孔32の全体を形成している。本実施形態の給水孔32は、便器本体14の後壁部38Cに開口する。本実施形態において、給水管16は、給水孔32の内側に差し込まれ、シール部材を介して水密に接続される。
便器本体14は、便器排水路30の下流側端部に設けられ、排水管18が接続される第2管接続部42を備える。第2管接続部42は筒状をなし、その内側には外部に向けて開放する排水孔44が設けられる。排水孔44は、便器排水路30から排水管18に排出される水、汚物等の物体の通り道となる。第2管接続部42は、排水孔44の全体を形成している。本実施形態の第2管接続部42は、後方に向けて延びている。本実施形態において、第2管接続部42は、排水管18の上流側端部の内側に差し込まれ、シール部材を介して水密に接続される。
図6、図7を参照する。製品としての便器本体14は、半製品としての上面側部分46と便鉢側部分48を接合して構成される。上面側部分46及び便鉢側部分48は、鋳込み成形等によって得られる。鋳込み成形を用いる場合、陶器製の上面側部分46及び便鉢側部分48を鋳込み成形によって別々に成形する。この後、半製品としての上面側部分46及び便鉢側部分48を接合し、乾燥、施釉、焼成等の後工程を経ることによって、製品としての便器本体14が得られる。
このような上面側部分46は、便器本体14の上面部28の少なくとも一部を構成している。本実施形態の上面側部分46は、上面部28の全体を構成している。便鉢側部分48は、便鉢部26の大部分を含むとともに、便器本体14の上面側部分46よりも下側の部分を構成している。便鉢側部分48には、便鉢部26の大部分の他に、便器排水路30の少なくとも一部が設けられる。本実施形態の便鉢側部分48は、便器排水路30の全体を構成している。上面側部分46及び便鉢側部分48は、便器本体14を上下に分割した形状である。便器本体14は、接着剤等を用いて、上面側部分46と便鉢側部分48を接合することで構成される。
上面側部分46と便鉢側部分48の境界位置Bpは、導水路36及び吐出孔34を上下に分割する位置を通るように設けられる。導水路36は、上面側部分46と便鉢側部分48の間に形成され、これらによって構成される。導水路36及び吐出孔34は、上面側部分46と便鉢側部分48の間においてこれらが形成する。
上面側部分46及び便鉢側部分48のうちの一方を一方側部分50といい、他方を他方側部分52という。本実施形態の一方側部分50は便鉢側部分48であり、他方側部分52は上面側部分46である。
一方側部分50には第1管接続部40と第2管接続部42の両方が設けられる。これは、他方側部分52には、第1管接続部40と第2管接続部42の両方が設けられないことを意味する。一方側部分50に第1管接続部40を設けるとは、その中心線CL1(図2参照)周りの全周に亘る範囲において、一方側部分50が第1管接続部40を構成することをいう。一方側部分50に第2管接続部42を設けるとは、その中心線CL2周りの全周に亘る範囲において、一方側部分50が第2管接続部42を構成することをいう。
以上の便器本体14の効果を説明する。一方側部分50には第1管接続部40と第2管接続部42の両方が設けられる。よって、上面側部分46と便鉢側部分48の接合作業で位置ずれが生じた場合でも、その位置ずれの各管接続部40、42に対する影響を抑えられる。これに伴い、上面側部分46及び便鉢側部分48の位置ずれ量が大きい場合でも、給水管16及び排水管18の便器本体14への接続が困難になる事態を避けられる。
特に、給水管16及び排水管18は、それらの位置関係を調整できない場合がある。例えば、欧州等の国によっては、規格等によって、給水管16及び排水管18の位置関係が決められており、その調整が現実的でない。この場合において、前述のように、給水管16及び排水管18の便器本体14への接続が困難になる事態を避けられる点で有効である。
一方側部分50は便鉢側部分48である。仮に、一方側部分50を上面側部分46とした場合、便器排水路30の第2管接続部42側の一部を上面側部分46に設け、便器排水路30の残部を便鉢側部分48に設けることになる。これに伴い、便鉢側部分48の便器排水路30に継ぎ目が生じてしまう。この点、本実施形態によれば、便器排水路30の全部を一方側部分50に設けることができ、便器排水路30に継ぎ目を形成せずに済む。これに伴い、継ぎ目に起因する段差が便器排水路30の内面に生じず、便器排水路30内にて物体を通し易くできる。
便器本体14の他の特徴を説明する。図2、図3を参照する。便器本体14は、便器本体14の外面部に設けられる凹部54を備える。ここでの外面部とは、本実施形態では便器本体14の上面部28である。本実施形態の凹部54は、便鉢部26よりも後方に設けられる。凹部54には、便器本体14の外部からユーザの手を差し込み可能である。本実施形態の凹部54は、便器本体14の上面部28に開口する開口部54aを備え、その開口部54aを通してユーザの手を差し込み可能である。
本実施形態の凹部54は被収容物56を収容可能である。本実施形態の被収容物56は機能装置である。機能装置は、不図示の内部機器と、内部機器を収容するケーシング58を備える。内部機器は、水洗大便器12に付随する所定の機能を発揮する。内部機器は、例えば、便座に着座する着座者の局部を洗浄する局部洗浄装置等である。この他の内部機器は、例えば、着座者に乾燥風を吹き付けて乾燥させる乾燥装置、臭気を吸引して脱臭する脱臭装置、便器本体14に洗浄泡を供給する給泡装置等である。
便器本体14は、凹部54の内部空間と外部空間を隔てる壁体部60を備える。本実施形態の壁体部60は、凹部54の内部空間に対して後方に設けられる。本実施形態の壁体部60は、外部空間側の壁部(本実施形態では後壁部38C)と凹部54の内部空間側の内壁部62との間に内部空間が形成される中空構造である。
図5、図8を参照する。便器本体14は、外部構造体64に固定具66を介して固定される被固定部68を備える。本実施形態において、外部構造体64は壁体Wであり、固定具66はボルト70とナット72を備える。本実施形態の被固定部68は、便器本体14の後部、詳しくは、壁体部60に設けられる。本実施形態の被固定部68は、便器本体14に左右方向Yに間隔を空けて個別に設けられる。
被固定部68は、ボルト孔74を備える。本実施形態の被固定部68は、ボルト孔74が内側に形成される筒状部76を備える。ボルト孔74は、便器本体14の壁体部60を貫通している。
本実施形態のボルト70の頭部は、壁体Wの裏側に配置される。ボルト70の軸部は、壁体Wを貫通するとともにボルト孔74に挿通される。ボルト70の軸部には、凹部54内に配置されるナット72がねじ込まれる。ボルト70とナット72によって、便器本体14の被固定部68と壁体Wが共締めされ、被固定部68が壁体Wに固定具66を介して固定される。ボルト70にナット72をねじ込むとき、凹部54内にユーザの手を差し込んで作業が行われる。
以上の被固定部68は、第1管接続部40及び第2管接続部42が設けられる便器本体14の一方側部分50(本実施形態では便鉢側部分48)に設けられる。複数の被固定部68のそれぞれが同様の条件を満たす。よって、上面側部分46と便鉢側部分48の接合作業で位置ずれが生じた場合でも、その位置ずれの第1管接続部40、第2管接続部42及び被固定部68への影響を抑えられる。これらの位置ずれ量が大きくなると、給水管16及び排水管18を便器本体14に接続しつつ、外部構造体64への便器本体14の固定が困難になり得る。この点、本実施形態によれば、このような事態を避けられる利点がある。
図5、図9を参照する。図5は、前後方向Xに直交する断面を示す図でもある。一方側部分50は、第1管接続部40の外周側に第1空間78を形成する第1空洞部80を備える。本実施形態の第1空間78は、前後方向Xに直交する断面において、第1管接続部40よりも下方に設けられる。第1空洞部80は、前述の壁体部60の内部に設けられる。第1管接続部40の外周面は、第1空洞部80の一部を構成している。第1空間78は、鋳込み成形において、型が配置されない箇所となる。このような第1空間78は、鋳込み成形において、半製品の形状となるように泥しょうが硬化したとき、未硬化状態の泥しょうが残る箇所となる。
一方側部分50は、第2管接続部42の外周側に第1空間78とは別の第2空間82を形成する第2空洞部84を備える。第2空間82は、前後方向Xに直交する断面において、第2管接続部42を取り囲むように設けられる。第2空間82は、外部空間に向けて後向きに開放しており、その内側には排水管18の一部が配置される。本実施形態の第2空間82は、後方の外部空間と凹部54の内部空間を連通している。第2管接続部42の外周面は、第2空洞部84の一部を構成している。第2空間82は、鋳込み成形において、型の一部が配置される箇所となる。
第1空洞部80は、前後方向Xに直交する断面において、第1空間78と第3空間86を隔てる第1壁部88を備える。第3空間86は、前後方向Xに直交する断面において第1空間78とは別の空間であり、第1空間78を挟んで第2空間82とは上下方向Zの反対側に設けられる。本実施形態の第3空間86は、導水路36の内部空間である。本実施形態の第1壁部88は、第1管接続部40に対して前側及び左右両側に配置される(図3参照)。第1壁部88は、前後方向Xに直交する断面において、第1管接続部40に接続される。第1壁部88は、前後方向Xに直交する断面において、外壁部38A~38C、詳しくは、外側壁部38Aに接続される。第1壁部88の前端部は内壁部62に接続され、第1壁部88の後端部は後壁部38Cに接続される(図3参照)。第1壁部88の一部は被固定部68の筒状部76を構成する。
第1空洞部80は、第1空間78と第2空間82を隔てる第2壁部90を備える。本実施形態の第2壁部90の両端部は、前後方向Xに直交する断面において、外壁部38A~38C、詳しくは、下壁部38Bに接続される。第2壁部90の前端部は内壁部62に接続される。第2壁部90の後端部の一部90aは第1管接続部40に直接に接続され(図9参照)、その残部は便器本体14の後壁部38Cに接続される(図8参照)。本実施形態の第2壁部90の一部90aは第1管接続部40に下側から接続される。
以上の構成の利点を説明する。図10を参照する。図10の変形例の一方側部分50は、実施形態と比べて、第1空洞部80を備えない点で異なる。この場合、一方側部分50は、前後方向に直交する断面において第2空間82と第3空間86を隔てる壁部で、第1管接続部40に接続される壁部として、単数の壁部88のみを備える構造となる。
これに対して、図5に示すように、本実施形態の一方側部分50は、第1空洞部80を備える。この場合、一方側部分50は、前後方向Xに直交する断面において第2空間82と第3空間86を隔てる壁部で、第1管接続部40に接続される壁部として、複数の壁部88、90を備える構造となる。よって、第1空洞部80がない場合と比べ、第1管接続部40に接続される壁部の数を増やすことができる。これに伴い、第1管接続部40に自重に起因して作用する荷重を各壁部88、90によって他の箇所に分散し易くなる。この結果、第1管接続部40周りの強度の向上を実現でき、第1管接続部40の寸法のばらつきを小さくできる。この第1管接続部40の寸法のばらつきは、鋳込み成形後の乾燥、焼成等の後工程において、特に生じ易くなる。
上面側部分46は、便鉢側部分48の第1管接続部40の上側に配置される上壁部46aを備える。上壁部46aは、外部空間と第3空間86を隔てている。上壁部46aは、第1管接続部40と上下方向Zに重なる位置において、板状の中実部分によって構成される。上壁部46aには、このような位置において、中空部が形成されないということである。これにより、上壁部46aに中空部が形成される場合と比べ、便器本体14の上下方向Zでの寸法を小型化できる。
各構成要素の変形例を説明する。
便器本体14は、トイレ室の壁体Wに掛けられる壁掛け式に限定されない。たとえば、便器本体14は、トイレ室の床Fに置かれる床置き式でもよい。
排水管18は、トイレ室の床Fの内部に配置されていてもよい。
一方側部分50は、実施形態とは異なり、上面側部分46でもよい。
一方側部分50には、実施形態とは異なり、被固定部68が設けられていなくともよい。この場合、被固定部68は、他方側部分52に設けてもよいということである。
便器本体14が固定される外部構造体64の具体例は特に限られない。外部構造体64は、たとえば、トイレ室の床Fでもよい。
固定具66のボルト70は、外部構造体64の壁裏空間22に配置されるナットにねじ込まれてもよいし、外部構造体64に形成される雌ねじ孔にねじ込まれてもよい。いずれにしても、ボルト70によって、便器本体14の被固定部68と外部構造体64が共締めされていればよく、ナット72は必須とはならない。固定具66は、ボルト70以外を用いて構成されてもよい。
一方側部分50は、図10の例のように、第2空洞部84のみを備え、第1空洞部80を備えなくともよい。
第1空洞部80の第1空間78は、実施形態とは異なり、第1管接続部40よりも左右に設けられてもよい。第1空洞部80の第2壁部90は、第1管接続部40に直接的及び間接的の何れかにて接続されていればよい。第1管接続部40に第2壁部90が間接的に接続される場合、第2壁部90は、内壁部62とは異なる壁部を介して第1管接続部40に接続されていてもよい。この場合、第2壁部90は、第1管接続部40に下側から接続される他の壁部を介して第1管接続部40に接続されていてもよい。
以上、実施形態及び変形例を説明した。実施形態及び変形例を抽象化した技術的思想を理解するにあたり、その技術的思想は実施形態及び変形例の内容に限定的に解釈されるべきではない。実施形態及び変形例において言及している構造には、寸法誤差、製造誤差等の誤差の分だけずれた構造も当然に含まれる。前述した実施形態及び変形例は、いずれも具体例を示したものにすぎず、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態」との表記を付して強調している。しかしながら、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。以上の構成要素の任意の組み合わせも、実施形態及び変形例を抽象化した技術的思想の態様として有効である。
10…便器装置、12…水洗大便器、14…便器本体、16…給水管、18…排水管、40…第1管接続部、42…第2管接続部、46…上面側部分、48…便鉢側部分、50…一方側部分、64…外部構造体、66…固定具、68…被固定部、70…ボルト、74…ボルト孔、78…第1空間、80…第1空洞部、82…第2空間、84…第2空洞部、86…第3空間、88…第1壁部、90…第2壁部。

Claims (8)

  1. 上面側部分と前記上面側部分よりも下側の便鉢側部分とを接合して構成される便器本体と、
    前記上面側部分及び前記便鉢側部分のうちの一方となる一方側部分に設けられ、外部の給水管が接続される第1管接続部と、
    前記一方側部分に設けられ、外部の排水管が接続される第2管接続部と、を備え
    前記上面側部分及び前記便鉢側部分のうち他方となる他方側部分には、前記第1管接続部が設けられない水洗大便器。
  2. 前記一方側部分に設けられ、外部構造体に固定具を介して固定される被固定部を備える請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 前記固定具は、ボルトを備え、
    前記被固定部は、前記ボルトが挿通されるボルト孔を備える請求項2に記載の水洗大便器。
  4. 前記一方側部分は、
    前記第1管接続部の外周側に第1空間を形成する第1空洞部と、
    前記第2管接続部の外周側に前記第1空間とは別の第2空間を形成する第2空洞部と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の水洗大便器。
  5. 前記第1空洞部は、
    前後方向に直交する断面において前記第1空間とは別の第3空間と前記第2空間を隔てており、前記第1管接続部に接続される第1壁部と、
    前後方向に直交する断面において前記第1空間と前記第2空間を隔てており、左右方向に直交する断面において前記第1管接続部に接続される第2壁部と、を備える請求項4に記載の水洗大便器。
  6. 前記一方側部分は、前記便鉢側部分である請求項1から5のいずれか1項に記載の水洗大便器。
  7. 前記第1管接続部の中心線周りの全周に亘る範囲において、前記一方側部分が前記第1管接続部を構成する請求項1から6のいずれか1項に記載の水洗大便器。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の水洗大便器を備える便器装置。
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