JP2015001077A - 便器の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】便器本体を床面から浮かせた状態で支持する壁掛便器の取付構造において、便器本体を支持する支持部材であって、後ろ壁面から離れた位置で床面に固定され垂直方向に延在する支持部材と、後ろ壁面に固定され左右方向に延在する横部材と、前記支持部材と横部材とを連結する連結部材と、を備え、前記横部材には、前記横部材の左右方向の長さを調節可能にする長さ調節部が設けられている壁掛便器の取付構造。
【選択図】図1
Description
また、後ろ壁面に対して、横部材により直接固定する構造も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
図5は、従来の壁掛便器の取付構造(特許文献2に記載の取付構造)を例示する模式的側面図である。図6は、従来の壁掛便器の取付構造(特許文献2に記載の取付構造)を例示する模式的平面図であり、図6(A)は間口が狭い場合を示す図であり、図6(B)は間口が広い場合を示す図である。
図5に表すように、従来の壁掛便器の取付構造は、後ろ壁面から離れた位置で床面に固定され垂直方向に延在する支持部材40と、床面FLに固定された連結部材60と、後ろ壁面BWに固定され左右方向に延びる横部材10と、支持部材40と横部材10とを連結する連結部材60とを備えている。横部材10はビスやボルトなどの固定部材B2により後ろ壁面BWに固定されている。そして、支持部材40の前方に便器本体100の後方面が固定されることで、便器本体100を床面FLより浮かした状態で支持している。使用者が便器本体を使用する際には、便器本体100に下向きの力(荷重)がかかり、モーメント作用により横部材10には後ろ壁BWを前方へ引張る力Fが働くことになる。
この時、図6(A)で示すように、間口が狭く横部材10の長さが後ろ壁面BWの幅と略同一で、後ろ壁面BWの幅全域に亘って取り付けられている場合には、使用者が便器本体を使用する際に横部材10に引張り力Fが発生したとしても、後ろ壁面BWは殆ど変形することなく、後ろ壁面BWに連設される左右の横壁面SWにそれぞれ圧縮力F1とF2として力を伝えることができる。
一方、図6(B)で示すように、間口が広く横部材10の長さが後ろ壁面BWの幅より短く、後ろ壁面BWの一部にしか取り付けられていない場合には、使用者が便器本体を使用する際に横部材10に引張り力Fが発生すると、後ろ壁面BW自体が変形して歪んでしまう。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、壁掛け式便器を取り付けるトイレルームの大きさの大小によらず、後ろ壁面の変形・歪みを抑制することができる便器の取付構造を提供することを目的とする。
図1は、本発明の実施形態に係る壁掛便器の取付構造を例示する模式的斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係る取付構造体を例示する模式的斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る図であり、図3(A)は壁掛便器の取付構造を例示する模式的正面図、図3(B)は横部材の長さ調整部の拡大図である。
図4は、本発明の実施形態に係る図であり、図4(A)は間口が狭い場合の壁掛便器の取付構造を例示する模式的平面図、図4(B)は間口が広い場合の壁掛便器の取付構造を例示する模式的平面図である。
縦部材20、橋渡部材50、床部材50、横部材10は、後ろ壁面BWと便器本体100との間に設けられるキャビネット300の内側に配置される。
本実施形態では、2本の縦部材20が所定の間隔で略平行に設けられている。
便器本体100は、例えば2本のボルト25及びナットで支持部材40に固定されると共に、便器本体100の後方面の下部が第1連結部44に接触して、3点による支持によって固定される。
このように本実施形態では、長さ調節部15を、長孔16と2本のボルト17で構成している。このように構成することで、可動部材14をベース部材12に対して固定した後に、可動部材14がベース部材12に対して動くことがなく、ベース部材12にかかる力を可動部材14に伝えることができる。
そして、本実施形態では、長さ調節部15により横部材10の長さを調節できるため、横部材10を後ろ壁面BWの左右方向の幅全域に亘って固定することができる。
なお、本実施形態では、長さ調節部15を2本のボルト17で構成したが、これに限らず3本以上のボルト17で構成しても良い。
一方、図4(B)に示すように、後ろ壁面BWの左右方向の幅(間口)が広い場合は、可動部材14をベース部材12に対して進出させて(伸ばして)固定することで、横部材10を長くでき、後ろ壁面BWの左右方向の全域に亘って横部材10を固定することができる。したがって、この場合も、後ろ壁面BWを変形させることなく、後ろ壁面に働く引張り力Fを圧縮力F1、F2として横壁面SWへ伝えることができ便器本体100を支持することができる。
このように、本実施形態によれば、図4(A)、(B)のいずれの場合も、後ろ壁面BWの左右方向の幅全域に亘って横部材10を固定することができるため、後ろ壁面BWを変形させずに、引張り力Fを圧縮力F1、F2として横壁面SWへ伝えることができ、便器本体100を支持することができる。つまり壁掛便器を取り付けるトイレルームの寸法がどのような寸法であっても、後ろ壁面BWが変形しない壁掛便器の取付構造を提供することができる。したがって、使用者が使用する際に、便器本体100の傾きを抑制でき、使用者が安心して使用することができる壁掛便器を提供することができる。
図7は、変形例に係る図であり、図7(A)はキャビネットの天板に手洗い器を設けた正面図であり、図7の(B)は図7(A)の平面図である。
手洗い器400は、キャビネット300の天板305の左端部の上に固定されている。手洗い器400の上方には吐水口410を有するスパウト410が設けられている。スパウト410には、タンク200から延びる手洗い給水管430が接続されている。手洗い給水管430のスパウト410側には垂直方向に延びる立上り管420が設けられている。また、手洗い器400には手洗い器400の水を手洗い配水管440へ排水する手洗い排水口450が形成されている。
本変形例では、可動部材14上面に切欠き部13が形成されている。これにより可動部材14が立上り管420と干渉することを防止することができる。
なお、図7では、左側の可動部材14上面に切欠き部13が形成されたものを示したが、右側の可動部材14の上面にも同様に切欠き部13が形成されており、手洗い器400をキャビネット300の天板305の右端部の上に固定した際も可動部材14が立上り管420と干渉することを防止することができる。
また、本実施形態では、横部材10を後ろ壁面BWの左右方向の幅全域に亘って固定したが、これに限らず例えば、後ろ壁面BW裏の柱等の位置に合わせて横部材10の長さを調節し、その柱等に向かってビスやボルトを固定するようにしても良い。
また、後ろ壁面BWと横壁面SWとからなる角部(コーナー部)に、壁同士を固定するためのL型アングル(L型の補強部材)を用いることで、後ろ壁面BWに働く力を横壁面SWにより効率的に伝えることができる。
12 ベース部材
14 可動部材
15 長さ調節部
16 長孔
17 ボルト
18 ナット
19 孔
20 縦部材
25 ボルト
30 橋渡部材
40 支持部材
50 床部材
60 連結部材
100 便器本体
300 キャビネット
B1 固定手段
B2 固定手段
BW 後ろ壁面
SW 横壁面
FL 床面
Claims (2)
- 便器本体を床面から浮かせた状態で支持する便器の取付構造において、
便器本体を支持する支持部材であって、後ろ壁面から離れた位置で床面に固定され垂直方向に延在する支持部材と、
後ろ壁面に固定され左右方向に延在する横部材と、
前記支持部材と横部材とを連結する連結部材と、を備え、
前記横部材には、前記横部材の左右方向の長さを調節可能にする長さ調節部が設けられている便器の取付構造。 - 前記横部材は、
前記連結部材に連結するベース部材と、
前記ベース部材の左右の両端部に取り付けられ前記ベース部材に対して進退可能な可動部材と、を備えている請求項1記載の便器の取付構造。
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- 2013-06-14 JP JP2013125107A patent/JP6080109B2/ja active Active
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