JP6718711B2 - 見切り縁材、及び外壁構造 - Google Patents
見切り縁材、及び外壁構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6718711B2 JP6718711B2 JP2016058089A JP2016058089A JP6718711B2 JP 6718711 B2 JP6718711 B2 JP 6718711B2 JP 2016058089 A JP2016058089 A JP 2016058089A JP 2016058089 A JP2016058089 A JP 2016058089A JP 6718711 B2 JP6718711 B2 JP 6718711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front surface
- parting edge
- surface portion
- edge material
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
なお、本発明において、上下左右とは、見切り縁材を前面部の表面側から見た場合で記載しており、鉛直上方が上方、鉛直下方が下方である。また、連結部からみて前面部側を前方、固定部側を後方と記載している。
本発明の見切り縁材は、固定部に平板状を有するので、前記平板状を構造躯体に当接させ、釘等を打ち込むことにより、前記構造躯体に固定することが可能である。また、前面部の裏面から後方に向かって延びる支持部を有し、前記支持部の上面には、前記前面部の裏面とにより、上方が開放した第二空間を有するので、外壁材を前記前面部の裏面に配置するとともに、前記支持部の上面と前記外壁材の下端部を当接させ、前記支持部で前記外壁材を支持することが可能である。また、支持部の下面と、前面部の裏面と、連結部の上面とにより第一空間が形成されているので、前記支持部で外壁材を支持した際に、前記支持部には前記外壁材の自重により下方向に力が生じる。前面部は支持部と連結しているので、前記前面部には、前記支持部に生じた力により外壁材側の斜め下方向に引き寄せられることとなり、前記外壁材と前記前面部との隙間は狭くなり、前記前面部の上端部に雪が入り込みにくい。また、外壁材と前面部の間に雪が入り膨張したとしても、前記前面部には斜め下方向に引き寄せる力が生じているので、前記前面部は変形しにくい。
図1に本発明の第一形態の見切り縁材100の斜視図を示すが、見切り縁材100は、左右に延びた長尺形状である。見切り縁材100は、金属板(鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板、サンドイッチ鋼板等)や樹脂(塩化ビニル樹脂等)を押出成形、ロール成形、プレス成形することにより製造することができる。第一形態においては、アルミニウムを押出成形することにより製造されている。見切り縁材100の側面図を図2に示す。見切り縁材100は、平板形状で上下方向に垂直延びた固定部111と、固定部111の下端部から前方に延びた連結部121と、連結部121の前端部から上方向に垂直に延びた前面部131と、前面部131の裏面から後方(固定部111側)に向かって、固定部111に対して垂直に延びた支持部141とを有する。固定部111は平板形状であり、任意の位置に釘、ビスなどの固定具を打ち込むことが可能である。支持部141は、前面部131の上端と連結部121との間に設けられており、支持部141の長さは、固定部111に届かない長さである。支持部141の下面と、前面部131の裏面と、連結部121の上面とにより第一空間が形成されるとともに、支持部141の上面と、前面部131の裏面と、固定部111の前面とにより、上方が開放した第二空間が形成されている。そして、連結部121には、見切り縁材100に侵入した水を排出するための貫通孔e151が、長手方向に沿って複数形成されている。
なお、見切り縁材100は前述した通り押出成形により製造されているので、固定部111、連結部121、前面部131、支持部141は連続しており、一体である。
図3は、見切り縁材100を用いた外壁構造の断面図である。見切り縁材100は、固定部111を構造躯体1に当接した状態で、固定部111に固定具2を打ち込むことにより固定されている。構造躯体としては、胴縁、柱、土台、梁などが例示されるが、図3においては、構造躯体1は胴縁である。固定具2としては、釘、ビス、螺子などが例示されるが、図3においては、固定具2は釘である。
見切り縁材100の第二空間には外壁材3が配置されており、外壁材3の下端部は支持部141の上面に当接し、支持されている。
本発明の第二形態の見切り縁材200の斜視図を図4に示す。見切り縁材200も左右に延びた長尺形状である。
図5は、見切り縁材200の側面図である。見切り縁材200は、前面部と支持部241の形状が見切り縁材100と大きく異なる。
前面部は、連結部221の前端部から前方斜め上方向に延びた第二前面部232と、第二前面部232の上端部から上方向に垂直に延びた第一前面部231とからなる。すなわち、第二前面部232の形状が見切り縁材100と異なる。
支持部241は、第二前面部232と第一前面部231の連結部分の裏面から後方(固定部211側)に向かって延びているが、前面部から離れるほど上方となるよう傾斜していることが見切り縁材100と異なる。
支持部241と連結部221の前後長さも見切り縁材100とは異なる。
他は概ね見切り縁材100と同じであり、支持部241の下面と、第二前面部232の裏面と、連結部221の上面とにより第一空間が形成されるとともに、支持部241の上面と、第一前面部231の裏面と、固定部211の前面とにより、上方が開放した第二空間が形成されている。そして、連結部221には、見切り縁材200に侵入した水を排出するための貫通孔e251が、長手方向に沿って複数形成されている。見切り縁材200も、アルミニウムを押出成形することにより製造されており、固定部211、連結部221、第一前面部231、第二前面部232、支持部241は連続しており、一体である。
本発明の第三形態の見切り縁材300の斜視図を図7に示す。見切り縁材300も左右に延びた長尺形状である。
図8は、見切り縁材300の側面図である。見切り縁材300は、前面部331に突起361を有することと支持部341に貫通孔352が形成されていることが見切り縁材100と大きく異なる。
突起361は、後方側に突起した形状であり、前面部331の上端部裏面に、左右にわたって形成されている。支持部341は、長手方向に沿って複数形成された貫通孔352を有する。
他は概ね見切り縁材100と同じであり、支持部341の下面と、前面部331の裏面と、連結部321の上面とにより第一空間が形成されるとともに、支持部341の上面と、前面部331の裏面と、固定部311の前面とにより、上方が開放した第二空間が形成されている。そして、連結部321には、見切り縁材300に侵入した水を排出するための貫通孔e351が、長手方向に沿って複数形成されている。見切り縁材300も、アルミニウムを押出成形することにより製造されており、固定部311、連結部321、前面部331、支持部341、突起361は連続しており、一体である。
本発明の第四形態の見切り縁材400の斜視図を図10に示す。見切り縁材400も左右に延びた長尺形状である。
図11は、見切り縁材400の側面図である。見切り縁材400は、固定部の形状と、前面部の形状と、支持部441に貫通孔452が形成されていることが見切り縁材100と大きく異なる。
固定部は、平板形状で、上下方向に垂直に延びた第一固定部411と、第一固定部411の下端部から前方斜め下方向に延びている第二固定部412とからなる。すなわち、第二固定部412の形状が見切り縁材100と異なる。
前面部は、連結部421の前端部から前方斜め上方向に延びた第二前面部432と、第二前面部432の上端部から後方斜め上方向に延びた第一前面部431とからなる。すなわち、第一前面部431と第二前面部432の形状が見切り縁材100と異なる。
支持部341には、長手方向に沿って貫通孔452が複数形成されているが、これは見切り縁材300と同じである。
他は概ね見切り縁材100と同じであり、支持部441の下面と、第二前面部432の裏面と、連結部421の上面とにより第一空間が形成されるとともに、支持部441の上面と、第一前面部431の裏面と、第一固定部411の前面により、上方が開放した第二空間が形成されている。そして、連結部421には、見切り縁材400に侵入した水を排出するための貫通孔e451が、長手方向に沿って複数形成されている。見切り縁材400も、アルミニウムを押出成形することにより製造されており、第一固定部411、第二固定部412、連結部421、第一前面部431、第二前面部432、支持部441は連続しており、一体である。
本発明の第五形態の見切り縁材500の斜視図を図13に示す。見切り縁材500も左右に延びた長尺形状である。
図14は、見切り縁材500の側面図である。見切り縁材500は、固定部の表面から前方に延びた突出部571を有することが見切り縁材400と異なる。突出部571は、第一固定部511と第二固定部512の連結部分の表面から前方に向かって、支持部541と平行に延びており、突出部571と支持部541の上下高さは同じである。支持部541と突出部571は対向している。他は概ね見切り縁材400と同じであり、支持部541の下面と、第二前面部532の裏面と、連結部521の上面とにより第一空間が形成されるとともに、支持部541の上面と、第一前面部531の裏面と、第一固定部511の前面により、上方が開放した第二空間が形成されている。そして、連結部521には、見切り縁材500に侵入した水を排出するための貫通孔e551が、長手方向に沿って複数形成されている。見切り縁材500も、アルミニウムを押出成形することにより製造されており、第一固定部511、第二固定部512、連結部521、第一前面部531、第二前面部532、支持部541、突出部571は連続しており、一体である。
本発明の第六形態の見切り縁材600の斜視図を図16に示す。見切り縁材600も左右に延びた長尺形状である。
図17は、見切り縁材600の側面図である。見切り縁材600は、固定部の形状が見切り縁材400と異なる。
固定部は、平板形状で、上下方向に垂直に延びた第一固定部611と、第一固定部611の上端部から前方斜め下方向に延びている第二固定部612とからなる。すなわち、第一固定部611は支持部641よりも下方にあることが見切り縁材400と異なる。
他は概ね見切り縁材400と同じであり、支持部641の下面と、第二前面部632の裏面と、連結部621の上面とにより第一空間が形成されるとともに、支持部641の上面と、第一前面部631の裏面により、上方が開放した第二空間が形成されている。そして、連結部621には、見切り縁材600に侵入した水を排出するための貫通孔e651が、長手方向に沿って複数形成されている。見切り縁材600も、アルミニウムを押出成形することにより製造されており、第一固定部611、第二固定部612、連結部621、第一前面部631、第二前面部632、支持部641は連続しており、一体である。
111〜612 固定部
121〜621 連結部
131〜632 前面部
141〜641 支持部
151〜652 貫通孔
361 突起
1 構造躯体
2 固定具
3 外壁材
Claims (5)
- 外壁材の下端部を保護する見切り縁材であって、
上下方向に延びた平板状を有する固定部と、
前記固定部から前方に向かって延びた連結部と、
前記連結部の前端部から上方向に向かって延びた第二前面部と、前記第二前面部の上端部から上方向に延びた第一前面部とを有する前面部と、
前記前面部の裏面から後方に向かって延びた支持部とを備え、
前記支持部は、前記第二前面部と前記第一前面部の連結部分の裏面から後方に向かって延びるように設けられており、
前記支持部の下面と、前記第二前面部の裏面と、前記連結部の上面とにより第一空間が形成され、
前記支持部の上面と前記第一前面部の裏面により、上方が開放した第二空間が形成されており、
前記第一前面部と前記支持部は鋭角をなす
ことを特徴とする見切り縁材。 - 前記第一前面部は、前記第二前面部の上端部から後方斜め上方向に延びている
ことを特徴とする請求項1に記載の見切り縁材。 - 前記支持部は、前記前面部から離れるほど上方となるよう傾斜している
ことを特徴とする請求項1に記載の見切り縁材。 - 前記第二前面部は、前記連結部の前端部から前方斜め上方向に延びている
ことを特徴とする請求項1に記載の見切り縁材。 - 構造躯体と、外壁材と、前記外壁材の下端部を保護する見切り縁材とを有する外壁構造であって、
前記見切り縁材は、上下方向に延びた平板状を有する固定部と、前記固定部から前方に向かって延びた連結部と、前記連結部の前端部から上方向に向かって延びた第二前面部及び前記第二前面部の上端部から上方向に延びた第一前面部とを有する前面部と、前記第二前面部と前記第一前面部の連結部分の裏面から後方に向かって延びた支持部とを備え、
前記第一前面部と前記支持部は鋭角をなし、
前記固定部は、前記構造躯体に固定されており、
前記支持部の下面と、前記第二前面部の裏面と、前記連結部の上面とにより第一空間が形成され、
前記支持部の上面と前記第一前面部の裏面により形成された、上方が開放した第二空間に、前記外壁材が配されており、
前記外壁材は、前記支持部に当接している
ことを特徴とする外壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016058089A JP6718711B2 (ja) | 2016-03-23 | 2016-03-23 | 見切り縁材、及び外壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016058089A JP6718711B2 (ja) | 2016-03-23 | 2016-03-23 | 見切り縁材、及び外壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017172163A JP2017172163A (ja) | 2017-09-28 |
JP6718711B2 true JP6718711B2 (ja) | 2020-07-08 |
Family
ID=59973744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016058089A Active JP6718711B2 (ja) | 2016-03-23 | 2016-03-23 | 見切り縁材、及び外壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6718711B2 (ja) |
-
2016
- 2016-03-23 JP JP2016058089A patent/JP6718711B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017172163A (ja) | 2017-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6227367B2 (ja) | 留付金具及び外装材の施工方法 | |
JP6718711B2 (ja) | 見切り縁材、及び外壁構造 | |
JP6231833B2 (ja) | 防音壁およびばね金具 | |
JP3184924U (ja) | パネルフェンス | |
JP2008174995A (ja) | 建物外壁の水切り材及び水切り材取付構造 | |
JP6080109B2 (ja) | 便器の取付構造 | |
JP6185811B2 (ja) | 外装材施工用下地材及び外装材の施工方法 | |
JP7048942B2 (ja) | 外壁板取付金具 | |
JP6942446B2 (ja) | 遮炎部材 | |
JP2016056538A (ja) | 天井用ランナー及び軽量鉄骨天井構造 | |
JP4767894B2 (ja) | 外壁材取付金具 | |
JP6010471B2 (ja) | 外装材取付金具 | |
JP6534817B2 (ja) | 壁パネル | |
JP6632050B2 (ja) | 壁体用タイルとその取付金具、及びこれらを組み合わせた壁体構造 | |
JP4157822B2 (ja) | 壁パネル | |
JP5615611B2 (ja) | 外断熱用外壁材取付金具および外断熱外壁構造 | |
JP6070089B2 (ja) | 壁掛便器の取付構造及び壁掛便器 | |
JP2022144639A (ja) | 化粧材の取付構造 | |
JP5991811B2 (ja) | 外装材取付金具 | |
JP6367610B2 (ja) | カバー材及びカバー材の取付構造 | |
JP3145195U (ja) | 建物用戸枠及び窓枠材 | |
JP2005042494A (ja) | 補強梁 | |
JP5046757B2 (ja) | 塀パネル | |
JP6022958B2 (ja) | 外装材取付金具 | |
JP5174599B2 (ja) | カウンターの取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200519 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6718711 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |