JP5991811B2 - 外装材取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の壁下地に外装材を取り付けるために用いられる外装材取付金具に関するものである。
従来、図3のように、建物の壁下地60に、外装材取付金具Aを用いて外装材50を係合させて取り付ける外装材取付構造が知られている(例えば特許文献1参照)。外装材取付金具Aは、固定板1と、固定板1の中央で前方に突出して設けられた水平片2と、水平片2の前端から上方に突出して設けられた上支持片3と、水平片2の前端から下方に突出して設けられた下支持片4とを備えるものである。この外装材取付金具Aを、建物の壁下地60にネジや釘などの固定具61を固定板1に設けられた固定具孔10から差し込んで取り付けて固定する。そして、外装材50を、外装材取付金具Aの上支持片3と固定板1との間に下係合部53を挿入して係合させるとともに他の外装材取付金具Aの下支持片4と固定板1との間に上係合部54を挿入して係合させて取り付ける。これを繰り返し上下方向に複数の外装材を取り付けることによって建物の外壁を形成することができるものである。なお凸条部11は、固定板1の両側部において前方に突出して形成されており、それにより外装材50と壁下地60との間に通気スペース62が形成されている。
特開2005−146802号公報 国際公開第2011/040515号
上記のような外装材取付構造にあっては、上側の外装材50が下側の外装材50の上面にその荷重を掛けて載置されるようになっている。すなわち、外装材50の下端部には覆い部51が外装材取付金具Aの下支持片4を覆うように下方に延伸されて形成されており、この覆い部51の下面が、下側に取り付けられた外装材50の上端部に設けられた当接面52に当接している。そのため、上側の外装材50の荷重がこの当接部分で下側の外装材50に掛けられている。
本出願人は、特許文献2において、このような外装材取付構造において、下側に取り付けられた外装材50への荷重を減少するため、上側の外装材50の荷重の一部を受け止めて負担する片(受止片12)を有する外装材取付金具Aを提案している。図4に、この文献に示された外装材取付金具Aの一例を示す。
ところで、外装材50には通気スペース62に負圧がかかるなどして前後方向に動く力がかかりやすい。特に外装材50の下端部は下側の外装材50に載置されている部分であるため、荷重が集中しやすく、前後方向にかかる力も大きなものとなる。前方に大きな力がかかった場合、上支持片3によって押さえる力が小さいと、上支持片3が折れ曲がったり折れちぎれたりして、外装材50がガタついたり位置ずれしたり、さらには金具から外れたりして、外壁の構造が破壊されるおそれがある。また、上支持片3の支持強度が高い場合であっても、外装材50の強度がそれほど高くない場合には、上支持片3の局所に力が集中しやすくなり、この局所に集中した力で外装材50を破壊してしまうおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、外装材に前後方向に力がかかった場合でも、外装材を強固に支持して外装構造が破損されることを低減することができる外装材取付金具を提供することを目的とするものである。
本発明は、建物の壁下地に取り付けて固定される固定板と、前記固定板から前方に突出して設けられた水平片と、前記水平片の前端から上方に突出して設けられ、上側に取り付けられる外装材の下端部を係合して支持する上支持片と、前記水平片の前端から下方に突出して設けられ、下側に取り付けられる他の外装材の上端部を係合して支持する下支持片とを備えた外装材取付金具であって、前記固定板の両側部には、前記固定板から前方に突出するスペーサ片と、このスペーサ片の前端から側方に突出するガイド片とを有するガイド部が設けられ、前記水平片は、両側端部が前記ガイド部の前方において前記ガイド部よりも両側方に延出して設けられ、該側端部は、後部が前記ガイド片の前面に当接可能に形成され、前記上支持片及び前記下支持片のうち前記ガイド部の前方に位置する方の支持片と、前記水平片とに跨って、補強リブが、前記ガイド片の前方において形成されていることを特徴とする外装材取付金具の発明である。
本発明の好ましい形態では、次のうち少なくとも一つの特徴を有する
・前記上支持片は、前記水平片の前端全長に亘って設けられている。
・前記下支持片は、前記水平片の一部が下方に切り起されて形成されている。
本発明によれば、外装材に前後方向に力がかかった場合でも、外装材を強固に支持することができ、外装構造が破損されることを低減することができる。
外装材取付金具の実施の形態の一例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は(b)のX−X’断面図、(e)は(b)のY−Y’断面図、(f)は(b)のZ−Z’断面図、である。 外装材取付金具を用いて形成した外装材取付構造の概略断面図である。 従来の外装材取付金具を用いて形成した外装材取付構造の概略断面図である。 従来の外装材取付金具の一例を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
図1は、外装材取付金具Aの実施の形態の一例であり、図2は、この外装材取付金具Aを用いて、壁下地60に外装材50を取り付けた外装材取付構造の一例である。
外装材取付金具Aは、固定板1と、固定板1から前方に突出して設けられた水平片2と、水平片2の前端から上方に突出して設けられた上支持片3と、水平片2の前端から下方に突出して設けられた下支持片4とを備えている。上支持片3は、上側に取り付けられる外装材50の下端部を係合して支持するものである。下支持片4は、下側に取り付けられる外装材50の上端部を係合して支持するものである。なお、水平片2は、固定板1の中央部に設けられるものであってもよい。
固定板1は、建物の壁下地60に取り付けて固定される板状の部分であり、外装材取付金具Aの基体を構成している。固定板1には、釘やビス、ネジなどの固定具61を壁下地60に打ち付けるための固定具孔10が形成されている。本形態では、固定板1は、中央下部に設けられた開口部20によって上下に分断され、上部において壁下地60に固定される上固定部1aと、下部において壁下地60に固定される下固定部1bとにより構成されている。上固定部1a及び下固定部1bは、外装材50を取り付けた際には、壁下地60と接触する部分となり、それにより壁下地60の表面(前面)に外装材取付金具Aが固定される。上固定部1a及び下固定部1bには、強度を高めるために横方向に亘って前方に突出したリブが設けられてもよい。
固定板1の両側部には、固定板1から前方に突出したガイド部5が設けられている。このガイド部5は、固定板1の両側端部において、水平片2の突出長さよりも短い長さで前方に突出して設けられている。本形態では、ガイド部5は、固定板1の側端部から前方に突出するスペーサ片6と、このスペーサ片6の前端から外側方に突出するガイド片7とによって構成されている。スペーサ片6は固定板1と略垂直に形成され、ガイド片7は固定板1と略平行に形成されている。
スペーサ片6は、外装材取付金具Aの側板を構成するとともに、壁下地60と外装材50との間に通気スペース62を形成する機能を有する。ガイド片7は、外装材50を取り付けた際に、外装材50の背面(後面)を上下方向にガイドするとともに、水平片2の側端部2aの後部を受け止める機能を有する。
水平片2は、固定板1と略垂直に前方に、ガイド部5の突出長さよりも大きい突出長さで突出して形成されている。そのため、図2のように、上側の外装材50の下係合部53をガイド片7と上支持片3との間に挿入して係合し、また、下側の外装材50の上係合部54をガイド片7と下支持片4との間に挿入して係合することができる。それにより、上下に外装材50を支持して取り付けることができる。水平片2の中央部には上方に突出し、上部が略平面となった水平凸部9が形成されている。この水平凸部9はリブとして機能し、強度を高めるものである。また、水平凸部9は、上側の外装材50が押し下げられた際に、外装材50の下端部を受け止めて荷重を一部負担する機能を有していてもよい。なお、水平片2は、上下二つの外装材50と係合できるような形状で形成されていればよく、斜め上方や斜め下方に傾斜するなど必ずしも固定板1と垂直になっていなくてもよい。
上支持片3は、水平片2の前端から前方に傾斜して上方に突出して形成されている。それにより、外装材50の下係合部53を固定板1と上支持片3との間に挿入しやすくなっている。
上支持片3は、本形態のように、水平片2の前端全長に亘って設けられていることが好ましい。それにより、上支持片3の面積が大きくなり、また、上支持片3が強固に水平片2と結合するので、上支持片3が折れ曲がったり折れちぎれたりすることを低減することができる。また、上支持片3が固定板1よりも横幅が長く形成されると、外装材50の下係合部53を強固に支持することができる。なお、上支持片3は、図示のような、連続して一体となった片に限られるものではない。例えば、分断した複数の上支持片3が設けられていてもよい。具体的には、例えば、二つの上支持片3,3を、水平片2の両側端部のそれぞれに形成してもよい(図4の従来例参照)。
下支持片4は、水平片2の前端部から固定板1と略平行に下方に突出して形成されている。より厳密に言えば、下支持片4は、水平片2の一部がU字状に切り出され、上支持片3の根元部分からV字状に屈曲して前方に突出した後、さらに屈曲し下方に突出している。そのため、下支持片4が形成された位置においては、上支持片3及び下支持片4を含む支持片全体の断面が、図1(e)に示すように、略S字状となっている。本形態では、下支持片4は、固定板1に設けられた開口部20の前方における水平片2の両側部に形成されている。
そして、本形態の外装材取付金具Aにあっては、水平片2は、両側端部2a(両方の側端部2a,2a)がガイド部5の前方においてガイド部5よりも両側方(外側方)に延出して設けられている。それにより、水平片2の面積が大きくなって、外装材50から受ける荷重を分散することが可能になり、外装材50を強固に支持することができる。本形態では、さらに、上支持片3の両側端部3a(両方の側端部3a,3a)がガイド部5の前方においてガイド部5よりも両側方(外側方)に延出している。それにより、固定板1の横幅よりも長い横幅領域で上支持片3によって上側の外装材50を支持することができ、上側の外装材50を強固に支持することができる。また、本形態では、上支持片3は横方向に連続して一体化されて設けられているので、分断して上支持片3を設けた場合よりも、上支持片3による支持強度が向上する。このように、水平片2及び上支持片3が、ガイド部5を跨って外側方に延出しているので、強固な支持構造を得ることができるものである。
水平片2の側端部2aの後部は、ガイド片7と当接していてもよい。その場合、水平片2がガイド部5により後方で支持されるので、水平片2が曲がったりすることを抑制できる。また、水平片2とガイド片7との隙間が小さい場合(例えば、外壁材取付金具Aを形成するための板材の厚み程度)であっても、水平片2が曲がる方向に押されたときに、ガイド部5が水平片2に当接して支持できるので、同様の効果が得られる。また、このように、水平片2の側端部2aの後部がガイド片7の前面と当接可能に形成されていると、上支持片3や下支持片4にかかった荷重をガイド部5を介して金具全体に分散することができる。
外装材取付金具Aにあっては、上支持片3及び下支持片4のうちガイド部5の前方に位置する方の支持片と、水平片2とに跨って、補強リブ8が形成されていることが好ましい。本形態では、ガイド部5の前方には上支持片3が配置されており、この上支持片3と水平片2との境界部分に、補強リブ8(側部補強リブ8a)が設けられている。補強リブ8を設けることにより、金具の剛性が高まり、上支持片3の折れ曲がりに対する抵抗力が向上して支持強度を高めることができる。側部補強リブ8aは、水平片2及び上支持片3の両側部において、これらを跨って上後方に突出して形成されている。また、さらに、水平片2及び上支持片3の中央部、すなわち外装材取付金具Aの中央部においても、水平凸部9の前方で、水平片2と上支持片4とを跨って上後方に突出した補強リブ8(中央補強リブ8b)が形成されている。これにより、さらに金具の剛性が高まっている。
なお、図示の形態では、ガイド部5の前方に上支持片3が配置されたものを示しているが、ガイド部5の前方に下支持片4が配置されていてもよい。その場合は、この下支持片4と水平片2とを跨って補強リブ8を設けるようにすることが好ましい。ただし、支持強度を高めるためには、ガイド部5の前方には上支持片4が配置されることが好ましい。
外装材取付金具Aは、金属板を切断、折り曲げなどをして適宜加工して得られるものであってよい。2〜3枚程度の少数枚の板材で金具を形成すると、部品点数が少なくなるともに、外装材取付金具Aの作製が容易になる。特に1枚の板材で一体ものの金具として形成すると、溶接やネジ止めなどで部材を結合する必要がなくなり、また部材費用も安くでき、作製が容易になるとともに、取扱い性に優れるものになる。
外装材取付金具Aを形成するには、まず、板材として金属板を用意する。金属板の厚みは、例えば、0.5〜1.5mmの範囲内のものであってよい。そして、この板材の横方向の中央領域を固定板1とするとともに、固定板1の領域の下部を所定の形状で切り込みを入れ、中央に形成した片を前方に起こすことにより、水平片2を形成することができる。このとき、切り込まれた部分によって開口部20が形成される。また、水平片2の前端を上方に折り曲げて上支持片3を形成することができる。また、水平片2に前端側を残してU字状に切り込みを入れ、この切り込まれた水平片2の一部を下方に折り曲げることにより、下支持片4を形成することができる。このとき、切り込まれた部分によって切り起し孔21が形成される。また、固定板1の領域よりも外側の部分(板材の両側部)を前方に折り曲げることにより、スペーサ片6を形成することができる。このとき、スペーサ片6を形成するための折り曲げ位置(折り曲げ線)は、開口部20を跨ぐようにしてもよい。その場合、開口部20は二つのスペーサ片6と固定板1とに跨って形成される。そして、スペーサ片6の前端を外側方に折り曲げてガイド片7を形成することができる。このとき、ガイド片7の側端縁が、水平片2の側端部2aの側端縁よりも内側に位置すると、水平片2の側端部2aはガイド部5よりも外側方に延出することになる。また、同様に、ガイド片7の側端縁が、上支持片3の側端部3aの側端縁よりも内側に位置すると、水平片3の側端部3aはガイド部5よりも外側方に延出することになる。なお、上記の切り込み加工や折り曲げ加工は、プレスなどによって一度に行ってもよいし、数回に分けて行ってもよい。
ここで、下支持片4は、上記のように、水平片2の一部が下方に切り起されて形成されていることが好ましい。それにより、板材の切り込み加工及び折り曲げ加工により下支持片4を形成することができ、他の部材を取り付けて下支持片4を形成するよりも容易に作製することができる。また、上支持片3の一部を切り起こすと、上支持片3の強度が低下するおそれがあるが、水平片2を切り起こした場合、そのような強度低下を避けることができる。また、切り起し孔21を固定板1と水平片2との境界部分よりも前方に形成すると、水平片2が分断されずに一体化されているので、水平片2の結合強度を高くすることができる。
上記のような外装材取付金具Aは、厚型の外装材取付金具Aに好適である。例えば、ガイド部5の突出幅、すなわちスペーサ片6の前後方向の長さは、10〜20mm程度(具体例15mm)にすることができる。この場合、板材で外装材取付金具Aを形成する際に、水平片2を横方向に長く切り出すことができ、水平片2の外側方への延出が容易になる。また、厚型の外装材取付金具Aでは通気スペース62の厚みが多くなり、外装材50が前後方向に動こうとする力が強くなるおそれがあるが、そのような通気スペース62の厚みが厚い場合であっても、外装材50を強固に支持することができる。
次に、上記の外装材取付金具Aを用いて外装材50を取り付ける方法について説明する。
外装材50としては、横方向に長い矩形状のものを用いることができる。この外装材50の上端部には全長に亘って上方に突出した上係合部54が設けられている。そして、上係合部54は外装材50の裏面側寄りに形成されており、外装材50の表面側の上端面は当接面52として形成されている。また、外装材50の下端部には、全長に亘って下方に突出した下係合部53と、下係合部53よりも大きい突出長さで全長に亘って下方に突出した覆い部51とが設けられている。そして、下係合部53は外装材50の裏面側寄りに設けられ、覆い部51は外装材50の表面側寄りに設けられている。このような形状の外装材50を用いることにより、固定具61を直接打ち付けることなく外装材50を壁下地60に取り付けることができる。また、取り付けた後に外装材取付金具Aを覆い隠して外部に露出しないようにすることができる。そのため、建物の外装を意匠性よく容易に形成することができるものである。なお、横方向においては、外装材50は、壁下地60の表面(前面)において、左右に並設させて取り付けることができる。
そして、外装材50の取り付けにあたっては、まず、下側に取り付けられた外装材50との位置合わせを行って外装材取付金具Aを壁下地60の表面の所定位置に配置し、固定板1の固定具孔10から釘やビスなどの固定具61を壁下地60に打ち付ける。これにより、外装材取付金具Aを壁下地60に取り付けて固定することができる。図示の構造では、固定具61としてビスを用いた様子を示しているが、壁下地60の躯体材料に合わせて釘などを使用してもよい。また、このとき、先に下側の外装材50の取り付けを行って、外装材取付金具Aを上方から下方に移動しながら下支持片4とガイド片7との間にこの外装材50の上係合部54を挿入して下支持片4で上係合部54を引っ掛けて係合させて取り付ける。なお、最下段の外装材50については、下端部をスタータ金具などで係合させて取り付けてもよい。
外装材取付金具Aの固定は、複数の固定具孔10のうち、全ての固定具孔10に固定具61を取り付けてもよいし、一部の固定具孔10に固定具61を取り付けてもよい。ここで、複数の固定具孔10のうち1個の固定具孔10に固定具61を取り付けることが好ましい態様の一つである。この場合、外装材取付金具Aは、1個の固定具61によって押圧力がかかりながら若干回転可能に支持されることになる。したがって、外装材50が左右で傾いたりして外装材50に位置ズレが生じたとしても、外装材50の位置ズレに合わせて回転することができ、位置ズレを吸収しながら外装材50を支持することができる。また、複数の固定具孔10が設けられていれば、壁下地60の状態に合わせて使用する固定具孔10を適宜選択することができる。なお、外装材50は、通常、上側のものが下側のものに載置されて取り付けられており、外装材取付金具Aには回転方向に大きな力がかかることは少ないため、1個の固定具61で固定した場合も十分に外装材50を支持することが可能である。
次に、上側の外装材50を上方から下方に移動させ、覆い部51を上支持片3及び下支持片4よりも前方に配置しながら下係合部53を上支持片3とガイド片7との間に挿入し、上支持片3で外装材50の下係合部53を引っ掛けて係合するようにする。そしてさらに下方に外装材50を押し込むと、覆い部51の下面が下側の外装材50の当接面52に当接し、上側の外装材50の荷重が下側の外装材50に掛けられて上側の外装材50が下側の外装材50の上に載置される。このとき、覆い部51は下支持片4を覆い隠し、外装材取付金具Aの全体が外装材50によって覆われて外部から隠れることになる。なお、外装材50の下係合部53の下端は水平凸部9に当接してもよい。その場合、下側の外装材50にかかる荷重を低減することができる。
以上のような外装材50及び外装材取付金具Aの取り付け作業を繰り返し行うことにより、壁下地60の全面又は所望の範囲に、複数の外装材50を取り付けることができ、外装材取付金具Aを用いた外壁構造を形成することができる。
このように形成された外壁構造においては、上支持片3によって上側の外装材50が強固に支持される。特に、通気スペース62を設けた場合、このスペースに負圧がかかるなどして外装材50が前後方向に動こうとする力が働くことがあり、特に荷重がかかる外装材50の下端部では前後方向にかかる力が大きなものとなる。このとき、上支持片3で支持する力が弱いと、上支持片3が外装材50の動く力に負けて折れ曲がったり、折れちぎれたりする可能性がある。しかしながら、上記の外装材取付金具Aでは、外装材50を上支持片3によって強固に支持しているので、外装材50が前後方向に動こうとする力に対抗することができ、上支持片3が折れ曲がったりすることが低減される。また、水平片2及び上支持片3が横方向に長く形成され、しかも、補強リブ8が設けられているので、金具の剛性が向上する。よって、構造が破壊されにくい安全で強固な外壁構造を形成することが可能となるものである。
A 外装材取付金具
1 固定板
2 水平片
2a 水平片の側端部
3 上支持片
3a 上支持片の側端部
4 下支持片
5 ガイド部
6 スペーサ片
7 ガイド片
8 補強リブ
9 水平凸部
10 固定具孔
50 外装材
60 壁下地

Claims (3)

  1. 建物の壁下地に取り付けて固定される固定板と、前記固定板から前方に突出して設けられた水平片と、前記水平片の前端から上方に突出して設けられ、上側に取り付けられる外装材の下端部を係合して支持する上支持片と、前記水平片の前端から下方に突出して設けられ、下側に取り付けられる他の外装材の上端部を係合して支持する下支持片とを備えた外装材取付金具であって、
    前記固定板の両側部には、前記固定板から前方に突出するスペーサ片と、このスペーサ片の前端から側方に突出するガイド片とを有するガイド部が設けられ、
    前記水平片は、両側端部が前記ガイド部の前方において前記ガイド部よりも両側方に延出して設けられ、該側端部は、後部が前記ガイド片の前面に当接可能に形成され
    前記上支持片及び前記下支持片のうち前記ガイド部の前方に位置する方の支持片と、前記水平片とに跨って、補強リブが、前記ガイド片の前方において形成されていることを特徴とする外装材取付金具。
  2. 前記上支持片は、前記水平片の前端全長に亘って設けられていることを特徴とする請求項に記載の外装材取付金具。
  3. 前記下支持片は、前記水平片の一部が下方に切り起されて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の外装材取付金具。
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