JP2008174995A - 建物外壁の水切り材及び水切り材取付構造 - Google Patents

建物外壁の水切り材及び水切り材取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】通気間隙への水の浸入が十分に防止される水切り材及び水切り材取付構造を提供する。
【解決手段】布基礎10上に基礎パッキン13を介して土台11が設置され、布基礎10と土台11との間に通気間隙15が形成されている。水切り材30は、取付壁部31と、該取付壁部31の下端から前方に延出した傾斜突出壁部32と、該傾斜突出壁部32の前縁から垂下する突出端壁部33と、該突出端壁部33の下端から後方に向って延設された底壁部34とを有している。この底壁部34に複数の通気孔35が設けられている。底壁部34の後縁側は、後方ほど高位となる傾斜部36となっている。この傾斜部36の後縁から前方に水返し部37が延設されている。水切り材30は、傾斜部36を布基礎10の上端前縁に当接させるようにして固着具19によって土台11に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅などの建築物に取付ける水切り材と、この水切り材の取付構造に関する。
建物外壁の下端縁には、壁面を伝って流下してきた雨水を、外方に案内して滴下させる為の水切り材が取付けられる。
また、布基礎と土台との間に合成樹脂製の基礎パッキンを介装して換気用の通気スペースを設ける換気構造も多く用いられている。
この換気スペースには、ネズミなどの侵入を防ぐ処置を採ることが義務付けられている。実登3031123には、水切り材に通気防鼠機能をもたせたものが記載されている。
第7図は実登3031123の水切り材端部を示す傾斜図、第8図はその施工状態を示す縦断面図である。
第7図の通り、水切り材1は、取付壁部2と、傾斜突出壁部3と、突出端壁部4と、底壁部5とからなる。この水切り材1は、通常、薄鋼板、薄アルミニウム板、薄ステンレス板などの薄金属板からの板金加工や、アルミニウム合金や合成樹脂材などの押出加工などで製造される。
底壁部5には多数の通気孔6が穿設されている。この通気孔6は、ネズミなどの侵入を阻止できるように孔の大きさが定められ、かつ、充分な通気量を得られるように孔の数が定められる。7は毛細管現象による水返し用の凸条、8は底壁部5に設けた化粧モルタル塗り施工用の寸法目印凹条である。
第8図中、10は布基礎、11は土台、12は外装材、13は基礎パッキン、14は化粧モルタル層である。水切り材1は、その取付壁部2を、土台11に対して釘止め方式などで固定される。また、水切り材1の取付けに際しては、底壁部5の後端縁が布基礎10の上端縁、またはその近傍に当接するように位置決めする。化粧モルタル14は水切り材1の取付後に塗り施工される。
水切り材1の取り付けにより、外装材12の外面を伝って流下してきた雨水は、傾斜突出壁部3上に落下して、傾斜に沿って外方に案内され、突出端壁部4の下端縁から滴下するようになる。また、底壁部5には通気孔6があって、下方に開口しているので、外気は、この通気孔6から自由に流入し、基礎パッキン13によって形成された布基礎10と土台11との通気間隙15を通って床下に流れ込む。
通気及び防鼠機能を有した別の水切り材として第9図に示すものが特開2004−137868の図16に記載されている。
この第9図の水切り材20では、底壁部21の後縁にU字状の嵌合部22を設け、この嵌合部22に水切シール23を嵌着し、この水切シール23を布基礎に当接させている。
実登3031123 特開2004−137868
上記第7,8図に示した水切り材では、雨水が吹き込むことなどにより通気孔6から水切り材1内に水が浸入した場合、この水が通気間隙15を通って床下に入り込み易い。
第9図に示した水切り材20によれば、嵌合部22が通気孔の後方に起立しているため、雨水の浸入はある程度防止されるが、嵌合部22が比較的低いため、雨水の浸入防止は十分ではない。また、嵌合部20を越えた水が水切シール23の上に溜ってしまう。
本発明は、上記従来の問題点を解決し、通気間隙への水の浸入が十分に防止される水切り材及び水切り材取付構造を提供することを目的とする。
本発明の水切り材は、基礎上の部材の建物外方を向いた面に上下方向に取り付けられる取付壁部と、該取付壁部の下部から前方へ下り勾配となる傾斜突出壁部と、該傾斜突出壁部の先端から垂下する突出端壁部と、該突出端壁部の下部に連なり、後方に延在した底壁部とを有し、該底壁部には、ネズミが侵入できない大きさで、かつ、通気量が得られる数の通気孔が形成され、更に、取付状態で、該底壁部の後部が布基礎に当接するようになる建物外壁の水切り材において、該底壁部の後部は、後方ほど高位となる傾斜部と、該傾斜部の後縁から前方へ延出した水返し部とを有することを特徴とするものである。
前記傾斜部は、下に向って凸となるように湾曲していてもよい。この場合、該傾斜部から水返し部にかけて連続して湾曲していてもよい(請求項2,3)。
本発明の水切り材取付構造は、上記本発明の水切り材が布基礎上の部材の建物外方を向いた面に取り付けられた水切り材取付構造であって、前記傾斜部が布基礎に当接していることを特徴とするものである。
水切り材が、請求項2又は3の水切り材である場合、傾斜部の前後方向の途中部分が布基礎の前面上端の角縁に弾性的に当接していることが好ましいが、該傾斜部の後縁が布基礎の前面に弾性的に当接していても良い。
本発明の水切り材及び水切り材取付構造では、底壁部の後部が、後方ほど高位となる傾斜部と、この傾斜部の後縁から前方へ延出した水返し部とを備えている。この水返し部により、通気間隙への水の浸入が十分に防止される。また、傾斜部に水が入り込んでも、傾斜部を流れ下って通気孔から速やかに排出される。
この傾斜部を下に向って凸に湾曲した形状とすることにより、傾斜部を弾性的に湾曲させて布基礎に当接させることができる。
この傾斜部は、布基礎などの基礎の前面の上端角縁に当接してもよく、基礎の前面に当接してもよい。前者のように基礎の前面の上端角縁に傾斜部を当接させた場合には、通気間隙への水の浸入を極めて十分に防止することができる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る水切り材30及び水切り材取付構造を示す縦断面図である。
前記第7,8図と同様に、布基礎10上に基礎パッキン13を介して土台11が設置され、布基礎10と土台11との間に通気間隙15が形成されている。
水切り材30は、土台11の前面に釘やビス等の固着具19によって固定される取付壁部31と、該取付壁部31の下端から前方に延出した、前方に向って若干(例えば1〜20°)の下り勾配を有している傾斜突出壁部32と、該傾斜突出壁部32の前縁から垂下する突出端壁部33と、該突出端壁部33の下端から後方に向って延設された底壁部34とを有している。この底壁部34に複数のスリット状の通気孔35が設けられている。通気孔35は防鼠する大きさ、形状のものである。この通気孔35と前記通気間隙15とを介して通気(床下換気)が行われる。
底壁部34のこの通気孔35よりも後縁側は、後方ほど高位となる傾斜部36となっている。この傾斜部36の後縁から前方に水返し部37が延設されている。
この実施の形態では、傾斜部36は下方に向って凸に湾曲している。また、水返し部37は略々水平に延在している。
この水切り材30は、薄肉の金属板を折曲加工して成形したものが好適である。
この水切り材30は、傾斜部36を布基礎10の上端前縁の角縁に当接させるようにして固着具19によって土台11に取り付けられる。傾斜部36は、下方に向かって凸に湾曲しているため、布基礎10の前部角縁に弾性的に当接する。また、土台11が若干後退したり突出して設けられていても、傾斜部36のたわみが変わることにより、該傾斜部36が布基礎10の角縁に当接する。この際、傾斜部36以外の部分は殆ど又は全く変形しないので、外観が良好である。
水返し部37は、通気を良くするために、土台11の下面レベルよりも若干(例えば10〜30mm程度)下位となるようにするのが好ましい。
このように水切り材30を取り付けた建物外壁にあっては、通気孔35から水切り材30内に水が浸入しても、水返し部37によって通気間隙15への浸入が防止される。特に、水返し部37のレベルが布基礎10の上面よりも高いので、通気間隙15への水の浸入が十分に防止される。
また、水返し部37にはね返された水は、傾斜部36に沿って流れ下り、通気孔35から速やかに排出される。
第1図では、水切り材30は全体として一連一体となっているが、第2図の水切り材30Aのように、傾斜部36及び水返し部37を本体側と別体とし、第3図のように接着剤38や、第4図のようにビス、リベット等の留付具39によって本体側に固着するようにしてもよい。
第1図〜第4図の水切り材30,30Aでは、傾斜部36の前後方向の途中を布基礎10の角縁に当接させているが、第5図の水切り材30Bや第6図の水切り材30Cのように、傾斜部36の後縁を布基礎10の前面に当接させてもよい。
第5図、第6図においても、傾斜部36は下方に向って凸に湾曲しており、その後縁を布基礎10の前面に弾性的に当接させたときに主として傾斜部36がたわみ、水切り材のその他の部分は全く又は殆ど変形せず、外観が良好である。
上記実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は図示以外の態様をもとりうる。例えば、基礎は布基礎以外のものであってもよい。
実施の形態に係る水切り材及び水切り材取付構造を示す縦断面図である。 別の実施の形態に係る水切り材の分解側面図である。 別の実施の形態に係る水切り材の分解側面図である。 別の実施の形態に係る水切り材の分解側面図である。 異なる実施の形態に係る水切り材及び水切り材取付構造を示す縦断面図である。 さらに異なる実施の形態に係る水切り材及び水切り材取付構造を示す縦断面図である。 従来の水切り材の斜視図である。 図7の水切り材の取付構造を示す縦断面図である。 別の従来例を示す縦断面図である。
符号の説明
10 布基礎
11 土台
15 通気間隙
30,30B,30C 水切り材
36 傾斜部
37,37B,37C 水返し部

Claims (6)

  1. 基礎上の部材の建物外方を向いた面に上下方向に取り付けられる取付壁部と、
    該取付壁部の下部から前方へ下り勾配となる傾斜突出壁部と、
    該傾斜突出壁部の先端から垂下する突出端壁部と、
    該突出端壁部の下部に連なり、後方に延在した底壁部と
    を有し、該底壁部には、ネズミが侵入できない大きさで、かつ、通気量が得られる数の通気孔が形成され、更に、取付状態で、該底壁部の後部が布基礎に当接するようになる建物外壁の水切り材において、
    該底壁部の後部は、後方ほど高位となる傾斜部と、該傾斜部の後縁から前方へ延出した水返し部とを有することを特徴とする建物外壁の水切り材。
  2. 請求項1において、前記傾斜部は、下に向って凸となるように湾曲していることを特徴とする建物外壁の水切り材。
  3. 請求項2において、前記傾斜部から水返し部にかけて連続して湾曲していることを特徴とする水切り材。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の水切り材が布基礎上の部材の建物外方を向いた面に取り付けられた水切り材取付構造であって、
    前記傾斜部が該布基礎に当接していることを特徴とする水切り材取付構造。
  5. 請求項4において、前記水切り材は、請求項2又は3の水切り材であり、前記傾斜部の前後方向の途中部分が前記布基礎の前面上端の角縁に弾性的に当接していることを特徴とする水切り材取付構造。
  6. 請求項4において、前記水切り材は、請求項2又は3の水切り材であり、前記傾斜部の後縁が前記布基礎の前面に弾性的に当接していることを特徴とする水切り材取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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