JP2014152501A - 水切り兼用の外装材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 建物の基礎10上に配置される土台12の側面部に装着される水切り兼用の外装材1において、当該外装材1の装飾部5に、長手方向に沿って下地材14を介して前記土台12と当接する第3の固定部7を、前記土台12側に向かって突出形成し、当該装飾部5の下縁に沿って前記土台12側に延出する底面部6の先端部を、前記土台12と係合しないよう上方に傾斜させて設ける。
【選択図】 図2
Description
かかる水切り部材として、例えば、特開2000−096803号公報(特許文献1)において、外装材縦張り構造が提案されている。
具体的には、土台に取り付けられた外装材を支持するための支持金具と当接する固定板部を上部に有し、この固定板部の下端部に水平な受部の一端縁を連設し、前記水平な受部の他端縁を下方に垂直に折曲げ接続片を形成し、この接続片に流れ勾配を形成する傾斜部を介して水切り片を一体的に形成したものである。
このため、土台水切りに外装材の荷重に起因する変形は生じず、従って、外装材の取付位置がずれるおそれはない。
しかも、支持金具は、土台水切りの下に位置するため、表面に露出することはなく、支持金具の配設によって、見栄えが悪くなることはないなどの作用効果が奏されるとしている。
通気性は、貫通孔及び外装壁板との間の隙間の両方から行われるので、通気性が非常によい。
また、仮に土台水切り部材下方に積雪し、貫通孔が閉塞されても外装壁板との間の隙間からの通気が可能であるので、冬季積雪する地域であっても通気性が確保される効果を有するとしている。
したがって、前記土台3に従来と同様に水切り部材5を配置した場合、前記窓用サッシ4の下端部4aと水切り部材5の傾斜面5aとの間に土台3が剥き出しで顕出するので、外観上の体裁が悪化する。
そのため、従来は、前記剥き出し部の幅(縦方向)に適合するよう、所定の大きさに製作された市販の外装材の縦方向の幅を、手作業などでカットした外装材6で埋めることが行われている。
しかも、外装材を固定するための下地も、水切り部材の立上りと窓用サッシの下端部の突出部を除いた狭い部分に水切り部材を釘で固定するため、施工上も煩わしい作業が伴うなど解決すべき課題が残されている。
基礎上の土台の側面部の上部と当接する第1の固定部と、当該第1の固定部の下端縁に沿って外方に向かって形成され、前記土台に下地材を介して密着可能な第2の固定部と、前記第2の固定部の下端縁に外方に向かって付設され、その先端縁が少なくとも外壁に装着される外装材より外側に突出する突出部と、前記突出部の先端縁に沿って下方に向かって形成され、その先端縁が少なくとも前記基礎の上端面に達する長さを有し、かつ前記土台の側面部が隠蔽可能な装飾部とからなるものであって、
前記装飾部の長手方向に沿って、下地材を介して前記土台と当接する第3の固定部が、前記土台側に向かって突出形成され、
当該突出部の下縁に沿って前記土台側に延出する底面部の先端部が、前記土台と係合しないよう上方に傾斜させて設けられていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の水切り兼用の外装材において、
前記第1の固定部、第2の固定部、突出部および装飾部は、
防錆機能を有する一枚の板材の折曲げ成形で得られたものであること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載の水切り兼用の外装材において、
前記第3の固定部は、
前記装飾部の一部を前記土台方向に凹ませ、側断面コ字状に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜3のいずれかに記載の水切り兼用の外装材において、
前記底面材は、
長手方向に沿って複数の所要の大きさの通気部が形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜4のいずれかに記載の水切り兼用の外装材において、
前記第2の固定部は、
前記第1の固定部の先端縁に沿って外方に所要幅で水平に延出され、かつこの延出部の先端縁を所要幅で下方に垂直に折曲げて形成される断面L字状であること
を特徴とするものである。
加えて、前記第3の固定部が溝状であるので、装飾部の強度が向上し、外観上の意匠性を向上させることができる。
なお、この発明は図面に示される一例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々変更することができるものである。
かかる板状体としては、押出成形や折曲成形が可能な厚みを有するステンレス板やアルミ板などの防錆板材が使用されるが、樹脂板を使用することも可能である。
1)建物の基礎10上に通気性パッキンなどの通気材11を介して配置される土台12の側面部上部と当接する垂直な第1の固定部2と、
2)前記第1の固定部2の下端縁に沿って、外方に向かって水平方向に所要幅で延出する水平部3aの先端縁を下方に折曲げて所要幅の垂直部3bとした、断面L字状の第2の固定部3と、
3)前記第2の固定部3の垂直部3bの下端縁に、外方に向かって水平方向に延出する突出部4と、
4)前記突出部4の先端縁に沿って下方に向かって形成され、その先端縁が少なくとも前記基礎10の上端面に達する長さを有し、かつ基礎10上に配置された前記土台12の側面部を隠蔽することが可能な装飾部5と、
5)前記装飾部5の先端縁に沿って、前記土台12方向に向かって延設される底面部6とから構成されるもので、かかる外装材1は、一枚の板状体を順次折曲げ屈曲させることによって形成される。
また、前記底面部6は、その先端側が上向きとなるよう、前記装飾部5に対して一定の傾斜角をもって連接されるもので、この実施例においては、傾斜角は約80°に設定されている。
ついで、第3の固定部7と土台12との間に所要厚みの下地材14を介在させ、前記下地材14と第3の固定図を図示のように釘16を利用して固定し、外装材1を安定した状態で土台12に装着固定させるものである。
しかるのち、外壁材13を図2に示すように装着する。
図示のように、前記窓用サッシ20の掃出し部20aの背面を、土台12の上部前面に位置させるとともに、この発明の外装材1の第1の固定部2を、前記窓用サッシ20内に差し込む。
ついで、あらかじめ前記外装材1の第3の固定部7に対応させて、土台12に固定した下地材14と前記第3の固定部7とを釘16で固定し、外装材1を土台12に確実に装着固定するものである。
その際、前記第1の固定部2の上縁部と底面部6の先端縁をそれぞれ折り返し、折返し片を形成することによって、外装材1全体の強度を向上させることができ、かつその形状を常に一定に保持させることができる。
さらにまた、その表面部を前記外壁材13と同一の色、模様などに形成することによって、全体の統一感を持たせることができる。
あるいは、窓用のサッシ以外の外壁に装着される外壁材13と異なる色や模様などとすることによって、建物の外観にアクセントを付することも可能となる。
2 第1の固定部
3 第2の固定部
3a 第2の固定部の水平部
3b 第2の固定部の垂直部
4 突出部
5 装飾部
6 底面部
6a 通気部
7 第3の固定部
7a 第3の固定部の背面
10 建物の基礎
11 通気材
12 土台
13 外壁材
14 下地材
15 立上り部
16 釘
20 窓用サッシ
20a 掃出しサッシ
Claims (5)
- 基礎上の土台の側面部の上部と当接する第1の固定部と、当該第1の固定部の下端縁に沿って外方に向かって形成され、前記土台に下地材を介して密着可能な第2の固定部と、前記第2の固定部の下端縁に外方に向かって付設され、その先端縁が少なくとも外壁に装着される外装材より外側に突出する突出部と、前記突出部の先端縁に沿って下方に向かって形成され、その先端縁が少なくとも前記基礎の上端面に達する長さを有し、かつ前記土台の側面部が隠蔽可能な装飾部とからなるものであって、
前記装飾部の長手方向に沿って、下地材を介して前記土台と当接する第3の固定部が、前記土台側に向かって突出形成され、
当該突出部の下縁に沿って前記土台側に延出する底面部の先端部が、前記土台と係合しないよう上方に傾斜させて設けられていること
を特徴とする水切り兼用外装材。 - 前記第1の固定部、第2の固定部、突出部および装飾部は、
防錆機能を有する一枚の板材の折曲げ成形で得られたものであること
を特徴とする請求項1に記載の水切り兼用の外装材。 - 前記第3の固定部は、
前記装飾部の一部を前記土台方向に凹ませ、側断面コ字状に形成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の水切り兼用の外装材。 - 前記底面材は、
長手方向に沿って複数の所要の大きさの通気部が形成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水切り兼用の外装材。 - 前記第2の固定部は、
前記第1の固定部の先端縁に沿って外方に所要幅で水平に延出され、かつこの延出部の先端縁を所要幅で下方に垂直に折曲げて形成される断面L字状であること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水切り兼用の外装材。
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- 2013-02-07 JP JP2013022285A patent/JP2014152501A/ja not_active Withdrawn
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