JPH09125537A - サイディング貼り外壁における水切りの納まり構造 - Google Patents
サイディング貼り外壁における水切りの納まり構造Info
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- JPH09125537A JPH09125537A JP28709995A JP28709995A JPH09125537A JP H09125537 A JPH09125537 A JP H09125537A JP 28709995 A JP28709995 A JP 28709995A JP 28709995 A JP28709995 A JP 28709995A JP H09125537 A JPH09125537 A JP H09125537A
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- siding
- wall
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 予めサイディング貼り外壁を形成してこれを
施工現場で組み立てるといった施工方法を採りやすくし
得る、サイディング貼り外壁における水切りの納まり構
造の提供が望まれている。 【解決手段】 基礎1上に土台2が形成され、土台2上
に外壁4が立設され、外壁4の外面に複数の縦胴縁5を
介してサイディング6が貼設され、外壁4の下端部から
土台2の外面を覆った状態で水切り9が配設されたサイ
ディング貼り外壁における水切りの納まり構造である。
水切り9には土台2の側に向かって凹みかつ横方向に延
びる凹部16aが形成されている。土台2の外面には内
板7、防火板8が設けられている。防火板8は、凹部1
6a内に打ち込まれた固定具18によって水切り9、内
板7とともに土台2に固定されている。
施工現場で組み立てるといった施工方法を採りやすくし
得る、サイディング貼り外壁における水切りの納まり構
造の提供が望まれている。 【解決手段】 基礎1上に土台2が形成され、土台2上
に外壁4が立設され、外壁4の外面に複数の縦胴縁5を
介してサイディング6が貼設され、外壁4の下端部から
土台2の外面を覆った状態で水切り9が配設されたサイ
ディング貼り外壁における水切りの納まり構造である。
水切り9には土台2の側に向かって凹みかつ横方向に延
びる凹部16aが形成されている。土台2の外面には内
板7、防火板8が設けられている。防火板8は、凹部1
6a内に打ち込まれた固定具18によって水切り9、内
板7とともに土台2に固定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁の外面にサイ
ディングが貼設されたサイディング貼り外壁における、
水切りの納まり構造に関する。
ディングが貼設されたサイディング貼り外壁における、
水切りの納まり構造に関する。
【0002】
【従来の技術】サイディングを外面に貼設した外壁の構
造、すなわちサイディング貼り外壁構造としては、壁パ
ネル等からなる外壁の外面に防水シートを貼着し、さら
にその上に直接サイディング材を貼着した構造や、防水
シートの上に胴縁を介してサイディング材を貼設した構
造が一般的である。サイディング材の貼設方法として
は、直接サイディング材を貼着する場合にはモルタル等
によってサイディング材を貼着し、また胴縁を介する場
合には釘打ち等によってサイディング材を胴縁に固定す
る。
造、すなわちサイディング貼り外壁構造としては、壁パ
ネル等からなる外壁の外面に防水シートを貼着し、さら
にその上に直接サイディング材を貼着した構造や、防水
シートの上に胴縁を介してサイディング材を貼設した構
造が一般的である。サイディング材の貼設方法として
は、直接サイディング材を貼着する場合にはモルタル等
によってサイディング材を貼着し、また胴縁を介する場
合には釘打ち等によってサイディング材を胴縁に固定す
る。
【0003】ところで、近年では施工の迅速化、簡易化
が要求されるに伴い、モルタル等の水を使う材料を用い
た湿式工法から、水を使う材料を排した乾式工法が主流
になりつつあり、したがって、サイディング貼り外壁構
造についても、胴縁を用いてこれにサイディング材を固
定し、またサイディング材間の目地についてもモルタル
等の湿式材料を用いずに、すなわち目地処理を行わない
構造が多く見られるようになってきている。また、近時
施工の迅速化、簡易化の要求が益々強くなり、施工現場
での作業、例えばサイディングの貼設作業などをより少
なくし、その分を予め工場等で行っておくといったこと
が提案され一部に実施されている。
が要求されるに伴い、モルタル等の水を使う材料を用い
た湿式工法から、水を使う材料を排した乾式工法が主流
になりつつあり、したがって、サイディング貼り外壁構
造についても、胴縁を用いてこれにサイディング材を固
定し、またサイディング材間の目地についてもモルタル
等の湿式材料を用いずに、すなわち目地処理を行わない
構造が多く見られるようになってきている。また、近時
施工の迅速化、簡易化の要求が益々強くなり、施工現場
での作業、例えばサイディングの貼設作業などをより少
なくし、その分を予め工場等で行っておくといったこと
が提案され一部に実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
前述したサイディングの貼設作業については、通常外壁
の外面全体、すなわち基礎上に配設された土台をも覆っ
てサイディングが貼設されることから、縦胴縁を外壁の
みでなく土台にまで取り付ける必要があり、そのためサ
イディングを予め工場で外壁パネルに貼設しておき、こ
れを施工現場に輸送して施工現場で形成される土台上に
単に立てていくといった工法が採用しにくくなってい
る。また、サイディングを、土台を覆うことなく単に外
壁面のみを覆うように貼設するといったことも考えられ
るが、その場合には土台の外面が露出してしまうことか
ら外観的に問題があり、さらに雨の影響や防火について
などの解決すべき課題が残されていた。
前述したサイディングの貼設作業については、通常外壁
の外面全体、すなわち基礎上に配設された土台をも覆っ
てサイディングが貼設されることから、縦胴縁を外壁の
みでなく土台にまで取り付ける必要があり、そのためサ
イディングを予め工場で外壁パネルに貼設しておき、こ
れを施工現場に輸送して施工現場で形成される土台上に
単に立てていくといった工法が採用しにくくなってい
る。また、サイディングを、土台を覆うことなく単に外
壁面のみを覆うように貼設するといったことも考えられ
るが、その場合には土台の外面が露出してしまうことか
ら外観的に問題があり、さらに雨の影響や防火について
などの解決すべき課題が残されていた。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、予めサイディング貼り外
壁を形成してこれを施工現場で組み立てるといった施工
方法を採りやすくするべく、土台をサイディングで覆う
ことなく水切りで覆うようにした、サイディング貼り外
壁における水切りの納まり構造を提供することにある。
で、その目的とするところは、予めサイディング貼り外
壁を形成してこれを施工現場で組み立てるといった施工
方法を採りやすくするべく、土台をサイディングで覆う
ことなく水切りで覆うようにした、サイディング貼り外
壁における水切りの納まり構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のサイディング貼
り外壁における水切りの納まり構造では、基礎上に土台
が形成され、該土台上に外壁が立設され、該外壁の外面
に複数の縦胴縁を介してサイディングが貼設され、前記
外壁の下端部から前記土台の外面を覆った状態で水切り
が配設されてなる水切りの納まり構造であり、前記水切
りは、前記外壁とサイディングとの間にて縦胴縁の下に
配設される水平板部と、該水平板部の前記外壁側側縁か
ら下降して前記外壁の下端部外面に当接しあるいは近接
する垂直板部と、該垂直板部の下端縁から前記外壁の外
方に向けて延び、かつ下方に傾斜して前記サイディング
の下方にまで延びる傾斜板部と、該傾斜板部の下端縁か
ら下降して前記基礎の側方にまで延び、前記土台の外面
を覆う覆板部と、該覆板部の下端縁より前記土台の外面
側に向けて延びる折り返し板部とを備え、前記水平板部
に前記縦胴縁の間に連通する開口部を形成し、前記覆板
部に、前記土台の側に向かって凹みかつ横方向に延びる
凹部を形成してなり、前記土台の外面には、該外面に当
接する当接板部と該当接板部の下端縁から前記水切りの
覆板部の内面近傍にまで延びる下板部とよりなる内板が
設けられ、前記水切りの覆板部と前記土台の外面との間
には、該土台の横方向に沿って防火板が前記内板外面に
当接せしめられた状態に設けられ、かつ該防火板は、前
記覆板部の凹部内に打ち込まれた固定具によって前記水
切り、内板とともに土台に固定されてなることを前記課
題の解決手段とした。
り外壁における水切りの納まり構造では、基礎上に土台
が形成され、該土台上に外壁が立設され、該外壁の外面
に複数の縦胴縁を介してサイディングが貼設され、前記
外壁の下端部から前記土台の外面を覆った状態で水切り
が配設されてなる水切りの納まり構造であり、前記水切
りは、前記外壁とサイディングとの間にて縦胴縁の下に
配設される水平板部と、該水平板部の前記外壁側側縁か
ら下降して前記外壁の下端部外面に当接しあるいは近接
する垂直板部と、該垂直板部の下端縁から前記外壁の外
方に向けて延び、かつ下方に傾斜して前記サイディング
の下方にまで延びる傾斜板部と、該傾斜板部の下端縁か
ら下降して前記基礎の側方にまで延び、前記土台の外面
を覆う覆板部と、該覆板部の下端縁より前記土台の外面
側に向けて延びる折り返し板部とを備え、前記水平板部
に前記縦胴縁の間に連通する開口部を形成し、前記覆板
部に、前記土台の側に向かって凹みかつ横方向に延びる
凹部を形成してなり、前記土台の外面には、該外面に当
接する当接板部と該当接板部の下端縁から前記水切りの
覆板部の内面近傍にまで延びる下板部とよりなる内板が
設けられ、前記水切りの覆板部と前記土台の外面との間
には、該土台の横方向に沿って防火板が前記内板外面に
当接せしめられた状態に設けられ、かつ該防火板は、前
記覆板部の凹部内に打ち込まれた固定具によって前記水
切り、内板とともに土台に固定されてなることを前記課
題の解決手段とした。
【0007】このサイディング貼り外壁における水切り
の納まり構造によれば、土台の外面、防火板を水切りの
覆板部で覆うようにしたので、土台に対しての雨の影響
が防がれるのはもちろん、外観的にもサイディングで土
台を覆う必要がなくなる。また、土台の外面に内板を介
して防火板が設けられているので、防火の点でもサイデ
ィングで土台を覆う必要がなくなる。また、防火板、内
板とともに水切りを土台に固定する固定具が、水切りの
覆板部の凹部内に打ち込まれているので、固定具の頭部
が凹部内に隠れ、これにより外観意匠性が損なわれるこ
とが防がれる。
の納まり構造によれば、土台の外面、防火板を水切りの
覆板部で覆うようにしたので、土台に対しての雨の影響
が防がれるのはもちろん、外観的にもサイディングで土
台を覆う必要がなくなる。また、土台の外面に内板を介
して防火板が設けられているので、防火の点でもサイデ
ィングで土台を覆う必要がなくなる。また、防火板、内
板とともに水切りを土台に固定する固定具が、水切りの
覆板部の凹部内に打ち込まれているので、固定具の頭部
が凹部内に隠れ、これにより外観意匠性が損なわれるこ
とが防がれる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態に
基づいて詳しく説明する。図1は本発明のサイディング
貼り外壁における水切りの納まり構造の一実施形態例を
示すもので、図1中符号1は基礎である。基礎1の上に
は、台輪(図示略)を介して本発明における土台となる
半土台2と床パネル3の一端部とが載置されており、こ
れら半土台2と床パネル3の一端部上には外壁パネル4
が立てた状態に配設されている。なお、この外壁パネル
4は、基礎1に下端が埋設されたアンカーボルト(図示
略)の上端に固定されている。この外壁パネル4には、
防水シート(図示略)を介して縦胴縁5が、横方向に所
定間隔をあけて複数貼設されており、これら縦胴縁5…
の上には、サイディング6が釘打ち等によって貼設され
ている。
基づいて詳しく説明する。図1は本発明のサイディング
貼り外壁における水切りの納まり構造の一実施形態例を
示すもので、図1中符号1は基礎である。基礎1の上に
は、台輪(図示略)を介して本発明における土台となる
半土台2と床パネル3の一端部とが載置されており、こ
れら半土台2と床パネル3の一端部上には外壁パネル4
が立てた状態に配設されている。なお、この外壁パネル
4は、基礎1に下端が埋設されたアンカーボルト(図示
略)の上端に固定されている。この外壁パネル4には、
防水シート(図示略)を介して縦胴縁5が、横方向に所
定間隔をあけて複数貼設されており、これら縦胴縁5…
の上には、サイディング6が釘打ち等によって貼設され
ている。
【0009】縦胴縁5は、その下端が外壁パネル4の下
端、すなわち半土台2の上端より上の位置となるように
配設されており、またサイディング6は、その下端が縦
胴縁5の下端より下で、かつ外壁パネル4の下端よりわ
ずかに上の位置となるように配設されている。なお、縦
胴縁5、5間は、後述するように通気路となるよう構成
されている。
端、すなわち半土台2の上端より上の位置となるように
配設されており、またサイディング6は、その下端が縦
胴縁5の下端より下で、かつ外壁パネル4の下端よりわ
ずかに上の位置となるように配設されている。なお、縦
胴縁5、5間は、後述するように通気路となるよう構成
されている。
【0010】前記半土台2の外面には、内板7、防火板
8がこの順に当接せしめられ、さらにこれらを覆って水
切り9が取り付けられている。内板7は、金属板あるい
は硬質の合成樹脂板等から形成されたもので、半土台2
の外面および該外面と基礎1との間を覆ってこれらに当
接せしめられた当接板部10と、この当接板部10の下
端縁から外方に延びる下板部11と、この下板部11の
先端縁から下方に垂下する垂下板部12とから形成され
たものである。防火板8は、木質板からなるもので、半
土台2の長さ方向、すなわち半土台2の外面をその横方
向に沿って覆うように配置されたものである。
8がこの順に当接せしめられ、さらにこれらを覆って水
切り9が取り付けられている。内板7は、金属板あるい
は硬質の合成樹脂板等から形成されたもので、半土台2
の外面および該外面と基礎1との間を覆ってこれらに当
接せしめられた当接板部10と、この当接板部10の下
端縁から外方に延びる下板部11と、この下板部11の
先端縁から下方に垂下する垂下板部12とから形成され
たものである。防火板8は、木質板からなるもので、半
土台2の長さ方向、すなわち半土台2の外面をその横方
向に沿って覆うように配置されたものである。
【0011】水切り9は、金属板あるいは硬質の合成樹
脂板等から形成されたもので、前記外壁パネル4とサイ
ディング6との間にて縦胴縁5の下に配設される水平板
部13と、該水平板部13の外壁パネル4側側縁から下
降して前記サイディング6の下端より下にまで延び、外
壁パネル4の下端部外面に当接しあるいはこれに近接す
る垂直板部14と、該垂直板部14の下端縁から前記外
壁パネル4の外方に向けて延び、かつ下方に傾斜して前
記サイディング6の下方にまで延びる傾斜板部15と、
該傾斜板部15の下端縁から下降して前記基礎1の側方
にまで延び、前記半土台2の外面、すなわち前記内板7
および防火板8を覆う覆板部16と、該覆板部16の下
端縁より前記半土台2の外面側に向けて折り返した状態
に延びる折り返し板部17とを備えてなるものである。
ここで、折り返し板部17は、これと覆板部16との間
に前記内板7の垂下板部12が入り込むように配置さ
れ、これにより水切り9の下方からの雨の吹き込みが、
該折り返し板部17と前記垂下板部12とで遮断される
ようになっている。
脂板等から形成されたもので、前記外壁パネル4とサイ
ディング6との間にて縦胴縁5の下に配設される水平板
部13と、該水平板部13の外壁パネル4側側縁から下
降して前記サイディング6の下端より下にまで延び、外
壁パネル4の下端部外面に当接しあるいはこれに近接す
る垂直板部14と、該垂直板部14の下端縁から前記外
壁パネル4の外方に向けて延び、かつ下方に傾斜して前
記サイディング6の下方にまで延びる傾斜板部15と、
該傾斜板部15の下端縁から下降して前記基礎1の側方
にまで延び、前記半土台2の外面、すなわち前記内板7
および防火板8を覆う覆板部16と、該覆板部16の下
端縁より前記半土台2の外面側に向けて折り返した状態
に延びる折り返し板部17とを備えてなるものである。
ここで、折り返し板部17は、これと覆板部16との間
に前記内板7の垂下板部12が入り込むように配置さ
れ、これにより水切り9の下方からの雨の吹き込みが、
該折り返し板部17と前記垂下板部12とで遮断される
ようになっている。
【0012】また、この水切り9においてその水平板部
13には、図2に示すように所定間隔をおいて開口部1
3a…が形成されており、これら開口部13a…は、前
記縦胴縁5、5の間に連通するよう構成配置されてい
る。そして、このような構成のもとに、サイディング6
の下端と水切り9の傾斜板部15との間から吹き込んだ
風が、外壁パネル4とサイディング6との間を上昇し、
さらに開口部13aを通って縦胴縁5、5間を上昇する
ようになっている。また、覆板部16には、前記半土台
2の側に向かって凹んでなる凹部16aが、該覆板部1
6の横方向に溝状に延びて形成されている。この凹部1
6aは、側面視略コ字状のもので、その底部(半土台2
側の板部)の裏面が前記半土台2に当接したものとなっ
ている。そして、このように当接した状態のもとで、凹
部16a内に釘(固定具)18が半土台2に達するよう
に打ち込まれることにより、水切り9、防火板8、内板
7は半土台2に固定されたものとなっている。なお、釘
18の頭部については、ブチルテープ等の公知の止水手
段によって止水処理がなされている。
13には、図2に示すように所定間隔をおいて開口部1
3a…が形成されており、これら開口部13a…は、前
記縦胴縁5、5の間に連通するよう構成配置されてい
る。そして、このような構成のもとに、サイディング6
の下端と水切り9の傾斜板部15との間から吹き込んだ
風が、外壁パネル4とサイディング6との間を上昇し、
さらに開口部13aを通って縦胴縁5、5間を上昇する
ようになっている。また、覆板部16には、前記半土台
2の側に向かって凹んでなる凹部16aが、該覆板部1
6の横方向に溝状に延びて形成されている。この凹部1
6aは、側面視略コ字状のもので、その底部(半土台2
側の板部)の裏面が前記半土台2に当接したものとなっ
ている。そして、このように当接した状態のもとで、凹
部16a内に釘(固定具)18が半土台2に達するよう
に打ち込まれることにより、水切り9、防火板8、内板
7は半土台2に固定されたものとなっている。なお、釘
18の頭部については、ブチルテープ等の公知の止水手
段によって止水処理がなされている。
【0013】このような構成の水切りの納まり構造にあ
っては、半土台2の外面およびこれと基礎1との間、さ
らに防火板8を水切り9で覆うようにしたので、これら
部位に対しての雨の影響を防ぐことができ、また外観意
匠的にも違和間がなくなり、これによりサイディング6
で半土台2を覆う必要がなくなることから、縦胴縁5に
ついても半土台2にまで延ばすことなく外壁パネル4上
にのみ貼設した状態にすることができ、したがってこれ
を施工するにあたって、予め工場等で外壁パネル4に縦
胴縁5…を介してサイディング6を貼設した外壁ユニッ
トを形成しておき、これを施工現場に輸送して半土台2
および床パネル3の上に立てて固定するといった工法を
採用することができる。
っては、半土台2の外面およびこれと基礎1との間、さ
らに防火板8を水切り9で覆うようにしたので、これら
部位に対しての雨の影響を防ぐことができ、また外観意
匠的にも違和間がなくなり、これによりサイディング6
で半土台2を覆う必要がなくなることから、縦胴縁5に
ついても半土台2にまで延ばすことなく外壁パネル4上
にのみ貼設した状態にすることができ、したがってこれ
を施工するにあたって、予め工場等で外壁パネル4に縦
胴縁5…を介してサイディング6を貼設した外壁ユニッ
トを形成しておき、これを施工現場に輸送して半土台2
および床パネル3の上に立てて固定するといった工法を
採用することができる。
【0014】また、半土台2の外面に内板7を介して防
火板8を設けたので、防火の点でもサイディング6で半
土台2を覆う必要がなくなり、前記の工法がより採用し
易くなる。また、防火板8、内板7とともに水切り9を
半土台2に固定する釘(固定具)18が、水切り9の覆
板部16の凹部16a内に打ち込まれていることによ
り、半土台2が比較的地面に近い低い位置に設けられる
ことなどから釘(固定具)18の頭部が凹部16a内に
隠れ、これにより外観意匠性が損なわれることを防ぐこ
とができる。また、覆板部16に凹部16aを形成した
ことから、該凹部16aがリブとして機能することによ
り、水切り9自体の強度を増すことができる。
火板8を設けたので、防火の点でもサイディング6で半
土台2を覆う必要がなくなり、前記の工法がより採用し
易くなる。また、防火板8、内板7とともに水切り9を
半土台2に固定する釘(固定具)18が、水切り9の覆
板部16の凹部16a内に打ち込まれていることによ
り、半土台2が比較的地面に近い低い位置に設けられる
ことなどから釘(固定具)18の頭部が凹部16a内に
隠れ、これにより外観意匠性が損なわれることを防ぐこ
とができる。また、覆板部16に凹部16aを形成した
ことから、該凹部16aがリブとして機能することによ
り、水切り9自体の強度を増すことができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のサイディン
グ貼り外壁における水切りの納まり構造は、土台の外
面、防火板を水切りの覆板部で覆うようにしたので、土
台に対しての雨の影響を防ぐことができるのはもちろ
ん、外観意匠的にも違和間がなくなってサイディングで
土台を覆う必要がなくなることから、縦胴縁についても
土台にまで延ばすことなく外壁上にのみ貼設した状態に
することができる。したがって、これを施工するにあた
り、予め工場等で外壁に縦胴縁を介してサイディングを
貼設した外壁ユニットを形成しておき、これを施工現場
に輸送し土台上に立てて固定するといった工法を採用す
ることができ、現場施工の迅速化、簡易化を一層促進す
ることができる。また、土台の外面に内板を介して防火
板を設けたので、防火の点でもサイディングで土台を覆
う必要がなくなり、前記の工法がより採用し易くなる。
また、防火板、内板とともに水切りを土台に固定する固
定具が、水切りの覆板部の凹部内に打ち込まれているこ
とにより、固定具の頭部が凹部内に隠れ、これにより外
観意匠性が損なわれることが防ぐことができる。
グ貼り外壁における水切りの納まり構造は、土台の外
面、防火板を水切りの覆板部で覆うようにしたので、土
台に対しての雨の影響を防ぐことができるのはもちろ
ん、外観意匠的にも違和間がなくなってサイディングで
土台を覆う必要がなくなることから、縦胴縁についても
土台にまで延ばすことなく外壁上にのみ貼設した状態に
することができる。したがって、これを施工するにあた
り、予め工場等で外壁に縦胴縁を介してサイディングを
貼設した外壁ユニットを形成しておき、これを施工現場
に輸送し土台上に立てて固定するといった工法を採用す
ることができ、現場施工の迅速化、簡易化を一層促進す
ることができる。また、土台の外面に内板を介して防火
板を設けたので、防火の点でもサイディングで土台を覆
う必要がなくなり、前記の工法がより採用し易くなる。
また、防火板、内板とともに水切りを土台に固定する固
定具が、水切りの覆板部の凹部内に打ち込まれているこ
とにより、固定具の頭部が凹部内に隠れ、これにより外
観意匠性が損なわれることが防ぐことができる。
【図1】本発明のサイディング貼り外壁における水切り
の納まり構造の概略構成を示す要部側断面図である。
の納まり構造の概略構成を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示したサイディング貼り外壁における水
切りの納まり構造に用いられた水切りの概略構成を示す
部分斜視図である。
切りの納まり構造に用いられた水切りの概略構成を示す
部分斜視図である。
1 基礎 2 半土台 4 外壁パネル 5 縦胴縁 6 サイディング 7 内板 8 防火板 9 水切り 10 当接板部 11 下板部 13 水平板部 13a 開口部 14 垂直板部 15 傾斜板部 16 覆板部 16a 凹部 18 釘(固定具)
Claims (1)
- 【請求項1】 基礎上に土台が形成され、該土台上に外
壁が立設され、該外壁の外面に複数の縦胴縁を介してサ
イディングが貼設され、前記外壁の下端部から前記土台
の外面を覆った状態で水切りが配設されてなる水切りの
納まり構造であって、 前記水切りは、前記外壁とサイディングとの間にて縦胴
縁の下に配設される水平板部と、該水平板部の前記外壁
側側縁から下降して前記外壁の下端部外面に当接しある
いは近接する垂直板部と、該垂直板部の下端縁から前記
外壁の外方に向けて延び、かつ下方に傾斜して前記サイ
ディングの下方にまで延びる傾斜板部と、該傾斜板部の
下端縁から下降して前記基礎の側方にまで延び、前記土
台の外面を覆う覆板部と、該覆板部の下端縁より前記土
台の外面側に向けて延びる折り返し板部とを備え、前記
水平板部に前記縦胴縁の間に連通する開口部を形成し、
前記覆板部に、前記土台の側に向かって凹みかつ横方向
に延びる凹部を形成してなり、 前記土台の外面には、該外面に当接する当接板部と該当
接板部の下端縁から前記水切りの覆板部の内面近傍にま
で延びる下板部とよりなる内板が設けられ、 前記水切りの覆板部と前記土台の外面との間には、該土
台の横方向に沿って防火板が前記内板外面に当接せしめ
られた状態に設けられ、かつ該防火板は、前記覆板部の
凹部内に打ち込まれた固定具によって前記水切り、内板
とともに土台に固定されてなることを特徴とするサイデ
ィング貼り外壁における水切りの納まり構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28709995A JPH09125537A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | サイディング貼り外壁における水切りの納まり構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28709995A JPH09125537A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | サイディング貼り外壁における水切りの納まり構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09125537A true JPH09125537A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17713055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28709995A Pending JPH09125537A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | サイディング貼り外壁における水切りの納まり構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09125537A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152501A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Nice Holdings Inc | 水切り兼用の外装材 |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP28709995A patent/JPH09125537A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014152501A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Nice Holdings Inc | 水切り兼用の外装材 |
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