JP3137021U - 縦張り補助部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】
縦張り外壁材の水切り施工部分において、様々な形状の水切り形状にも対応でき、水切り部分の上方に10mm程度の隙間を確保し、施工する場合に大きな作業負担がなく、施工しやすい縦張り補助部材を提供することである。
【解決手段】
外壁材の縦張り施工において、水切り部材を共に使用される縦張り補助部材であって、外壁材の下端裏面部を当接支持する鉛直部と外壁材の下端部を係止支持する水平係止部とからなり、断面視がL字形状を有することを特徴とする縦張り補助部材。
【選択図】図3

Description

本考案は、縦張り用外壁材の施工に使用される縦張り補助部材に関するものである。
従来より、住宅の縦張り用外壁材の施工においては、躯体に土台水切や水切り部材を設置後、外壁材を施工するが、外壁材が落下しないように躯体に押し付けながら施工する必要がある。外壁材の重量は、20〜40kg程度あり、しかも、大きさは横455mm〜1000mm×縦3030mmあるので作業者に大きな負担がかかり、外壁材の落下による事故発生につながる懸念があった。また、使用される土台水切や水切り部材は、様々な形状のものがあり、水を切るためには、上下外壁材の間隔を10mm程度設ける必要があり、通常、垂直部とそれに連なる傾斜部と前板部が形成されているが、このような形状では、外壁材を載せることが出来ない。
一方、接合水切金具として、化粧面部の裏面に弾性変形可能な断面L字形の当接片部があり、該当接片部が、水平レベルを簡単にかつ正確に確保し、また、風による吹き上げで雨水の浸入を防ぐ働きを設け、かつ、上方の外壁材の下端部を受ける板受け部とを有する接合水切金具がある。(特許文献1)
また、縦張り用外装材の表面に釘打ちせず、外装材を固定するために、外装材支持部にL字形状はT字形状の当接部を設け、側端部取付金具で固定する外装材支持金具がある。(特許文献2)
特開平9−195396公報 特開2001−98736公報
ところが、上述した接合水切金具や外装材支持金具のように、外壁材を支える部分と水切りとが一体化した複雑な形状にするためには、押出成形のアルミの金属製となり、強度確保のために材厚を厚くする必要があるので加工が容易でなく、かつ、高価なものとなってしまう。
また、こうした一体化した水切り部材を止め付ける場合は、ビスで施工するのが一般的であり、縦張り施工する場合には、ビス頭の2〜3mmの不陸が発生してしまうため、不陸調整が必要であった。
本考案者は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、縦張り施工における上下外壁材の水切り部分において、様々な形状の水切り形状にも対応でき、水切りに必要な10mm程度の隙間を確保し、縦張り施工する場合に大きな負担なく施工しやすい外壁材の縦張り施工用補助部材を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本請求項1に記載の考案は、外壁材の縦張り施工において、水切り部材を共に使用される縦張り補助部材であって、外壁材の下端裏面部を当接支持する鉛直部と外壁材の下端部を係止支持する水平係止部とからなり、断面視がL字形状を有することを特徴とする縦張り補助部材であり、
請求項2に記載の考案は、請求項1記載の縦張り補助部材であって、前記鉛直部の上端部に後方に折り曲げられた先端部が形成され、前記水平係止部は、折り曲げ状態で上下2層に形成されると共に、前記鉛直部下端部分の裏面まで延設された折り曲げ延長部を有することを特徴とする縦張り補助部材である。
請求項3に記載の考案は、請求項2記載の縦張り補助部材であって、施工状態において、前方向となる部分に、共に使用される水切り部材表面と略同色の塗装が施されていることを特徴とする縦張り補助部材である。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3に記載の縦張り補助部材であって、鋼板の折り曲げ加工によって形成されていることを特徴とする縦張り補助部材である。
本考案の外壁材の縦張り補助部材を使用すれば、様々な形状の水切り部材にも対応でき、水平係止部に外壁材の下端部をのせて、釘打ち施工を行うことが簡単に出来る。
このため、作業者の負担が大幅に軽減でき、作業効率と施工精度の向上につながり、ビスを使用しなくても、釘で十分に留め付けが出来るので、不陸調整の必要がなくなる。また、釘打ち部分については、材料の厚みが薄いため、切断や折り曲げの加工が容易である。更に、補助部材の外側面のみに塗装面があるので、水切り部分とほぼ同色とすることで、外観的にも違和感がなく意匠的にも一体化するという副次的な効果も奏する。
以下、図面を参照しながら本考案について詳細に説明する。
図1に、本考案にかかる縦張り補助部材の断面図を示す。
図2に、本考案にかかる縦張り補助部材が使用される水切り部材の断面図を示す。
図3に、本考案にかかる縦張り補助部材が土台部の水切り部材と共に使用される土台部分の施工断面図を示す。
図4に、本考案にかかる縦張り補助部材が使用される中間水切り部材と共に上下接合部の施工断面図を示す。
図5は、水切り部材を使用した従来の土台部分の施工断面図を示す。
(縦張り補助部材)
図1に示すように、縦張り補助部材1は、鉛直部2と水平係止部3とからなり、鉛直部2の上部先端には、先端部を2層に折り曲げた鉛直先端部2aがある。更に、該水平係止部3は、それを折り曲げた水平係止部上部3aと水平係止部下部3bと鉛直部に重畳する水平係止部裏部3cとからなる。釘を打つ鉛直部2は金属板が単層で薄いので、釘が打ちやすい。更に、水平係止部上部3aと水平係止部下部3bとは、金属板が二重になっていることにより、外壁材5(図3〜図5参照)の下端部を一時的に支持する際の荷重に十分対応することが出来る。また、鉛直部2の外側面12は、使用する水切り部材4(図2〜図5参照)と同色に塗装され、反対の内側面13は、鋼板本来のサビ止め塗装が施されている。水切り部材4と同色となるので目立つことはない。また長さは、鉛直部2は、40mm程度、水平係止部上部3aは、8mm程度が最も好ましく、最適である。これは、外壁材5の端部より、20mm程度のへりあきが必要であり、長すぎると外壁材5の端部に反りが発生することと、水切り部材4の多様なサイズに対応するためである。水平係止部上部3aは、外壁材5の厚みの半分程度の引っ掛かりが必要なためである。
(水切り部材)
図2に示すように、水切り部材4は、水切り垂直部4aと水切り傾斜部4bと水切り前板部4cで構成され、水切り垂直部4aを土台に固定し、水切り傾斜部4bの表面を流れてきた雨水を前方斜めに排出させ、水切り前板部4cでその雨水を下方に落下させる。用途により様々な形状がある。水切り部材4は、特別な形状でなく、一般的な水切り垂直部4aと水切り傾斜部4bと水切り前板部4cで構成されていれば、特に限定されるものではない。
(実施例1)
図3に示すように、縦張り補助部材1を土台水切と共に使用する場合は、土台柱8に水切り部材4を取付け、防水シート10を水切り垂直部4aまで貼り付け、胴縁11をその上に取り付ける。その胴縁11の下端部と水切り部材4の水切り傾斜部4bとの間に10mm程度隙間を設け、胴縁11の下端部に縦張り補助部材1の水平係止部3を当接し、釘7aで胴縁11に固定する。次に、縦張り用外壁材5の最下端部を縦張り補助部材1の水平係止部3にのせて、釘7bで外壁材5を胴縁11に固定する。この時、縦張り補助部材1は、一時的に外壁材5を垂直に立てるための補助部材であるので、さほどの強度は必要でなく、板厚は薄くできる。また、縦張り補助部材1の釘7aで打ち込む部分の金属は単層であるので簡単に打ち込め、更に、折り曲げや切断が容易に出来る。
また、外側面に塗装が施されているので、水切り部材4と同色とすれば、ほとんど目立たず一体化した意匠外観となる。
(実施例2)
図4に示すように、上下接合部の施工の場合は、建物の躯体としての柱6に防水シート10を貼り付け、次に、胴縁11をその上に取り付けて、下側の外壁材5の上方に水切り部材4を取付け胴縁11に固定する。次に、上側の外壁材5と水切り部材4の水切り傾斜部4bとの間に10mm程度の隙間を設け、縦張り補助部材1を水切り垂直部4aに取り付ける。次に、上側の縦張り外壁材5の下端部を縦張り補助部材1の水平係止部3にのせて、垂直に立てかけ、釘7bで外壁材5を胴縁11に固定する。
これにより、外壁材5の下端部を縦張り補助部材1の水平係止部3にのせるだけで、垂直に胴縁11に立てかけて釘7bで外壁材5を固定できる。さほどの強度は必要でないので縦張り補助部材1の板厚は薄くでき、更に、その外側面に塗装が施されているので、水切り部材4と同色とすれば、ほとんど目立たず一体化した意匠外観となる。
従来からの水切り部材だけを使用する施工と違い、本考案にかかる縦張り補助部材としての縦張り補助部材を使用する施工では、外壁材を外壁面に簡単に固定でき、外壁材が落下しないように躯体に押し付けながら施工する必要がなく、外壁材の荷重や大きさが作業者に大きな負担とならず、板の脱落、墜落のよる事故発生につながる懸念を防止することが出来る。また、様々な形状の水切り部材に対応でき、水切り部材の上方に10mmの隙間を簡単に確保できる。この様に、縦張り外壁材の留め付け施工が非常に容易となり、意匠上すっきりした外観が得られる。
本考案にかかる縦張り補助部材の断面図である。 本考案にかかる縦張り補助部材が使用される水切り部材の断面図である。 本考案にかかる縦張り補助部材が土台部の水切り部材と共に使用される土台部分の施工断面図である。 本考案にかかる縦張り補助部材が使用される中間水切り部材と共に上下接合部の施工断面図である。 水切り部材を使用した従来の土台部分の施工断面図である。
符号の説明
1 縦張り補助部材
2 鉛直部
2a 鉛直部先端部
3 水平係止部
3a 水平係止部上部
3b 水平係止部下部
3c 水平係止部裏部
4 水切り部材
4a 水切り垂直部
4b 水切り傾斜部
4c 水切り前面部
5 外壁材
6 柱
7a,7b 釘
8 土台柱
9 基礎
10 防水シート
11 胴縁
12 外側塗装面
13 内側無塗装面

Claims (4)

  1. 外壁材の縦張り施工において、水切り部材を共に使用される縦張り補助部材であって、外壁材の下端裏面部を当接支持する鉛直部と外壁材の下端部を係止支持する水平係止部とからなり、断面視がL字形状を有することを特徴とする縦張り補助部材。
  2. 請求項1記載の縦張り補助部材であって、前記鉛直部の上端部に後方に折り曲げられた先端部が形成され、前記水平係止部は、折り曲げ状態で上下2層に形成されると共に、前記鉛直部下端部分の裏面まで延設された折り曲げ延長部を有することを特徴とする縦張り補助部材。
  3. 請求項2記載の縦張り補助部材であって、施工状態において、前方向となる部分に、共に使用される水切り部材表面と略同色の塗装が施されていることを特徴とする縦張り補助部材。
  4. 請求項1〜3に記載の縦張り補助部材であって、鋼板の折り曲げ加工によって形成されていることを特徴とする縦張り補助部材。
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