JP3157883U - 水切り板 - Google Patents

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敏明 吉田
敏明 吉田
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Abstract

【課題】 構造上、施工に関してより高い便宜が図られた構造を有する水切り板の提供。【解決手段】 前垂れ部1aと凹溝1bを備えた外壁パネル1の下端を受けるベース片3aと、当該ベース片3aに続いて略直角に下方へ屈曲した締結片3bと、当該締結片3bに続いてベース片3aが存する側へ屈曲し下方へ傾斜する段状の排水水切り片3cとからなり、前記ベース片3aは、その先端から上向きに屈曲するレール部3aaを備え、前記排水水切り片3cは、その傾斜方向へ外壁パネル1の幅を超えない長さ突出する遮断部と、当該遮断部と段違いに形成し同傾斜方向へ外壁パネル1の外へ迫出す長さ突出する水反し部3ccと、その先端に続いて略垂下する水切り部3cdを階段状に備え、前記レール部3aaは、先端を折り返し重ねた補強部を備え、前記水切り部3cdは、先端部をその屋内側へV字状に折り曲げた返り部3ceを備える水切り板。【選択図】 図1

Description

本考案は、外壁パネルの下端に配置し、外壁パネルと基礎との間への水の浸入を阻止する水切り板に関するものである。
従来の水切り構造は、外壁パネルの下端を受けるスタータと、基礎の前面を覆う水切り板とを別体に構成し、水切り板をスタータと胴縁との間に挟むことによって固定していたので、屋内への雨水の浸入を許すことが少なくなかった。そこで、当該施工の便宜と、雨水等の浸入防止を図るべく、外壁パネルの下端部の端面にワンピースの水切り板を打入して受ける手法が紹介されていた。
しかし、外壁パネルの下端部をワンピースの水切り板で受ける手法において、端面の一部に水切り板を打入する手法では、パネルの割付が定まるに至るまでの位置決めをはじめとする作業の便宜や、作業手順を選択する際の柔軟性に欠けるという問題がある。
その他、外壁パネルの下端面に形成された凹溝に嵌まる係止部の強度を更に高めたいという要請と、水切り部の下端に水滴が留まることによる錆の発生を抑制したいという要請と、水切り板の製造工程をより容易にしたいと言う要請があった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、強度の向上及び耐食性の向上を図ることができ、且つ製造及び施工に関してより高い便宜が図られた構造を有する水切り板の提供を目的とする。
上記課題を解決するために成された本考案による水切り板は、前垂れ部と凹溝を備えた外壁パネルの下端を受けるベース片と、当該ベース片に続いて略直角に下方へ屈曲した締結片と、当該締結片に続いてベース片を有する側へ屈曲し下り傾斜する段状の排水水切り片とからなる。
水切り板は、ステンレス板、メッキ鋼板、アルミ板、銅板、緑青銅板、又はチタン板などの金属材料を裁断・曲げ加工してなる。
前記ベース片は、その先端から上向きに屈曲するレール部を備える。
一方、前記排水水切り片は、締結片からその傾斜方向へベース片上の外壁パネルの幅を超えない長さ突出する横遮断部と、当該横遮断部の先端に続いて下向きに屈曲する縦遮断部と、当該縦遮断部に続いて前記横遮断部と段違いに存在し締結片から離れる方向へ下り傾斜で外壁パネルの外へ迫出すに足る長さ突出する水反し部と、当該水反し部の先端に続いて下向きに屈曲する水切り部を階段状に備え、前記レール部は、先端を折り返し重ねた補強部を備え、前記水切り部は、先端部をその屋内側へV字状に折り曲げた返り部を備える。
本考案による水切り板を用いれば、ベース片にレール部を設けることによって、ベース片が胴縁に締結されるまでは、外壁パネルの端面に設けられた凹溝にレール部が余裕を持って係止され(図2又は図4参照)、パネルの割付が定まるに至るまでの位置決めをはじめとする作業の便や、作業手順を選択する際の柔軟性が高まる。
また、そのレール部は、先端側を二重に折り重ねてなることから、その強度が高められ、且つ部材の直線性が高まることとなる。
また、水切り部は、先端部をその屋内側へV字状に折り曲げてあることから、当該水切り部の先端が小さく丸みを帯びることとなり、単に切断したままとした場合や、先端が平坦になるよう曲げ成形した場合と比較して、先端における表面張力が抑制され、水切り部の下端に水滴が留まることを抑止する(水が切れ易くなる)。その結果、水切り部の先端部における錆の発生が抑制され、しかも、水切り板の曲げ成形の態様も簡素となり製造工程をより容易にすることができる。
以上により、水切り板について、強度の向上及び耐食性の向上を図ることができ、且つ製造及び施工に関してより高い便宜が図られた構造を有する水切り板の提供が可能となる。
本考案による水切り板の実施態様例を示す、(A)は一部正面図であり、(B)は一部縦断面図である。 本考案による水切り板の実施態様例を示す、(A)は一部正面図であり、(B)は一部縦断面図である。 本考案による水切り板の一例を示す側面図である。 本考案による水切り板の実施態様例を示す一部縦断面図である。
以下、本考案による水切り板の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本考案は、下端面に前垂れ部1aと凹溝1bを備えた外壁パネル1、例えば、表裏外皮材1c,1dに発泡材等の断熱材を心材1eとして挟んだサンドイッチ構造であって、各々が躯体(胴縁2)に締結される外壁パネル1に用いられるものである。
この外壁パネル1を用いた外壁構造は、その左右上下の端面に、左右上下に隣接する外壁パネル1の端面が、シール材(図示省略)を介して凹凸の関係を以って嵌まり合う構造を有し、各外壁パネル1は、各々の上部をネジ釘(図示省略)で胴縁2に固定することを以って躯体に固定される。
本考案による水切り板は、当該外壁構造の最下位を下から受ける形となる様に躯体の胴縁2に装着される。
上記外壁構造が構築される際、前記前垂れ部1aは、上下に隣接する外壁パネル1が嵌まりあった時に、下位に存在する外壁パネル1の上部を躯体(胴縁2)に固定する為のネジ釘の頭部を覆うこととなる。
図に示す例は、前垂れ部1aと凹溝1bを備えた外壁パネル1の下端を受けるベース片3aと、当該ベース片3aに続いて略直角に下方へ屈曲した締結片3bと、当該締結片3bに続いてベース片3aが存する側へ屈曲し下方へ傾斜する段状の排水水切り片3cとからなる鋼板製の水切り板3である(図3参照)。
前記ベース片3aは、その先端から上向きに屈曲するレール部3aaを備える。
当該例におけるレール部3aaは、ベース片3aの先端若しくは中間部から、垂直に又はベース片3a側に傾斜して曲げ上げられ、その先端部を折り重ねて補強を施したものである。締結片3bが胴縁2にネジ釘4等の固定具で仮止めされた状態においては、外壁パネル1に対し当該レール部3aaに沿った摺動を許容しつつ(図2参照)、締結片3bが胴縁2に完全に締結された際には、当該レール部3aaが外壁パネル1の凹溝1bに係り外壁パネル1の下端を胴縁2に引き寄せることによって、当該外壁パネル1の胴縁2への定着を維持すると共に、前記外壁パネル1のレール部3aaに沿った摺動を抑制するものである(図1参照)。
従って、当該水切り板3の締結片3bからベース片3a及びそのレール部3aaには、外壁パネル1を胴縁2に締結するに足る強度が必要である。
必要に応じて締結片3bとベース片3aとの角度を直角より数度から十数度開いた鈍角とし(図4参照)、締結片3bを胴縁2に完全に締結する際の外壁パネル1との関係による加圧を以って、締結片3bとベース片3aとが弾性的に略直角となる様な水切り板3としても良い。
前記排水水切り片3cは、締結片3bからその傾斜方向へベース片3a上の外壁パネル1の幅を超えない長さ突出する横遮断部3caと、当該横遮断部3caの先端に続いて下向きに屈曲し基礎5の上端前縁部に向う縦遮断部3cbと、当該縦遮断部3cbに続いて前記横遮断部3caと段違いに存在し、前記排水水切り片3cの傾斜方向(締結片3bから離れる方向)へ下り傾斜で外壁パネル1の外へ迫出すに足る長さ突出する水反し部3ccと、当該水反し部3ccの先端に続いて下向きに曲げられた略垂下する水切り部3cdを階段状に備え、前記水切り部3cdは、先端部をその屋内側へV字状に折り曲げた返り部3ceを備える。
本考案による水切り板は以上の如く構成され、横遮断部3caは、外壁構造の最下位に配置された外壁パネル1における前垂れ部1aの裏面に、接触又は近接する位置にまで迫出し、水切り部3cdの裏側へ吹き込んだ雨水を前垂れ部1aの裏側で遮断し、縦遮断部3cbは、胴縁2と基礎5との隙間へ直接風雨が吹き込むことを防止する。
横遮断部3ca、縦遮断部3cb、及び水反し部3ccは、胴縁2と基礎5の境を覆うと共に、横遮断部3caの下面、縦遮断部3cbの裏面、及び水反し部3ccの裏面、並びに水反し部3ccの表面の各々に付着した水滴を、各々の傾斜又は下降に沿って外壁パネル1の外側に導く。
縦遮断部3cbから垂れ落ちた水滴に対しては、基礎5の上端前縁部に、外壁パネル1の外側に向って下方へ傾斜する排水面5aを設けることによって、水滴が基礎5の上に留まることを防止することができる。
また、躯体精度等の関係で躯体本体(胴縁2)から基礎5が予定外に迫出している際には、横遮断部3caの傾斜に続く縦遮断部3cbを締結片3bから遠ざかる方向へ下向きに傾斜させ、又は、水反し部3ccの傾斜に続く水切り部3cdを締結片3bから遠ざかる方向へ下向きに傾斜させることを以って対応することもできる。
水切り部3cdは、胴縁2と基礎5の境から下方を、より広い範囲にわたって覆い、胴縁2と基礎5の隙間への風雨の吹き込みを防止する。
1 外壁パネル,1a 前垂れ部,1b 凹溝,
1c 表外皮材,1d 裏外皮材,1e 心材,
2 胴縁,
3 水切り板,
3a ベース片,3aa レール部,
3b 締結片,
3c 排水水切り片,3ca 横遮断部,3cb 縦遮断部,3cc 水反し部,
3cd 水切り部,3ce 返り部,
4 ネジ釘,
5 基礎,5a 排水面,

Claims (1)

  1. 前垂れ部(1a)と凹溝(1b)を備えた外壁パネル(1)の下端を受けるベース片(3a)と、
    当該ベース片(3a)に続いて略直角に下方へ屈曲した締結片(3b)と、
    当該締結片(3b)に続いてベース片(3a)が存する側へ屈曲し下方へ傾斜する段状の排水水切り片(3c)とからなり、
    前記ベース片(3a)は、その先端から上向きに屈曲するレール部(3aa)を備え、
    前記排水水切り片(3c)は、
    締結片(3b)からその傾斜方向へベース片(3a)上の外壁パネル(1)の幅を超えない長さ突出する横遮断部(3ca)と、当該横遮断部(3ca)の先端に続いて下向きに屈曲する縦遮断部(3cb)と、当該縦遮断部(3cb)に続いて前記横遮断部(3ca)と段違いに存在し締結片(3b)から離れる方向へ下り傾斜で外壁パネル(1)の外へ迫出すに足る長さ突出する水反し部(3cc)と、
    当該水反し部(3cc)の先端に続いて下向きに屈曲する水切り部(3cd)を階段状に備え、
    前記レール部(3aa)は、先端を折り返し重ねた補強部を備え、
    前記水切り部(3cd)は、先端部をその屋内側へV字状に折り曲げた返り部(3ce)を備える水切り板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013155042A (ja) * 2012-01-06 2013-08-15 Izutekku Kk 搬送装置及び走行体

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