JP3129221U - 外壁材用長尺スターター金具とそれを用いた土台部施工構造 - Google Patents

外壁材用長尺スターター金具とそれを用いた土台部施工構造 Download PDF

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Abstract

【課題】胴縁を省略することができて、製造が簡易であり、施工が容易である外壁材用長尺スターター金具と、それを用いた土台部施工構造を提供する。
【解決手段】建築物の土台部に固定される固定板部3と、該固定板部3の上端から水平前方に延設した上板部2と、該上板部2の前端から垂直下方に延設した前板部1と、該固定板部3の下端から水平前方に延設した下板部4と、該下板部4の前端から上方斜めに延設した係止部5とから成り、該上板部2と該下板部4には通気孔6を備えていることを特徴とする外壁材用長尺スターター金具A。建築物の土台部に、土台水切りBと外壁材用長尺スターター金具Aと、外壁材C1とが配設されており、該土台水切りBの背板部に該外壁材用長尺スターター金具Aの固定板部3がビスまたは釘で固定されており、該外壁材用長尺スターター金具Aの係止部5が外壁材の上実係止部を係止している建築物の土台部施工構造。
【選択図】図2

Description

本考案は、胴縁を介さずに土台に取り付ける外壁材用長尺スターター金具と、それを用いた土台部施工構造に関するものである。
従来より、外壁材の留め付け施工方法として、耐震性能を有し、施工が容易である金具工法が多用されている。該金具工法では、通常、建築物の土台部に外壁材を固定する場合、予め土台柱に胴縁を固定して、該胴縁に対して留め付け金具を使用して外壁材を固定するようにしている。
しかし、近年では、主として省資源と低コストの観点から、胴縁を省略する横張直張工法の採用が多くなっている。該横張直張工法に用いる留め付け金具としては、実開昭62−22247号公報に示すように、土台柱に複数の小幅の留め付け金具を釘で固定し、1枚の外壁材の下端をそれらの留め付け金具で受け支えるようにした外壁施工構造がある。
また、特開2002−194880号公報に示すように、上下方向に連通する通気孔を有する通気用スペーサーを介して、スターター金具としての機能を有する土台水切りを土台柱に釘又はビスで固定し、外壁板の背面側に通気層を確保する外壁施工構造もある。
実開昭62−22247号公報 特開2002−194880号
しかし、上記実開昭62−22247号公報に開示された外壁施工構造では、留め付け金具が多数必要なため、施工費用が高くなり、かつ、施工に時間がかかる。
また、上記特開2002−194880号公報に開示された外壁施工構造では、外壁板の背面側に通気層を形成するために通気用スペーサーが必要であり、施工費用が高くなり、かつ、施工に時間がかかる。また、そこに開示された土台水切りは、スターター機能を有するために複雑な形状であり、高価である。
本考案は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、胴縁を省略することができ、製造が簡易であり、施工が容易である外壁材用長尺スターター金具と、それを用いた土台部施工構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本請求項1に記載の考案は、外壁材用長尺スターター金具が、建築物の土台部に固定される固定板部と、該固定板部の上端から水平前方に延設した上板部と、該上板部の前端から垂直下方に延設した前板部と、該固定板部の下端から水平前方に延設した下板部と、該下板部の前端から上方斜めに延設した係止部とから成り、該上板部と該下板部には通気孔を備えていることを特徴とする。
本考案の外壁材用長尺スターター金具は、外部から力を受けても変形しにくく、胴縁を省略する横張直張工法に用いることができる。
また、上板部と下板部は通気孔を備えているので、土台部に施工した際に通気用スペーサーを用いなくても外壁板の背面側に通気層を確保することが可能である。
更に、土台部に施工した際に、係止部は外壁材の上実係止部を確実に係止することが可能であり、外壁材が確実に固定される。更に、上板部の幅を外壁板の背面側に形成される通気層の幅と同一にすると、前板部が外壁材の背面を支持するので、外壁材がより確実に固定されて好ましい。
本請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の外壁材用長尺スターター金具であり、1枚の金属板の折曲加工により成ることを特徴とする。
金属板として、ガルバリウム鋼板、ガルタイト鋼板、アルミ鋼板、ステンレス鋼板、合金めっき鋼板、トタン、銅板などを使用することができる。
請求項1に記載の外壁材用長尺スターター金具は非常に簡単な形状であり、1枚の金属板の折曲加工により製造が可能である。そのため、外壁材用長尺スターター金具は製造が容易であり、生産効率が良く、製造コストが安い。また、1枚の金属板からできているので、継ぎ目がなく、強度は強い。
本請求項3に記載の考案は、建築物の土台部施工構造であり、建築物の土台部に、土台水切りと請求項1又は請求項2に記載の外壁材用長尺スターター金具と、外壁材とが配設されており、該土台水切りの背板部に該外壁材用長尺スターター金具の固定板部がビスまたは釘が打ち込まれて固定されており、該外壁材用長尺スターター金具の係止部が外壁材の上実係止部を係止していることを特徴とする。
請求項1又は請求項2に記載の外壁材用長尺スターター金具は係止部を有するので、外壁材の上実係止部を係止して、外壁材を確実に固定することが可能である。なお、該外壁材用長尺スターター金具の上板部の幅を、外壁板の背面側に形成される通気層の幅と同一にすると、前板部が外壁材の背面を支持して外壁材がより確実に固定されるので、好ましい。
また、上記外壁材用長尺スターター金具は、外壁材を固定しても変形しないので、胴縁を省略する横張直張工法に用いることができる。
更に、上記外壁材用長尺スターター金具は、上板部と下板部に通気孔を備えているので、通気用スペーサーを用いなくても外壁板の背面側に通気層を形成することが可能であり、施工作業が簡易になり、施工費用も安くなる。
本考案によれば、胴縁を省略することができ、製造が容易な外壁材用長尺スターター金具を提供することができる。
また、本考案の外壁材用長尺スターター金具は、外壁材を固定しても変形しないので、外壁材を長期に渡り確実に固定することができる。
更に、本考案の外壁材用長尺スターター金具は生産効率が良く、製造コストが安い。
更に、通気用スペーサーを用いなくても外壁板の背面側に通気層を形成することが可能であり、施工作業が簡易になり、施工費用が安くなる。
以下、図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本考案にかかる外壁材用長尺スターター金具Aの一実施例の斜視図である。
外壁材用長尺スターター金具Aは、厚さ1.2mmである1枚のガルバリウム鋼板を折曲加工して製造されており、建築物の土台柱に固定される固定板部3と、該固定板部3の上端から水平前方に延設した上板部2と、該上板部2の前端から垂直下方に延設した前板部1と、該固定板部3の下端から水平前方に延設した下板部4と、該下板部4の前端から上方斜めに延設した係止部5とから成り、該前板部1、該上板部2、該固定板部3、該下板部4、該係止部5は全て平面であり、更に、該上板部2と該下板部4には通気孔6が形成されている。
上記外壁材用長尺スターター金具Aは、上記係止部5を有するので、外壁材の上実係止部を確実に係止して、該外壁材を確実に固定することが可能である。
また、上記外壁材用長尺スターター金具Aは、1枚のガルバリウム鋼板の折曲加工により成り、四方に上記前板部1、上記上板部2、上記固定板部3、上記下板部4、上記係止部5の平面を有するので、外部から力を受けても変形しにくく、胴縁を省略する横張直張工法に用いることができて、外壁材を固定しても変形しない。
更に、上記外壁材用長尺スターター金具Aは、上記上板部2と上記下板部4に通気孔6を備えているので、土台部に施工した際に通気用スペーサーを用いなくても外壁板の背面側に通気層を形成することが可能であり、施工作業が簡易になり、施工費用も安くなる。
図2は、図1に示す外壁材用長尺スターター金具Aと、土台水切りBと、外壁材C1を建築物の土台部に施工した、本考案にかかる土台部施工構造の一実施例を示した施工断面図である。なお、上板部2の幅は、土台柱と該外壁板C1との間に確保される通気層の幅と同一である。
上記土台部施工構造では、上記外壁材用長尺スターター金具Aと上記土台水切りBがビスDにより土台柱に固定されており、上記外壁材用長尺スターター金具Aの係止部5が上記外壁材C1の上実係止部を確実に係止しているので、上記外壁材C1がしっかりと固定されている。また、上記外壁材用長尺スターター金具Aの上板部の幅が、土台柱と上記外壁板C1との間に確保される通気層の幅と同一なので、上記外壁材用長尺スターター金具Aの前板部1が上記外壁材C1の背面を係止しており、上記外壁材C1は通気層を確保して、土台柱に確実に固定されている。
更に、上記外壁材用長尺スターター金具Aは、上板部2と下板部4に通気孔6を備えているので、通気用スペーサーを用いなくても上記外壁板C1の背面側に通気層を確保することが可能であり、施工作業が簡易になり、施工費用も安い。
図3は、図1に示す外壁材用長尺スターター金具Aと、土台水切りBと、外壁材C2を建築物の土台部に施工した、本考案にかかる土台部施工構造の他の実施例を示した施工断面図である。ここでは、外壁材C2の厚みは外壁材C1に比べて薄く、その結果、上板部2の幅は、外壁板C2の背面に確保される通気層の幅と同一ではなく、短い。
この土台部施工構造も、上記外壁材C2の上実係止部が上記外壁材用長尺スターター金具Aの係止部5に係止されているので、上記外壁材C2も確実に固定されている。
なお、他は図2に示した土台部施工構造と同じであり、通気用スペーサーを用いなくても上記外壁板C2の背面側に通気層を確保することが可能であり、施工作業が簡易になり、施工費用も安い。
以上、本考案の例を説明したが、本考案は上記の例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲にて様々な変更が可能である。
以上説明したように、本考案によれば、胴縁を省略することができ、製造が容易な外壁材用長尺スターター金具を提供することができる。
また、本考案の外壁材用長尺スターター金具は、外壁材を固定しても変形しないので、外壁材を長期に渡り確実に固定することができる。
更に、本考案の外壁材用長尺スターター金具は生産効率が良く、製造コストが安い。
更に、通気用スペーサーを用いなくても外壁板の背面側に通気層を確保することが可能であり、施工作業が簡易になり、施工費用が安くなる。
本考案にかかる外壁材用長尺スターター金具の一実施例を示す斜視図である。 図1に示す外壁材用長尺スターター金具を用いた、本考案にかかる土台部施工構造の一実施例を示す施工断面図である。 図1に示す外壁材用長尺スターター金具を用いた、本考案にかかる土台部施工構造の他の実施例を示す施工断面図である。
符号の説明
A 外壁材用スターター金具
B 土台水切り
C1、C2 外壁材
D ビス
1 前板部
2 上板部
3 固定板部
4 下板部
5 係止部
6 通気孔

Claims (3)

  1. 建築物の土台部に固定される固定板部と、該固定板部の上端から水平前方に延設した上板部と、該上板部の前端から垂直下方に延設した前板部と、該固定板部の下端から水平前方に延設した下板部と、該下板部の前端から上方斜めに延設した係止部とから成り、
    該上板部と該下板部には通気孔を備えていることを特徴とする外壁材用長尺スターター金具。
  2. 1枚の金属板の折曲加工により成ることを特徴とする請求項1に記載の外壁材用長尺スターター金具。
  3. 建築物の土台部に、土台水切りと請求項1又は請求項2に記載の外壁材用長尺スターター金具とが配設されており、
    上記土台水切りの背板部に上記外壁材用長尺スターター金具の固定板部がビスまたは釘が打ち込まれて固定されており、
    上記外壁材用長尺スターター金具の係止部が外壁材の上実係止部を係止していることを特徴とする建築物の土台部施工構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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