JP6487174B2 - 通気壁用の土台水切り材及び通気壁用土台構造 - Google Patents

通気壁用の土台水切り材及び通気壁用土台構造 Download PDF

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Description

本発明は、建物の壁下地に縦胴縁が固定され、該縦胴縁に外壁材が固定されて、前記壁下地の表面と前記外壁材の裏面との間に通気空間が形成された通気壁用の土台水切り材、及びそれを備えた通気壁用土台構造に関するものである。
従来、土台水切りから建物の壁体内或いは床下に通気を取り入れる技術や土台水切りに外壁材の一段目を装着するスタータを付加した技術が例えば特許文献1〜5により提案されている。
特開2011−236704号公報 実用新案登録第3129221号公報 特開平10−046687号公報 特開平08−184157号公報 特開2002−061306号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、底片に設けられた外部通気穴から侵入した空気は、外壁材と縦胴縁と壁下地との間の壁体内方向と、床下の土台方向とに分かれて通気を行なうため通気効率が悪かった。また、縦胴縁取付片の上部に、外壁材の下端部を支持するスタータ片が配置されるため該縦胴縁取付片を縦胴縁を介在させて壁下地に固定する固定具の頭部が露出してしまうため意匠性が悪かった。また、スタータ片に外壁材の下端部に設けた切り込み部を係合して載置する構成であったため該切り込み部の形状に合わせて複数種類の水切り材を用意しておく必要がありコスト高となっていた。
また、特許文献2の技術では、土台水切りと、外壁材用スタータ金具とが別部材で構成されるため取付作業が面倒であった。また、特許文献3の技術では、土台水切りと、外壁材用スタータとが一部材で構成されるため取付作業が容易ではあるが、縦胴縁の外側に土台水切り材が固定される構成とする点では、壁下地の表面と外壁材の裏面との間で縦胴縁により構成される通気空間内に侵入した雨水の排出に考慮すると、土台水切りの立ち上がり固定部を一般に防水層とする縦胴縁と壁下地表面との間に取り付けた方が好ましく、このような構成とすると、壁下地表面に固定される土台水切り材の固定部と、外壁材用スタータとの離間距離が大きくなり外壁材の下部を支持するスタータの強度が低下してしまうという問題があった。
また、特許文献4の技術では、外壁材用スタータを有さず、胴縁の裏面側に土台水切り部材を設けたり、胴縁の表裏面の両側を挟み込んだ土台水切り部材を設けたりしているが、胴縁の表裏面の両側を挟み込んだ土台水切り部材では形状が袋状になってしまうためベンダー加工による成形、或いはロールフォーミング成形の場合等のプレスによる切断が困難となり特殊な加工技術を要するといった問題があった。
また、特許文献5の技術では、底片の外部通気穴から床下通気と、外壁材と縦胴縁と壁下地との間の通気とを行なう構成であるため通気量を確保するために底片の外部通気穴が大きくなる。そのため該外部通気穴から草木や昆虫や小動物等が進入し易い。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、通気性能、意匠性に優れ、汎用性の高い通気壁用の土台水切り材及びこれを備えた通気壁用土台構造を提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本発明に係る通気壁用の土台水切り材の代表的な構成は、建物の壁下地に縦胴縁が固定され、該縦胴縁に外壁材が固定されて、前記壁下地の表面と前記外壁材の裏面との間に通気空間が形成された通気壁用の土台水切り材であって、建物の壁下地に取り付けられる壁取付片と、前記壁取付片から建物の外側に向かって略水平に折曲され、第一の外部通気穴を有する繋ぎ片と、前記繋ぎ片の端部から前記壁取付片との間に前記縦胴縁が挿入できる空間分だけ隔てて起立され、前記縦胴縁に固定される縦胴縁取付片と、前記縦胴縁取付片に形成され、前記外壁材の下端部を載置し得るスタータ片と、前記壁取付片の先端から該壁取付片に沿って折り返され、更に前記繋ぎ片の下方で、建物の外側に向かって折曲される傾斜片と、前記傾斜片の端部から垂下する水切り片と、前記水切り片の下部から建物の内側に向かって折曲され、第二の外部通気穴を有する底片と、を有して、一体成形され、前記傾斜片と、前記底片との間に開口部を有し、前記縦胴縁取付片に着脱可能な装着部と、前記外壁材の下端部に設けられた被係止部に係止し得る係止部と、を有する固定金具が装着可能に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係る通気壁用土台構造は、前記通気壁用の土台水切り材を備えた通気壁用土台構造であって、前記通気壁用の土台水切り材の前記壁取付片を建物の壁下地に固定し、前記通気壁用の土台水切り材の前記壁取付片と前記繋ぎ片と前記縦胴縁取付片とにより形成された空間内に前記縦胴縁の下端部を挿入すると共に、前記縦胴縁取付片と、前記縦胴縁と、前記壁取付片とを一体的に建物の壁下地に固定し、前記通気壁用の土台水切り材の前記繋ぎ片と前記傾斜片との間から該繋ぎ片に設けられた第一の外部通気穴を介して前記壁下地の表面と、前記外壁材の裏面と、前記縦胴縁との間に形成された通気空間に通気が出来、前記通気壁用の土台水切り材の前記底片に設けられた第二の外部通気穴を介して前記傾斜片と前記底片との間に設けた開口部を介して建物の床下に通気が出来るように構成したことを特徴とする。
上記構成によれば、繋ぎ片に第一の外部通気穴を設け、底片に第二の外部通気穴を設けたことで、外壁材と縦胴縁と壁下地との間の壁体内方向と、床下の土台方向とにそれぞれ独立した通気経路が確保でき、通気効率の向上を図ることが出来る。また、外壁材の下端部を支持するスタータ片が縦胴縁取付片の下部に配置されるため該縦胴縁取付片を縦胴縁を介在させて壁下地に固定する固定具の頭部が外壁材により覆われるため意匠性に優れる。また、スタータ片上に外壁材の下端部を載置する他に縦胴縁取付片に固定金具を装着可能とし、該固定金具は回転させることで二種類の係止部が選択でき、一つの固定金具で外壁材の下端部に設けた異なる形状の切り込み部に適用出来るため汎用性に優れる。
また、通気壁用の土台水切り材は、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム等の一枚の金属板からベンダー加工、ロールフォーミング等により容易に成形出来る。繋ぎ片に設けられる第一の外部通気穴と、底片に設けられる第二の外部通気穴とは、切り板の状態で穴開け加工をすることにより容易に製作出来る。また、縦胴縁が挿入出来る空間と、床下に通気が出来るように開口させた開口部との二箇所の開放形状を有するため、全体の形状自体を極端な袋形状とすることを避けることが出来、ベンダー加工、或いはロールフォーミング成形の場合等のプレスによる切断が容易となる。壁取付片と縦胴縁取付片との間に縦胴縁の下端部を挿入させ、繋ぎ片からなる水切り自体を一般に防水層となる縦胴縁の下に取り付けることが出来るので、壁下地の表面と外壁材の裏面との間で縦胴縁により構成される通気空間内に侵入した雨水を繋ぎ片に設けた第一の外部通気穴を介して容易に排水させることが出来る。また、スタータ片が設けられる胴縁取付片を縦胴縁を介在して壁下地(建物躯体)に固定することが出来、スタータ片の強度を向上させることが出来る。
本発明に係る通気壁用土台構造によれば、通気壁用の土台水切り材の壁取付片を建物の壁下地に釘やビス等の固定具により固定し、通気壁用の土台水切り材の壁取付片と繋ぎ片と縦胴縁取付片とにより形成された空間内に縦胴縁の下端部を挿入し、建物の外側から縦胴縁取付片と、縦胴縁と、壁取付片とを一体的に建物の壁下地に釘やビス等の固定具により固定する。最下段となる一段目の外壁材の下部をスタータ片に載置して装着し、順次葺成して外壁材を縦胴縁に固定する。壁下地の表面と外壁材の裏面との間で縦胴縁により構成される通気空間内に侵入した雨水は繋ぎ片により一旦受けて第一の外部通気穴から傾斜片上に排水された後、該傾斜片に沿って外部に排水される。
通気壁用の土台水切り材の繋ぎ片と、傾斜片との間から該繋ぎ片に設けられた第一の外部通気穴を介して壁下地の表面と外壁材の裏面と縦胴縁との間に形成された通気空間内に通気が出来る。更に、通気壁用の土台水切り材の底片に設けた第二の外部通気穴と、傾斜片と該底片との間に設けた開口部とを介して建物の床下に通気が出来る。
また、基礎表面にモルタル仕上げを行う場合には、通気壁用の土台水切り材の底片を定規としてモルタル上面の仕上げを容易に行うことが出来る。
本発明に係る通気壁用の土台水切り材を備えた通気壁用土台構造を示す断面説明図である。 (a)は本発明に係る通気壁用の土台水切り材の構成を示す斜視説明図、(b)は本発明に係る通気壁用の土台水切り材の構成を示す側面説明図である。 (a)は本発明に係る通気壁用の土台水切り材の構成を示す正面図、(b)は本発明に係る通気壁用の土台水切り材の構成を示す側面図、(c)は本発明に係る通気壁用の土台水切り材の構成を示す底面図である。 (a),(b)は本発明に係る通気壁用の土台水切り材の縦胴縁取付片に装着した固定金具の第一、第二係止部により外壁材の下端部に設けられた異なる第一、第二被係止部を選択的に係止した様子を示す断面説明図である。 (a)は本発明に係る通気壁用の土台水切り材の縦胴縁取付片に装着し得る固定金具の構成を示す斜視説明図、(b)は(a)のA−A断面図である。
図1〜図5により本発明に係る通気壁用の土台水切り材を備えた通気壁用土台構造の一実施形態を具体的に説明する。図1〜図3において、1は建物の壁下地2に縦胴縁3が固定され、該縦胴縁3に外壁材4が固定されて、該壁下地2の表面と外壁材4の裏面との間に通気空間5が形成された通気壁用の土台水切り材である。
土台水切り材1は、建物の壁下地2に釘やビス等の固定具6により取り付けられる壁取付片1aと、該壁取付片1aの下部から建物の外側(図1の左側)に向かって略水平に折曲され、第一の外部通気穴1b1を有する繋ぎ片1bと、該繋ぎ片1bの端部から壁取付片1aとの間に縦胴縁3が挿入出来る空間分だけ隔てて起立され、該縦胴縁3に固定される縦胴縁取付片1cと、該縦胴縁取付片1cと、繋ぎ片1bとの間に形成され、外壁材4の下端部4aを載置し得るスタータ片1dと、壁取付片1aの先端から該壁取付片1aに沿って折り返され、更に繋ぎ片1bの下方で所定の水勾配を有して建物の外側(図1の左側)に向かって折曲される傾斜片1fと、該傾斜片1fの端部から垂下する水切り片1gと、該水切り片1gの下部から建物の内側(図1の右側)に向かって折曲され、第二の外部通気穴1h1を有する底片1hとを有し、これらの各片1a〜1d,1f〜1hは一体成形される。傾斜片1fと、底片1hとの間には建物の内側(図1の右側)に開口部7を有する。
図2(a)に示すように、繋ぎ片1bには、長手方向に所定ピッチで、該繋ぎ片1bを貫通する丸穴からなる第一の外部通気穴1b1が設けられている。一方、底片1hには、長手方向に所定ピッチで、該底片1hを貫通する方形状穴からなる第二の外部通気穴1h1が設けられている。
土台水切り材1は、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム等の一枚の金属板からベンダー加工、ロールフォーミング成形等により容易に成形出来る。繋ぎ片1bに設けられる第一の外部通気穴1b1と、底片1hに設けられる第二の外部通気穴1h1は、切り板の状態で穴開け加工をすることにより容易に製作出来る。
土台水切り材1は、縦胴縁3が挿入出来る壁取付片1aと、繋ぎ片1bと、縦胴縁取付片1cとにより形成される空間と、床下に通気が出来るように開口させた開口部7との二箇所の開放形状を有するため、全体の形状自体を極端な袋形状とすることを避けることが出来、ベンダー加工、或いは、ロールフォーミング成形の場合等のプレスによる切断が容易となる。
図1に示すように、土台水切り材1を備えた通気壁用土台構造12としては、該土台水切り材1の壁取付片1aを建物の壁下地2に釘やビス等の固定具6により固定する。壁下地2の表面には土台水切り材1の壁取付片1aにオーバーラップするように防水シート11が敷設される。そして、土台水切り材1の壁取付片1aと、繋ぎ片1bと、縦胴縁取付片1cとにより形成された空間内に縦胴縁3の下端部を挿入する。そして、建物の外側(図1の左側)から縦胴縁取付片1cと、縦胴縁3と、壁取付片1aとを一体的に建物の壁下地2に釘やビス等の固定具6により固定する。
これにより土台水切り材1の繋ぎ片1bと、傾斜片1fとの間に形成された外部空間から該繋ぎ片1bに設けられた第一の外部通気穴1b1を介して建物の壁下地2の表面と、外壁材4の裏面と、所定のピッチ間隔を有して離間して図1の上下方向に配置された複数の縦胴縁3との間に形成された通気空間5に通気が出来る。
また、土台水切り材1の底片1hに設けられた第二の外部通気穴1h1を介して傾斜片1fと、底片1hとの間に設けた開口部7と、建物の基礎8に設けられた換気穴9とを介して建物の床下に通気が出来るように構成される。
これにより土台水切り材1の繋ぎ片1bに第一の外部通気穴1b1を設け、底片1hに第二の外部通気穴1h1を設けたことで、外壁材4と縦胴縁3と壁下地2との間の壁体内方向と、床下の土台方向とにそれぞれ独立した通気経路が確保でき、特許文献1との比較において通気効率の向上を図ることが出来る。
図1に示すように、最下段となる一段目の外壁材4の下端部4aをスタータ片1d上に載置して装着し、該外壁材4を縦胴縁3に固定する。順次上段に外壁材4を葺成して壁下地2の全面に亘って外壁材4を縦胴縁3に固定する。
本実施形態では、外壁材4の下端部4aを支持するスタータ片1dが縦胴縁取付片1cの下部に配置されるため該縦胴縁取付片1cを縦胴縁3を介在させて壁下地2に固定する固定具6の頭部が外壁材4により覆われるため意匠性に優れる。
尚、上段の外壁材4の固定方法については、縦胴縁3を省略して壁下地2に図示しない固定金具を介して上段の外壁材4を固定することでも良いし、縦胴縁3に図示しない固定金具を介して上段の外壁材4を固定することでも良い。
土台水切り材1は、壁取付片1aと縦胴縁取付片1cとの間に縦胴縁3の下端部を挿入させ、繋ぎ片1bからなる水切り自体を一般に防水層となる縦胴縁3の下に取り付けることが出来るので、壁下地2の表面と外壁材4の裏面との間で縦胴縁3により構成される通気空間5内に侵入した雨水を繋ぎ片1bに設けた第一の外部通気穴1b1を介して容易に排水させることが出来る。
図1に示すように、基礎8の表面にモルタル10による仕上げを行う場合には、土台水切り材1の底片1hを定規としてモルタル10の上面10aの仕上げを容易に行うことが出来る。
図4及び図5は、土台水切り材1の縦胴縁取付片1cに装着可能な固定金具21の構成を示す。図4及び図5に示す固定金具21は、図4(a),(b)に示す土台水切り材1の縦胴縁取付片1cに着脱可能な第一、第二装着部22,23が設けられる。第一、第二装着部22,23は、図5(a),(b)に示すように、固定金具21の本体片21aを互いに反対方向に折り返して湾曲部21b,21cを形成したものである。更に該湾曲部21b,21cから挟持片21d,21eがそれぞれ延長される。図4(a),(b)に示すように、固定金具21の本体片21aと、該挟持片21d,21eとの間に土台水切り材1の縦胴縁取付片1cを挿入することで、湾曲部21b,21cと挟持片21d,21eとの弾性力により縦胴縁取付片1cが挟持され、該縦胴縁取付片1cの上端部が該湾曲部21b,21cの内周面に当接して固定金具21が土台水切り材1の縦胴縁取付片1cに装着支持される。
更に図5(a),(b)に示すように、該挟持片21d,21eから断面J字形状の第一、第二係止部21f,21gがそれぞれ延長される。該第一、第二係止部21f,21gは、図4(a),(b)に示すように、外壁材4の下端部4aに設けられた断面V字形状の切り込み部からなる第一、第二被係止部4b,4cに係止し得る形状で構成されている。
本実施形態では、図4(a),(b)に示す外壁材4の下端部4aに設けられた異なる形状の第一、第二被係止部4b,4cに対応して、図4(a)に示す固定金具21の一方の面に外壁材4の下端部4aに設けられた第一被係止部4bに係止し得る図5(b)の上向きの第一係止部21fと、土台水切り材1の縦胴縁取付片1cに着脱可能な第一装着部22と、が設けられる。該第一装着部22は、湾曲部21bと挟持片21dとにより構成される。
更に、図4(b)に示す固定金具21の他方の面に外壁材4の下端部4aに設けられた第二被係止部4cに係止し得る図5(b)の下向きの第二係止部21gと、土台水切り材1の縦胴縁取付片1cに着脱可能な第二装着部23と、が設けられる。該第二装着部23は、湾曲部21cと挟持片21eとにより構成される。
そして、図5(a)に示す回転軸24を中心に固定金具21を回転させて、図4(a),(b)に示すように、外壁材4の下端部4aに設けられた互いに異なる断面V字形状の切り込み部からなる第一、第二被係止部4b,4cに対応して、該固定金具21の第一、第二係止部21f,21gと、第一、第二装着部22,23と、が選択可能に構成される。
これにより図1に示すように、土台水切り材1のスタータ片1d上に外壁材4の平坦面からなる下端部4aを載置することも出来る。更に、図4(a),(b)に示すように、土台水切り材1の縦胴縁取付片1cに図5(a),(b)に示す固定金具21の第一、第二装着部22,23を装着可能とし、該固定金具21は、図5(a)に示す回転軸24を中心に回転させることで、図4(a),(b)に示すように、外壁材4の下端部4aに設けられた互いに異なる断面V字形状の切り込み部からなる第一、第二被係止部4b,4c(異なる二種類の係止部)が選択でき、一つの固定金具21で外壁材4の下端部4aに設けた異なる形状の切り込み部からなる第一、第二被係止部4b,4cに適用出来るため汎用性に優れる。
本発明の活用例として、建物の壁下地に縦胴縁が固定され、該縦胴縁に外壁材が固定されて、該壁下地の表面と外壁材の裏面との間に通気空間が形成された通気壁用の土台水切り材、及びそれを備えた通気壁用土台構造に適用出来る。
1 …土台水切り材
1a …壁取付片
1b …繋ぎ片
1b1 …第一の外部通気穴
1c …縦胴縁取付片
1d …スタータ片
1f …傾斜片
1g …水切り片
1h …底片
1h1 …第二の外部通気穴
2 …壁下地
3 …縦胴縁
4 …外壁材
4a …下端部
4b …第一被係止部
4c …第二被係止部
5 …通気空間
6 …固定具
7 …開口部
8 …基礎
9 …換気穴
10 …モルタル
10a …上面
11 …防水シート
12 …通気壁用土台構造
21 …固定金具
21a …本体片
21b …湾曲部
21d,21e …挟持片
21f …第一係止部
21g …第二係止部
22 …第一装着部
23 …第二装着部
24 …回転軸

Claims (3)

  1. 建物の壁下地に縦胴縁が固定され、該縦胴縁に外壁材が固定されて、前記壁下地の表面と前記外壁材の裏面との間に通気空間が形成された通気壁用の土台水切り材であって、
    建物の壁下地に取り付けられる壁取付片と、
    前記壁取付片から建物の外側に向かって略水平に折曲され、第一の外部通気穴を有する繋ぎ片と、
    前記繋ぎ片の端部から前記壁取付片との間に前記縦胴縁が挿入できる空間分だけ隔てて起立され、前記縦胴縁に固定される縦胴縁取付片と、
    前記縦胴縁取付片に形成され、前記外壁材の下端部を載置し得るスタータ片と、
    前記壁取付片の先端から該壁取付片に沿って折り返され、更に前記繋ぎ片の下方で、建物の外側に向かって折曲される傾斜片と、
    前記傾斜片の端部から垂下する水切り片と、
    前記水切り片の下部から建物の内側に向かって折曲され、第二の外部通気穴を有する底片と、
    を有して、一体成形され、
    前記傾斜片と、前記底片との間に開口部を有し、
    前記縦胴縁取付片に着脱可能な装着部と
    前記外壁材の下端部に設けられた被係止部に係止し得る係止部と
    を有する固定金具が装着可能に設けられたことを特徴とする通気壁用の土台水切り材。
  2. 前記外壁材の下端部に設けられた異なる第一、第二被係止部に対応して、前記固定金具の一方の面に前記第一被係止部に係止し得る上向きの第一係止部と、前記縦胴縁取付片に着脱可能な第一装着部と、が設けられ、
    更に、前記固定金具の他方の面に前記第二被係止部に係止し得る下向きの第二係止部と、前記縦胴縁取付片に着脱可能な第二装着部と、が設けられ、
    前記固定金具を回転させて前記第一、第二被係止部に対応して、前記固定金具の前記第一、第二係止部と、前記第一、第二装着部と、が選択可能に構成されたことを特徴とする請求項に記載の通気壁用の土台水切り材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通気壁用の土台水切り材を備えた通気壁用土台構造であって、
    前記通気壁用の土台水切り材の前記壁取付片を建物の壁下地に固定し、
    前記通気壁用の土台水切り材の前記壁取付片と前記繋ぎ片と前記縦胴縁取付片とにより形成された空間内に前記縦胴縁の下端部を挿入すると共に、前記縦胴縁取付片と、前記縦胴縁と、前記壁取付片とを一体的に建物の壁下地に固定し、
    前記通気壁用の土台水切り材の前記繋ぎ片と前記傾斜片との間から該繋ぎ片に設けられた第一の外部通気穴を介して前記壁下地の表面と、前記外壁材の裏面と、前記縦胴縁との間に形成された通気空間に通気が出来、
    前記通気壁用の土台水切り材の前記底片に設けられた第二の外部通気穴を介して前記傾斜片と前記底片との間に設けた開口部を介して建物の床下に通気が出来るように構成したことを特徴とする通気壁用土台構造。
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