JP3076214U - 通気工法用の虫侵入防止材 - Google Patents

通気工法用の虫侵入防止材

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JP3076214U
JP3076214U JP2000006541U JP2000006541U JP3076214U JP 3076214 U JP3076214 U JP 3076214U JP 2000006541 U JP2000006541 U JP 2000006541U JP 2000006541 U JP2000006541 U JP 2000006541U JP 3076214 U JP3076214 U JP 3076214U
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久一 出野
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城東化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気工法を採用した住宅などに於いて、色々
な形の水切り材、更には防鼠材などと一体化して使用で
きる虫侵入防止材を提供する。 【解決手段】 虫侵入防止材10は、断面がほぼL字形
で、接合部11と有孔壁部12とからなる。有孔壁部1
2の高さは、通気間隙の寸法に符合していて、壁面には
虫の通過できない多数の通気孔13がある。接合部11
の端縁には、板面を折返した抱持部14があって、これ
で、水切り材20の端縁を挟み込んで固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、住宅などの壁面に通気間隙を形成する、いわゆる通気工法に於い て用いられる虫侵入防止材に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅などに於いて、結露防止や断熱効果の向上の為に、壁面に通気間隙を設け る通気工法は、最近、採用が増えている。しかし、この工法では、通気間隙の開 口端に、虫の侵入を防止する為の処置を施さないと、通気間隙内に蜂などが侵入 して、巣作りするという問題がある。この為、従来は、主として、開口端に網な どを張って、虫の侵入を防止していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の網などで開口を塞ぐ方式では、外装板の取付後に、施工しな ければならず、作業に手間取り、施工能率が悪い上に、施工ミスなどが多く、ま た耐久性に乏しいという問題がある。
【0004】 本考案は、このような点に鑑み、色々な形の水切り材、更には防鼠材などと一 体化でき、施工時の取扱い性に優れた、通気工法用の虫侵入防止材を提供するに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の虫侵入防止材の技術的手段は、接合部と有孔壁部とからなり、有孔壁 部には虫の通過できない多数の通気孔が形成されており、また、接合部には水切 り材の接合部と一体化させる為の固定手段が設けられていることにある。
【0006】 また、接合部の端縁に、板面を折返すことにより、抱持部を形成し、この抱持 部で水切り材の端縁を挟み込んで固定するようにしてもよい。更に、防鼠材に取 付けて使用してもよい。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の虫侵入防止材の実施の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。図 1には、通常の水切り材に用いた第1実施例が示されている。布基礎1の上面に は、適当な間隔で基礎パッキン2が配され、隣接する基礎パッキン2間の間隙が 通気開口となって、ここから床下換気が行われる。この基礎パッキン2の上には 土台3が配され、その上面に内壁4が形成される。5は外装板で、内壁4から一 定寸法の間隔を開けて取付けられ、この間隙が通気空間6となる。なお、7は床 下換気用の開口に取付けられた防鼠材である。
【0008】 10は本考案の虫侵入防止材である。その材質は通常は金属板製であるが、プ ラスチック板製とすることもできる。この虫侵入防止材10は、水切り材20と 重ね合わせた状態で、釘止めなどの設置手段21により土台3に固定設置される 。この両部材10、20の詳細は、図2に示されている。虫侵入防止材10は、 断面がほぼL字形で、接合部11と有孔壁部12とからなる。有孔壁部12の高 さは、通気空間6の寸法に符合させてある。この有孔壁部12には、図3に示さ れるように多数の通気孔13が形成されている。通気孔13の孔径は、虫が通過 できないように、虫の大きさに合わせて適宜設定するが、通常は、2〜3mm程 度が適当である。
【0009】 虫侵入防止材10は、水切り材20などと一体化して使用されるので、その為 の固定構造を有する。実施例では、接合部11の端縁に、板面を折返すことによ って抱持部14が形成されている。この他、位置固定の為に、接合部11に、長 手方向に延びる突条15が形成されていて、これと対応するように水切り材20 の接合部22にも突条23が形成されている。従って、虫侵入防止材10と水切 り材20とは、両接合部11、22を重ね合わせ、抱持部14に水切り材20の 端縁を嵌入させ、かつ、両突条15、23を重ね、その上で抱持部14を押圧し て締付け、両部材を固定一体化させる。
【0010】 本考案の虫侵入防止材は、色々な形の水切り材に利用でき、図4には、防鼠機 能を有する水切り材30に取付けて使用した第2実施例が示されている。この水 切り材には底板部24があり、そこに通気孔25が形成されている。図5に、こ の通気孔25の実施例が示されている。通気孔25の大きさは、鼠が通過できな い程度で、適宜設定する。この水切り材を用いた場合には、鼠が布基礎1と土台 3との間の通気間隙を通って床下に入り、巣作りするなどを防止できる。
【0011】 図6には防鼠材30に取付けて使用した第3実施例が示されている。この防鼠 材30には、鼠の通過できない大きさの通気孔31が形成されていて、鼠が床下 に侵入するのを防止する。また、この防鼠材30には、段部32があって、ここ で虫侵入防止材10を支承できるので、突条は形成されていない。この実施例で は、通常、外装板5の下端には別個の水切り材33が取付けられる。
【0012】 本考案は、前記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲 の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、虫侵入防止材の材質や詳細 な形状、更には水切り材などとの固定手段の形式などは自由である。
【0013】
【考案の効果】
本考案の虫侵入防止材は、それ自体は別個の独立体であり、適宜、水切り材に 取付けて、一体化して使用する形式であるので、色々な形の水切り材に取付ける ことができ、製造面での利益が大である。また、使用の際には水切り材と一体と なるので、施工作業には手間がかからず、かつ、確実に虫侵入防止面を形成でき 、施工信頼性が高い。この他、構造が簡単で、廉価に製造できるなど、実用上の 優れた利点を有する。
【0014】 請求項2のものは、水切り材への取付け固定が簡単にでき、かつ、固定強度も 充分であるので、実使用上、有益である。
【0015】 請求項3のものは、防鼠材に取付けて使用するので、使用範囲が広がり、実用 上、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の使用状態の断面図。
【図2】虫侵入防止材と水切り材との分離状態の断面
図。
【図3】虫侵入防止材の通気孔を示す平面図。
【図4】第2実施例の使用状態の断面図。
【図5】水切り材の防鼠用通気孔を示す底面図。
【図6】第3実施例の使用状態の断面図。
【符号の説明】
10 虫侵入防止材 11 接合部 12 有孔壁面 13 通気孔 14 抱持部 15 突条 20 水切り材 30 防鼠材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部と有孔壁部とからなり、有孔壁部
    には虫の通過できない多数の通気孔が形成されており、
    また、接合部には水切り材の接合部と一体化させる為の
    固定手段が設けられている、通気工法用の虫侵入防止
    材。
  2. 【請求項2】 接合部の端縁には、板面を折返した抱持
    部が形成されていて、この抱持部で水切り材の端縁を挟
    み込んで固定するようになっている請求項1記載の通気
    工法用の虫侵入防止材。
  3. 【請求項3】 防鼠材に取付けて使用する請求項1又は
    2記載の通気工法用の虫侵入防止材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013029019A (ja) * 2012-11-06 2013-02-07 Joto Techno Co Ltd 基礎パッキン及び断熱構造
JP2016079625A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 日本化学産業株式会社 通気壁用の土台水切り材及び通気壁用土台構造
JP2021017753A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 株式会社Bio craft 通気壁用水切りを用いた通気壁構造、及びその施工法

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