JP3058439U - 通気工法用防鼠材 - Google Patents

通気工法用防鼠材

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JP3058439U
JP3058439U JP1998008056U JP805698U JP3058439U JP 3058439 U JP3058439 U JP 3058439U JP 1998008056 U JP1998008056 U JP 1998008056U JP 805698 U JP805698 U JP 805698U JP 3058439 U JP3058439 U JP 3058439U
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proof material
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JP1998008056U
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Inventor
久一 出野
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城東化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気工法と基礎ねこ工法とを採用した建築物
に対して、床下への換気性を損なうことなく、鼠の侵入
を防ぎ、同時に、壁内の通気性を損なうことなく、通気
間隙内への虫の侵入を防ぐ防鼠材を提供する。 【解決手段】 防鼠材1は、垂直に延びる防鼠部12
と、水平に延びる防虫部15とを有する。防鼠部12に
は、鼠が通過できない大きさの通気孔13が開いてい
る。防虫部15には、虫が通過できない比較的小さな通
気孔16が開いている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、通気工法が採用された住宅などに用いられる防鼠材に関する。
【0002】
【従来の技術】
床下の換気性の向上を図る為、布基礎と土台との間の適所に基礎ねこ土台を介 装し、布基礎と土台との間に換気間隙を形成するねこ工法は近年広く用いられる ようになり、また、壁面に通気空間を形成して、結露防止や断熱効果の向上を図 った通気工法も採用が増えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記の基礎ねこ工法や通気工法を採用した場合、必然的に部材間に 隙間ができ、この結果、布基礎と土台との間の換気間隙からは鼠が床下に侵入し 、また、壁の通気間隙には蜂やコウモリなどが侵入して、巣作りするなどの問題 があった。
【0004】 本考案はこのような点に鑑み、基礎ねこ工法及び通気工法を採用した建築物に 於いて、床下への鼠の侵入と、壁内空間への虫の侵入とを同時に阻止できる防鼠 材を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の防鼠材の技術的手段は、鼠が通過できない大きさの通気孔を有する防 鼠部と、虫が通過できない小さな通気孔を有する防虫部とを具備し、取付状態で 、防鼠部が、布基礎と土台との間の換気間隙の前面開口部に位置し、かつ、防虫 部が、壁の通気間隙の下端開口部に位置するようになることにある。
【0006】 また、水平に延びる足部を下端に形成してもよい。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の防鼠材の実施の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。図1は、 防鼠材1の使用状態を示す。2は布基礎、3はその外面に塗装形成された化粧モ ルタル層である。4は土台で、布基礎2と土台4との間には適当な間隔で基礎ね こ土台が介装されている。この為、布基礎2と土台4との間にはねこ土台の厚さ 相当分(約20mm)の換気間隙5ができている。
【0008】 6は透湿防水シートで、土台4、及び、その上方に建付けられた内装材(図示 せず)の外面に貼られている。7は外装材であって、この外装材7と該シート6 との間には通常、約10〜20mmの通気間隙8が形成されている。9は水切り で、外装材7の下端に取付けられている。
【0009】 防鼠材1の詳細は、図2、図3に示されている。この防鼠材1は同一の断面形 状の長尺(実施例では2m)の部材で、通常は、合成樹脂やアルミニウムなどの 押出成形によって作られる。11は取付部で、ここを土台に貼り付けて釘止め固 定する。なお、この取付部11には適当な位置に予め釘穴を設けておいてもよい 。
【0010】 12は防鼠部で、ここには鼠が通過できない大きさの通気孔13が形成されて いる。この通気孔13は鼠の侵入を阻止するだけであるから、比較的大きな孔で よいので、床下への換気性にはほとんど影響がでない。なお、実施例の通気孔1 3は、18×8mmの長方形の孔である。この防鼠部12は、取付状態で換気間 隙5の前面開口部に位置するようになる。
【0011】 15は防虫部で、防鼠部12の上端付近から水平方向に延び出している。この 防虫部15には虫が通過できないような比較的小さな通気孔16が多数形成され ている。実施例の通気孔16は、直径2.5mmの丸孔である。取付状態では、 この防虫部15は、壁の通気間隙8の下端開口部に位置するようになる。
【0012】 17は足部で、防鼠部12の下端から水平方向に延び出している。従って、化 粧モルタル層3を塗装施工する前に、本案防鼠材を土台4に取付けておいて、こ の足部17をモルタル層形成時の厚さの目印とすることができる。更に、足部1 7の裏面には、塗装時などに、目印となる凹条18が形成されている。
【0013】 以上のような防鼠材1を、住宅の基礎部に取付ければ、床下換気を損なうこと なく、床下への鼠の侵入を阻止でき、かつ、同時に、壁の通気間隙8への通気を 損なうことなく、この通気間隙8への虫の侵入や巣作りを阻止できる。
【0014】 なお、本考案は、前記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求 の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、防鼠材1の断面形状 、長さ、素材などは自由であり、また、通気孔13、16の大きさ、形状、個数 なども任意である。
【0015】
【考案の効果】
本考案の防鼠材を用いると、通気孔を有する防鼠部が、布基礎と土台との間の 換気間隙の開口に位置するので、床下の換気性を損なうことなく、床下への鼠の 侵入を阻止し、かつ、同時に、通気孔を有する防虫部が、壁の通気間隙の下端開 口に位置するので、壁内への通気性を損なうことなく、通気間隙への虫の侵入を 阻止できる。従って、この防鼠材を取付けるだけで、両間隙の防鼠・防虫対策を 同時に図ることができ、実用上、極めて有益である。また、本考案の防鼠材は、 構造が簡単で、取付が容易であり、製造コストが低いなどの利点を有する。
【0016】 請求項2のものは、足部を有するので、布基礎に化粧モルタル層を塗装する際 の厚さの目印となるので、施工上、有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防鼠材の取付状態の断面図。
【図2】防鼠材の正面図。
【図3】防鼠材の平面図。
【符号の説明】
1 防鼠材 2 布基礎 3 化粧モルタル層 4 土台 5 換気間隙 6 透湿防止シート 7 外装材 8 通気間隙 9 水切り 11 取付部 12 防鼠部 13 通気孔 15 防虫部 16 通気孔 17 足部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼠が通過できない大きさの通気孔13を
    有する防鼠部12と、虫が通過できない小さな通気孔1
    6を有する防虫部15とを具備し、取付状態で、防鼠部
    12が、布基礎2と土台14との間の換気間隙5の前面
    開口部に位置し、かつ、防虫部15が、壁の通気間隙8
    の下端開口部に位置するようになる通気工法用防鼠材。
  2. 【請求項2】 水平に延び出した足部17が下端に形成
    されている請求項1記載の通気工法用防鼠材。
JP1998008056U 1998-10-14 1998-10-14 通気工法用防鼠材 Expired - Lifetime JP3058439U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010216166A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Ig Kogyo Kk 壁構造
JP2018062793A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 積水ハウス株式会社 基礎通気防水構造

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JP2010216166A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Ig Kogyo Kk 壁構造
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