JP2004156302A - 土台水切りと土台水切りを用いた外壁材の取付構造 - Google Patents

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Tsukasa Sakakibara
司 榊原
Motoo Mizutani
元生 水谷
Akio Usuki
秋男 臼木
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MORISADA KOSHO KK
YONEKIN KK
Yonekin KK
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MORISADA KOSHO KK
YONEKIN KK
Yonekin KK
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Abstract

【課題】最下段の外壁材を、スタータ金具を使用せずに通気層を確保しながら、簡単に取り付けることができる土台水切りと土台水切りを用いた外壁材の取付構造を提供する。
【解決手段】この土台水切り1は、外壁下地3に接して取着される平板部11と、平板部11の下部に一体に形成され、最下段の板状の外壁材2を係止するための係止部と、係止部の下側に一体に形成され、外壁下地3の下部の土台近傍を覆うカバー部14と、を備えて構成される。係止部は、平板を側面視で略N形に且つ前方に突出して屈曲形成されたN形屈曲部12から形成され、N形屈曲部12には上向きの鋭角先端部13が外壁材2を係止するように設けられる。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物にサイディングなどの板状の外壁材を取り付ける際に使用する土台水きりと土台水切りを用いた外壁材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の外壁を施工する際、最下段のサイディング等の外壁材を、外壁下地に固定する場合、従来では、まず、外壁下地に墨出しを行なって土台水切りを所定位置に釘などで固定し、次に土台水切り面に墨出しを行い、スタータ金具を土台水切り上に釘などで固定し、そのスタータ金具の上に最下段のサイディングを載置して支持させると共に、釘などで固定して外壁材を施工している。このようなスタータ金具を用いた外壁材の取付構造は、例えば、下記の特許文献1により知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−73529公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記スタータ金具は、外壁下地とサイディングとの間に間隙(通気層)を形成する目的で使用されているが、このようなスタータ金具を使用して最下段の外壁材を取り付ける際、土台水切りの取付とスタータ金具の取付の2度に亘って墨出しを行なう必要があり、施工作業が煩雑化し、使用する金具の数も多く必要となる問題があった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、最下段の外壁材を、スタータ金具を使用せずに通気層を確保しながら、簡単に取り付けることができる土台水切りと土台水切りを用いた外壁材の取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の土台水切りは、外壁下地に接して取着される平板部と、平板部の下部に一体に形成され、最下段の板状の外壁材を係止するための係止部と、係止部の下側に一体に形成され、外壁下地の下部の土台近傍を覆うカバー部と、を備え、係止部は、平板を側面視で略N形に且つ前方に突出して屈曲形成されたN形屈曲部から形成され、N形屈曲部には上向きの鋭角先端部を、外壁材を係止するように設けたことを特徴とする。
【0007】
ここで、請求項2のように、上記N形屈曲部の下側の角部に水抜き孔を設け、上記カバー部の底部に通気孔を設けることができる。
【0008】
また、本発明の請求項3の土台水切りを用いた外壁材の取付構造は、外壁下地の土台近傍に土台水切りが取着され、土台水切りに設けられた係止部に、最下段の板状の外壁材の下部が係止された状態で、外壁材が外壁下地に固定されたことを特徴とする。
【0009】
ここで、請求項4のように、係止部は、平板を側面視で略N形に屈曲形成されたN形屈曲部から形成し、N形屈曲部には鋭角先端部を上向きに設け、外壁材は、その下部に設けた係止凹部をその鋭角先端部に嵌合して係止することができる。
【0010】
【作用】
上記構成の土台水切りは、サイディングなど板状の外壁材を、外壁下地に取り付ける際に、土台近傍をカバーし、外壁下地と最下段の外壁材との間に通気層を設けて取り付けるために使用される。
【0011】
外壁材を外壁下地上に取り付ける際、先ず、外壁下地の下部の土台近傍の所定位置に、土台水切りを、その平板部を外壁下地に当て、平板部を外壁下地に釘で打ち付けて固定する。
【0012】
次に、例えば横張りの場合には最下段の外壁材を土台水切りの係止部に係止させる。そして、次ぎの段の外壁材からは留め金具を用いて外壁材を順に上方に取り付けていく。係止部は、平板を側面視で略N形に且つ前方に突出して屈曲形成されたN形屈曲部から形成され、N形屈曲部には上向きの鋭角先端部が外壁材を係止するように設けられているから、外壁材の下部に設けた係止凹部をそのN形屈曲部の鋭角先端部に嵌合させて、最下段の外壁材をその土台水切りの所定位置に係止させることができる。
【0013】
この土台水切りには、N形屈曲部が前方に突き出すように形成され、その鋭角先端部に外壁材が係止されるから、最下段の外壁材を外壁下地に対し通気層を設けて取り付けることができる。また、従来のようなスタータ金具が不要となるため、スタータ金具を所定位置に取り付けるための墨出し作業も不要となり、外壁材の取付の際に使用する金物の数を削減し、施工作業も簡素化することができる。
【0014】
また、N形屈曲部の下側の角部に水抜き孔を設ければ、N形屈曲部の底部に水が溜まることを防止することができ、カバー部の底部に通気孔を設ければ、土台水切りから外壁材の内側にかけての通気を良くすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は土台水切りの正面図を、図2はその右側面図を示している。この土台水切り1は、例えば0.35mmの厚さの鋼板、ステンレス鋼を所定の大きさの矩形形状に裁断し、それを図2のような立体形状に折り曲げ成形して形成される。或いは、アルミニウムの押し出し成形によって、図2のような形状の土台水切り1を成形することもできる。
【0016】
この土台水切り1は、その上部に、外壁下地3に接して取着される平板部11が設けられ、その中間部に、最下段の板状の外壁材を係止するための係止部が、平板部11の下側に一体に形成され、さらに、係止部の下側には外壁下地3の下部の土台近傍を覆うカバー部14が設けられて構成される。
【0017】
この係止部は、平板を側面視で略N形に且つ前方に突出して屈曲形成されたN形屈曲部12から形成され、N形屈曲部12には上向きの鋭角先端部13が外壁材を係止するように設けられる。つまり、N形屈曲部12の前方に突出した部分に鋭角先端部13が上方に突き出すように形成され、その鋭角先端部13は、土台水切り1の長手方向に沿って、水平に延設され、この水平に延びるナイフエッジ状の部分に、外壁材2の係止凹部2aが係止されることになる。また、このN形屈曲部12の下端部には、水抜き孔17(図5)が任意のピッチで形成される。
【0018】
N形屈曲部12の下側にカバー部14が一体形状にされるが、このカバー部14は、前方にせり出すように形成され、カバー部14の下端は下端折曲部15として内側に折り曲げられている。また、平板部11の上端も、上端折曲部16として外側に折り曲げられて形成されている。さらに、カバー部14の底部には適度な大きさの通気孔14aが任意のピッチで穿設される(図5)。
【0019】
このように構成された土台水切り1は、図3に示すように、住宅などの建築物の外壁下地3の土台6を覆うように取り付けられるが、サイディングなどの板状の外壁材2はこの土台水切り1を用いて以下のように取り付けられる。
【0020】
外壁材2の取付施工に際し、例えば横張りの場合、最下段の外壁材2の下部には、予め図5のように、溝状の係止凹部2aが長手方向に沿って形成される。外壁下地3は、基礎7上に固定された土台6上の柱間に、防水紙5が貼りつけられ、それを外側から押えるように胴縁4が縦に固定されて構成される。土台水切り1は、外壁下地3の土台6に沿って、所定の位置に水平状態で、その平板部11を外壁下地3の胴縁4に当てそこに釘を打ち付けて固定する。
【0021】
次に、最下段の外壁材2を土台水切り1のN形屈曲部12に係止させる。そして、次の外壁材2からは留め金具8を用いて順に上方に外壁材2を外壁下地3に対し固定していく。係止部のN形屈曲部12は、平板を側面視で略N形に且つ前方に突出して屈曲形成され、N形屈曲部12には上向きの鋭角先端部13が外壁材2を係止するように設けられているから、外壁材2の下部に設けた係止凹部2aをそのN形屈曲部12の鋭角先端部13に嵌合させて、最下段の外壁材2をその土台水切り1の所定位置に係止させる。
【0022】
この土台水切り1には、N形屈曲部12が前方に突き出すように形成され、その鋭角先端部13に外壁材2の下部が係止されるから、図5に示すように、最下段の外壁材2を外壁下地3に対し隙間を設けた状態で取り付けられる。
【0023】
また、このとき、最下段の外壁材2の下端部は、図5のように、土台水切り1のカバー部14の上部から離れて少し隙間を空けた上方位置に配置されることになる。そして、この後は、外壁材2が横長(横貼り)の外壁材の場合、最下段の外壁材2の上に次の外壁材がその一部を被せるように取り付けられ、順次複数の外壁材が外壁下地3上に留め金具8を用いて固定される。また、外壁材2が縦長(縦貼り)の外壁材の場合、上記と同様に、順に縦長の外壁材2を、その下部の係止凹部2aを土台水切り1のN形屈曲部12の鋭角先端部13に係止させた状態で、その上部を留め金具により外壁下地3に対し固定し、外壁材2を外壁下地3に取り付けていく。
【0024】
このように、本土台水切り1を使用して最下段の外壁材2を取り付けるようにすれば、従来のようなスタータ金具が不要となるため、スタータ金具を所定位置に取り付けるための墨出し作業も不要となり、外壁材の取付の際に使用する部品の数を削減し、作業も簡素化することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の土台水切りと土台水切りを用いた外壁板の取付構造によれば、土台水切りに設けた係止部が、平板を側面視で略N形に且つ前方に突出して屈曲形成されたN形屈曲部から形成され、N形屈曲部には上向きの鋭角先端部が外壁材を係止するように設けられているから、外壁材の下部に設けた係止凹部をそのN形屈曲部の鋭角先端部に嵌合させて、最下段の外壁材をその土台水切りの所定位置に係止させることができる。したって、この状態で、外壁材の上部を外壁下地に対し留め金具などで固定すれば、土台水切りには、N形屈曲部が前方に突き出すように形成され、その鋭角先端部に外壁材が係止されるから、最下段の外壁材を外壁下地に対し通気層を設けて取り付けることができる。また、従来のようなスタータ金具が不要となるため、スタータ金具を所定位置に取り付けるための墨出し作業も不要となり、外壁材の取付の際に使用する金物の数を削減し、施工作業も簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す土台水切りの正面図である。
【図2】同土台水切りの右側面図である。
【図3】土台水切りを外壁下地に固定した状態の斜視図である。
【図4】最下段の外壁板を取り付けた状態の斜視図である。
【図5】最下段の外壁板を取り付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1‐土台水切り
2‐外壁材
3‐外壁下地
6‐土台
11−平板部
12−N形屈曲部
13‐鋭角先端部
14‐カバー部

Claims (4)

  1. 外壁下地に接して取着される平板部と、該平板部の下部に一体に形成され、最下段の板状の外壁材を係止するための係止部と、該係止部の下側に一体に形成され、該外壁下地の下部の土台近傍を覆うカバー部と、を備え、該係止部は、平板を側面視で略N形に且つ前方に突出して屈曲形成されたN形屈曲部から形成され、該N形屈曲部には上向きの鋭角先端部が前記外壁材を係止するために設けられたことを特徴とする土台水切り。
  2. 前記N形屈曲部の下側の角部に水抜き孔が設けられ、前記カバー部の底部に通気孔が設けられたことを特徴とする請求項1記載の土台水切り。
  3. 外壁下地の土台近傍に土台水切りが取着され、該土台水切りに設けられた係止部に、最下段の板状の外壁材の下部が係止された状態で、該外壁材が該外壁下地に固定されたことを特徴とする土台水切りを用いた外壁材の取付構造。
  4. 前記係止部は、平板を側面視で略N形に屈曲形成されたN形屈曲部から形成され、該N形屈曲部には鋭角先端部が上向きに設けられ、前記外壁材は、その下部に設けた係止凹部が該鋭角先端部に嵌合して係止されることを特徴とする請求項3記載の土台水切りを用いた外壁材の取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009270362A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 外壁材の受け具及び外壁構造
JP2011246921A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Asahi Kasei Homes Co 水切材及び建物の外周壁水切構造
JP2018059363A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 城東テクノ株式会社 水切り部材及びその製造方法

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