JP2007046354A - 水切り部材 - Google Patents
水切り部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007046354A JP2007046354A JP2005232624A JP2005232624A JP2007046354A JP 2007046354 A JP2007046354 A JP 2007046354A JP 2005232624 A JP2005232624 A JP 2005232624A JP 2005232624 A JP2005232624 A JP 2005232624A JP 2007046354 A JP2007046354 A JP 2007046354A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- jaw
- draining member
- jaw part
- draining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
【課題】一人でも簡単に施工できる水切り部材を提供する。
【解決手段】 立ち上がり壁2の上端から横方向に突出するアゴ部3の内側面に接合する水切り部材7である。水切り部材7は、プレート8と、該プレートに連続してアゴ部3の下端より下方に突出する水切り9と、プレート8の背面側に突出してアゴ部3の下面に当接する位置決めリブ10とを備え、アゴ部3の内側面3bをつたって降りてきた水を水切り部材7によって下方に落水させ、また、位置決めリブ10により、長尺の水切り部材7であっても、墨出しが不要で簡単にラインを揃えて水切り部材を固定することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 立ち上がり壁2の上端から横方向に突出するアゴ部3の内側面に接合する水切り部材7である。水切り部材7は、プレート8と、該プレートに連続してアゴ部3の下端より下方に突出する水切り9と、プレート8の背面側に突出してアゴ部3の下面に当接する位置決めリブ10とを備え、アゴ部3の内側面3bをつたって降りてきた水を水切り部材7によって下方に落水させ、また、位置決めリブ10により、長尺の水切り部材7であっても、墨出しが不要で簡単にラインを揃えて水切り部材を固定することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、パラペット等の立ち上がり壁のアゴ部に設けられる水切り部材に関するものである。
建物の屋上の外周に形成されるパラペット等の立ち上がり壁には、屋上などの平場部分から立ち上がり壁の内面側にかけて防水シート等により防水層が形成される。立ち上がり壁が吸水性の下地であるコンクリートやモルタルの場合、防水層の末端部に水のこない納まりとすることが重要である。
そこで、従来の建物では、パラペット天端に内側に突出する水切りアゴを設け、さらに水切りアゴの下面に水切り溝を形成した水切り構造を採用するか、あるいは水切りアゴなしの場合にはパラペットの天端に金属製笠木を合わせて防水層の末端部に水が浸入しないように工夫されている(特許文献1、2参照)。
特開2003−278339号
特開2003−313963号
しかし、水切りアゴ部を設けた場合でも、アゴ部の下面に水切り溝がない場合には、アゴ部の下面をつたって水が防水層の末端部に浸入する可能性がある。これを解決するため、水切りアゴ部にさらに水切り部材を設け、防水層の末端部への水の浸入を防止する提案がなされているが、長尺の水切り部材をアゴ部に取り付ける際に、墨出しが必要となり、一人で施工する際の作業性に問題があった。
本発明は、上記に鑑み、一人でも簡単に施工することができる水切り部材の提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る水切り部材は、立ち上がり壁の上端から横方向に突出するアゴ部の内側面に接合するプレートと、該プレートに連続してアゴの下端より下方に突出する水切りと、前記プレートの背面側に突出してアゴの裏側に当接する位置決めリブとを備えたことを特徴としている。
上記構成によると、パラペット等の立ち上がり壁の上端から横方向に突出するアゴ部の内側面にアゴ部よりも下方に突出する水切りを有する水切り部材を設けたので、アゴ部の内側面をつたって降りてきた水は水切り部材によって下方に落水させることができる。この水切り部材は施工時にアゴ部の下面に当接する位置決めリブが設けられているので、長尺の水切り部材であっても、背面側の位置決めリブをアゴ部の下面に当接させながら取り付けることができる。したがって、墨出しが不要となり簡単にラインを揃えて水切り部材を固定することができる。
また、プレートにリブを外方向に突設することができる。このリブはプレートの表面側ならば、その位置が特に限定されるものではない。例えば、プレートの上端あるいはプレートの上下方向の中間位置に配置することができる。このリブは水切り部材の剛性を確保すると共にコーキング代を確保するために用いられる。特に、プレートの上端に配置した場合、コーキングラインが揃うので外観的にも優れた水切り構造となる。
また、水切りは下方に垂らすのみならず、前方に湾曲して突出させ、いわゆる水返しとすることもできる。
上記水切り部材はアゴ部に次のようにして取り付ける。すなわち、プレートの下端に水切りを備えた水切り部材を立ち上がり壁の上端から横方向に突出するアゴ部に取り付ける際、プレートの背面に形成された位置決めリブをアゴ部の裏面に合わせた後、プレートをアゴ部の内側面にビス止め固定し、プレートの上端とアゴ部の内側面との間にコーキング材を充填する。
上記方法によると、墨出しが不要となり簡単にラインを揃えて水切り部材を固定することができる。また、プレートの上端とアゴ部の内側面との間にコーキング材が充填されるので、この部分から防水層の末端部に水が浸入するのを防止することができる。
また、コーキング材の充填はプレートの上端から外方向に突出するリブとアゴ部の内側面との間で行うことができる。この方法によると、突出リブによってコーキング材が乗りやすくなり、コーキングラインを直線状に保つことができる。
以上のとおり、本発明によると、水切り部材は施工時にパラペット等の立ち上がり壁の天端アゴ部の下面に位置決めリブを当接させて水切り部材を取り付けるので、長尺の水切り部材であっても、背面側の位置決めリブをアゴ部の下面に当接させながら取り付けることができる。そのため、水切り部材の取り付けのために墨出しする必要がなくなり、簡単にラインを揃えて水切り部材を固定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態を示す建物の立ち上がり壁部分の防水構造を示す断面図である。
図に示すように、建物の立ち上がり壁防水構造は、建物の屋上の外周部分に垂直に立ち上がる立ち上がり壁2が設けられ、該立ち上がり壁の天端に横方向内側に突出する水切りアゴ部3が形成され、天井スラブ4および立ち上がり壁2の内側面に亘って防水シート等からなる防水層5が形成されている。防水層5の末端部はコーキング材6を充填したり、押え防水処理が施されている。
アゴ部3の下面には水切り溝15が形成され、防水層5の末端部からの浸水を防止できるようになっている。
アゴ部3の内側面には水切り部材7が設けられる。この水切り部材7は、アゴ部3の内側面に接合する平板状のプレート8と、該プレート8に連続してアゴ部の下端より下方に突出する水切り9と、前記プレート8の背面側に突出してアゴ部3の下面に当接する位置決めリブ10とを備えている。
この水切り部材7は、厚さ1mm〜2mm程度で、全長が2000mm程度、全高さが60mm程度で、プレート8の適宜の位置でアゴ部3の内側面にビス止め(図示略)される。水切り9はリブ10よりも下側に20mm程度垂下さら、また、リブ10は5mm程度突出される。
水切り部材7の素材は、特に限定されるものはなく、アルミニウムやステンレス等の金属、ゴム、樹脂、樹脂とゴムの複合素材、あるいはFRP素材が例示される。特に、アルミの押出成形品を採用すれば、軽量かつ加工性がよく、錆びにくい水切り部材を提供することができる。
図2に水切り部材7の構成を例示する。同図(a)はプレート8の上端からリブ11が外方向に突設された例を示す。このリブ11は水切り部材7の補強機能とコーキング代を確保するために供される。リブ11の突出長さとしては5mm程度を確保すればよい。
図2(b)はリブ11のない水切り部材7を示す。図2(c)は水切り9が前方に湾曲して突出するもので、いわゆる水返しを構成し、防水層の末端部から水をより遠ざけるように設定される。
上記構成の水切り部材7のアゴ部3への取り付け方法を説明すると、まず、プレート8の下端に水切り9を備えた水切り部材7の位置決めリブ10をアゴ部3の下面3aに合わせた後、プレート8をアゴ部3の内側面3bにビス止め固定する。この際、位置決めリブ10がアゴ部3の下面に当接するので、水切り部材7の位置決めを容易に行うことができる。
次に、プレート8の上端のリブ11とアゴ部3の内側面3bとの間にコーキング材12を充填する。この際、突出リブによってコーキング材12が乗りやすくなり、コーキングラインを直線状に保つことができ、外観的に見栄えのよい水切り構造に仕上がる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で修正・変更を加えることができるのは勿論である。
2 立ち上がり壁
3 水切りアゴ部
4 天井スラブ
5 防水層
6 コーキング材
7 水切り部材
8 プレート
9 水切り
10 位置決めリブ
11 突出リブ
12 コーキング材
3 水切りアゴ部
4 天井スラブ
5 防水層
6 コーキング材
7 水切り部材
8 プレート
9 水切り
10 位置決めリブ
11 突出リブ
12 コーキング材
Claims (5)
- 立ち上がり壁の上端から横方向に突出するアゴ部の内側面に接合するプレートと、該プレートに連続してアゴ部の下端より下方に突出する水切りと、前記プレートの背面側に突出してアゴ部の下面に当接する位置決めリブとを備えたことを特徴とする水切り部材。
- 前記プレートの上端からリブが外方向に突設されたことを特徴とする請求項1に記載の水切り部材。
- 前記水切りが前方に湾曲して突出することを特徴とする請求項1又は2に記載の水切り部材。
- プレートの下端に水切りを備えた水切り部材を立ち上がり壁の上端から横方向に突出するアゴ部に取り付ける方法であって、プレートの背面に形成された位置決めリブをアゴ部の下面に合わせた後、プレートをアゴ部の内側面にビス止め固定し、プレートの上端とアゴ部の内側面との間にコーキング材を充填することを特徴とするアゴ下の水切り部材の取り付け方法。
- 前記コーキング材の充填はプレートの上端から外方向に突出するリブとアゴ部の内側面との間で行うことを特徴とする請求項4に記載のアゴ下の水切り部材の取り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005232624A JP2007046354A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 水切り部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005232624A JP2007046354A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 水切り部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007046354A true JP2007046354A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37849402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005232624A Pending JP2007046354A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 水切り部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007046354A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010127023A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Nisshin Kogyo Co Ltd | 水切りテープ及び同水切りテープを使用したあご状部を有するパラペットの防水処置方法 |
US8416668B2 (en) | 2008-09-29 | 2013-04-09 | Hitachi, Ltd. | Information recording apparatus, information reproducing apparatus and recording media |
CN106013631A (zh) * | 2016-07-13 | 2016-10-12 | 重庆格上建材有限公司 | 一种防止墙面和墙面凸出结构污染的金属滴水线 |
JP2018009317A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | 日新工業株式会社 | 出の浅い水切りあご付きパラペットの防水工法、及び同工法で使用する水切金具 |
-
2005
- 2005-08-10 JP JP2005232624A patent/JP2007046354A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8416668B2 (en) | 2008-09-29 | 2013-04-09 | Hitachi, Ltd. | Information recording apparatus, information reproducing apparatus and recording media |
US9336811B2 (en) | 2008-09-29 | 2016-05-10 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Information recording apparatus, information reproducing apparatus and recording media |
JP2010127023A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Nisshin Kogyo Co Ltd | 水切りテープ及び同水切りテープを使用したあご状部を有するパラペットの防水処置方法 |
JP2018009317A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | 日新工業株式会社 | 出の浅い水切りあご付きパラペットの防水工法、及び同工法で使用する水切金具 |
CN106013631A (zh) * | 2016-07-13 | 2016-10-12 | 重庆格上建材有限公司 | 一种防止墙面和墙面凸出结构污染的金属滴水线 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007046354A (ja) | 水切り部材 | |
JP2008174995A (ja) | 建物外壁の水切り材及び水切り材取付構造 | |
JP2009079400A (ja) | パラペットの防水下地構造及び防水構造 | |
JP2011089298A (ja) | 破風板の取付構造 | |
JP5319202B2 (ja) | 破風化粧板の取付構造 | |
JP2006316532A (ja) | 雨樋集水ます | |
JP2004003219A (ja) | 捨水切 | |
JP2009091739A (ja) | 軒樋支持具 | |
JP4942172B2 (ja) | 建物用庇の取付構造 | |
JP2009144326A (ja) | エキスパンションジョイント | |
JPH07279323A (ja) | 屋根のけらば部の水切構造 | |
JP2009257019A (ja) | 軒先構造 | |
JP2006200314A (ja) | 軒樋吊り具 | |
JP2005248508A (ja) | 建築物の軒先構造 | |
JP4898350B2 (ja) | 軒樋の取り付け構造 | |
JP4513618B2 (ja) | 出窓 | |
JPH1072930A (ja) | 床の端部水切り構造 | |
JP4827617B2 (ja) | 雪庇切笠木の取り付け部構造 | |
JP2004263432A (ja) | 笠木装置 | |
JP2005207059A (ja) | 階段の接続構造 | |
JP3137021U (ja) | 縦張り補助部材 | |
JP2022169371A (ja) | 他物固定具 | |
JP2009108580A (ja) | 軒先唐草、及びそれを用いた軒先構造 | |
JP2010071027A (ja) | 建築用外装構造の施工方法 | |
JP2009052375A (ja) | 軒樋の取付け構造 |