JP2006200314A - 軒樋吊り具 - Google Patents

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JP2006200314A
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Mitsuhisa Fujino
光久 藤野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】水切り板を避け、下から上に向かって、作業性よくねじの捻じ込みや釘の打ち込みを行うことのできる軒樋吊り具を提供する。
【解決手段】アーム部2と、該アーム部2を中心に左右に張り出す取付け部からなる取付け座1とからなる軒樋の吊り具であって、該左右取付け部の上部には建物に向けて斜め上方に貫通する取付け孔3が設けられ、ねじヘッドが当接する当たり面は上記斜設された取付け孔3に垂直の傾斜面11とされた軒樋吊り具A。
【選択図】図3

Description

本発明は、軒樋の吊り具に関する。さらに詳しくは、破風板等、建物の外面に取付けられ、軒樋を保持する軒樋吊り具に関する。
軒樋を保持するアーム部と取付け座とが一体的に形成されてなる軒樋吊り具は、上記取付け座をねじ等により破風板等建物の外面に固定して取付けられ、その構造に関しては既に種々の技術が知られている。
特開2004−225465号公報(第1−4頁、第2図)
例えば、特許文献1における軒樋吊り具においては、上記特許文献1の第2図から明らかなように、取付け座には、ねじ等が挿通する取付け孔が建物に向けて垂直に設けられ、また、雨水の建物側への侵入を防ぐために水切り板が上記取付け孔の前方に設けられている。一方、屋根面を流下してくる雨水を受けることを考慮すると、できるだけ上方に軒樋吊り具を取付けることが好ましい。そのため、上記軒樋吊り具を破風板に固定するには、危険な高所での作業が必要であり、また、取付け孔の前面には上記水切り板が位置するため、正面からの作業を行いにくいという問題がある。本発明はこのような問題を解決して、上記水切り板を避け、下から上に向かって、ねじの捻じ込みや釘の打ち込みを行い、上記取付け座を破風板等、建物外面に作業性よく取付けることのできる軒樋吊り具を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、アーム部と取付け座とからなる軒樋の吊り具であって、該取付け座はアーム部を中心に左右に張り出す取付け部からなるとともに、上記左右取付け部の上部には建物に向けて斜め上方に貫通する取付け孔が設けられ、ねじヘッドが当接する当たり面は上記斜設された取付け孔に垂直の傾斜面とされた軒樋吊り具が提供される。上記軒樋吊り具は、アーム部と取付け座とを一体的に形成した合成樹脂成型品であることが好ましい。
上記取付け孔はその側断面が入り口から出口に向けて広がるテーパ状とされることが好ましい。さらに、上記斜設された取付け孔の下方にさらに第2の取付け孔を設けることが好ましい。
請求項1に記載の発明は上記のとおりであり、取付け座を構成する左右取付け部の上部には建物に向けて斜め上方に貫通する取付け孔が設けられているため、水切り板を避けて下から上に向けて作業性よく取付け座の固定を行うことができる。また、ねじヘッドが当接する当たり面は上記斜設された取付け孔に垂直の傾斜面とされているため、捻じ込んだねじや、打ち込んだ釘のヘッドを取付け座の表面に意匠性よく納めることができる。
上記取付け孔はその側断面が入り口から出口に向けて広がるテーパ状とされているため、下から上に向けて例えば、ねじを捻じ込んだとき、取付け孔内でねじ切り部を上下左右に移動して取付け角度の微調整が可能であるため、さらに作業性よく取付け座を固定することができる。また、上記斜設された取付け孔の下方に第2の取付け孔を設けることにより、軒樋吊り具をしっかりと破風板等、建物外面に固定することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明にかかる軒樋吊り具Aを示す側面図である。図1からよくわかるように、上記軒樋吊り具Aは、アーム部2と、取付け座1とからなり該取付け座1は後記するように、アーム部2を中心に左右に張り出す取付け部から構成されている。上記左右取付け部の上部には建物に向けて斜め上方に貫通する取付け孔3が設けられ、ねじヘッドが当接する当たり面は上記斜設された取付け孔3に直角に設けられた傾斜面11とされている。また、上記斜設された取付け孔3の下方には、第2の取付け孔4が設けられている。
図2は、図1に示すX−X線に沿う縦断面図であり、図1に示された取付け孔3と第2の取付け孔4とを拡大して示す。図2から明らかなように、斜設された取付け孔3はその側断面が入り口から出口に向けて広がるテーパ状とされ、第2の取付け孔4も同様にその側断面が入り口から出口に向けて広がるテーパ状とされている。
図3は、上記のように構成された軒樋吊り具Aをタッピングねじ5(木ネジや釘を含む)により破風板6に固定した状態を示す側面図である。図3から、斜設された取付け孔3に垂直の傾斜面11にねじヘッドが意匠性よく納まっていることが明らかである。
図4は、取付け座1の左取付け部12と右取付け部13とに設けられた上記取付け孔3と第2の取付け孔4とに各々タッピングねじ5を螺入し、破風板6に固定した軒樋吊り具Aを示す正面図である。図3、図4から、本発明を実施することにより、軒先に設けられた水切り板を避けるとともに、下から上に向かって、作業性よくタッピングねじ5を捻じ込み、取付け座1を建物の破風板6にしっかりと取付けできることが明らかである。
本発明にかかる軒樋吊り具を示す側面図である。 図1に示すX−X線に沿う縦断面図である。 本発明にかかる軒樋吊り具をタッピングねじにより破風板に固定した状態を示す側面図である。 本発明にかかる軒樋吊り具をタッピングねじにより破風板に固定した状態を示す正面図である。
符号の説明
A 本発明にかかる軒樋吊り具
1 取付け座
11 傾斜面
12 左取付け部
13 右取付け部
2 アーム部
3 斜設された取付け孔
4 第2取付け孔
5 タッピングねじ
6 破風板

Claims (3)

  1. アーム部と取付け座とからなる軒樋の吊り具であって、該取付け座はアーム部を中心に左右に張り出す取付け部からなるとともに、上記左右取付け部の上部には建物に向けて斜め上方に貫通する取付け孔が設けられ、ねじヘッドが当接する当たり面は上記斜設された取付け孔に垂直の傾斜面とされた軒樋吊り具。
  2. 上記取付け孔はその側断面が入り口から出口に向けて広がるテーパ状とされた請求項1に記載の軒樋吊り具。
  3. 上記斜設された取付け孔の下方にさらに第2の取付け孔が設けられた請求項1に記載の軒樋吊り具。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012149423A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Lixil Corp 笠木部材、及び、パラペットにおける笠木部材の施工方法
JP2013537947A (ja) * 2010-09-22 2013-10-07 キーゼルバッハ・ソーラー・ゲーエムベーハー ルーフ上に太陽電池設置モジュールを取り付けるためのルーフフック

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