JP2012149423A - 笠木部材、及び、パラペットにおける笠木部材の施工方法 - Google Patents

笠木部材、及び、パラペットにおける笠木部材の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パラペットの上端面から下方に伸びる固定孔を形成せずに、笠木部材を取付けることが可能な新規な技術を提案する。
【解決手段】笠木部材3が固定される被固定体(躯体21)の少なくとも一つの側面21a・21bに固定されるための少なくとも一つの固定用脚部34・35を有し、前記固定用脚部34・35には、前記固定用脚部34・35を前記被固定体(躯体21)に止めつけるための固定用部材(固定ネジ38・39)を挿通させるための貫通孔34b・35bが横方向に設けられる、笠木部材3とするものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、バルコニーや建物の屋上などに形成されるパラペットの上縁などに設けられる笠木部材に関するものである。
従来、バルコニーや建物の屋上などのパラペット(立ち上がり壁部分)の上縁や、階段の壁部分の上縁などにおいて、下地材に長尺の笠木部材を設ける構成や、この笠木部材の上方に束部材を立ち上げるとともに、束部材の上端部などに手摺部材を設ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、パラペットの上端面に固定される笠木取付部材(笠木受け具)に対し、笠木部材が取付けられる構成について開示がされている。また、笠木取付部材には複数の取付孔(取付部)が設けられ、この取付孔の上方からボルトなどからなる固定用部材(取付具)を差し込むとともに、パラペットの上端面に差し込むことにより、笠木取付部材をパラペットの上端面に固定する構成が開示されている。
特許第4543948号明細書
しかしながら、特許文献1のように、パラペットに対する笠木取付部材の固定に関し、ボルトなどの固定用部材を上方から差し込む、或いは、ねじ込むような構成である場合には、パラペットの上端面から下方に向けて、上下方向の下孔、或いは、螺孔といった固定孔が形成されることになる。
そして、このような上下方向の固定孔が形成されてしまうと、重力が作用して固定孔内に水が浸入しやすい状況となってしまうとともに、仮にこの固定孔に水が浸入してしまった際には、固定孔の内部に水が停留してしまうことになる。そして、これにより、固定孔の内部から劣化が生じる可能性が高まってしまうことになる。
そこで、本発明は以上の問題に鑑み、パラペットの上端面から下方に伸びる固定孔を形成せずに、笠木部材を取付けることが可能な新規な技術を提案するものである。
また、特許文献1に開示されるように、従来はパラペットに固定される笠木取付部材に対し、笠木部材を取付ける構成とするものであり、笠木取付部材と笠木部材とは別部材で構成されるものであった。
しかし、笠木取付部材と笠木部材をそれぞれ別で製作する必要があり、部品点数が多くコストがかかり、また、部品管理や施工手順の管理など、取り扱いが複雑なものであった。
そこで、本発明の他の課題は、笠木取付部材と笠木部材を別部材で構成するのではなく、一つの部材で構成することができる、新規な技術を提案するものである。
また、パラペットの壁面に対し、パネルなどの外装材を取り付ける外装仕上げがなされることがある。このような場合には、外装仕上げを行った後に、笠木取付部材の取付、及び、笠木部材の取付を行うといった施工手順が採用されるものであった。これは、パラペットの外装仕上げと、笠木部材の取付が、別の施工者によって行われるといった理由や、特に、笠木部材に束部材や手摺が設けられる場合であると、これらの束部材や手摺が資材の搬入などの邪魔になるため、笠木部材、束部材、手摺などを最後に取付けるといった理由があるためである。
しかし、このような施工手順では、パラペットの外装仕上げを完了した後に笠木部材の取り付けが行われるため、パラペットの上端面に対して笠木取付部材を止めつける必要があり、必然的に、上述した上下方向の固定孔を形成する必要が生じるものであった。
加えて、笠木部材の施工をパラペットの外装仕上げの完了後に行うこととなると、この外装仕上げを行うために組まれた足場が撤去された状態で、笠木部材の施工や、手摺の設置をしなければならない状況となり、不便が生じることが懸念される。特に、外装の施工者と、笠木部材などの施工者が異なる場合には、各施工者の作業工程が切り分けられてしまうため、両施工者間において足場などの設備の共有ができないといった無駄が生じることが懸念される。このような観点から、笠木部材の施工方法についても、改善が望まれているものであった。
そこで、本発明の他の課題は、パラペットに対する笠木部材の施工に関し、新規な施工方法を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
笠木部材が固定される被固定体の少なくとも一つの側面に固定されるための少なくとも一つの固定用脚部を有し、
前記固定用脚部には、
前記固定用脚部を前記被固定体に止めつけるための固定用部材を挿通させるための貫通孔が横方向に設けられる、笠木部材とするものである。
また、請求項2に記載のごとく、
前記横方向とは、前記笠木部材の長手方向と直交する断面視における笠木部材の中央部を内側とした場合に、
内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とする、こととするものである。
また、請求項3に記載のごとく、
前記固定用脚部の内側には、前記被固定体に対し上側から係止するための係止部が設けられる、こととするものである。
また、請求項4に記載のごとく、
前記笠木部材は、
板状の天面部と、
前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記天面部の両端部において下方向に延設される垂壁部と、を有し、
前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記垂壁部よりも前記天面部の中央部に近い側に前記固定用脚部が設けられることとし、
前記垂壁部と、前記固定用脚部の間には、外装材が挿入され得る空間が形成される、こととするものである。
また、請求項5に記載のごとく、
パラペットにおける笠木部材の施工方法であって、
前記パラペットにおける前記笠木部材の被固定体を施工し、
次に、前記笠木部材を前記被固定体に取り付け、
次に、前記パラペットの外装材の施工を行う、こととするものである。
また、請求項6に記載のごとく、
前記笠木部材は、
前記被固定体の少なくとも一つの側面に固定されるための少なくとも一つの固定用脚部を有し、
前記固定用脚部には、
前記固定用脚部を前記被固定体に止めつけるための固定用部材を挿通させるための貫通孔が横方向に設けられるものであり、
前記固定用部材は、前記貫通孔を介して前記被固定体に対し、横方向に止めつけられる、
こととするものである。
また、請求項7に記載のごとく、
前記横方向とは、前記笠木部材の長手方向と直交する断面視における笠木部材の中央部を内側とした場合に、
内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とする、こととするものである。
また、請求項8に記載のごとく、
前記固定用脚部の内側には、前記被固定体に対し上側から係止するための係止部が設けられる、こととするものである。
また、請求項9に記載のごとく、
前記笠木部材は、
板状の天面部と、
前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記天面部の両端部において下方向に延設される垂壁部と、を有し、
前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記垂壁部よりも前記天面部の中央部に近い側に前記固定用脚部が設けられることとし、
前記垂壁部と、前記固定用脚部の間には、外装材が挿入され得る空間が形成される、こととするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、
被固定体側に形成される固定孔は、上下方向でなく、横方向となるため、固定孔内への水の浸入が防がれ、この水の浸入に起因する被固定体の劣化などの問題の発生を防止することができる。また、従来使用されていた笠木取付部材が不要な構成とすることができるため、従来の笠木取付部材と笠木部材が別部材で構成されるものと比較して、部品点数が削減され、また、施工を容易なものとすることができる。また、固定用部材を横方向に挿通させて被固定体に止めつけることが可能となるため、笠木部材に上向きの荷重が作用した場合でも、固定用部材が抜け難いこととすることができ、笠木部材が固定された状態をより強固に維持することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明においては、
被固定体側に形成される固定孔についても、内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有することとなるため、固定孔内への水の浸入をより確実に防止することが可能となるとともに、仮に、多量の水がかけられるなどして固定孔に水が浸入してしまった場合であっても、下り勾配によってその水を排水することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明においては、
係止部により、笠木部材の被固定体に対する上下方向の位置決めをすることができる。また、係止部が被固定体に乗り掛かることによって、笠木部材を被固定体に対して載置した状態(仮置きした状態)とすることができ、作業者は笠木部材から手を離すことができることとなって、施工性が良好なものとなる。
また、請求項4に記載の発明においては、
施工後においては、外装材の上端部を天面部によって覆い隠すことができるとともに、垂壁部から流れ落ちる水を外装材の外側に確実に案内させることが可能となる。
また、請求項5に記載の発明においては、
例えば、パラペットなどの外装の施工者に、笠木部材の施工を実施させることや、或いは、笠木部材の施工業者が外装の施工者が設置した足場などを利用して笠木部材を施工する、といったことも可能となる。このように、施工者による作業計画の自由度を高めることや、足場などの設備の共有といったことが可能となり、施工性に優れた施工方法を実現することが可能となる。仮に、パラペットなどの外装の施工者に、笠木部材の施工を実施させることとすれば、工期の短縮が図られるとともに、人員コストを削減することが可能となる。
また、請求項6に記載の発明においては、
被固定体側に形成される固定孔は、上下方向でなく、横方向となるため、固定孔内への水の浸入が防がれ、この水の浸入に起因する被固定体の劣化などの問題の発生を防止することができる。また、従来使用されていた笠木取付部材が不要な構成とすることができるため、従来の笠木取付部材と笠木部材が別部材で構成されるものと比較して、部品点数が削減され、また、施工を容易なものとすることができる。また、固定用部材を横方向に挿通させて被固定体に止めつけることが可能となるため、笠木部材に上向きの荷重が作用した場合でも、固定用部材が抜け難いこととすることができ、笠木部材が固定された状態をより強固に維持することが可能となる。
また、請求項7に記載の発明においては、
被固定体側に形成される固定孔についても、内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有することとなるため、固定孔内への水の浸入をより確実に防止することが可能となるとともに、仮に、多量の水がかけられるなどして固定孔に水が浸入してしまった場合であっても、下り勾配によってその水を排水することが可能となる。
また、請求項8に記載の発明においては、
係止部により、笠木部材の被固定体に対する上下方向の位置決めをすることができる。また、係止部が被固定体に乗り掛かることによって、笠木部材を被固定体に対して載置した状態(仮置きした状態)とすることができ、作業者は笠木部材から手を離すことができることとなって、施工性が良好なものとなる。
また、請求項9に記載の発明においては、
施工後においては、外装材の上端部を天面部によって覆い隠すことができるとともに、垂壁部から流れ落ちる水を外装材の外側に確実に案内させることが可能となる。
(a)は本発明が適用し得るバルコニーの例について示す図。(b)は本発明が適用し得るバルコニーの他の例について示す図。 本発明の一実施形態にかかる笠木部材の構造について示す断面図。 本発明の一実施形態にかかる笠木部材を被固定体に固定した状態について示す断面図。 本発明の一実施形態にかかる笠木部材の施工手順について示す図。
次に、発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1(a)に示す例では、バルコニー1の壁面を構成するパラペット2の上縁部に笠木部材3が設けられており、この笠木部材3から立ち上げられる束部材4・4の上端部に手摺部材5が横架される。笠木部材3は所定の長さを有する長尺の部材であって、継目部6・6において連設されることで、パラペット2の上縁部を連続的に覆うこととしている。なお、笠木部材3は、コーピングとも称されるものである。
また、図1(b)に示す例では、束部材や手摺部材が設けられずに、パラペット2の上縁部に笠木部材3のみが設けられる形態としている。このように、笠木部材3のみが設けられる形態についても、本発明を実施することは可能である。さらに、このほか、建物屋上の壁(パラペット)の上縁部や、屋外階段の壁(パラペット)の上縁部など、さまざまな箇所に本発明は適用可能とするものである。
また、図2は、本発明の一実施形態にかかる笠木部材3の構造について示す断面図、図3は、この笠木部材を被固定体としての躯体21に固定した状態について示す断面図である。なお、以下の図2及び図3を用いた説明において、便宜のために、「内側」の用語を、図2に示す笠木部材3の左右方向の中心に近い側と定義し、「外側」の用語を、笠木部材3の左右方向の中心から遠い側と定義する。
図2及び図3に示すごとく、笠木部材3は、長尺の部材からなるものであり、長手方向と直交する断面視において、中心部から横方向に延びる板状の天面部31と、天面部31の両端部において下方向に延設される垂壁部32・33を有する構成としている。なお、この笠木部材3は、アルミなどの金属成形品や、樹脂成形品などで構成することができる。また、この笠木部材3について、束部材が立ち上げられるとともに、束部材に手摺が設置される実施形態や、この笠木部材3のみが設置される実施形態が考えられる。
また、図2及び図3に示すごとく、天面部31は、その中心部から端部に向けて低くなるようななだらかなカーブが付けられており、これにより、天面部31に降りかかった雨水などは、天面部31から垂壁部32・33へと流れ、垂壁部32・33の外側壁面を伝って落下するようになっている。なお、天面部31の形状については、図に示す例に限定されるものではなく、例えば、一方の垂壁部32側から、他方の垂壁部33側に向って低くなる斜めの傾斜を有する構成なども考えられる。
また、図2及び図3に示すごとく、天面部31において、垂壁部32・33よりも内側となる位置には、固定用脚部34・35がそれぞれ垂設されている。この固定用脚部34・35の間には間隔W(図2)が確保され、笠木部材3が固定される躯体21を、固定用脚部34・35の間に入り込ませることができるようになっている。なお、躯体21は、笠木部材3が固定される対象となる被固定体であり、木材や金属などの長尺部材が想定される。また、被固定体としては、コンクリート壁などの壁(パラペットの下地となる壁)を構成するものが想定される。
また、図3に示すごとく、各垂壁部32・33と各固定用脚部34・35の間には、それぞれ、パネル状の外装材25・26が挿入され得る空間27・28が形成されている。これにより、施工後においては、外装材25・26の上端部を天面部31によって覆い隠すことができるとともに、垂壁部32・33から流れ落ちる水を外装材25・26の外側に確実に案内させることができる。
また、図2及び図3に示すごとく、固定用脚部34・35において、その上下方向中途部の内側には、躯体21に対し上側から係止するための係止部36・37が設けられている。この係止部36・37により、笠木部材3の躯体21に対する上下方向の位置決めがなされるようになっている。また、本実施形態では、係止部36・37が躯体21に乗り掛かる構成としているため、この係止部36・37が躯体21によって下側から支えられるようになっている。なお、係止部36については、固定用脚部34から内側に向けて突設される水平方向の突条部で構成され、係止部37については、天面部31と固定用脚部35の間を連続させるように設けられる壁部の底面で構成されることとしているが、特にこの構成に限定されるものではない。
また、図2に示すごとく、固定用脚部34・35の下端部34a・35aには、それぞれ、貫通孔34b・35bが形設されている。また、貫通孔34b・35bは、横方向、或いは、内側が高くなるような斜め方向に形設されている。なお、本実施形態では、固定用脚部34・35の下端部34a・35aにおいて、下方に向かうにつれて外側から内側に近づくような傾斜が付けられており、これにより、貫通孔34b・35bについて、内側が高くなるような斜め方向の傾斜が付けられるようになっている。
また、図2に示すごとく、固定用脚部34・35は、天面部31や垂壁部32・33と同様に、図の紙面と直交する方向に連続的に設けられることとするほか、断続的に設けられることとしてもよく、特に限定されるものではない。また、固定用脚部34・35は天面部31と別体で構成され、施工時などにおいて組みつけられるものであってもよい。
また、図3に示すごとく、貫通孔34b・35bには、固定用部材としての固定ネジ38・39が挿入されるとともに、固定ネジ38・39が躯体21へと螺挿される。これにより、固定用脚部34・35が躯体21の側面21a・21bに対して固定され(側面に大して圧着して固定される)、笠木部材3が躯体21へと固定される。なお、固定ネジ38・39のほか、釘が用いられることも想定される。また、躯体21がコンクリート壁の場合には、固定用部材としてボルトが使用されることが想定され、この場合には、ボルトを挿入するための固定孔が予め形成されることになる。
そして、図3に示すごとく、躯体21に螺挿された固定ネジ38・39によって躯体21側に形成される固定孔38a・39aは、横方向に形成されることから、固定孔38a・39a内への水の浸入が防がれることになる。これにより、固定孔38a・39a内への水の浸入に起因する躯体21の劣化などの問題の発生を防止することができる。例えば、本実施形態のように、躯体21が木材などの場合には、この木材への水の染込み、及び、これに起因する劣化を防ぐことが可能であり、また、躯体21がコンクリートや金属の場合であっても、同様に、水に起因する劣化を防止することが可能となる。
また、図3に示すごとく、固定ネジ38・39が横方向に螺挿されることによって、笠木部材3に上向きの荷重が作用した場合でも、固定ネジ38・39が抜け難いこととすることができる。つまり、従来のように、上下方向に固定ネジを螺挿する場合には、笠木部材3に上向きの荷重が作用した際に固定ネジが抜け易い状況となってしまうが、本実施形態によれば、この固定ネジの抜けが防止されることになり、笠木部材3が固定された状態をより強固に維持することが可能となる。
さらに、図3に示すごとく、固定孔38a・39aについて、被固定体である躯体21の内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とすることによれば、固定孔38a・39aについても、内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有することとなるため、固定孔38a・39a内への水の浸入をより確実に防止することが可能となるとともに、仮に、多量の水がかけられるなどして固定孔38a・39aに水が浸入してしまった場合であっても、下り勾配によってその水を排水することが可能となる。このことから、固定孔38a・39aは、被固定体である躯体21の内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とすることが好ましい。なお、下り勾配の度合いについては、特に限定されるものではないが、0度より大きく、45度以下の範囲とすることが考えられる。
なお、図2に示すごとく、固定用脚部34・35の間の間隔Wが、躯体21の幅W1(厚み)に対して広すぎる場合には、躯体21の側面と固定用脚部34・35の間にスペーサーを挟装することで対応することができる。このことから判るように、固定用脚部34・35の間隔Wを広く確保するとともに、スペーサーを併用する構成とすることによれば、施工現場ごとに異なる様々な躯体21の幅W1(厚み)に対して対応することが可能となり、広い汎用性を確保することができる。
次に、図4を用いて施工手順について説明する。
まず、手順Aのように、パラペット2の下地壁29、及び、躯体21の施工が完了した状態において、躯体21の上方から笠木部材3を覆い被せる。この際、係止部36・37が躯体21に乗り掛かることによって、笠木部材3を躯体21に対して載置した状態(仮置きした状態)とすることができ、作業者は笠木部材3から手を離すことができることとなって、施工性が良好なものとなる。なお、笠木部材3が固定される対象となる被固定体については、パラペットを構成するコンクリート壁などの下地壁29と別体に設けられる躯体21である場合のほか、下地壁29そのものの場合も想定される。
次に、手順Bのように、固定ネジ38・39を用い、固定用脚部34・35を躯体21に対して固定する。これにより、躯体21を固定用脚部34・35によって両側から挟み込んだ状態とすることができ、躯体21に対する笠木部材3の固定を完了することができる。そして、このことから判るように、本実施形態によれば、従来用いられていた笠木取付部材を使用せずに、笠木部材の固定用脚部34・35を直接的に躯体21に固定することができるため、従来の笠木取付部材と笠木部材が別部材で構成されるものと比較して、部品点数が削減され、また、施工を容易なものとすることができる。
次に、手順Cのように、パラペット2の外装仕上げが行われる。即ち、躯体21の近傍に下地材23・24が設置されるとともに、この下地材23・24に対してパネル状の外装材25・26が止め付けられる。これにより、図3に示されるように、笠木部材3の設置と、パラペット2の設置が完了した状態となる。
そして、以上の図4に示す手順A、B、Cから判るように、本実施形態の施工手順では、パラペット2の外装仕上げの前段階において、笠木部材3の施工を完了できることとなっており、これにより、例えば、パラペット2などの外装の施工者に、笠木部材3の施工を実施させることや、或いは、笠木部材3の施工業者が外装の施工者が設置した足場などを利用して笠木部材3を施工する、といったことも可能となる。このように、施工者による作業計画の自由度を高めることや、足場などの設備の共有といったことが可能となり、施工性に優れた施工方法を実現することが可能となる。
以上のようにして本発明を実施することが可能となる。
即ち、図2及び図3に示すごとく、
笠木部材3が固定される被固定体(躯体21)の側面21a・21bに固定されるための固定用脚部34・35を有し、
前記固定用脚部34・35には、
前記固定用脚部34・35を前記被固定体に止めつけるための固定用部材(固定ネジ38・39)を挿通させるための貫通孔34b・35bが横方向に設けられる、笠木部材3、
とするものである。
この構成によれば、被固定体側に形成される固定孔38a・39aは、上下方向でなく、横方向となるため、固定孔38a・39a内への水の浸入が防がれ、この水の浸入に起因する被固定体の劣化などの問題の発生を防止することができる。また、従来使用されていた笠木取付部材が不要な構成とすることができるため、従来の笠木取付部材と笠木部材が別部材で構成されるものと比較して、部品点数が削減され、また、施工を容易なものとすることができる。また、固定用部材を横方向に挿通させて被固定体に止めつけることが可能となるため、笠木部材3に上向きの荷重が作用した場合でも、固定用部材が抜け難いこととすることができ、笠木部材3が固定された状態をより強固に維持することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、被固定体(躯体21)の両側面21a・21bに対して固定させるために、二つの固定用脚部34・35を設ける実施形態としたが、被固定体の片側側面にのみ固定用脚部を固定させる形態も考えられる。この構成の場合、一方の固定用部材については、躯体21に固定するための他の手段を用いればよく、例えば、躯体21と下地壁29(図4)の間に固定用部材の端部を差し込む形態などが考えられる。
即ち、笠木部材3が固定される被固定体(躯体21)の少なくとも一つの側面に固定されるための少なくとも一つの固定用脚部を有し、
前記固定用脚部には、
前記固定用脚部を前記被固定体に止めつけるための固定用部材(固定ネジ)を挿通させるための貫通孔が横方向に設けられる、笠木部材3、
とする、実施形態も考えられる。
また、図2及び図3に示すごとく、前記横方向とは、笠木部材3の長手方向と直交する断面視における笠木部材3の中央部を内側とした場合に、
内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とする、こととする。
この構成によれば、被固定体側に形成される固定孔38a・39aについても、内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有することとなるため、固定孔38a・39a内への水の浸入をより確実に防止することが可能となるとともに、仮に、多量の水がかけられるなどして固定孔38a・39aに水が浸入してしまった場合であっても、下り勾配によってその水を排水することが可能となる。
また、図2及び図3に示すごとく、前記固定用脚部34・35の内側には、前記被固定体(躯体21)に対し上側から係止するための係止部36・37が設けられる、こととするものである。
この構成によれば、係止部36・37により、笠木部材の被固定体(躯体21)に対する上下方向の位置決めをすることができる。また、係止部36・37が被固定体(躯体21)に乗り掛かることによって、笠木部材3を被固定体(躯体21)に対して載置した状態(仮置きした状態)とすることができ、作業者は笠木部材3から手を離すことができることとなって、施工性が良好なものとなる。
また、図2及び図3に示すごとく、前記笠木部材3は、
板状の天面部31と、笠木部材3の長手方向と直交する断面視において、天面部31の両端部において下方向に延設される垂壁部32・33と、を有し、
笠木部材3の長手方向と直交する断面視において、前記垂壁部32・33よりも天面部31の中央部に近い側に前記固定用脚部34・35が設けられることとし、
前記垂壁部32・33と、前記固定用脚部34・35の間には、外装材25・26が挿入され得る空間27・28が形成される、こととするものである。
この構成によれば、施工後においては、外装材25・26の上端部を天面部31によって覆い隠すことができるとともに、垂壁部32・33から流れ落ちる水を外装材25・26の外側に確実に案内させることが可能となる。
また、図4に示すごとく、パラペット2における笠木部材3の施工方法であって、
パラペット2における笠木部材3の被固定体(躯体21)を施工し、
次に、笠木部材3を前記被固定体(躯体21)に取り付け、
次に、前記パラペット2の外装材25・26の施工を行う、こととするものである。
これにより、例えば、パラペットなどの外装の施工者に、笠木部材の施工を実施させることや、或いは、笠木部材の施工業者が外装の施工者が設置した足場などを利用して笠木部材を施工する、といったことも可能となる。このように、施工者による作業計画の自由度を高めることや、足場などの設備の共有といったことが可能となり、施工性に優れた施工方法を実現することが可能となる。仮に、パラペットなどの外装の施工者に、笠木部材の施工を実施させることとすれば、工期の短縮が図られるとともに、人員コストを削減することが可能となる。
また、前記笠木部材3は、
前記被固定体(躯体21)の少なくとも一つの側面に固定されるための少なくとも一つの固定用脚部を有し、
前記固定用脚部には、
前記固定用脚部を前記被固定体に止めつけるための固定用部材(固定ネジ38・39)を挿通させるための貫通孔34b・35bが横方向に設けられるものであり、
前記固定用部材(固定ネジ38・39)は、前記貫通孔34b・35bを介して前記被固定体に対し、横方向に止めつけられる、
こととするものである。
この構成によれば、被固定体側に形成される固定孔38a・39aは、上下方向でなく、横方向となるため、固定孔38a・39a内への水の浸入が防がれ、この水の浸入に起因する被固定体の劣化などの問題の発生を防止することができる。また、従来使用されていた笠木取付部材が不要な構成とすることができるため、従来の笠木取付部材と笠木部材が別部材で構成されるものと比較して、部品点数が削減され、また、施工を容易なものとすることができる。また、固定用部材を横方向に挿通させて被固定体に止めつけることが可能となるため、笠木部材3に上向きの荷重が作用した場合でも、固定用部材が抜け難いこととすることができ、笠木部材3が固定された状態をより強固に維持することが可能となる。
また、図2及び図3に示すごとく、前記横方向とは、笠木部材3の長手方向と直交する断面視における笠木部材3の中央部を内側とした場合に、
内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とする、こととする。
この構成によれば、被固定体側に形成される固定孔38a・39aについても、内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有することとなるため、固定孔38a・39a内への水の浸入をより確実に防止することが可能となるとともに、仮に、多量の水がかけられるなどして固定孔38a・39aに水が浸入してしまった場合であっても、下り勾配によってその水を排水することが可能となる。
また、図2及び図3に示すごとく、前記固定用脚部34・35の内側には、前記被固定体(躯体21)に対し上側から係止するための係止部36・37が設けられる、こととするものである。
この構成によれば、係止部36・37により、笠木部材の被固定体(躯体21)に対する上下方向の位置決めをすることができる。また、係止部36・37が被固定体(躯体21)に乗り掛かることによって、笠木部材3を被固定体(躯体21)に対して載置した状態(仮置きした状態)とすることができ、作業者は笠木部材3から手を離すことができることとなって、施工性が良好なものとなる。
また、図2及び図3に示すごとく、前記笠木部材3は、
板状の天面部31と、笠木部材3の長手方向と直交する断面視において、天面部31の両端部において下方向に延設される垂壁部32・33と、を有し、
笠木部材3の長手方向と直交する断面視において、前記垂壁部32・33よりも天面部31の中央部に近い側に前記固定用脚部34・35が設けられることとし、
前記垂壁部32・33と、前記固定用脚部34・35の間には、外装材25・26が挿入され得る空間27・28が形成される、こととするものである。
この構成によれば、施工後においては、外装材25・26の上端部を天面部31によって覆い隠すことができるとともに、垂壁部32・33から流れ落ちる水を外装材25・26の外側に確実に案内させることが可能となる。
本発明は、戸建住宅、集合住宅、施設建物などに設けられるバルコニーなどについて、広く適用され得るものである。
1 バルコニー
2 パラペット
3 笠木部材
4 束部材
5 手摺部材
6 継目部
21 躯体
25 外装材
26 外装材
31 天面部
32 垂壁部
33 垂壁部
34 固定用脚部
35 固定用脚部
36 係止部
37 係止部
38 固定ネジ
39 固定ネジ
38a 固定孔
39a 固定孔

Claims (9)

  1. 笠木部材が固定される被固定体の少なくとも一つの側面に固定されるための少なくとも一つの固定用脚部を有し、
    前記固定用脚部には、
    前記固定用脚部を前記被固定体に止めつけるための固定用部材を挿通させるための貫通孔が横方向に設けられる、笠木部材。
  2. 前記横方向とは、前記笠木部材の長手方向と直交する断面視における笠木部材の中央部を内側とした場合に、
    内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とする、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の笠木部材。
  3. 前記固定用脚部の内側には、前記被固定体に対し上側から係止するための係止部が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の笠木部材。
  4. 前記笠木部材は、
    板状の天面部と、
    前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記天面部の両端部において下方向に延設される垂壁部と、を有し、
    前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記垂壁部よりも前記天面部の中央部に近い側に前記固定用脚部が設けられることとし、
    前記垂壁部と、前記固定用脚部の間には、外装材が挿入され得る空間が形成される、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の笠木部材。
  5. パラペットにおける笠木部材の施工方法であって、
    前記パラペットにおける前記笠木部材の被固定体を施工し、
    次に、前記笠木部材を前記被固定体に取り付け、
    次に、前記パラペットの外装材の施工を行う、
    パラペットにおける笠木部材の施工方法。
  6. 前記笠木部材は、
    前記被固定体の少なくとも一つの側面に固定されるための少なくとも一つの固定用脚部を有し、
    前記固定用脚部には、
    前記固定用脚部を前記被固定体に止めつけるための固定用部材を挿通させるための貫通孔が横方向に設けられるものであり、
    前記固定用部材は、前記貫通孔を介して前記被固定体に対し、横方向に止めつけられる、
    ことを特徴とする、請求項5に記載のパラペットにおける笠木部材の施工方法。
  7. 前記横方向とは、前記笠木部材の長手方向と直交する断面視における笠木部材の中央部を内側とした場合に、
    内側から外側へ向かって低くなる下り勾配を有する構成とする、
    ことを特徴とする、請求項6に記載のパラペットにおける笠木部材の施工方法。
  8. 前記固定用脚部の内側には、前記被固定体に対し上側から係止するための係止部が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項6又は請求項7に記載のパラペットにおける笠木部材の施工方法。
  9. 前記笠木部材は、
    板状の天面部と、
    前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記天面部の両端部において下方向に延設される垂壁部と、を有し、
    前記笠木部材の長手方向と直交する断面視において、前記垂壁部よりも前記天面部の中央部に近い側に前記固定用脚部が設けられることとし、
    前記垂壁部と、前記固定用脚部の間には、外装材が挿入され得る空間が形成される、
    ことを特徴とする、請求項5乃至請求項8のいずれか一項に記載のパラペットにおける笠木部材の施工方法。

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