JPH0514368U - 笠木などの取付け構造 - Google Patents

笠木などの取付け構造

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JPH0514368U
JPH0514368U JP7066991U JP7066991U JPH0514368U JP H0514368 U JPH0514368 U JP H0514368U JP 7066991 U JP7066991 U JP 7066991U JP 7066991 U JP7066991 U JP 7066991U JP H0514368 U JPH0514368 U JP H0514368U
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実 勝相田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 笠木の取り付けが容易且つ強固になり、ま
た、手摺などの笠木上部取付け部材を予め、笠木側に取
付け、その後に、上記笠木をバルコニ−などの周壁部に
取付ける構成にして、部品点数を減少し、作業を簡素化
すると共に、外見も優れた笠木などの取付け構造を提供
しようとするものである。 【構成】 開口部を下向きとした略コ形断面形状を有
し、対向内側壁面には係止段10a,10aが形成され、上
記係止段10a,10aの下面が建造物の壁面の上面に当接
係止された状態で、開口部が該建造物の壁面の上面外周
に嵌合されて取り付けられた笠木ブラケット10と、前記
笠木ブラケット10の上面に外挿される開口部を下向きと
した略コ形断面形状を有し、その両側片が前記笠木ブラ
ケット10の両側片の外側面に重合して、前記建造物の壁
面の上面に取り付けられた笠木部材9と、前記笠木ブラ
ケット10と笠木部材9との両側片の重合部に貫通して、
建造物の壁面に、前記笠木ブラケット10と笠木部材9と
を取り付ける取付部材8と、を具備したことを特徴とす
る笠木などの取付け構造にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として、バルコニ−などの周壁部の上面に取付けられる笠木など の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、笠木などの取付け構造は、壁部の上面にアンカーボルト等で笠木ブラ ケットを取り付け、この笠木ブラケットに笠木の上面板を構成する笠木部材を嵌 合して取り付けるようにしていた。また、一般に知られているバルコニ−などは 、周壁部を比較的低く構成し、建物開口部への採光、通風に配慮している。この ため、バルコニ−に出た人の安全を考えて、防水のため周壁部の上に被せた笠木 の上に、更に、手摺などの笠木上部取付け部材を装備している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の取付け構造では、笠木部材の取り付けが面倒 で不安定となりやすい。また、バルコニ−などの周壁部の上に笠木を被嵌した後 で、笠木上部取付け部材を構築するのでは、構築の際の取付けねじなどが外部に 露呈し、見栄えを損なうだけでなく、部品点数も増し、また、取付け作業も煩雑 になる。
【0004】
【考案の目的】
本考案は上記事情に基いてなされたもので、笠木の取り付けが容易且つ強固に なり、また、手摺などの笠木上部取付け部材を予め、笠木側に取付け、その後に 、上記笠木をバルコニ−などの周壁部に取付ける構成にして、部品点数を減少し 、作業を簡素化すると共に、外見も優れた笠木などの取付け構造を提供しようと するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 このため、本考案では、図示の実施例にも明らかにしているように、開口部を 下向きとした略コ形断面形状を有し、対向内側壁面には係止段(10a,10a )が形成され、上記係止段(10a,10a)の下面が建造物の壁面の上面に当 接係止された状態で、開口部が該建造物の壁面の上面外周に嵌合されて取り付け られた笠木ブラケット(10)と、 前記笠木ブラケット(10)の上面に外挿される開口部を下向きとした略コ形 断面形状を有し、その両側片が前記笠木ブラケット(10)の両側片の外側面に 重合して、前記建造物の壁面の上面に取り付けられた笠木部材(9)と、 前記笠木ブラケット(10)と笠木部材(9)との両側片の重合部に貫通して、 建造物の壁面に、前記笠木ブラケット(10)と笠木部材(9)とを取り付ける 取付部材(8)と、 を具備したことを特徴とする笠木などの取付け構造にある。 また、 前記笠木ブラケット(10)の上辺に、その上面に重合する笠木部材( 9)の上辺を間にして、手摺用支柱などの笠木上部取付け部材を取付手段(13 )により取り付ける。
【0006】
【作用】
上記の構成によれば、笠木ブラケット(10)と笠木部材(9)との両側片の 重合部に貫通する取付部材(8)により、建造物の壁面に、笠木ブラケット(1 0)と笠木部材(9)とを取り付ける様にしたので、笠木の上面板を構成する笠 木部材(9)が直接建造物の壁面に固定され、その取り付けが強固となる。 また、笠木ブラケット(10)の上面に笠木部材(9)を重合させ、この重合 面上に、手摺用支柱などの笠木上部取付け部材を取付手段(13)により取り付 け、しかる後に、これを建造物の壁面に外嵌させて、取付部材(8)により貫通 固定させる事により、、笠木に対する上記笠木上部取付け部材の取付けのための ねじ取付手段(13)などが、外部に露呈されることなく、見栄えのする取付け ができ、しかも、部品点数を減らし、取付け作業も簡素化できる。
【0007】
【実施例】 以下、本考案の笠木などの取付け構造を、図示のバルコニ−の施工の実施例に 基いて具体的に説明する。図において、符号1A、1B、1Cおよび1Dは、C チャンネル断面の軽量形鋼を素材とした骨組み部材である。上記骨組み部材1A は上記骨組みユニットの側面縦枠部を構成し、上記骨組み部材1Bは上記骨組み ユニットの上場の枠部を構成し、上記骨組み部材1Cは同じく下場の枠部を構成 し、更に、上記骨組み部材1Dは中間の縦桟部を構成する。なお、要すれば、上 記骨組みユニットの内側に筋交い1Eを備えてもよい。このような長方形の骨組 みユニットの幾つかを組合わせて、一つのバルコニ−の骨組みAを構成するので ある。この、骨組みAは、ボルト・ナット等の取り付け手段によって、建て物躯 体に対して取付けられる(図示せず)。
【0008】 このようにして構成された骨組みAに対しては、次に、下場見切り部材Bが取り 付けられる。この実施例では、図3に詳細に示すように、上記下場見切り部材B は、断面凸形をなすアルミ製の水切り部材2で構成されていて、上部の突条部2 Aと下部両側の水切り縁部2Bが一体に形成されている。しかして、この突条部 2Aを、骨組みAの下側の骨組み部材1C内に挿入し、ボルト・ナットの結合手 段3で連結することにより、骨組みAに組み付けられる。
【0009】 このようにして、下場見切り部材Bを取付けた骨組みAには、次に、上記下場 見切り部材Bの水切り縁部2Bに載せるようにして、上記骨組みAの内外周壁部 に合板などの下地パネルCをねじ固定具4で取付ける(図1および図3参照)。 その後、上記骨組みAの正面部の内側下部および建て物躯体の正面下部(開口部 下場)にそれぞれ、先付け根太掛け部材5を取付け、その間に根太6を架設して 、これに簀の子7を載せ、バルコニ−の床部Dを構成する。
【0010】 また、上記骨組みAの上縁には、上記下地パネルCを覆うようにして、笠木E が、ねじなどの取付部材8で取り付けられる(図1および図3参照)。この実施 例では、上記笠木Eは、その笠木の上面板を構成する笠木部材9の内側に、上記 骨組みAの上縁に載せられる複数の笠木ブラケット10を備えている。 笠木ブラケット10は、開口部を下向きとした略コ形断面形状を有する短い部 材であり、対向内側壁面には突出片よりなる係止段10a,10aが形成され、 上記係止段10a,10aの下面が建造物の壁面の上面に当接係止された状態で 、開口部が該建造物の壁面の上面外周に嵌合されて取り付けられている。また笠 木ブラケット10の、対向外側壁面には突出片よりなる結合段10b,10bが 形成されている。 笠木部材9は、笠木ブラケット10の上面に外挿される開口部を下向きとした 略コ形断面形状を有し、その両側片9bは、笠木ブラケット10の両側片10c よりも外方に突出され、その先端が内方に切曲されて上記笠木ブラケット10の 結合段10bの下面に重合し、結合片9aとなっている。また、笠木部材9の下 部の両側片9bは、笠木ブラケット10の下部の両側片10cの外側面に重合し ている。上記結合段10bと結合片9aとは、ねじ結合具14で結合され、上記 笠木ブラケット10と笠木部材9との両側片10c,9bの重合部は、ねじ取付 部材8が、建造物の壁面の骨組み部材1Bに貫通する事により取り付けられてい る。また、上記笠木部材9の上に支柱部材11を介して手摺り部材12を装備し ている。特に、上記支柱部材11は、笠木ブラケット10側からのねじ取付手段 13で、上記笠木部材9を間にして、連結されている。
【0011】 上記の構成による取り付け手順は、まず、笠木ブラケット10の上面に笠木部 材9を重合させてねじ結合具14により結合させ、この重合面上に、手摺用支柱 などの笠木上部取付け部材を取付手段13により取り付け、しかる後に、これを 建造物の壁面に外嵌させて、取付部材8により取り付ける。
【0012】 そして、最後に、上記下地パネルCの表面に仕上げ壁面Fを設けるのである。 なお、仕上げ壁面を、コンクリ−ト、漆喰などの材料で構成する場合には、通常 のように、下地パネルCの表面にラスを張設して、コンクリ−ト、漆喰などの保 持を確実にするとよい。
【0013】 このような施工手順でバルコニ−を構成した場合、上記笠木Eは、バルコニ− の周壁部に取付けられる前に、予め、手摺などの笠木上部取付け部材を笠木ブラ ケットに固定する時、同時に笠木部材9と笠木ブラケットの連結を行なうことが でき、部品点数を節減できる。また、取付手段13の働きで、予め、笠木Eに笠 木上部取付け部材を装着するために、ねじ頭などが外部に露出せず、出来上がり の見栄えをよくできる。 上記本考案の笠木などの取付け構造は、ビルの屋上の周壁部の笠木取付け構造 の他各種壁部の笠木取付け構造として利用出来るものである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述したように、バルコニ−などの周壁部上縁を覆うように取 付ける笠木などの取付け構造において、笠木ブラケット(10)と笠木部材(9 )との両側片の重合部に貫通する取付部材(8)により、建造物の壁面に、笠木 ブラケット(10)と笠木部材(9)とを取り付ける様にしたので、笠木の上面 板を構成する笠木部材(9)が直接建造物の壁面に固定され、その取り付けが強 固となる効果がある。 また、笠木ブラケット(10)の上面に笠木部材(9)を重合させ、この重合 面上に、手摺用支柱などの笠木上部取付け部材を取付手段(13)により取り付 け、しかる後に、これを建造物の壁面に外嵌させて、取付部材(8)により貫通 固定させる事により、、笠木に対する上記笠木上部取付け部材の取付けのための ねじ取付手段(13)などが、外部に露呈されることなく、見栄えのする取付け ができ、しかも、部品点数を減らし、取付け作業も簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の笠木などの取付け構造を適用したバル
コニ−を示す施工途中の概略構成図である。
【図2】同じく、仕上げ壁面の施工の概略構成図であ
る。
【図3】本考案の要部を示す縦断側面図である。
【図4】本考案の要部を示す拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
A 骨組み B 下場見切り部材 C 下地パネル D 床部 E 笠木 F 仕上げ壁面 1A、1B、1C、1D 骨組み部材 2 水切り部材 2A 突条部 2B 水切り縁部 3 結合手段 4 固定具 5 先付け根太掛け部材 6 根太 7 簀の子 8 取付部材 9 笠木部材 10 笠木ブラケット 11 支柱 12 手摺り部材 13 取付手段、 14 結合具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を下向きとした略コ形断面形状を
    有し、対向内側壁面には係止段(10a,10a)が形
    成され、上記係止段(10a,10a)の下面が建造物
    の壁面の上面に当接係止された状態で、開口部が該建造
    物の壁面の上面外周に嵌合されて取り付けられた笠木ブ
    ラケット(10)と、 前記笠木ブラケット(10)の上面に外挿される開口部
    を下向きとした略コ形断面形状を有し、その両側片が前
    記笠木ブラケット(10)の両側片の外側面に重合し
    て、前記建造物の壁面の上面に取り付けられた笠木部材
    (9)と、 前記笠木ブラケット(10)と笠木部材(9)との両側
    片の重合部に貫通して、 建造物の壁面に、前記笠木ブラケット(10)と笠木部
    材(9)とを取り付ける取付部材(8)と、 を具備したことを特徴とする笠木などの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記笠木ブラケット(10)の上辺に、
    その上面に重合する笠木部材(9)の上辺を間にして、
    手摺用支柱などの笠木上部取付け部材を取付手段(1
    3)により取り付けたことを特徴とする笠木などの取付
    け構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113326A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Try Engineering Co Ltd 笠木
JP4723662B2 (ja) * 2009-06-29 2011-07-13 成幸 五十嵐 ベランダにおける転落防止および飛降防止手摺り用笠木装置
JP2012149423A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Lixil Corp 笠木部材、及び、パラペットにおける笠木部材の施工方法
JP2013087597A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Asahi Kasei Homes Co 外壁支持構造

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