JP3284566B2 - バルコニーとその組立施工法 - Google Patents

バルコニーとその組立施工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレハブ方式で、建て
物躯体に対して装着するバルコニーとその組立施工法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に知られているプレハブ方式のバル
コニ−は、建て物躯体の所定個所に先付け金具を取付
け、これに寸法合せをするようにして、現場で骨組みを
構成し、これに外壁仕上げをし、その時、現場で下場見
切りを形造り、また、その後、アルミ材よりなる笠木な
どのプレハブ部材の取付けを行なって、全体が構成され
ている。このような施工法では、外壁仕上げの具合で、
笠木などの寸法や、納まりに影響が出るので、外壁の仕
上り状態によって、現場実測を行ない、笠木などの部材
の手配を行なう必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな中途半端なプレハブ化では、バルコニ−の施工効率
が悪く、施工時間の短縮、現場の可動人員の削減が十分
に行なえない。また、現場施工の部分が多いため、安定
した品質の確保が難しく、営業面でも甚だ不利となる。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、現場施工に際して、バルコニ−の骨組みも、所定寸
法、形状の骨組み部材のユニットを使用して組み立てる
ことで、これに組み合わされるプレハブ部材も、予め用
意したもので組立、完成できるようにし、施工効率の良
く、かつ、完成品の品質が安定したバルコニーとその施
工法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
図示の実施例にも明らかにしているように、バルコニー
周壁部を構成する骨組み(A)を、所要寸法、形状の骨
組み部材(1A、1B、1C、1D)の骨組みユニット
(A1 、A2 、A3 )で構成し、上記骨組み(A)を構
成する骨組みユニット(A2 、A3 )の下部に下場見切
り部材(B)上部の突条部(4A)を挿入して取付け、
上記骨組みユニット(A2 、A3 )の下部の前後に突出
する下場見切り部材(B)の裾部(4B、4B)に載せ
るようにして内外(前後)の下地パネル(D)を上記骨
組み(A)の内外周壁部に取付け、上記下地パネル
(D)を覆うようにして笠木(F)を上記骨組み(A)
上縁に取付けるようにしている。
【0006】
【作用】従って、骨組み(A)が構成される段階で、既
に、これに組み付けられるプレハブ部材の寸法、形状が
定まっており、全ての部材を、最初から用意しておい
て、現場施工できるから、施工時間の短縮が図れ、ま
た、作業人員の削減が図れる。また、現場合せが殆どな
く、十分なプレハブ化が実現できるので、品質が安定
し、営業上も有利となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を、図示の実施例に基いて具体
的に説明する。図において、符号A1 、A2 、A3 は、
Cチャンネル断面の軽量形鋼を素材とした骨組み部材1
A、1B、1Cおよび1Dよりなる骨組みユニットであ
る(図7参照)。上記骨組み部材1Aは上記各骨組みユ
ニットの側面縦枠部を構成し、上記骨組み部材1Bは上
記各骨組みユニットの上場の枠部を構成し、上記骨組み
部材1Cは同じく下場の枠部を構成し、更に、上記骨組
み部材1Dは中間の縦桟部を構成する。なお、要すれ
ば、上記骨組みユニットの内側に筋交い1Eを備えても
よい。このような長方形の骨組みユニットA1 、A2 、
A3 を、例えば、図5に示すように、上下二段に組合わ
せて、また、図6に示すように、互いに直交して組合わ
せて、ボルト・ナットの結合手段2を用いて一つのバル
コニ−の骨組みAを構成するのである。なお、図中、符
号3は組合わせのための補助ブラケット部材である。ま
た、特に、この実施例では、骨組みユニットA1 の側面
縦枠部は、骨組みユニットA2 に共用されるコ−ナ−ポ
スト(支柱)を兼ねるように、下方に長く突出してい
る。
【0008】このようにな構成の骨組みA(図1参照)
は、建て物躯体Cに取り付けられると共に、下記下場見
切り部材B、下地パネルD、笠木F等が取付けられ、表
面に仕上げ壁面Gが形成されて、バルコニ−が完成する
が、その組み立て手順を下記に説明する。まず、両側部
の骨組みユニットA3、A3 を、ボルト・ナットの結合
手段6によって、建て物躯体Cに対して取付ける(図6
参照)。次に、正面下部の骨組みユニットA2を上記両
側部の骨組みユニットA3、A3 間に取り付け、さらに
正面上部の骨組みユニットA1を両側部の骨組みユニッ
トA3、A3 及び正面下部の骨組みユニットA2に取り
付ける。この両側部の骨組みユニットA3、A3 及び正
面下部の骨組みユニットA2に下場見切り部材Bを取り
付ける。この実施例では、上記下場見切り部材Bは、ア
ルミ製の引き抜き部材よりなる型材4で断面凸形に構成
されていて、そこに形成された上部の突条部4Aを、上
下に組み付けられた骨組みユニットA1 、A2 の内、下
側の骨組みユニットA2 の骨組み部材1C内に挿入し
(図5参照)、また、各骨組みユニットA3 の下側の骨
組み部材1C内に挿入し、下部両側又は前後に突出する
裾部4B,4Bを骨組み部材1Cの両側又は前後に突出
させるようにして、別のボルト・ナットの結合手段5で
連結することにより、骨組みAに組み付けられる。
【0009】このようにして、下場見切り部材Bを取付
けた骨組みAには、この実施例では、次に、上記下場見
切り部材Bを構成する型材4の裾部4B,4Bに載せる
ようにして、上記骨組みAの内外周壁部に合板などの下
地パネルDをねじ結合具7で取付ける(図2参照)。そ
の後、上記骨組みAの正面部の内側下部および建て物躯
体Cの正面下部(開口部下場)にそれぞれ、先付け根太
掛け部材8を取付け、その間に根太9を架設して、これ
に簀の子10を載せ、バルコニ−の床部Eを構成する。
【0010】また、上記骨組みAの上縁には、上記下地
パネルDを覆うようにして、笠木Fが、ねじ結合具11
で取付けられる(図3参照)。この実施例では、上記笠
木Fは、その笠木部材12の内側に、上記骨組みAの上
縁に載せられる笠木ブラケット13を備えており、ま
た、上記笠木部材12の上に支柱部材14を介して手摺
り部材15を装備している。
【0011】そして、最後に、上記下地パネルDの表面
に仕上げ壁面Gを設けるのである。なお、仕上げ壁面
を、コンクリ−ト、漆喰などの材料で構成する場合に
は、通常のように、下地パネルDの表面にラスを張設し
て、コンクリ−ト、漆喰などの保持を確実にするとよ
い。
【0012】このような施工法でバルコニ−を構成にす
ることで、完全なプレハブ化が実現でき、現場での寸法
取り、加工が著しく少なくなり、施工時間を短縮でき、
作業人員も大幅に削減できる。特に、バルコニ−の骨組
みAが、幾つかの骨組みユニットA1 、A2 、A3 、・
・・の組合わせで構成できるために、今までの施工法で
は、現場で、鋼材の寸法取り、切断加工などを行なって
いたが、これを省略できるメリットが非常に大きい。こ
のため、熟練工を現場に配置しなくても、常に、一定の
品質を確保でき、高品質を販売メリットにあげることが
できる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、バルコ
ニー周壁部を構成する骨組みを、所要寸法、形状の骨組
み部材の骨組みユニットで構成し、上記骨組みを構成す
る骨組みユニットの下部に下場見切り部材上部の突条部
を挿入して取付け、上記骨組みユニットの前後(内外)
に突出する下場見切り部材の裾部に載せるようにして前
後(内外)の下地パネルを上記骨組みの内外周壁部に取
付け、上記下地パネルを覆うようにして笠木を上記骨組
み上縁に取付け、上記下地パネルに仕上げ壁面を構成す
るようにしているので、バルコニ−の骨組みが構成され
る段階で、既に、これに組み付けられるプレハブ部材の
寸法、形状が定まっており、全ての部材を、最初から用
意しておいて、現場施工できるから、施工時間の短縮が
図れ、また、作業人員の削減が図れる。また、現場合せ
が殆どなく、十分なプレハブ化が実現できるので、品質
が安定し、営業上も有利となる。さらに、内外の下地パ
ネルを下場見切り部材の内外裾部に載せるようにして組
み付け固定しているので、その取付構造が安定し、取付
作業も安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための骨組みの概略構成図で
ある。
【図2】本発明を説明するための下地パネル取付けの概
略構成図である。
【図3】本発明を説明するための笠木取付けの概略構成
図である。
【図4】本発明を説明するための仕上げ壁面の施工の概
略構成図である。
【図5】本発明のバルコニーの縦断側面図である。
【図6】本発明のバルコニーの横断平面図である。
【図7】本発明のバルコニーの骨組みの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 骨組み A1 、A2 、A3 、 骨組みユニット B 下場見切り部材 C 建て物躯体 D 下地パネル E 床部 F 笠木 G 仕上げ壁面 1A、1B、1C、1D 骨組み部材 2 結合手段 3 補助ブラケット 4 型材 4A 突条部 5、6 結合手段 7 結合具 8 先付け根太掛け部材 9 根太 10 簀の子 11 結合具 12 笠木部材 13 笠木ブラケット 14 支柱 15 手摺り部材
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−107034(JP,U) 実開 昭57−32402(JP,U) 実開 平2−34604(JP,U) 実開 平3−54501(JP,U) 実開 昭61−184002(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/00 501 E04F 11/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要寸法、形状の骨組み部材の骨組みユ
    ニットからなり、バルコニー周壁部を構成する骨組み
    と、この骨組みを構成する骨組みユニットの下部に上部
    の突条部を挿入して取付けられた下場見切り部材であっ
    て、骨組みユニットの下部の前後に突出する裾部を有す
    る下場見切り部材と、この下場見切り部材部の上記前後
    の裾部に載せるようにして上記骨組みの内外周壁部に取
    付けられた内外の下地パネルと、上記下地パネルを覆う
    ようにして上記骨組み上縁に取付けられた笠木と、を具
    備することを特徴とするバルコニー。
  2. 【請求項2】 上記下場見切り部材は、凸形に構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のバルコニー。
  3. 【請求項3】 バルコニー周壁部を構成する骨組みを、
    所要寸法、形状の骨組み部材の骨組みユニットで構成す
    る工程と、両側部の骨組みユニットを建物躯体に対して
    取付ける工程と、正面の骨組みユニットを上記両側部の
    骨組みユニットに取付ける工程と、上記両側部の骨組み
    ユニット及び正面の骨組みユニットの下部に下場見切り
    部材の上部に形成された突条部を挿入して取付ける工程
    と、上記骨組みユニットの下部前後に突出する下場見切
    り部材の裾部に載せるようにして内外の下地パネルを上
    記骨組みの周壁部の内外に取付ける工程と、上記下地パ
    ネルを覆うようにして笠木を上記骨組み上縁に取付ける
    工程と、上記下地パネルに仕上げ壁面を構成する工程
    と、を具備することを特徴とするバルコニーの組立施工
    法。
  4. 【請求項4】 上記下場見切り部材は、凸形に構成され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のバルコニーの
    組立施工法。
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