JP2578379Y2 - インナーバルコニー取付構造 - Google Patents

インナーバルコニー取付構造

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JP2578379Y2
JP2578379Y2 JP1992051422U JP5142292U JP2578379Y2 JP 2578379 Y2 JP2578379 Y2 JP 2578379Y2 JP 1992051422 U JP1992051422 U JP 1992051422U JP 5142292 U JP5142292 U JP 5142292U JP 2578379 Y2 JP2578379 Y2 JP 2578379Y2
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信夫 根塚
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インナーバルコニー
付構造に関し、特にユニット工法又はパネル工法による
住宅の外壁に凹設するインナーバルコニー取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のインナーバルコニーの組み
立てを示す図である。
【0003】図4において、符号100は、正面パネル
110、床パネル120、手摺125、側面パネル13
0及び131の各部品に分解されたインナーバルコニー
である。
【0004】このインナーバルコニー100は、工場で
各部品単位で作られ、施工現場まで運ばれる。
【0005】そして、例えば二階の場合には、現場にお
いて、一階の外壁パネル220上に一般の二階床パネル
(図示せず)および胴差し210を取付け、二階の外壁
パネル200が組み立てられた後、又は外壁パネル20
0の組み立て作業と並行して、インナーバルコニー10
0が二点鎖線で示す二階部位Aに組み立てられる。
【0006】具体的には、正面パネル110、床パネル
120、手摺125、側面パネル130及び131がク
レーンで順次二階部位Aまで持ち上げられる。
【0007】そして、二階部位Aにおいて、外壁パネル
200よりも室内側にずらした状態で正面パネル110
が立てられ、この正面パネル110の下端から外壁パネ
ル200面位置まで延出するように床パネル120が配
されて、この床パネル120の両側を囲むように両側面
パネル130、131が配され、手摺125が床パネル
120の先端縁に取り付けられる。
【0008】これにより、インナーバルコニー100が
外壁パネル200、200間の二階部位Aに凹設され
る。
【0009】なお、図示しないが、インナーバルコニー
100は、一階部分においても同様に一階の外壁パネル
220、220間に凹設される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
のインナーバルコニーでは、施工現場で単品の正面パネ
ル110、床パネル120、手摺125、側面パネル1
30及び131を一々二階部位Aまで持ち上げて、組み
立てるという作業をしなければならないので、現場にお
ける組み立て作業が煩雑であり、また、インナーバルコ
ニー100の組み立て精度が悪くなるおそれがある。
【0011】さらに、部品を一々クレーンで持ち上げた
後、二階部位A内で部品の組み立てを行うので、手間が
かり、工期が長くなると共に、この組み立て作業の間は
クレーンを無駄に遊ばせておくこととなり、建築費用の
浪費につながるという問題があった。
【0012】本考案は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、インナーバルコニーの構造に予
め組み立てられ、現場作業の省力化と作業費用のコスト
ダウンを図ることができるインナーバルコニー取付構造
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案のインナーバルコニー取付構造は、住宅の外
壁に凹設されるインナーバルコニー取付構造において、
前記外壁の設定位置よりも室内側に立設される正面パネ
ルと、前記正面パネルの下端から前記外壁の設定位置ま
で室外側に延出する床パネルと、前記正面パネルの両側
から前記外壁の設定位置まで室外側に延出して前記床パ
ネルの両側を囲む両側面パネルと、前記床パネルおよび
両側面パネルの外縁部に取付けられる手摺と、が予め一
体に組み立て形成され、上方が開放されたインナーバル
コニーユニットを含み、 前記インナーバルコニーユニッ
トは、前記外壁に設けられた開口部に嵌合して設置さ
れ、かつ、前記床パネル及び前記両側面パネルにおける
前記住宅の外方に面する端面が前記外壁の外表面とは面
一であることを特徴とする。
【0014】
【作用】前記構成の本考案においては、正面パネルと床
パネルと両側面パネルと手摺とが一体に組み立て形成さ
れたユニット構造になっているので、施工現場において
は、たった一回のクレーン持ち上げ作業でインナーバル
コニー形成部位まで持ち上げることができると共に、そ
の部位に固定すれば自動的にインナーバルコニー構造が
出来上がる。
【0015】したがって、正面パネル、床パネル、手
摺、両側面パネルを一々インナーバルコニー組み立て部
位まで持ち上げて、組み立てるという煩雑な作業を要し
ないので、現場作業の省力化が図られ、工期の短縮と建
築費用のコストダウンが図られる。
【0016】また、インナーバルコニーユニットは工場
で予め形成することができるので、インナーバルコニー
の組立精度が向上する。そして、インナーバルコニーユ
ニットの上方が開放されていることから、施工時にイン
ナーバルコニーユニット全体を見渡すことができる。こ
のため、施工現場における作業性がよい。 さらに、イン
ナーバルコニーユニットは、外壁の開口部に嵌合して設
置され、床パネル及び両側面パネルの外部側の端面が外
壁の外表面とは面一であることから、施工現場における
インナーバルコニーユニットの位置合わせが容易とな
る。 従って、インナーバルコニーの品質向上と併せて、
現場作業の簡略化・迅速化を図ることが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】図1は、本考案の一実施例に使用される
ンナーバルコニーユニットを示す図である。
【0019】図1において、符号1は住宅の外壁20
0、200間に凹設されるインナーバルコニーユニット
であり、工場において予め一体的に製造される。
【0020】インナーバルコニーユニット1において、
符号10は外壁200の面位置よりも室内300側に位
置される正面パネルであり、バルコニー側への出入り口
としての引き戸11が組み付けられている。
【0021】この正面パネル10の下端部12には、正
面パネル10と同幅でかつ奥行きが所定長に設定された
床パネル20が水平に釘打ち接着等にて固着されてい
る。
【0022】また、符号30、31は床パネル20の奥
行きと同幅でかつ正面パネル10と同高に設定された側
面パネルであり、これら側面パネル30、31は、室内
側の各端面が正面パネル10の両端部に接合されかつ各
内側下端部が床パネル20の両端面に接合された状態
で、床パネル20の両側を囲むように取り付けられてい
る。
【0023】符号25は手摺で、この手摺25は床パネ
ル20および両側面パネル30,31の外縁部にビス止
め等にて固着されるようになっている。なお、手摺笠木
26、手摺桟27を備えるものとなっている。このよう
に手摺25を体化することで、インナーバルコニーユニ
ット1は全体としてボックス状に形成される。
【0024】このようなインナーバルコニーユニット1
の上面には、クレーン用の吊り金具40が4本取り付け
られている。具体的には、4本の吊り金具40は各々、
正面パネル10の上面両端と両側面パネル30、3lの
上面先端に着脱自在に取り付けられている。
【0025】このように構成されるインナーバルコニー
ユニット1は前述のごとく工場で組み立てられるので、
組み立て時における寸法誤差が少ない。したがって、イ
ンナーバルコニーユニット1は組み立て精度が良く、高
品質のものになっている。
【0026】工場で組み立てられたインナーバルコニー
ユニット1はトラック等によって施工現場まで運搬され
るが、インナーバルコニーユニット1全体がボックス状
になっているので、その強度は大きく、運搬時の衝撃に
も充分耐えることができ、歪みも生じ難いものである。
【0027】図2は、施工現場においてインナーバルコ
ニーユニット1をクレーンで吊り上げた状態を示す図で
ある。
【0028】図2に示すように、現場でインナーバルコ
ニーユニット1を二階のバルコニー組み立て部位Aに取
り付ける際には、吊り金具40にロープ55を玉掛け
し、ロープ55を介してクレーン50により二階部位A
まで吊り上げる。
【0029】このとき、ロープ55が4本の吊り金具4
0に玉掛けされ、インナーバルコニーユニット1が4点
支持状態で吊り上げられるので、インナーバルコニーユ
ニット1は、傾くことなく、安定した姿勢で二階部位A
まで吊り上げられる。
【0030】したがって、作業者はインナーバルコニー
ユニット1の姿勢を矯正することなく、容易に二階部位
Aに配置することができる。
【0031】このように、クレーン50を一回使用する
だけでインナーバルコニーユニット1全体を二階部位A
に持ち上げることができるので、従来のように部品毎一
々クレーン50で持ち上げる必要がなく、運搬作業の省
力化を図ることができる。
【0032】部位Aに配置されたインナーバルコニーユ
ニット1は、図3に示すように、接合金具等(図示省
略)によって外壁パネル200や同差し210に固定す
れば、容易かつ迅速に二階部位Aに取り付けることがで
きる。
【0033】したがって、インナーバルコニーユニット
1の二階部位Aへの取り付け作業が短時間で済むので、
クレーン50を長時間遊ばせることなく直ちに他の作業
に用いることができ、クレーン50を有効に利用するこ
とができる。
【0034】このように、本実施例のインナーバルコニ
取付構造によれば、インナーバルコニーの組み立て作
業を容易かつ迅速に行うことができるので、工期の短
縮、現場作業の省力化、建築費用のコストダウンが図ら
れる。特に、インナーハルコニーユニットの上方が開放
されていることから、施工時にユニット全体を見渡せる
ため、作業性がよい。さらに、インナーバルコニーユニ
ットが、図1及び図3に示すように、外壁の開口部に嵌
合して設置され、床パネル等の外部に面する端面が外壁
の外表面とは面一であることから、現場における位置合
わせが容易となる。
【0035】また、二階部位Aにインナーバルコニーユ
ニット1が取り付けられた後には、インナーバルコニー
ユニット1の近傍については、床パネル20を足場とし
て利用することで作業をすることができるので、バルコ
ニー部分については一般の足場60を組み付ける必要が
なくなり、この点からも建築費用のコストダウンを図る
ことができる。
【0036】なお、図示しないが、インナーバルコニー
ユニット1は、一階部分においても同様に一階の外壁パ
ネル220間に設けられたバルコニー形成間隙に取り付
けられる。
【0037】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のインナー
バルコニー取付構造においては、インナーバルコニーユ
ニットを用いることから、施工現場において、たった一
回のクレーン持ち上げ作業でインナーバルコニー形成部
位まで持ち上げることができると共に、その部位に固定
すれば自動的にインナーバルコニー構造ができあがるの
で、現場作業の省力化を図ることができ、工期の短縮と
建築費用のコストダウンを期待することができる。
に、インナーバルコニーユニットの上方が開放されてい
ることから、施工時にユニット全体を見渡せるため、作
業性がよい。さらに、インナーバルコニーユニットが、
外壁の開口部に嵌合して設置され、床パネル等の外部に
面する端面が外壁の外表面とは面一であることから、現
場における位置合わせが容易となる。
【0038】さらに、インナーバルコニー構造を工場で
予め形成することができるので、組み立て精度が良くな
り、製品品質の向上を図ることができるという優れた効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に使用されるインナーバルコ
ニーユニットを示す斜視図である。
【図2】インナーバルコニーユニットをクレーンで吊り
上げた状態を示す斜視図である。
【図3】インナーバルコニーユニットの取り付け状態を
示す斜視図である。
【図4】従来のインナーバルコニーの組み立て状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】 1 インナーバルコニーユニット 10 正面パネル 12 下端部 20 床パネル 25 手摺 30、31 側面パネル 40 吊り金具 50 クレーン 60 足場 200、220 外壁パネル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の外壁に凹設されるインナーバルコ
    ニー取付構造において、 前記外壁の設定位置よりも室内側に立設される正面パネ
    ルと、 前記正面パネルの下端から前記外壁の設定位置まで室外
    側に延出する床パネルと、 前記正面パネルの両側から前記外壁の設定位置まで室外
    側に延出して前記床パネルの両側を囲む両側面パネル
    と、 前記床パネルおよび両側面パネルの外縁部に取付けられ
    る手摺と、 が予め一体に組み立て形成され、上方が開放されたイン
    ナーバルコニーユニットを含み、 前記インナーバルコニーユニットは、前記外壁に設けら
    れた開口部に嵌合して設置され、かつ、前記床パネル及
    び前記両側面パネルにおける前記住宅の外方に面する端
    面が前記外壁の外表面とは面一である ことを特徴とする
    インナーバルコニー取付構造
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