JP4399104B2 - 外壁の施工方法および位置出し治具 - Google Patents

外壁の施工方法および位置出し治具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の外壁の施工方法およびその施工方法に用いる位置出し治具に関する。
【0002】
【背景の技術】
近年、住宅の構築についてはその工業化が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル工法が一部に採用されている。
このようなパネル工法に用いられるパネルとして、例えば、図6に示すような壁パネルが知られている。
【0003】
図6に示す壁パネルAは、縦芯材1a,1aと横芯材1b,1bとが矩形状に組み立てられるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材2…が縦横に組まれて枠体3が形成され、さらに、この枠体3内にグラスウール等の断熱材(図示省略)が充填された状態で枠体3の表裏面に合板等の面材4,4が貼設されたものである。
そして、このような壁パネルの中には、該壁パネルを組み合わせて開口部を形成しているものや、さらに現場での施工を簡略化するため、前記面材4,4に胴縁を取り付け、その上に外装材を貼設する、いわゆる艤装を行っているものがある。また、艤装された壁パネルの中には、前記開口部に、窓サッシやドアサッシ等のサッシ枠が取り付けられているものもある。
【0004】
このような場合、従来では、例えば特開平10−245912号公報に開示された発明のように、開口部を有する壁パネルにおいては、工場内において、該開口部に設けられるサッシ枠とサイディングの間には、ケーシング(化粧材)が設けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のうような窓サッシが取り付けられてた艤装壁パネルが、例えば、建物の入隅の角部に設置されるような場合などのように施工条件が悪く、かつ、搬送途中や施工途中に壁パネル内に設けられたサッシ枠の微妙な位置ずれなどがあると、扉の開閉が困難になることがあった。しかしながら、このような建て付け誤差が生じた場合には、サッシ枠と外装材との間に、ケーシングが取り付けられており、サッシ枠を調整したり、取り外したりすることが困難なために、ケーシングを外してからサッシ枠の調整や取り外しを行う必要があり、非常に面倒な作業であった。
【0006】
本発明の課題は、予め、工場等の生産現場において、開口部に建具が取り付けられるとともに外装材が取り付けられた壁パネルを、建築現場に設置した後に、開口部の建具の取り外しが可能な外壁の施工方法及び該外壁の施工方法に用いられる位置出し治具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
例えば、図1および図2に示すように、
工場等の生産現場において、外壁となる壁パネル10の開口部に窓サッシ、ドアサッシ等の建具11を取り付けるとともに、前記壁パネル10の外面に外装材12を取り付け、
次いで、前記壁パネル10を建築現場に搬送するとともに、前記壁パネル10を建築現場の外壁を設けるべき部位に設置した後に、前記建具11の周縁部と外装材12との間に化粧部材13を配置することを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、壁パネル10の開口部に建具11および外装材12を取り付け、建築現場に搬送し、該壁パネル10が所定の位置に設置された後に、前記建具11の周縁部と外装材12との間に化粧部材13が配置されている。したがって、壁パネル10が住宅の入隅の角部等のように設置条件が悪く、建て付け誤差が生じやすい場所などに設置される場合に、建具の調整や、建具を一度取り外して再取り付けが必要となっても、化粧部材13を取り付ける前に作業を行なうことができるので、従来のように化粧部材を外す必要がなく、化粧部材を取り外す手間を省くことができる。また、この化粧部材13を取り付ける前には、建具11と外装材12との間には、化粧部材13用の間隔が空いているので、該外装材12を取り外さなくても、邪魔になることなく、建具11の調整を行うことができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の外壁の施工方法において、例えば、図2に示すように、
前記壁パネル10に外装材12を取り付ける前に、前記化粧部材13を取り付ける部位の少なくとも一部に、前記化粧部材13に代えて前記外装材12の前記化粧部材13側の側縁部の位置を決める位置出し治具15を取り付け、
前記壁パネル10の外面に外装材12を取り付けた後に前記位置出し治具15を取り外すことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、壁パネル10には、外装材12を取り付ける前に、化粧部材13を取り付ける部位の少なくとも一部に、該外装材12の側縁部の位置を決める位置出し治具15が取り付けられており、この位置出し治具15は前記外装材12を取り付けた後に取り外される。したがって、この位置出し治具15を用いることによって、外装材12の位置決めが容易かつ正確に行え、また、化粧部材13を後から取り付けるものとしても、位置出し治具15により、外装材12の位置合わせを正確にできる。したがって、防水の面や外観意匠上にも優れたものとなる。
【0011】
請求項3記載の発明は、例えば、図3および図4に示すように、請求項2記載の外壁の施工方法において、
前記建具11に前記化粧部材13に係合する係合部16を取り付けるとともに前記建具11を前記壁パネル10に取り付けた後に、前記建具11に取り付けられた前記係合部16に前記位置出し治具15を取り付け、
前記化粧部材13を壁パネル10に取り付ける際に、前記係合部16から前記位置出し治具15を取り外した状態で、前記係合部16に係合するように前記化粧部材13を取り付けることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、建具11には、化粧部材13に係合する係合部16が取り付けられ、かつ、該係合部16に位置出し治具15を取り付けることができるので、該係合部16により、位置出し治具15の取り付けおよび、位置出し治具15から化粧部材13への交換が容易にできる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の外壁の施工方法において、
位置出し治具15は、建築現場に搬送される前に、工場等の生産現場で取り外されることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、位置出し治具15が工場等の壁パネル10の生産現場で取り外されるので、建築現場で位置出し治具15が不要物として廃棄されるようなことがなく、工場等において使い回しすることができるので、コストの低減及び廃棄物の低減を図ることができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、例えば、図4に示すように、請求項2〜4のいずれか一つに記載の外壁の施工方法に用いられる位置出し治具であって、
前記建具11に設けられるとともに、前記化粧部材13に係合する係合部16に、着脱自在に係合する被係合部15aが設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、位置出し治具15には、建具11に設けられて化粧部材13に係合する係合部16に、着脱自在に係合する被係合部15aが設けられている。したがって、特に、位置出し治具15用の取り付け部材を用意しなくとも、位置出し治具を壁パネル10に対して容易に取り付けたり、取り外したりすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態の外壁の施工方法および位置出し治具を図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の外壁の施工方法に用いる壁パネルの構成を示す斜視図であり、外装材が取り付けられる前の状態を示すものとなっている。図2は図1の壁パネルに位置出し治具を用いて外装材を取り付けた状態を示す斜視図である。
【0018】
本実施の形態で用いられる壁パネル10は、背景の技術で述べたパネルと同様のパネルAを組み合わせることで作成される。このパネルAは、上述のように、断熱材の充填された枠体の表裏面に、面材が貼設されたものである。
【0019】
また、本実施の形態で用いられる壁パネル10には、図1および図2に示すように、前述のパネルAを連結することによって、開口部20が設けられている。ここで、これらのパネルAの連結は、接着剤を用いた接着により行われるか、その他、釘やビス等を用いたり、専用の接合部材を用いても良い。
【0020】
また、この開口部20は、該開口部20の幅方向を左右に3対2程度に分けるように縦に仕切られている。この右側の開口部22は、さらに、高さ方向の略中央を横に仕切るような仕切り部材22aが設けられており、曇りガラス等をはめ込んで明かり採り等に用いたりすることができる。
【0021】
また、左側の開口部21には、ドアサッシ(建具)11が取り付けられ、このドアサッシ11の内部には、ドア21aが設けられている。また、このドア21aの長さ方向の略中央の左端部には、ドアノブを取り付けるためのドアノブ取り付け部21bが設けられており、該ドア21aの幅方向の略中央、かつ、前記ドアノブ取付け部21bのやや下に位置する高さには、郵便受け21cが設けられている。また、前記ドア21aの幅方向の略中央には長さ方向に沿って、前記郵便受け21cを跨ぐように、2箇所の装飾模様21d,21dが設けられている。
【0022】
また、前述のように、前記壁パネル10を構成するパネルAには面材が貼設されているが、図3、図4及び図5に示すように、外側の面材には、透湿性防水シート(図示せず)が貼設されており、この透湿性防水シート上には胴縁23が取り付けられ、この胴縁23の上には、前記壁パネル10の全面を覆うようにサイディング(外装材)12が貼設されている。
また、図1に示すように、前記ドアサッシ11の上枠11aおよび左枠11bとサイディング12の間のケーシング(化粧部材)13の取り付け位置には、壁パネル10の外面に防水テープ13aが貼られている。
【0023】
次に、前述のような壁パネル10を用いた、外壁の施工方法およびその施工に用いる位置出し治具について説明するとともに、さらに詳細なケーシング13の取り付け構造を説明する。
まず、図1および図2に示すように、前述のようにして作成された壁パネル10の開口部20に、工場において、ドアサッシ11を取り付ける。このドアサッシ11の上枠11aは、図3および図4に示すように、該上枠11aの上部に設けられるパネルAの下面の厚さの略中央の位置まで延出している。
また、該上枠11aは、ドア21aを閉める際に、該ドア21aを押さえるために下方に延出している。さらに、この延出した部分のドア21a側には、該ドア21aが閉まる際の衝撃を吸収する緩衝部材11cが設けられている。
【0024】
また、前記上枠11aは、パネル10の外側に延出し、ドア21aの外側面と同一の位置まで延出している。また、外側から該上枠11aの上部に設けられるパネルAの下面が見えないように上方に延出している。
【0025】
さらに、この延出部分の上面に、化粧部材13及び位置出し治具15を係合するための係合部16を取り付ける。ここで、この係合部16は、図3および図4に示すように、ビス留め部16a、挟持部16bおよび延出部16cからなっており、該ビス留め部16aは、ビス17によりビス留めされることで前記係合部16を上枠11aと連結している。また、前記挟持部16bは、前記ビス留め部16aから、上枠11aの前面の少し後ろまで延出し、上枠11aの上面との間に空隙を設けており、さらに、該挟持部16bの前縁から上縁に向かって延出するように、延出部16cが設けられている。
【0026】
さらに、前記上枠11aには、該上枠11aと該上枠11aの上部に設けられるパネルAとを外側面から接合するための接合部11cおよび下面から接合するための接合部11dが設けられている。この接合部11c,11dを介して釘11bを打ち込むことで、前記上枠11aと該上枠11aの上部に設けられるパネルAを接合する。
また、この接合部11bおよび上枠11aの上部に設けられるパネルAの外側面に沿って防水テープ24を設ける。
【0027】
ここで、防水テープ24としては、市販のブチルテープ等が用いられる。
また、次に、前述のようにして設けられた係合部16に、図4に示すように、位置出し治具15を取り付ける。この位置出し治具15は、断面略コ字状で、略水平な上板15cと、該上板15cの前端部から下方に設けられる前板15bと、該前板15bから後ろに向かって延出される被挟持部15aとを有している。この被挟持部15aを、前述の係合部16の挟持部16bと上枠11aの上面の間に挟み込むことで、上枠11aに前記位置出し治具15を取り付ける。また、前記位置出し治具15の前面は上枠11aの前面と略同一の位置にあり、かつ、該位置出し治具15の前板15bの裏面に、前記延出部16cを当接させるように配置する。
【0028】
次に、前記壁パネル10の表面に胴縁23を取り付ける。
次に、図2および図4に示すように、壁パネル10の外側表面に取り付けられた胴縁23上に、該壁パネル10の全面を覆うように、サイディング12を取り付ける。この際、前述のように、前記上枠11aには位置出し治具15が設けられているが、該位置出し治具15の上板15cに当接するように、前記サイディング12を取り付ける。次いで、前記位置出し治具15を取り外す。取り外された位置出し治具は、次ぎの壁パネル10のサイディング12の取り付け時に再び利用される。
【0029】
前述のようにして、サイディング12が取り付けられた壁パネル10を、トラック等によって、搬送する。
次に、このようにして、建築現場まで搬送された壁パネル10は、クレーン等によって、外壁を構築すべき場所まで運ばれ、建て込まれる。
そして、ドアサッシ11の建て込みの際の誤差等を調節した後、図5に示すように、ドアサッシ11の周囲とサイディング12との間に、ケーシング13をはめ込む。ここで、ケーシング13の形状は、基本的に、位置出し治具15の上下幅を短くしたものとなっており、上下幅及び外観の色等を除けば、ケーシング13と位置出し治具15とは、ほぼ同じ形状である。そして、ケーシング13を係合部16に位置出し治具15と同様に取り付けた際には、ケーシング13の上下幅が短いことからケーシング13とサイディング12との間に、間隔があくことになるが、この間隔には、コーキング13bが充填されるようになっている。そして、前記開口部22に曇りガラスをはめ込む等の最終的な作業を経て、外壁が施工される。
【0030】
以上のように、本発明の実施の形態によれば、壁パネル10の開口部20にドアサッシ11を取り付け、このドアサッシ11の上枠11aに、ケーシング13の側縁部の位置を決める位置出し治具15を取り付けている。そして、次に、この位置出し治具15を用いて、サイディング12を取り付け、建築現場に搬送した後に、ケーシング13を配置している。したがって、壁パネル10内に設けられたドアサッシ11に建て付け誤差が生じた場合に、ケーシング13が無い状態で調整を行うことができる。また、このケーシング13を取り付ける前には、ドアサッシ11とサイディング12との間には、ケーシング13用の間隔が空いているので、該サイディング12を取り外さなくても、邪魔になることなく、ドアサッシ11の調整を行うことができる。
また、前記位置出し治具15を用いることによって、ケーシング13の位置決めが容易かつ正確に行え、また、ケーシング13を後から取り付けるものとしても、前記位置出し治具15により、サイディング12の位置合わせを正確にできるので、サイディング12と前記ケーシング13の間に空隙を生じるのを防止することができる。したがって、防水の面や外観意匠上にも優れたものとなる。
【0031】
さらに、ドアサッシ11の上枠11aには、ケーシング13に係合する係合部16が取り付けられており、かつ、該係合部16に位置出し治具15を取り付けることができるので、該係合部16により、位置出し治具15の取り付けおよび、位置出し治具15を取り外した後のケーシング13の取り付けが容易にできる。
【0032】
また、位置出し治具15は上枠11aに設けられ、ケーシング13に係合する係合部16には、着脱自在に係合する被係合部15aが設けられている。したがって、前記位置出し治具15を容易に取り付けたり、外したりすることができるため、ケーシング13を取り付ける際の作業効率を向上することができる。
【0033】
なお、以上の実施の形態においては、開口部22には曇りガラスがはめ込まれているとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、開口部を有さない構造であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、壁パネルの開口部に建具および外装材を取り付け、建築現場に搬送した後に、前記建具の周縁部と外装材との間に化粧部材を配置しているため、搬送途中や施工途中に前記建具が微妙に位置ずれし、扉の開閉が困難になった場合に、化粧部材を外さずに調整を行うことができる。また、この化粧部材を取り付ける前には、建具と外装材との間には、化粧部材用の間隔が空いているので、該外装材を取り外さなくても、邪魔になることなく、建具の調整を行うことができる。
【0035】
請求項2記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、壁パネルには、外装材を取り付ける前に、化粧部材の側縁部の位置を決める位置出し治具が取り付けられており、この位置出し治具は前記化粧部材を取り付ける前に取り外される。したがって、この位置出し治具を用いることによって、化粧部材の位置決めが容易かつ正確に行え、また、化粧部材を後から取り付けるものとしても、位置出し治具により、外装材の位置合わせを正確にできる。
【0036】
請求項3記載の発明によれば、請求項2と同様の効果が得られるのは勿論のこと、建具には、化粧部材に係合して、化粧部材の位置決めを行なう係合部が取り付けられ、かつ、該係合部に位置出し治具を取り付けることができるので、該係合部により、位置出し治具の取り付けが容易にできる。
【0037】
請求項4記載の発明によれば、位置出し治具が工場等の壁パネルの生産現場で取り外されるので、建築現場で位置出し治具が不要物として廃棄されるようなことがなく、工場等において使い回しすることができるので、コストの低減及び廃棄物の低減を図ることができる。
【0038】
請求項5記載の発明によれば、、位置出し治具には、建具に設けられて化粧部材に係合する係合部に、着脱自在に係合する被係合部が設けられている。したがって、特に、位置出し治具用の取り付け部材を用意しなくとも、位置出し治具を壁パネルに対して容易に取り付けたり、取り外したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の外壁の施工方法に用いる壁パネルの構成を示し、外装材が取り付けられる前の状態を示す斜視図である。
【図2】上記外壁の施工方法に用いる壁パネルの外装材が取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】上記外壁の施工方法に用いる壁パネルのドアサッシの上枠の上部に設けられるパネルに位置出し治具を取り付ける前の状態を示す断面図である。
【図4】上記外壁の施工方法に用いる壁パネルの位置出し治具が取り付けられた状態を示す断面図である。
【図5】上記外壁の施工方法に用いる壁パネルの位置出し治具に変えてケーシングを取り付けられた状態を示す断面図である。
【図6】従来のパネルの斜視図である。
【符号の説明】
10 壁パネル
11 建具
12 サイディング(外装材)
13 ケーシング(化粧部材)
15 位置出し治具
15a 被係合部
16 係合部

Claims (5)

  1. 工場等の生産現場において、外壁となる壁パネルの開口部に窓サッシ、ドアサッシ等の建具を取り付けるとともに、前記壁パネルの外面に外装材を取り付け、
    次いで、前記壁パネルを建築現場に搬送するとともに、前記壁パネルを建築現場の外壁を設けるべき部位に設置した後に、前記建具の周縁部と外装材との間に化粧部材を配置することを特徴とする外壁の施工方法。
  2. 請求項1記載の外壁の施工方法において、
    前記壁パネルに外装材を取り付ける前に、前記化粧部材を取り付ける部位の少なくとも一部に、前記化粧部材に代えて前記外装材の前記化粧部材側の側縁部の位置を決める位置出し治具を取り付け、
    前記壁パネルの外面に外装材を取り付けた後に前記位置出し治具を取り外すことを特徴とする外壁の施工方法。
  3. 請求項2記載の外壁の施工方法において、
    前記建具に前記化粧部材に係合する係合部を取り付けるとともに前記建具を前記壁パネルに取り付けた後に、前記建具に取り付けられた前記係合部に前記位置出し治具を取り付け、
    前記化粧部材を壁パネルに取り付ける際に、前記係合部から前記位置出し治具を取り外した状態で、前記係合部に係合するように前記化粧部材を取り付けることを特徴とする外壁の施工方法。
  4. 請求項2または3記載の外壁の施工方法において、
    位置出し治具は、建築現場に搬送される前に、工場等の生産現場で取り外されることを特徴とする外壁の施工方法。
  5. 請求項2〜4のいずれか一つに記載の外壁の施工方法に用いられる位置出し治具であって、
    前記建具に設けられるとともに、前記化粧部材に係合する係合部に、着脱自在に係合する被係合部が設けられていることを特徴とする位置出し治具。
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