JP4607388B2 - パネル接合構造及びパネル接合方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外装材が壁パネルに取り付けられてなる外装材付き壁パネルどうしを略直角に接合してなるパネル接合構造、及びこれら外装材付き壁パネルどうしを接合するパネル接合方法に関する。
【0002】
【背景の技術】
建物の外壁の角部を建造するために、壁パネルを略直角に接合する技術がある。例えば、特開2001−32407号公報には、図4に示すように、外壁材101A,101Bが壁パネル102A,102Bの表面に取り付けられてなる外装材付き壁パネル104A,104Bどうしが略直角に接合されてなるパネル接合構造について開示されている。
【0003】
外壁材付き壁パネル104A,104Bは、壁パネル102A,102Bに胴縁103A,103Bを介して壁パネル102A,102Bに取り付けられることで、予め工場にて製造される。胴縁103Aは、壁パネル102Aの側端面107Aに揃うようにして壁パネル102Aの表面に取り付けられている。一方、胴縁103Bは、壁パネル102Aの厚さのほぼ半分だけ壁パネル102Bの側端面107Bから延出するようにして壁パネル102Bの表面に取り付けられている。また、壁パネル102Bの側端面107Bには、耳部材105が接着剤及び止着材108によって取り付けられている。この耳部材105は、胴縁103Bにも接合されており、この耳部材105は胴縁103Bの延出した縁と揃うようにして、壁パネル102Bの側端面107Bから突出している。また、耳部材105は、壁パネル102Bの側端面107B全面に取り付けられているわけではなく、胴縁103B側の約半分の面のみに取り付けられている。
【0004】
このように耳部材105が取り付けられた外装材付き壁パネル104Bが、建物の建築現場にて、外装材付き壁パネル104Aに対して略直角に接合される。即ち、まず、建築現場において、壁パネル102Aの側端面107Aを耳部材105に接着するとともに、壁パネル102Aの裏面側端部を壁パネル102Bの側端面107Aの残り半分に接着する。次に、胴縁103Bの表面から耳部材105及び壁パネル102Aに向けて止着材109をねじ込む。次に、断面L字状のコーナ外装材106の一片部106aを胴縁103Aに接着して、他片部106bを胴縁103Bに接着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような技術では、壁パネル102Bの側端面107Bに耳部材105が取り付けられているため、耳部材105の分だけ材料費が無駄になるとともに、耳部材105を取り付ける作業が無駄になってしまう。
また、コーナ外装材106によって覆われた内部空間110が存するため、コーナ外装材106の一片部106b或いは他片部106bの長さを大きく設定する必要があり、コーナ外装材106が大きくなってしまう。コーナ外装材106が大きくなるにつれて、コーナ外装材106を取り付ける作業がより手間のかかってしまうことになる。
また、コーナ外装材106によって覆われた内部空間110が存するため、コーナ外装材106は外部からの衝撃等に対して強度的に弱くなる。
そこで、本発明の課題は、外装材付き壁パネルどうしが接合された接合構造において材料費の無駄を省くことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば図1〜図3等に示すように、壁パネル10Aの表面側に、該壁パネル10Aの横側縁よりも側方に延出する外装材50Aが予め取り付けられてなる一方の外装材付き壁パネル20Aと、壁パネル10Bの表面側に、該壁パネル10Bの横側縁よりも引き込んだ状態の外装材50Bが予め取り付けられてなる他方の外装材付き壁パネル20Bとを略直角に接合してなるパネル接合構造1であって、
一方の外装材付き壁パネル20Aの壁パネル10Aの表面には、延出部材(例えば、耳部材)70Aが該表面側縁より側方に、前記他方の外装材付き壁パネル20Bの壁パネル10Bの厚さと略同一の延出長さで延出するようにして取付けられており、
他方の外装材付き壁パネル20Bの壁パネル10Bの表面側端部には、前記他方の外装材付き壁パネル20Bの外装材50Bの側端部をその裏面側から支持する支持部材(例えば、縦胴縁)70Bが取り付けられており、
他方の外装材付き壁パネル20Bは、その裏面側端部を前記一方の外装材付き壁パネル20Aの壁パネル10Aの側端面15に接合するとともに、その側端面16を前記延出部材70Aに接合することによって、前記一方の外装材付き壁パネル20Aに接合されており、
外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部には、断面L字状をなすコーナ外装材2が、その一片部2aを前記延出部材70Aに、他片部2bを前記支持部材70Bに接合することによって、前記接合部を覆うようにして取付けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明では、壁パネル10Aの表面側端部から側方に延出した延出部材70Aに対して壁パネル10Bの側端面16が接合されているため、壁パネル10Aの表面が壁パネル10Bの側端面16に対して面一となる。従って、従来のように外装材付き壁パネル104A,104Bどうしの接合部における内部空間110と比較しても、本発明では同様の内部空間4(例えば、コーナ外装材2によって覆われている。)が小さくなる。そのため、本発明では、従来のコーナ外装材106と比較しても、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部に取り付けるコーナ外装材2の寸法を小さくすることが可能となる。コーナ外装材2の寸法が小さくなることで、コーナ外装材2の取付に係る作業の手間が軽減されるるとともに、小さくなった分だけコーナ外装材2が安価になる。
【0008】
また、内部空間4が従来と比較しても小さくなるため、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部とコーナ外装材2との接触面積が従来より大きくなる。従って、コーナ外装材2に対して衝撃等が与えられた場合でもコーナ外装材2は変形し難く、コーナ外装材2は壊れ難く、コーナ外装材2の強度も安定する。
【0009】
また、壁パネル10Bの側端面16が延出部材70Aに対して接合されているため、従来のように耳部材108を準備する必要がなくなる。従って、本発明に係るパネル接合構造は、従来に比較しても耳部材108の分だけ材料費が省かれる。そのため、安価なパネル接合構造が提供される。また、従来のように耳部材108を取り付ける必要がないため、耳部材108の取付に係る作業時間が省かれる。
【0010】
また、壁パネル10Bの側端面16が延出部材70Aに接合されている上、更に壁パネル10Bの裏面側端部が壁パネル10Aの側端面15に接合されているため、即ち壁パネル10Bが二面で接合されているため、本発明に係るパネル接合構造1の接合強度は高い。
また、延出部材70Aにおける延出した長さが壁パネル10Bの厚さと略同一である上、壁パネル10Bの裏面側端部が壁パネル10Aの側端面15に接合されているため、延出部材70Aの延出先端が壁パネル10Bの表面と面一となる。従って、従来のように外装材付き壁パネル104A,104Bどうしの接合部における内部空間110と比較しても、本発明では同様の内部空間4が小さくなる。
そのため、本発明では、従来のコーナ外装材106と比較しても、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部に取り付けるコーナ外装材2の寸法を小さくすることが可能となる。また、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部とコーナ外装材2との接触面積が従来より大きくなり、コーナ外装材2は変形し難く、コーナ外装材2は壊れ難い。
また、外装材50Bの裏面から支持する支持部材70Bにコーナ外装材2の他片部2bが接合されているため、他片部2bと外装材50Bが面一となる。一方、外装材50Aの裏面から支持する延出部材70Aにコーナ外装材2の一片部2aが接合されているため、一片部2aと外装材50Aが面一となる。従って、コーナ外装材2が、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部には綺麗に取り付けられることになる。
【0011】
請求項2記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、請求項1記載のパネル接合構造1において、
前記一方の外装材付き壁パネル20Aの外装材50Aは、前記一方の外装材付き壁パネル20Aの壁パネル10Aの表面に設けられた胴縁40Aに取付けられており、
前記延出部材70Aは、前記胴縁40Aと同厚であり、かつ、前記一方の外装材付き壁パネル20Aの外装材50Aの側端部をその裏面側から支持していることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明では、壁パネル10Aの表面に設けられた胴縁40Aに外装材50Aが取り付けられているため、外装材50Aと壁パネル10Aの表面との間に間隔がある。ここで、外装材50Aの側端部を胴縁40Aと同厚の延出部材70Aが支持している上、延出部材70Aが壁パネル10Aの表面側端部に取り付けられているため、外装材50Aの側端部は壁パネル10Aの表面に支持されていることになる。従って、外装材50Aと壁パネル10Aとの取付強度が向上する。また、例えば、外装材50A及び延出部材70Aが壁パネル10Aに取り付けられてなる第一外装材付き壁パネル20Aを工場にて製造して、この第一外装材付き壁パネル20Aを建築現場に輸送して第二外装材付き壁パネル20Bに接合する場合、外装材50Aが延出部材70Aによって壁パネル10Aに支持されているから輸送の際に外装材50Aの破損が防止される。即ち、もし壁パネル10Aの表面と外装材50Aの側端部との間に延出部材70Aが介在しないものとしたら、外装材50Aの側端部は自由端となり輸送の際に外装材50Aの側端部が揺れてしまい、外装材50Aの側端部が破損してしまうことがある。しかしながら、本発明では、延出部材70Aが壁パネル10Aの表面と外装材50Aとの間に延出部材70Aが介在しているため、そのような破損が防止される。
【0017】
請求項記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、請求項1または2に記載のパネル接合構造において、
前記一方の外装材付き壁パネル20Aの壁パネル10Aの表面には、第一防水透湿シート60Aが壁パネル10Aの側端部から延出するようにして取付けられており、
前記他方の外装材付き壁パネル20Bの壁パネル10Bの表面には、第二防水透湿シート60Bが取付けられており、
前記第一防水透湿シート60Aの延出した部分が、前記第二防水透湿シート60Bの端部と重なり合せられていることを特徴とする。
【0018】
請求項記載の発明では、第一防水透湿シート60Aの延出した部分が第二防水透湿シート60Bの端部と重なり合わせられているので、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部において第一防水透湿シート60Aと第二防水透湿シート60Bとの隙間がなくなる。従って、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部において、雨水等の透過が防止され、湿気が透過される。
【0019】
請求項記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、壁パネル10Aの表面側に、該壁パネル10Aの横側縁よりも側方に延出する外装材50Aが予め取り付けられてなる一方の外装材付き壁パネル20Aと、壁パネル10Bの表面側に、該壁パネル10Bの横側縁よりも引き込んだ状態の外装材50Bが予め取り付けられてなる他方の外装材付き壁パネル20Bとを略直角に接合するパネル接合方法であって、
一方の外装材付き壁パネル20Aの壁パネル10Aの表面側端部に、延出部材70Aを該表面側端部より側方に、前記他方の外装材付き壁パネル20Bの壁パネル10Bの厚さと略同一の延出長さで延出するようにして取付けておき、
他方の外装材付き壁パネル20Bの壁パネル10Bの表面側端部に、前記他方の外装材付き壁パネル20Bの外装材50Bの側端部をその裏面側から支持する支持部材(例えば、縦胴縁)70Bを取り付けておき、
他方の外装材付き壁パネル20Bの裏面側端部を前記一方の外装材付き壁パネル20Aの壁パネル10Aの側端面15に接合するとともに、前記他方の外装材付き壁パネル20Bの側端面16を前記延出部材70Aに接合することによって、前記一方の外装材付き壁パネル20Aと他方の外装材付き壁パネル20Bとを接合し、
その後、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部に、断面L字状をなすコーナ外装材2を、その一片部2aを前記延出部材70Aに、他片部2bを前記支持部材70Bに接合することによって、前記接合部を覆うようにして取付けることを特徴とする。
【0020】
請求項記載の発明では、延出部材70Aに壁パネル10Bの側端面15が接合されているため、壁パネル10Aの表面が壁パネル10Bの側端面16に対して面一となる。従って、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部にコーナ外装材2を取り付けた場合でも、内部空間4が従来と比較して小さくなる。従って、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部に取り付けるコーナ外装材2の寸法を小さくすることが可能となる。コーナ外装材2の寸法が小さくなることで、コーナ外装材2の取付に係る作業の手間が軽減される。
【0021】
また、壁パネル10Bの側端面16が延出部材70Aに対して接合されているため、従来のように耳部材108を準備する必要がなくなる。従って、従来に比較しても耳部材108の分だけ材料費が省かれる。また、従来のように耳部材108を取り付ける必要がないため、耳部材108の取付に係る作業時間が省かれる。
また、延出部材70Aにおける延出した長さが壁パネル10Bの厚さと略同一である上、壁パネル10Bの裏面側端部が壁パネル10Aの側端面15に接合されているため、延出部材70Aの延出先端が壁パネル10Bの表面と面一となる。従って、従来のように外装材付き壁パネル104A,104Bどうしの接合部における内部空間110と比較しても、本発明では同様の内部空間4が小さくなる。
そのため、本発明では、従来のコーナ外装材106と比較しても、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部に取り付けるコーナ外装材2の寸法を小さくすることが可能となる。また、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部とコーナ外装材2との接触面積が従来より大きくなり、コーナ外装材2は変形し難く、コーナ外装材2は壊れ難い。
また、外装材50Bの裏面から支持する支持部材70Bにコーナ外装材2の他片部2bが接合されているため、他片部2bと外装材50Bが面一となる。一方、外装材50Aの裏面から支持する延出部材70Aにコーナ外装材2の一片部2aが接合されているため、一片部2aと外装材50Aが面一となる。従って、コーナ外装材2が、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部には綺麗に取り付けられることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るパネル接合構造について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。図1には、本発明に係るパネル接合構造の平断面図が示されており、図2には、このパネル接合構造が分解されて示された分解斜視図が示されている。なお、便宜上、図2においては、防水透湿シート、内装材、コーナ外装材等の図示が省略されているとともに、壁パネル及び外装材の上方が破断して示されている。
【0023】
図1及び図2に示すように、パネル接合構造1は、建物(例えば、住宅)の外壁の角部(角部は出隅であっても良いし、入隅であっても良い。本実施の形態では、出隅の角部として説明する。)を構成するものである。パネル接合構造1は、予め工場にて製造された第一外装材付き壁パネル20A及び第二外装材付き壁パネル20Bと、コーナ外装材2とを備えている。そして、建物の建築現場にて、第一外装材付き壁パネル20Aが第二外装材付き壁パネル20Bに対して略直角に接合されることで、パネル接合構造1が構成される。
【0024】
まず、外装材付き壁パネル20A,20Bについて説明する。第一外装材付き壁パネル20Aは、壁パネル10Aと、複数の胴縁40Aと、外装材50Aと、防水透湿シート60Aと、耳部材70Aとを備えている。一方、第二外装材付き壁パネル20Bは、壁パネル10Bと、複数の横胴縁40Bと、外装材50Bと、防水透湿シート60Bと、縦胴縁70Bとを備えている。なお、耳部材70A、横胴縁40A、横胴縁40B及び縦胴縁70Bは、例えば長尺な角材である。
【0025】
壁パネル10A,10Bは、縦に延在するの二つの縦框材及び横に延在する二つの横框材が矩形枠状に組み立てられてなる枠体11と、枠体11の内部に組み付けられた縦横の複数の補強棧材(図示略)と、枠体11の内部に充填された断熱材12と、枠体11の一方の面に取り付けられた面材13と、枠体11の他方の面に取り付けられた面材14とを備えている。面材13及び面材14は、例えば平坦な合板であり、面材13は建物の外壁側となり、面材14は建物の内壁側となる。なお、面材13,14は、基本的に枠体11を構成する框材及び補強棧材の側面に接着剤により取り付けられるが、釘若しくはビス等の止着材を打ち込むこと若しくはねじ込むことを併用しても良い。
【0026】
壁パネル10A,10Bの表面となる面材13,13には、防水透湿シート60A,60Bがそれぞれ貼り付けられている。防水透湿シート60Aは、壁パネル10Aの横側縁(即ち、壁パネル10Aにおける建物の角部側の側縁)から側方へ延出している。防水透湿シート60A,60Bは防水性及び透湿性を有し、防水透湿シート60A,60Bに対して雨水等が透過しないが、湿気が透過するようになっている。
【0027】
防水透湿シート60A,60Bの貼られた面材13,13のそれぞれには、横に延在する複数の横胴縁40A,40Bが上下に所定間隔をあけて取り付けられている。横胴縁40A,40Bには、外装材50A,50Bがそれぞれ取り付けられている。このように横胴縁40A,40Bを介して外装材50A,50Bが取り付けられているので、壁パネル10A,10Bの結露が防止される。
【0028】
第二外装材付き壁パネル20Bでは、外装材50Bは、壁パネル10Bの横側縁(即ち、壁パネル10Bにおける建物の角部側の側縁)からは延出しておらず壁パネル10Bの横側縁から引き込んだ状態となっている。一方、第一外装材付き壁パネル20Aでは、外装材50Aは、壁パネル10Aの横側縁から側方へ延出している。
【0029】
また、第二外装材付き壁パネル20Bでは、上下に延在する縦胴縁70Bが防水透湿シート60Bの貼られた面材13に取り付けられている。縦胴縁70Bは、面材13と外装材50Bとの間に介在しており、接着剤等によって外装材50Bの裏面に接合されている。縦胴縁70Bは、横胴縁40Bと同厚であり、かつ、外装材50Bの横側端部(即ち、外装材50Bにおける建物の角部側の側端部)を外装材50Bの裏面側から支持している。また、縦胴縁70Bは、外装材50Bの横側縁から側方へ延出しているとともに、壁パネル10Bの横側縁からは延出しておらず壁パネル10Bの横側縁から引き込んだ状態となっている。以上のように、縦胴縁70Bが壁パネル10Bの横側端部と外装材50Bの横側端部との間に介在しているため、外装材50Bの横側端部が壁パネル10Bに対して固定された状態となる。従って、第二外装材付き壁パネル20Bが工場から建築現場に搬送されている最中など、外装材50Bの側端部が揺れたりせず、外装材50Bの破損が防止される。
【0030】
第一外装材付き壁パネル20Aでは、上下に延在する耳部材70Aが防水透湿シート60Aの貼られた面材13に取り付けられている。耳部材70Aは、面材13と外装材50Aとの間に介在しており、接着剤等によって外装材50Aの裏面に接合されている。また、耳部材70Aは、外装材50Aの横側縁から側方へ延出しているとともに、壁パネル10Aの横側縁から延出している。耳部材70Aにおける壁パネル10Aの横側縁から延出した長さは、壁パネル10Bの厚さと同一である。耳部材70Aは、横胴縁40Aと同厚であり、かつ、外装材50Aの横側端部(即ち、外装材50Aにおける建物の角部側の側端部)を外装材50Aの裏面側から支持している。以上のように、耳部材70Aが壁パネル10Aの横側端部と外装材50Aの横側端部との間に介在しているため、外装材50Aの横側端部が壁パネル10Aに対して固定された状態となる。従って、第一外装材付き壁パネル20Aが工場から建築現場に搬送されている最中など、外装材50Aの側端部が揺れたりせず、外装材50Aの破損が防止される。
【0031】
以上のように構成される外装材付き壁パネル20A,20Bは、以下のようにして略直角に接合されている。即ち、壁パネル10Bの裏面となる面材14の横側端部が、壁パネル10Aの側端面15(即ち、壁パネル10Aにおける建物の角部側の端面)に当接して、接着剤等によって接合されている。壁パネル10Bの側端面16(即ち、壁パネル10Bにおける建物の角部側の端面)が、耳部材70Aに当接して、接着剤等によって接合されている。更に、耳部材70Aから壁パネル10Bの側端面16に向けて、釘又はビス等の止着材17が打ち込まれ又はねじ込まれている。
【0032】
更に、第一外装材付き壁パネル20Aの防水透湿シート60Aについては、壁パネル10Aの側縁から延出した部分が壁パネル10Bの側端面16に貼り付けられているとともに、延出した部分の端部が折り曲げられて壁パネル10Bの面材13に貼り付けられている。即ち、面材13の横側端部において、防水透湿シート60Aの端部が防水透湿シート60Bの端部に重なり合わせられている。なお、防水透湿シート60Bが壁パネル10Bの横側縁から側方へ延出して折り曲げられて、壁パネル10Bの側端面16において防水透湿シート60Bの端部が防水透湿シート60Aの端部に重なり合わせられていても良い。防水透湿シート60Aの端部と防水透湿シート60Bの端部が重なり合わせられているため、雨水などの透過がほぼ完全に防止される。
【0033】
上述のように、第一外装材付き壁パネル20Aが第二外装材付き壁パネル20Bに対して略直角に接合しているが、接合部の出隅にはコーナ外装材2が配置されている。このコーナ外装材2は、断面L字状に形成されている。L字状の一片部2aの裏面が、接着剤によって耳部材70Aに接合されており、他片部2bの裏面が、接着剤によって縦胴縁70Bに接合されている。このようにして、コーナ外装材2が耳部材70A及び縦胴縁70Bに接合されていることによって、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部の出隅がコーナ外装材2で覆われている。なお、面材14には内装材80が取り付けられている。
【0034】
上述のような外装材付き壁パネル20A,20Bの製造方法は、以下のようになる。即ち、まず、縦框材、横框材を矩形状に仮組みし、矩形枠内に補強棧材を配置した状態で、縦框材、横框材及び補強棧材を互いに接触する部分で釘等の接合部材により接合することで、枠体11を製造する。次いで、枠体11の一方の側面に接着剤を塗布し、枠体11の一方の側面に面材14を圧着する。この際に、釘等の接合部材で枠体11に面材14を接合するようにしても良い。
【0035】
次に、枠体11に面材14を取り付けた状態で、枠体11内に断熱材12を充填する。そして、枠体11の他方の側面に接着剤を塗布して、枠体11の他方の側面に面材13を圧着する。これにより、壁パネル10A,10Bが製造される。
【0036】
次に、第一外装材付き壁パネル20Aにあっては、複数の横胴縁40Aに接着剤を塗布して、これら横胴縁40Aを面材13に圧着する。そして、耳部材70Aに接着剤を塗布して、壁パネル10Aの横側縁より側方に延出するようにして耳部材70Aを面材13の横側端部に圧着する。一方、第二外装材付き壁パネル20Bにあっては、複数の横胴縁40Bに接着剤を塗布して、これら横胴縁40Bを面材13に圧着する。そして、縦胴縁70Bに接着剤を塗布して、面材13の横側端部に圧着する。この際に、釘等の接合部材で面材13に横胴縁40A、横胴縁40B、耳部材70A或いは縦胴縁70Bを接合するようにしても良い。
【0037】
次に、第一外装材付き壁パネル20Aにあっては、面材13に横胴縁40A及び耳部材70Aを取り付けた状態で横胴縁40A及び耳部材70Aに接着剤を塗布して、外装材50Aを横胴縁40A及び耳部材70Aに圧着する。一方、第二外装材付き壁パネル20Bにあっては、面材13に横胴縁40B及び縦胴縁70Bを取り付けた状態で横胴縁40B及び縦胴縁70Bに接着剤を塗布して、外装材50Bを横胴縁40B及び縦胴縁70Aに圧着する。以上により、外装材付き壁パネル20A,20Bが工場にて製造される。
【0038】
上述のような外装材付き壁パネル20A,20Bを用いたパネル接合方法は、以下のようになる。即ち、まず、製造された外装材付き壁パネル20A,20Bを建物の建築現場に搬送する。次に、壁パネル10Aの側端面15及び耳部材70Aの裏面(即ち、壁パネル10Bの側端面16と当接する面)に接着剤を塗布する。また、壁パネル10Bの面材14の横側端部(即ち、壁パネル10Aの側端面15に当接する面)及び壁パネル10Bの側端面16に接着剤を塗布する。次に、壁パネル10Aの側端面15に対して壁パネル10Bの面材14の横側端部を当接して圧着する(即ち、接着剤で接合する)とともに、耳部材70Aの裏面に対して壁パネル10Bの側端面16を当接して圧着する(即ち、接着剤で接合する。)。このようにして、第一外装材付き壁パネル20Aに対して第二外装材付き壁パネル20Bを略直角にして接合した後、防水透湿シート60Aを折り曲げて、防水透湿シート60Aの端部を防水透湿シート60Bの端部に重ね合わせて貼り付ける。次に、止着材17を耳部材70Aの表面からねじ込み、止着材17によって耳部材70Aを壁パネル10Bの側端面16に接合する。
【0039】
次に、コーナ外装材2の一片部2a及び他片部2bの裏面に接着剤を塗布するとともに、耳部材70A及び縦胴縁70Bの露出した面(コーナ外装材2と当接する面)に接着剤を塗布する。そして、耳部材70Aにコーナ外装材2の一片部2aの裏面を当接して圧着し、縦胴縁70Bに他片部2bの裏面を当接して圧着し、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしの接合部の出隅をコーナ外装材2で覆う。以上のようにして、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしが接合されてることで、パネル接合構造1が製造される。
【0040】
そして、以上のように接合されてなるパネル接合構造1を立てた状態で、床パネルからなる床上(床の側縁部に配置される図示しない胴差や半土台を含む)に配置して、当該パネル接合構造1を床に接合する。これにより、建物の壁となる部分に外壁材付き壁パネル20A,20Bが取り付けられ、パネル接合構造1は建物の外壁の出隅となる。なお、外装材付き壁パネル20A,20Bどうしを予め接合しないで、外装材付き壁パネル20A,20Bのうちの一方を床に接合した後に他方を床に接合しながら上述のように他方を一方に略直角に接合するようにしても良い。次に、面材14に内装材80を接着剤で接合する。
【0041】
以上の実施の形態では、壁パネル10Aの側他縁から側方に延出した耳部材70Aに壁パネル10Bの側端面16が接合されている上、更に壁パネル10Bの面材14が壁パネル10Aの側端面15に接合されているため、壁パネル10Aの面材13が壁パネル10Bの側端面16に対して面一となる。従ってコーナ外装材2によって覆われた内部空間4は、従来の内部空間110より小さくなる。更に、耳部材70Aの延出している部分が壁パネル10Bの厚さと同一であるため、内部空間4が更に小さくすることができる。内部空間4が小さくなることで、本実施形態におけるコーナ外装材2の寸法を従来のコーナ外装材106より小さくしても、コーナ外装材2の一片部2aを耳部材70Aに接合することができるとともに、他片部2bを縦胴縁70Bに接合することができる。そのため、コーナ外装材2の寸法を従来のコーナ外装材106の寸法より小さくすることができ、これによりコーナ外装材2の取付に係る作業の手間が軽減される。
【0042】
また、壁パネル10Bの面材14が壁パネル10Aの側端面15に接合されているとともに、壁パネル10Bの側端面16が耳部材70Aに接合されているため、外装材付き壁パネル10A,10Bどうしの接合強度は高い。
【0043】
また、壁パネル10Bの側端面16が耳部材70Aに対して直接接合されているため、従来のように耳部材108を準備する必要がなくなる。従って、従来の耳部材108の分だけ材料費が省かれる。そのため、安価なパネル接合構造1が提供される。また、従来の耳部材108を取り付ける必要がないため、耳部材108の取付に係る作業時間が省かれる。
【0044】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0045】
例えば図3に示されるパネル接合構造1Aは、パネル接合構造1の変形例を示すものである。この例においては、上記実施の形態と異なり、外装材50Aは、壁パネル10Aの横側縁(即ち、側端面15)から側方へ延出しておらず、壁パネル10Aの横側縁に揃っている。このパネル接合構造1Aでも、パネル接合構造1と同様の作用効果を有するものである。なお、パネル接合構造1Aについては、パネル接合構造1と同様の構成要素に同様の符号を付してその説明を省略する。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、延出部材に対して他方の外装材付き壁パネルの壁パネル(以下、他方の壁パネルとする。)の側端面が接合されているため、一方の外装材付き壁パネルの壁パネル(以下、一方の壁パネルとする。)の表面が他方の壁パネルの側端面に対して面一となる。本発明では、コーナ外装材によって覆われる内部空間が従来の同様の内部空間より小さくなる。そのため、本発明では、従来より小さいコーナ外装材でも、外装材付き壁パネルどうしの接合に取り付けることができる。また、コーナ外装材の寸法が小さくなることで、コーナ外装材の取付に係る作業の手間が軽減される。
【0047】
また、他方の壁パネルの側端面が延出部材に対して直接接合されているため、従来のように耳部材108を準備する必要がなくなる。従って、本発明に係るパネル接合構造は、従来に比較しても耳部材108の分だけ材料費が省かれる。そのため、安価なパネル接合構造が提供される。
また、延出部材における延出した長さが他方の壁パネルの厚さと略同一である上、他方の壁パネルの裏面側端部が一方の壁パネルの側端面に接合されているため、延出部材の延出先端が他方の壁パネルの表面と面一となる。従って、コーナ外装材によって覆われる内部空間が従来の同様の内部空間より小さくなる。従って、本発明では、従来より小さいコーナ外装材でも、外装材付き壁パネルどうしの接合に取り付けることができる。
また、他方の外装材付き壁パネルの外装材(以下、他方の外装材という。)の裏面から支持する支持部材にコーナ外装材の他片部が接合されているため、他片部と他方の外装材が面一となる。また、一方の外装材の裏面から支持する延出部材にコーナ外装材の一片部が接合されているため、一片部と外装材が面一となる。従って、コーナ外装材が、外装材付き壁パネルどうしの接合部には綺麗に取り付けられることになる。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、一方の外装材付き壁パネルの外装材(以下、一方の外装材とする。)の側端部を胴縁と同厚の延出部材が支持している上、延出部材が一方の壁パネルの表面側端部に取り付けられているため、一方の外装材の側端部は一方の壁パネルの表面に支持されていることになる。従って、一方の外装材と一方の壁パネルとの取付強度が向上する。また、延出部材が一方の壁パネルの表面と一方の外装材との間に延出部材が介在しているため、一方の外装材が一方の壁パネルに対して揺れて破損することが防止される。
【0051】
請求項記載の発明によれば、第一防水透湿シートの延出した部分が第二防水透湿シートの端部と重なり合わせられているので、外装材付き壁パネルどうしの接合部において、雨水等の透過が防止され、湿気が透過される。
【0052】
請求項記載の発明によれば、他方の壁パネルの側端面が延出部材に対して直接接合することで、従来のように耳部材108を準備する必要がなくなる。従って、従来に比較しても耳部材108の分だけ材料費が省かれる。
また、延出部材における延出した長さが他方の壁パネルの厚さと略同一である上、他方の壁パネルの裏面側端部が一方の壁パネルの側端面に接合されているため、延出部材の延出先端が他方の壁パネルの表面と面一となる。従って、コーナ外装材によって覆われる内部空間が従来の同様の内部空間より小さくなる。従って、本発明では、従来より小さいコーナ外装材でも、外装材付き壁パネルどうしの接合に取り付けることができる。
また、他方の外装材付き壁パネルの外装材(以下、他方の外装材という。)の裏面から支持する支持部材にコーナ外装材の他片部が接合されているため、他片部と他方の外装材が面一となる。また、一方の外装材の裏面から支持する延出部材にコーナ外装材の一片部が接合されているため、一片部と外装材が面一となる。従って、コーナ外装材が、外装材付き壁パネルどうしの接合部には綺麗に取り付けられることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル接合構造の具体的な態様が示された平断面図である。
【図2】上記パネル接合構造の具体的な態様が示された分解斜視図であり、一部の部材が破断して示されている。
【図3】上記パネル接合構造とは別の例のパネル接合構造の具体的な態様が示された平断面図である。
【図4】従来のパネル接合構造が示された平断面図である。
【符号の説明】
1 パネル接合構造
1A パネル接合構造
2 コーナ外装材
2a 一片部
2b 他片部
4 内部空間
10A 壁パネル(一方の外装材付き壁パネルの壁パネル)
10B 壁パネル(他方の外装材付き壁パネルの壁パネル)
15 側端面
16 側端面
17 止着材
20A 第一外装材付き壁パネル(一方の外装材付き壁パネル)
20B 第二外装材付き壁パネル(他方の外装材付き壁パネル)
40A 横胴縁(胴縁)
50A 外装材(一方の外装材付き壁パネルの外装材)
50B 外装材(他方の外装材付き壁パネルの外装材)
60A 防水透湿シート(第一防水透湿シート)
60B 防水透湿シート(第二防水透湿シート)
70A 耳部材(延出部材)
70B 縦胴縁(支持部材)

Claims (4)

  1. 壁パネルの表面側に、該壁パネルの横側縁よりも側方に延出する外装材が予め取り付けられてなる一方の外装材付き壁パネルと、壁パネルの表面側に、該壁パネルの横側縁よりも引き込んだ状態の外装材が予め取り付けられてなる他方の外装材付き壁パネルとを略直角に接合してなるパネル接合構造であって、
    一方の外装材付き壁パネルの壁パネルの表面には、延出部材が該表面側縁より側方に、前記他方の外装材付き壁パネルの壁パネルの厚さと略同一の延出長さで延出するようにして取付けられており、
    他方の外装材付き壁パネルの壁パネルの表面側端部には、前記他方の外装材付き壁パネルの外装材の側端部をその裏面側から支持する支持部材が取り付けられており、
    他方の外装材付き壁パネルは、その裏面側端部を前記一方の外装材付き壁パネルの壁パネルの側端面に接合するとともに、その側端面を前記延出部材に接合することによって、前記一方の外装材付き壁パネルに接合されており、
    外装材付き壁パネルどうしの接合部には、断面L字状をなすコーナ外装材が、その一片部を前記延出部材に、他片部を前記支持部材に接合することによって、前記接合部を覆うようにして取付けられていることを特徴とするパネル接合構造。
  2. 請求項1記載のパネル接合構造において、
    前記一方の外装材付き壁パネルの外装材は、前記一方の外装材付き壁パネルの壁パネルの表面に設けられた胴縁に取付けられており、
    前記延出部材は、前記胴縁と同厚であり、かつ、前記一方の外装材付き壁パネルの外装材の側端部をその裏面側から支持していることを特徴とするパネルの接合構造。
  3. 請求項1または2に記載のパネル接合構造において、
    前記一方の外装材付き壁パネルの壁パネルの表面には、第一防水透湿シートが壁パネルの側端部から延出するようにして取付けられており、
    前記他方の外装材付き壁パネルの壁パネルの表面には、第二防水透湿シートが取付けられており、
    前記第一防水透湿シートの延出した部分が、前記第二防水透湿シートの端部と重なり合せられていることを特徴とするパネル接合構造。
  4. 壁パネルの表面側に、該壁パネルの横側縁よりも側方に延出する外装材が予め取り付けられてなる一方の外装材付き壁パネルと、壁パネルの表面側に、該壁パネルの横側縁よりも引き込んだ状態の外装材が予め取り付けられてなる他方の外装材付き壁パネルとを略直角に接合するパネル接合方法であって、
    一方の外装材付き壁パネルの壁パネルの表面側端部に、延出部材を該表面側端部より側方に、前記他方の外装材付き壁パネルの壁パネルの厚さと略同一の延出長さで延出するようにして取付けておき、
    他方の外装材付き壁パネルの壁パネルの表面側端部に、前記他方の外装材付き壁パネルの外装材の側端部をその裏面側から支持する支持部材を取り付けておき、
    他方の外装材付き壁パネルの裏面側端部を前記一方の外装材付き壁パネルの壁パネルの側端面に接合するとともに、前記他方の外装材付き壁パネルの側端面を前記延出部材に接合することによって、前記一方の外装材付き壁パネルと他方の外装材付き壁パネルとを接合し、
    その後、外装材付き壁パネルどうしの接合部に、断面L字状をなすコーナ外装材を、その一片部を前記延出部材に、他片部を前記支持部材に接合することによって、前記接合部を覆うようにして取付けることを特徴とするパネル接合方法。
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