JP2665438B2 - 屋根パネルの接合構造 - Google Patents

屋根パネルの接合構造

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JP2665438B2
JP2665438B2 JP4310397A JP31039792A JP2665438B2 JP 2665438 B2 JP2665438 B2 JP 2665438B2 JP 4310397 A JP4310397 A JP 4310397A JP 31039792 A JP31039792 A JP 31039792A JP 2665438 B2 JP2665438 B2 JP 2665438B2
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roof
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panels
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保 松田
顕 美奈井
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Kubota Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根パネルの接合構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工期短縮、工費節減等の為、工場
等において予め屋根仕上材の葺き上げまで行われた屋根
パネル21を、図3に例示するような小屋組み22の屋
根面に配設していくことにより、屋根を構築するパネル
工法が用いられている。この屋根パネル21は、パネル
枠23に屋根下地材24が釘25等により取り付けら
れ、該屋根下地材24上面にアスファルトルーフィング
等の防水シート26を介して屋根仕上材27が設けられ
ている。
【0003】前記パネル工法では、複数の屋根パネル2
1を、予め構築された小屋組み22の屋根面に順次設置
し、取付金具及びボルト・ナット等により屋根パネル2
1のパネル枠23と小屋組み22の棟木、垂木等の固定
部材28とを緊結固定していくことにより、屋根の構築
を行う。この場合において、従来、隣接する一対の屋根
パネル21,21の接合部の構造は、図4に示すよう
に、該一対の屋根パネル21,21の接合部における屋
根下地材24の下側に、小屋組み22の屋根面に架設さ
れた固定部材28が位置しており、隣接する屋根パネル
21,21の屋根下地材24,24の接合基準面M、及
び、隣接する屋根パネル21,21の屋根仕上材27,
27の接合基準面Nが、固定部材28上に位置してい
た。
【0004】ここで、屋根下地材24,24の接合基準
面Mとは、先に固定した屋根パネル21の屋根下地材2
4の接合部における側端面を、屋根仕上材27,27の
接合基準面Nとは、先に固定した屋根パネル21の屋根
仕上材27の接合部における側端面を意味するものとす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パネル工法
においては、屋根パネル21のパネル枠23は小屋組み
22の固定部材28に固定されていたのであるが、屋根
下地材23は直接には固定部材28に固定されていなか
ったため、水平構面の一体化が図れず、水平方向の外力
に弱く、また、吹き上げ風等による風圧にも弱くなると
いう問題点があった。
【0006】一方、屋根下地材24の上面には屋根仕上
材27が設けられており、また、隣接する屋根パネル2
1,21の屋根下地材24,24及び屋根仕上材27,
27の接合基準面M,Nが共に固定部材28上に位置し
ていたため、屋根下地材24を固定部材28に固定する
ことは困難であった。そこで、本発明は、パネル工法に
おいても、水平構面の一体化を図り、水平方向の外力に
対する強度を確保すると共に、吹き上げ力に対する耐風
圧性能を確保しつつ、その施工作業を容易なものとする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が、上記の目的を
達成するために講じた技術的手段は、屋根下地材5と、
該屋根下地材5の上面に設けた屋根仕上材7とを備え、
小屋組み2の屋根面に隣接して配設された一対の屋根パ
ネル11,12の接合部における前記屋根下地材5の下
側に、前記小屋組み2の屋根面に架設された固定部材3
が位置する屋根パネルの接合構造において、前記一対の
屋根パネル11,12の屋根下地材5,5の接合基準面
Mが、前記固定部材3の一側方側に位置し、前記一対の
屋根パネル11,12の前記屋根仕上材7,7の接合基
準面Nが、前記固定部材3の他側方側に位置しており、
前記固定部材3の上方に位置する前記屋根下地材5が、
該屋根下地材5の上面から打ち込まれる釘8により、前
記固定部材3に釘着固定されていることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、施工の際には、隣接する一対
の屋根パネル11,12の屋根下地材5,5の接合基準
面Mが固定部材3の一側方側で、前記一対の屋根パネル
11,12の屋根仕上材7,7の接合基準面Nが固定部
材3の他側方側に位置しているので、屋根下地材5の固
定部材3の上方に位置する部分は屋根仕上材7が設けら
れておらず、該屋根下地材5を固定部材3に対して上方
から釘打ち作業することができる。打ち込まれた釘8
は、屋根下地材5を固定部材3に釘着固定して、屋根下
地材5の水平構面の一体化を図り、水平方向の外力に対
する強度を確保すると共に、吹き上げ力に対する耐風圧
性能を確保する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示し、同図において、
一対の屋根パネル11,12が隣接して小屋組み2の屋
根面に配設されており、該屋根パネル11,12は、パ
ネル枠4に屋根下地材5が釘9等により取り付けられ、
該屋根下地材5の上面にアスファルトルーフィング6を
介して屋根仕上材7が設けられており、接合端縁には捨
板水切10が設けられている。
【0010】また、図中左側の屋根パネル11は、その
屋根下地材5の接合端縁から所要の長さだけ屋根仕上材
7が設けられておらず、図中右側の屋根パネル12は、
その屋根下地材5の接合端縁から所要の長さだけ屋根仕
上材7が他方の屋根パネル11の方向に延設されてい
る。この隣接する一対の屋根パネル11,12の接合部
において、図中左側の屋根パネル11の屋根下地材5の
下側には、小屋組み2の屋根面に架設された固定部材3
が位置しており、該固定部材3と図中左側の屋根パネル
11の屋根下地材5とが、該屋根下地材5の上面から打
ち込まれた釘8によって釘着固定されている。
【0011】ここで、一対の屋根パネル11,12の屋
根下地材5,5の接合基準面Mは、固定部材3の右側方
側に位置しており、また、一対の屋根パネル11,12
の屋根仕上材7,7の接合基準面Nは、固定部材3の左
側方側に位置している。施工に際しては、まず、図2に
示すように、図中左側の屋根パネル11をその屋根下地
材5の接合部における側端面が固定部材3の右側方側
で、かつ、屋根仕上材7の接合部における側端面が固定
部材3の左側方側となる位置に設置し、取り付け金具及
びボルト・ナット等(図示せず)を用いて、屋根パネル
11のパネル枠4と小屋組み2とを緊結固定する。
【0012】このとき、固定部材3の上方においては、
屋根下地材5に屋根仕上材7が設けられていないので、
屋根下地材5の上面から釘8を打ち込んで屋根下地材5
を固定部材3に釘着固定することができる。そして、釘
打ち作業後に、右側の屋根パネル12を設置して同様に
固定し、これら屋根パネル11,12の屋根仕上材7,
7間に目地材9を設けて、屋根パネル11,12の接合
部の施工が終了する。
【0013】なお、一対の屋根パネル11,12の屋根
下地材5,5の接合基準面Mとは、先に配設した屋根パ
ネル11の接合部における屋根下地材5の側端面をい
い、また、一対の屋根パネル11,12の屋根仕上材
7,7の接合基準面Nとは、先に配設した屋根パネル1
1の接合部における屋根仕上材7の側端面をいうものと
する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の屋根パネ
ルの接合構造は、一対の屋根パネル11,12の屋根下
地材5,5の接合基準面Mが、固定部材3の一側方側に
位置し、一対の屋根パネル11,12の屋根仕上材7,
7の接合基準面Nが、固定部材3の他側方側に位置して
おり、固定部材3の上方に位置する屋根下地材5が、該
屋根下地材5の上面から打ち込まれる釘8により、固定
部材3に釘着固定されていることを特徴とするものであ
るから、屋根パネル11,12の施工時に、容易に釘8
によって屋根下地材5を直接固定部材3に釘着固定する
ことができるので、パネル工法において容易に屋根パネ
ルの水平構面の一体化を図ることができ、水平方向の外
力に対する強度を確保できると共に、吹き上げ力に対す
る耐風圧性能をも確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】施工手順を示す説明図である。
【図3】小屋組みの斜視図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 屋根パネル 12 屋根パネル 2 小屋組み 3 固定部材 5 屋根下地材 7 屋根仕上材 8 釘

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根下地材(5)と、該屋根下地材
    (5)の上面に設けた屋根仕上材(7)とを備え、小屋
    組み(2)の屋根面に隣接して配設された一対の屋根パ
    ネル(11,12)の接合部における前記屋根下地材
    (5)の下側に、前記小屋組み(2)の屋根面に架設さ
    れた固定部材(3)が位置する屋根パネルの接合構造に
    おいて、 前記一対の屋根パネル(11,12)の屋根下地材
    (5,5)の接合基準面(M)が、前記固定部材(3)
    の一側方側に位置し、前記一対の屋根パネル(11,1
    2)の前記屋根仕上材(7,7)の接合基準面(N)
    が、前記固定部材(3)の他側方側に位置しており、前
    記固定部材(3)の上方に位置する前記屋根下地材
    (5)が、該屋根下地材(5)の上面から打ち込まれる
    釘(8)により、前記固定部材(3)に釘着固定されて
    いることを特徴とする屋根パネルの接合構造。
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JPH06158799A JPH06158799A (ja) 1994-06-07
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