JP2705866B2 - 屋根上構造体の施工方法 - Google Patents

屋根上構造体の施工方法

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JP2705866B2
JP2705866B2 JP6334892A JP6334892A JP2705866B2 JP 2705866 B2 JP2705866 B2 JP 2705866B2 JP 6334892 A JP6334892 A JP 6334892A JP 6334892 A JP6334892 A JP 6334892A JP 2705866 B2 JP2705866 B2 JP 2705866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物構造体の上部に据
付けられる屋根上構造体の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ユニット建物の外観に変化を与
えるため、特開昭53-70519号公報に記載されているよう
な、箱形構造体からなる建物ユニットの上部に、三角屋
根ユニット等の屋根上構造体を据付けることができる。
【0003】このようなユニット建物の施工は、特公平
3-7780号公報に記載されているような、建物回りに足場
を設け、屋根上構造体の外側から化粧パネル、破風カバ
ー、屋根面材を取付け、或いはそれらの防水処理を行な
うこととしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、足場を必要とし、施工工数が多大である。
【0005】本発明は、外観に変化があり、防水性の良
い建物を無足場にて施工可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物構造体の
上面を防水被覆板により被覆するとともに、該建物構造
体の上部に該防水被覆板を介して屋根上構造体を据付け
る、屋根上構造体の施工方法であって、クレーンにて吊
上げた化粧パネルを屋根上構造体の内部から引寄せ、屋
根上構造体の内部にて、該化粧パネルを該屋根上構造体
の側部に締結する工程と、屋根上構造体上にて、該屋根
上構造体のたる木材側面に固定されているパネル回りに
破風カバーを取付ける工程と、屋根上構造体上にて、該
屋根上構造体のたる木材に屋根面材を取付け、この取付
最終段階では当該屋根面材を屋根上構造体内部から取付
ける工程とを有してなるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、下記〜の作用がある。 建物構造体の上部に屋根上構造体を据付けるものであ
るから、箱形構造体の如くの単純形状の建物構造体を接
合して構成されるユニット建物等にあっても、屋根上構
造体の形状を三角等とすることにより、建物の外観に変
化を与えることができる。
【0008】建物構造体の上部が防水被覆板によって
覆われており、建物の防水性は良好である。
【0009】化粧パネル、破風カバー、屋根面材の取
付作業は、全て屋根上構造体の内部もしくは上部にて行
なわれる。また、上記により屋根上構造体に防水能を
付与する必要がないから、屋根上構造体の外側からの防
水処理作業も不要となる。よって、無足場にて施工でき
る。
【0010】
【実施例】図1は屋根上構造体の施工方法を示す模式
図、図2は化粧パネルの取付構造を示す模式図、図3は
化粧パネルの取付構造を示す斜視図、図4は図2のIV-I
V 位置における化粧パネルの取付構造を示す模式図、図
5は図2のV-V 位置における化粧パネルの取付構造を示
す模式図、図6は破風カバーの取付構造を示す模式図、
図7は屋根面材の取付作業状態を示す模式図、図8は建
物ユニットを示す模式図、図9は屋根ユニットを示す模
式図である。
【0011】ユニット建物10は、図1に示す如く、建
物ユニット11と屋根ユニット12とを用い、建物ユニ
ット11を隣接配置するとともに、それら建物ユニット
11の上部に屋根ユニット12を搭載して構成されてい
る。
【0012】尚、建物ユニット11は、図8に示す如
く、床梁13と柱14と天井梁15とからなる骨組構造
体である。また、屋根ユニット12は、図9に示す如
く、横材16と縦材17とたる木材(斜め材)18とか
らなる骨組構造体である。
【0013】然るに、ユニット建物10にあっては、最
上階に位置する建物ユニット11の上面を防水被覆板2
0(塩化ビニル樹脂被覆の防水鋼板)により被覆すると
ともに、該建物ユニット11の上部に該防水被覆板20
を介して屋根ユニット12を据付けることとしている。
尚、防水被覆板20は、不図示の取着具により雨水の浸
入を防止する状態で建物ユニット11に固定される。
【0014】即ち、ユニット建物10は、建物ユニット
11の上面に防水被覆板20を被着することにてフラッ
トな防水屋根面を形成しながら、外観の変化を得るた
め、該建物ユニット11の上部に防水性を具備すること
を要しない三角屋根を構築したものある。
【0015】尚、図2において、21は隣接する屋根ユ
ニット12を水平方向に接合する水平連結具であり、2
2A、22Bは隣接する屋根ユニット12を鉛直方向に
接合する鉛直連結具である。
【0016】このとき、屋根ユニット12に対する化粧
パネル30、破風カバー40、屋根面材50の取付け
は、下記(A) 〜(C) の順序、及び構造にてなされる。
【0017】(A) 化粧パネル30の取付け(図2〜図5
参照) クレーンにて吊上げた化粧パネル30を屋根ユニット
12の内部から引寄せる(図1(A)参照)。
【0018】ここで、化粧パネル30は壁フレーム31
に壁面材32を釘打ち固定して構成されている。そし
て、化粧パネル30は、壁フレーム31の上下のフレー
ム材31A、31Bに壁フレーム取付ピース33をリベ
ットにて突設固定し、中央のフレーム材31Cに壁フレ
ーム固定ピース34をリベットにて突設固定し、側端の
フレーム材31Dに継なぎプレート35をリベットにて
固定してある。尚、壁フレーム取付ピース33には破風
カバー受材取付部33Aが設けられている。
【0019】屋根ユニット12の内部にて、化粧パネ
ル30の壁フレーム取付ピース33を、屋根ユニット1
2のたる木材18に溶接にて突設固定しているパネル受
材36に載置してジョイントピン37により仮締めする
(図2、図3参照)。
【0020】仮締め状態下で、隣接して取付られる2
枚の化粧パネル30の突き合わせ間隔が所定値となるよ
うに、屋根構造体12の内部にて、それら化粧パネル3
0の取付位置を調整する(図1(B)参照)。この調整
完了後、屋根ユニット12の内部にて、ジョイントピン
37を本締めする。
【0021】屋根ユニット12の内部にて、化粧パネ
ル30の壁フレーム固定ピース34と、この固定ピース
34の両側に位置する両隣の屋根ユニット12の縦材1
7、17に係止される係止プレート38とを、ボルト3
8Aにより締結する(図4参照)。
【0022】屋根ユニット12の内部にて、隣接して
取付けられる2枚の化粧パネル30のうちの一方の化粧
パネル30の突き合わせ縁部(側端)に予め設けてある
前述の継なぎプレート35の継なぎ代部35Aに、他方
の化粧パネル30の突き合わせ縁部をリベット39によ
り固定する(図5参照)。これにより、化粧パネル30
が屋根ユニット12の側部に締結される。
【0023】(B) 破風カバー40の取付け(図6参照) 上記(A) により、たる木材18の側面に固定された壁
フレーム取付ピース33に設けてある破風カバー受材取
付部33Aに、屋根ユニット12上にて、破風カバー受
材41をリベットにて固定する。これにより、破風カバ
ー受材41は、たる木材18に対する所定位置に固定さ
れることになる。
【0024】屋根ユニット12上にて、破風カバー受
材41の外周面に沿って、破風カバー40を被着する。
これにより、破風カバー40は、たる木材18の側面に
締結された化粧パネル30回りに取付けられることにな
る。
【0025】尚、破風カバー40は、外側上端部にて上
方に突条をなして長手方向に連続する上水切り部40A
を備えるとともに、外側下端部にて下方に突条をなして
長手方向に連続する下水切り部40Bを備える。
【0026】(C) 屋根面材50の取付け(図7参照) 屋根ユニット12上にて、屋根ユニット12のたる木
材18に屋根面材50を取付ける。屋根面材50は、軒
先側から棟側に向かうように下から取付けても良く(図
7(A)参照)、或いは棟側から軒先側に向かうように
上から取付けても良い(図7(B)参照)。
【0027】屋根面材50の取付最終段階(例えば最
後の1枚の屋根面材50の取付段階)では、当該屋根面
材50を屋根ユニット12の内部から取付ける(図7
(C)参照)。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。 建物ユニット11の上部に屋根ユニット12を据付け
るものであるから、箱形構造体である単純形状の建物ユ
ニット11を接合して構成されるユニット建物10にお
いて、屋根ユニット12の形状を三角等とすることによ
り、建物10の外観に変化を与えることができる。
【0029】建物ユニット11の上部が防水被覆板2
0により覆われており、建物10の防水性は良好であ
る。
【0030】化粧パネル30、破風カバー40、屋根
面材50の取付作業は、全て、屋根ユニット12の内部
もしくは上部にて行なわれる。また、上記により屋根
ユニット12に防水能を付与する必要がないから、屋根
ユニット12の外側からの防水処理作業も不要となる。
よって、無足場にて施工できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外観に変
化があり、防水性の良い建物を無足場にて施工可能とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は屋根上構造体の施工方法を示す模式図で
ある。
【図2】図2は化粧パネルの取付構造を示す模式図であ
る。
【図3】図3は化粧パネルの取付構造を示す斜視図であ
る。
【図4】図4は図2のIV-IV 位置における化粧パネルの
取付構造を示す模式図である。
【図5】図5は図2のV-V 位置における化粧パネルの取
付構造を示す模式図である。
【図6】図6は破風カバーの取付構造を示す模式図であ
る。
【図7】図7は屋根面材の取付作業状態を示す模式図で
ある。
【図8】図8は建物ユニットを示す模式図である。
【図9】図9は屋根ユニットを示す模式図である。
【符号の説明】
11 建物ユニット(建物構造体) 12 屋根ユニット(屋根上構造体) 18 たる木材 19 防水被覆板 30 化粧パネル 40 破風カバー 50 屋根面材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物構造体の上面を防水被覆板により被
    覆するとともに、該建物構造体の上部に該防水被覆板を
    介して屋根上構造体を据付ける、屋根上構造体の施工方
    法であって、 クレーンにて吊上げた化粧パネルを屋根上構造体の内部
    から引寄せ、屋根上構造体の内部にて、該化粧パネルを
    該屋根上構造体の側部に締結する工程と、 屋根上構造体上にて、該屋根上構造体のたる木材側面に
    固定されているパネル回りに破風カバーを取付ける工程
    と、 屋根上構造体上にて、該屋根上構造体のたる木材に屋根
    面材を取付け、この取付最終段階では当該屋根面材を屋
    根上構造体内部から取付ける工程とを有してなる屋根上
    構造体の施工方法。
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