JPH08312052A - 建築物の屋根構造 - Google Patents
建築物の屋根構造Info
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- JPH08312052A JPH08312052A JP7119738A JP11973895A JPH08312052A JP H08312052 A JPH08312052 A JP H08312052A JP 7119738 A JP7119738 A JP 7119738A JP 11973895 A JP11973895 A JP 11973895A JP H08312052 A JPH08312052 A JP H08312052A
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- JP
- Japan
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- roof
- panel
- gable
- keraba
- gable panel
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋根の施工性を向上させ、且つ雨仕舞を良好
に実現し、更に親部品点数を低減できるようにするこ
と。 【構成】 据え付けられた建物ユニット上に屋根パネル
14を設置し、妻側に破風パネル16を設置して構成さ
れる建築物の屋根構造において、破風パネルはケラバ1
7と予め一体化され、屋根パネルが施工現場で、屋根パ
ネル同士及び上記ケラバと接合して屋根11が構成され
るものである。
に実現し、更に親部品点数を低減できるようにするこ
と。 【構成】 据え付けられた建物ユニット上に屋根パネル
14を設置し、妻側に破風パネル16を設置して構成さ
れる建築物の屋根構造において、破風パネルはケラバ1
7と予め一体化され、屋根パネルが施工現場で、屋根パ
ネル同士及び上記ケラバと接合して屋根11が構成され
るものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根パネルを用いて構
成される建築物の屋根構造に関する。
成される建築物の屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建築物の屋根構造には、特開平3-
55341 号公報や実公平1-24243 号公報に記載の発明、考
案のように、屋根の一部又は全部を屋根パネルにて構成
したものが開示されている。
55341 号公報や実公平1-24243 号公報に記載の発明、考
案のように、屋根の一部又は全部を屋根パネルにて構成
したものが開示されている。
【0003】上述のような屋根構造においては、図5に
示すように、一部の屋根パネル1を工場等で予めケラバ
と一体化させて製造し、施工現場では、この屋根パネル
1と、ケラバなしの他の屋根パネル2とを設置し、更に
破風パネル3を設置して、屋根4を構成するものがある
(第1従来例)。
示すように、一部の屋根パネル1を工場等で予めケラバ
と一体化させて製造し、施工現場では、この屋根パネル
1と、ケラバなしの他の屋根パネル2とを設置し、更に
破風パネル3を設置して、屋根4を構成するものがある
(第1従来例)。
【0004】また、図6に示すように、ケラバ5と屋根
パネル6とを予め分離して製造し、施工現場にて、上記
ケラバ5、屋根パネル6及び破風パネル7をそれぞれ設
置して、屋根8を構成したものもある(第2従来例)。
パネル6とを予め分離して製造し、施工現場にて、上記
ケラバ5、屋根パネル6及び破風パネル7をそれぞれ設
置して、屋根8を構成したものもある(第2従来例)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1従
来例の屋根4では、施工現場において、ケラバ付の屋根
パネル1と破風パネル3との取付部が見えにくいので、
屋根4の施工性が低下してしまう。従って、この屋根パ
ネル1のケラバと破風パネル3との雨仕舞も困難であ
る。
来例の屋根4では、施工現場において、ケラバ付の屋根
パネル1と破風パネル3との取付部が見えにくいので、
屋根4の施工性が低下してしまう。従って、この屋根パ
ネル1のケラバと破風パネル3との雨仕舞も困難であ
る。
【0006】更に、上記屋根4では、ケラバ形状と屋根
パネルの寸法とが異なる要因で変更される場合が多いの
で、ケラバと屋根パネルとを一体化した屋根パネル1の
親部品点数は、ケラバの種類の数と屋根パネルの寸法の
変更数との積の数だけ必要となり、親部品点数が極めて
増大してしまう。
パネルの寸法とが異なる要因で変更される場合が多いの
で、ケラバと屋根パネルとを一体化した屋根パネル1の
親部品点数は、ケラバの種類の数と屋根パネルの寸法の
変更数との積の数だけ必要となり、親部品点数が極めて
増大してしまう。
【0007】また、上記第2従来例の屋根8では、施工
現場において、小型のケラバ5と破風パネル7とを取り
付けるので、第1従来例に比べ施工性は良好となるもの
の、ケラバ5と屋根パネル6とを分離した分だけクレー
ンによる吊り上げ作業が増え、やはり、屋根8の施工性
が低下してしまう。また、この場合も、ケラバ5と破風
パネル7との取付部は施工現場では見えにくい箇所なの
で、雨仕舞が困難となる。
現場において、小型のケラバ5と破風パネル7とを取り
付けるので、第1従来例に比べ施工性は良好となるもの
の、ケラバ5と屋根パネル6とを分離した分だけクレー
ンによる吊り上げ作業が増え、やはり、屋根8の施工性
が低下してしまう。また、この場合も、ケラバ5と破風
パネル7との取付部は施工現場では見えにくい箇所なの
で、雨仕舞が困難となる。
【0008】更に、上記屋根8では、ケラバ5と屋根パ
ネル6とを分離したことで、第1従来例の場合に比べ親
部品点数を低減できるものの、更に親部品点数を低減し
たいという要請がある。
ネル6とを分離したことで、第1従来例の場合に比べ親
部品点数を低減できるものの、更に親部品点数を低減し
たいという要請がある。
【0009】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、屋根の施工性を向上させ、且つ雨仕舞を良
好に実現し、更に親部品点数を低減できる建築物の屋根
構造を提供することを目的とする。
ものであり、屋根の施工性を向上させ、且つ雨仕舞を良
好に実現し、更に親部品点数を低減できる建築物の屋根
構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、据え付けられた建物上に屋根パネルを設置し、妻側
に破風パネルを設置して構成される建築物の屋根構造に
おいて、上記破風パネルはケラバと予め一体化され、施
工現場で前記屋根パネルが、屋根パネル同士及び上記破
風パネルと接合して屋根が構成されるものである。
は、据え付けられた建物上に屋根パネルを設置し、妻側
に破風パネルを設置して構成される建築物の屋根構造に
おいて、上記破風パネルはケラバと予め一体化され、施
工現場で前記屋根パネルが、屋根パネル同士及び上記破
風パネルと接合して屋根が構成されるものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記破風パネルは、ケラバとともに野
地板要素とも予め一体化され、前記屋根パネルの野地板
が施工現場で、前記野地板要素と接合されるものであ
る。
の発明において、前記破風パネルは、ケラバとともに野
地板要素とも予め一体化され、前記屋根パネルの野地板
が施工現場で、前記野地板要素と接合されるものであ
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記破風パネルは、ケラバとと
もに軒天井要素とも予め一体化され、軒天井が施工現場
で、前記軒天井要素と接合されるものである。
に記載の発明において、前記破風パネルは、ケラバとと
もに軒天井要素とも予め一体化され、軒天井が施工現場
で、前記軒天井要素と接合されるものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、次の作用があ
る。破風パネルがケラバと、例えば工場等で予め一体化
されたことから、破風パネルとケラバとの施工現場では
見えにくい箇所の取付を、工場等で見やすい状態で実施
できる。また、破風パネルとケラバとが一体化されたの
で、施工現場でのクレーンによる吊り上げ作業を低減で
きる。これらの結果、屋根の施工性を向上させることが
できる。
る。破風パネルがケラバと、例えば工場等で予め一体化
されたことから、破風パネルとケラバとの施工現場では
見えにくい箇所の取付を、工場等で見やすい状態で実施
できる。また、破風パネルとケラバとが一体化されたの
で、施工現場でのクレーンによる吊り上げ作業を低減で
きる。これらの結果、屋根の施工性を向上させることが
できる。
【0014】更に、破風パネルとケラバとが例えば工場
等で予め一体化されたので、これら両部材の取付部にお
ける防水処理を良好に実施できる。このため、破風パネ
ルとケラバとの雨仕舞を良好に実現できる。
等で予め一体化されたので、これら両部材の取付部にお
ける防水処理を良好に実施できる。このため、破風パネ
ルとケラバとの雨仕舞を良好に実現できる。
【0015】また、従来のように、ケラバと屋根パネル
とを一体化すると、ケラバ形状と屋根パネルの寸法とが
異なる要因で変更される場合が多いので、一体化したケ
ラバ及び屋根パネルの親部品点数は、ケラバ形状の種類
の数と親パネルの寸法の変更数との積の数だけ必要とな
り、極めて増大してしまう。本発明では、ケラバと屋根
パネルとを予め分離したので、その分、親部品点数を低
減できる。また、ケラバ形状と屋根パネル形状とは同じ
要因で変更される場合が多いので、ケラバと破風パネル
とを一体化すれば、親部品点数をより一層低減できる。
とを一体化すると、ケラバ形状と屋根パネルの寸法とが
異なる要因で変更される場合が多いので、一体化したケ
ラバ及び屋根パネルの親部品点数は、ケラバ形状の種類
の数と親パネルの寸法の変更数との積の数だけ必要とな
り、極めて増大してしまう。本発明では、ケラバと屋根
パネルとを予め分離したので、その分、親部品点数を低
減できる。また、ケラバ形状と屋根パネル形状とは同じ
要因で変更される場合が多いので、ケラバと破風パネル
とを一体化すれば、親部品点数をより一層低減できる。
【0016】更に、複雑な形状のケラバが屋根パネルと
予め分離して構成されたので、屋根パネルは簡単な形状
となり、その量産性を向上させることができるととも
に、その輸送効率も向上させることができる。
予め分離して構成されたので、屋根パネルは簡単な形状
となり、その量産性を向上させることができるととも
に、その輸送効率も向上させることができる。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、次の作用
がある。破風パネルがケラバ及び野地板要素と予め一体
化されたので、施工現場において、ケラバを野地板要素
を介して屋根パネルと接合できるので、特別なジョイン
ト部材を用いることなく、ケラバと屋根パネルとを容易
に接合できる。
がある。破風パネルがケラバ及び野地板要素と予め一体
化されたので、施工現場において、ケラバを野地板要素
を介して屋根パネルと接合できるので、特別なジョイン
ト部材を用いることなく、ケラバと屋根パネルとを容易
に接合できる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、次の作用
がある。破風パネルがケラバ及び軒天井要素と予め一体
化して構成されたので、施工現場において、軒天井と破
風パネルとの接合を軒天井要素を介して実施できる。こ
のため、軒天井と破風パネルとの接合を、特別なジョイ
ント部材を用いることなく容易に実施できる。
がある。破風パネルがケラバ及び軒天井要素と予め一体
化して構成されたので、施工現場において、軒天井と破
風パネルとの接合を軒天井要素を介して実施できる。こ
のため、軒天井と破風パネルとの接合を、特別なジョイ
ント部材を用いることなく容易に実施できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。 (1) 第1実施例 図1は、本発明に係る建築物の屋根構造の第1実施例が
適用された屋根の組立工程を示す斜視図である。図2
は、図1(E)のII-II 線に沿う断面図である。
明する。 (1) 第1実施例 図1は、本発明に係る建築物の屋根構造の第1実施例が
適用された屋根の組立工程を示す斜視図である。図2
は、図1(E)のII-II 線に沿う断面図である。
【0020】建物ユニット10の屋根11は、施工現場
で、複数のユニット建物12を据え付けた後、中央位置
に据え付けられたユニット建物12上に棟部ユニット1
3を設置し(図1(A))、この棟部ユニット13の桁
梁とユニット建物12の外側梁との間に、複数枚の屋根
パネル14を設置し(図1(B)及び(C))、その
後、後述のように、破風パネル16とケラバ17とを備
えてなる破風パネルユニット15を設置して構成される
(図1(D)及び(E))。
で、複数のユニット建物12を据え付けた後、中央位置
に据え付けられたユニット建物12上に棟部ユニット1
3を設置し(図1(A))、この棟部ユニット13の桁
梁とユニット建物12の外側梁との間に、複数枚の屋根
パネル14を設置し(図1(B)及び(C))、その
後、後述のように、破風パネル16とケラバ17とを備
えてなる破風パネルユニット15を設置して構成される
(図1(D)及び(E))。
【0021】上記破風パネルユニット15は、図2に示
すように、破風パネル16とケラバ17とが工場等で予
め一体化して構成されたものである。破風パネル16
は、マグサ18によって固定される。ケラバ17は、垂
木19に下地材20が固定され、この下地材20に破風
化粧板21が取り付けられたものである。上記マグサ1
8とケラバ17の垂木19とが固定されて、破風パネル
16とケラバ17とが一体化される。このとき、破風パ
ネル16と垂木19との間にシール材22が介装され
て、破風パネル16とケラバ17との雨仕舞が工場等で
予めなされる。
すように、破風パネル16とケラバ17とが工場等で予
め一体化して構成されたものである。破風パネル16
は、マグサ18によって固定される。ケラバ17は、垂
木19に下地材20が固定され、この下地材20に破風
化粧板21が取り付けられたものである。上記マグサ1
8とケラバ17の垂木19とが固定されて、破風パネル
16とケラバ17とが一体化される。このとき、破風パ
ネル16と垂木19との間にシール材22が介装され
て、破風パネル16とケラバ17との雨仕舞が工場等で
予めなされる。
【0022】ここで、上記屋根パネル14は、流れ梁2
3上に野地板24が設置され、この野地板24にルーフ
ィング25及びかわら26が設置されたものである。
3上に野地板24が設置され、この野地板24にルーフ
ィング25及びかわら26が設置されたものである。
【0023】上述のように、屋根パネル14を設置した
後、破風パネルユニット15が設置されるが、この破風
パネルユニット15の設置後、木桟27を備えた野地板
要素28が取り付けられる。この野地板要素28は、ケ
ラバ17の垂木19と屋根パネル14の流れ梁23に固
定される。野地板要素28の取付後、屋根パネル14の
ルーフィング25を、野地板要素28の木桟27に釘打
ち等にて固定し、この木桟27とかわら26との間に水
切りカバー29を設置する。上述のようにして、屋根1
1の施工が完了する。
後、破風パネルユニット15が設置されるが、この破風
パネルユニット15の設置後、木桟27を備えた野地板
要素28が取り付けられる。この野地板要素28は、ケ
ラバ17の垂木19と屋根パネル14の流れ梁23に固
定される。野地板要素28の取付後、屋根パネル14の
ルーフィング25を、野地板要素28の木桟27に釘打
ち等にて固定し、この木桟27とかわら26との間に水
切りカバー29を設置する。上述のようにして、屋根1
1の施工が完了する。
【0024】上記実施例によれば、破風パネル16がケ
ラバ17と、例えば工場等で予め一体化して破風パネル
ユニット15として構成されたことから、破風パネル1
6とケラバ17との施工現場では見えにくい箇所の取付
を、工場等で見やすい状態で実施できる。また、破風パ
ネル16とケラバ17とが一体化されたので、施工現場
でのクレーンによる吊り上げ作業を低減できる。これら
の結果、屋根11の施工性を向上させることができる。
ラバ17と、例えば工場等で予め一体化して破風パネル
ユニット15として構成されたことから、破風パネル1
6とケラバ17との施工現場では見えにくい箇所の取付
を、工場等で見やすい状態で実施できる。また、破風パ
ネル16とケラバ17とが一体化されたので、施工現場
でのクレーンによる吊り上げ作業を低減できる。これら
の結果、屋根11の施工性を向上させることができる。
【0025】更に、破風パネル16とケラバ17とが、
例えば工場等で予め一体化されたので、これらの破風パ
ネル16及びケラバ17の取付部、つまり破風パネル1
6とケラバ17の垂木19との間にシール材22を容易
に介装することができ、破風パネル16とケラバ17と
の防水処理を良好に実施できる。このため、破風パネル
16とケラバ17との雨仕舞を良好に実現できる。
例えば工場等で予め一体化されたので、これらの破風パ
ネル16及びケラバ17の取付部、つまり破風パネル1
6とケラバ17の垂木19との間にシール材22を容易
に介装することができ、破風パネル16とケラバ17と
の防水処理を良好に実施できる。このため、破風パネル
16とケラバ17との雨仕舞を良好に実現できる。
【0026】また、従来のように、ケラバ17と屋根パ
ネル14とを一体化すると、ケラバ17の形状と屋根パ
ネル14の寸法とが異なる要因で変更される場合が多い
ので、一体化したケラバ17及び屋根パネル14の親部
品点数は、ケラバ17の形状の種類の数と屋根パネル1
4の寸法の変更数との積の数だけ必要となり、極めて増
大してしまう。本実施例では、ケラバ17と屋根パネル
14とを予め分離したので、その分、親部品点数を低減
できる。
ネル14とを一体化すると、ケラバ17の形状と屋根パ
ネル14の寸法とが異なる要因で変更される場合が多い
ので、一体化したケラバ17及び屋根パネル14の親部
品点数は、ケラバ17の形状の種類の数と屋根パネル1
4の寸法の変更数との積の数だけ必要となり、極めて増
大してしまう。本実施例では、ケラバ17と屋根パネル
14とを予め分離したので、その分、親部品点数を低減
できる。
【0027】しかも、ケラバ17の形状と破風パネル1
6の形状とは、同じ要因で変更される場合が多いので、
ケラバ17と屋根パネル16とを一体化すれば、親部品
点数をより一層低減させることができる。
6の形状とは、同じ要因で変更される場合が多いので、
ケラバ17と屋根パネル16とを一体化すれば、親部品
点数をより一層低減させることができる。
【0028】更に、複雑な形状のケラバ17が屋根パネ
ル14と予め分離して構成されたので、屋根パネル14
は簡単な形状となり、その量産性を向上できるととも
に、その輸送性も向上させることができる。
ル14と予め分離して構成されたので、屋根パネル14
は簡単な形状となり、その量産性を向上できるととも
に、その輸送性も向上させることができる。
【0029】(2) 第2実施例 図3は、本発明に係る建築物の屋根構造の第2実施例が
適用された屋根の図2に対応する断面図である。
適用された屋根の図2に対応する断面図である。
【0030】この第2実施例における屋根30では、破
風パネル31がケラバ32及び野地板要素33と予め工
場等で一体化して破風パネルユニット34が構成され、
施工現場において屋根パネル35の設置後に設置され
る。
風パネル31がケラバ32及び野地板要素33と予め工
場等で一体化して破風パネルユニット34が構成され、
施工現場において屋根パネル35の設置後に設置され
る。
【0031】上記屋根パネル35は、流れ梁36及び複
数本の垂木37を備え、この垂木37上に工場等にて予
め野地板38が設置されて構成されたものである。
数本の垂木37を備え、この垂木37上に工場等にて予
め野地板38が設置されて構成されたものである。
【0032】また、破風パネルユニット34の破風パネ
ル31は、マグサ39にて固定される。また、ケラバ3
2は下地材40、下地合板41、下地木桟42、垂木4
3並びに破風化粧板44及び45を備えて構成される。
下地材40、下地合板41及び垂木43が野地板要素3
3の下面に、下地木桟42が野地板要素33の上面にそ
れぞれ固定されて、ケラバ32が野地板要素33に一体
化される。破風化粧板44は下地木桟42を、破風化粧
板45は下地材40及び下地合板41をそれぞれ覆うよ
う設けられる。
ル31は、マグサ39にて固定される。また、ケラバ3
2は下地材40、下地合板41、下地木桟42、垂木4
3並びに破風化粧板44及び45を備えて構成される。
下地材40、下地合板41及び垂木43が野地板要素3
3の下面に、下地木桟42が野地板要素33の上面にそ
れぞれ固定されて、ケラバ32が野地板要素33に一体
化される。破風化粧板44は下地木桟42を、破風化粧
板45は下地材40及び下地合板41をそれぞれ覆うよ
う設けられる。
【0033】また、垂木43に、破風パネル31のマグ
サ39が固定されて、破風パネル31がケラバ32に一
体化され、従って破風パネル31がケラバ32及び野地
板要素33に一体化される。このとき、破風パネル31
とケラバ32の下地材40との間にシール材46が介装
されて、破風パネル31とケラバ32との間の雨仕舞が
工場等で予め実施される。
サ39が固定されて、破風パネル31がケラバ32に一
体化され、従って破風パネル31がケラバ32及び野地
板要素33に一体化される。このとき、破風パネル31
とケラバ32の下地材40との間にシール材46が介装
されて、破風パネル31とケラバ32との間の雨仕舞が
工場等で予め実施される。
【0034】施工現場で、屋根パネル35が設置され、
破風パネルユニット34が設置された後、この屋根パネ
ル35の流れ梁36とマグサ39とを支持プレート49
にて連結し、破風パネル31の荷重を流れ梁36にて支
持させる。その後、屋根パネル35の野地板38と破風
パネルユニット34の野地板要素33上にルーフィング
47が敷かれ、このルーフィング47上にかわら48が
葺かれて、屋根40の施工が完了する。
破風パネルユニット34が設置された後、この屋根パネ
ル35の流れ梁36とマグサ39とを支持プレート49
にて連結し、破風パネル31の荷重を流れ梁36にて支
持させる。その後、屋根パネル35の野地板38と破風
パネルユニット34の野地板要素33上にルーフィング
47が敷かれ、このルーフィング47上にかわら48が
葺かれて、屋根40の施工が完了する。
【0035】上記実施例においても、工場等で予め破風
パネル31及びケラバ32が一体化して構成されたこと
から、前記実施例と同様な効果を奏する。
パネル31及びケラバ32が一体化して構成されたこと
から、前記実施例と同様な効果を奏する。
【0036】更に、本実施例では、破風パネル31がケ
ラバ32のみならず、野地板要素33とも一体化された
ので、施工現場において、ケラバ32を野地板要素33
を介して屋根パネル35と接合できるので、特別なジョ
イント部材を用いることなく、ケラバ32と屋根パネル
35とを容易に接合できる。
ラバ32のみならず、野地板要素33とも一体化された
ので、施工現場において、ケラバ32を野地板要素33
を介して屋根パネル35と接合できるので、特別なジョ
イント部材を用いることなく、ケラバ32と屋根パネル
35とを容易に接合できる。
【0037】また、野地板要素33に破風パネル31及
びケラバ32が固定して一体化されたので、工場等にお
いて破風パネル31とケラバ32との取付状態が良好と
なって破損しにくく、破風パネルユニット34の輸送効
率を向上させることができる。
びケラバ32が固定して一体化されたので、工場等にお
いて破風パネル31とケラバ32との取付状態が良好と
なって破損しにくく、破風パネルユニット34の輸送効
率を向上させることができる。
【0038】(3) 第3実施例 図4は、本発明に係る建築物の屋根構造の第3実施例に
おける破風パネルユニットを示す斜視図である。この第
3実施例において、前記第2実施例と同様な部分は、同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
おける破風パネルユニットを示す斜視図である。この第
3実施例において、前記第2実施例と同様な部分は、同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0039】この第3実施例においては、破風パネル3
1がケラバ32と野地板要素33のみならず、軒天井要
素51とも工場等で一体化されて、破風パネルユニット
50が構成されている。
1がケラバ32と野地板要素33のみならず、軒天井要
素51とも工場等で一体化されて、破風パネルユニット
50が構成されている。
【0040】軒天井要素51は、野地板要素33の下方
に配置されて、軒天井吊金具52を介しケラバ32のマ
グサ39に支持される。また、軒天井要素51には、ケ
ラバ32の垂木43へ向かって軒先板53が立設され、
この軒先板53と軒天井要素51とが軒先見切縁55に
て連結される。上記軒先板53は、垂木43に連結され
る。このようにして、軒天井要素51がケラバ32に固
定され、従って、軒天井要素51が破風パネル31、ケ
ラバ32及び野地板要素33に一体化されて、破風パネ
ルユニット50が構成されている。
に配置されて、軒天井吊金具52を介しケラバ32のマ
グサ39に支持される。また、軒天井要素51には、ケ
ラバ32の垂木43へ向かって軒先板53が立設され、
この軒先板53と軒天井要素51とが軒先見切縁55に
て連結される。上記軒先板53は、垂木43に連結され
る。このようにして、軒天井要素51がケラバ32に固
定され、従って、軒天井要素51が破風パネル31、ケ
ラバ32及び野地板要素33に一体化されて、破風パネ
ルユニット50が構成されている。
【0041】上記実施例によれば、破風パネル31がケ
ラバ32と工場等で予め一体化されたことから、第1実
施例と同様な効果を奏する。
ラバ32と工場等で予め一体化されたことから、第1実
施例と同様な効果を奏する。
【0042】また、破風パネル31がケラバ32及び野
地板要素33と一体化されたことから、第2実施例と同
様な効果を奏する。
地板要素33と一体化されたことから、第2実施例と同
様な効果を奏する。
【0043】更に、軒天井要素51が破風パネル31、
ケラバ32及び野地板要素33と一体化されたことか
ら、施工現場において、図示しない軒天井と破風パネル
31との接合を軒天井要素51を介して実施でき、この
ため、軒天井と破風パネル31との接合を、特別なジョ
イント部材を用いることなく容易に実施できる。
ケラバ32及び野地板要素33と一体化されたことか
ら、施工現場において、図示しない軒天井と破風パネル
31との接合を軒天井要素51を介して実施でき、この
ため、軒天井と破風パネル31との接合を、特別なジョ
イント部材を用いることなく容易に実施できる。
【0044】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、上述の各実
施例では、屋根の一部が屋根パネルからなるものを述べ
たが、屋根の全てが屋根パネルからなるものであっても
良い。
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、上述の各実
施例では、屋根の一部が屋根パネルからなるものを述べ
たが、屋根の全てが屋根パネルからなるものであっても
良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る建築物の屋
根構造によれば、屋根の施工性を向上させ、且つ雨仕舞
を良好に実現し、更に親部品点数を低減できる効果を奏
する。
根構造によれば、屋根の施工性を向上させ、且つ雨仕舞
を良好に実現し、更に親部品点数を低減できる効果を奏
する。
【図1】図1は、本発明に係る建築物の屋根構造の第1
実施例が適用された屋根の組立工程を示す斜視図であ
る。
実施例が適用された屋根の組立工程を示す斜視図であ
る。
【図2】図2は、図1(E)のII-II 線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図3】図3は、本発明に係る建築物の屋根構造の第2
実施例が適用された屋根の図2に対応する断面図であ
る。
実施例が適用された屋根の図2に対応する断面図であ
る。
【図4】図4は、本発明に係る建築物の屋根構造の第3
実施例における破風パネルユニットを示す斜視図であ
る。
実施例における破風パネルユニットを示す斜視図であ
る。
【図5】図5は、第1従来例の建築物の屋根構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図6は、第2従来例の建築物の屋根構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
10 建物ユニット 11 屋根 12 ユニット建物 14 屋根パネル 15 破風パネルユニット 16 破風パネル 17 ケラバ 22 シール材 28 野地板要素 30 屋根 31 破風パネル 32 ケラバ 33 野地板要素 34 破風パネルユニット 35 屋根パネル 50 破風パネルユニット 51 軒天井要素
Claims (3)
- 【請求項1】 据え付けられた建物上に屋根パネルを設
置し、妻側に破風パネルを設置して構成される建築物の
屋根構造において、 上記破風パネルはケラバと予め一体化され、施工現場で
前記屋根パネルが、屋根パネル同士及び前記破風パネル
と接合して屋根が構成されることを特徴とする建築物の
屋根構造。 - 【請求項2】 前記破風パネルは、ケラバとともに野地
板要素とも予め一体化され、前記屋根パネルの野地板が
施工現場で、前記野地板要素と接合される請求項1に記
載の建築物の屋根構造。 - 【請求項3】 前記破風パネルは、ケラバとともに軒天
井要素とも予め一体化され、軒天井が施工現場で、前記
軒天井要素と接合される請求項1又は2に記載の建築物
の屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7119738A JPH08312052A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 建築物の屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7119738A JPH08312052A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 建築物の屋根構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312052A true JPH08312052A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14768912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7119738A Pending JPH08312052A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 建築物の屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08312052A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092593A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Otis:Kk | 遮熱シートの取付構造 |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP7119738A patent/JPH08312052A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092593A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Otis:Kk | 遮熱シートの取付構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040407 |