JP2518921B2 - 面取建物ユニットの傾斜屋根施工方法 - Google Patents

面取建物ユニットの傾斜屋根施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は面取建物ユニットの傾斜屋根施工方法に関す
る。
[従来の技術] 複数の建物ユニットを集積してユニット建物を構成す
る時、建物の機能、外観の多様化のために、屋根の少な
くとも一部を傾斜状とする面取建物ユニットを用いるこ
とがある。
この面取建物ユニットは、例えば、床の相対する側縁
部に立設される長柱と短柱の各上端部間に架け渡される
天井構造体の少なくとも一部に傾斜状天井構造部を備
え、この傾斜状天井構造部の上部に傾斜状屋根部を形成
するものである。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、傾斜状天井構造部の上部に傾斜状屋根部
を形成する時、作業者が傾斜状天井構造部の上で、屋根
構造体や屋根材を順次組付作業する場合には、作業性が
悪く、生産性の向上に限界がある。
本発明は、面取建物ユニットにおける傾斜状天井構造
部の上部に傾斜状屋根部を形成するに際し、作業性を良
好としてその組立品質を良好とし、かつ生産性を向上す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、天井構造体の少なくとも一部に傾斜状天井
構造部を備え、この傾斜状天井構造部の上部に傾斜状屋
根部を形成する面取建物ユニットにおいて、面取建物ユ
ニットは傾斜状天井構造部の下端部に屋根パネル受け材
を備えてなり、枠部材及び野地板からなるパネル構造体
の上部に屋根材を設けた屋根パネルを予め組立てた後、
この屋根パネルを面取建物ユニットの傾斜状天井構造部
の上部に搭載し、パネル構造体の下端を屋根パネル受け
材に当接させ、パネル構造体の裏面に予め固定してある
連結具を該傾斜状天井構造部に固定するようにしたもの
である。
[作用] 本発明は、予め組立てた屋根パネルを傾斜状天井構造
部の上部に搭載し、該屋根パネルを構成しているパネル
構造体の裏面に設けてある連結具を該傾斜状天井構造部
に固定するものであるため、以下の作用効果がある。
作業者が傾斜状天井構造部の上で行なう組立作業がな
くなる。即ち、屋根パネルの生産は地上にて行ない、屋
根パネルと傾斜状天井構造部との連結は天井下から行な
うことができる。このため、作業性を良好としてその組
立品質を良好とし、かつ生産性を向上することができ
る。
尚、屋根パネルを傾斜状天井構造部に組付ける作業
を、建築現場でなく、組立工場で予め完了するものとす
れば、組立品質は更に良好となり、生産性は更に向上す
る。組立工場では、上記組立作業に好適となる専用設備
を利用できるからである。
また、本発明は、屋根パネルを面取建物ユニットの傾
斜状天井構造部の上部に搭載する際に、パネル構造体の
下端を、傾斜状天井構造部の下端部の屋根パネル受け材
に当接させるので、位置決めが容易である。
[実施例] 第1図は面取建物ユニットの屋根施工手順を示す模式
図、第2図は面取建物ユニットの枠組を示す斜視図、第
3図は屋根パネルの搭載状態を示す模式図、第4図は屋
根パネルの固定構造を示す模式図、第5図は屋根パネル
の組立手順を示す模式図、第6図は屋根パネルの吊り上
げ状態を示す模式図である。
第1図に示す面取建物ユニット10は、組立工場にて箱
形枠組を組立構成され、続いて同じ組立工場にて傾斜状
屋根部を施工された後、建築現場に運搬され、水平状屋
根部を施工される。以下、これらの施工順序に従って、
面取建物ユニット10の構成について説明する。
(A)先ず、面取建物ユニット10の箱形枠組は組立工場
にて以下の如く組立構成される。即ち、面取建物ユニッ
ト10は、第2図に示す如く、床11の相対する側縁部、即
ち床11を構成する溝型鋼製下梁12の両端部に鋼管製長柱
13と鋼管製短柱14を立設し、長柱13と短柱14の各上端部
間に上梁15を架け渡している。長柱13の高さは隣接して
据付けられる通常建物ユニット1の長柱高さと同一であ
る。
上梁15は、溝型鋼製水平状梁部15Aと溝型鋼製傾斜状
梁部15Bとからなる。水平状梁部15Aと傾斜状梁部15Bと
は上下2個の屈曲状のL型鋼からなる接続ピース15C、1
5Dを介して接合されている。相対する長柱13と13、短柱
14と14、上梁15と15のそれぞれの間には、上梁15ととも
に天井構造体16を構成する天井フレーム17が架け渡され
ている。この時、天井フレーム17は、長柱13と水平状梁
部15Aの側に位置する水平状フレーム部17Aと、短柱14と
傾斜状梁部15Bの側に位置する傾斜状フレーム部17Bとか
ら構成される。これにより、天井構造体16は、水平状梁
部15Aと水平状フレーム部17Aにより水平状天井構造部16
Aを構成し、傾斜状梁部15Bと傾斜状フレーム部17Bによ
り傾斜状天井構造部16Bを構成する。
(B)次に、上記(A)と同じく組立工場にて、上記面
取建物ユニット10の傾斜状天井構造部16Bの上部に対
し、以下の如くの屋根パネル100からなる横葺屋根が傾
斜状屋根部20として施工される。
ここで、屋根パネル100は、第5図に示す如く組み立
てられる。即ち、母屋101の上部に合板又はパーチクル
ボードの野地板102が釘打固定され、パネル構造体が構
成される(第5図(A)参照)。この時、母屋101は予
め連結具103を釘打されている。次に、野地板102の上面
にルーフィング104が貼られ(第5図(B)参照)、更
にルーフィング104の上部に横葺の屋根材105が設けられ
(第5図(C)参照)、第5図(D)に示す如くの屋根
パネル100が完成する。
上記屋根パネル100の4隅(水上、水下の2本の母屋1
01の両端部)に設けた金具にアイボルト106を固定し、
このアイボルト106にクレーンのフック107をかけ、該屋
根パネル100を吊り上げて前述の面取建物ユニット10に
おける傾斜状天井構造部16Bの上部に搭載する(第1図
(A)、第6図参照)。この時、屋根パネル100の軒先
見切板108がユニット10の屋根パネル受金物109にあたら
ないように注意する。傾斜状天井構造部16Bに対する屋
根パネル100の固定位置は、流れ方向については野地板1
02が屋根パネル受金物109にあたる位置、左右方向につ
いては連結具103が傾斜状天井構造部16Bの天井根太18に
接する位置とする(第3図、第4図参照)。
屋根パネル100の連結具103を傾斜状天井構造部16Bの
天井根太18に釘打固定する。これにより、横葺屋根の傾
斜状屋根部20が構成される。
(C)次に傾斜状屋根部20を備えた上記面取建物ユニッ
ト10を建築現場に運搬し、所定位置に据付けた後、該面
取建物ユニット10の水平状天井構造部16Aに対し、折版
屋根200が水平状屋根部30として固定され施工される
(第1図(B)参照)。この時、折版屋根200の流れが
傾斜状屋根部20の傾斜方向に向かうように設定され、か
つ折版屋根200の先端部は傾斜状屋根部20の上端部の上
方に突き出るように設定される。
(D)最後に、傾斜状屋根部20、水平状屋根部30のまわ
りに、折版小口化粧41、ケラバ化粧42、及び軒樋43が取
付けられ(第1図(C)参照)、第1図(D)の如くの
屋根が完成する。
尚、水平状屋根部30を構成する折版屋根200は、第1
図に示す如く、面取建物ユニット10に隣接する通常建物
ユニット1の側にも延設されて、連続化される。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例は、予め組立てた屋根パネル100を傾斜状
天井構造部16Bの上部に搭載し、該屋根パネル100を構成
しているパネル構造体としての母屋101の裏面に設けて
ある連結具103を該傾斜状天井構造部16Bに固定するもの
であるため、以下の作用効果がある。
作業者が傾斜状天井構造部16Bの上で行なう組立作業
がなくなる。即ち、屋根パネル100の生産は地上にて行
ない、屋根パネル100と傾斜状天井構造部16Bとの連結は
天井下から行なうことができる。このため、作業性を良
好としてその組立て品質を良好とし、かつ生産性を向上
することができる。
又、屋根パネル100を傾斜状天井構造部16Bに組付ける
作業を建築現場でなく、組立工場で予め完了するものと
したから、組立品質は更に良好となり、生産性は更に向
上する。組立工場では、上記組立作業に好適となる専用
設備を利用できるからである。
尚、本発明の実施において、面取建物ユニットはその
天井構造体の全部を傾斜状天井構造部とするものであっ
ても良い。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、面取建物ユニットにお
ける傾斜状天井構造部の上部に傾斜状屋根部を形成する
に際し、作業性を良好としてその組立品質を良好とし、
かつ生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は面取建物ユニットの屋根施工手順を示す模式
図、第2図は面取建物ユニットの枠組を示す斜視図、第
3図は屋根パネルの搭載状態を示す模式図、第4図は屋
根パネルの固定構造を示す模式図、第5図は屋根パネル
の組立手順を示す模式図、第6図は屋根パネルの吊り上
げ状態を示す模式図である。 10……面取建物ユニット、 11……床、 13……長柱、 14……短柱、 16……天井構造体、 16B……傾斜状天井構造部、 20……傾斜状屋根部、 100……屋根パネル、 101……母屋(パネル構造体)、 103……連結具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井構造体の少なくとも一部に傾斜状天井
    構造部を備え、この傾斜状天井構造部の上部に傾斜状屋
    根部を形成する面取建物ユニットにおいて、面取建物ユ
    ニットは傾斜状天井構造部の下端部に屋根パネル受け材
    を備えてなり、枠部材及び野地板からなるパネル構造体
    の上部に屋根材を設けた屋根パネルを予め組立てた後、
    この屋根パネルを面取建物ユニットの傾斜状天井構造部
    の上部に搭載し、パネル構造体の下端を屋根パネル受け
    材に当接させ、パネル構造体の裏面に予め固定してある
    連結具を該傾斜状天井構造部に固定することを特徴とす
    る面取建物ユニットの傾斜屋根施工方法。
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JPS58111716U (ja) * 1982-01-26 1983-07-30 トヨタ自動車株式会社 屋根パネルの取付け構造
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JP2688056B2 (ja) * 1988-01-25 1997-12-08 積水化学工業株式会社 建物の製造方法

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