JPH0734996Y2 - 組立住宅の玄関用庇 - Google Patents

組立住宅の玄関用庇

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JPH0734996Y2
JPH0734996Y2 JP14452389U JP14452389U JPH0734996Y2 JP H0734996 Y2 JPH0734996 Y2 JP H0734996Y2 JP 14452389 U JP14452389 U JP 14452389U JP 14452389 U JP14452389 U JP 14452389U JP H0734996 Y2 JPH0734996 Y2 JP H0734996Y2
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bracket
panel
panels
entrance
eaves
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JP14452389U
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JPH0382741U (ja
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修次 大芦
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、組立住宅の玄関用庇に関する。
[従来の技術] 玄関の庇は、これまで職人が家屋の建築現場で木材を切
断し、かんなをかけて必要な部材を製作し、それらを組
み立てている。
ところがこのような玄関用庇はすべて手作りであるため
コスト高につくとともに、製造に時間がかかり、また外
仕事であるので天候に大きく左右され易いなどといった
問題がある。
そこで本出願人は、このような問題点を解決すべく鋭意
研究した結果、第5図および第6図に示すような玄関用
庇を開発した(実願平1−95243号)。
この玄関用庇は、左右一対の胴差桁1aを有する側部腕金
物1と、中央腕金物2と、この中央腕金物2にセットさ
れる小屋パネル3と、前記腕金物1,2の前端に架設され
るマグサ桁4と、前記胴差桁1aと小屋パネル3間に架設
される左右一対の後部屋根パネル5,6と、小屋パネル3
の前面に設けられる正面屋根パネル7とを主体として構
成されたもので、側部腕金物1と中央腕金物2とをそれ
ぞれ組立住宅の壁面W(図示例では、マグサ11、二階床
パネルPの芯材12)にボルトBによって固定することに
よりセットされるようになっている。
尚、図中符号8は下端調整部材、符号9は左右の後部屋
根パネル5、6を支持する受け材、符号01は天井野縁材
である。
[考案が解決しようとする課題] 前記玄関庇によれば、庇を構成する小屋組、屋根等を全
てユニット化することができるので、現場での施工を容
易にすることができる。ところが、このような玄関庇に
あっても、例えば次のような点で、解決すべき課題が残
されている。
すなわち、前記玄関庇は、左右および中央の腕金物によ
って小屋組の主要部を構成するため、庇自体のコストが
割高になるという点である。
本考案は、工場生産が可能でコスト安につき、また短時
間で簡単に据え付けることができる組立住宅の玄関用庇
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案は、枠状輪郭に組
まれた枠体と該枠体の一方の面に貼設された面材とから
なるブラケットパネルを、複数枚それぞれ立設した状態
で間隔を隔てて平行に配置し、上記ブラケットパネルの
上部側端面には、これらを覆う屋根パネルを接合すると
ともに、ブラケットパネルの下面には、各ブラケットパ
ネルを連結するようにして天井野縁材を取り付け、上記
各ブラケットパネルの枠体の背部側端面を、組立住宅の
壁面にコーチボルトによって接合したことを解決手段と
した。
[作用] 組立住宅の玄関用庇の製造、組立に際しては、まず工場
内で、複数枚のブラケットパネルを上記構成にしたがっ
て製造し、それぞれ配置した後、ブラケットパネルの下
面に天井野縁材を取り付け、各ブラケットパネルを覆う
屋根パネルを接合して、玄関用庇の主要庇の主要部を組
み立てる。
そしてこの玄関用庇の主要部を建築現場にそのまま運
び、ブラケットパネルの背部側端面に位置する枠体を組
立住宅の壁面にコーチボルトにて接合する。
このように、本考案の組立住宅の玄関用庇によれば、各
構成部材の製作から組立までの作業を工場内で実施する
ことができ、また建築現場での玄関への据付け作業も手
際良く短時間で行うことができる。しかも組立時に、腕
金物等の特殊な接合部材を要しないので、製作、組立の
各作業が極めて簡便になるとともに、組立後の玄関用庇
にあっても軽量で取扱い性が増し、製造費用も割安とな
る。また、ブラケットパネルの下面の天井野縁材は各ブ
ラケットパネルの下端を結合するので、工場にて構築し
た庇の剛性が増し、運搬時等の取り扱い性が良くなると
いった作用も有する。
[実施例] 第1図ないし第4図は、本考案に係る組立住宅の玄関用
庇の一実施例を示すものであり、第1図、第3図および
第4図は玄関用庇の据付け状態の一例を示すものであ
る。なお、第5図および第6図に示す従来例と同一の構
成要素には、同一の符号を付け、その説明は簡略化する
ことにする。
第1図に示すように、この例の玄関用庇20は、組立住宅
の壁面WにコーチボルトB…によって接合された3枚の
ブラケットパネル21,22,23と、該ブラケットパネル21,2
2,23の上部端面を覆って屋根部分を形成していると屋根
パネル5,6,7と、ブラケットパネル21,22,23の下面に取
り付けられた天井野縁材24とを主体として構成されてい
る。
ブラケットパネル21,22,23は、第2図に示すように3枚
がそれぞれ均等の間隔をあけて、立設した状態に平行に
配置されている。ここでブラケットパネル21,22,23は、
それぞれ角材等が枠状輪郭に組まれてなる枠体21a,22a,
23aの一方の面に合板等の面材21b,22b,23bが貼設されて
いるものである。この例では、3枚のブラケットパネル
21,22,23のうち中央部に位置しているブラケットパネル
21は、4角形の1角が斜めに切り取られて出来たような
5角形の枠状輪郭に組まれた枠体21aの一方の面に同5
角形形状の面材21bが貼設されたてなる5角形形状を有
しており、上記斜端面を前方に向けて配されている。ま
たその両側に位置している2枚のブラケットパネル22,2
3は、ともに上記5角形のブラケットパネル21より高さ
の低い4角形枠状に組まれた枠体22a,23の一方の面に面
材22a,23bが貼設されてなるものであり、上記5角形の
ブラケットパネル21と下部側端面、前部側端面および背
部側端面をそれぞれ同一面上に揃え、かつ上部側端面を
上記5角形ブラケットパネル21の斜端面の下辺の水平位
置に合わせて配置されている。また上記2枚の4角形ブ
ラケットパネル22,23は、それぞれ上記5角形ブラケッ
トパネル21に向く側に、面材22b,23bの貼られていない
側の面を向けて配されている。
このような3枚のブラケットパネル21,22,23の下面に
は、これらブラケットパネル21,22,23を連結するように
天井野縁材24が取り付けられている。この例における天
井野縁材24は、略矩形輪郭に組まれた枠組と、該枠組の
内側に配設されて、この枠体を縦方向および横方向に連
結する野物材により構成されているが、これ以外の構成
であってもよい。
また3枚のブラケットパネル21,22,23の上部側端面に
は、これらブラケットパネル21,22,23を覆う屋根パネル
5,6,7が取り付けられている。
左右一対の後部屋根パネル5,6は、略台形型形状を有し
てなるもので、互いにその上辺を合わせて上記5角形ブ
ラケットパネル21の上部側端面に結合されるとともに、
それぞれの下辺が上記左右一対の4角形ブラケットパネ
ル22,23の上部側端面に結合されている。一対の後部屋
根パネル5,6の上辺には結合棟木5a,6aが、また下辺には
軒先調整材5b,6bがそれぞれ設けられて、これらの結合
を可能としている。また正面屋根パネル7は略2等辺3
角形型形状を有し、その2つの斜辺が上記一対の後部屋
根パネル5,6のそれぞれの斜辺に合わせて結合されると
ともに、内側の面を上記5角形ブラケットパネル21の斜
端面に当接した状態に結合されている。ここで、正面屋
根パネル7および上記一対の後部屋根パネル5,6の斜辺
には、それぞれ隅棟結合材5c,6c,7c,7cが設けられてお
り、これらの各斜辺の結合を可能としている。また正面
屋根パネル7の下端には、下端調整部材8が設けられ
て、後述のマグサ桁31への結合を可能としている。
このようにしてなる玄関用庇20は、上記3枚のブラケッ
トパネル21,22,23の背部側端面に位置する各枠体21a,22
a,23aを組立住宅の壁面Wに当接した状態で、これら枠
体21a,22a,23aの内側からコーチボルトB…を壁面Wに
ねじ込むことによって、上記壁面Wに据え付けられてい
る。この例では、コーチボルトB…は、壁面Wの一部を
構成するとともに二階床パネルを支える二階梁13および
二階梁13の下部に位置するマグサ11にねじ込まれるとと
もに、二階梁13の上部に位置する壁パネル14にもねじ込
まれて、強固に据え付けが行なわれている。
次に、この組立住宅の玄関用庇20の組立、据え付けの方
法の一例を説明する。
まず、工場内で、上記構成の各ブラケットパネル21,22,
23、後部屋根パネル5,6および正面屋根パネル7および
天井野縁材24を作製、用意する。
引き続き、工場内で、上記各ブラケットパネル21,22,23
を所定の位置に配し、これらの下面に天井野縁材24を取
り付け、これらの上面に後部屋根パネル5,6および正面
屋根パネル7を取り付けて、玄関用庇20の主要部を組み
立てる。
この玄関用庇20の主要部を、この状態で建築現場へ運
び、玄関部位の壁面Wに据え付ける。
据え付けは、上記玄関用庇20の各ブラケットパネル21,2
2,23の背部側端面に位置する枠体21a,22a,23aを、壁面
W(図示例では、二階梁13とマグサ11とその他の壁パネ
ル14)に当接し、該枠体21a,22a,23aの内側から複数本
のコーチボルトB…を上記壁面Wにねじ込んで固定する
ことによって行なう。この時、天井野縁24の下面は開口
したままの状態であるので、この開口面より適宜、手や
適当な治具を導入して作業を行なうことができる。
据え付け終了後、必要に応じて、上記天井野縁24の下面
に適当な天井材30を取り付け、各ブラケットパネル21,2
2,23の前部側端面に適当なマグサ桁31等を架設してこれ
らを連結し、さらにこの正面を覆う正面パネル32を取り
付ける。またさらには上記屋根パネル5,6,7、正面パネ
ル32および天井材30の外面を防水材等を介して適当な屋
根材33で覆うなどして、所望の玄関用庇を得る。
尚、各ブラケットパネル21,22,23…の形状、枚数および
その組み合わせ、屋根パネル5,6,7の形状、枚数および
その組み合わせ、コーチボルトB…の数、付設箇所など
は、上記実施例に限定されず、本考案の請求の範囲を逸
脱しない範囲内であれば、上記構成以外であってももち
ろんよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の組立住宅の玄関用庇は、
上記のように構成されているから、ブラケットパネル、
屋根パネル等の各構成部材を、他の外壁パネルなどとと
もに工場内で製作してこれらを庇に組み立て、そのまま
建築現場に運んで玄関に据え付ければよいので、これら
の各作業を手際良く短時間で実施することができる。ま
た特殊な腕金物を必要とせず、ブラケットパネルだけの
簡単な構成の部材により、屋根パネルを支持することが
できるので、組立後の庇にあっても軽量で取扱い性が良
い。またブラケットパネルの下面には天井野縁が取り付
けられているので、天材材の接合にも極めて便利であ
る。これらのことから、製造、組立、取付に係るすべて
の作業が効率良く、かつコスト安にて行なわれるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は本考案に係る組立住宅の玄関用庇の据え付
け状態の一例を示す斜視図、第2図はこの玄関用庇を各
構成部材に分解した状態を示す斜視図、第3図および第
4図は第1図の据え付け状態のそれぞれ側断面図および
横断面図であり、第5図および第6図は、玄関用庇の従
来例を示すもので、第5図は玄関用庇の据え付け状態の
側断面図、第6図は玄関用庇を各構成部材に分解した状
態の斜視図である。 5,6……後部屋根パネル、7……正面屋根パネル、20…
…玄関用庇、21,22,23……ブラケットパネル、21a,22a,
23a……枠体、21b,22b,23b……面材、24……天井野縁
材、B……コーチボルト、W……壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠状輪郭に組まれた枠体と該枠体の一方の
    面に貼設された面材とからなるブラケットパネルが、複
    数枚それぞれ立設した状態で間隔を隔てて平行に配置さ
    れ、上記ブラケットパネルの上部側端面には、これらを
    覆う屋根パネルが接合されるとともに、ブラケットパネ
    ルの下面には、各ブラケットパネルを連結するようにし
    て天井野縁材が取り付けられ、上記各ブラケットパネル
    の枠体の背部側端面が、組立住宅の壁面にコーチボルト
    によって接合されてなることを特徴とする組立住宅の玄
    関用庇。
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