JPH05295831A - 軒先の構成方法 - Google Patents

軒先の構成方法

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Publication number
JPH05295831A
JPH05295831A JP12557292A JP12557292A JPH05295831A JP H05295831 A JPH05295831 A JP H05295831A JP 12557292 A JP12557292 A JP 12557292A JP 12557292 A JP12557292 A JP 12557292A JP H05295831 A JPH05295831 A JP H05295831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
unit
edge
girder
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP12557292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shugo Ikeda
修吾 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Publication of JPH05295831A publication Critical patent/JPH05295831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工作業が容易で短時間でしかも精度良く取
付けることのできる軒先の構成方法を提供する。 【構成】 軒先垂木(28)、母屋(32)(33)及び軒裏
板(43)等を予め一体のユニット(24)にして、建物の
躯体側へ取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は軒先の構成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9〜図11は従来の軒先部の構造を示
している。通常の軒先部においては、屋根トラス(1)
の上弦材(2)を、壁躯体(3)よりも軒先方向に突出
させるとともに、このトラス上弦材(2)の先端部に軒
先母屋(4)を取付け、更にその軒先母屋(4)と壁躯
体(3)側とに跨がって軒裏野縁(5)を取付け、その
裏面に軒裏板(6)を張り付けて施工している。また、
軒先母屋(2)の側面には軒樋(7)が取付けられると
ともに、トラス上弦材(2)の上面に野地板(8)を取
付けて屋根葺き材(9)をその上に施工している。
【0003】他方、壁軸組(3)の上部に図9のような
桁梁(10)がくる場合には、トラス上弦材(2)をその
まま軒先方向に突出させることができないため、この桁
梁(10)部分で分割して、図11で示すように、トラス
(1)の先端部を桁梁(10)の建物内側の側面に固定
し、他方の外側に軒先腕木(12)の端部を固定して、こ
の軒先腕木(12)を介して、前記のような軒先母屋
(4)、軒裏野縁(5)及び軒裏板(6)等からなる軒
先を施工するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来に
おいては、屋根トラス(1)を取付けた後、軒先母屋
(4)、軒裏野縁(5)、軒裏板(6)及び軒樋(7)
更には野地板(8)の施工といった非常に複雑な作業が
必要であり、施工時間が長くなるとともに、その施工作
業も熟練した職人でなければならないという不都合があ
る。しかも、部品数が非常に多く、それぞれの部品を見
ただけではどこに取付くのか不明であり、部品管理が煩
雑である。更に、前記のように桁梁(10)がある場合に
は、この桁梁(10)部分でトラス(1)を分割して、軒
先側に腕木(12)を取付けなければならず、その施工が
ますます煩雑となる不都合があった。
【0005】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、施工作業が容易で短時間でしかも精度良く取付け
ることのできる軒先の構成方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、軒先の垂木、母屋及び軒裏板等から
なる軒先部を予め一体のユニットに構成して、この軒先
ユニットを建物の躯体へ固定して、屋根と接続すること
を特徴とする。
【0007】また、上記において、軒先ユニットの裏面
側に設けた固定部材の水平部を桁梁上面に載せて垂直方
向のボルトで接合するとともに、更にその固定部材の垂
直部を水平方向のボルトで固定することが考えられる。
【0008】
【作用】上記この発明の構成によれば、従来現場で逐次
取付けていた軒先の垂木、軒先母屋、軒裏板及び軒裏野
縁等が予め一体にユニット化されているので、このユニ
ット化したものを現場へ搬入して躯体側へ固定するのみ
で良い。
【0009】
【実施例】この発明の構成方法をその施工順に従って説
明すると、まず、図1及び図2で示すように、まず壁躯
体(21)を施工した後、その壁躯体(21)上に小屋梁
(22)を取付ける。壁躯体(21)上に桁方向の桁梁(2
3)が取付けられており、この桁梁(23)の側面に小屋
梁(22)の端部を固定するようにしている。
【0010】次に、上記のようにして小屋梁(22)を施
工した後、図3及び図4のように、この発明の軒先ユニ
ット(24)を、前記桁梁(23)の外側に固定する。軒先
ユニット(24)の上面には予め野地板(25)からルーフ
ィング(26)までが施工してある。
【0011】次に、図5及び図6で示すように、屋根フ
レーム(27)を備えた屋根パネル(28)を取付けて、屋
根の仕上げを行なうものである。
【0012】図7は、上記軒先ユニット(24)の詳細な
構造とその取付け構造を示している。図において(31)
はこの軒先ユニット(24)の一部を構成する軒先垂木で
あり、この軒先垂木(31)は、その先端部を軒先母屋
(32)へ固定し、他方の端部近傍部分を軒裏母屋(33)
の上面へ固定している。垂木(31)は、図5で示すよう
に、桁方向に多数本配置されて、上記軒先母屋(32)と
軒裏母屋(33)及びこの垂木(31)によって、平面から
見て方形状のフレームを構成している。そして、各軒先
垂木(31)の側面部には、屋根側の端部において接合プ
レート(34)が固定されており、この接合プレート(3
4)の内端部に、倒立L型の固定部材(35)が固着さ
れ、その固定部材(35)の上端より内方に突出する水平
部(36)が、H型鋼からなる前記桁梁(23)の上部側の
フランジ上面に載置されて、垂直方向のボルト(37)で
固定されるようになっている。また、固定部材(35)の
垂直部(38)が、外側から挿し込んだ水平方向のボルト
(39)によって、その桁梁(23)の上下のフランジ先端
間に跨がって固着したスチフナ(40)へ固定されるよう
になっている。この固定位置は、小屋梁(22)の延長線
上にあり、水平方向の揺れ等に対する影響を少なくして
いる。
【0013】接合プレート(34)から下向きに垂下する
ようにして吊り部材(41)が設けられており、この吊り
部材(41)の下端と前記軒先母屋(32)とに跨がって、
軒裏野縁(42)が取付けられるとともに、この軒裏野縁
(42)の下面に軒裏板(43)が取付けられている。更
に、軒先垂木(31)の上面に跨がって野地板(45)が張
り付けられるとともに、この野地板(45)の上面に予め
ルーフィング材(46)が取付けられている。また、軒先
母屋(32)の外側面には、軒樋(49)が取付けられてい
る。
【0014】図8で示すように、上記屋根パネル(28)
は、屋根傾斜方向に沿う左右一対のフレーム(27)(2
7)と、両フレーム(27)(27)間に渡した多数の桟材
(50)(50)…とによって骨組を構成し、その骨組の上
に野地板(61)を張付け、更に、その上に防水用のルー
フィング材(62)を予め張付けたものである。そして、
ルーフィング材(62)の先端を予め軒先側に突出させて
おくことにより、図4のように、先に取付けた軒先ユニ
ット(24)の端部にこの突出部(63)が重なることにな
るので、この部分の特別の防水施工を行なうことなく、
屋根葺き作業に移ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
軒先部において逐次取付けていた腕木や軒裏野縁及び軒
裏板、軒先母屋等を予め一体のユニットとして、これを
現場へ搬入して壁躯体側へ取付けるようにしているの
で、このユニットを取付けるのみで軒先が略完全に施工
されることになり、従来のものに比較して施工時間が遙
かに短く、且つ熟練した職人を必要とせず精度の高い施
工を行なうことができるという効果がある。また、従来
のように野縁や腕木等がばらばらに置かれているものと
異なって、一見して軒先ユニットであることが判るため
部品管理が容易であり、取付け作業も、クレーン等で吊
り上げてボルトで固定するだけであるから、従来のよう
な上向き作業と異なって施工作業が遙かに容易で、作業
員の疲労も少なく済むことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小屋梁の配置図を示す全体平面図である。
【図2】同じく小屋梁を取付けた躯体部分の要部の縦断
面図である。
【図3】軒先ユニットを取付けた建物の全体伏図であ
る。
【図4】同じく軒先ユニットの取付け状態を示す要部の
縦断面図である。
【図5】軒先ユニットと屋根パネルを取付けた建物の全
体伏図である。
【図6】同じく軒先部分の要部縦断面図である。
【図7】軒先ユニットの取付け構造を示す要部の全体縦
断面図である。
【図8】屋根パネルの一部切欠斜視図である。
【図9】従来の小屋梁の配置状態を示す伏図である。
【図10】同じく従来の軒先部の構造を示す要部縦断面
図である。
【図11】同じく従来の桁梁部分の取付け構造を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
(21) 壁躯体 (23) 桁梁 (24) 軒先ユニット (28) 軒先垂木 (35) 固定部材 (36) 固定部材の水平部 (38) 固定部材の垂直部 (32) 軒先母屋 (42) 軒裏野縁 (43) 軒裏板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒先の垂木、母屋及び軒裏板等からなる
    軒先部を予め一体のユニットに構成して、この軒先ユニ
    ットを建物の躯体へ固定して屋根と接続することを特徴
    とする軒先の構成方法。
  2. 【請求項2】 軒先ユニット裏面側の固定部材における
    水平部を、建物躯体の桁材上面に載置してボルトで接合
    し、同じく固定部材の垂直部を桁材へ水平方向のボルト
    で固定することを特徴とする請求項1記載の軒先の構成
    方法。
JP12557292A 1992-04-18 1992-04-18 軒先の構成方法 Pending JPH05295831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12557292A JPH05295831A (ja) 1992-04-18 1992-04-18 軒先の構成方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP12557292A JPH05295831A (ja) 1992-04-18 1992-04-18 軒先の構成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05295831A true JPH05295831A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14913510

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12557292A Pending JPH05295831A (ja) 1992-04-18 1992-04-18 軒先の構成方法

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JP (1) JPH05295831A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151680A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 トヨタホーム株式会社 建物の屋根構造
JP2018145794A (ja) * 2018-06-28 2018-09-20 元旦ビューティ工業株式会社 建築物の軒先下地構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151680A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 トヨタホーム株式会社 建物の屋根構造
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