JPH0752823Y2 - 軒先登り梁 - Google Patents

軒先登り梁

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JPH0752823Y2
JPH0752823Y2 JP6345390U JP6345390U JPH0752823Y2 JP H0752823 Y2 JPH0752823 Y2 JP H0752823Y2 JP 6345390 U JP6345390 U JP 6345390U JP 6345390 U JP6345390 U JP 6345390U JP H0752823 Y2 JPH0752823 Y2 JP H0752823Y2
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JP
Japan
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eaves
climbing beam
climbing
roof
ridge
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JP6345390U
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JPH0421615U (ja
Inventor
克彦 四阿
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、勾配屋根を有する建築物等の軒先部分におい
て屋根部材が張られる母屋材を支持する軒先登り梁に関
する。
〔背景技術〕
従来より、住宅には勾配屋根が多用されている。このよ
うな屋根には、屋根の小屋部分に棟から軒先に渡って所
定傾斜で登り梁を設置し、各登り梁に母屋材を掛け渡
し、これらの母屋材に屋根材を張り付ける鉄骨構造が利
用されている。
ここで、母屋材は屋根材の寸法に応じて所定ピッチで配
置されるものであり、このため、登り梁には母屋材の取
付けボルト用孔が棟側から所定のピッチで複数設けられ
ている。
一方、通常の登り梁が棟から軒先まで一本で構成されて
いるのに対し、分割式の登り梁として屋根10の納まりを
コンパクト化する試みがなされている。第3図に示すよ
うに、登り梁12は、屋根10の軒先部分11の軒先登り梁12
Aと残りの棟側登り梁12Bとに二分割され、これらの登り
梁12A,12Bは住宅のフレーム17の角部を挟むように配置
されている。なお、登り梁12Aには、鼻隠し材および軒
天井等が取付けられる。
このような分割式の登り梁12によれば、登り梁12A,12B
がコンパクトになるので搬送が容易なるうえ、屋根10は
フレーム17に対する高さが下がるので、屋根10を全体と
して小型化でき、かつ、軒先部分の多様な納まりに対
し、軒先登り梁12A側を交換することで容易に対応でき
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような分割式の登り梁12A,12Bで
は、登り梁12A,12Bが別体なので、軒先登り梁12Aをフレ
ーム17に取付ける位置に誤差があると、軒先登り梁12A
側のボルト用孔がずれて棟側登り梁12B側のボルト用孔
とのピッチが合わなくなり、母屋材13相互の間隔が不揃
いとなり屋根材14の張り付けが難しくなる。
このため、登り梁12Aの取付けにあたって高い取付け位
置精度が必要になり、施工の際の煩雑さが増す恐れがあ
るという問題がある。
また、基本的に傾斜屋根10の棟側登り梁12B側に合わせ
て軒先登り梁12Aにボルト用孔を設けるため、同一形式
の屋根であっても軒先部分の納まりが異なる別の屋根お
いては、軒先登り梁12Aの先端の母屋材13の取付け位置
が異なるため、同一の軒先登り梁12Aでは対応できない
という問題が生じる。
このため、軒先登り梁12Aを共用できず、軒先部分の納
まりに対応させた各種の軒先登り梁12Aを用意する必要
があり、生産性の面等で問題が生じる。
本考案の目的は、汎用性が高く、かつ、容易に取付けが
行える軒先登り梁を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、住宅のフレームの軒先側に接合されるとと
も、上面に母屋材を取付けるボルト孔がその取付け位置
を登り梁の長手方向に沿って調整可能に設けられている
ことを特徴とする。
ここで、前記ボルト孔としては、登り梁の長手方向に沿
って延びる長孔や同じく長手方向に配列された複数の丸
孔等が採用できる。
〔作用〕
このような本考案では、軒先登り梁のボルト孔を利用し
て母屋材を取付けるとともに、その取付け位置を調整す
る。この調整により、納まりの異なる各種軒先部分への
対応が可能になるとともに、軒先登り梁の取付位置誤差
の修正が容易になり、これにより前記目的が達成され
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。な
お、以下の説明では前記従来例で既に説明した部材と同
じ部材には同一符号を使用する。
第1図および第2図には、本実施例の住宅の屋根10の軒
先部分11が示されている。
図において、屋根10は傾斜配置された登り梁12に母屋材
13を取付け、その上に野地板14A、防水シート14Bおよび
屋根葺材14Cを順次積層して屋根材14を形成したもので
ある。
登り梁12は、軒先部分11の軒先登り梁12Aと、棟から軒
先部分11の手前までの棟側登り梁12Bとの二分割構成と
され、軒先登り梁12Aおよび棟側登り梁12Bは、フレーム
17にそれぞれブラケット18,19を介して接合されてい
る。
棟側登り梁12Bは、断面H字形の鋼材等から作られたも
のであり、その上面には棟部分から所定間隔で丸孔20が
設けられている。そして、棟側登り梁12Bには、各丸孔2
0に挿通されるボルト21によって支持部材22が固定さ
れ、各支持部材22を介して母屋材13が取付けられてい
る。
軒先登り梁12Aは、断面C字形の鋼材等から作られたも
のであり、その上面には、長手方向に沿ってボルト孔で
ある長孔23が複数設けられている。そして、軒先側登り
梁12Aには、長孔23に挿通されるボルト24によって支持
部材25が取付位置を調整可能に取付けられ、この支持部
材25を介して母屋材13が取付けられている。
なお、軒先登り梁12Aの先端には端板31が固着され、端
板31に溶接されたナット32に略T字形状の受け材33が螺
合されている。受け材33には鼻隠し下地材34が貼り付け
られ、この鼻隠し下地材34の外側に鼻隠し仕上げ板35が
張り着けられている。
また、前記鼻隠し仕上げ板35と軒先部分11に面した外壁
36の側面との間には、軒天井材37が掛け渡され、これに
より軒先部分11の下面の仕上げが行われている。
このような本実施例では、次のような手順で屋根10の施
工が行われる。
まず、建築現場で組立てたフレーム17に登り梁12A,12B
を取付け、各々の上面にそれぞれ支持部材22,25および
ボルト21,24を介して母屋材13を固定する。この際、登
り梁12Aにおいて、母屋材13の取付位置を調整する。こ
の調整により、棟側登り梁12B側の母屋材13との間隔が
所定ピッチとなるように、登り梁12A側の母屋材13の取
付位置の修正を行う。また、登り梁12Aの先端の母屋材1
3については、軒先部分の納まりに応じた取付位置の調
整を行う。
続いて、配置された母屋材13の上に野地板14A等の屋根
材14を順次張り付けて屋根10の上面を仕上げ、屋根10の
軒先の各部分に鼻隠し下地材34、鼻隠し仕上げ板35およ
び軒天井材37を取付けて屋根10の軒先周りを仕上げて作
業を完了する。
このような本実施例によれば、次のような効果がある。
すなわち、軒先登り梁12Aの上面に長孔23を用いて母屋
材13を取付けるようにしたので、長手方向に沿って母屋
材13の取付け位置を調整することができる。
このため、軒先登り梁12Aをフレーム17に取付ける際に
その取付け位置に誤差があっても、前記調整により、軒
先側の母屋材13の取付け位置を修正できるので、軒先登
り梁12Aのフレーム17への取付けを容易にできる。
また、軒先登り梁12Aの先端に配置される母屋材13は、
納まりの異なる各種の軒先部分に応じて取付け位置が調
整できるので、軒先登り梁12Aを共用することができ
る。
さらに、母屋材13の位置調整ができることから、棟側登
り梁12Bの長さが異なる場合にも同一の軒先登り梁12Aを
用いることができるため、準備の煩雑さが解消できると
ともに、部品共通化により製造コスト等を低減できる。
従って、登り梁12を二分割構成とすることで発生する問
題を解消できるので、分割された登り梁12A,12Bによ
り、屋根10をコンパクト化でき、かつ、登り梁12の搬送
を容易にできる。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではな
く、本考案を達成できる範囲での変形、改良等は本考案
に含まれるものである。
例えば、軒先登り梁12Aの上面に設けられるボルト孔と
しては、長孔23に限らず、軒先登り梁12Aの長手方向に
沿って連続した複数の丸孔でも等よく、要するに母屋材
13の取付け位置が登り梁12Aに沿って調整可能であれば
よく、その形状や配置等は限定されない。
さらに、登り梁12A,12Bの断面H字形や断面C字形に限
らず、例えば、四角筒状や断面L字形等でもよく、実施
にあたり適宜選択すればよい。
また、登り梁12A,12Bに母屋材13を取付けるのに利用す
る支持部材22,25の形状寸法等も任意であり、母屋材を
直接ボルト止めして支持部材22,25を省略してもよい。
さらに、本考案は、前記実施例のような傾斜屋根だけで
なく、傾斜のない水平面で構成された所謂ろく屋根等に
も適用可能な他、多様な屋根に適用できる。
〔考案の効果〕
前述のように、本考案の軒先登り梁によれば、汎用性を
高くすることができ、かつ、容易に取付けを行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す断面図第2図は
同実施例の要部を示す一部を破断した分解斜視図、第3
図は本考案の技術的背景となった屋根を示す断面図であ
る。 10…屋根、12A…軒先登り梁、13…母屋材、23…ボルト
孔としての長孔、14…屋根材、17…住宅のフレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅のフレームの軒先側に接合されるとと
    もに、上面に母屋材を取付けるボルト孔がその取付け位
    置を登り梁の長手方向に沿って調整可能に設けられてい
    ることを特徴とする軒先登り梁。
JP6345390U 1990-06-15 1990-06-15 軒先登り梁 Expired - Lifetime JPH0752823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6345390U JPH0752823Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 軒先登り梁

Applications Claiming Priority (1)

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JP6345390U JPH0752823Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 軒先登り梁

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Publication Number Publication Date
JPH0421615U JPH0421615U (ja) 1992-02-24
JPH0752823Y2 true JPH0752823Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31593518

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JP6345390U Expired - Lifetime JPH0752823Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 軒先登り梁

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JP6479341B2 (ja) * 2014-05-28 2019-03-06 旭化成ホームズ株式会社 建物

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JPH0421615U (ja) 1992-02-24

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