JP7296262B2 - 天井パネル施工方法 - Google Patents
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Description
また、上記の構成では、天井パネル仮受用治具によって天井パネルが略鉛直となるように躯体から懸下されるため、天井パネル懸下工程を容易に行うことが可能となる。
上記の構成では、第1天井パネルの上に断熱材を配置する作業を、第2天井パネルが配置される前の空間を介して行うことができるため、断熱材の施工が容易なものとなる。
上記の構成では、1つの天井パネルに対して2つの天井パネル仮受用治具が所定距離離間して取り付けられるため、天井パネル懸下工程において安定して天井パネルを懸下することができる。
上記の構成では、天井パネル仮受用治具の係合部を、梁のフランジに対して係合させるという簡易な操作で天井パネルを梁に対して仮受けすることができる。
次に、図3A乃至3Cを参照しながら、本実施形態に係る天井パネル施工方法で用いる天井パネル仮受用治具10の構成について説明する。天井パネル仮受用治具10は、各部材を金属、樹脂、木などの材料を適宜用いて作製することが可能である。
躯体係合部材20(第1部材)は、図3Aに示すように、正面視において略コ字状に曲折して形成されており、梁2の上部のフランジ2Aに載置される載置部21を有している。載置部21は、その一端部に、梁2の上部のフランジ2Aのエッジと係合する係合部22が形成されている。
パネル固定部材30(第2部材)は、図3A及び図3Cに示すように、ワイヤーWが取り付けられるワイヤー取付部31(連結部材取付部)と、天井パネル6に取り付けられたネジ6D(係合突部)と係合する被係合部32と、被係合部32から曲折して設けられた下方延出部33と、を有している。
ワイヤーW(連結部材)は、例えば、可撓性を有する金属製の線材であり、図3Aに示すように、上方の第1端部W1と、下方の第2端部W2と、を備えている。ワイヤーWの第1端部W1は、係合部22よりも操作部23に近い位置において、躯体係合部材20の載置部21に対して取り付けられている。ワイヤーWの第2端部W2は、パネル固定部材30のワイヤー取付部31の端部付近に取り付けられている。
以下、図5乃至図8を参照しながら説明するように、本実施形態に係る天井パネル施工方法は、建物1を構成する梁2(躯体)に天井パネル6(枠部材)を取り付ける天井パネル施工方法である。以下に示す例では、天井パネル仮受用治具10を用いて作業を行う例を説明するが、天井パネル仮受用治具10を用いることなく、他の代替手段を用いて作業を行うことも可能である。なお、図5、図7及び図8において、天井パネル仮受用治具10の図示を省略している。
以下、各工程について、4Pサイズの天井パネル6(図2)を例に、図面を参照して詳細に説明をする。
天井パネル仮受用治具用意工程(図6、ステップS1)では、図3A乃至図3Cの天井パネル仮受用治具10を用意する。具体的には、各天井パネル6に対して、それぞれ2つの天井パネル仮受用治具10を用意する。
次に、治具取付工程(図6、ステップS2)では、天井パネル6の長手方向の端部付近にそれぞれ天井パネル仮受用治具10を取り付ける。具体的には、1枚の天井パネル6に対して、2つの天井パネル仮受用治具10を用意して、天井パネル仮受用治具10のパネル固定部材30に対して天井パネル6を取り付ける。
次に、係合工程(図6、ステップS3)では、天井パネル6に取り付けられた2つの天井パネル仮受用治具10を梁2に係合させる。具体的には、2人の作業者が脚立などの作業足場に登り、天井パネル6の長手方向の端部付近に取り付けられた2つの天井パネル仮受用治具10をそれぞれ梁2に係合させる。
より詳細には、2人の作業者それぞれが、天井パネル仮受用治具10が備える躯体係合部材20の係合部22を、梁2の上部のフランジ2Aに引っ掛け、載置部21をフランジ2Aの上面に載置する。
天井パネル懸下工程(図6、ステップS4)では、天井パネル6が略鉛直となるように梁2から懸下する。具体的には、天井パネル6の外周を構成する外枠部材6A及び接続部材6Cで囲まれる面が略鉛直となるように天井パネル6を梁2から懸下する(図5)。このとき、図7に示されるように、懸下した天井パネル6の間において、上方にはスペースSPが確保されている。このスペースSPは、後述する第1天井パネル取付工程及び第2天井パネル取付工程において、天井パネル6が取り付けられる位置に相当する空間である。
第1天井パネル取付工程(図6、ステップS5)では、天井パネル6を梁2に固定する。具体的には、図7及び図8に示すように仮受けされた天井パネル6を取付位置に持ち上げ、梁2(厳密には、梁2に対して固定された桟木)に対して従来公知の方法で固定した後に、天井パネル仮受用治具10を取り外す。具体的には、ネジ6Dを緩めて、パネル固定部材30を持ち上げることで、パネル固定部材30を天井パネル6から取り外す。そして、操作部23を上方に持ち上げるように操作して、躯体係合部材20を梁2のフランジ2Aから取り外す。
断熱材施工工程(図6、ステップS6)では、天井パネル取付工程において、天井パネル6(第1天井パネル)を梁2に固定した後、隣接する天井パネル6(第2天井パネル)を梁2に固定する前に、固定した天井パネル6(第1天井パネル)の上に断熱材を配置する。このとき、図8に示されるように、固定した天井パネル6に隣接した位置にスペースSP1が確保されている。このスペースSP1は、次の第2天井パネル取付工程において、固定した天井パネル6(第1天井パネル)に隣接する天井パネル6(第2天井パネル)が取り付けられる位置に相当する空間である。
第2天井パネル取付工程(図6、ステップS7)では、第1天井パネル取付工程で取り付けた天井パネル6(第1天井パネル)に隣接する天井パネル6(第2天井パネル)を取付位置に持ち上げ、梁2(厳密には、梁2に対して固定された桟木)に固定する。具体的には、第1天井パネル取付工程と同様の手順で、図8に示すように仮受けされた天井パネル6(第2天井パネル)を、梁2に対して従来公知の方法で固定した後に、天井パネル仮受用治具10を取り外す。
2 梁
2A フランジ
2B ウェブ
3 柱
5 ボルト
6 天井パネル
6A 外枠部材(外枠部)
6B 中間部材
6C 接続部材(接続部)
6D ネジ(係合突部)
10 天井パネル仮受用治具
20 躯体係合部材(第1部材)
21 載置部
22 係合部
23 操作部
24 突出部
30 パネル固定部材(第2部材)
31 ワイヤー取付部(連結部材取付部)
32 被係合部
32a 挿通孔
32b 受容溝
33 下方延出部
W ワイヤー(連結部材)
W1 第1端部
W2 第2端部
SP,SP1 スペース
Claims (5)
- 建物を構成する躯体に天井パネルを取り付ける天井パネル施工方法であって、
前記天井パネルが略鉛直となるように前記躯体から懸下する天井パネル懸下工程と、
前記天井パネルを前記躯体に固定する天井パネル取付工程と、を行い、
前記天井パネル懸下工程を行う前に、
前記躯体に係合する係合部を有する第1部材と、前記天井パネルを保持する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材を連結する連結部材と、を備える天井パネル仮受用治具を用意する天井パネル仮受用治具用意工程と、
前記天井パネルに前記天井パネル仮受用治具を取り付ける治具取付工程と、
前記天井パネルに取り付けられた前記天井パネル仮受用治具を前記躯体に係合させる係合工程と、を行うことを特徴とする天井パネル施工方法。 - 前記天井パネルは、第1天井パネルと、該第1天井パネルに隣接する第2天井パネルと、を含み、
前記天井パネル取付工程において、前記第1天井パネルを前記躯体に固定した後、前記第2天井パネルを前記躯体に固定する前に前記第1天井パネルの上に断熱材を配置する断熱材施工工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の天井パネル施工方法。 - 前記天井パネルは、外枠部と、前記外枠部の間に配される中間部と、前記外枠部及び前記中間部を連結する複数の接続部と、を備える格子形状をなす枠体であり、
前記天井パネル懸下工程において、前記天井パネルの外周を構成する前記外枠部及び前記接続部で囲まれる面が略鉛直となるように前記天井パネルを前記躯体から懸下することを特徴とする請求項1又は2に記載の天井パネル施工方法。 - 前記治具取付工程において、前記天井パネルには前記天井パネル仮受用治具が所定距離離間して2つ取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の天井パネル施工方法。
- 前記躯体が梁であり、
前記係合工程において前記天井パネル仮受用治具の前記係合部を前記梁のフランジに係合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の天井パネル施工方法。
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