JP2018076697A - 水切り部材、長さ調整部材、水切り部材の取付方法、及び、水切り部材の取付構造 - Google Patents

水切り部材、長さ調整部材、水切り部材の取付方法、及び、水切り部材の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】水切り部材の底板部を建物に当接させつつ、外壁下に設けられた通気層の多様な厚みに対応可能にする。【解決手段】水切り部材1は、上下方向に延出する取付板部2と、取付板部2の下部から前方に延出する雨水案内板部3と、雨水案内板部3の前端から下方に延出する前垂れ板部4と、前垂れ板部4の下部から後方に延出する底板部5とを含む。底板部5は、厚み方向に貫通した複数の換気孔53が形成された下板50と、換気孔53よりも後方に設けられ、前後方向において、底板部5の後端と下板50の後端との間の長さを調整可能な長さ調整部材60とを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、建物の土台部等に取り付けられる水切り部材であって底板部の長さが調整可能な水切り部材、水切り部材の底板部を下板とで構成する長さ調整部材、水切り部材の取付方法、及び、水切り部材の取付構造に関する。
建物の土台部等に取付けられて使用される水切り部材には、上下方向に延出する取付板部、取付板部の下部から前方に延出する雨水案内板部、雨水案内板部の前端から下方に延出する前垂れ板部、及び、前垂れ板部の下部から後方に延出し通気孔が設けられた底板部を有するものがある(特許文献1参照)。
この種の水切り部材は、底板部の後端が前後方向において取付板部とほぼ同じ位置となるように、底板部が構成されており、取付板部を土台の側面に取り付けたときに、底板部の後端が基礎上部に当接するようにして配置される。
近年、建物の壁内の湿気による結露やカビの発生を防止するために外壁通気工法が広く採用されている。外壁通気工法は、外壁下に通気層を形成する工法であり、この工法に適した水切り部材も開発されている。例えば、上述の水切り部材の底板部を取付板部よりも後方に延出させたものがある。このような水切り部材は、底板部を後方により延出させることで取付板部を胴縁と外壁との間に取り付けた場合に、底板部の後端を基礎上部まで到達させることができ、底板部と基礎との間に隙間を生じさせることなく、底板部に設けた通気孔と外壁下に設けた通気層とを連通させて外壁下の通気を図ることができる。
特開2009−197452号公報
しかしながら、外壁通気工法において、通気層の厚み、すなわち胴縁の厚みが一律に定められていないことから、通気層の厚みを大きくした場合に、底板部の後端が基礎まで届かず、底板部と基礎との間に隙間が生じてしまう。このような隙間が生じると、当該隙間からネズミ、コウモリなどの小動物が通気層に侵入するという問題が生じる。換言すると、水切り部材の底板部の延出長さに応じた厚みでしか通気層を施工することができない。
そこで、本発明の目的は、例えば、水切り部材の底板部を建物に当接させつつ、外壁下に設けられた通気層の多様な厚みに対応することを可能とするなど、水切り部材の底板部の長さ(幅)を調整可能な水切り部材、並びにそのための長さ調整部材、水切り部材の取付方法、及び、水切り部材の取付構造を提供することである。
本発明の水切り部材は、上下方向に延出する取付板部と、前記取付板部の下部から前方に延出する雨水案内板部と、前記雨水案内板部の前端から下方に延出する前垂れ板部と、前記前垂れ板部の下部から後方に延出する底板部とを備える水切り部材において、前記底板部は、厚み方向に貫通した複数の換気孔が形成された換気孔形成部と、前記換気孔よりも後方に設けられ、前後方向において、前記底板部の後端と前記換気孔形成部の後端との間の長さを調整可能な長さ調整部とを有している。
これによると、水切り部材の底板部の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能となる。このため、水切り部材の底板部を建物(例えば、基礎)に当接させつつ、外壁下に設けられた通気層の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材の底板部と基礎との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層内に侵入するのを防止することができる。
また、本発明において、前記長さ調整部は、前記前後方向に互いに離隔して配置され、前記前後方向と直交する方向に延出する複数の溝を有することが好ましい。これにより、長さ調整部を溝に沿って容易に切断又は折断することが可能となり、水切り部材の底板部の長さを所望の長さに容易に調整することができる。
また、本発明において、前記長さ調整部は、その前端部に、前記換気孔形成部の後端部に対して接続可能に構成された接続部を有することが好ましい。これにより、接続部を介して長さ調整部を換気孔形成部に接続することが可能となる。このため、長さ調整部の前後方向の長さ、つまり、底板部の前後方向の長さ調整を容易に行うことができ、作業効率が向上する。
また、本発明において、前記接続部と前記換気孔形成部の後端部は、前記前後方向において、接続位置を変更可能に構成されていることが好ましい。これにより、換気孔形成部の後端部に対する接続部の接続位置を前後方向に変更させることで、底板部の前後方向の長さ調整を容易に行うことが可能となる。
また、本発明の長さ調整部材は、建物に配設され、外壁の表面に伝って流下してきた雨水を前方へ案内する水切り部材の下板に接続されることで、前記水切り部材の底板部を前記下板とで構成する長さ調整部材であって、帯板状の調整部本体と、前記調整部本体の前端に設けられ、前記下板の後端部に接続可能に構成された接続部とを備えており、前後方向において、前記底板部の後端と前記下板の後端との間の長さを調整可能に構成されていることを特徴とする。
これによると、水切り部材の底板部の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能となる。このため、水切り部材の底板部を建物(例えば、基礎)に当接させつつ、外壁下に設けられた通気層の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材の底板部と基礎との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層内に侵入するのを防止することができる。
また、本発明において、前記調整部本体は、前記前後方向に互いに離隔して配置され、前記前後方向と直交する方向に延出する複数の溝を有することが好ましい。これにより、調整部本体を溝に沿って容易に切断又は折断することが可能となり、水切り部材の底板部の長さを所望の長さに容易に調整することができる。
また、本発明において、前記接続部は、前記前後方向において、前記下板の後端部に対する接続位置を変更可能に構成されていることが好ましい。これにより、下板の後端部に対する接続部の接続位置を前後方向に変更させることで、底板部の前後方向の長さ調整を容易に行うことが可能となる。
また、本発明において、前記調整部本体の後端には、前記下板の後端部に接続可能に構成された別の接続部が設けられていることが好ましい。これにより、調整部本体の前後方向の両端側に接続部を設けておくことで、長さ調整部材を2個取りすることが可能となり、生産効率が向上する。また、長さ調整部材が前後方向において対称な形状となり、長さ調整部材を例えば、樹脂押出成形などで製造する場合、形状安定性が向上する。
また、本発明の水切り部材の取付方法は、外壁の表面に伝って流下してきた雨水を前方へ案内する水切り部材を建物に取り付ける水切り部材の取付方法であって、帯板状の調整部本体と、前記調整部本体の前端に設けられ、前記水切り部材の下板の後端部に接続可能に構成された接続部とを備える長さ調整部材の前記調整部本体の前後方向の長さを調整する長さ調整工程と、前記下板の後端部に、前記接続部を介して前記長さ調整部材を接続し、前記水切り部材の底板部を形成する底板部形成工程と、前記底板部の後端を前記建物に当接させつつ前記水切り部材の取付板部を前記建物に取り付ける取付工程とを備えている。
これによると、長さ調整工程で調整された長さ調整部材を下板に接続し、長さ調整部材と下板とで構成された水切り部材の底板部が、所望の長さに調整可能となる。このため、取付工程において、水切り部材の底板部を建物(例えば、基礎)に当接させつつ、建物の外壁下に設けられた通気層の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材の底板部と基礎との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層内に侵入するのを防止することができる。
また、本発明の水切り部材の取付構造は、基礎と、前記基礎上に配置される土台と、前記土台との間に通気層を形成するように配置された外壁とを有する建物に、前記通気層の下側に外気を取り込めるように水切り部材を取り付ける水切り部材の取付構造であって、前記水切り部材は、上下方向に延出する取付板部と、前記取付板部の下部から前方に延出する雨水案内板部と、前記雨水案内板部の前端から下方に延出する前垂れ板部と、前記前垂れ板部の下部から後方に延出する底板部とを備えており、前記底板部は、厚み方向に貫通した複数の換気孔が形成された換気孔形成部と、前記換気孔よりも後方に設けられ、前後方向において、前記底板部の後端と前記換気孔形成部の後端との間の長さを調整可能な長さ調整部とを有しており、前記取付板部は、前記底板部の後端が前記基礎の上部に当接した状態で、前記外壁と前記通気層との間に取り付けられている。
これによると、水切り部材の底板部の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能であるため、水切り部材の底板部の換気孔から通気層に外気が通気可能に水切り部材を建物に取り付けた場合でも、水切り部材の底板部を基礎の上部に当接させつつ、通気層の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材の底板部と基礎との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層内に侵入するのを防止することができる。
本発明の水切り部材、長さ調整部材によると、水切り部材の底板部の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能となる。このため、水切り部材の底板部を建物(例えば、基礎)に当接させつつ、外壁下に設けられた通気層の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材の底板部と基礎との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層内に侵入するのを防止することができる。
本発明の水切り部材の取付方法によると、長さ調整工程で調整された長さ調整部材を下板に接続し、長さ調整部材と下板とで構成された水切り部材の底板部が、所望の長さに調整可能となる。このため、取付工程において、水切り部材の底板部を建物(例えば、基礎)に当接させつつ、建物の外壁下に設けられた通気層の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材の底板部と基礎との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層内に侵入するのを防止することができる。
本発明の水切り部材の取付構造によると、水切り部材の底板部の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能であるため、水切り部材の底板部の換気孔から通気層に外気が通気可能に水切り部材を建物に取り付けた場合でも、水切り部材の底板部を基礎の上部に当接させつつ、通気層の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材の底板部と基礎との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層内に侵入するのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る水切り部材を建物に取り付けた状態を示す概略断面図である。 図1に示す水切り部材の断面図である。 本発明の一実施形態に係る水切り部材を別の建物に取り付けた状態を示す概略断面図である。 (a)は図3に示す長さ調整部材の前後方向の長さを調整する前の状態を示す側面図であり、(b)は図4(a)に示す長さ調整部材の一部を切断した状態を示す側面図である。 第1変形例に係る水切り部材の断面図である。 (a)は第2変形例に係る水切り部材の断面図であり、(b)は図6(a)に示す水切り部材の長さ調整部材を後方に移動させた状態を示す部分断面図である。 (a)は第3変形例に係る長さ調整部材の側面図であり、(b)は図7(a)に示す長さ調整部材を2分割した状態を示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る水切り部材1を図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る水切り部材を建物に取り付けた状態を示している。本実施形態における建物100は、図1に示すように、基礎101、基礎パッキン102、土台103、外壁104及び竪胴縁105などを有する。
基礎101は、地面から上方に立ち上がって形成され、図1中紙面垂直方向Aに長尺に延在する基礎本体101aと、基礎本体101aの屋外側の側面101a1に形成された化粧モルタル101bとを有する。基礎パッキン102は、方向Aに沿って長尺に形成されており、基礎101(基礎本体101a)上に設置されている。土台103も、方向Aに沿って長尺に形成されており、基礎パッキン102上に設置されている。
土台103の屋外側の側面103a側には、複数の竪胴縁105が土台103に固定されている。これら竪胴縁105は、上下方向Cに沿って延在し、方向Aに互いに離隔して配置されている。図1においては、1つの竪胴縁105を描いている。なお、竪胴縁105と土台103との間には、透湿防水シート106が設けられている。外壁104は、竪胴縁105の屋外側の側面105aに固定されている。つまり、外壁104と土台103との間には、竪胴縁105が配置されている。外壁104と土台103との間には、外壁104、土台103及び竪胴縁105によって囲まれてなる通気層110がそれぞれ形成されている。通気層110は、上下方向Cに延出している。
外壁104の下方には、雨水などの浸入を防ぐための水切り部材1が竪胴縁105に取り付けられて配置されている。本実施形態における水切り部材1は、図2に示すように、取付板部2と、雨水案内板部3と、前垂れ板部4と、底板部5とを有しており、方向Aに長尺に形成されている。水切り部材1は、底板部5の長さ調整部60(後述する)以外、すなわち、取付板部2と、雨水案内板部3と、前垂れ板部4と、底板部5の換気孔形成部50(後述する)とを金属、合成樹脂などにより構成されている。なお、本実施形態においてはアルミニウム製とされている。アルミニウムは、軽量で形状安定性に優れているのでより好ましく用いることができる。また、水切り部材1については、その屋外側を前方とし、屋内側を後方として以下に説明する。また、方向Aは、水平方向であって前後方向Bと直交する直交方向である。
取付板部2は、上下方向Cに沿って垂直平面状に形成されている。取付板部2は、その上端を竪胴縁105の側面105aに描かれた罫書きに沿わせた状態で竪胴縁105に釘107,108で取り付けられる(図1参照)。雨水案内板部3は、取付板部2の下部から前方斜め下方へ傾斜して延出され、外壁104よりも屋外側に突出して配置される。これにより、外壁104の表面に伝って流下し、雨水案内板部3上に落下してきた雨水を前垂れ板部4側へと案内することができる。前垂れ板部4は、雨水案内部3の前端から鉛直方向下方へ延出されている。底板部5は、前垂れ板部4の下部から後方に延出されている。
底板部5は、前垂れ板部4の下部から後方に延出された下板50と、下板50の後端に接続可能に構成された長さ調整部材60とで構成されている。下板50は、前垂れ板部4の下部から後方に向かって水平に延出する水平部51と、水平部51の後端から後方に向かって斜め上方に延出する傾斜部52とを有する。水平部51には、厚み方向に貫通する複数の換気孔53が形成されている。複数の換気孔53は、方向Aに沿って互いに離隔して配置されている。このように本実施形態における下板50は、複数の換気孔53が形成された換気孔形成部50を構成する。また、傾斜部52は、前方部分の下面から下方に突出した突出部52aと、後端から上方に突出した突出部52bとを有する。
長さ調整部材60は、方向Aに長尺に延出する帯板状の調整部本体61と、調整部本体61の前端に形成され、下板50の後端部(具体的には、傾斜部52)に接続可能に構成された接続部62とを有する。本実施形態における長さ調整部材60は、硬質塩化ビニルから構成されているが、これ以外の合成樹脂から構成されていてもよいし、金属製としてもよい。調整部本体61の上面には、9本の溝61aが形成されている。これら溝61aは、方向Aに沿って調整部本体61の全幅に亘って延出し、前後方向Bに互いに離隔して配置されている。本実施形態における複数の溝61aは、前後方向Bに等間隔に配置されているが、等間隔に配置されていなくてもよい。
また、本実施形態における溝61aは、調整部本体61の板厚1.5mmに対して深さ0.5mmとなるように形成されている。これにより、ユーザによって調整部本体61を溝61a部分で容易に切断又は折断することが可能となる。なお、調整部本体61の板厚に対する溝61aの深さは、ユーザによって調整部本体61を切断又は折断することが可能さ深さであればよく、溝61aの深さ及び調整部本体61の板厚を特に限定するものではない。なお、ユーザが工具などを用いて溝61a部分で調整部本体61を切断する場合は、溝61aの深さを比較的小さくしてもよく、調整部本体61の板厚を比較的大きくてもよい。このように調整部本体61は、複数の溝61aが形成されることで、調整部本体61の前後方向Bの長さをユーザによって容易に調整可能に構成されている。このような長さ調整部材60は、前後方向Bの長さを調整可能な長さ調整部60を構成する。また、調整部本体61を金属製の薄板で形成した場合には、溝61aに沿って折り畳むことで長さ調整することもできる。
接続部62は、図2に示すように、調整部本体61の前端から前方斜め下方に延出する傾斜部62aと、調整部本体61の前端から上方に延出する鉛直部62bとを有している。傾斜部62aの前端部には、U字形状に湾曲した湾曲部62a1が形成されている。湾曲部62a1は、下板50の傾斜部52の突出部52aに係止可能に構成されている。鉛直部62bの上端には、前方に突出する突起62b1が形成されている。このような接続部62は、湾曲部62a1を下方から突出部52aに係止させてから突起62b1を突出部52bの上端に係合させることで、長さ調整部材60を下板50に接続することが可能となる。このように長さ調整部材60を下板50に接続することで、水切り部材1の底板部5が構成される。
続いて、建物100に対する水切り部材1の取付構造ついて、図1を参照しつつ以下に説明する。図1に示すように、水切り部材1の取付構造は、上述の建物100に、換気孔53を介して通気層110の下側に外気を取り込めるように水切り部材1を取り付ける構造である。
より詳細には、水切り部材1の取付板部2が、竪胴縁105と外壁104との間に配置されて、釘107,108によって竪胴縁105に固定されている。つまり、水切り部材1の取付板部2は、外壁104と通気層110との間に配置され、竪胴縁105に取り付けられている。また、水切り部材1は、底板部5の後端を化粧モルタル101b上に当接させた状態で竪胴縁105に取り付けられている。このような水切り部材1の取付構造においては、長さ調整部材60の調整部本体61の長さを調整することで、水切り部材1の底板部5の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能である。このため、通気層110の前後方向Bの厚みに応じて底板部5の長さを調整することができる。したがって、水切り部材1の底板部5の換気孔53から通気層110に外気が通気可能に水切り部材1を建物100に取り付けた場合でも、水切り部材1の底板部5を基礎101の上部(化粧モルタル101bの上部)に当接させつつ、通気層110の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材1の底板部5と基礎101との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層110内に侵入するのを防止することができる。
続いて、上述の水切り部材1を建物100に取り付ける際の水切り部材1の取付方法について、以下に説明する。
まず、ユーザは、長さ調整する前の長さ調整部材60を準備する。そして、水切り部材1を建物100(竪胴縁105)に取り付けたときに、底板部5の後端が基礎パッキン102などに干渉するほど長さに余裕がある場合、調整部本体61のいずれかの溝61aの位置で切断又は折断する(長さ調整工程)。つまり、建物100に形成される通気層105の前後方向Bの厚みが大きい場合でも対応可能なように、長さ調整部材60の前後方向Bの長さがある程度長く構成されている。このため、通気層110の厚み(竪胴縁105の前後方向Bの幅)に応じて長さ調整部材60の長さを調整する。本実施形態においては、底板部5の長さがちょうどであるため、調整部本体61の長さを短くせずに、そのまま使用する。つまり、準備した長さ調整部材60を下板50の後端部に接続部62を介して接続し、水切り部材1の底板部5を形成する(底板部形成工程)。こうして、水切り部材1が構成される。この後、水切り部材1の底板部5の後端を化粧モルタル101b(基礎101)上に当接させた状態で、取付板部2を竪胴縁105(建物100)に釘107で取り付ける。この後、取付板部2が外壁104によって覆われて、釘108によっても竪胴縁105に固定される。こうして、水切り部材1の建物100への取り付けが終了する。
続いて、水切り部材1を建物200に取り付ける際の、水切り部材1の取付方法について、図3及び図4を参照しつつ以下に説明する。なお、建物200は、図3に示すように、上述の建物100の竪胴縁105よりも前後方向Bの厚みが小さい竪胴縁206を用いて、上述の通気層110の厚みよりも小さい厚みの通気層210が構成されたものである。これ以外は建物100と同様の構成であり、同じ構成を有するものは同符号で示し説明を省略する。また、水切り部材1は、底板部5の前後方向Bの長さが調整されて短くなっている。
まず、ユーザは、上述の実施形態と同様に、図4(a)に示すように、長さ調整部材60を準備する。建物200においては、竪胴縁206の前後方向Bの厚みが上述の竪胴縁105よりも小さいため、通気層210の厚みも通気層110よりも小さくなっている。このため、長さ調整部材60の前後方法Bの長さを短くせずにそのまま使用すると、水切り部材1の底板部5の後端が基礎パッキン102と干渉する。したがって、図4(b)に示すように、調整部本体61の後方から6番目の溝61aで調整部本体61をユーザが切断又は折断する(長さ調整工程)。
こうして、前後方向Bの長さが短くなった長さ調整部材60を、図3に示すように、下板50の後端部に接続部62を介して接続し、水切り部材1の底板部5を形成する(底板部形成工程)。こうして、図1に示す水切り部材1よりも底板部5の前後方向Bの長さが短くなった、図3に示す水切り部材1が構成される。この後、水切り部材1の底板部5の後端を、図3に示すように、化粧モルタル101b(基礎101)上に当接させた状態で、取付板部2を竪胴縁206(建物200)に釘107で取り付ける。この後、取付板部2が外壁104によって覆われて、釘108によっても竪胴縁105に固定される。こうして、水切り部材1の建物200への取り付けが終了する。
以上に述べたように、本実施形態の水切り部材1によると、水切り部材1の底板部5の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能となる。このため、水切り部材1の底板部5を建物100,200(基礎101)に当接させつつ、外壁104下に設けられた通気層110,210の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材1の底板部5と基礎101との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層110,210内に侵入するのを防止することができる。
また、調整部本体61(長さ調整部60)が複数の溝61aを有していることで、調整部本体61を溝61aに沿って容易に切断又は折断することが可能となり、水切り部材1の底板部5の長さを所望の長さに容易に調整することができる。
また、長さ調整部60が接続部62を有していることで、接続部62を介して長さ調整部60を換気孔形成部50に接続することが可能となる。このため、長さ調整部60の前後方向Bの長さ、つまり、底板部5の前後方向Bの長さ調整を容易に行うことができ、作業効率が向上する。
また、水切り部材1の底板5を下板50とで構成する長さ調整部材60によると、水切り部材1の底板部5の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能となる。このため、上述と同様に、水切り部材1の底板部5を建物100,200(基礎101)に当接させつつ、外壁104下に設けられた通気層110,210の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材1の底板部5と基礎101との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層110,210内に侵入するのを防止することができる。
また、水切り部材1の取付方法によると、長さ調整工程で調整された長さ調整部材60を下板50に接続することで、長さ調整部材60と下板50とで構成された水切り部材1の底板部5が所望の長さに調整可能となる。このため、取付工程において、水切り部材1の底板部5を建物100,200(基礎101)に当接させつつ、建物100,200の外壁104下に設けられた通気層110,210の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材1の底板部5と基礎101との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層110,210内に侵入するのを防止することができる。
続いて、第1変形例としての水切り部材201について、図5を参照しつつ以下に説明する。本変形例の水切り部材201は、長さ調整部260と換気孔形成部250とが一体的に形成されてなる底板部205を有し、この底板部205以外は、上述の水切り部材1と同様な構成である。このため、上述の水切り部材1と同様な構成については、同符号で示し説明を省略する。なお、水切り部材201は、例えばアルミニウムなどの金属、各種合成樹脂などにより製造され得る。
換気孔形成部250は、上述の突出部52a,52bが形成されていない下板50から構成されている。つまり、換気孔形成部250は、水平部51と傾斜部52を有し、水平部51には複数の換気孔53が形成されている。長さ調整部260は、上述の調整部本体61とほぼ同様な調整部本体261から構成されている。調整部本体261は、上述の調整部本体61と同様に、方向Aに長尺に延出する帯板状を有し、上面に11本の溝261aが形成されている。これら溝261aも、上述の溝61aと同様に、方向Aに沿って調整部本体261の全幅に亘って延出し、前後方向Bに互いに離隔して配置されている。本変形例における複数の溝261aは、前後方向Bに等間隔に配置されている。これら換気孔形成部250と長さ調整部260とが一体的に形成されていることで、底板部205が構成されている。
このような水切り部材201においても、上述の水切り部材1と同様に、水切り部材201の底板部205の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能となる。つまり、複数の溝261aのいずれかで調整部本体261をユーザによって切断又は折断することで、底板部205の前後方向Bの長さを調整可能となる。このため、水切り部材201の底板部205を建物100,200(基礎101)に当接させつつ、外壁104下に設けられた通気層110,210の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材201の底板部205と基礎101との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層110,210内に侵入するのを防止することができる。
また、本変形例における水切り部材201においても、上述の実施形態と同様な水切り部材201の取付構造及び取り付け方法を実現することが可能となり、同様の効果を得ることができる。
続いて、第2変形例としての水切り部材301について、図6を参照しつつ以下に説明する。本変形例の水切り部材301は、底板部305が下板350と長さ調整部材360とで構成され、この底板部305以外は、上述の水切り部材1と同様な構成である。このため、上述の水切り部材1と同様な構成については、同符号で示し説明を省略する。
下板350は、前垂れ板部4の下部から後方に向かって水平に延出され、方向Aに長尺に延出する帯板状に構成されている。下板350の前後方向Bの中央よりも前方部分には、厚み方向に貫通する複数の換気孔53が形成されている。このように本実施形態における下板350も、複数の換気孔53が形成された換気孔形成部350を構成する。また、下板350の前後方向Bの中央から後端までの上面には、上方に突出した5つの凸部353が形成されている。これら凸部353は、方向Aに沿って下板350の全幅に亘って延出し、前後方向Bに互いに離隔して配置されている。本実施形態における複数の凸部353は、前後方向Bに等間隔に配置されている。
長さ調整部材360は、方向Aに長尺に延出する帯板状の調整部本体361と、調整部本体361の前端に形成され、下板350の後端部に接続可能に構成された接続部362とを有する。本実施形態における長さ調整部材360も、上述の長さ調整部材60と同様の材質から構成されているが、他の合成樹脂から構成されていてもよい。調整部本体361の上面には、上述の調整部本体61と同様に、9本の溝61aが形成されている。このように調整部本体361は、複数の溝61aが形成されることで、調整部本体361の前後方向Bの長さをユーザによって容易に調整可能に構成されている。このような長さ調整部材360は、前後方向Bの長さを調整可能な長さ調整部360を構成する。
接続部362は、図6に示すように、調整部本体361の前端から前方に水平に延出する第1水平部362aと、調整部本体361の前端から下方に延出する鉛直部362cと、鉛直部362cの下端から前方に水平に延出する第2水平部362bとを有している。第1及び第2水平部362a,362bは、方向Aに長尺に延出する帯板状に構成され、上下方向Cに互いに離隔して配置されている。第1及び第2水平部362a,362bは、両者362a,362b間に下板350が挿入可能なように、上下方向Cにちょうど下板350の厚み程度離隔して配置されている。第1水平部362aの前端部は、斜め上方に傾斜している。これにより、第1及び第2水平部362a,362b間に下板350の後端が挿入し易くなる。また、第1水平部362aの下面(第2水平面362bと対向する面)には、下板350の凸部353に嵌合可能な5つの凹部363が形成されている。これら凹部363は、方向Aに沿って第1水平部362aの全幅に亘って延出し、前後方向Bに互いに離隔して配置されている。本実施形態における複数の凹部363は、複数の凸部353が嵌合可能なように、前後方向Bに等間隔に配置されている。
このような接続部362の第1及び第2水平部362a,362b間に、下板350の後端を挿入することで、図6に示すように、凸部353が凹部363に嵌合し、長さ調整部材360を下板350に接続することが可能となる。このように長さ調整部材360を下板350に接続することで、水切り部材301の底板部305が構成される。
続いて、上述の水切り部材301を建物100に取り付ける際の水切り部材301の取付方法について、以下に説明する。
まず、ユーザは、長さを調整する前の長さ調整部材360を準備する。そして、水切り部材301を上述の水切り部材1と同様に建物100(竪胴縁105)に取り付けたときに、底板部305の後端が基礎パッキン102などに干渉するほど長さに余裕がある場合、調整部本体361のいずれかの溝61aの位置で切断又は折断する(長さ調整工程)。長さを調整した長さ調整部材360を下板350の後端部に接続部362を介して接続し、水切り部材301の底板部305を形成する(底板部形成工程)。こうして、水切り部材301が構成される。この後、水切り部材301の底板部305の後端を化粧モルタル101b(基礎101)上に当接させた状態で、取付板部2を竪胴縁105(建物100)に釘107で取り付ける。この後、取付板部2が外壁104によって覆われて、釘108によっても竪胴縁105に固定される。こうして、水切り部材301の建物100への取り付けが終了する。
また、本変形例おける接続部362は、前後方向Bにおいて、下板350の後端部に対する接続位置を変更可能に構成されている。つまり、図6(a)に示すような状態、すなわち、下板350の後端が鉛直部362cに当接した状態で、長さ調整部材360が下板350に接続されている状態が、底板部305の前後方向Bの長さを最も短くすることが可能となる。そして、長さ調整部材360を図6(b)に示すように、後方に向かって水平に移動させることで、底板部305の前後方向Bの長さが長くなる。本変形例においては、下板350の最も後方にある凸部353と、長さ調整部材360の最も前方にある凹部363とが嵌合している状態が、底板部305の前後方向360の長さを最長とすることが可能となる。このように本変形例においては、長さ調整工程で調整部本体361の長さを短くしても、長さ調整部材360の下板350に対する接続位置を後方へと変更することで、底板部305の前後方向Bの長さを伸ばすように調整することが可能となる。つまり、通気層110の前後方向Bの厚みを大きくするような急な変更が生じても、長さ調整部材360を後方へと移動させて底板部305の長さを伸ばして対応することが可能となる。このように水切り部材301は、調整部本体361自体の長さ調整と、下板350に対して長さ調整部材360を前後方向Bに移動させることによる長さ調整とによって、底板部305の長さの2重調整が可能となる。
また、長さ調整部材360の長さを短くせずに、図6(a)に示すような状態で長さ調整部材360を下板350に接続しても、底板部305の長さが短い場合、長さ調整部材360の下板350に対する接続位置を後方へと変更することで、底板部305の前後方向Bの長さを伸ばすように調整することが可能となる。
このような水切り部材301においても、上述の水切り部材1と同様に、水切り部材301の底板部305の後方への延出長さを所望の長さに調整することが可能となる。つまり、複数の溝61aのいずれかで調整部本体361をユーザによって切断又は折断する、及び/又は長さ調整部材360の下板350に対する接続位置を変更することで、底板部305の前後方向Bの長さを調整可能となる。このため、水切り部材301の底板部305を建物100,200(基礎101)に当接させつつ、外壁104下に設けられた通気層110,210の多様な厚みに対応することが可能となる。したがって、水切り部材301の底板部305と基礎101との間からネズミ、コウモリなどの小動物などが通気層110,210内に侵入するのを防止することができる。
また、本変形例における水切り部材301においても、上述の実施形態と同様な水切り部材301の取付構造を実現することが可能となり、同様の効果を得ることができる。
続いて、第3変形例として、長さ調整部材460について、図7を参照しつつ以下に説明する。なお、上述の長さ調整部材60と同様な構成については、同符号で示し説明を省略する。
本変形例における長さ調整部材460は、図7に示すように、前後方向Bの中心を通る上下方向Cに沿う中心線Gに対して、長さ調整部材60が線対称に配置されて形成されている。換言すると、2つの調整部本体61が繋がって形成された調整部本体461の前後方向Bの両端部には、接続部62が形成されている。つまり、調整部本体461の前端及び後端のそれぞれに接続部62が形成されている。
このような長さ調整部材460によると、調整部本体461の前後方向Bの両端側に接続部62を設けておくことで、中心線Gで調整部本体461を切断又は折断すると、長さ調整部材60を2個取りすることが可能となり、生産性が向上する。また、長さ調整部材460が前後方向Bにおいて対称な形状となり、長さ調整部材461を例えば、樹脂押出成形などで製造する場合、形状安定性が向上する。また、長さ調整部材460は、2つの長さ調整部材60が一体的に構成されてなるため、この状態で出荷することも可能で、この場合、長さ調整部材460の梱包作業、搬送作業などの手間を、分割して長さ調整部材60毎に行うより軽減できる。なお、長さ調整部材460の前後方向Bの中心部には、分割しやすいように分割用の溝が3本、他の部位よりも狭い間隔で(近接させて)形成されている。分割用の溝の深さを他の溝よりも大きくしておいてもよい。こうすれば、長さ調整部材460から長さ調整部材60を容易に2個取り可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の長さ調整部材(長さ調整部)60,260,360,460の調整部本体61,261,361の上面には、複数の溝61a,261aが形成されているが、当該複数の溝は、調整部本体61,261,361の上面に加えて下面にも形成されていてもよいし、当該下面だけに形成されていてもよい。なお、複数の溝61a,261aが調整部本体61,261,361の上面だけに形成されている場合は、底板部5,205,305を基礎101に当接させて取り付ける際の強度を高くできる。調整部本体61,261,361の上下の両面に複数の溝が形成されている場合、上面の各溝と下面の各溝とが上下方向Cに重なる位置に配置されていてもよいし、上下方向Cに重ならないように配置されていてもよい。複数の溝61a,261aが上下方向Cに重ならないように配置されている場合、調整部本体61,261,361の長さをより細かく調整することが可能となる。また、調整部本体61,261,361には、複数の溝の形成箇所に対応して、目盛り又は寸法などを表記していてもよい。
上述の第2変形例における水切り部材301の下板350に複数の凸部353が形成され、長さ調整部材360の第1水平部362aに複数の凹部363が形成されているが、下板350に凹部が形成され、長さ調整部材360に凹部に対応する凸部が形成されていてもよい。また、これら凸部353及び凹部363の嵌合以外の構成により長さ調整部材が下板に対して前後方向Bに位置変更可能に構成されていてもよい。
上述の第2変形例における水切り部材301は、調整部本体361に複数の溝61aが形成されていなくてもよい。この場合、製造段階で調整部本体361の前後方向Bの長さを予め短くしておき、下板350に対して長さ調整部材360を前後方向Bに移動させることで、底板部305の長さを調整してもよい。
上述の水切り部材1,201,301は、屋根、ベランダ、バルコニー等の建物の外壁から張り出したオーバーハング部などに取り付けて用いることも可能である。
1,201,301 水切り部材
2 取付板部
3 雨水案内板部
4 前垂れ板部
5,205,305 底板部
50,250,350 下板(換気孔形成部)
53 換気孔
60,260,360,460 長さ調整部材(長さ調整部)
61,261,361 調整部本体
61a,261a 溝
62,362 接続部
101 基礎
103 土台
104 外壁
110,210 通気層

Claims (10)

  1. 上下方向に延出する取付板部と、前記取付板部の下部から前方に延出する雨水案内板部と、前記雨水案内板部の前端から下方に延出する前垂れ板部と、前記前垂れ板部の下部から後方に延出する底板部とを備える水切り部材において、
    前記底板部は、厚み方向に貫通した複数の換気孔が形成された換気孔形成部と、前記換気孔よりも後方に設けられ、前後方向において、前記底板部の後端と前記換気孔形成部の後端との間の長さを調整可能な長さ調整部とを有していることを特徴とする水切り部材。
  2. 前記長さ調整部は、前記前後方向に互いに離隔して配置され、前記前後方向と直交する方向に延出する複数の溝を有することを特徴とする請求項1に記載の水切り部材。
  3. 前記長さ調整部は、その前端部に、前記換気孔形成部の後端部に対して接続可能に構成された接続部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の水切り部材。
  4. 前記接続部と前記換気孔形成部の後端部は、前記前後方向において、接続位置を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の水切り部材。
  5. 建物に配設され、外壁の表面に伝って流下してきた雨水を前方へ案内する水切り部材の下板に接続されることで、前記水切り部材の底板部を前記下板とで構成する長さ調整部材であって、
    帯板状の調整部本体と、前記調整部本体の前端に設けられ、前記下板の後端部に接続可能に構成された接続部とを備えており、
    前後方向において、前記底板部の後端と前記下板の後端との間の長さを調整可能に構成されていることを特徴とする長さ調整部材。
  6. 前記調整部本体は、前記前後方向に互いに離隔して配置され、前記前後方向と直交する方向に延出する複数の溝を有することを特徴とする請求項5に記載の長さ調整部材。
  7. 前記接続部は、前記前後方向において、前記下板の後端部に対する接続位置を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の長さ調整部材。
  8. 前記調整部本体の後端には、前記下板の後端部に接続可能に構成された別の接続部が設けられていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の長さ調整部材。
  9. 外壁の表面に伝って流下してきた雨水を前方へ案内する水切り部材を建物に取り付ける水切り部材の取付方法であって、
    帯板状の調整部本体と、前記調整部本体の前端に設けられ、前記水切り部材の下板の後端部に接続可能に構成された接続部とを備える長さ調整部材の前記調整部本体の前後方向の長さを調整する長さ調整工程と、
    前記下板の後端部に、前記接続部を介して前記長さ調整部材を接続し、前記水切り部材の底板部を形成する底板部形成工程と、
    前記底板部の後端を前記建物に当接させつつ前記水切り部材の取付板部を前記建物に取り付ける取付工程とを備えていることを特徴とする水切り部材の取付方法。
  10. 基礎と、前記基礎上に配置される土台と、前記土台との間に通気層を形成するように配置された外壁とを有する建物に、前記通気層の下側に外気を取り込めるように水切り部材を取り付ける水切り部材の取付構造であって、
    前記水切り部材は、上下方向に延出する取付板部と、前記取付板部の下部から前方に延出する雨水案内板部と、前記雨水案内板部の前端から下方に延出する前垂れ板部と、前記前垂れ板部の下部から後方に延出する底板部とを備えており、
    前記底板部は、厚み方向に貫通した複数の換気孔が形成された換気孔形成部と、前記換気孔よりも後方に設けられ、前後方向において、前記底板部の後端と前記換気孔形成部の後端との間の長さを調整可能な長さ調整部とを有しており、
    前記取付板部は、前記底板部の後端が前記基礎の上部に当接した状態で、前記外壁と前記通気層との間に取り付けられていることを特徴とする水切り部材の取付構造。
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