JP2023149886A - 水切り部材及び水切り部材の施工構造 - Google Patents

水切り部材及び水切り部材の施工構造 Download PDF

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Abstract

Figure 2023149886000001
【課題】軒天井板との納まりが良好で施工しやすい水切り部材を提供する。
【解決手段】建物のオーバーハング部100に取り付けられる水切り部材1である。水切り部材1は、オーバーハング部100の外壁部101の下方に位置し、前方に下り傾斜する傾斜板部2と、傾斜板部2の前端から下方に延びる前板部3と、前板部3の下端から後方に延びる底板部4と、底板部4の後端から上方に延びる縦板部5と、を備える。傾斜板部2の下面20と、縦板部5の上端部50との間の上下方向の寸法が、オーバーハング部100の軒天井板102の厚みTより大きい。
【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り ・2022年(令和4年)1月31日 「WALL 外壁材総合カタログ 一般地域用 2022 02 」にて公開 ・2022年(令和4年)1月31日 https://www.kmew.co.jp/catalog/ https://www.catalabo.org/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&volumeID=CATALABO&catalogId=70466690000&pageGroupId=&designID=link&catalogCategoryId=&designConfirmFlg= にて公開
本発明は、水切り部材及び水切り部材の施工構造に関する。より詳細には、本発明は、建物のオーバーハング部に好適に使用される水切り部材及びその施工構造に関する。
特許文献1には、建物のオーバーハング部に使用される水切り部材が記載されている。この水切り部材は、バルコニーなどのオーバーハング部の外壁の表面を流れ落ちてくる雨水の浸入を防止するために、オーバーハング部の下端部に取り付けられるものである。
特許第6995471号公報
しかし、上記のような水切り部材では、オーバーハング部の底面を構成する軒天井板との納まり(取り合い)が原因で、施工が難しい場合があった。例えば、軒天井板を水切り部材よりも後で施工する場合、軒天井板の前端部が施工済みの水切り部材に当たって、施工できない場合があった。また、軒天井板を水切り部材よりも先に施工する場合、施工済みの軒天井板の前端部と水切り部材との間に隙間が生じ、外観が損なわれる場合があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、軒天井板との納まりが良好で施工しやすい水切り部材を提供することを目的とする。また本発明は、上記水切り部材の施工構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る水切り部材は、建物のオーバーハング部に取り付けられる水切り部材である。前記水切り部材は、前記オーバーハング部の外壁部の下方に位置し、前方に下り傾斜する傾斜板部と、前記傾斜板部の前端から下方に延びる前板部と、前記前板部の下端から後方に延びる底板部と、前記底板部の後端から上方に延びる縦板部と、を備える。前記傾斜板部の下面と、前記縦板部の上端部との間の上下方向の寸法が、前記オーバーハング部の軒天井板の厚みより大きい。
本発明の一態様に係る水切り部材の施工構造は、前記水切り部材の施工構造であって、前記傾斜板部は、前記外壁部の下方に位置する。前記縦板部の前記上端部は、前記軒天井板の下方に位置する。前記軒天井板の前端部は、前記傾斜板部と前記底板部との間に差し込まれている。
本発明によれば、軒天井板との納まりが良好で施工しやすい、という利点がある。
図1は、本発明に係る水切り部材の施工構造を示し、建物のオーバーハング部を示す断面図である。 図2Aは、本発明に係る水切り部材の一部を省略した正面図である。図2Bは、同上の側面図である。 図3は、従来例の水切り部材を示す側面図である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る水切り部材1は、建物のオーバーハング部100に取り付けられるものである(図1参照)。水切り部材1は、傾斜板部2と、前板部3と、底板部4と、縦板部5と、を備える(図2A及びB参照)。傾斜板部2は、オーバーハング部100の外壁部101の下方に位置し、前方に下り傾斜する。前板部3は、傾斜板部2の前端から下方に延びる。底板部4は、前板部3の下端から後方に延びる。縦板部5は、底板部4の後端から上方に延びる。傾斜板部2の下面20と、縦板部5の上端部50との間の上下方向の寸法が、オーバーハング部100の軒天井板102の厚みTよりも大きい。
本実施形態によれば、縦板部5の上端部50よりも上方において、傾斜板部2と底板部4との間に軒天井板102の前端部104が収容可能となる。従って、軒天井板102を水切り部材1よりも後で施工する場合、軒天井板102の前端部104を施工済みの水切り部材1の傾斜板部2と底板部4との間に収容することができる。また軒天井板102を水切り部材1よりも先に施工する場合、施工済みの軒天井板102の前端部104を水切り部材1の傾斜板部2と底板部4との間に収容して、水切り部材1と軒天井板102との間に大きな隙間が生じないようにすることができる。従って、水切り部材1と軒天井板102との納まりが良好となって、オーバーハング部100の軒天井部分の外観が損なわれにくく、施工しやすい。
(2)詳細
図1に示すように、本実施形態に係る水切り部材1は、建物のオーバーハング部100に取り付けられるものである。本実施形態では、オーバーハング部100がバルコニーである場合について説明する。オーバーハング部100は、外壁部101及び軒天井板102を備えている。外壁部101は、梁などの横架材110の前方に設けられている。また軒天井板102は横架材110の下方に設けられている。
なお、本明細書において、「前方」は、外壁部101から建物の屋外側に向かう方向を意味する。「後方」は、外壁部101から建物の屋内側に向かう方向を意味する。「下方」は、軒天井板102の厚み方向のうち下向きの方向を意味する。「上方」は、軒天井板102の厚み方向のうち上向きの方向を意味する。左右方向は、前方、後方、下方及び上方に直交する方向を意味する。
外壁部101は、オーバーハング部100の前面や側面を構成する部分である。外壁部101は、窯業系サイディング材で構成されており、スペーサ111を介して、縦胴縁112の前方に配置されている。外壁部101は、ビスや釘などの固定具113により、横架材110に固定されている。すなわち、固定具113は、スペーサ111及び縦胴縁112を貫通して、外壁部101の前方から横架材110にまで打ち込まれている。縦胴縁112は、横架材110の前方に配置され、ビスや釘などの固定具114により、横架材110に固定されている。なお、縦胴縁112と横架材110の間には、透湿防水シート115が設けられている。透湿防水シート115の下部は、両面テープなどの接着部材116で水切り部材1の固定片11の前面に固定されている。なお、外壁部を構成する窯業系サイディング等の構成部材は、上述のような所謂「横張り」施工だけでなく、これら構成部材の長手方向が鉛直方向に沿うような所謂「縦張り」施工であってもよい。
軒天井板102は、オーバーハング部100の下面を構成する部材であり、矩形平板状に形成されている。軒天井板102は、例えば、窯業系サイディング材、石膏ボード、ケイ酸カルシウム板、合板などで構成されている。軒天井板102の前端部104は、横架材110の前面よりも前方に延びている。従って、前端部104の上方には、所定の間隔を介して、外壁部101や縦胴縁112が位置している。
図2A及びBは、本実施形態の水切り部材1を示している。水切り部材1は、金属板を折り曲げ加工等して成形した金属成形品である。金属板としては、塗装鋼板、めっき鋼板、ステンレス鋼板などの耐食性のものを使用するのが好ましい。また、水切り部材1は、一定の断面形状を有し、左右方向に延びて長尺に形成されている。水切り部材1は、傾斜板部2と、前板部3と、底板部4と、縦板部5と、を備えている。
傾斜板部2は、水切り部材1の上面を構成する部分であり、平面視で矩形平板状に形成されている。傾斜板部2は、後端よりも前端が低い位置にある。従って、傾斜板部2は、後端から前端に向かって(前方に)下り傾斜している。傾斜板部2の後端には、上方に延びる固定片11が形成されている。
前板部3は、水切り部材1の前面を構成する部分であり、傾斜板部2の前端から下方に延びるように形成されている。前板部3は、前板上部31と、突出部32と、前板下部33とを備えている。
前板上部31は、傾斜板部2の前端から下方に延びる矩形板状に形成されている。突出部32は、前板上部31の下端から後方に延びる矩形板状に形成されている。前板下部33は、突出部32の後端から下方に延びる矩形板状に形成されている。従って、前板部3は、階段状に形成されている。つまり、前板上部31と前板下部33とは、前後方向で離れて位置しており、突出部32の前後方向の寸法に相当する段差が生じている。よって、前板部3を正面(前方)から見たときに、前板下部33が奥側(後方側)に見え、前板上部31が手前側に見えるため、前板部3の上下方向の寸法は平板状に形成されている場合に比べて、小さく視認されやすくなる。従って、水切り部材1が細くてスマートな外観となる。また、前板上部31と前板下部33とは、段差によって、水の縁切りがされているので、前板部3の前面の上端から下端にまで雨水が流下しにくくなり、水切り性能が向上する。
前板上部31と突出部32との間の角度D1が、鋭角(90°未満)であることが好ましい。この場合、前板上部31から突出部32及び前板下部33への水の回り込みがさらに低減し、水の縁切りが生じやすくなって、水切り部材1の水切り性能が向上する。
底板部4は、水切り部材1の底面を構成する部分であり、平面視で矩形平板状に形成されている。底板部4は、前板部3の下端(前板下部33の下端)から後方に延びている。そして、前板部3の前板下部33と底板部4との間の角度D2は、鋭角(90°未満)であることが好ましい。この場合、底板部4は、前端から後端に向かって(後方に)上り傾斜していることになる。従って、水切り部材1が経年により変形(例えば、下方に垂れるような変形)した場合でも、底板部4の弾性で軒天井板102の下面105から縦板部5の上端部50が離れにくくなり、軒天井板102の下面105と縦板部5の上端部50との間に隙間が生じにくくなる。
縦板部5は、底板部4の後端から上方に延びて形成されており、断面略逆L字状に形成されている。すなわち、縦板部5の下部は、底板部4の後端から上方に延び、縦板部5の上端部50は、前方に延びている。従って、底板部4の後端部分に、断面コ字状の部分が形成されている。このように本実施形態の水切り部材1は、底板部4よりも上方に位置する縦板部5を有するため、縦板部5の上端部50を軒天井板102の下面105に当てて施工することができ、軒天井板102の下面105と縦板部5の上端部50との間に隙間が生じにくくなる。
本実施形態の水切り部材1は、通常、軒天井板102の施工前に、オーバーハング部100の形成箇所に施工される。また、水切り部材1は、縦胴縁112の施工時に、横架材110に固定される。すなわち、横架材110の前面に固定片11の後面を沿わせて配置し、固定片11の前面に透湿防水シート115の下部を接着部材116で接着した後、透湿防水シート115の前方に縦胴縁112を配置し、固定具114で縦胴縁112を横架材110に固定する。このとき、固定具114は、縦胴縁112と、透湿防水シート115と、接着部材116と、固定片11を前後方向で貫通して横架材110に打ち込まれる。これにより、固定片11も固定具114で横架材110に固定されて施工される。この後、施工後の水切り部材1の上方において、外壁部101がスペーサ111を介して固定具113で横架材110に固定される。従って、外壁部101の下方に水切り部材1が配置される。また、施工後の水切り部材1において、傾斜板部2の前端と前板部3の上端との境界部23は、外壁部101の前面よりも前方(屋外側)に位置している。本実施形態では、境界部23は、横架材110の下面と略同じ高さに位置しているが、これに限定されるものではない。
上記のようにして水切り部材1を施工した後、軒天井板102が施工される。この場合、軒天井板102が横架材110の下方に配置される。また軒天井板102の前端部104が、縦板部5の上端部50よりも上方において、傾斜板部2と底板部4との間に後方から差し込まれる。すなわち、傾斜板部2の下面20と、縦板部5の上端部50との間の上下方向の寸法(開口寸法)が、オーバーハング部100の軒天井板102の厚みTより大きいため、傾斜板部2と底板部4との間に軒天井板102の前端部104が収容される。ここで、傾斜板部2と底板部4との間に軒天井板102の前端部104が十分な長さで収容されるためには、傾斜板部2の前後方向のほぼ中央部25と縦板部5の上端部50との間の上下方向の寸法Hが、軒天井板102の厚みT以上であることが好ましい。この場合、傾斜板部2の下面20が前方に下り傾斜している場合であっても、軒天井板102の前端部104を十分な長さで傾斜板部2と底板部4との間に差し込むことができる。また、縦板部5の上端部50よりも上方において、軒天井板102の前端面103は、前板部3の後面30と対向して配置される。このように本実施形態の水切り部材1では、傾斜板部2と底板部4との間に、軒天井板102の前端部104を収容した状態で、前後方向における軒天井板102の収容長さを調整することができる。
水切り部材1が施工されたオーバーハング部100では、外壁部101の前面を流下する雨水が、外壁部101の下端から傾斜板部2の上面に落下する。そして、雨水は、傾斜板部2の上面から前板部3の前面にまで流れて、前板上部31の下端や前板下部33の下端から落下する。このようにして、水切り部材1により、雨水が軒天井板102に到達しないように水切りすることができる。
本実施形態の水切り部材1では、軒天井板102の前端部104が傾斜板部2と底板部4との間に収容可能であるが、それにもかかわらず、前板部3を段状に形成することで、前板部3の上下方向の寸法を小さく見せることができる。すなわち、図3には従来(特許文献1)の水切り部材1aを示している。この水切り部材1aも、傾斜板部2a、前板部3a、底板部4a、上端部50aを備えた縦板部5aを有し、底板部4aの前部に折り曲げ部40aが形成されている。このような水切り部材1aでは、傾斜板部2aと上端部50aの間の寸法Haが狭いために、軒天井板102の前端部104を差し込むことはできない。そして、軒天井板102の前端部104を傾斜板部2aと上端部50aの間に差し込むために、寸法Haを大きくすると、平板状の前板部3aの上下方向の寸法も大きくなり、スマートな外観を呈することができない。
一方、本実施形態の水切り部材1では、前板部3が、前板上部31と突出部32と前板下部33とで段状の形成されているため、正面から前板部3を見たときに、前板上部31の影で前板下部33が見えにくくなり、前板部3の上下寸法が実寸法よりも小さく見える。従って、水切り部材1は、前方から見たときに、スマートな外観を呈することができる。その結果、水切り部材1は、目立ちにくくなり、オーバーハング部100の意匠性が損なわれにくい。
(変形例)
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態1では、オーバーハング部100が、バルコニーの場合について説明したが、これに限らない。オーバーハング部100は、建物の外壁よりも前方(屋外側)に突出する部分であればよく、例えば、ベランダ、庇、屋根、階段などであってもよい。
実施形態1では、オーバーハング部100の外壁部101が、窯業系サイディング材で構成されている場合について説明したが、これに限られない。外壁部101は、通常、オーバーハング部100の外壁を構成するものであればよく、例えば、金属サイディング材、木質板などであってもよい。
実施形態1では、外壁部101や軒天井板102として、平板状のものを例示したが、これに限られず、外壁部101や軒天井板102は、表面に凹凸模様を有していてもよい。
実施形態1では、水切り部材1の施工後に軒天井板102を施工する場合について説明したが、これに限らない。軒天井板102を施工した後に、水切り部材1を施工することもできる。
実施形態1では、前板部3の中途部に鋭角な曲げ部分が1箇所設けられているが、これに限定されず、このような曲げ部分が無い、または、このような曲げ部分が上下に2箇所以上設けられていてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様は、建物のオーバーハング部100に取り付けられる水切り部材1である。水切り部材1は、傾斜板部2と、前板部3と、底板部4と、縦板部5と、を備える。傾斜板部2は、オーバーハング部100の外壁部101の下方に位置し、前方に下り傾斜する。前板部3は、傾斜板部2の前端から下方に延びる。底板部4は、前板部3の下端から後方に延びる。縦板部5は、底板部4の後端から上方に延びる。傾斜板部2の下面20と、縦板部5の上端部50との間の上下方向の寸法が、オーバーハング部100の軒天井板102の厚みTより大きい。
この態様によれば、縦板部5の上端部50よりも上方において、傾斜板部2と底板部4との間に軒天井板102の前端部104が収容可能となり、軒天井板102との納まりが良好となって、施工しやすい。
第2の態様は、第1の態様に係る水切り部材1であって、前板部3は、傾斜板部2の前端から下方に延びる前板上部31と、前板上部31の下端から後方に延びる突出部32と、突出部32の後端から下方に延びる前板下部33と、を有する。前板上部31と突出部32との間の角度D1が、鋭角である。
この態様によれば、前板部3を前方から見た場合に、前板部3の上下方向の寸法が小さく見えることになり、スマートな外観を得ることができる。また、前板上部31から突出部32及び前板下部33への水の回り込みが低減し、水の縁切りが可能となる。
第3の態様は、第1又は2の態様に係る水切り部材1であって、前板部3と底板部4との間の角度D2が、鋭角である。
この態様によれば、前板部3から底板部4への水の回り込みが低減し、水の縁切りが可能となる。また底板部4の後端が上方に付勢されやすく、縦板部5の上端部50が軒天井板102の下面105に接触しやすくなって、隙間が生じにくい。
第4の態様は、第1~3のいずれか1つの態様に係る水切り部材1の施工構造である。傾斜板部2は、外壁部101の下方に位置する。縦板部5の上端部50は、軒天井板102の下方に位置する。軒天井板102の前端部104は、傾斜板部2と底板部4との間に差し込まれている。
この態様によれば、傾斜板部2と底板部4との間に軒天井板102の前端部104が収容可能となり、水切り部材1と軒天井板102との納まりが良好となって、施工しやすい。
1 水切り部材
2 傾斜板部
20 下面
3 前板部
31 前板上部
32 突出部
33 前板下部
4 底板部
5 縦板部
50 上端部
100 オーバーハング部
101 外壁部
102 軒天井板
103 前端面
104 前端部

Claims (4)

  1. 建物のオーバーハング部に取り付けられる水切り部材であって、
    前記オーバーハング部の外壁部の下方に位置し、前方に下り傾斜する傾斜板部と、
    前記傾斜板部の前端から下方に延びる前板部と、
    前記前板部の下端から後方に延びる底板部と、
    前記底板部の後端から上方に延びる縦板部と、を備え、
    前記傾斜板部の下面と、前記縦板部の上端部との間の上下方向の寸法が、前記オーバーハング部の軒天井板の厚みより大きい、
    水切り部材。
  2. 前記前板部は、前記傾斜板部の前端から下方に延びる前板上部と、
    前記前板上部の下端から後方に延びる突出部と、
    前記突出部の後端から下方に延びる前板下部と、を有し、
    前記前板上部と前記突出部との間の角度が、鋭角である、
    請求項1に記載の水切り部材。
  3. 前記前板部と前記底板部との間の角度が、鋭角である、
    請求項1又は2に記載の水切り部材。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の水切り部材の施工構造であって、
    前記傾斜板部は、前記外壁部の下方に位置し、
    前記縦板部の前記上端部は、前記軒天井板の下方に位置し、
    前記軒天井板の前端部は、前記傾斜板部と前記底板部との間に差し込まれている、
    水切り部材の施工構造。
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