JP2020117963A - 壁板支持具、及び壁構造 - Google Patents

壁板支持具、及び壁構造 Download PDF

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Abstract

【課題】変形し難い壁板支持具及びこれを備えた壁構造を提供する。【解決手段】壁板支持具2は、固定部20、支持部21、裏面接触部22及び壁下地接触部23を備えている。固定部20は、壁下地3に固定される。支持部21は、固定部20の下方に設けられ、壁板6を下方から支持する。裏面接触部22は、固定部20よりも下方に設けられ、壁板6の裏面に接する。壁下地接触部23は、裏面接触部22よりも下方に設けられ、壁下地3に接する。【選択図】図1

Description

本発明は、壁板支持具、及び壁構造に関し、詳しくは、壁下地に固定されて壁板を支持する壁板支持具、及びこの壁板支持具を含む壁構造に関する。
特許文献1には、外壁板を支持する端面取付具(特許文献1の図19参照)が開示されている。この端面取付具は、端面固定部と端面係止部とを備えている。端面固定部は、窓枠回りやベランダの手摺壁部分等において、胴縁及び柱材で構成される構造材に対してねじで固定される。端面係止部は、端面固定部よりも下方に設けられ、上方に向かって突出している。端面取付具は、端面係止部が外壁板の下端面に形成された溝部に挿入された状態で、外壁板を支持する。端面取付具は、端面固定部と端面係止部との間に、当接部を更に備えている。当接部は、端面固定部よりも屋外側に位置し、外壁板の裏面に当接している。
特開2018−66151号公報
ところで、上述した端面取付具にあっては、端面係止部及び当接部の各々が、ねじで固定される端面固定部に対して離れて位置している。このため、例えば、強い風が吹く等して外壁板から端面係止部や当接部に屋外側に向かう力が加わったとき、端面取付具には端面固定部を中心としたモーメントが生じ、これにより端面取付具は、端面固定部よりも下側の部分が屋外側に移動するように変形する可能性がある。
また、例えば、端面取付具と、この端面取付具の下方に位置する窓枠や見切り材等の部材との間にシーリングが設けられる場合には、端面取付具にシーリングが接することで、端面取付具の変形は幾分抑制される。しかし、建物におけるバルコニー等のオーバーハング部にあっては、上述したシーリングが設けられない場合があり、この場合は、上述した端面取付具の変形が生じやすくなる。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、風が吹く等して外壁板から力が加わっても、変形し難い壁板支持具及びこれを備えた壁構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る壁板支持具は、以下の構成を有している。壁板支持具は、固定部と支持部とを備えている。前記固定部は、壁下地に固定される。前記支持部は、前記固定部の下方に設けられ、壁板を下方から支持する。前記壁板支持具は、前記固定部と前記支持部との間に、裏面接触部と壁下地接触部とを備えている。前記裏面接触部は、前記固定部よりも下方に設けられ、前記壁板の裏面に接する。前記壁下地接触部は、前記裏面接触部よりも下方に設けられ、前記壁下地に接する。
また、本発明の一態様に係る壁構造は、以下の構成を有している。壁構造は、壁下地と、前記壁板支持具と、壁板とを含んでいる。前記固定部が前記壁下地に固定される。前記支持部が前記壁板を下方から支持する。前記裏面接触部が前記壁板の裏面に接する。前記壁下地接触部が前記壁下地に接する。
前記一態様に係る壁板支持具及び壁構造では、壁下地接触部が、固定部及び裏面接触部よりも下方において壁下地の裏面に接する。このため、壁板から支持部又は裏面接触部に加わった力が、壁下地接触部を介して壁下地で受けられるようになる。したがって、風が吹く等して壁板に力が加わっても、壁板支持具が変形し難い。
図1は、本発明の一実施形態に係る壁構造の縦断面図である。 図2は、図1のXに示した領域の拡大図である。 図3は、同上の壁構造に含まれる壁板支持具の正面図である。 図4は、図3のY−Y線断面図である。 図5Aは、図3のZに示した領域の拡大図である。図5Bは、図5Aの平面図である。
図1及び図2に本実施形態の壁板支持具2を用いた壁構造1を示す。本実施形態の壁構造1は、建物の外側に向かって部分的に張り出したオーバーハング部となるバルコニーの手すり壁を構成する。以下、屋内側から屋外側(壁板6の裏面側から表面側)に向かう方向を前方とし、かつ、上下方向に見て前後方向と直交する方向を左右方向として、壁構造1の各要素について説明する。
本実施形態の壁構造1は、壁下地3、見切り材4、軒天井材5、壁板支持具2及び壁板6を含んでいる。壁下地3は、構造材30、防水紙31及び複数の縦胴縁32を備えている。構造材30は、例えば、前後方向に見て枠状に形成されており、その下端部の位置に、左右方向に延びた横架材33を有している。
横架材33の下端部の前側には、見切り材4が位置している。見切り材4は、左右方向に直線状に延びた長尺部材である。本実施形態の見切り材4は、水切りであり、水受部40と固定部41とを有している。
水受部40の上面は、見切り材4の上面を構成しており、前側に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。固定部41は、水受部40の後端部から上方に向かって突出している。固定部41は、横架材33の前面(壁板6側の面)に沿っている。固定部41における左右方向の複数箇所は、複数の固着具11によってそれぞれ横架材33に固定されている。各固着具11は、例えば、釘、ねじ等である。
横架材33の下方には、軒天井材5が位置している。軒天井材5は、複数の固着具(図示せず)によって、横架材33に固定されている。これら複数の固着具の各々は、例えば、釘、ねじ等である。
本実施形態の壁下地3は、防水両面テープ15を更に含んでいる。防水両面テープ15は、見切り材4の縦片42の前面と、これよりも上方の横架材33の前面とに跨って貼り付けられている。横架材33の前側には、防水両面テープ15を介して防水紙31が貼り付けられている。見切り材4の縦片42及び横架材33の前方には、防水両面テープ15及び防水紙31を介して複数の縦胴縁32が位置している。複数の縦胴縁32は、左右方向に間隔をあけて並んでいる、各縦胴縁32は、釘、ねじ等の固着具(図示せず)によって横架材33に固定されている。
複数の縦胴縁32の下端部の前方には、壁板6の下端部を下方から支持する壁板支持具2が位置している。壁板支持具2は、図3に示すように、左右方向に直線状に延びた長尺部材である。
壁板支持具2は、例えば、金属製であり、金属板を曲げ加工することによって形成される。図3〜図5Bに示すように、壁板支持具2は、固定部20、裏面接触部22、壁下地接触部23及び支持部21を備えている。固定部20、裏面接触部22、壁下地接触部23及び支持部21は、上からこの順序で連続しており、固定部20と支持部21とは、裏面接触部22及び壁下地接触部23を介してつながっている。すなわち、壁板支持具2は、固定部20と支持部21との間に、裏面接触部22及び壁下地接触部23を備えている。
固定部20は、鉛直な平板状に形成されている。固定部20は、複数の固着具用孔24を有している。複数の固着具用孔24は、左右方向に並んでいる。各固着具用孔24は、固定部20を前後方向に貫通している。
図2に示すように、固定部20は、複数の縦胴縁32の前面に沿っている。固定部20の複数の固着具用孔24には、複数の固着具17がそれぞれ通っている。各固着具17は、例えば、釘、ねじ等である。各固着具17は、対応する縦胴縁32と横架材33とに打ち込まれている。これにより、壁板支持具2は、複数の固着具17によって壁下地3に固定されている。
図4に示すように、裏面接触部22は、固定部20の下端に連続しており、固定部20よりも下方に設けられている。裏面接触部22は、固定部20における左右方向の全長にわたって形成されている。本実施形態の裏面接触部22は、前側の端部を頂部27とした山形に屈曲しており、左右方向と直交する断面の形状が、く字状である。
具体的に裏面接触部22は、固定部20の下端から前斜め下方に向かって延びた上側片部25と、上側片部25の下端から後斜め下方に向かって延びた下側片部26とで構成されている。上側片部25と下側片部26との境界部分が、頂部27を構成している。図2に示すように、裏面接触部22の頂部27は、固定部20よりも下方位置において、壁板6の裏面に対して左右方向に延びた直線状に線接触しており、壁板6を後側(壁板6の裏面側)から支持している。ここで、「線接触」とは、断面弧状の曲面又は角が、平面に対して線状に接触した状態をいう。
図4に示すように、壁下地接触部23は、裏面接触部22の下端(すなわち、下側片部26の下端)に連続しており、裏面接触部22よりも下方に設けられている。壁下地接触部23は、裏面接触部22における左右方向の全長にわたって形成されている。壁下地接触部23は、鉛直な平板状に形成されており、下側片部26の下端から下方に向かって延びている。図2に示すように、壁下地接触部23は、裏面接触部22よりも下方位置で、かつ、壁板6の裏面側において、複数の縦胴縁32の前面(壁板6側の面)に面接触しており、複数の縦胴縁32によって後方(壁板6とは反対側)から支持されている。ここで、「面接触」とは、互いに平行又は互いに平行とみなせる程度の面同士が、面状に接触した状態をいう。本実施形態の壁下地接触部23は、その下部が複数の縦胴縁32よりも下方に突出している。
図4に示すように、支持部21は、壁下地接触部23の下端に連続しており、固定部20の下方に設けられている。支持部21は、壁下地接触部23の下端から前側に向かって突出している。支持部21は、図2に示すように、裏面接触部22が壁板6に接した箇所よりも下方位置において、壁板6の下端部を下方から支持している。
本実施形態の支持部21は、下片部28と複数の係止片部29とで構成されている。下片部28は、水平な平板状に形成されており、壁下地接触部23の下端から前方に向かって延びている。下片部28は、壁下地接触部23における左右方向の全長にわたって形成されている。図2に示すように、下片部28は、見切り材4の水受部40から上方に離れて位置している。
図3に示すように、複数の係止片部29は、左右方向に間隔をあけて並んでいる。各係止片部29は、図4に示すように、下片部28の前側(壁下地3とは反対側)の端から上方に向かって突出している。本実施形態の各係止片部29は、上端部以外の他の部分が鉛直な平板状に形成されており、上端部が上端に近い部分ほど前方に位置するように傾斜した板状に形成されている。
図2に示すように、壁板6は、複数の縦胴縁32の前面に沿って配置されている。すなわち、壁板6と横架材33との間には、複数の縦胴縁32が位置しており、壁板6は、横架材33から前方に離れている。壁板6は、手すり壁(すなわち、本実施形態の壁構造を有する壁)の一部を構成している。具体的に手すり壁は、上下方向及び左右方向に並んだ複数の壁板で構成されている。これら複数の壁板のうち、最も下方の位置に配置された壁板が、壁板6である。すなわち、本実施形態の壁板支持具2は、上下方向に並んだ壁板のうち、最も下方に位置する壁板6を支持するスターターである。
壁板6は、例えば、セメントを主成分とする成形材料の硬化物である窯業系サイディングである。壁板6は、前後方向に見て左右方向に長い矩形の板状に形成されている。壁板6の下端面は、水平な平面である。本実施形態の壁板6は、バルコニー以外の箇所で用いられる外壁材の下端部を切除することによって形成されており、壁板6の下端面は、切断面である。壁板6は、例えば、前方から見たときに、その表面の柄が、バルコニーの直下に位置する外壁材の表面の柄と連続した外観となるように下端部が切除される。
壁板6の下端面には、複数の係止溝部60が形成されている。複数の係止溝部60は、壁板支持具2の複数の係止片部29に対応する箇所にそれぞれ形成されており、左右方向に間隔をあけて並んでいる。各係止溝部60は、左右方向に延びた溝であり、下方に向かって開口している。各係止片部29は、例えば、電気丸のこ等を用いて、壁板6の下端部を切削することによって正面視半円状に形成される。
壁板6の各係止溝部60には、壁板支持具2の対応する係止片部29が差し込まれている。これにより、壁板6の各係止片部29は、壁板6の下端部に係止されており、壁板6の下端部が前後方向及び左右方向に移動することが規制されている。上述したように、各係止片部29は、先端部(上端部)が上端に近い部分ほど前方に位置するように傾斜している。このため、各係止片部29は対応する係止溝部60に対して引っ掛かりやすくなり、これにより、壁板6が各係止片部29から外れ難くなっている。また、壁板6を移動して各係止溝部60に対応する係止片部29を差し込む際には、各係止片部29の上端部がガイドとなり、各係止片部29を対応する係止溝部60に差し込みやすくなる。
壁板6の下端面において係止溝部60よりも後方に位置する部分は、下片部28の上面に接している。これにより、壁板6は下片部28によって下方から支持されている。また、壁板6の上部は、例えば、留め具、ねじ、釘等の固着具(図示せず)によって、複数の縦胴縁32に固定されている。
壁板6は、見切り材4の水受部40から上方に離れて位置している。水受部40の前側の端部は、壁板6の表面よりも前方に突出している。壁板6の表面を伝って下方に流れ落ちた雨水は、水受部40の上面で受けられた後、水受部40の傾斜した上面に沿って前方に流れ、この後、水受部40の前方に流れ落ちる。
本実施形態の壁板支持具2を用いて壁下地3に壁板6を施工する場合、作業者は例えば以下に示す作業を行う。まず、壁板支持具2の固定部20を複数の縦胴縁32の前面に沿って配置する。続いて、複数の固着具17の各々を固定部20の対応する固着具用孔24に通して、各固着具17を対応する縦胴縁32及び横架材33に打ち込む。これにより、壁板支持具2が壁下地3に取り付けられる。そして、予め壁板6を壁下地3の上下幅に合わせてカットして下端面に丸のこ等で複数の係止溝部60を形成しておき、この係止溝部60が形成された壁板6を移動して、壁板6の複数の係止溝部60の各々に、壁板支持具2の対応する係止片部29を差し込み、壁板6を下片部28上に載せる。次に壁板6の上部を留め具、ねじ、釘等によって、複数の縦胴縁32に固定する。これにより、壁板6の施工が完了する。
ところで、例えば、風が吹いて壁板6の前側に負圧が生じた場合、壁板6が前側に動き、壁板6が前後方向にがたつく可能性がある。また、風が吹くことで、壁板6が後側に押される場合もある。ここで、本実施形態の壁板支持具2は、裏面接触部22が壁板6の裏面に接しているため、壁板6は壁板支持具2に対して後方に動き難くなっている。
また、壁板6には、風が吹いたときに厚み方向及び上下方向の力が加わる場合がある。また、本実施形態のように、壁板6と見切り材4との間に壁板6の裏面側に通じる通気用の隙間92が形成される場合、風が隙間92を通過することでも、壁板6には力が加わる場合がある。このように壁板6に力が加わった場合、壁板6から支持部21又は裏面接触部22を介して壁板支持具2に力が伝わり、壁板支持具2に、固定部20において固着具17で固定された部分を中心としたモーメントが生じる可能性がある。また、本実施形態のように、壁板支持具2と見切り材4との間に隙間92が形成されてシーリング等で封止されていない場合、壁板支持具2はシーリングに接しないため、壁板支持具2は、固定部20よりも下方の部分が変形するおそれがある。
本実施形態の壁板支持具2は、固定部20及び裏面接触部22よりも下方に設けられた壁下地接触部23が、壁下地3に接する。すなわち、壁板支持具2は、固定部20が裏面接触部22よりも上方において壁下地3に接することに加えて、壁下地接触部23が裏面接触部22よりも下方において壁下地3に接する。このため、壁板6から壁板支持具2に力が加わったときに壁下地接触部23を介して壁下地3で受けられるようになり、特にこの場合、壁板支持具2は前述したモーメントによって変形し難くなる。
また、本実施形態の裏面接触部22は、壁板6の裏面に線接触する。このため、壁板支持具2において固着具17により壁下地3に固定された部分から、支持部21までの上下方向における距離を、裏面接触部22が壁板6の裏面に面接触する場合と比較して短くすることができる。したがって、壁板6から支持部21に力が加わったときに、壁板支持具2において壁下地3に固定された部分を中心とした力のモーメントが抑制され、この点でも壁板支持具2は変形し難い。
また、本実施形態の壁板支持具2は、図2に示すように、裏面接触部22の頂部27から係止片部29の上端までの上下寸法D1が、係止片部29の上下長さD2よりも大きい。このため、例えば風が吹いて壁板6が前側に動く等した場合に、係止片部29から、壁板6における係止溝部60の後方の部分61に加わる力が小さくなり、部分61が破損し難くなり、また、係止片部29が変形し難くなる。
また、本実施形態の壁板支持具2は、裏面接触部22の頂部27から係止片部29までの前後寸法D3が、壁下地接触部23から裏面接触部22の頂部27までの前後寸法D4よりも大きい。このため、例えば風が吹いて壁板6が前側に動く等した場合に、係止片部29から、壁板6における係止溝部60の後方の部分61に加わる力が小さくなり、この場合も部分61が破損し難くなる。
また、例えば、壁板6の裏面に裏面接触部22を面接触させるには、裏面接触部22を断面コ字状にする等、裏面接触部22に上下2か所の屈曲部分が必要となる。しかし、本実施形態の裏面接触部22は、山形の頂部27の1か所にだけ屈曲部分を形成するだけでよく、裏面接触部22を容易に形成することができる。
また、本実施形態の壁下地接触部23は、壁下地3に面接触している。すなわち、壁下地接触部23と壁下地3との接触面積が大きいため、壁板6から支持部21又は裏面接触部22を介して壁板支持具2に加わった力が、壁下地3でしっかりと受けられるようになり、壁板支持具2はこの点でも変形し難い。
なお、上記実施形態の壁板支持具2及び壁構造1は、適宜設計変更可能である。例えば、壁板支持具2の形状は、上記実施形態の形状に限られない。例えば、裏面接触部22は、壁板6の裏面に線接触するものに限られず、例えば、面接触するものであってもよい。また、壁下地接触部23は、壁下地3に面接触するものに限られず、例えば、線接触するものであってもよい。また、支持部21は、壁板6を下方から支持するものであればよい。例えば、複数の係止片部29は、壁板6の表面に沿って配置されるものであってもよい。また、支持部21は、係止片部29を一つだけ有してもよいし、係止片部29を有さなくてもよい。また、壁板支持具2は、支持部21によって、左右方向に並んだ複数の壁板を下方から支持するものであってもよいし、左右方向に並ぶ複数の壁板支持具2によって、一つの壁板6を下方から支持するものであってもよい。また、壁板支持具2の材質は、上記実施形態のものに限られない。例えば、壁板支持具2は、樹脂製であってもよい。
また、壁板6の形状は、上記実施形態の形状に限られない。例えば、壁板6は、下端部に他の壁板の上端部と嵌合する実部を有してもよい。また、壁板6の材質は、上記実施形態のものに限られない。例えば、壁板6は、金属、木材等から形成されてもよい。
また、壁板支持具2は、壁面において最も下方に位置する壁板6を支持するものに限られず、例えば、窓枠の直上に位置する壁板を支持するものであってもよい。
また、壁構造1を有する壁は、左右方向に複数並んだ一列の壁板だけで構成されてもよいし、一枚の壁板6のみで構成されてもよい。
また、本実施形態の壁構造は、壁板支持具2と見切り材4との間にシーリングが設けられない壁構造であるが、本開示の技術は、このシーリングが設けられる壁構造にも適用可能である。また、本発明は、ベランダ、建物において部分的に張り出した部分等の他のオーバーハング部にも適用可能である。また、本発明は、オーバーハング部だけでなく、建物におけるオーバーハング部以外の外壁にも適用可能である。また、本発明は、建物における内壁にも適用可能である。すなわち、壁板支持具2によって支持される壁板6は、建物の外壁材に限られず、建物の内壁材であってもよい。
以上説明した、実施形態から明らかなように、第1の態様の壁板支持具(2)は、以下に示す構成を有する。壁板支持具(2)は、固定部(20)と支持部(21)とを備えている。固定部(20)は、壁下地(3)に固定される。支持部(21)は、固定部(20)の下方に設けられ、壁板(6)を下方から支持する。壁板支持具(2)は、固定部(20)と支持部(21)との間に、裏面接触部(22)と壁下地接触部(23)とを備えている。裏面接触部(22)は、固定部(20)よりも下方に設けられ、壁板(6)の裏面に接する。壁下地接触部(23)は、裏面接触部(22)よりも下方に設けられ、壁下地(3)に接する。
この態様によれば、壁下地接触部(23)が固定部(20)及び裏面接触部(22)よりも下方において壁下地(3)に接するため、風が吹く等して壁板(6)に力が加わっても、壁板支持具(2)が変形し難い。
第2の態様の壁板支持具(2)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様の裏面接触部(22)は、壁板(6)の裏面に線接触する。
この態様によれば、壁板支持具(2)における固定部(20)から支持部(21)までの上下方向における距離を短くすることができる。このため、壁板(6)から支持部(21)に力が加わったときに壁板支持具(2)において発生する、壁下地(3)に固定された部分を中心とした力のモーメントを抑えることができ、壁板支持具(2)の変形を一層抑制できる。
第3の態様の壁板支持具(2)は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様の裏面接触部(22)は、壁下地接触部(23)が壁下地(3)に面接触する。この態様によれば、壁板(6)から支持部(21)を介して壁板支持具(2)に加わった力が、壁下地(3)でしっかりと受けられるようになり、壁板支持具(2)の変形を一層抑制できる。
また、上述した実施形態から明らかなように、第4の態様の壁構造(1)は、以下に示す構成を有する。壁構造(1)は、壁下地(3)、壁板支持具(2)及び壁板(6)を含んでいる。壁板支持具(2)は、第1〜第3のいずれか一つの態様の壁板支持具(2)である。固定部(20)が壁下地(3)に固定される。支持部(21)が壁板(6)を下方から支持する。裏面接触部(22)が壁板(6)の裏面に接する。壁下地接触部(23)が壁下地(3)に接する。
この態様によれば、壁下地接触部(23)が固定部(20)及び裏面接触部(22)よりも下方において壁下地(3)に接するため、風が吹く等して壁板(6)に力が加わっても、壁板支持具(2)が変形し難い。
1 壁構造
2 壁板支持具
20 固定部
21 支持部
22 裏面接触部
23 壁下地接触部
3 壁下地
6 壁板

Claims (4)

  1. 壁下地に固定される固定部と、
    前記固定部の下方に設けられ、壁板を下方から支持する支持部とを備えた壁板支持具であって、
    前記固定部と前記支持部との間には、
    前記固定部よりも下方に設けられ、前記壁板の裏面に接する裏面接触部と、
    前記裏面接触部よりも下方に設けられ、前記壁下地に接する壁下地接触部とを備えた、
    壁板支持具。
  2. 請求項1に記載の壁板支持具であって、
    前記裏面接触部が前記壁板の裏面に線接触する、
    壁板支持具。
  3. 請求項1又は2に記載の壁板支持具であって、
    前記壁下地接触部が前記壁下地に面接触する、
    壁板支持具。
  4. 壁下地と、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の壁板支持具と、
    壁板とを含み、
    前記固定部が前記壁下地に固定され、
    前記支持部が前記壁板を下方から支持し、
    前記裏面接触部が前記壁板の裏面に接し、
    前記壁下地接触部が前記壁下地に接する、
    壁構造。
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