JP4172715B2 - 壁付式屋外構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、テラス、バルコニー、パーゴラ、カーポート等に用いる屋外構造物、詳しくは、建物外壁に取付ける壁付式屋外構造物に関する。
特許文献1に、柱と枠体と屋根体を備えた屋外構造物が開示されている。
この屋外構造物の枠体、屋根体の前部が柱に連結され、後部が建物外壁に取付けられており、壁付式屋外構造物である。
特開2003−343009号公報
前述した従来の壁付式屋外構造物は、屋根体の前部全長を枠体の前桁で支持し、その屋根体の後部全長を建物外壁に取付けて支持し、屋根体の左右の側部は何ら支持しないから、建物外壁の出隅部分、入隅部分や段差のある建物外壁でも簡単に取付けできる。
しかし、屋根体の前部、後部、左右の側部、つまり屋根体の周囲を枠体と建物躯体で支持する壁付式屋外構造物、例えば、屋根体の前部を前桁で支持し、後部を建物外壁に取付けて支持し、左右の側部を枠体の左右の側桁で支持する壁付式屋外構造物を、前述した建物外壁の出隅部分、入隅部分や段差のある建物外壁に取付ける場合には、その屋根体の側部を側桁と建物外壁で支持したり、屋根体の後部を建物外壁と枠体で支持することになるのでその取付けが面倒である。
本発明の目的は、屋根体の周囲を枠体と建物外壁で支持する壁付式屋外構造物、例えば屋根体の前部を前桁で支持し、後部を建物外壁に取付けて支持し、左右の側部を枠体の左右の側桁で支持する壁付式屋外構造物を建物外壁の出隅部分、入隅部分や段差のある建物外壁に簡単に取付けできるようにした壁付式屋外構造物を提供することである。
第1の発明は、柱と枠体と屋根体を備え、その屋根体の周囲を枠体と建物外壁で支持する壁付式屋外構造物であって、
前記枠体の1つの側桁の内側面に側部支持部を設け、建物外壁には支持部材を、前記側部支持部と連続して取付け、
前記屋根体の1つの側部の長手方向一部分を前記側部支持部の支持部分で支持し、その1つの側部の残りの部分を前記支持部材の支持部で支持するようにしたことを特徴とする壁付式屋外構造物である。
第1の発明においては、建物の外壁における基部壁よりも段差部壁を経て張り出した張出し部壁に、枠体の1つの側桁を連結し、その基部壁に屋根体の後部を取付けて支持し、
前記1つの側桁に側部支持部を設け、その支持部分は前記段差部壁よりも突出していると共に、その突出方向の長さが調整可能で、
前記段差部壁に支持部材を取付けることができる。
このようにすれば、側部支持部の支持部分の突出方向の長さを調整することで、段差部壁からの突出寸法を変更できるから、1つの側桁の連結位置が異なり、その側桁と段差部壁との間の間隔が変化した場合でも支持部分の段差部壁からの突出寸法を同一として支持部材の支持部に合せることができる。
したがって、屋根体の1つの側部を、側部支持部の支持部分と支持部材の支持部とで確実に支持することができる。
第2の発明は、柱と枠体と屋根体を備え、その屋根体の周囲を枠体と建物外壁で支持する壁付式屋外構造物であって、
前記枠体の1つの側桁における前桁と反対側に、後桁を、前桁と相対向して設け、
この後桁を、建物外壁の基部壁と連続した側部壁に連結し、この後桁と前記基部壁とに亘って屋根体の後部を取付けて支持したことを特徴とする壁付式屋外構造物である。
第2の発明においては、後桁の内側面にアタッチメントを取付け、このアタッチメントの取付面を基部壁と面一とし、そのアタッチメントの取付面と基部壁とに亘って屋根体の後部を取付けて支持することができる。
このようであれば、後桁の内側面と基部壁との間に段差がある場合に、屋根体の後部を基部壁とアタッチメントに強固に支持することができる。
第2の発明においては、建物外壁の基部壁と後桁の内側面に亘って垂木掛けを取付け、この垂木掛けに垂木の後部と屋根板の後部を取付けて屋根体の後部を基部壁と後桁の内側面に亘って取付けて支持することができる。
このようにすれば、1つの垂木掛けに垂木と屋根板を取付けて屋根体の後部を取付けるので、屋根板の後部を簡単に取付けできる。
第2の発明においては、枠体は左右の側桁を有し、その一方の側桁に後桁を設け、他方の側桁を建物外壁の基部壁に連結し、
屋根体の左右の側部の全長を左右の側桁でそれぞれ支持することができる。
このようにすれば、屋根体の左右の側部を簡単に支持できる。
また、建物外壁の出隅部に取付けできる。
第2の発明においては、枠体の前桁は、建物外壁の基部壁と対向していると共に、その前桁は基部壁と連結した段差部壁に連結され、
前記段差部壁に支持部材を取付け、この支持部材で屋根体の側部を支持することができる。
このようにすれば、建物外壁の張り出し入隅部に取付けできる。
請求項1に係る発明によれば、屋根体の周囲を枠体と建物外壁で支持する壁付式屋外構造物を、段差を有する建物外壁に取付け場合に、その建物外壁に支持部材を1つの側桁の内側面に設けた側部支持部と連結して取付けることで、その支持部材の支持部と側部都支持部の支持部分とで屋根の1つの側部を全長に亘って支持することができる。
したがって、段差のある建物外壁に簡単に取付けできる。
請求項3に係る発明によれば、屋根体の後部を建物外壁の基部壁と後桁とで支持できるから、その屋根体の左右一部分が建物外壁の側部壁よりも突出している場合でも、その屋根体の後部をしっかりと支持できる。
したがって、屋根体の周囲を枠体と建物外壁で支持する壁付式屋外構造物を、建物外壁の出隅部や入隅部などに簡単に取付けできる。
図1に示すように、柱1とこの柱1に連結した枠体2と、この枠体2に取付けた屋根体3で屋外構造物としてある。
前記枠体2は、左右の柱1間に連結した前桁4と、各柱1に連結した左右の側桁5を備え、その左右の側桁5が建物外壁6に連結してある。
前記屋根体3は、図2に示すように、前部3a、側部3b、左右の側部3cを有する矩形状で、その前部3aが前桁4で支持され、左右の側部3cが側桁5で支持され、後部3bが建物外壁6に取付けて支持されている。
これによって、屋根体3の周囲(前部3a、後部3b、左右の側部3c)を枠体2と建物外壁6で支持するタイプの壁付式屋外構造物、詳しくは、屋根体3の前部3aを前桁4で支持し、後部3bを建物外壁6に取付けて支持し、左右の側部3cを左右の側桁5で支持するタイプの壁付式屋外構造物としてある。
前述の実施の形態では、屋根体3は前部3aが低く、後部3bが高くなるように水平に対して傾斜して取付けてある。つまり、屋根体3を勾配を有して取付けてある。
また、前記屋根体3は枠体2から上方及び下方に突出せずに枠体2内に収納した状態で取付けてあるので、外観の見栄えが良い。
なお、屋根体3は水平に取付けても良いし、枠体2から上方又は下方、あるいは上方及び下方に突出するように取付けても良い。
図1に示す建物外壁6は、基部壁6aと張出し部壁6bが段差部壁6cを境として左右に有する段差のある建物外壁で、屋根体3の後部3b全長が基部壁6aに取付けてある。左右一方の側桁5が基部壁6aに連結され、左右他方の側桁5が張出し部壁6bに連結されている。
このために、屋根体3の左右一方の側部3cの全長を左右一方の側桁5で支持できるが、左右他方の側部30は左右他方の側桁5と段差部壁6cで支持することになる。
そこで、図2に示すように、左右他方の側桁5の内側面5aに設けた側部支持部10と連続して支持部材20を段差部壁6cに取付ける。
そして、屋根体3の左右他方の側部3cを前述の側部支持部10、支持部材20で支持する。
このようであるから、段差のある建物外壁に簡単に取付けできる。
前記側桁5の側部支持部10は図3に示すように側桁5と別部材とし、側桁5の内側面5aに取付けるようにしてある。
このようにすることで、側部支持部10を屋根体3の勾配に合わせて側桁5と平行に対して長手方向に斜めとすることができるし、側桁5を押出形材、例えばアルミ押出形材とすることができる。
つまり、側桁5と平行に対して長手方向に斜めの側部支持部10が側桁5に一体的に設けてあると、側桁5を押出形材とすることができないし、屋根体3の勾配に応じて角度を調整できない。
前記側部支持部10は図3に示すように取付部分11と支持部分12を有し、その取付部分11をビス13で側桁5の内側面5aに固着して取付け、その支持部分12が段差部壁6cから反対側の側桁5に向けて突出している。その支持部分12の突出方向の長さは調整可能である。
例えば、図4に示すように、支持部分12を板状とし、その長手方向全長に亘る切り離し用溝14を突出方向に間隔を置いて複数形成し、その切り離し用溝14から切り離して突出長さを変更できるようにしてある。
この切り離し用溝14をV字溝とすれば、切り離しが容易にできる。
このようにすれば、支持部分12の段差部壁6cからの突出長さを調整できるから、側桁5の取付け位置が異なって、その側桁5の内側面5aと段差部壁6cとの間の間隔が異なる場合に、その支持部分12の段差部壁6cからの突出長さをほぼ同一、好ましくは同一とすることができる。
前記支持部材20は、図5に示すように取付部21と支持部22を有し、その取付部21を段差部壁6cに固着具23、例えばコーチねじで固着して取付けてある。
この支持部22は前記側部支持部10の支持部分12と一直線状に連続している。
この支持部22の段差部壁6cからの突出長さは、側部支持部10の支持部分12の段差部壁6cからの突出長さとほぼ同一、好ましくは同一である。
そして、屋根体3の他方の側部3cが側部支持部10の支持部分12と支持部材20の支持部22とに亘って支持される。
例えば、屋根体3を図6に示すように複数の垂木30と複数の屋根板31と押え材32を有し、隣接した垂木30間に跨って屋根板31を載置し、その垂木30に押え材32をビス33で固着して取付け、その押え材32の幅方向の両側部を隣接した屋根板31の上面にそれぞれ押しつけた構成とする。
そして、図5に示すように、支持部材20に端部の垂木30を接すると共に、図3に示すように、その垂木30を側部支持部10の支持部分12の下面に接する。
前記垂木30を取付けた押え材32の一側部を屋根板31の上面に押しつけ、他側部を支持部材20の支持部22と側部支持部10の支持部分12に押しつける。
なお、前述の各押しつける部分には水密材を設け、水密材を介して接するようにしてある。
次に、各部材の詳細を説明する。
前記前桁4は屋根体3の前部3aを支持するので、図7に示すように前桁4の内側面4aに前部支持材40が取付けてある。
この実施の形態では、前部支持材40はアタッチメント50を介して取付けてある。
これは、前桁4の幅寸法(長手方向と直角方向の寸法)が柱1の前桁取付面1aの幅寸法よりも小さく、前桁4の内側面4aが柱1の側桁取付面1bと面一にならずに段差があり、前部支持材40を前桁4の内側面4aに直接取付けると、前部支持材40を側桁5の内側面5aまで連続できないので、前述のようにアタッチメント50を前桁4の内側面4aに取付け、そのアタッチメント50に前部支持材40を取付けて前部支持材40を側桁5の内側面5aまで連続している。
なお、前桁4の内側面4aと柱1の側桁取付面1bが面一であれば、前部支持材40を前桁4の内側面4aに直接取付けても良い。
前記アタッチメント50は図7に示すように、支持材取付面51の上部寄りに水返し用のヒレ片52が一体的に設けてあり、このヒレ片52と支持材取付面51とで下向き凹部53を形成し、下部寄りに上向き受片54を有している。
前記支持材取付面51は前桁取付面55と離隔し、その前桁取付面55を前桁4の内側面4aに接してビス56で固着して取付けることで、前記支持材取付面51が柱1の側桁取付面1bと面一となる。
前記前部支持材40は、底壁部41と、この底壁部41の長手方向の直角方向(以下、幅方向という)一側に設けた一側立上り部42と、底壁部41の幅方向他側に設けた他側立上り部43で断面ほぼ上向きコ字状の長尺材で、雨樋用凹部44を有する。この雨樋用凹部44の長手方向の端部は塞ぎ材44aで閉塞してある。
この一側立上り部42の上部に折り曲片45、下部寄りに下向き係止片46が設けてある。
前記他側立上り部43の上部には横向片47が一側立上り部42に向けて一体的に設けてある。
前記前部支持材40は、水平姿勢に対して幅方向に斜めの姿勢とし、その折り曲片45をアタッチメント50の下向き凹部53内に押し込み、その状態で水平姿勢として下向き係止片46を支持材取付面51に接し、下方に移動して下向き係止片46と上向き受片54を嵌合して仮取付けする。
この後に、一側立上り部42の上部寄りをビス48でアタッチメント50の支持材取付面51に固着する。
このようであるから、前部支持材40を仮取付けしてからビス止めして連結するので、その取付け作業が簡単である。
また、ビス56、ビス48は上部寄りであるから下方から見上げた場合に目視されずに見栄えも良い。
図1に示すように、建物外壁6の基部壁6aに連結した一方の側桁5は屋根体3の一方の側部3cの全長を支持するので、図6に示すように一方の側桁5の内側面5aに側部支持材60を取付けてある。
この側部支持材60は、側桁取付面61を側桁5の内側面5aに接してビス62で固着して取付けてある。
この側部支持材60の支持面63は柱1の前桁取付面1aと面一に連続する。つまり、側桁5の内側面5aと柱1の前桁取付面1aは前述の前桁と同様に段差を有している。
前記側部支持材60の支持面63の上部寄りには支持片64が長手方向に連続して設けてある。この支持片64は上向き鉤形である。
前記側部支持材60は、側桁5の内側面5aに側桁5の長手方向に亘って水平に対して傾斜して取付けてあり、その支持片64も水平に対して傾斜している。
前記屋根体3の垂木30の前部は図7に示すように前部支持材40に連結され、この垂木30の後部は図8と図9に示すように垂木掛け70に垂木ブラケット71とビス72で連結してある。
図6に示すように、側桁5と隣接した垂木30は側部支持材60の支持面63に接し、この垂木30に取付けた押え材32の側桁5側部分は、前記側部支持材60の支持片64に水密材を介して押しつけてある。
これによって、屋根体3の側部が側桁5の内側面5aに支持され、その支持部を雨仕舞して支持部から雨水等が落下しないようにする。
前記屋根板31の前端部は図7に示すように屋根板支持材34で支持されて浮き上がることがないようにしてある。
この屋根板支持材34は前部支持材40の他側立上り部43に設けた横向き片47に、ほぼ水平姿勢から前桁4側に向けて揺動可能で、かつ垂木掛け70側に向けては揺動しないように係止し、ほぼ水平姿勢でビス止めしてある。
前記屋根板支持材34は垂木掛け70側に向けて開口した横向き凹部35を有し、この横向き凹部35内に屋根板31の前端部を挿入して支持する。
前記垂木掛け70は図8と図9に示すように、縦部73と下横向部74と上横向部75で断面横向きコ字状の長尺材で、横向き凹部76を有している。
前記垂木ブラケット71の一端部は縦部73にビス72で固着され、この垂木ブラケット71の他端部に垂木30の長穴30dからビス72を螺合して固着される。
このようであるから、長穴30dの長さ相当だけ垂木30の取付け位置を長手方向に調整できる。
前記垂木掛け70の横向き凹部76における隣接した垂木30間に垂木掛けカバー77が図9に示すように取付けてある。例えば、垂木掛けカバー77は中空矩形状の本体77aに上係止片77bと下係止片77cを一体的に設けたもので、その上下係止片77b,77cが、前記垂木掛け70の横向き凹部76に形成した上係止受片76aと下係止受片76bに係止して取付けてある。
前記屋根板31の後端部は、前記垂木掛けカバー77の上面(本体77aの上面)と垂木掛け70の上横向部75との間に挿入して支持されている。
次に、屋根体3の組立てについて説明する。
前部支持材40と垂木掛け70とに亘って垂木30を取付ける。
この垂木30は図6に示すように中空本体30aの上部横壁30bに水密材装着部30cを設けた形状で、その中空本体30aの長手方向前端部を、その上部横壁30bを残して切断して除去し、その残存した上部横壁30bを前部支持材40の横向き片47に接してビスで固着する。
この横向き片47の上部横壁30bが存在しない部分に屋根板支持材34をそれぞれビス止めして取付ける。
屋根板31を前桁4と垂木掛け70との方向に湾曲して前端部を屋根板支持材34の横向き凹部35に挿入して支持し、かつ後端部を垂木掛け70の上横向部75の下面に水密材を介して接する。
この状態で垂木掛けカバー77を取付けて屋根板31の後端部を支持する。
最後に、押え材32を垂木30にビス33で取付けて屋根板31の左右端部を支持する。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、図10に示すように建物外壁6の出隅部、つまり、基部壁6aと側部壁6dで鉤形状となった部分に取付ける壁付式屋外構造物で、屋根体3の左右一側部が側部壁6dよりも側方に張り出している。
つまり、前述の第1の実施の形態と同様のタイプの壁付式屋外構造物である。
このために、左右一方の側桁5を建物外壁6に連結できないので、左右一方の柱1の後方に柱1を設置し、この柱1と左右一方の柱1間に左右一方の側桁5を連結する。
左右他方の側桁5は左右他方の柱1と建物外壁6の基部壁6aに連結される。
屋根体3の前部3aは、全長が前桁4に支持され、左右の側部3cは、全長が左右の側桁5でそれぞれ支持される。
屋根体3の後部3bは、その左右他方部分を建物外壁6の基部壁6aに取付けて支持できるが、その屋根体3の後部3bの左右一方部分は建物外壁6の側部壁6dから側方に張り出しているので、前述のように基部壁6aに取付けて支持できない。
そこで、図11に示すように建物外壁6の側部壁6dと柱1とに亘って後桁7を連結し、この後桁7に前述の屋根体3の後部3bの左右一方部分を支持する。
例えば、前述の第1の実施の形態で説明した垂木掛け70を建物外壁6の基部壁6aと後桁7の内側面7aとに亘って連続して取付ける。
そして、図12に示すように垂木掛け70に垂木30、屋根板31の後部を前述の第1の実施の形態と同様に取付ける。
この場合、後桁7の内側面7aが図12に示すように、建物外壁6の基部壁6aと面一であれば、その後桁7の内側面7aに垂木掛け70を直接取付けできる。
しかし、図13に示すように後桁7の内側面7aが建物外壁6の基部壁6aよりもずれている場合には、後桁7の内側面7aにアタッチメント80をビス81で固着して取付け、そのアタッチメント80の取付面82を建物外壁6の基部壁6aと面一とする。
そして、アタッチメント80の取付面82に垂木掛け70を取付ける。
この場合には、左右他方の側桁5の内面に前述の側部支持材60を取付け、屋根体3の左右他方の側部3cを、その全長に亘って支持する。
この実施の形態においても、屋根体3は前部3aが低く、後部3bが高くなるように水平に対して傾斜している。
また、屋根体3は枠体2の上方及び下方に突出しないように取付けてある。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、図14に示すように建物外壁6の張り出し入隅部、つまり基部壁6aの左右一端と連続して側部壁6dを有し、この基部壁6aの左右一端と連続して段差部壁6cを介して張出し部壁6bを有し、入隅部と出隅部が連続したクランク形状の外壁部分に取付ける壁付式屋外構造物で、屋根体3の左右他方の側部3cの全長が段差部壁6c(建物外壁6)で支持され、屋根体3の左右一方部分が側部壁6dよりも張り出している。
つまり、屋根体3の前部3aを前桁4で支持し、後部3bを建物外壁6に取付けて支持し、左右一方の側部3cを側桁5で支持し、左右他方の側部3cを建物外壁6で支持するタイプの壁付式屋外構造物である。
この場合には、図15に示すように柱1、後桁7を追加し、その後桁7の内側面7aと建物外壁6の基部壁6aとに亘って垂木掛け70を前述の第2の実施の形態と同様に取付ける。
前桁4は柱1と段差部壁6cに連結する。
前記段差部壁6cには、前述の第1の実施の形態における支持部材20を取付ける。
この実施の形態においても、屋根体3は前部3aが低く、後部3bが高くなるように水平に対して傾斜している。また、屋根体3は枠体2の上方及び下方に突出しないように取付けてある。
本発明の第1の実施の形態を示す全体斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す屋根体を外した斜視図である。 図1のA−A拡大断面図である。 側部支持部の拡大図である。 図1のB−B拡大断面図である。 図1のC−C拡大断面図である。 図1のD−D拡大断面図である。 垂木掛けと垂木の分解斜視図である。 図1のE−E拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す全体斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す屋根体を外した斜視図である。 垂木掛けの取付け部分を示す断面図である。 垂木掛けの取付け部分を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す全体斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示す屋根体を外した斜視図である。
符号の説明
1…柱、2…枠体、3…屋根体、3a…前部、3b…後部、3c…側部、4…前桁、5…側桁、5a…内側面、6…建物外壁、6a…基部壁、6b…張出し部壁、6c…段差部壁、6d…側部壁、7…後桁、7a…内側面、10…側部支持部、12…支持部分、20…支持部材、22…支持部。

Claims (7)

  1. 柱と枠体と屋根体を備え、その屋根体の周囲を枠体と建物外壁で支持する壁付式屋外構造物であって、
    前記枠体の1つの側桁の内側面に側部支持部を設け、建物外壁には支持部材を、前記側部支持部と連続して取付け、
    前記屋根体の1つの側部の長手方向一部分を前記側部支持部の支持部分で支持し、その1つの側部の残りの部分を前記支持部材の支持部で支持するようにしたことを特徴とする壁付式屋外構造物。
  2. 建物外壁における基部壁よりも段差部壁を経て張り出した張出し部壁に、枠体の1つの側桁を連結し、その基部壁に屋根体の後部を取付けて支持し、
    前記1つの側桁に側部支持部を設け、その支持部分は前記段差部壁よりも突出していると共に、その突出方向の長さが調整可能で、
    前記段差部壁に支持部材を取付けた請求項1記載の壁付式屋外構造物。
  3. 柱と枠体と屋根体を備え、その屋根体の周囲を枠体と建物外壁で支持する壁付式屋外構造物であって、
    前記枠体の1つの側桁における前桁と反対側に、後桁を、前桁と相対向して設け、
    この後桁を、建物外壁の基部壁と連続した側部壁に連結し、この後桁と前記基部壁とに亘って屋根体の後部を取付けて支持したことを特徴とする壁付式屋外構造物。
  4. 後桁の内側面にアタッチメントを取付け、このアタッチメントの取付面を基部壁と面一とし、そのアタッチメントの取付面と基部壁とに亘って屋根体の後部を取付けて支持した請求項3記載の壁付式屋外構造物。
  5. 建物外壁の基部壁と後桁の内側面に亘って垂木掛けを取付け、この垂木掛けに垂木の後部と屋根板の後部を取付けて屋根体の後部を基部壁と後桁の内側面に亘って取付けて支持するようにした請求項3記載の壁付式屋外構造物。
  6. 枠体は左右の側桁を有し、その一方の側桁に後桁を設け、他方の側桁を建物外壁の基部壁に連結し、
    屋根体の左右の側部の全長を左右の側桁でそれぞれ支持した請求項3又は4又は5記載の壁付式屋外構造物。
  7. 枠体の前桁は、建物外壁の基部壁と対向していると共に、その前桁は基部壁と連続した段差部壁に連結され、
    前記段差部壁に支持部材を取付け、この支持部材で屋根体の側部を支持している請求項3又は4又は5記載の壁付式屋外構造物。

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