JP3709528B2 - 建物用デッキ - Google Patents
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Description
具体的には、デッキ材の左右側壁の底部に、その左右側縁よりも突出した段部を形成し、左右に隣接したデッキ材の段部に跨って止板を載置し、この止板からビスを根太にねじ込んでデッキ材を根太に取付けている。
そして、前記デッキ材の左右側壁の段部よりも下方部分が、段部よりも上方部分よりも突出している。
しかしながら、前述した従来の建物用デッキは、止板の幅方向中央部を通してビスを根太にねじ込み、そのビスのねじ込み力で止板の幅方向両側部を隣接したデッキ材の段部にそれぞれ押しつけてデッキ材を根太に取付けているから、そのビスのねじ込み力で止板が下向きに湾曲変形しようとするので、ビスのねじ込み力を大きくできずにデッキ材の取付強度が十分でないことがある。
また、デッキ材の左右側壁の段部よりも下方部分が、段部よりも上方部分よりも突出しているので、隣接したデッキ材の左右側壁間の寸法が、段部を境として下方部分が小さく、上方部分が大きいから、止板、ビスがデッキ材の上から見え易く、見栄えが悪い。
前記デッキ材は、短手方向両端面に長手方向に連続した凹部を有する長尺材で、
前記デッキ材押えは、デッキ材取付部材の上面に接してビスで固着される本体と、隣接した2つのデッキ材の凹部に接してデッキ材取付部材の上面に押しつける一対の押え片を有し、
前記デッキ材の短手方向両端面は、その凹部よりも上方部分が凹部よりも下方部分よりも突出していることを特徴とする建物用デッキである。
このようにすれば、デッキ材の取付け作業が簡単である。
また、デッキ材押えの本体はデッキ材取付部材の上面に接しているから、ビスの締付け力で変形することがなく、デッキ材の取付強度を十分とすることができる。
また、デッキ材の短手方向両端面は、その凹部よりも上方部分が凹部よりも下方部分よりも突出しているので、隣接した2つのデッキ材の短手方向端面間の寸法が、凹部を境として上方部分が小さく、下方部分が大きいから、デッキ材押え、ビスがデッキ材の上から見えづらく、見栄えが良い。
前記妻梁1は図1に示すように、第1妻梁(躯体側の妻梁)1−1と第2妻梁(中間の妻梁)1−2と第3妻梁(前桁側の妻梁)1−3を備え、各妻梁は上弦材5と下弦材6に亘って複数のラチス材7を斜めに連結したトラス構造体である。
前記第1妻梁1−1と第3妻梁1−3は同一長さで、第2妻梁1−2は2倍の長さである。
前記第1妻梁1−1の上弦材5、下弦材6が躯体取付柱8で建物躯体9に取付けられる。
前記第1妻梁1−1の上弦材5、下弦材6と第2妻梁1−2の上弦材5、下弦材6が第1柱10で連結される。
前記第2妻梁1−2の上弦材5、下弦材6と第3妻梁1−3の上弦材5、下弦材6が第2柱11で連結される。
この前桁2の上弦材5、下弦材6と第3妻梁1−3の上弦材5、下弦材6が連結柱12で所定角度、例えば90度に連結される。
第1中間桁3−1の上弦材5、下弦材6が左右の第1柱10間に連結される。
第2中間桁3−2の上弦材5、下弦材6が左右の第2妻梁1−2の上弦材5、下弦材6の長手方向中間部にそれぞれ連結される。
第3中間桁3−3の上弦材5、下弦材6は左右の第2柱11間に連結される。
(1)デッキ材受け13を取付けた左右一対の躯体取付柱8を建物躯体9に取付ける。
(2)左右一対の第1妻梁1−1を各躯体取付柱8にそれぞれ連結する。
(3)あらかじめ左右の第1柱10間に第1中間桁3−1を連結し、その左右の第1柱10を左右の第1妻梁1−1に連結する。
(4)あらかじめ左右の第2妻梁1−2間に第2中間桁3−2を連結し、その左右の第2妻梁1−2を左右の第1柱10に連結する。
(5)あらかじめ左右の第2柱11間に第3中間桁3−3を連結し、その左右の第2柱11を左右の第2妻梁1−2に連結する。
(6)左右の第2柱11に左右の第3妻梁1−3を連結する。
(7)左右の第3妻梁1−3間に前桁2を連結する。
例えば、図4に示すように第2妻梁1−2と第3妻梁1−3を備え奥行が短かいバルコニー骨組体4を組立できる。
前記ラチス材7は円形中空形状のアルミ押出形材の長手方向両端部を薄板状に押しつぶし加工した形状である。
ラチス材7の薄板状の端部7aを上弦材5の取付片21、下弦材6の取付片21に固着具、例えばボルト・ナット22でそれぞれ連結してある。
各柱の一面に、コ字形状の上下一対の弦材ブラケット23をボルト24でそれぞれ取付ける。このボルト24は柱の中空部に設けた弦材ブラケット用裏板25に螺合する。
各弦材ブラケット23が上弦材5、下弦材6の本体20の中空部に嵌合し、ボルト26で固着することで柱と上弦材5、下弦材6が連結される。
前記第1中間桁3−1と第3中間桁3−3は妻梁1と同様に第1柱10、第2柱11に連結される。
第2妻梁1−2の上弦材5、下弦材6の本体20の内側面20bにスペーサ27を介して前記弦材ブラケット23をボルト24で取付ける。このボルト24は前述と同様に本体20内に設けた弦材ブラケット用裏板25に螺合する。
弦材ブラケット23を上弦材5、下弦材6の本体20の中空部に嵌合し、ボルト26で固着することで第2中間桁3−2が第2妻梁1−2に連結される。
各妻梁の外側面と前桁2の前面に手摺33をそれぞれ取付け、この手摺33の下部で各妻梁、前桁2を覆うことでバルコニーとする。
前記側面雨樋30と前面雨樋31は図17、図18と図19に示すように、上向コ字形状で、その内側部に取付横片40を備えた同一の断面形状である。
前記第2妻梁1−2の上弦材5、各柱の上端部に上ブラケット41がそれぞれ取付けてある。なお、躯体取付柱8には取付けていない。
前記第2妻梁1−2の下弦材6、各柱の上部寄りに下ブラケット42がそれぞれ取付けてある。
この一側縦片41aを上弦材5、各柱にボルト43で固着して取付ける。
上ブラケット41の横向片41dに各雨樋の取付横片40をビス44で固着して取付ける。
コーナー雨樋45に排水ホース46が接続し、この排水ホース46が図14に示す排水管47に接続している。
前記支柱50の下部寄り2ヶ所が、前記上ブラケット41の他側縦片41c、下ブラケット42の他側縦片42cにボルト53でそれぞれ固着される。
このように、手摺33の支柱50は上下に離隔した2ヶ所で連結されるので、手摺33を強固に取付けできる。
デッキ材受け13の長手方向両端部は躯体取付柱8の切欠部8aに嵌まり込んで図16に示すように躯体取付柱8よりも外方に突出し、蓋66がビス67で取付ける。このビス67はビスホール68に螺合する。
前記デッキ材受13は図20に示すように、取付縦片61と下部取付片64がコーチネジなどの固着具69で建物躯体9に取付けてある。
前記デッキ材受13の長手方向両端部は側面雨樋30の切欠部30aから内部に入り込み、デッキ材支持片63がビス13aで側面雨樋30の取付横片40に連結される。
このようであるから、雨樋部65に流れ落ちた雨水は側面雨樋30に流出する。
デッキ材32の下面32aは凹凸の無い平坦面で、短手方向両端面32bは長手方向に連続した凹部71を有し、この凹部71よりも上部に水切片72が長手方向に連続して一体的に設けてある。
前記デッキ材32は図15に示すように建物躯体9に対して直交する方向に向けて図17、図18、図19、図20に示すように前桁2、中間桁3、妻梁1の上面(上弦材5の上面)と各柱の上端面とデッキ材受13のデッキ材支持片63(つまり、バルコニー骨組体4の上面)に跨って短手方向に小間隙を置いて載置される。このバルコニー骨組体4を構成する前桁2、中間桁3、妻梁1、各柱、デッキ材支持片63が本発明におけるデッキ材32を取付けるデッキ材取付部材である。
前記デッキ材押え73は図22に示すように、上向コ字形状の本体74と、一対の押え片75を有する断面形状で、デッキ材32と略同一長さである。
前記本体74がビス76で上弦材5の上面に固着され、一対の押え片75が隣接した2つのデッキ材32の凹部71に接している。
前記押え片75の端部は凹部71に入り込み易くするために上向き斜めとしてある。
これにより、デッキ材32から雨水が側面雨樋30に確実に流れ落ちる。
側面雨樋30には水密材77が装着してあり、この水密材77にデッキ32の下面32aが接して水密している。
これにより、デッキ材32と側面雨樋30との接触部から雨水が内側に回り込むことがない。
これにより、デッキ材32から雨水が前面雨樋31に確実に流れ落ちる。
前面雨樋31には水密材77が装着してあり、この水密材77にデッキ32の下面32aが接して水密している。
これにより、デッキ材32と前面雨樋30との接触部から雨水が内側に回り込むことがない。
デッキ材32の長手方向一端部にはキャップ78が取付けてあり、中空部70が見えないようにしてある。
これにより、デッキ材32から雨水が雨樋部65に確実に流れ落ちる。
デッキ材受け13には水密材77が装着してあり、この水密材77にデッキ32の下面32aが接して水密している。
これにより、デッキ材32とデッキ材受け13との接触部から雨水が内側に回り込むことがない。
また、デッキ材32の下面32aと、デッキ材押え73の下面が面一に連続するので、バルコニーを下から見上げた時にデッキ材32、デッキ材押え73(床の下面)がフラットに連続して見えるから、見栄えが良い。
各手摺33の支柱50は図13、図14、図15に示すように同一の所定のピッチ(例えば約900mmピッチ)で取付けられる。この支柱50は図16に示すように凹部54を有する。
前記格子ユニット51は図16、図17に示すように、縦格子51aと横格子51bを有し、上胴縁55と下胴縁56に亘って取付けられる。
この下胴縁55と上胴縁56を隣接した2つの支柱50の凹部54間に上から挿入して取付けられる。
笠木52は柱50の上部にブラケット57を介して取付けられ、図13、図14、図15に示すように妻梁1に取付けた手摺33の笠木52の一端部と前桁2に取付けた笠木52の両端部はコーナー部品58で連続している。
妻梁1に取付けた笠木52の他端部にキャップ59が取付けてあり、建物躯体9と隙間を設け、連結されていない。
また、手摺33(笠木、柱など)が建物躯体9に連結されていないので、建物躯体側に戸袋等の突起物があっても手摺33を切詰めるだけで容易に対応でき、強度にも影響しない。
また、バルコニーの外部階段を取付けた場合には手摺33に人の出入口を設ける必要があるが、その人の出入口部分の両側に柱50を取付けることで強度的に影響されずに出入口を有する手摺とすることができる。
本体77をビス76で固定し、一対の押え片78をデッキ材32の凹部71に押しつけてデッキ材32を取付ける。
また、デッキ材32を奥行方向に取付けたが、開口方向に取付けても良い。
また、根太を用いてデッキ材を支持しても良い。
2…前桁、3…中間桁、3−1…第1中間桁、3−2…第2中間桁、3−3…第3中間桁、4…バルコニー骨組体、5…上弦材、6…下弦材、7…ラチス材、8…躯体取付柱、10…第1柱、11…第2柱、12…連結柱、13…デッキ材受け、23…弦材ブラケット、27…スペーサ、30…側面雨樋、31…前面雨樋、32…デッキ材、33…手摺、41…上ブラケット、42…下ブラケット、77…水密材。
Claims (2)
- デッキ材取付部材の上面に複数のデッキ材を設け、この隣接した2つのデッキ材をデッキ材押えでデッキ材取付部材の上面に押しつけ保持した建物用デッキであって、
前記デッキ材は、短手方向両端面に長手方向に連続した凹部を有する長尺材で、
前記デッキ材押えは、デッキ材取付部材の上面に接してビスで固着される本体と、隣接した2つのデッキ材の凹部に接してデッキ材取付部材の上面に押しつける一対の押え片を有し、
前記デッキ材の短手方向両端面は、その凹部よりも上方部分が凹部よりも下方部分よりも突出していることを特徴とする建物用デッキ。 - デッキ材押えの一対の押え片は、その端部が凹部に入り込み易くするために上向き斜めである請求項1記載の建物用デッキ。
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