JP2014145186A - 屋根構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】カーポート、サイクルポート、日除け・雨除けシェルター、バス停留所又はタクシー乗り場等の屋根に適用される屋根構造体に関し、部材の点数を削減して構造を簡単とすると共に、組立作業を容易とする。
【解決手段】地面3に予め定めた間隔で立てられる支柱4の上端に支持される梁1と、これらの梁1の上面に両端部を固定して前記梁1の間に横方向に張られると共に、前記梁1の奥行き方向に複数枚並べて張られ、曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形に形成された屋根板2とを備え、前記梁1の上面中央部には、雨樋となる溝を設け、前記屋根板2の最奥部の部材の後側辺には、前記梁1の雨樋で導かれる雨水を横方向に送って左右の支柱1に設けられた縦樋に連結して流し込むための横樋となる部材を設けたものである。
【選択図】図1
【解決手段】地面3に予め定めた間隔で立てられる支柱4の上端に支持される梁1と、これらの梁1の上面に両端部を固定して前記梁1の間に横方向に張られると共に、前記梁1の奥行き方向に複数枚並べて張られ、曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形に形成された屋根板2とを備え、前記梁1の上面中央部には、雨樋となる溝を設け、前記屋根板2の最奥部の部材の後側辺には、前記梁1の雨樋で導かれる雨水を横方向に送って左右の支柱1に設けられた縦樋に連結して流し込むための横樋となる部材を設けたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、カーポート、サイクルポート、日除け・雨除けシェルター、バス停留所又はタクシー乗り場等の屋根に適用される屋根構造体に関し、詳しくは、部材の点数を削減して構造を簡単とすると共に組立作業を容易とし、製品幅を設置現場に適した寸法幅で自由に変えて組立可能にする屋根構造体に係るものである。
従来の例えばカーポートは、地面に立設される支柱の上端に梁を接合金具などを用いて片持ち状態に固定し、この梁の上面に該梁に直交して伸びる母屋をネジ止めすることで、屋根を前記梁に載置して固定していた、このとき、例えば、前記母屋に予めタッピングビスが挿通する貫通孔を形成すると共に、これに対応して前記梁には予めタッピングビス用の下孔を形成し、組立ての現場において、タッピングビスにより屋根の母屋を梁に取り付けるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。この場合、屋根材としては、薄板又は波板などが用いられていた。
前記従来のカーポートにおいては、屋根材が薄板又は波板などの薄板状の部材であるため、梁の上面に水平方向の強度部材として母屋を配置していた。この場合、支柱及び梁以外に母屋を組み合わせると共に、梁と母屋と屋根との間にアタッチメントを介在させていたので、部材の点数が多くなり、複雑な構造となっていた。また、母屋に屋根材を取り付けるのに、現場で母屋に穴あけ加工をしてタッピングビスを挿通したり、或いはボルトを使用して取り付けており、構造が複雑であることと相まって、組立作業も複雑、困難であった。これらのことから、カーポートの組立作業に多大の時間を要し、カーポートの組立作業に慣れた専門の組立業者に依頼を要する場合もあった。
また、従来のカーポートは、屋根材が金属製であることが多く、屋根板にはロールフォーミング材を使用しており、決められた幅の薄板を前後方向に張っていた。この場合、屋根板の幅は屋根板材のピッチ毎にしか調整できないため、カーポート自体の全幅も設置現場に適した寸法幅での製作ができないことがあった。
そこで、このような問題点に対処し、本発明が解決しようとする課題は、部材の点数を削減して構造を簡単とすると共に組立作業を容易とし、製品幅を設置現場に適した寸法幅で自由に変えて組立可能にする屋根構造体を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明による屋根構造体は、地面に予め定めた間隔で立てられる支柱の上端に支持される梁と、これらの梁の上面に両端部を固定して前記梁の間に横方向に張られると共に、前記梁の奥行き方向に複数枚並べて張られ、曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形に形成された屋根板とを備え、前記梁の上面中央部には、雨樋となる溝を設け、前記屋根板の最奥部の部材の後側辺には、前記梁の雨樋で導かれる雨水を横方向に送って左右の支柱に設けられた縦樋に連結して流し込むための横樋となる部材を設けたものである。
また、前記複数枚の屋根板の個々の1枚は、前記梁の奥行き方向にて予め定めた幅で分割された屋根部材を複数個組み合わせ、これらの屋根部材を組み合わせた一の屋根板の前側辺及び後側辺をそれぞれ他の屋根板の後側辺及び前側辺に雨漏り防止可能に結合してもよい。
さらに、前記梁及び屋根板のうち、少なくとも屋根板はアルミニウム製としてもよい。
さらにまた、前記梁は、地面に予め定めた間隔で3本以上立てられる支柱の上端に支持されるものとしてもよい。
また、前記梁を上端に支持する支柱には、それらの支柱間の下半部にて横方向に、及び両側部の支柱の下半部にて梁の張り出し方向に、腰壁となる板材を張ってもよい。
本発明による屋根構造体によれば、地面に予め定めた間隔で立てられる支柱の上端に支持される梁の上面に、曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形に形成された屋根板の両端部を固定して前記梁の間に横方向に張ると共に、前記梁の奥行き方向に複数枚並べて張り、前記梁の上面中央部には、雨樋となる溝を設け、前記屋根板の最奥部の部材の後側辺には、前記梁の雨樋で導かれる雨水を横方向に送って左右の支柱に設けられた縦樋に連結して流し込むための横樋となる部材を設けたことにより、部材の点数を削減して構造を簡単とすることができる。このことから、組立作業を容易とすることができる。また、屋根構造体の構造部材に雨水等を導く雨樋や横樋などを組み込んだので、その屋根構造体を組み立てるだけで雨水等を樋へ導いて排水することができる。さらに、屋根板を梁の間に横方向に張って組み立てるので、梁間の幅に合わせて屋根板の長さを切断することで、製品幅を設置現場に適した寸法幅で自由に変えて組立可能にすることができる。
また、少なくとも屋根板をアルミニウム製とした場合は、部材点数の削減と相まって環境負荷の軽減に繋がり、部分的に破損した場合でも、部品交換のみで対応が可能となる。
また、少なくとも屋根板をアルミニウム製とした場合は、部材点数の削減と相まって環境負荷の軽減に繋がり、部分的に破損した場合でも、部品交換のみで対応が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による屋根構造体の実施形態を示す正面図であり、図2はその右側面図であり、図3はその平面図である。この屋根構造体は、例えばカーポート、サイクルポート、日除けや雨除け用のシェルター、バス停留所又はタクシー乗り場等の屋根に適用されるもので、梁1と、屋根板2とを備えて成る。
図1は、本発明による屋根構造体の実施形態を示す正面図であり、図2はその右側面図であり、図3はその平面図である。この屋根構造体は、例えばカーポート、サイクルポート、日除けや雨除け用のシェルター、バス停留所又はタクシー乗り場等の屋根に適用されるもので、梁1と、屋根板2とを備えて成る。
前記梁1は、地面3に予め定めた間隔(例えば約2m間隔)で複数本立てられる支柱4の上端に支持される。前記支柱4は、屋根構造体の梁1及び屋根板2を支持するもので、地面3に高さ約2mで垂直に立てられ、部材の軽量化を図ると共に強度を持たせるためにアルミニウム製とされ、図4に示すように断面矩形状の中空の型材とされている。なお、前記支柱4は、図1及び図2に示すように、地面3にコンクリートCRを打設して固定される。
前記支柱4の上端には、梁1が支持される。この梁1は、その上面に後述の屋根板2を張る部材となるもので、部材の軽量化を図ると共に強度を持たせるためにアルミニウム製とされ、図5に示すように断面矩形状の中空の型材とされ、長さが例えば2.5mとされて片持ち式(図2参照)に支持されている。そして、図5において、前記梁1の長手方向にて上面中央部には、雨樋となる凹形の溝5が設けられている。
前記梁1の上面には、屋根板2が張られる。この屋根板2は、カーポート、バス停留所又はタクシー乗り場等において日除けや雨除けとなるもので、図1に示すように、予め定めた間隔で立てられた支柱4,4に支持された梁1,1の上面に両端部を固定して横方向に張られると共に、図3に示すように、前記梁1の奥行き方向に複数枚並べて張られる。この場合、個々の屋根板2は、その曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形に形成されている。例えば、アルミニウム製で断面矩形状の中空の型材とされている。
ここで、梁1の上面に対する屋根板2の取り付けは、図5に示すように、梁1の雨樋となる凹形の溝5に、それに嵌合し得る下向きの凸形部分を有する取付け金具6をビス等で組み付け、両側横方向に張り出した取付片の上面に、隣接する屋根板2,2の端部を載せて下面側からボルト7等で締結して取り付けるようになっている。このとき、隣接する屋根板2,2の端部間は、前記梁1の溝5と同等程度の隙間があけられており、これにより前記梁1の溝5に嵌合した取付け金具6の下向きの凸形部分の上面に形成された凹形部分がそのまま雨樋となる。このように、梁1の上面に屋根板2を取り付けた状態で雨樋が形成されるので、別個に雨樋部材を必要とせず、部材の点数を削減して構造を簡単とすることができる。
図6は、前記梁1に対する屋根板2の取付け状態を示す側面図である。図6において、屋根板2は、梁1の奥行き方向に複数枚、例えば4枚(2a,2b,2c,2d)並べて張られる。前記複数枚の屋根板2a〜2dの個々の1枚は、図7に示すように、前記梁1の奥行き方向にて予め定めた幅で分割された屋根部材8を複数個、例えば4個(8a,8b,8c,8d)組み合わせて成る。
図7において、例えば第1の屋根板2aの第1の屋根部材8aは、屋根板2aの最も前側に位置する部材で、例えばアルミニウム製で断面矩形状の中空の型材とされており、板状の下面材9及び上面材10の間に複数枚の板状の桁材11が配置されている。そして、下面材9の前端部には上向きの係止片12を有し、下面材9の後端部にも上向きの係止片13を有している。
第2の屋根部材8bは、屋根板2aの前側から2番目に位置する部材で、同じくアルミニウム製で断面矩形状の中空の型材とされており、板状の下面材9及び上面材10の間に複数枚の板状の桁材11が配置されている。そして、上面材10の前端部には下向きの係止片14を有し、下面材9の後端部には上向きの係止片15を有している。第3の屋根部材8cは、屋根板2aの前側から3番目に位置する部材で、同じくアルミニウム製で断面矩形状の中空の型材とされており、前記第2の屋根部材8bと全く同様に構成されている。
第4の屋根部材8dは、屋根板2aの最も後側に位置する部材で、同じくアルミニウム製で断面矩形状の中空の型材とされており、板状の下面材9及び上面材10の間に複数枚の板状の桁材11が配置されている。そして、上面材10の前端部には下向きの係止片14を有し、下面材9の後端部には後方に伸びる重ね合せ片16を有している。
この状態で、第1の屋根部材8aの後端部の上向きの係止片13に、第2の屋根部材8bの前端部の下向きの係止片14を斜め上方から被せて前方に押し出すようにして、第1の屋根部材8aの後端部と第2の屋根部材8bの前端部とを係合して組み合わせる。同様にして、第2の屋根部材8bの後端部と第3の屋根部材8cの前端部とを係合し、さらに、第3の屋根部材8cの後端部と第4の屋根部材8dの前端部とを係合して組み合わせる。このように、4個の屋根部材8a〜8dを組み合わせて第1の屋根板2aが形成される。このとき、各屋根部材8a,8b,8c,8d間の組合せ部分は、雨漏り防止可能に結合される。
以下、図6に示す第2、第3、第4の屋根板2b,2c,2dも、図7に示す第1の屋根板2aと同様にして形成される。そして、このように形成された一の屋根板2の前側辺及び後側辺をそれぞれ他の屋根板2の後側辺及び前側辺に雨漏り防止可能に結合する。すなわち、第1の屋根板2aの後側辺の重ね合せ片16に第2の屋根板2bの前側辺の上向きの係止片12を結合し、第2の屋根板2bの後側辺の重ね合せ片16に第3の屋根板2cの前側辺の上向きの係止片12を結合し、第3の屋根板2cの後側辺の重ね合せ片16に第4の屋根板2dの前側辺の上向きの係止片12を結合する。この結果、図6に示すように、梁1の上面に屋根板2a〜2dが横方向(図1参照)に張られる。このように、屋根板2自体が、その曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形(断面矩形状の中空の型材)に形成されているので、従来のように梁の上面に水平方向の強度部材として母屋を配置する必要がなく、屋根構造体の部材の点数を削減して構造を簡単とすると共に、組立作業を容易とすることができる。
また、前述のように、屋根板2を梁1の間に横方向に張って組み立てるので、梁間の幅に合わせて屋根板2の長さを切断することで、製品幅を設置現場に適した寸法幅で自由に変えて組立可能にすることができる。さらに、少なくとも屋根板2をアルミニウム製とした場合は、部材点数の削減と相まって環境負荷の軽減に繋がり、部分的に破損した場合でも、部品交換のみで対応が可能となる。
また、前述のように、屋根板2を梁1の間に横方向に張って組み立てるので、梁間の幅に合わせて屋根板2の長さを切断することで、製品幅を設置現場に適した寸法幅で自由に変えて組立可能にすることができる。さらに、少なくとも屋根板2をアルミニウム製とした場合は、部材点数の削減と相まって環境負荷の軽減に繋がり、部分的に破損した場合でも、部品交換のみで対応が可能となる。
前記梁1の上面に張られた第1の屋根板2aの前側辺には、図8に示すように、前枠17が取り付けられる。この前枠17は、図7に示す第1の屋根部材8aの前端部の上向きの係止片12の上に被せて該上向きの係止片12に雨水等が入らないように覆うと共に、図1及び図3において左右方向に伸びる屋根板2の前側辺にカバーをして見栄えを良くするものである。
また、前記梁1の上面に張られて屋根板2の最奥部の部材となる第4の屋根板2dの後側辺には、図9に示すように、横樋18が取り付けられる。この横樋18は、前記梁1の上面に形成された雨樋(図5の符号5参照)で導かれる雨水を横方向に送って左右の支柱4の縦樋19(後述)に連結して流し込むための部材となるものである。前記横樋18は、図7に示す第4の屋根部材8dの後端部の重ね合せ片16の上に被せて該重ね合せ片16に雨水等が入らないように覆うと共に、図1及び図3において左右方向に伸びる屋根板2の後側辺にて横方向に伸びる樋となり、さらにその屋根板2の後側辺にカバーをして見栄えを良くする。
図1及び図2に示す支柱4の後側面には、図4に示すように、縦樋19が取り付けられる。この縦樋19は、前記梁1の上面に形成された雨樋(図5の符号5参照)と連結されて雨水を支柱4に沿って地面3方向に流すもので、適宜のパイプ部材から成る。なお、縦樋19は、その内径を小さくしたり、支柱4の後側面に凹部を形成して埋め込むなどして、支柱4からの出っ張りを少なくしてすっきりした外観とするのがよい。
このような構造で、図3において屋根板2の上面に降った雨等は、図5に示す梁1の上面にて屋根板2,2の端部間を結合する取付け金具6の凹形部分に形成された雨樋(5)で梁1が斜め下に傾斜している方向に導かれ、図2及び図9に示す横樋18に流れ込んでこの横樋18で横方向に送られて左右の支柱4に導かれ、図4に示す支柱4の後側面に設けられた縦樋19に流れ込んで、図2に示すように地面3方向に流れて行く。これにより、図1及び図2において、屋根板2の下方にいる人や物は、雨や雪等に濡れないようになる。
なお、以上の説明では、梁1は支柱4の上端に片持ち式に支持されるとしたが、本発明はこれに限られず、相対向する支柱4,4の間に両持ち式に支持されるものとしてもよい。また、屋根板2は、4個の屋根部材8a〜8dを組み合わせて1枚の屋根板を形成するものとしたが、曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形に形成されたものならば、1枚の部材で形成してもよい。さらに、屋根板2の曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形として、断面矩形状の中空の型材としたが、これに限られず、曲げ剛性が大きい断面形であるならば、どのような型材であってもよい。また、前記梁1及び屋根板2は、アルミニウム製としたが、他の金属又は材料で製造してもよい。ただし、屋根板2は、軽量化の観点からアルミニウム製であることが望ましい。さらに、図1では、梁1及び屋根板2を3本の支柱4の上端に支持するものとしたが、本発明はこれに限られず、2本の支柱4又は4本以上の支柱4で支持するものとしてもよい。
図10は、本発明の他の実施形態による屋根構造体を示す正面図であり、図11はその右側面図であり、図12はその平面図である。この実施形態は、図1及び図2に示す梁1を上端に支持する支柱4に、それらの支柱4,4間の下半部にて横方向に、及び両側部の支柱4の下半部にて梁1の張り出し方向に、腰壁20となる板材を張ったものである。
すなわち、図10において、正面から見て左右に予め定めた間隔で立てられる支柱4の間の下半部にて横方向に腰壁20となる板材が張られる。この板材は、図7に示す第1の屋根板2aと同様に、予め定めた幅で分割された4個の部材(8a,8b,8c,8d)を組み合わせて1枚の板材とされる。そして、この板材を複数枚、支柱4の側面に取り付けられた枠部材を利用して支柱4,4間に組み付けて腰壁20とする。
また、図11において、側面から見て前後に予め定めた間隔で立てられる支柱4と前部支柱4bとの間の下半部にて梁1の張り出し方向に腰壁20となる板材が張られる。この板材も、図7に示す第1の屋根板2aと同様に、予め定めた幅で分割された4個の部材(8a,8b,8c,8d)を組み合わせて1枚の板材とされる。そして、この板材を複数枚、支柱4と前部支柱4bの対向側面に取り付けられた枠部材を利用して支柱4,4b間に組み付けて腰壁20とする。なお、前部支柱4bは、図11に示すように、地面3から梁1の前端部に向けて緩い円弧状に曲げ形成されたデザインとされている。また、図示は省略したが、図10において左側面がわにも、図11に示すと同様に腰壁20が組み付けられる。
なお、図10においては、右側端部の支柱4と左側端部の支柱4に対向させて前部支柱4bを立てたものとしたが、これに限られず、例えば積雪量が多い地方で使用する場合は、中間部の支柱4にも対向させて前部支柱4bを立ててもよい。これにより、積雪地対応の仕様とすることができる。この場合、中間部の前部支柱4bとこれに対向する支柱4との間には、腰壁20を設けてもよいし、設けなくてもよい。
1…梁
2,2a,2b,2c,2d…屋根板
3…地面
4…支柱
5…溝
6…取付け金具
7…ボルト
8a,8b,8c,8d…屋根部材
17…前枠
18…横樋
19…縦樋
20…腰壁
2,2a,2b,2c,2d…屋根板
3…地面
4…支柱
5…溝
6…取付け金具
7…ボルト
8a,8b,8c,8d…屋根部材
17…前枠
18…横樋
19…縦樋
20…腰壁
Claims (5)
- 地面に予め定めた間隔で立てられる支柱の上端に支持される梁と、
これらの梁の上面に両端部を固定して前記梁の間に横方向に張られると共に、前記梁の奥行き方向に複数枚並べて張られ、曲げ剛性が断面の中立軸側よりも外表面側で大きくなる断面形に形成された屋根板と、を備え、
前記梁の上面中央部には、雨樋となる溝を設け、
前記屋根板の最奥部の部材の後側辺には、前記梁の雨樋で導かれる雨水を横方向に送って左右の支柱に設けられた縦樋に連結して流し込むための横樋となる部材を設けた、
ことを特徴とする屋根構造体。 - 前記複数枚の屋根板の個々の1枚は、前記梁の奥行き方向にて予め定めた幅で分割された屋根部材を複数個組み合わせ、これらの屋根部材を組み合わせた一の屋根板の前側辺及び後側辺をそれぞれ他の屋根板の後側辺及び前側辺に雨漏り防止可能に結合することを特徴とする請求項1記載の屋根構造体。
- 前記梁及び屋根板のうち、少なくとも屋根板はアルミニウム製であることを特徴とする請求項1又は2記載の屋根構造体。
- 前記梁は、地面に予め定めた間隔で3本以上立てられる支柱の上端に支持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の屋根構造体。
- 前記梁を上端に支持する支柱には、それらの支柱間の下半部にて横方向に、及び両側部の支柱の下半部にて梁の張り出し方向に、腰壁となる板材を張ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の屋根構造体。
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