JP3334432B2 - 窓シャッターの枠体構造 - Google Patents
窓シャッターの枠体構造Info
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Description
シャッターにおいて、建物開口部に予め配設されている
サッシ枠の周囲に配設する窓シャッターの枠体構造に関
するものである。
シ枠が組み込まれた後に、このサッシ枠とは別体構成の
開口部を覆う窓シャッターを配設する場合、このサッシ
枠の周囲に窓シャッターの枠体を構成する左右のガイド
レール及び水切となる下枠を配設させる。
組みされた躯体枠に釘やネジなどの固定手段にて固定さ
れるようになっており、特に下縁に位置するサッシ下枠
は、外周面となる底面に対して垂直な鉛直方向にフラン
ジ状に延出する垂直片が形成されており、この垂直片を
躯体枠の屋外側となる一側面に沿わせて当接させ、この
垂直片を介して釘等を打ちつけ、取り付けるようになっ
ている。
サッシ枠の周囲に位置して建物開口部の躯体枠に対して
屋外の方向に延出するように窓シャッターの枠体が配設
される。
設する際、特に水切となる下枠を取り付け固定する際に
は、図6に示すように、躯体枠3に固定された状態のサ
ッシ下枠4から固定手段である釘を垂直片6から抜脱
し、この垂直片6と躯体枠3との間隙に、窓シャッター
の下枠21の基端21a上縁に垂直上方に延出形成され
ている取付片22を下方より差し込み、これら垂直片6
と取付片22とを密着状態として、各片6,22を貫通
させて躯体枠3にネジ等23にて双方を固定させてい
た。
されたサッシ下枠5の垂直片6の表面に、窓シャッター
下枠21の基端上縁に垂直上方に延出形成されている取
付片22を当接させて、これら垂直片6と取付片22と
を密着状態とし各片6,22を貫通させて躯体枠3にネ
ジ等23にて双方を固定させていた。
た従来の枠体の構造では、サッシ下枠5の垂直片6とシ
ャッター下枠21の取付片22とを密着させて躯体枠3
に固定させ、屋外側からの雨水などを躯体枠3側の屋内
に浸入させないように構成しているが、各片6,22の
面同士の密接状態は必ずしも隙間のない密着状態ではな
く、僅かな間隙が形成されてしまうことから、毛細管現
象が起きてしまい、屋外側に位置する垂直片6又は取付
片22の縁部から雨水などの水分が、この間隙を伝って
躯体枠3側に浸入してしまうという欠点がある。これに
より、木材にて形成される躯体枠3は、浸入した水分に
より腐食などが起きてしまうという問題が発生し、ま
た、連続して浸水が起きた場合、屋内側に雨漏りなどが
発生してしまうという問題がある。
固定手段23にて躯体枠3に固定されているサッシ下枠
5を、釘を抜脱してシャッター下枠21とサッシ下枠5
とを固定させる方法であることから、施工作業が煩雑で
あり、容易にシャッター下枠21を取り付けることがで
きないという欠点がある。
めに、簡素な構造で、かつ容易に取り付けが行え、屋内
側への雨水などの浸入が発生しない窓シャッターの枠体
構造を提供することを目的としている。
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この発明の窓シャッターの枠体構造は、サッシ
枠4の外周面5aに対して垂直方向にフランジ状となっ
て延設されて、建物開口部2における躯体枠3の屋外側
となる一側面3bに固定される垂直片6が設けられたサ
ッシ枠4の周囲に位置して、前記躯体枠3に対し屋外方
向に延設される窓シャッター1の枠体構造において、前
記窓シャッター1の枠体を構成する下枠8は、前記サッ
シ枠4の垂直片6の下部に基端10aが位置する本体1
0と該本体10の基端10aに設けられた取付片11と
を具備しており、この取付片11は、前記垂直片6との
間に空間Aが形成されるように途中が屈曲形成され、該
取付片11の先端縁11bのみが前記垂直片6の基部に
当接して前記本体10の基端10aより前記垂直片6に
沿って延設される構造になることを特徴としている。
サッシ枠4の周囲に位置して、このサッシ枠4の外周面
4aに垂直に設けられている垂直片6の基部に、取付片
11の先端縁11bのみが当接するように枠体8(7)
が取り付けられる。取り付けられた状態では、枠体8
(7)の本体10が、サッシ枠4の垂直片6の外周に基
端10aが位置するとともに、躯体枠3に対して屋外側
に延設され、また、枠体8(7)の取付片11がサッシ
枠4の垂直片6に沿って位置する。そして、取付片11
の先端縁11bのみが当接して垂直片6に沿うことか
ら、各片6,11は密着せず空間Aを形成させる。これ
により、各片6,11間にて毛細管現象が発生せず、躯
体枠3側に雨水などを浸入させない。
の一実施例を示す分解斜視図、図2は同実施例による枠
体構造の側断面図である。
1に示すように、住宅などの建物の窓などの開口部2に
配設されるサッシ枠4の周囲に配設され、左右のガイド
レール7及び水切となる下枠8とで大略構成されてい
る。なお、本実施例では、水切となる下枠8の構造につ
いて説明する。
サッシ枠4の下縁部分を構成するサッシ下枠5は、外周
面となる底面5aに、この底面5aに対して垂直な鉛直
方向にフランジ状となって延出する垂直片6が設けられ
ている。
2における矩形に枠組みされた躯体枠3に固定される。
サッシ下枠5の固定状態は、図2に示すように、躯体枠
3の内周面となる上面3aに載置した状態とさせるとと
もに、サッシ下枠5の垂直片6を、躯体枠3の屋外側と
なる一側面3bに当接させ、この垂直片6を介して釘9
などの固定手段にて固定させる。
示すように、本体10と、この本体10と一体に形成さ
れる取付片11とで大略構成されている。
aに対して、先端10bがやや先細り状となっている略
矩形状の断面が連続した中空角パイプ形状に形成されて
いる。
aに位置した上面より垂直上方に延出して、本体10と
一体に形成されている。この取付片11は、図3に示す
ように本体10の基端面10cと面一ではなく、やや本
体先端10b寄りの位置から上方に延出するように形成
されている。
体10の基端10a方向に傾斜するように中途が屈曲形
成されており、先端縁11bが、本体10の基端面10
cの延長線上に略一致するようになっている。さらにこ
の取付片11には、基部11c近傍の表面となる本体先
端10b側を向く一方の面11dに、本体10の長手方
向に沿う小溝12が形成されているとともに、この基部
11c近傍の内面となる本体基端10a側の他方の面1
1eに、補強リブ片13が延設されている。
基端10b側に下方向に延出する支持片14が設けられ
ている。
ー1の下枠8を、建物開口部2の下縁に取り付けるに
は、下枠本体10の基端10aを、予め建物側に固定さ
れているサッシ下枠5の垂直片6の下部に位置させ、基
端面10cを躯体枠3の一側面3bに当接させるととも
に、上方に延出する取付片11をサッシ下枠5の垂直片
6に沿わせ、取付片11の先端縁11bを垂直片6の基
部、本実施例では、垂直片6とサッシ下枠5の底面5a
との接合縁である隅部に当接させる。
いる小溝12にて位置決めして固定ネジ15を螺入し、
図2に示すように、躯体枠3に固定する。このとき、固
定ネジ15は、下枠8の取付片11を貫通させるととも
に、サッシ下枠5の垂直片6をも貫通させて、双方をこ
の固定ネジ15にて躯体枠3へ固定する。また、この固
定ネジ15は、下枠8の取付片裏面11eに形成されて
いる補強リブ片13に接するように螺着され、この取付
状態を支持するようになっている。
すように、この下枠8の下部にモルタルなどが施工され
るとともに、建物の外壁Wが形成される。
1の下枠8では、建物の躯体枠3側に取り付け、固定し
た状態で、取付片11の先端縁11bのみがサッシ下枠
5の垂直片6に接し、この取付片11と垂直片6とが所
定間隔をあけて略平行となり、すなわち、サッシ下枠5
の垂直片6と取付片11とが面接触せず、図2に示すよ
うに、各片6,11間に空間Aを形成させるようにな
る。
が垂直片6に当接した線接触状態となり、この先端縁1
1bより内方向が空間Aとなっていることで、各片6,
11間にて毛細管現象が発生することがなくなり、雨水
などの水滴が各片6,11間を通じて屋内側に浸入する
ことがなくなる。
とから、躯体枠3が腐食することがなくなり、また、雨
漏りなどが発生することがなくなる。
ば、サッシ枠4を固定する釘9などを取り外すことな
く、サッシ枠4の表面側から取り付け、固定するので、
施工性が向上する。
よる空間Aの大きさについて、特に限定していないが、
サッシ下枠5を固定する釘9の頭部を十分にさける距離
とするとともに、毛細管現象の発生しない間隔で構成さ
せればよく、0.5mm以上の間隔であれば十分な効果
を得られ、好ましくはこの間隔を1.2mmと設定す
る。
の下部に位置する水切となる下枠8の構成について述べ
たが、窓シャッター1の枠体を構成する左右の縦枠とな
るガイドレール枠7などにも同様の取付片11を構成さ
せ、空間Aを形成させることで、同様の効果を得ること
ができる。
10と取付片11とを一体に形成した例について述べた
が、それぞれを別体に構成してよい。この場合、図4に
示すように、サッシ枠4との間に空間Aを形成する取付
片を構成するベース部11と、中空角パイプ形状の本体
10とで構成し、例えば、ベース部11に図4に示すよ
うな係止爪11fを形成して、このベース部11に本体
10を係着状態とさせて、躯体枠3に取り付け、固定す
るように構成する。
体10の形状、特に本体10の延出形状を選択して組み
合わせることが可能となり、汎用性が増すこととなり、
例えば、予め躯体枠3に取り付けられているサッシ枠4
が、図5に示すように躯体枠3の外面3bに対して延出
するように取り付けられている場合、枠体8の本体10
のみが延出方向に長尺に形成されていればよいこととな
る。
ッターの枠体構造では、建物開口部における躯体枠に固
定されているサッシ枠の周囲に、取付片の先端縁のみが
サッシ枠の垂直片に接した状態で、この躯体枠へ取り付
けられるようになり、この取付片と垂直片とが所定間隔
をあけて略平行となり、すなわち、サッシ枠の垂直片と
取付片とが面接触せず、各片間に空間を形成した状態で
取り付けられることが可能となる。すなわち、取付片の
先端縁のみが垂直片に当接した線接触状態となり、この
先端縁より内方向が空間となっているので、各片間にて
毛細管現象が発生することがなくなり、雨水などの水滴
が各片間を通じて屋内側に浸入することがなくなるとい
う効果がある。
浸入がないことから、躯体枠は腐食することがなくな
り、また、雨漏りなどが発生することがなくなるという
効果がある。
ば、予め躯体枠に固定されているサッシ枠を取り外すこ
となく、サッシ枠の表面側の周囲に取り付け、固定を行
うことが可能となるので、窓シャッターの取り付けが容
易となり、施工性が向上するという効果がある。
例を示す分解斜視図
Claims (3)
- 【請求項1】 サッシ枠(4)の外周面(5a)に対し
て垂直方向にフランジ状となって延設されて、建物開口
部(2)における躯体枠(3)の屋外側となる一側面
(3b)に固定される垂直片(6)が設けられたサッシ
枠(4)の周囲に位置して、前記躯体枠(3)に対し屋
外方向に延設される窓シャッター(1)の枠体構造にお
いて、前記窓シャッター(1)の枠体を構成する下枠(8)
は、 前記サッシ枠(4)の垂直片(6)の下部に基端
(10a)が位置する本体(10)と該本体(10)の
基端(10a)に設けられた取付片(11)とを具備し
ており、この取付片(11)は、前記垂直片(6)との
間に空間(A)が形成されるように途中が屈曲形成さ
れ、該取付片(11)の先端縁(11b)のみが前記垂
直片(6)の基部に当接して前記本体(10)の基端
(10a)より前記垂直片(6)に沿って延設される構
造になることを特徴とする窓シャッターの枠体構造。 - 【請求項2】 前記窓シャッター(1)の枠体を構成す
る下枠(8)は、前記本体(10)と前記取付片(1
1)とが一体に形成されていることを特徴とする請求項
1に記載の窓シャッターの枠体構造。 - 【請求項3】 前記窓シャッター(1)の枠体を構成す
る下枠(8)は、前記本体(10)と前記取付片(1
1)とが別体に形成され、前記取付片を構成するベース
部に対し、前記本体(10)を係着状態とさせて取り付
け固定させていることを特徴とする請求項1に記載の窓
シャッターの枠体構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14631895A JP3334432B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 窓シャッターの枠体構造 |
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JPH08338185A JPH08338185A (ja) | 1996-12-24 |
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Family
ID=15404963
Family Applications (1)
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JP14631895A Expired - Fee Related JP3334432B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 窓シャッターの枠体構造 |
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-
1995
- 1995-06-13 JP JP14631895A patent/JP3334432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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