JP2007029565A - 手洗い器のトイレ内固定構造 - Google Patents

手洗い器のトイレ内固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007029565A
JP2007029565A JP2005219552A JP2005219552A JP2007029565A JP 2007029565 A JP2007029565 A JP 2007029565A JP 2005219552 A JP2005219552 A JP 2005219552A JP 2005219552 A JP2005219552 A JP 2005219552A JP 2007029565 A JP2007029565 A JP 2007029565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
handwasher
toilet
washing machine
washing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005219552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4596367B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yuki
浩 結城
Teru Okamura
照 岡村
Takashi Nishi
貴史 西
Fumio Tsuboi
文雄 坪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2005219552A priority Critical patent/JP4596367B2/ja
Publication of JP2007029565A publication Critical patent/JP2007029565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4596367B2 publication Critical patent/JP4596367B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 簡単な取り付け構造によって手洗い器に余分な突出部を形成させずに手洗い器の見栄えを損なうことなく、かつ手洗い器とトイレ壁面との間に隙間を生じさせることのないトイレ内への手洗い器の固定構造を提供する。
【解決手段】 手洗い器110と、これを載置する手洗い器載置部120をトイレ内に固定した手洗い器のトイレ内固定構造であって、手洗い器載置部上面前方の所定部分がトイレ壁内側の手洗い器載置部上面後方よりも高さが高くなっており、手洗い器の底面前方が手洗い器載置部上面の高さが高くなった部分に第1の締結具130によって当接状態で固定され、手洗い器載置部上面の高さが低くなった部分に手洗い器の底面後方が、当該手洗い器の底面後方と手洗い器載置部上面との間に形成された空間を介して第2の締結具140によって手洗い器上部がトイレの壁面の前面に押付けられるように固定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トイレ内への手洗い器の固定構造に関し、より詳しくはトイレの壁部に手洗い器を固定するトイレ内への手洗い器の固定構造に関する。
トイレ内への手洗い器の固定構造に関しては従来から幾つかのタイプが考えられており、このうちの一つとしてトイレ壁裏面に受け木を固定するとともに、この受け木の一つにバックハンガーと呼ばれる手洗い器上部固定用金具を取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる特許文献1に記載のトイレ内への手洗い器の固定構造は、より詳細には、トイレの壁面所定位置を床面から一定の高さまで矩形状にくり抜き、このくり抜いた壁部裏面の開口縁部近傍を例えば木材でできた受け木で縁取り補強するとともに、同様な受け木を所定本数水平方向に架け渡してこの上方側受け木にくの字に折り曲げた金属製のバックハンガーを釘やビスで固定している。そして、バックハンガーに手洗い器の上部を引っ掛けるとともに、手洗い器の下面もキャビネットなどの手洗い器載置部にビス等の締結具で固定している。
特開2001−26962号公報(2頁、図1)
図6はこのような従来型のトイレ内への手洗い器の固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。この図から明らかなように、手洗い器510を固定するために、受け木15をトイレ壁面SWの裏側であって手洗い器収容部10内に予め取り付けなければならず、施工上面倒である。また、手洗い器510がバックハンガー11に引っ掛かる引っ掛け部511を手洗い器510の上部に有するために手洗い器上部が前方にかなり突出しており、埋め込み式手洗い器のメリットを生かせないとともに手洗い器の見栄えを損なっている。また、このような取り付け構造では手洗い器510をバックハンガー11に引っ掛けているだけでトイレ壁面に積極的に押し付けているわけではないので、トイレ壁面と手洗い器側面との間に隙間が生じやすく、この点でも手洗い器510の見栄えを損なっている。
なお、手洗い器上部にこのような前方に突出した引っ掛け部511を備える代わりに手洗い器上部をトイレ壁面SWの受け木15にビス等の締結具で直接固定する構造も考えられるが、ビスの頭部が手洗い器の上部に露出してしまい、この場合も手洗い器の見栄えを損なってしまう。
本発明の目的は、簡単な取り付け構造を有するとともに手洗い器に余分な突出部を形成させずにかつ手洗い器とトイレ壁面との間に隙間を生じさせることなく、手洗い器の見栄えを損なわずに済むトイレ内への手洗い器の固定構造を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造は、
手洗い器と、当該手洗い器を載置する手洗い器載置部をトイレ内に固定した手洗い器のトイレ内固定構造において、
前記手洗い器載置部をトイレに設置した状態において当該手洗い器載置部上面前方の所定部分が当該手洗い器載置部上面後方よりも高さが高くなっており、
前記手洗い器載置部上面の高さが高くなった部分に前記手洗い器の底面前方が第1の締結具によって当接状態で固定されるとともに、
前記手洗い器載置部上面の高さが低くなった部分に前記手洗い器の底面後方が、当該手洗い器の底面後方と手洗い器載置部上面との間に形成された空間を介して第2の締結具によって前記手洗い器上部がトイレの壁面の前面に押付けられるように固定されることを特徴としている。
このような固定構造をとることで、手洗い器上部に余分な突出部を形成させたり、手洗い器固定用ビスの頭を露出させたり、かつ手洗い器とトイレ壁面との間に隙間を生じさせたりすることなく、手洗い器の見栄えを損なわずに済む。
また、手洗い器固定置用の特別な補強用受け木をトイレ壁面の裏側に設ける必要がなく、手洗い器の固定に関する施工が楽になる。
また、本発明の請求項2に記載のトイレ内への手洗い器の固定構造は、請求項1に記載のトイレ内への手洗い器の固定構造において、
手洗い器と、当該手洗い器を載置する手洗い器載置部をトイレ内に固定した手洗い器のトイレ内固定構造において、
前記手洗い器を手洗い器載置部に載置したまま当該手洗い器載置部をトイレに設置した状態において前記手洗い器載置部上面と当接する載置部当接面が当該手洗い器の底面前方に形成されるとともに、前記載置部当接面以外の手洗い器底面後方は手洗い器載置部上面と一定の空間を介して対向するようになっており、
前記手洗い器の載置部当接面が第1の締結具によって前記手洗い器載置部に当接状態で固定されるとともに、
前記手洗い器載置部上面に前記手洗い器の底面後方が、当該手洗い器載置部上面と手洗い器の底面後方との間に形成された空間を介して第2の締結具によって前記手洗い器上部がトイレ壁面の前面に押し付けられるように固定されることを特徴としている。
このような固定構造をとることによっても、手洗い器上部に余分な突出部を形成させたり、手洗い器固定用ビスの頭部を露出させたりすることがなく、かつ手洗い器とトイレ壁面との間に隙間を生じさせることもなく、手洗い器の見栄えを損なわずに済む。
また、手洗い器固定用の特別な補強用受け木をトイレ壁面の裏側に設ける必要がなく、手洗い器の固定に関する施工が楽になる。
また、本発明の請求項3に記載のトイレ内への手洗い器の固定構造は、請求項1又は請求項2に記載のトイレ内への手洗い器の固定構造において、
前記第2の締結具を締め付けることで前記手洗い器上部とトイレ壁面の前面との押付け度合いを調整可能となったことを特徴としている。
これによって、手洗い器の上部をトイレの壁面によりしっかりと押し付けることができるようになり、手洗い器とトイレ壁面とを密着させてこの間に隙間を生じさせなくする。
本発明によると、簡単な取り付け構造を有するとともに手洗い器に余分な突出部を形成させずにかつ手洗い器とトイレ壁面との間に隙間を生じさせることなく、手洗い器の見栄えを損なわずに済むトイレ内への手洗い器の固定構造を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造について図面に基づいて説明する。ここで、図1は、本発明の第1の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。また、図2は、図1に示した手洗い器のトイレ内固定構造のうち手洗い器のみを示した平面図である。
本発明の第1の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造は、図1に示すように、手洗い器110と、この手洗い器110を載置するキャビネット(手洗い器載置部)120を備え、トイレ壁面SWを所定の大きさにくり抜いた手洗い器収容部10に手洗い器110の後方とキャビネット120の後方が一部入り込んだ状態でトイレ内に固定されている。
キャビネット120は例えば木材や樹脂でできた箱体からなり、これらをトイレに固定した状態においてトイレ壁面SWよりもトイレ室内側に位置するキャビネット上面部分に所定厚さの板材からなる手洗い器当接部(カウンタ)125が取り付けられている。これによって、キャビネット上面のトイレ壁面SWよりもトイレ室内側部分がトイレ壁面SWよりもトイレ室外側部分に較べて高くなっている。
手洗い器110は陶器等でできており、本実施形態の場合、手洗い器110の底面は平坦に形成されている。また、手洗い器110の上部にはトイレ壁面に押し当てられながら当接する上側当接部117が形成されている。
また、手洗い器110の底面前方はキャビネット上面の高さが高くなった手洗い器当接部125に手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)130によって固定されている。また、手洗い器110の底面後方はキャビネット上面の高さが低くなった部分に手洗い器110の背面側底面とキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)140によって固定されている。なお、手洗い器前方固定ネジ130は、図2に示すように手洗い器110の底面前方の左右に備わった取り付け穴113a,113bを利用して取り付けられる。また、手洗い器後方固定ネジ140は、図2に示すように、手洗い器110の底面後方側の左右に備わった取り付け穴114a,114bを利用して取り付けられる。より詳細には、これらの固定ネジ130,140は、取り付け穴113a,113b,114a,114bに埋設されたブッシュ及び内側に雌ネジが形成された金属製のカラーを介して手洗い器110に取付けられる。また、手洗い器後方固定ネジ140はその締め付け度合いを調整可能となっている。そして、手洗い器110の上側当接部117は手洗い器後方固定ネジ140を適度に締め付けることによってトイレ壁面SWの前面に押し付け固定されるようになっている。
このような第1の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器110の固定構造によると、手洗い器後方固定ネジ140の締め付け度合いを調整することによって、手洗い器110をキャビネット120の手洗い器当接部125の後方上側角部(図1中左上側角部)125aを中心として図1中反時計方向に回るように手洗い器110をトイレの手洗い器収容部10に引き込む。これによって、手洗い器110の上側当接部117はトイレ壁面SWの前面にしっかりと押し付け固定されるとともに、手洗い器側面もトイレ壁面SWの手洗い器収容部10の開口側縁部に押し付けられて手洗い器上部や手洗い器側面とトイレ壁面との間に隙間が生じることがなくなる。
また、このような固定構造をとることで、手洗い器110の上側当接部117がトイレ壁面SWの前面にしっかりと押し付け固定されるようになり、手洗い器上部に従来の手洗い器のようなバックハンガー収容部を設ける必要がなくなる。その結果、手洗い器上部に手洗い器の見栄えを損なうような突出部を形成させずに済む。また、手洗い器上部を従来の手洗い器のようにネジ等の締結具を介してトイレ壁面SWに固定する必要がなくなるので、手洗い器上部にネジの頭部が露出するようなことがなくなり、手洗い器の見栄えを損なわずに済む。
また、従来の手洗い器のようにトイレ壁面裏側にこの手洗い器110を取り付けるための受け木を備える必要がなくなり、手洗い器設置の施工性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態においては、手洗い器当接部125の後方上側角部125aがトイレ壁面SWに対応する位置になるようにキャビネット上面に備わっていたが(図1中、後方上側角部125aとトイレ壁面SWの前面を示す一点鎖線SL参照)、必ずしもこの寸法関係に限定されず、手洗い器底面の(トイレ室内側)前方部分の所定位置がキャビネット120の手洗い器当接部に当接しかつこれら両者が手洗い器前方固定ネジ130で固定されるとともに、手洗い器底面の後方側がキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ140によってキャビネット120に固定されていれば良い。
また、図1においては、手洗い器当接部125はキャビネット120と別体に描かれていたが、キャビネットの前方部分が後方部分よりも高さが高くなるような段差を設けていれば良く、手洗い器当接部をキャビネットと一体に設けた段付きキャビネットを用いても良いことは言うまでもない。
続いて、本発明の第2の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造について図面に基づいて説明する。ここで、図3は、本発明の第2の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。なお、第1の実施形態と同等の構成については対応する符号を図面に付して詳細な説明を省略する。
本発明の第2の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造は、図3に示すように、手洗い器210と、この手洗い器210を載置するキャビネット(手洗い器載置部)220を備え、トイレ壁面SWを所定の大きさにくり抜いた手洗い器収容部10に手洗い器210の後方とキャビネット220の後方が一部入り込んだ状態でトイレ内に固定されている。
キャビネット220は例えば木材や樹脂でできた箱体からなり、上面が面一に形成されている。
手洗い器210は陶器等でできており、キャビネット220への載置状態においてトイレ壁面SWよりもトイレ内側の手洗い器底面のみがキャビネット上面に当接するように手洗い器底部に段差が形成され、この手洗い器底面前方の下方に突出した部分がキャビネット当接部215となっている。そして、このキャビネット当接部215の下面がキャビネット当接面(載置部当接面)をなしている。また、手洗い器210の上部にはトイレ壁面SWに押し当てられつつ当接する上側当接部217が形成されている。
そして、手洗い器底面のキャビネット当接部215がキャビネット上面に当接するとともに手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)230によって固定されている。また、手洗い器210の底面後方はキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)240によって固定されている。なお、手洗い器後方固定ネジ240はその締め付け度合いを調整可能となっている。そして、手洗い器210の上側当接部217は手洗い器後方固定ネジ240を適度に締め付けることによってトイレ壁面の前面に押し付け固定されている。
本発明の第2の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造によると、上述した第1の実施形態の場合と同様に、手洗い器後方固定ネジ240の締め付け度合いを調整することによって、手洗い器を図3に示すキャビネット当接部215の後方下側角部(図3中左下側角部)215aを中心として図中反時計方向に回るように手洗い器210をトイレの手洗い器収容部10に引き込む。これによって、手洗い器210の上側当接部217はトイレ壁面の前面にしっかりと押し付け固定されるとともに、手洗い器側面も手洗い器収容部10のトイレ壁面開口縁部に押し付けられて手洗い器側面とトイレ壁面との間に隙間が生じることがなくなる。
また、このような固定構造をとることで、上述した第1の実施形態の場合と同様に、手洗い器210がトイレ壁面SWの前面にしっかりと押し付け固定されるようになり、手洗い器上部に従来の手洗い器のようなバックハンガー収容部を設ける必要がなく、その結果、手洗い器上部に手洗い器の見栄えを損なうような突出部を形成させずに済む。また、手洗い器上部を従来の手洗い器のようにネジ等の締結具を介してトイレ壁面SWに固定する必要がなくなるので、手洗い器上部にネジの頭部が露出するようなことがなくなり、手洗い器の見栄えを損なわずに済む。
また、従来の手洗い器のようにトイレ壁面裏側にこの手洗い器を取り付ける受け木を備える必要がなくなり、手洗い器設置の施工性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態においては、キャビネット当接部215の後方下側角部215aはトイレ壁面SWに対応する位置になるように手洗い器底面に備わっていたが(図3中の後方下側角部215aとトイレ壁面SWの前面を示す二点鎖線SL参照)、必ずしもこの寸法関係に限定されず、手洗い器底面のキャビネット当接部215がキャビネット上面に当接しかつこれら両者が手洗い器前方固定ネジ230で当接されるとともに、手洗い器210の底面後方がキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ240によってキャビネット220に固定されていればどのような寸法関係にあっても良い。
また、図3においては、キャビネット当接部215は手洗い器210と一体に描かれていたが、手洗い器210の前方部分が後方部分よりも下方に突出するような段差を設ければ良く、キャビネット当接部215を手洗い器210と別体に設けてこれらを結合しても良いことは言うまでもない。
続いて、本発明の第3の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造について説明する。なお、上述の実施形態と同等の構成については対応する符号を図面に付して詳細な説明を省略する。
本発明の第3の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造は、図4に示すように、手洗い器310と、この手洗い器310を載置するキャビネット(手洗い器載置部)320を備え、トイレ壁面SWの前面に手洗い器310の後方とキャビネット320の後方が接した状態でトイレ内に固定されている。
キャビネット320は例えば木材や樹脂でできた箱体からなり、トイレへの固定状態において前方側(トイレ室内側)のキャビネット上面に所定厚さの板材からなる手洗い器当接部325が取り付けられている。そして、キャビネット上面の前方側半分がキャビネット上面の後方側半分よりも高さが高くなっている。
手洗い器310は陶器等でできており、本実施形態の場合、手洗い器310の底面は平坦に形成されている。また、手洗い器310の上部にはトイレ壁面SWに押し当てられつつ当接する上側当接部317が形成されている。
そして、手洗い器310の底面前方がキャビネット上面の高さが高くなった手洗い器当接部325に手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)330によって固定されている。また、手洗い器310の底面後方がキャビネット上面の高さが低くなった部分に手洗い器310の底面後方とキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)340によって固定されている。なお、手洗い器後方固定ネジ340はその締め付け度合いを調整可能となっている。そして、手洗い器上側当接部317は手洗い器後方固定ネジ340を適度に締め付けることによってトイレ壁面SWの前面に押し付け固定されている。
本発明の第3の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造によると、手洗い器後方固定ネジ340の締め付け度合いを調整することによって、手洗い器310を図4に示すキャビネット320の手洗い器当接部325の後方上側角部(図4中左上側角部)325aを中心として図4中反時計方向に回るように手洗い器310の背面をトイレ壁面SWに押し付ける。これによって、手洗い器上側当接部317はトイレ壁面の前面にしっかりと押し付け固定され、手洗い器上面や手洗い器側面とトイレ壁面SWとの間に隙間が生じることがなくなる。
また、このような固定構造をとることで、本実施形態の場合においても手洗い器310がトイレ壁面SWの前面にしっかりと押し付け固定されるようになり、手洗い器上部に従来の手洗い器のようなバックハンガー収容部を設ける必要がなく、その結果、手洗い器上部に手洗い器の見栄えを悪くするような突出部を形成させずに済む。また、手洗い器上部を従来の手洗い器のようにネジ等の締結具を介してトイレ壁面に固定する必要がなくなるので、手洗い器上部にネジの頭部が露出するようなことがなくなり、手洗い器の見栄えを損なわずに済む。
また、従来の手洗い器のようにトイレ壁面裏側にこの手洗い器を取り付ける受け木を備える必要がなくなり、手洗い器設置の施工性を向上させることができる。
なお、この実施形態においては、手洗い器当接部325の後方上側角部325aが手洗い器底面のほぼ中央位置となるようにキャビネット上面に備わっていたが、必ずしもこの寸法関係に限定されず、手洗い器底面の前方部分の所定位置がキャビネットの手洗い器当接部に当接しかつこれら両者が手洗い器前方固定ネジ330で固定されるとともに、手洗い器底面の後方部分がキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ340によって固定されていれば良い。
また、図4においては、手洗い器当接部325はキャビネット320と別体に描かれていたが、キャビネット320の前方部分が後方部分よりも高さが高くなるような段差を設ければ良く、手洗い器当接部をキャビネットと一体に設けても良いことは言うまでもない
続いて、本発明の第4の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造について説明する。図5は、本発明の第4の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。なお、上述の実施形態と同等の構成については対応する符号を図面に付して詳細な説明を省略する。
本発明の第4の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造は、図5に示すように、手洗い器410と、この手洗い器410を載置するキャビネット(手洗い器載置部)420を備え、トイレ壁面SWの前面に手洗い器410の背面とキャビネット420の背面が接した状態でトイレ内に固定されている。
キャビネット420は例えば木材や樹脂でできた箱体からなり、上面が面一に形成されている。
手洗い器410は陶器等でできており、キャビネット420への載置状態において手洗い器410の中央部分よりも前側の手洗い器底面のみがキャビネット上面に当接するように手洗い器底部に段差が形成され、この手洗い器底面前方の下方に突出した部分がキャビネット当接部415となっている。そして、このキャビネット当接部415の下面がキャビネット当接面(載置部当接面)をなしている。また、手洗い器410の上部にはトイレ壁面に押し当てられつつ当接する上側当接部417が形成されている。
そして、手洗い器底面のキャビネット当接部415がキャビネット上面に当接するとともに手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)430によって固定されている。また、手洗い器410の底面後方はキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)440によって固定されている。なお、手洗い器後方固定ネジ440はその締め付け度合いを調整可能となっている。そして、手洗い器410の上側当接部417は手洗い器後方固定ネジ440を適度に締め付けることによってトイレ壁面の前面に押し付け固定されている。
本発明の第4の実施形態にかかるトイレ内への手洗い器の固定構造によると、上述した実施形態の場合と同様に、手洗い器後方固定ネジ440の締め付け度合いを調整することによって、手洗い器を図5に示すキャビネット420の手洗い器当接部415の後方下側角部(左下側角部)415aを中心として図中反時計方向に回るように手洗い器410をトイレの壁面SWに押し付ける。これによって、上側当接部417はトイレ壁面SWの前面にしっかりと押し付け固定されるとともに、手洗い器側面も手洗い器収容部10のトイレ壁面開口縁部に押し付けられて、手洗器上面や手洗い器側面とトイレ壁面SWとの間に隙間が生じることがなくなる。
また、このような固定構造をとることで、上述した実施形態の場合と同様に、手洗い器410がトイレ壁面の前面にしっかりと押し付け固定されるようになり、手洗い器上部に従来の手洗い器のようなバックハンガー収容部を設ける必要がなく、その結果、手洗い器上部に手洗い器の見栄えを損なうような突出部を形成させずに済む。また、手洗い器上部を従来の手洗い器のようにネジ等の締結具を介してトイレ壁面に固定する必要がなくなるので、手洗い器上部にネジの頭部が露出するようなことがなくなり、手洗い器の見栄えを損なわずに済む。
また、従来の手洗い器のようにトイレ壁面裏側にこの手洗い器を取り付ける受け木を備える必要がなくなり、手洗い器設置の施工性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態においては、キャビネット当接部415の後方下側角部415aがキャビネット上面のほぼ中央部に位置するように手洗い器底面に備わっていたが、必ずしもこの寸法関係に限定されず、手洗い器底面のキャビネット当接部がキャビネット上面に当接しかつこれら両者が手洗い器前方固定ネジ430で当接されるとともに、手洗い器410の底面後方がキャビネット上面との間に形成された空間を介して手洗い器後方固定ネジ440によって固定されていればどのような寸法関係にあっても良い。
また、図5においては、キャビネット当接部415はキャビネットと一体に描かれていたが、手洗い器410の前方部分が後方部分よりも下方に突出するような段差を設ければ良く、キャビネット当接部を手洗い器と別体に設けてこれらを結合しても良いことは言うまでもない。
なお、上述の実施形態及びその変形例で記載した具体的材質名は単なる例示であって、それらの材質に限定されるものでないことは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。 図1に示した手洗い器のトイレ内固定構造のうち手洗い器のみを示した平面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。 本発明の第3の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。 本発明の第4の実施形態にかかる手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。 従来の手洗い器のトイレ内固定構造を示した概略図であり、手洗い器の幅方向ほぼ中央部分に沿って切断した状態を、ハッチングを省略したまま示している。
符号の説明
10 手洗い器収容部
11 バックハンガー
15 受け木
110 手洗い器
113a,113b 取り付け穴
114a,114b 取り付け穴
117 上側当接部
120 キャビネット(手洗い器載置部)
125 手洗い器当接部(カウンタ)
125a 後方上側角部
130 手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)
140 手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)
210 手洗い器
215 キャビネット当接部
215a 後方下側角部
217 上側当接部
220 キャビネット(手洗い器載置部)
230 手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)
240 手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)
310 手洗い器
317 上側当接部
320 キャビネット(手洗い器載置部)
325 手洗い器当接部
325a 後方上側角部
330 手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)
340 手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)
410 手洗い器
415 キャビネット当接部
415a 後方下側角部
420 キャビネット(手洗い器載置部)
430 手洗い器前方固定ネジ(第1の締結具)
440 手洗い器後方固定ネジ(第2の締結具)
510 手洗い器
511 引っ掛け部
520 キャビネット(手洗い器載置部)
SL トイレ壁面の前面
SW トイレ壁面

Claims (3)

  1. 手洗い器と、当該手洗い器を載置する手洗い器載置部をトイレ内に固定した手洗い器のトイレ内固定構造において、
    前記手洗い器載置部をトイレに設置した状態において当該手洗い器載置部上面前方の所定部分が当該手洗い器載置部上面後方よりも高さが高くなっており、
    前記手洗い器載置部上面の高さが高くなった部分に前記手洗い器の底面前方が第1の締結具によって当接状態で固定されるとともに、
    前記手洗い器載置部上面の高さが低くなった部分に前記手洗い器の底面後方が、当該手洗い器の底面後方と手洗い器載置部上面との間に形成された空間を介して第2の締結具によって前記手洗い器上部がトイレの壁面の前面に押付けられるように固定されることを特徴とする手洗い器のトイレ内固定構造。
  2. 手洗い器と、当該手洗い器を載置する手洗い器載置部をトイレ内に固定した手洗い器のトイレ内固定構造において、
    前記手洗い器を手洗い器載置部に載置したまま当該手洗い器載置部をトイレに設置した状態において前記手洗い器載置部上面と当接する載置部当接面が当該手洗い器の底面前方に形成されるとともに、前記載置部当接面以外の手洗い器底面後方は手洗い器載置部上面と一定の空間を介して対向するようになっており、
    前記手洗い器の載置部当接面が第1の締結具によって前記手洗い器載置部に当接状態で固定されるとともに、
    前記手洗い器載置部上面に前記手洗い器の底面後方が、当該手洗い器載置部上面と手洗い器の底面後方との間に形成された空間を介して第2の締結具によって前記手洗い器上部がトイレ壁面の前面に押し付けられるように固定されることを特徴とする手洗い器のトイレ内固定構造。
  3. 前記第2の締結具を締め付けることで前記手洗い器上部とトイレ壁面の前面との押付け度合いを調整可能となったことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の手洗い器のトイレ内固定構造。
JP2005219552A 2005-07-28 2005-07-28 手洗い器のトイレ内固定構造 Active JP4596367B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219552A JP4596367B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 手洗い器のトイレ内固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005219552A JP4596367B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 手洗い器のトイレ内固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007029565A true JP2007029565A (ja) 2007-02-08
JP4596367B2 JP4596367B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=37789509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005219552A Active JP4596367B2 (ja) 2005-07-28 2005-07-28 手洗い器のトイレ内固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4596367B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202956A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Toto Ltd 手洗器キャビネット
JP7418253B2 (ja) 2020-03-13 2024-01-19 株式会社Lixil 手洗い器、手洗い器設置構造および手洗い器設置方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040573U (ja) * 1983-08-29 1985-03-22 株式会社イナックス 洗面化粧台における洗面器の取付構造
JPH0167982U (ja) * 1987-10-26 1989-05-01
JPH0250464U (ja) * 1988-10-03 1990-04-09
JP2002000479A (ja) * 2000-06-20 2002-01-08 Inax Corp 流し鉢の設置構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040573U (ja) * 1983-08-29 1985-03-22 株式会社イナックス 洗面化粧台における洗面器の取付構造
JPH0167982U (ja) * 1987-10-26 1989-05-01
JPH0250464U (ja) * 1988-10-03 1990-04-09
JP2002000479A (ja) * 2000-06-20 2002-01-08 Inax Corp 流し鉢の設置構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202956A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Toto Ltd 手洗器キャビネット
JP4697667B2 (ja) * 2006-02-06 2011-06-08 Toto株式会社 手洗器キャビネット
JP7418253B2 (ja) 2020-03-13 2024-01-19 株式会社Lixil 手洗い器、手洗い器設置構造および手洗い器設置方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4596367B2 (ja) 2010-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4596367B2 (ja) 手洗い器のトイレ内固定構造
JP5963303B2 (ja) 天井パネル固定部材及びその取付方法
JP2008057104A (ja) 手摺用ブラケット
JP7170481B2 (ja) 巾木、巾木構造、および床部の施工方法
JP4729335B2 (ja) ベースキャビネット及び配管点検口カバー
JP2007162347A (ja) 壁パネル
JP4487991B2 (ja) 住宅設備設置用スピーカユニット
JP4413690B2 (ja) 手洗器の設置構造
JP2008002126A (ja) パネル支持構造
JP5828445B2 (ja) 浴室天井の組み立て方法
JP2013248153A (ja) 浴室ユニット
JP5081184B2 (ja) 埋め込み型手洗い器
JP5311275B2 (ja) 手洗い器又は洗面器の取り付け装置
JP2004229761A (ja) 樹脂製洗面ボウルの取付構造
JP2005290666A (ja) 建築用ブラケットの支持構造
JP2003325383A (ja) 便器のキャビネット
JP2011132677A (ja) 床パンの敷設構造
JP2007215637A (ja) カウンターの取付け構造
JP2003159185A (ja) 洗面化粧台における配管カバー部材
JP2011111776A (ja) 壁パネルと天井パネルとのなすコーナ部分への廻縁の取付け構造
JP2005334248A (ja) 浴室カウンターにおける化粧カバーの取付構造
JP2005066014A (ja) 流し台や洗面化粧台のキャビネット
JP2009125378A (ja) 浴槽のエプロン取付構造
JP2009235749A (ja) 便器の床固定構造
JP2006016786A (ja) 防水パンを有する浴室および防水パン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4596367

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3