JP2011132677A - 床パンの敷設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】4枚の床パンを用い、床の敷設領域に合致するように床パンが切り欠かれていても床パンを円滑に敷設することができるとともに、壁パネルとの取付関係も円滑なものにすることができる床パンの敷設構造を提供する。
【解決手段】洗面室1の床2の敷設領域に敷設される床パン3の敷設構造として、長さ寸法及び幅寸法が予め規定された4枚の床パン3,…と、洗面室1の壁パネル10に沿って敷設された支持フレーム32とを備える。更に、各床パン3のうちの床2の敷設領域を超過する部位に敷設される床パン3を、その敷設領域に収まるように端縁を切り欠いている。そして、支持フレーム32の上側支持フレーム材34に、洗面室1の壁パネル10を水切り具40を介して取り付けるとともに、床パン3の切り欠き縁31を取付金具41を介して取り付けている。
【選択図】図5

Description

本発明は、浴室の洗い場、洗面所、シャワールームやトイレなどのように水回り設備を内設したサニタリールームの床の敷設領域に敷設される床パンの敷設構造に関し、特に、ユニット化された規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズの床の敷設領域に敷設されるものに係る。
一般に、浴室の洗い場、洗面所、シャワールームやトイレなどのようなサニタリールームの床は、ユニット化された規格サイズの床パンを敷設することにより構成されている。
このような床パンの敷設構造としては、浴室の洗い場における床の敷設領域に敷設される補強フレームと、上記床の敷設領域に合致する形状の一枚の洗い場パン(床パン)とを備え、床の敷設領域に敷設された補強フレームの上に洗い場パンを敷設するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−193527号公報
ところで、ユニット化された規格サイズの床の敷設領域であれば、補強フレーム上に一枚ものの床パンを簡単に敷設することができるものの、規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズの床の敷設領域に床パンを敷設する場合には、一枚ものの床パンによって安価でかつ容易に対応することができない。
つまり、規格外サイズの床の敷設領域では、その規格外サイズの床の敷設領域に合致する形状の床パンをその都度成形型により成形しなければならず、床パンの成形型をその都度要してコストが非常に嵩んでしまう。また、規格サイズを大幅に超える巨大な規格外サイズの床を構成する場合には、一枚ものの床パンではその形状が非常に巨大なものとなり、床パンの搬入性が非常に悪化する。
そこで、寸法が予め規定されかつ周囲に取付具を備えた複数枚の床パンを単一種類の成形型により成形し、その成形された複数枚の床パンを規格外サイズの床の敷設領域に敷設することが考えられる。
その場合、複数枚の床パンを用いても、規格外サイズの床の敷設領域に合致するとは限らないため、床の敷設領域を超過して合致しなければ、上記各床パンのうちの上記床の敷設領域に合致しない部位に敷設される床パンの端縁を、その床の敷設領域に合致するように切り欠かなければならない。
しかし、端縁が切り欠かれた床パンの切り欠き縁では、取付具も一緒に切除されているため、当該床パンの敷設が難しい上、床の敷設領域を仕切る壁との取付関係も困難なものとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数枚の床パンを用い、床の敷設領域に合致するように床パンが切り欠かれていても円滑に敷設することができるとともに、壁との取付関係も円滑なものにすることができる床パンの敷設構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、サニタリールームの床の敷設領域に敷設される床パンの敷設構造として、長さ寸法及び幅寸法が予め規定された複数枚の床パンと、上記サニタリールームの壁に沿って敷設された支持フレームとを備える。更に、上記各床パンのうちの上記床の敷設領域を超過する部位に敷設される床パンは、その敷設領域に収まるように端縁が切り欠かれている。そして、上記支持フレームに、上記サニタリールームの壁を水切り具を介して取り付けるとともに、上記端縁が切り欠かれた床パンの切り欠き縁を取付具を介して取り付けている。
この特定事項により、サニタリールームの床の敷設領域に収まるように端縁が切り欠かれた床パンの切り欠き縁は、サニタリールームの壁に沿って敷設された支持フレームに対し取付具により取り付けられる。これにより、床パンの端縁が取付具ごと切り欠かれていても、その切り欠き縁を円滑に敷設することが可能となる。
また、サニタリールームの床の敷設領域を仕切る壁も、上記支持フレームに対し水切り具を介して取り付けられている。これにより、床パンと壁とは支持フレームに対しそれぞれ個別に取り付けられることになり、床パンを取り外す際に壁を取り外す必要がなく、床パンの壁との取付関係も円滑なものにすることが可能となる。
また、上記サニタリールームの壁と上記床パンの切り欠き縁との間に、その切り欠き縁と壁とに沿って敷設された支持フレームを上方から隠蔽する隠蔽カバーを装着していることが好ましい。この場合には、支持フレーム、その支持フレームに接合された床パンの切り欠き縁および水切り具が隠蔽カバーによって隠蔽され、床パンと壁とのつなぎ目を見栄えよく隠すことができる。
また、上記取付具を、上記支持フレームより反壁側に向かって略水平に突出する突片を備えた第1部材と、上記床パンの切り欠き縁の下部に設けられ、上記突片に対する略水平方向からのスライド移動によって当該突片を上下方向から挟み込む挟持部を有する第2部材との間に設けることが好ましい。
この場合には、支持フレームより反壁側に向かって略水平に突出する突片に対し床パンの切り欠き縁を壁に向かって略水平方向からスライドさせると、当該床パンの切り欠き縁の下部に設けられた挟持部によって上記突片が上下方向から挟み込まれる。これにより、突片と挟持部とを備えた取付具によって床パンの切り欠き縁の浮きが確実に防止され、床パンの切り欠き縁を見栄えよく敷設することができる。
これに対し、上記取付具を、上記床パンの切り欠き縁の下部より下方に突設された弾性変形可能な係合片を備えた第1部材と、上記支持フレーム又は上記水切り具に設けられ、上記係合片を上方から係合させた状態で上方へ浮き上がり不能に係止する係止部を備えた第2部材との間に設けることが好ましい。
この場合には、支持フレーム又は水切り具に設けられた係止部に対し、床パンの切り欠き縁を上方から敷設すると、床パンの切り欠き縁の下部より下方に突設された係合片が上記係止部に対し上方から係合し、その係合片を係合させた状態で床パンの切り欠き縁が上方へ浮き上がり不能に係止される。これにより、係合片と係止部とを備えた取付具によって床パンの切り欠き縁の浮きが確実に防止され、床パンの切り欠き縁を見栄えよく敷設することができる。しかも、床パンの切り欠き縁を壁に向かって略水平方向からスライド移動させて敷設するもののように水平方向のスペースを必要とせず、床パンの切り欠き縁をより簡単に敷設することができる。
以上、要するに、支持フレームに、サニタリールームの壁を水切り具を介して取り付けるとともに、床パンの切り欠き縁を取付具を介して取り付けることで、床パンの端縁が取付具ごと切り欠かれていても床パンを円滑に敷設することができる。しかも、床パンと壁とが支持フレームに対しそれぞれ個別に取り付けられ、床パンを取り外す際に壁を取り外す必要がなく、床パンの壁との取付関係も円滑なものにすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る床パンの敷設構造に用いられる支持フレームを敷設した状態を示す洗面室の斜視図である。 図1の支持フレームに水切り具を取り付けた状態を示す洗面室の斜視図である。 図2の支持フレームに床パンを敷設してから隠蔽カバーを装着した状態を示す洗面室の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。 図4のA−A線における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る床パンの敷設構造を示す図5の相当図である。 本発明の第3の実施の形態に係る床パンの敷設構造を示す図5の相当図である。 本発明の変形例に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。 本発明のその他の変形例に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。 本発明のその他の変形例に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1〜図4において、1は本発明の第1の実施の形態に係る床パンの敷設構造が適用されるサニタリールームとしての洗面室であって、この洗面室1の床2の敷設領域は、規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズのものとされている。
上記床パンの敷設構造としては、長さ寸法及び幅寸法が予め規定された長方形状を呈し、成形型により予め形成された4枚の床パン3,…(図3及び図4に表れる)と、上記各床パン3の端縁の位置に合わせて床2の敷設領域に敷設された複数の支持フレーム32,…(図1及び図2に表れる)とを備えている。
上記各床パン3は、FRP(繊維強化プラスチック)等の合成樹脂材により成形され、その長辺同士が向き合うように3つ並べて敷設されるとともに、その3つ並べて敷設された各床パン3のうちの中央及び一側(図4では上側)の2つの床パン3,3の短辺に対し長辺が向き合うように1つ並べて敷設されている。そして、各床パン3には、その端縁全域より一体的に下方に垂下してから外方へ水平に延びる前垂れ(図示せず)が形成されている。この場合、各床パン3は、短辺が長辺の半分の寸法となるように成形されている。
また、図1及び図2に示すように、上記各支持フレーム32は、洗面室1の床2の敷設領域の周縁に敷設されていると共に、互いに相隣なる各床パン3の端縁同士の間に敷設されている。この各床パン3の端縁同士の間に敷設された各支持フレーム32の両端は、その両端において直交する方向に延びる各支持フレーム32に対しそれぞれ接合されている。
そして、図5に示すように、上記各支持フレーム32は、その一側及び他側にそれぞれフランジ部331,332を存して下方に大きく凸設された下側支持フレーム材33と、同様に一側及び他側にそれぞれフランジ部341,342を存して下方に若干量だけ凸設された上側支持フレーム材34とを備えている。この下側支持フレーム材33と上側支持フレーム材34とは、一側(図5では左側)のフランジ331,341同士及び他側(図5では右側)のフランジ332,342同士がそれぞれビス35,35により止着されて閉断面を形成している。また、上記下側支持フレーム材33の中心位置には、ボルト孔333が設けられているとともに、その内側面(図5では上側面)に上記ボルト孔333とねじ孔を一致させたナット334が溶接されて取り付けられている。
また、各支持フレーム32には、各床パン3の短辺方向両端位置及び長辺方向の略中間位置において床2の敷設領域での敷設高さを確保するためのレベルアジャスター36,…が取り付けられている。この各レベルアジャスター36は、床2の敷設領域に接地される薄皿状の接地部361と、この接地部の中心に頭部が固設されて脚部が上方に突出するボルト部材362と、このボルト部材362の脚部先端寄りに螺着された位置決めナット363とを備えている。そして、上記各レベルアジャスター36のボルト部材362の脚部先端は、上記下側支持フレーム材33のボルト孔333を介してナット334に螺着されている。この場合、各支持フレーム32は、下側支持フレーム材33のボルト孔333を介してナット334に螺着された際に、各レベルアジャスター36のボルト部材362の脚部の位置決めナット363が下側支持フレーム材33の外側面(下面)と当接することによって、床2の敷設領域での敷設高さが決められる。
そして、上記互いに相隣なる床パン3,3の前垂れは、その両床パン3,3の間に敷設された各支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対しビス(図示せず)によりそれぞれ床パン3の周方向所定間隔おきに止着されている。また、上記床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32の上側支持フレーム材34には、その床2の敷設領域の周縁に端縁が位置する各床パン3,…の前垂れがそれぞれ周方向所定間隔おきにビス(図示せず)により止着されている。この場合、互いに相隣なる床パン3,3の端縁同士の間隔は、ほぼ100mmに設定されている。
また、上記互いに相隣なる床パン3,3の端縁の間には、その床パン3,3同士の間に敷設された支持フレーム32を上方から隠蔽する隠蔽カバー38,…が装着されている。この各隠蔽カバー38は、FRP等の合成樹脂材により成形され、互いに相隣なる床パン3,3の端縁同士の間にほぼ隙間なく収容される。また、上記各隠蔽カバー38は、互いに相隣なる床パン3,3の端縁同士の間に収容された際に、その上面が各床パン3の上面と略一致する高さとなるように保持される。また、床2の敷設領域の周縁に端縁が位置する各床パン3と洗面室1の壁としての壁パネル10(図5に表れる)との間にも、その床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32を上方から隠蔽する隠蔽カバー39,…が装着されている。そして、上記床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32の上側支持フレーム材34には、壁パネル10の下端を支持する断面略L字状の水切り具40が取り付けられている。この水切り具40は、アルミニウムよりなり、壁パネル10の下端を上面で支持して下方へ延びる支持部401と、この支持部401の下端より内方へ延び、各支持フレーム32の上側支持フレーム材34に載置される載置部402とを備えている。この場合、壁パネル10は、樹脂化粧鋼板の裏面に裏打材を貼り合わせて形成されている。
上記各床パン3のうちの上記床2の敷設領域を超過する部位に敷設される2つの床パン3(図4では下側の床パン3と右側の床パン3)は、その敷設領域に収まるようにそれぞれ長辺側の端縁が切り欠かれている。上記端縁が切り欠かれた床パン3,3の切り欠き縁31は、それぞれ壁パネル10側に位置している。そして、図5に示すように、上記各床パン3の切り欠き縁31には、取付具としての取付金具41が取り付けられている。この取付金具41は、上記各床パン3の切り欠き縁31の上面に係止される係止片411と、この係止片411の外方端(図5では左端)から切り欠き縁31の端面に沿って下方へ延びる垂下片412と、この垂下片412の下端から外方へ水平に延び、上記水切り具40の載置部402の上面に載置される載置片413と、上記垂下片412の途中位置から内方(図5では右側)へ水平に延び、上記各床パン3の切り欠き縁31の下方において上記係止片411に当該切り欠き縁31を挟んで対向する対向片414と、この対向片414の下面に固設された2連のナット部材415,415と、この各ナット部材415のねじ孔及びそのねじ孔と連通する貫通孔を介して上記対向片414に螺着され、当該対向片と上記係止片411との間で上記各床パン3の切り欠き縁31を狭持する挟持ボルト416とを備えている。そして、上記取付金具41は、上記水切り具40の載置部402の上面に載置片413を載置した状態で、上記床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対し上記水切り具40の載置部402と共にビス42により共締めされて取り付けられている。この場合、隠蔽カバー39は、洗面室1の壁パネル10と床パン3の切り欠き縁31との間、つまり床2の敷設領域の周縁に切り欠き縁31が位置する各床パン3と洗面室1の壁パネル10との間に装着され、これによって、床2の敷設領域の周縁つまり切り欠き縁31と壁パネル10とに沿って敷設された支持フレーム32を上方から隠蔽している。なお、図5中44は、壁を取り付けるスタッドを固定するためのビスである。
また、図1〜図4中の45は、図示しない柱、梁又はパイプスペースなどの建物側の躯体を回避するためのスペースであって、このスペースによって仕切られた床の敷設領域を超過する部位つまり前記スペースに係る部位に敷設される床パン3(図4では左上の床パン3)は、そのスペースが回避されるように端縁の角部が切り欠かれ、その切り欠き縁31に取付金具(図示せず)が取り付けられている。また、床2の敷設領域の周縁に敷設される支持フレーム32及び水切り具40も前記スペース45に沿って敷設され、切り欠き縁31が取付金具によって取り付けられている。
したがって、上記第1の実施の形態では、洗面室1の床2の敷設領域に収まるように端縁が切り欠かれた床パン3の切り欠き縁31は、洗面室1の壁パネル10に沿って敷設された支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対し取付金具41により取り付けられる。これにより、床パン3の端縁が前垂れごと切り欠かれていても、床パン3を円滑に敷設することができる。
また、洗面室1の床2の敷設領域を仕切る壁パネル10も、上記支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対し水切り具40を介して取り付けられている。これにより、床パン3と壁パネル10とは支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対しそれぞれ個別に取り付けられることになり、床パン3を取り外す際に壁パネル10を取り外す必要がなく、床パン3の壁パネル10との取付関係も円滑なものにすることができる。
また、上記洗面室1の壁パネル10と上記床パン3の切り欠き縁31との間に、その切り欠き縁31と壁パネル10とに沿って敷設された支持フレーム32を上方から隠蔽する隠蔽カバー39が装着されているので、支持フレーム32、当該支持フレーム32にビス止めされた床パン3の切り欠き縁31、及び水切り具40が、隠蔽カバー39によって隠蔽され、床パン3と壁パネル10とのつなぎ目を見栄えよく隠すことができる。しかも、互いに相隣なる床パン3の端縁同士の間にも隠蔽カバー38が装着されているので、支持フレーム32、及び互いに相隣なる床パン3の端縁の前垂れ同士が隠蔽カバー38によって隠蔽され、床パン3の端縁同士のつなぎ目も見栄えよく隠すことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図6に基づいて説明する。
この実施の形態では、取付金具の構成を変更している。なお、取付金具を除くその他の構成は、上記第1の実施の形態と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図6において、床パン3の切り欠き縁31の下面には、合板等からなる固着片50が貼着されている。この固着片50は、床パン3の切り欠き縁31の端面と、当該床パン3の切り欠き縁31が取り付けられる支持フレーム32の他側端(図6では右端)との間に亘って貼着されてなる。また、床パン3の切り欠き縁31の端面には、上記固着片50の下面側にも回り込むように断面略L字状に形成されたL型金具56が取り付けられている。
そして、取付金具5は、上記支持フレーム32より反壁パネル10側(図6では右側)に向かって略水平に突出する突片としての他側のフランジ332,342を備えた第1部材としての支持フレーム32と、床パン3の切り欠き縁31下面の固着片50の他側端面にビス51により止着されて下方へ垂下し、その下端部に上記支持フレーム32の他側のフランジ332,342を上下方向から挟み込む挟持部52を備えた第2部材としての床パン3との間に設けられている。この挟持部52は、上側支持フレーム材34の他側のフランジ342の上面に沿うように一側(図6では左側)へ水平に延びる上側延設片521と、下側支持フレーム材33の他側のフランジ342の下面に沿うように一側へ水平に延びる下側延設片522とで断面略コ字状に形成されてなる。
上記取付金具5は、床パン3の切り欠き縁31に対し所定間隔おきに取り付けられている。具体的には、長辺が切り欠かれた切り欠き縁31では3カ所に、短辺が切り欠かれた切り欠き縁31では2カ所に取り付けられる。この場合、各取付金具5は、他側のフランジ332,342同士を止着するビス35との干渉を回避する上で、当該ビス35が存在しない部位に取り付けられる。
そして、端縁が切り欠かれた床パン3は、その切り欠き縁31とは反対側の端縁とこれと相隣なる床パン3の端縁との100mmの間隔を利用して敷設される。
つまり、端縁が切り欠かれた床パン3は、その切り欠き縁31とは反対側の端縁をこれと相隣なる床パン3の端縁に近づけておいた状態から、上記支持フレーム32の他側のフランジ332,342に対し壁パネル10側へ水平方向にスライド移動させることによって当該他側のフランジ332,342を各挟持部52で上下方向から挟み込む。そして、上記切り欠き縁31とは反対側の端縁の前垂れを、これと相隣なる床パン3の端縁との間に敷設された支持フレーム32にビス止めすることで、端縁を切り欠いた床パン3が敷設される。
なお、図6中55は、水切り具40の載置部402を支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対し所定間隔おきに止着するためのビスである。
したがって、上記第2の実施の形態では、支持フレーム32の他側のフランジ332,342に対し床パン3の切り欠き縁31を壁パネル10に向かって水平方向にスライド移動させると、当該床パン3の切り欠き縁31に取り付けた各挟持部52によって上記支持フレーム32の他側のフランジ332,342が上下方向から挟み込まれる。これにより、支持フレーム32の他側のフランジ332,342と各挟持部52とを備えた取付金具5によって床パン3の切り欠き縁31の浮きが確実に防止され、床パン3の切り欠き縁31を見栄えよく敷設することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図7に基づいて説明する。
この実施の形態では、取付金具の構成を変更している。なお、取付金具を除くその他の構成は、上記第1の実施の形態と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7において、床パン3の切り欠き縁31の端面及び下面には、鉛直板611及び水平板612とで断面略L字状に形成された端末金具61がビス62,62により止着されている。
そして、取付金具6は、上記端末金具61の水平板612を介して切り欠き縁31の下面にビス63,63により端末金具61の水平板612を介して止着され、かつ水切り具40の載置部402の端面に向かって下方に突設された係合片64を備えた第1部材としての切り欠き縁31を有する床パン3と、上記水切り具40の載置部402の端面に設けられ、かつ上記係合片64の上方からの係止動作によって上記係合部641を係止する係止部65を備えた第2部材としての水切り具40との間に設けられている。
上記係合片64は、上記端末金具61の水平板612に対し支持フレーム32の一側及び他側に弾性変形可能とされている。そして、上記係合片64の突設端側(下部側)には、支持フレーム32の一側(図7では左側)へ断面略円弧状に湾曲する係合部641が形成されている。
また、上記係止部65は、上記水切り具40の載置部402の端面の下部側を上記係合部641に則した断面形状に凹設してなり、上記係合片64の上方からの係止動作によって上記係合部641を上方へ浮き上がり不能に係止している。この係合片64の係止動作は、床パン3の切り欠き縁31とは反対側の端縁を支点にし、当該床パン3の切り欠き縁31が取り付けられる支持フレーム32に対し切り欠き縁31を上方から被せるように床パン3を下ろすことにより行われる。
そして、上記取付金具6は、床パン3の切り欠き縁31に対し所定間隔おきに取り付けられている。具体的には、長辺が切り欠かれた切り欠き縁31では3カ所に、短辺が切り欠かれた切り欠き縁31では2カ所に取り付けられる。この場合、各取付金具5は、他側のフランジ332,342同士を止着するビス35との干渉を回避する上で、当該ビス35が存在しない部位に取り付けられる。
この場合、係合片64は、係合部641を係止部65に対し係止させる方向へ付勢されている。具体的には、係合部641は、床パン3の切り欠き縁31に浮き上がりが生じていないときには、図7に二点鎖線で示すように、係合部641の突設端(下端)が支持フレーム32の上側支持フレーム材34の上面に当接しているものの、床パン3の切り欠き縁31に浮き上がりが生じると、図7に実線で示すように、係合部641の突設端が支持フレーム32の上側支持フレーム材34の上面から離れてとの当接が解除されて係合部641が付勢力により水切り具40の載置部402端面の係止部65に係止されるようになっている。
したがって、上記第3の実施の形態では、床パン3をその切り欠き縁31とは反対側の端縁を支点にして下ろすと、床パン3の切り欠き縁31の下部より下方に突設された係合片64の係合部641が、水切り具40の載置部402の端面に設けられた係止部65に対し上方から係合し、床パン3の切り欠き縁31が上方へ浮き上がり不能に係止される。これにより、係合片64と係止部64とを備えた取付金具6によって床パン3の切り欠き縁31の浮きが確実に防止され、床パン3の切り欠き縁31を見栄えよく敷設することができる。
しかも、このように床パン3が敷設されると、床パン3の切り欠き縁31を壁パネル10に向かって略水平方向からスライドさせて敷設するもののように水平方向のスペースを必要とせず、床パン3の切り欠き縁31をより簡単に敷設することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記各実施形態では、4枚の床パン3,…を洗面室1の床2の敷設領域に敷設した場合について述べたが、図8に示すように、規格外サイズの床の敷設領域に、2枚の床パン3,3が、長辺同士を向き合わせるように2つ並べられ、その2つ並べた床パン3,3の短辺に対し長辺を向き合わせた1つの床パン3が敷設されていてもよい。この場合、2つ並べた床パン3,3の短辺に対し長辺を向き合わせた1つの床パン3は、その床の敷設領域に収まるように長辺側の端縁が切り欠かれている。このとき、長辺が切り欠かれた床パン3の切り欠き縁には、取付金具(図示せず)が取り付けられ、床の敷設領域の周縁に敷設された支持フレームの上側支持フレーム材に対しビス止めされる。
また、図9に示すように、規格外サイズの床の敷設領域に、3枚の床パン3が、長辺同士を向き合わせるように2つ並べられ、その2つ並べた床パン3,3の短辺に対し長辺を向き合わせた1つの床パン3が敷設されていてもよい。この場合、長辺同士が向き合うように2つ並べた床パン3,3のうちの一方の床パン3(図9では下側の床パン3)は、その敷設領域に収まるように長辺側の端縁が切り欠かれ、この2つ並べた床パン3,3の短辺に対し長辺を向き合わせた1つの床パン3も、その敷設領域に収まるように短辺側の端縁が切り欠かれているとともに、長辺側の端縁も切り欠かれている。このとき、長辺及び短辺が切り欠かれた各床パン3の切り欠き縁には、取付金具(図示せず)がそれぞれ取り付けられ、床の敷設領域の周縁に敷設された支持フレームの上側支持フレーム材に対しビス止めされる。
また、図10に示すように、規格外サイズの床の敷設領域に、3枚の床パン3がその短辺同士を向き合わせるように3つ並べて敷設されていてもよい。この場合、各床パン3は、床の敷設領域を超過する部位に敷設され、その敷設領域に収まるように長辺側の端縁がいずれも切り欠かれている。このとき、上記各床パン3の切り欠き縁には、取付金具(図示せず)がそれぞれ取り付けられ、床の敷設領域の周縁に敷設された支持フレームの上側支持フレーム材に対しビス止めされる。
また、上記第3の実施の形態では、係止部65を水切り具40の載置部402の端面の下部側に設けたが、支持フレームの上側支持フレーム材に、係合部を係止するために切り欠いた孔状の係止部が設けられていてもよい。
また、上記各実施の形態及び変形例では、床2,4の敷設領域に4枚又は3枚の床パン3,…を敷設した場合について述べたが、床の敷設領域に応じて2枚又は5枚以上の床パンが敷設される場合にも適用できるのはいうまでもない。
また、上記各実施の形態では、洗面室の床の敷設領域に床パンを敷設する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、浴室の洗い場、シャワールームやトイレなどのように水回り設備を内設したサニタリールームの床の敷設領域であればどこでもよい。
更に、上記各実施の形態では、互いに相隣なる床パン3,3の端縁の間に隠蔽カバー38を装着する一方、壁パネル10と床パン3の端縁又は切り欠き縁31の間に隠蔽カバー39を装着したが、隠蔽カバーの端縁と床パンの端縁又は切り欠き縁との間の隙間にシール材を介在させて当該隙間のシール性が高められるようにしてもよい。
1 洗面室(サニタリールーム)
2 床
3 床パン(第1部材、第2部材)
31 切り欠き縁
32 支持フレーム(第1部材)
332,342 支持フレームの他側のフランジ(突片)
39 隠蔽カバー
40 水切り具(第2部材)
41 取付金具(取付具)
5 取付金具(取付具)
52 挟持部
6 取付金具(取付具)
64 係合片
65 係止部

Claims (4)

  1. サニタリールームの床の敷設領域に敷設される床パンの敷設構造であって、
    長さ寸法及び幅寸法が予め規定された複数枚の床パンと、上記サニタリールームの壁に沿って敷設された支持フレームとを備え、
    上記各床パンのうちの上記床の敷設領域を超過する部位に敷設される床パンは、その敷設領域に収まるように端縁が切り欠かれており、
    上記支持フレームには、上記サニタリールームの壁が水切り具を介して取り付けられているとともに、上記端縁が切り欠かれた床パンの切り欠き縁が取付具を介して取り付けられていることを特徴とする床パンの敷設構造。
  2. 上記サニタリールームの壁と上記床パンの切り欠き縁との間には、その切り欠き縁と壁とに沿って敷設された支持フレームを上方から隠蔽する隠蔽カバーが装着されている請求項1に記載の床パンの敷設構造。
  3. 上記取付具は、上記支持フレームより反壁側に向かって略水平に突出する突片を備えた第1部材と、上記床パンの切り欠き縁の下部に設けられ、上記突片に対する略水平方向からのスライド移動によって当該突片を上下方向から挟み込む挟持部を備えた第2部材との間に設けられている請求項1又は請求項2に記載の床パンの敷設構造。
  4. 上記取付具は、上記床パンの切り欠き縁の下部より下方に突設された弾性変形可能な係合片を備えた第1部材と、上記支持フレーム又は上記水切り具に設けられ、上記係合片を上方から係合させた状態で上方へ浮き上がり不能に係止する係止部を備えた第2部材との間に設けられている請求項1又は請求項2に記載の床パンの敷設構造。
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