JP2011132676A - 床パンの敷設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】規格外サイズの床の敷設領域に合致する床パンの成形型を不要にしてコストの低廉化を図ることができるとともに、複数枚に分割された床パンによって床パンの搬入性を向上させることができる床パンの敷設構造を提供する。
【解決手段】洗面室1の床2の敷設領域に敷設される床パン3の敷設構造として、長さ寸法及び幅寸法が予め規定され、かつその端縁全域より下方に延びる前垂れ30を有する3枚の床パン31,…と、各床パン31の端縁の位置に合わせて床2の敷設領域に敷設され、互いに相隣なる床パン31,31の前垂れ30,30をそれぞれビス37,37により止着する支持フレーム32とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、浴室の洗い場、洗面所、シャワールームやトイレなどのように水回り設備を内設したサニタリールームの床の敷設領域に敷設される床パンの敷設構造に関し、特に、ユニット化された規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズの床の敷設領域に敷設されるものに係る。
一般に、浴室の洗い場、洗面所、シャワールームやトイレなどのようなサニタリールームの床は、ユニット化された規格サイズの床パンを敷設することにより構成されている。
このような床パンの敷設構造としては、浴室の洗い場の床の敷設領域に敷設される補強フレームと、上記床の敷設領域に合致する形状の一枚の洗い場パン(床パン)とを備え、床の敷設領域に敷設された補強フレームの上に洗い場パンを敷設するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−193527号公報
ところで、ユニット化された規格サイズの床の敷設領域であれば、補強フレーム上に一枚ものの床パンを簡単に敷設することができるものの、規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズの床の敷設領域に床パンを敷設する場合には、一枚ものの床パンによって安価でかつ容易に対応することができない。
つまり、規格外サイズの床の敷設領域では、その規格外サイズの床の敷設領域に合致する形状の床パンをその都度成形型により成形しなければならず、床パンの成形型をその都度要してコストが非常に嵩んでしまう。また、規格サイズを大幅に超える巨大な規格外サイズの床の敷設領域では、一枚ものの床パンではその形状が非常に巨大なものとなり、床パンの搬入性が非常に悪化する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、寸法が予め規定された複数枚の床パンを用いて規格外サイズの床の敷設領域に合致させることで、規格外サイズの床の敷設領域に合致する形状の床パンの成形型を不要にしてコストの低廉化を図ることができるとともに、複数枚に分割された床パンによって搬入性を向上させることができる床パンの敷設構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、サニタリールームの床の敷設領域に敷設される床パンの敷設構造を前提とする。そして、長さ寸法及び幅寸法が予め規定され、その端縁全域より下方に延びる前垂れを有する複数枚の床パンと、上記各床パンの端縁の位置に合わせて敷設され、互いに相隣なる床パンの前垂れを接合する支持フレームと、を備える構成としたものである。
この特定事項により、規格サイズの床とは異なる規格外サイズの床の敷設領域に床パンを敷設する場合には、その規格外サイズの床の敷設領域に長さ寸法及び幅寸法が予め規定された複数枚の床パンの端縁の位置に合わせて敷設された支持フレームに、各床パンの互いに隣接する前垂れを接合することによって床パンが敷設される。
このように、単一の成形型により成形された複数枚の床パンを規格外サイズの床の敷設領域に合致させ、その各床パンの端縁の前垂れを支持フレームに接合しているので、規格外サイズの床の敷設領域に合致する形状の床パンをその都度種類の異なる成形型により成形する必要がなく、床パンを成形する際のコストの低廉化を図ることが可能となる。
しかも、寸法が予め規定された複数枚の床パンを床の敷設領域に敷設していることにより、規格サイズを大幅に超える巨大な規格外サイズの床の敷設領域であっても、一枚当たりの床パン自体が予め寸法を規定したコンパクトなものであるため、床パンの搬入が容易に行え、床パンの搬入性を向上させることが可能となる。
また、上記互いに相隣なる床パンの端縁の間に、その両床パンの端縁の位置に合わせて当該両床パンの間に敷設される支持フレームを上方から隠蔽する隠蔽カバーを装着することが好ましい。この場合には、支持フレーム及びこの支持フレームに接合された各床パンの前垂れが隠蔽カバーによって隠蔽され、床パン同士のつなぎ目を見栄えよく隠すことができる。
また、上記各床パンのうちの上記床の敷設領域を超過する部位に敷設される床パンは、その敷設領域に収まるように端縁が切り欠かれており、上記端縁が切り欠かれた床パンの切り欠き縁に、上記支持フレームに接合される前垂れ状の接合具を取り付けることが好ましい。この場合には、床の敷設領域に合致するように床パンの端縁を前垂れと共に切り欠いても、支持フレームに接合された接合具によって、当該床パンの切り欠き縁を支持フレームに接合することができる。
更に、互いに相隣なる上記床パンの端縁及び切り欠き縁の間に、その両床パンの端縁及び切り欠き縁の位置に合わせて当該両床パンの間に敷設される支持フレームを上方から隠蔽する隠蔽カバーを装着することが好ましい。この場合には、支持フレーム、並びに床パンの端縁の前垂れ及び切り欠き縁の接合具が、隠蔽カバーによって隠蔽され、各床パンの端縁と切り欠き縁とのつなぎ目を見栄えよく隠すことができる。
以上、要するに、単一種類の成形型により成形された複数枚の床パンを規格外サイズの床の敷設領域に合致させることで、規格外サイズの床の敷設領域に合致する形状の床パンをその都度種類の異なる成形型により成形する無駄をなくして床パン成形時のコストの低廉化を図ることができる。しかも、規格サイズを大幅に超える巨大な規格外サイズの床の敷設領域であっても、一枚当たりの寸法を予め規定したコンパクトな床パンによって床パンの搬入性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る床パンの敷設構造に用いられる支持フレームを敷設した状態での洗面室の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。 図2のA−A線における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。 図4のB−B線における断面図である。 本発明の変形例に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。 本発明のその他の変形例に係る床パンの敷設構造を示す平面図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1及び図2において、1は本発明の第1の実施の形態に係る床パンの敷設構造が適用されるサニタリールームとしての洗面室であって、この洗面室1の床2の敷設領域は、規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズのものとされている。
上記床パンの敷設構造としては、長さ寸法及び幅寸法が予め規定された長方形状を呈し、成形型により予め形成された3枚の床パン3,…(図2に表れる)と、上記各床パン3の端縁の位置に合わせて床2の敷設領域に敷設された複数の支持フレーム32,…(図1に表れる)とを備えている。
上記各床パン3は、FRP(繊維強化プラスチック)等の合成樹脂材により成形され、その長辺同士が向き合うように3つ並べて敷設されるようになっている。そして、図3に示すように、各床パン3には、その端縁全域より一体的に下方に垂下してから外方へ水平に延びる前垂れ30が形成されている。この場合、各床パン3は、短辺が長辺の半分の寸法となるように成形されている。
また、上記各支持フレーム32は、洗面室1の床2の敷設領域の周縁に敷設されていると共に、互いに相隣なる各床パン3の端縁の間に敷設されている。この各床パン3の端縁の間に敷設された各支持フレーム32の両端は、洗面室1の床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32に対しそれぞれ接合されている。
そして、上記各支持フレーム32は、その一側及び他側にそれぞれフランジ部331,332を存して下方に大きく凸設された下側支持フレーム材33と、同様に一側及び他側にそれぞれフランジ部341,342を存して下方に若干量だけ凸設された上側支持フレーム材34とを備えている。この下側支持フレーム材33と上側支持フレーム材34とは、一側(図3では左側)のフランジ331,341同士及び他側(図3では右側)のフランジ332,342同士がそれぞれビス35,35により止着されて閉断面を形成している。また、上記下側支持フレーム材33の中心位置には、ボルト孔333が設けられているとともに、その内側面(図3では上側面)に上記ボルト孔333とねじ孔を一致させたナット334が溶接されて取り付けられている。
また、各支持フレーム32には、各床パン3の短辺方向両端位置及び長辺方向の略中間位置において床2の敷設領域での敷設高さを確保するためのレベルアジャスター36,…が取り付けられている。この各レベルアジャスター36は、床2の敷設領域に接地される薄皿状の接地部361と、この接地部の中心に頭部が固設されて脚部が上方に突出するボルト部材362と、このボルト部材362の脚部先端寄りに螺着された位置決めナット363とを備えている。そして、上記各レベルアジャスター36のボルト部材362の脚部先端は、上記下側支持フレーム材33のボルト孔333を介してナット334に螺着されている。この場合、各支持フレーム32は、下側支持フレーム材33のボルト孔333を介してナット334に螺着された際に、各レベルアジャスター36のボルト部材362の脚部の位置決めナット363が下側支持フレーム材33の外側面(下面)と当接することによって、床2の敷設領域での敷設高さが決められる。
そして、上記互いに相隣なる床パン3,3の前垂れ30,30は、上記各支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対しビス37,37により床パン3の周方向所定間隔おきに止着されている。また、上記床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32の上側支持フレーム材34には、その床2の敷設領域の周縁に端縁が位置する各床パン3,…の前垂れ30がそれぞれ周方向所定間隔おきにビス(図示せず)により止着されている。この場合、各支持フレーム32に対し止着された、互いに相隣なる床パン3,3の端縁同士の間隔は、ほぼ100mmに設定されている。
また、上記互いに相隣なる床パン3,3の端縁の間には、その床パン3,3の間に敷設された支持フレーム32を上方から隠蔽する隠蔽カバー38,…が装着されている。この各隠蔽カバー38は、例えばFRP等の合成樹脂材により成形され、互いに相隣なる床パン3,3の端縁同士の間にほぼ隙間なく収容される。この場合、隠蔽カバー38としては、合成樹脂材により成形されるもののみではなく、支持フレームが排水樋として利用されるときには、SUS(Stainless Used Steel)などからなるグレーチングが適用される。そして、このようなグレーチングも、互いに相隣なる床パン3,3の端縁同士の間にほぼ隙間なく収容される。
そして、上記各隠蔽カバー38は、上記各支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対し下面を当接させる当接片381を備え、この当接片381の当接により、各隠蔽カバー38の上面を各床パン3の上面と略一致する高さとなるようにしている。また、床2の敷設領域の周縁に端縁が位置する各床パン3と洗面室1の壁との間にも、その床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32を上方から隠蔽する隠蔽カバー38,…が装着されている。
したがって、上記第1の実施の形態では、規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズの床2の敷設領域に床パンを敷設する場合には、その規格外サイズの床2の敷設領域に、長さ寸法及び幅寸法が予め規定された3枚の床パン3,…の端縁の位置に合わせて複数の支持フレーム32,…を敷設する。具体的には、各支持フレーム32を、洗面室1の床2の敷設領域の周縁に敷設すると共に、互いに相隣なる各床パン3の端縁の間に敷設する。このとき、各支持フレーム32は、各レベルアジャスター36により床2の敷設領域での敷設高さが決められている。そして、互いに相隣なる床パン3,3の前垂れ30,30をその互いに相隣なる床パン3,3の端縁同士の間に敷設された各支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対しビス37,37によりそれぞれ止着するとともに、床2の敷設領域の周縁に端縁が位置する各床パン3,…の前垂れ30をその床2の敷設領域の周縁に敷設された各支持フレーム32の上側支持フレーム材34にビスにより止着することによって、床パンの敷設を行う。
このように、単一の成形型により成形された3枚の床パン3,…を規格外サイズの床2の敷設領域に合致させ、その各床パン3の端縁の前垂れ30,…を各支持フレーム32に接合しているので、規格外サイズの床2の敷設領域に合致する形状の床パンをその都度種類の異なる成形型により成形する必要がなく、床パン3を成形する際のコストの低廉化を図ることができる。
しかも、長さ寸法及び幅寸法が予め規定された複数枚の床パン3が床2の敷設領域に敷設されていることにより、規格サイズを大幅に超える巨大な規格外サイズの床の敷設領域であっても、一枚当たりの床パン3自体が予め寸法を規定したコンパクトなものであるため、床パン3の搬入が容易に行え、床パン3の搬入性を向上させることができる。
また、互いに相隣なる床パン3,3の端縁の間に、各支持フレーム32を上方から隠蔽する隠蔽カバー38,…が装着されているので、各支持フレーム32及びこの支持フレーム32にビス37,37止めされた各床パン3の前垂れ30が隠蔽カバー38によって隠蔽され、床パン3,3同士のつなぎ目を見栄えよく隠すことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。
この実施の形態では、互いに相隣なる床パンの端縁のうちの一方の端縁を切り欠いている。なお、端縁が切り欠かれた床パンを除くその他の構成は、上記第1の実施の形態と同じであり、同一部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図4において、洗面室1の床4の敷設領域は、規格サイズの床の敷設領域とは異なる規格外サイズのものであるが、上記第1の実施の形態で述べた床1よりも若干小さな面積となっているため、この床4の敷設領域も、上記第1の実施の形態で述べた床2の敷設領域よりも若干小さくなっている。このため、本実施の形態では、各床パン3のうちの上記床4の敷設領域を超過する部位に敷設される1つの床パン3(図4では下側の床パン3)は、その敷設領域に収まるように長辺側の端縁が切り欠かれている。
そして、図5に示すように、上記端縁が切り欠かれた床パン3の切り欠き縁31は、中央の床パン3の端縁側に位置している。また、上記床パン3の切り欠き縁31には、前垂れ30状の接合具としての接合金具51が取り付けられている。この接合金具51は、上記床パン3の切り欠き縁31の下面に貼着された合板等からなる固着片52の下面に対し基端部(図では左端部)がビス53により止着され、先端側が上記床パン3の切り欠き縁31の下方付近から下方に垂下されてから支持フレーム32の上側支持フレーム材34の上面に沿って外方へ水平に延びている。この上側支持フレーム材34の上面に沿って外方へ水平に延びる接合金具51の先端は、当該上側支持フレーム材34の上面にビス54により止着されている。
また、互いに相隣なる、中央の床パン3の端縁と床パン3の切り欠き縁31との間には、その床パン3,3の間に敷設された支持フレーム32を上方から隠蔽する隠蔽カバー38が装着されている。この隠蔽カバー38は、互いに相隣なる床パン3,3の端縁及び切り欠き縁31の間にほぼ隙間なく収容される。
したがって、上記第2の実施の形態では、床4の敷設領域に合致するように床パン3の長辺側の端縁を前垂れ30と共に切り欠いても、その床パン3の切り欠き縁31に取り付けた接合金具51によって、当該床パン3の切り欠き縁31を支持フレーム32の上側支持フレーム材34にビス54止めすることができる。
更に、互いに相隣なる、中央の床パン3の端縁と床パン3の切り欠き縁31との間に隠蔽カバー38が装着されているので、支持フレーム32、及び互いに相隣なる,中央の床パン3の端縁の前垂れ30及び床パン3の切り欠き縁31の接合金具51が、隠蔽カバー38によって隠蔽され、中央の床パン3の端縁と床パン3の切り欠き縁31とのつなぎ目を見栄えよく隠すことができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記各実施の形態では、規格外サイズの床2,4の敷設領域に3枚の床パン3をその長辺同士が向き合うように3つ並べて敷設したが、図6に示すように、規格外サイズの床の敷設領域に3枚の床パン3がその短辺同士を向き合わせるように3つ並べて敷設されていてもよい。この場合、各床パン3のうちの床の敷設領域を超過する部位に敷設される1つの床パン3(図6では下側の床パン3)は、その敷設領域に収まるように短辺側の端縁が切り欠かれている。このとき、上記1つの床パン3の切り欠き縁には、接合金具(図示せず)が取り付けられ、中央の床パン3の端縁の前垂れと上記1つの床パン3の切り欠き縁の接合金具とが、その床パン3,3の間に敷設された支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対しそれぞれビス止めされる。
また、図7に示すように、規格外サイズの床の敷設領域に、3枚の床パン3が、長辺同士を向き合わせるように2つ並べられ、その2つ並べた床パン3,3の短辺に対し長辺を向き合わせた1つの床パン3が敷設されていてもよい。この場合、長辺同士が向き合うように2つ並べた床パン3,3のうちの一方の床パン3(図7では下側の床パン3)は、その敷設領域に収まるように長辺側の端縁が切り欠かれ、この2つ並べた床パン3,3の短辺に対し長辺を向き合わせた1つの床パン3は、その敷設領域に収まるように短辺側の端縁が切り欠かれている。このとき、長辺が切り欠かれた床パン3の切り欠き縁には、接合金具(図示せず)が取り付けられ、2つ並べた床パン3,3のうちの他方の床パン3の端縁の前垂れと一方の床パン3の切り欠き縁の接合金具とが、当該床パン3,3の間に敷設された支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対しそれぞれビス止めされる。また、短辺が切り欠かれた床パン3の切り欠き縁には、接合金具(図示せず)が取り付けられ、床の敷設領域の周縁に敷設された支持フレーム32の上側支持フレーム材34に対しビス止めされる。
また、上記各実施の形態では、床2,4の敷設領域に3枚の床パン3,…を敷設した場合について述べたが、床の敷設領域に応じて2枚又は4枚以上の床パンが敷設される場合にも適用できるのはいうまでもない。
また、上記各実施の形態では、洗面室の床の敷設領域に床パンを敷設する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、浴室の洗い場、シャワールームやトイレなどのように水回り設備を内設したサニタリールームの床の敷設領域であればどこでもよい。
更に、上記各実施の形態では、互いに相隣なる床パン3,3の端縁の間又は床パン3の端縁及び切り欠き縁31の間に隠蔽カバー38を装着したが、隠蔽カバーの端縁と床パンの端縁又は切り欠き縁との間の隙間にシール材を介在させて当該隙間のシール性が高められるようにしてもよい。
1 洗面室(サニタリールーム)
2 床
3 床パン
30 前垂れ
31 切り欠き縁
32 支持フレーム
38 隠蔽カバー
51 接合金具(接合具)

Claims (4)

  1. サニタリールームの床の敷設領域に敷設される床パンの敷設構造であって、
    長さ寸法及び幅寸法が予め規定され、その端縁全域より下方に延びる前垂れを有する複数枚の床パンと、
    上記各床パンの端縁の位置に合わせて敷設され、互いに相隣なる床パンの前垂れを接合する支持フレームと、
    を備えていることを特徴とする床パンの敷設構造。
  2. 上記互いに相隣なる床パンの端縁の間には、その両床パンの端縁の位置に合わせて当該両床パンの間に敷設される支持フレームを上方から隠蔽する隠蔽カバーが装着されている請求項1に記載の床パンの敷設構造。
  3. 上記各床パンのうちの上記床の敷設領域を超過する部位に敷設される床パンは、その敷設領域に収まるように端縁が切り欠かれており、
    上記端縁が切り欠かれた床パンの切り欠き縁には、上記支持フレームに接合される前垂れ状の接合具が取り付けられている請求項1又は請求項2に記載の床パンの敷設構造。
  4. 互いに相隣なる上記床パンの端縁及び切り欠き縁の間には、その両床パンの端縁及び切り欠き縁の位置に合わせて当該両床パンの間に敷設される支持フレームを上方から隠蔽する隠蔽カバーが装着されている請求項3に記載の床パンの敷設構造。
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