JP2009125378A - 浴槽のエプロン取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法調整が可能に構成された上下分割型のエプロンを浴槽の側面に取り付ける場合に、部品点数を少なくして、組み付け工数を削減し、工期の短縮を図る。
【解決手段】エプロン3は、上下方向に分割された上側エプロン30と下側エプロン40とを備えている。上側エプロン30の裏面には、浴槽2に固定されるエプロン固定具50を取り付けるための取付部33が一体成形されている。下側エプロン40は、上側エプロン30の下側に固定されている。上側エプロン30のエプロン固定具50が浴槽2に固定された状態で、エプロン3が浴槽2に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽にその側面を覆うエプロンを取り付けるエプロン取付構造に関する。
従来より、浴室に設置される据置式浴槽の側面には、見栄えや入浴者の安全性を考慮してエプロンが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1のエプロンは、上側エプロンと下側エプロンとで構成されている。上側エプロンは、浴槽側面の上端部近傍から下方へ向かって浴槽の上下方向中間部まで延びており、また、下側エプロンは、上側エプロンの下部に重なるように配置され、浴室の床面近傍まで延びている。浴槽の側面には、エプロンを支持するための支持具が取り付けられている。また、上側エプロンの裏面には、螺子受け具が締結部材を用いて固定されている。下側エプロンには、上側エプロンの螺子受け具に螺合する螺子の挿通孔が形成されている。また、下側エプロンの裏面には、浴槽の支持具に係止する係止具が配置されており、この係止具は上記螺子によって、下側エプロンの上部と一緒に上側エプロンの螺子受け具に締結されるようになっている。下側エプロンを上側エプロンに締結する際に、下側エプロンの位置を高さ方向について変更することで、浴槽を設置する浴室の床面高さに対応するようにエプロンの上下寸法を設定でき、浴室ごとに専用のエプロンを設定せずに済む。
特許第3661809号公報
ところが、特許文献1のエプロンでは、上側エプロンに螺子受け具を締結部材を用いて固定し、さらに、この螺子受け具に、浴槽の支持具に係止する係止具を締結するようにしている。このように上側エプロンに螺子受け具を介して係止具を締結するようにすると、部品点数が多くなるとともに、締結作業が増え、ひいては、エプロンの組み付け工数が増加し、コスト高となってしまう。また、エプロンを浴槽に取り付ける作業は、浴室の工事現場で行われることが殆どであり、工事現場における作業は、工期短縮のためにできるだけ減少させたいという要求がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、寸法調整が可能に構成された上下分割型のエプロンを浴槽の側面に取り付ける場合に、部品点数を少なくして、エプロンの組み付け工数を削減し、工期の短縮を図ることにある。
上記目的を達成するために、第1の発明では、浴槽の側面に、該側面を覆う形状のエプロンを取り付ける浴槽のエプロン取付構造において、上記エプロンは、上下方向に分割された第1エプロンと第2エプロンとを備え、上記第1エプロンの裏面には、上記浴槽に固定されるエプロン固定具を取り付けるための取付部が一体成形され、上記第2エプロンは、上記第1エプロンに固定され、上記第2エプロンが固定された上記第1エプロンのエプロン固定具が上記浴槽に固定された状態で、上記エプロンが浴槽に取り付けられる構成とする。
第2の発明では、第1の発明において、第1エプロンの周縁部には、裏面側へ突出する周壁部が形成され、該周壁部の突出高さは、第2エプロンが固定される側が他の部位に比べて低くなるように設定され、上記第1エプロンの裏側には上記第2エプロンが配置され、かつ、上記第1エプロンの裏面と上記第2エプロンの表面との間に両エプロンを接合する接合部材が介在している構成とする。
第3の発明では、第1または2の発明において、第1エプロンには、凹部又は凸部が設けられ、取付部は、上記第1エプロンの裏面の凹部又は凸部に対応する部位に一体成形されている構成とする。
第1の発明によれば、第2エプロンの第1エプロンに対する固定位置を上下方向について変更することで、浴槽を設置する浴室の床面高さに対応するようにエプロンの上下寸法を設定できる。そして、第1エプロンに一体成形された取付部にエプロン固定具を取り付け、エプロン固定具を浴槽に固定するようにしたので、従来例のような別体の螺子受け具をエプロンに締結せずに済み、よって、エプロンを少ない部品点数で浴槽に取り付けることができ、コストを低減することができるとともに、工事現場における工期を短縮することができる。
第2の発明によれば、第2エプロンを第1エプロンの裏側に配置した状態で、両エプロンの間に介在している接合部材によって両エプロンが接合されて一体化する。このとき、第1エプロンの周壁部の高さが、第2エプロンが固定される側が低くなっているので、両エプロンの間の接合部材の厚みを薄くすることができ、第2エプロンを固定するのに要する材料を少なくすることができる。
第3の発明によれば、エプロン固定具を取り付けるための取付部を第1エプロンの裏面の凹部又は凸部に対応する部位に一体成形したので、取付部の形成によるヒケが第1エプロンの表面に現れ難くなり、エプロンの見栄えを良好にすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態に係る浴槽のエプロン取付構造1が適用された浴槽2の断面図である。浴槽2は、樹脂材を一体成形してなる据置型のものであり、図2に示すように、所定方向に長い大略直方体状をなしている。図1に示すように、この浴槽2の一側面には、該側面を覆う形状のエプロン3が取り付けられるようになっている。浴槽2のエプロン3に覆われた側面以外の側面は、図示しないが、浴室の壁によって覆われるようになっている。浴槽2の底壁部には、下方へ突出する脚部10が一体成形されている。この脚部10は、浴室の床面に設置されたブロック部材Bの上面に載置されて固定されるようになっている。このブロック部材Bによって浴槽2の設置高さが変更されるようになっている。
浴槽2の上縁部には、略水平方向に延出して浴槽2を囲むように延びる環状の上板部11が一体成形されている。図2にも示すように、上板部11の外縁部には、浴槽2の下側へ向けて略鉛直に延びる側板部12が一体成形されている。上板部11の下面には、浴槽2の側面と連なる複数のリブ13が下方へ突出している。これらリブ13は、浴槽2の長手方向に間隔をあけて配置されている。リブ13と側板部12との間には、エプロン3の上端部が入り込む隙間が形成されている。
浴槽2の長手方向に延びる両側面には、上下方向の中間部に浴槽2の内方へ向けて窪む形状の一対の段差部15、15がそれぞれ形成されている。これら段差部15、15は、浴槽2内から見ると内方へ飛び出した形状となっており、入浴者の肘掛けとなるものである。浴槽2の各段差部15には、略鉛直に下方へ突出する2つの縦板部16、16が、浴槽2の長手方向に間隔を開けて一体成形されている。縦板部16、16は、段差部15の内部に位置するリブ形状とされていて、段差部15よりも上側の浴槽2側面から側方へ突出しないようになっている。また、各縦板部16には、ねじ孔16aが形成されている。尚、図2に示す符号17は、排水孔である。この図2では、脚部10を省略している。
各段差部15bに形成されている縦板部16には、エプロン3の上下方向中間部を受ける受け部材20が固定されるようになっている。図3に示すように、受け部材20は、樹脂材の一体成形品であり、各段差部15の2つの縦板部16、16を挟むように位置する一対の締結板部20a、20aと、これら締結板部20a、20aを連結する下板部20bと、下板部20bからエプロン3側へ突出して上方へ屈曲する引っ掛け部20cとを有している。各締結板部20aは、縦板部16に沿って上下方向に延びている。締結板部20aには、貫通孔20dが形成されている。貫通孔20dは、縦板部16のねじ孔16aと一致するようになっている。受け部材20は、貫通孔20aに挿通した螺子59をねじ孔16aに螺合させることによって浴槽2に固定されるようになっている。また、下板部20bは、締結板部20aの下縁部同士を連結するように略水平に延びている。また、浴槽2の一側面のもう一方の縦板部16、16にも受け部材20が同様に固定されるようになっている。尚、縦板部16には、ねじ孔16aを設けることなく、例えば、タッピングスクリューをねじ込むようにしてもよい。
エプロン3は、図4に示すように、上下に分割されたパネル状の上側エプロン(第1エプロン)30及び下側エプロン(第2エプロン)40と、エプロン固定具50(図5に示す)とを備えている。上側エプロン30と下側エプロン40の浴槽2長手方向の寸法は、略同じに設定されており、具体的には、浴槽2の長手方向の寸法と略同じ設定されている。また、上側エプロン30と下側エプロン40とを一体化した状態のエプロン3の上下寸法は、浴槽2が設置される浴室の床面から浴槽3の上端部近傍までの寸法とされている。
上側エプロン30の上下寸法は、下側エプロン40の上下寸法よりも長く設定され、下側エプロン40が上側エプロン30よりも小型となっている。上側エプロン30は、浴槽2の側面を覆うように上下方向に延びる意匠パネル部31と、意匠パネル部31の周縁部から裏側へ突出する周壁部32と、意匠パネル部31の裏面から突出し、上記エプロン固定具50が取り付けられる2つの取付部33、33とを備えている。上側エプロン30の意匠パネル部31の上部には、裏側へ向けて窪む上側段差部31aが形成されている。よって、上側エプロン30の上部の周壁部32の高さは、上下方向中間部に比べて低くなっている。上側エプロン30の上部は、上側段差部31aに対応する部位が浴槽2の側板部12とリブ13との間の隙間に嵌るようになっている。
意匠パネル部31の上側段差部31aよりも下側には、下方へ向かって浴槽2の側面から離れるように緩やかに傾斜した上側傾斜部31bが形成されている。意匠パネル部31の上下方向中間部には、裏側へ向けて窪み、かつ、意匠パネル部31の長手方向に延びる凹条部(凹部)31cが形成されている。凹条部31cは、浴槽2の縦板部16の高さ位置と略同じに高さに位置付けられている。また、凹条部31cの断面形状は、湾曲している。
意匠パネル部31の凹条部31cよりも下側には、下方へ向かって浴槽2の側面に近づくように傾斜する下側傾斜部31dが形成されている。この下側傾斜部31dの傾斜角度は、上側傾斜部31bの傾斜角度よりも大きく設定されている。意匠パネル部31の下側傾斜部31dよりも下側は、略鉛直に平坦に延びている。この下側傾斜部31dを形成したことによって、周壁部32の下部の高さは、下側傾斜部31dよりも上側の周壁部32の高さに比べて低くなっている。これにより、図4に示すように、上側エプロン30を裏側から見たときに、その下部が下側傾斜部31dよりも上側の部位に比べて浅くなっている。また、意匠パネル部31に凹条部31c及び下側傾斜部31dを設けることで、意匠パネル部31の剛性を向上させることができる。
2つの取付部33、33は、意匠パネル部31の凹条部31cに対応する部位に、該意匠パネル部31の長手方向に互いに間隔をあけて設けられている。取付部33、33の間隔は、浴槽2に固定された受け部材20、20の間隔を略同じに設定されている。図5に示すように、各取付部33は、凹条部31cの裏面から略水平に浴槽2の側面へ向けて突出する一対のボス33a、33aと、ボス33aを補強するための複数のリブ33b、33b、…とで構成されている。ボス33aは円筒形状とされており、凹条部31cの延びる方向に間隔をあけて配置されている。ボス33aの突出高さは、周壁部32の上下方向中間部の高さよりも低くなっている。各ボス33aの内部には、エプロン固定具50を締結するための螺子60がねじ込まれる筒状のインサート材61が圧入されている。リブ33bは、意匠パネル部31の裏面から突出してボス33aの外周面に連なっており、ボス33aの外周面を取り囲んで十字をなすように配置されている。リブ33bの突出高さとボス33aの突出高さとは、同じに設定されている。このようにボス33aやリブ33bを凹条部31cに対応する部位に形成したことによって、それらを形成したことによるヒケが意匠パネル部31の表面に現れ難くなる。
エプロン固定具50は、例えば、ステンレス鋼板等の金属板材をプレス成形してなるものである。エプロン固定具50は、ボス33aの突出方向先端面に沿って延びる一対の締結板部50a、50aと、両締結板部50a、50aからボス33aと反対側へ延びる一対の中間板部50b、50bと、中間板部50b、50bの先端部同士を連結する連結板部50cとで構成されている。締結板部50a、50aには、螺子60が挿通する挿通孔50d、50dが形成されている。この締結板部50a、50aは、ボス33a、33aの先端面に当接するとともに、リブ33b、33b、…の突出方向先端面にも当接するようになっている。中間板部50b、50bは、締結板部50a、50aから連結板部50cに向かって互いに接近するように傾斜して延びている。また、連結板部50cは、意匠パネル部31と略平行に延びている。エプロン固定具50は、締結板部50a、50aの挿通孔50d、50dに挿通した螺子60、60をボス33a、33aのインサート材61、61にねじ込むことで、上側エプロン30に固定されるようになっている。もう一方の取付部33にもエプロン固定具50が同様にして固定されている。
図4に示すように、下側エプロン40は、浴槽2の側面下部を覆うように上下方向に延びる意匠パネル部41と、意匠パネル部41の周縁部から裏側へ突出する周壁部42と、意匠パネル部41の上縁部から上方へ突出する2つの突出部43、43とを備えている。意匠パネル部41は、略平坦に形成されている。周壁部42の突出高さは、全周に亘って略同じに設定されている。2つの突出部43、43は、下側エプロン40の長手方向に間隔をあけて配置されている。突出部43、43の間隔は、上側エプロン30の取付部33、33の間隔よりも狭く設定されており、突出部43、43が取付部33、33の間に位置するようになっている。図1にも示すように、各突出部43の基部は、上下方向に延びている。突出部43の基部よりも上側は、上方に行くほど浴槽2の側面から離れる方向に傾斜して延びる傾斜部43aで構成されている。突出部43の傾斜部43aよりも上側は、上下方向に延びるように形成されており、上側エプロン30の意匠パネル部31の裏面に接合される接合部43bとされている。
図1や図6に示すように、下側エプロン40は、上側エプロン30の裏側に配置され、意匠パネル部41と突出部43の接合部43bとが上側エプロン30の意匠パネル部31の裏面に接合されて上側エプロン30と一体化するようになっている。すなわち、図4に仮想線で示すように、上側エプロン30の意匠パネル部31における下部の裏面には、両面テープ(接合部材)62が貼り付けられており、この両面テープ62によって下側エプロン40の意匠パネル部41が上側エプロン30の意匠パネル部31に接着されるようになっている。さらに、下側エプロン40の接合部43bには、両面テープ63(図1及び図6に示す)が貼り付けられており、この両面テープ63によって接合部43bが上側エプロン30の意匠パネル部31に接着されるようになっている。
上記浴槽2が設置される浴室の床面高さは様々であり、エプロン3の上下寸法は、床面高さに対応するように設定可能となっている。すなわち、床面高さが低い場合(図1に示す)には、下側エプロン40を下方に位置付けて、下側エプロン40の意匠パネル部41の上側を上側エプロン30の意匠パネル部31に接着するとともに、接合部43bを上側エプロン30の意匠パネル部31の凹条部31cよりも下側に接着する。
一方、床面高さが高い場合(図6に示す)には、下側エプロン40を上方に位置付けて、下側エプロン40の意匠パネル部41の下側を上側エプロン30の意匠パネル部31に接着するとともに、接合部43bを上側エプロン30の意匠パネル部31の凹条部31cよりも上側に接着する。さらに、床面高さが図1に示す高さと図6に示す高さとの中間である場合には、図7に示すように、下側エプロン40の意匠パネル部41の上下中間部を上側エプロン30の意匠パネル部31に接着するとともに、接合部43bを意匠パネル部31の凹条部31a裏面に重ねて、凹条部31aよりも上側の部位と下側の部位とに接着する。下側エプロン40を両面テープ62、63によって上側エプロン30に固定するようにしているので、下側エプロン40の位置は無段階に設定できる。また、下側エプロン40を上下に離れた2箇所で上側エプロン30にしっかりと固定することができるので、入浴者の足や浴室内の椅子等が下側エプロン40に当たっても、ぐらつき難くなり、脱落を防止できる。
上記のようにして上側エプロン30と下側エプロン40と一体化した後に、図1や図6に示すように、上側エプロン30の上側段差部31aを浴槽2の側板部12の下方から、該側板部12とリブ13との間に嵌めるとともに、エプロン固定具50を受け部材20の上方から該受け部材20の引っ掛け部20cに引っ掛けて、エプロン3を浴槽2の側面に取り付ける。尚、図1や図6の右側の側面にも同様にしてエプロン3を取り付けることができる。
以上説明したように、この実施形態1に係る浴槽のエプロン取付構造1によれば、上側エプロン30に一体成形された取付部33、33にエプロン固定具50を取り付け、エプロン固定具50を浴槽2に固定するようにしたので、従来例のような螺子受け具をエプロン3に設けずに済む。これにより、エプロン3を少ない部品点数で浴槽2に取り付けることができ、コストを低減することができるとともに、工事現場における工期を短縮することができる。
また、上側エプロン30の下側、即ち、下側エプロン40が固定される側の周壁部32の高さを他の部位に比べて低くしたので、下側エプロン40を上側エプロン30の裏面に重なるように配置した状態で、両者の間に介在する両面テープ62の厚みを薄くすることができ、下側エプロン30を固定するのに要する材料を少なくすることができる。
また、エプロン固定具50を取り付けるための取付部33、33を上側エプロン30の裏面の凹条部31cに対応する部位に一体成形したので、取付部33、33の形成によるヒケが上側エプロン30の表面に現れ難くなり、エプロン3の見栄えを良好にすることができる。
尚、下側エプロン40の突出部43の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、縦板部16は、段差部15よりも上側に設けてもよいし、下側に設けてもよい。また、段差部15を省略して、縦板部16を浴槽2の側面から突出するように設けてもよい。
《発明の実施形態2》
図8は、本発明の実施形態2に係る浴槽のエプロン取付構造1を示すものである。この実施形態2の浴槽のエプロン取付構造1は、実施形態1のものに対して、受け部材70の形状と、受け部材70の浴槽2に対する固定位置とが異なるだけで、他の部分は同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分を詳細に説明する。
すなわち、実施形態2の受け部材70は、浴槽2の段差部15の下方に位置するように配置され、上下方向に延びるように形成されている。受け部材70の下部は、脚部10の側面に固定されるようになっている。受け部材70は、その下部から浴槽2の側面に沿って上方へ延びている。受け部材70の上部には、エプロン固定具50を引っ掛けるための引っ掛け部70aが形成されている。尚、受け部材70は、実施形態1と同様に2つ設けられている。
また、この実施形態2では、下側エプロン40に突出部43が設けられておらず、下側エプロン40の意匠パネル部41のみが上側エプロン30に接合されるようになっている。尚、下側エプロン40には、実施形態1と同様な突出部を設けてもよい。また、この実施形態2では、受け部材70を脚部10に固定するようにしているので、浴槽2の側面の形状設定の自由度が向上する。よって、浴槽2の一方の段差部15を省略することや、全ての段差部15を省略することも可能となる。
この実施形態2の浴槽のエプロン取付構造1によっても、実施形態1のものと同様な効果を奏することができる。
尚、上記実施形態1、2では、エプロン固定具50を金属板材からなるものとしたが、これに限らず、例えば、図9に示す変形例1のように、樹脂製のエプロン固定具51としてもよい。この場合、締結板部51a、51a、中間板部51b、51b及び連結板部51cが一体成形されるとともに、中間板部51b、51bと連結板部51cとを繋ぐように補強板部51dを一体成形するとともに、この補強板部51dと連結板部51cとに連なるリブ51eを一体成形する。このエプロン固定具51は、上側エプロン30に対し、補強板部51dが上側に位置するように取り付けられる。
また、上記実施形態1、2では、受け部材20を樹脂材からなるものとしているが、これに限らず、図10に示す変形例2のように、金属板材からなる受け部材52としてもよい。この受け部材52は、貫通孔52dを有する締結板部52a、52a、下板部52b、引っ掛け部52cがプレス加工によって一体成形されている。また、受け部材20を樹脂材からなるものとする場合に、例えば、図11に示す変形例3のように引っ掛け部20cの下部にリブ20dを設けるようにしてもよい。これにより、引っ掛け部20cの強度を向上させることができ、エプロン3のぐらつきを抑制できる。
また、上記実施形態1、2では、上側エプロン30を下側エプロン40よりも大きくしているが、上側エプロン30を下側エプロン40よりも小型にしてもよい。
また、上側エプロン30と下側エプロン40とは、両面テープ62、63や接着剤の他に、面ファスナーで固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態1、2では、上側エプロン30の取付部33を凹条部31cに対応する部位に設けるようにしたが、上側エプロン30に表側へ突出する凸条部(凸部)を設け、この凸条部に対応する部位に取付部33を設けるようにしてもよい。
また、上側エプロン30に設ける取付部33の数も2つに限られるものではない。
以上説明したように、本発明に係る浴槽のエプロン取付構造は、例えば、一般住宅の浴室に設置される据置型の浴槽に適している。
実施形態1に係る浴槽の断面図であり、浴室の床面が低い場合を示すものである。 エプロンが取り付けられていない浴槽を斜め下方から見た斜視図である。 斜め下方から見た浴槽の段差部近傍の拡大図である。 上側エプロンと下側エプロンとを分離した状態を裏側から見た分割斜視図である。 裏側から見た上側エプロンの取付部近傍の拡大図である。 浴室の床面が高い場合の図1相当図である。 浴室の床面が中間位置にある場合のエプロン下部の断面図である。 実施形態2に係る図1相当図である。 変形例1に係るエプロン固定具を斜め下方から見た斜視図である。 変形例2に係る受け部材を斜め上方から見た斜視図である。 変形例3に係る受け部材を斜め上方から見た斜視図である。
符号の説明
1 エプロン取付構造
2 浴槽
3 エプロン
30 上側エプロン(第1エプロン)
31c 凹条部
32 周壁部
40 下側エプロン(第2エプロン)
62 両面テープ(接合部材)

Claims (3)

  1. 浴槽の側面に、該側面を覆う形状のエプロンを取り付ける浴槽のエプロン取付構造において、
    上記エプロンは、上下方向に分割された第1エプロンと第2エプロンとを備え、
    上記第1エプロンの裏面には、上記浴槽に固定されるエプロン固定具を取り付けるための取付部が一体成形され、
    上記第2エプロンは、上記第1エプロンに固定され、
    上記第2エプロンが固定された上記第1エプロンのエプロン固定具が上記浴槽に固定された状態で、上記エプロンが浴槽に取り付けられることを特徴とする浴槽のエプロン取付構造。
  2. 請求項1に記載の浴槽のエプロン取付構造において、
    第1エプロンの周縁部には、裏面側へ突出する周壁部が形成され、該周壁部の突出高さは、第2エプロンが固定される側が他の部位に比べて低くなるように設定され、
    上記第1エプロンの裏側には上記第2エプロンが配置され、かつ、上記第1エプロンの裏面と上記第2エプロンの表面との間に両エプロンを接合する接合部材が介在していることを特徴とする浴槽のエプロン取付構造。
  3. 請求項1または2に記載の浴槽のエプロン取付構造において、
    第1エプロンには、凹部又は凸部が設けられ、
    取付部は、上記第1エプロンの裏面の凹部又は凸部に対応する部位に一体成形されていることを特徴とする浴槽のエプロン取付構造。
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