JP6695208B2 - 浴槽エプロンの取付構造及び浴室構造 - Google Patents

浴槽エプロンの取付構造及び浴室構造 Download PDF

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Description

本発明は、浴槽エプロンの取付構造及び浴室構造に関する。
従来、浴槽と洗い場とを別体として形成したフルパンタイプの浴室構造において、浴槽と洗い場とを仕切るエプロンが、脱着可能に取付けられているものがある(例えば、特許文献1)。
特開2011−183170号公報
ところで、上記特許文献1に示された浴室ユニットでは、浴槽の側壁の上端部に下向きに形成された凹部に、浴槽エプロンの上端部に形成された凸部を嵌合させて、浴槽に浴槽エプロンを取付けている。浴槽の凹部は鉛直方向下方に向かって延出された延出部と鉛直方向下方に突出した突起部との間に形成されている。また、浴槽エプロンの凸部は、取付時の状態において凹部に壁面が沿うように形成されている。この浴槽エプロンの凸部の壁面と浴槽の凹部を沿わせるように、浴槽の凹部の鉛直下側から取付ける場合、エプロンを垂直に立てた状態で取付ける必要があり、作業性が悪く取付が容易ではない。あるいは、エプロンを傾けて斜め下側から取付けようとした場合、凹部と凸部の壁面が沿わず、互いに干渉しあい、取付が容易ではない。
本発明は、上記事実を考慮して、浴槽に容易に取付けることができる浴槽エプロン、及び、浴槽に容易に取付けることができる浴槽エプロンを有する浴室構造を提供することを目的とする。
本発明の第1態様の浴槽エプロンは、浴槽の側面の少なくとも一部を被覆可能な本体部と、前記本体部の上端に上向きに設けられ、前記浴槽の上端に形成されたフランジから鉛直方向下向きに形成された凹部に係合可能とされた、前記本体部から上方向に離れるにしたがって前記本体部の前記浴槽側の面である裏面から前記裏面の反対側の面である表面に向かう方向に傾斜する係合部と、を備える。
本発明の第1態様の浴槽エプロンによると、浴槽エプロンを浴槽に取付ける際に、本体部に対して本体部の上端が、本体部の裏面側、すなわち取付け方向奥側に位置するように本体部を傾斜させると、本体部の上端に設けられた係合部の傾斜が、鉛直方向に近づく。このため、係合部が傾斜していない場合と比較して、浴槽の上端に形成されたフランジから鉛直方向下向きに立設された取付部に形成された凹部に、係合部を係合させやすくなる。したがって、浴槽に浴槽エプロンを容易に取付けることができる。
本発明の第2態様の浴槽エプロンは、第1態様の浴槽エプロンにおいて、前記本体部の下端から、前記表面から前記裏面に向かう方向に延設され、前記浴槽に隣接する洗い場を構成する床部に載置可能とされた載置部と、前記載置部の端部に設けられ、前記載置部から前記載置部の延設方向に前記本体部から離れるにしたがって前記本体部の前記上端側に向かって傾斜する傾斜部と、を備える。
本発明の第2態様の浴槽エプロンによると、本体部の下端に設けられた載置部の端部に、本体部の上方向に向かって傾斜する傾斜部が設けられている。浴槽の取付部に形成された凹部に浴槽エプロンの係合部を係合させ、本体部が浴槽に接近するようにして浴槽エプロンを浴槽に取付けると、係合部を中心として浴槽エプロンが回転し、載置部が床部に近づく。このとき、載置部の端部には、本体部の上方向に向かって傾斜する傾斜部が設けられているので、傾斜部が設けられていない場合と比較して、載置部の端部が、床部に接触しにくい。このため、浴槽エプロンをスムーズに回転させることができる。したがって、浴槽に浴槽エプロンをさらに容易に取付けることができる。
本発明の第3態様の浴槽エプロンは、第2態様の浴槽エプロンにおいて、前記本体部の上端は、前記本体部の表面から裏面に向かう方向に延設された張出部とされ、前記張出部の前記本体部の離面側の先端に、前記係合部が設けられている。
本発明の第3態様の浴槽エプロンによると、係合部が、本体部の表面から裏面に向かう方向に延設された張出部の先端に設けられている。浴槽の取付部に形成された凹部に浴槽エプロンの係合部を係合させる際に、係合部の付け根部分の本体部表面側を取付部に当接させることで、係合部を係合させやすくなる。したがって、浴槽に浴槽エプロンをさらに容易に取付けることができる。
本発明の第4態様の浴室構造は、浴槽と、第1態様に記載された浴槽エプロンと、を備える。
本発明の第4態様の浴室構造によると、浴槽エプロンを浴槽に取付ける際に、本体部に対して本体部の上端が、本体部の裏面側、すなわち取付け方向奥側に位置するように本体部を傾斜させると、本体部の上端に設けられた係合部の傾斜が、鉛直方向に近づく。このため、係合部が傾斜していない場合と比較して、浴槽の上端に形成されたフランジから鉛直方向下向きに立設された取付部に形成された凹部に、係合部を係合させやすくなる。したがって、浴槽に浴槽エプロンを容易に取付けることができる。
本発明の第5態様の浴室構造は、浴槽と、前記浴槽に隣接する洗い場を構成する床部と、第2態様又は第3態様に記載された浴槽エプロンと、を備える。
本発明の第5態様の浴室構造によると、本体部の下端に設けられた載置部の端部に、本体部の上方向に向かって傾斜する傾斜部が設けられている。浴槽の取付部に形成された凹部に浴槽エプロンの係合部を係合させ、本体部が浴槽に接近するようにして浴槽エプロンを浴槽に取付けると、係合部を中心として浴槽エプロンが回転し、載置部が床部に近づく。このとき、載置部の端部には、本体部の上方向に向かって傾斜する傾斜部が設けられているので、傾斜部が設けられていない場合と比較して、載置部の端部が、床部に接触しにくい。このため、浴槽エプロンをスムーズに回転させることができる。したがって、浴槽に浴槽エプロンをさらに容易に取付けることができる。
本発明に係る浴槽エプロン、及び浴室構造によれば、浴槽に浴槽エプロンを容易に取付けることができる。
本発明の実施形態に係る浴槽エプロン及び浴室構造の全体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る浴槽エプロンの取付時の状態を示す立断面図である。 本発明の実施形態に係る浴槽エプロンの取付時における係合部の状態を示す部分拡大立断面図である。 本発明の実施形態に係る浴槽エプロンの取付時における載置部の状態を示す部分拡大立断面図である。 本発明の実施形態に係る浴槽エプロンの取付方法を示す部分拡大立断面図である。 本発明の実施形態における防水パンの変形例を示す部分拡大立断面図である。
(浴室構造)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るエプロン50、及び浴室構造Tについて説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る浴室構造Tの概要について説明する。図1は、浴室10の全体構造を示す斜視図である。なお、図1における浴室10の手前側の壁面、及び出入口は2点鎖線で示している。
図1に示されるように、浴室10は、予め工場などで成形された図示しない天井板、防水パン20、壁パネル30、などの複数のパネル等を組み立てて製作されるユニットルームとして構成され、防水パン20の下部に設けられた脚部材によって建物の床面12に載置されている。
なお、本実施形態において浴室10はユニットルームとして構成されているが本発明の実施形態はこれに限られず、天井板や壁パネルを建物の構造躯体や下地材にタイルなどを貼り付けて施工する浴室(所謂在来工法の浴室)であってもよい。
(防水パン)
本発明における床部の一例としての防水パン20は、耐水性素材、例えばFRP(繊維強化プラスチック)で形成され、上面に、例えばFRPで成形された浴槽40が据え付けられている。また、防水パン20の浴槽40が据え付けられていない部分は洗い場空間の床面とされている。なお、本実施形態において防水パン20に浴槽40が据え付けられているとは、浴槽40と洗い場を構成する防水パン20とを別体として形成し、浴槽40が防水パン20の上に載置された状態を示す。
なお、本発明の実施形態は防水パンの上に浴槽が載置されたものに限られない。例えば図6に示す防水パン70のように、防水パンを洗い場のみのユニット部材として構成し、浴槽40はこの防水パンに載置されておらず隣接しているものとしてもよい。
また、本発明の実施形態は浴槽と防水パンとを別体として形成したものに限られず、例えば浴槽と防水パンとを一体的に形成したものも含まれる。さらに、防水パンを用いない浴室(所謂在来工法の浴室)も含まれる。
(壁パネル)
壁パネル30は耐水性素材、例えばFRPや塩ビ鋼板等で形成され、防水パン20の縁部、浴室10の外郭に設置した図示しない枠材等に、適宜止水処理を施されて固定されている。
(浴槽)
本発明における浴槽の一例としての浴槽40は、耐水性素材、例えばFRP(繊維強化プラスチック)で形成され、水を溜める本体部42と、本体部42の上端の縁を囲むようにして水平方向に張出したフランジ44と、を含んで構成され、金物を介して例えばネジ等によって壁パネル30に固定されている。フランジ44の3辺は壁パネル30に面しており、フランジ44と壁パネル30との隙間は、適宜コーキングなどの止水材によって止水処理されている。また、フランジ44の1辺であるフランジ44Aは洗い場空間に面しており、使用者はフランジ44Aを跨いで浴槽に出入りする。
なお、上述の水平方向とは、防水パン20の床面と概ね平行な方向を示しており、水勾配を確保するために防水パンの床面と平行な方向に対して多少傾斜した方向を含むものとする。
(エプロン)
本発明における浴槽エプロンの一例としてのエプロン50は、耐水性素材、例えばABS樹脂を押出成形することにより形成され、浴槽40の洗い場空間に面したフランジ44Aの下部に着脱可能に取付けられている。詳しくは後述するが、エプロン50の上端がフランジ44Aに係合し、下端が防水パン20に固定されている。なお、エプロンとは浴槽の側面を覆う化粧パネルのことである。
(取付構造)
次に、図2を参照して、本実施形態に係る浴室構造Tの、防水パン20、浴槽40、エプロン50の取付構造について説明する。
図2は、エプロン50と、エプロン50の周囲部分を示す立断面図である。図2に示すように、浴槽40の上端部から水平方向に張出した、洗い場空間側のフランジ44Aの端部は、防水パン20に向かって鉛直方向下向きに折り返された鍔部46Aとされている。また、鍔部46Aよりも本体部42側のフランジ44Aの下面からは突出部46Bが防水パン20に向かって鉛直方向下向きに立設され、鍔部46A、突出部46B、及び、鍔部46Aと突出部46Bの間に形成された被係合部としての凹部46Cによって、後述するエプロン50の係合部56を係合させるための取付部46が構成されている。なお、凹部46Cは、鉛直方向下向きに開口している。
なお、上述の鉛直方向とは、防水パン20の床面に対して概ね垂直な方向を示しており、成形時の抜き勾配を確保するために傾斜した方向などを含むものとする。
防水パン20は、浴槽40の手前で鉛直方向上側に向かって立設された堤防部22を備え、堤防部22の上面は、水平面22Aとされている。堤防部22の浴槽40側の壁面22Bには、後述するエプロン50の載置部58を固定するための留め具24が図示しないねじ等により固定されている。
エプロン50は、略鉛直方向に延設されて浴槽40の側面を覆う被覆部とされた本体部52と、本体部52の上端に形成され、本体部52の表面から裏面に向かう方向、すなわち、浴槽40の本体部42に向かって張出す張出部54と、張出部54の先端に鉛直方向上側に向かって設けられた係合部56と、を含んで構成されている。また、本体部52の下端には、本体部52の表面から裏面に向かう方向、すなわち、浴槽40の本体部42に向かって延設された載置部58が形成されている。
なお、本体部52の表面とは、エプロン50を浴槽40に取付けた際に洗い場と相対する面であり、表面から裏面に向かう方向とは、図2に示した矢印Bの方向である。また、裏面とはエプロン50を浴槽40に取付けた際に浴槽40と相対する面であり、裏面から表面に向かう方向とは、図2に示した矢印Sの方向である。また、表面は、化粧面、意匠面などとも言い換えられる。また、本体部52の上端とは、エプロン50を浴槽40に取付けた際の鉛直方向上端を示し、同様に本体部52の下端とは、エプロン50を浴槽40に取付けた際の鉛直方向下端を示す。
本体部52は、本体部52の鉛直方向上側の被覆部52Aと、被覆部52Aの鉛直方向下側に形成され、本体部52の表面から裏面に向かう方向、すなわち、浴槽40の本体部42に向かって面落ちした凹部52Bと、被覆部52Aと凹部52Bとの境界に設けられ、エプロン50を浴槽40に取付け、あるいは取り外す際に手指を引掛けるための把手52Cを含んで形成されている。
防水パン20における水平面22Aと浴槽40における鍔部46Aの下端部(取付部46の下端部)との鉛直方向の距離H1は、防水パン20の取付時の鉛直方向の高さH2よりも小さく形成されている。
(係合部)
次に、図3を参照して、エプロン50の係合部56の構成について説明する。係合部56は、浴槽40の取付部46に形成された凹部46Cに引掛けて係合させるための引掛け部であり、張出部54の先端に設けられ、図3に一点鎖線で示すように、エプロン50の本体部52から上方向に離れるにしたがって本体部52の裏面から表面に向かう方向に傾斜する傾斜部56Aと、傾斜部56Aの先端に、本体部52の表面から裏面に向かう方向に設けられた屈折部56Bと、傾斜部56Aの付け根部分に、本体部52の下側に向かって突出した爪部56Cと、を含んで構成される。なお、本体部52の上方向とは、図3に矢印UPで示す方向であり、エプロン50を浴槽40に取付けた状態における鉛直上側に向かう方向である。
係合部56の、鉛直方向に直交する方向に沿った幅、すなわち傾斜部56A及び屈折部56Bを含んだ部分の本体部52の表面から裏面に向かう方向の幅W1は、フランジ44Aの取付部46の凹部46Cの幅W2よりも狭く形成されている。これにより、エプロン50がフランジ44Aに係合可能となっている。なお、係合部56には、傾斜部56A及び屈折部56Bを覆うようにシート状の緩衝材が取付けられており、係合部56が取付部46の鍔部46Aと突出部46Bと接触することによるガタツキや音の発生を抑制している。また、本実施形態において幅W1は、傾斜部56Aの延出方向に沿った係合部の幅W3と等幅に形成されている。
(載置部)
次に、図4を参照して、エプロン50の載置部58の構成について説明する。載置部58は、取付時の状態においてエプロン50の荷重を防水パン20に伝達する荷重伝達部であり、本体部52の下端、すなわち、凹部52Bの下端に設けられると共に本体部52の表面から裏面に向かう方向に延設される当接部58Aと、当接部58Aの端部に設けられ、本体部52の上側に向かって傾斜する傾斜部58Bと、傾斜部58Bの先端部分に、本体部52の上側に向かって突出した爪部58Cと、を含んで構成される。
当接部58Aは、エプロン50を浴槽40に取付けた際に、防水パン20の堤防部22の水平面22Aと当接し、傾斜部58Bは、水平面22Aと離間する。爪部58Cは、エプロン50の長手方向、換言すると洗い場に面したフランジ44Aの延設方向に少なくとも2箇所の切欠き部58Dを有しており、切欠き部58Dは、載置部58の上面58Eと面一とされている。エプロン50を浴槽40に取付けた際には、切欠き部58Dを、防水パン20の壁面22Bに固定された留め具24が押圧することにより、エプロン50が防水パン20に固定される。なお、留め具24は、エプロン50を浴槽40に取付ける際に弾性変形し、弾性力により切欠き部58Dを押圧する。また、弾性力は、エプロン50を浴槽40から取り外す際に容易に取り外すことができる程度の力とされている。
(補強リブ)
図2〜図4に示すように、エプロン50の本体部52、張出部54、載置部58の本体部52の裏面側には、補強リブ60が取付けられている。補強リブ60は、エプロン50を押出成形した後に接着して取付けられ、爪部56C、爪部58Cによって固定されている。なお、補強リブ60は、エプロン50の強度を増すために取付箇所及び取付箇所数を適宜設定して用いられる。
(作用及び効果)
次に、図5を参照しながら、本実施形態のエプロン50及び浴室構造Tの作用及び効果について説明する。
図5には、浴槽40にエプロン50を取付ける際の一工程が示されている。図5に示すように、エプロン50を浴槽40に取付けるためには、エプロン50を、エプロン50の本体部52に対して張出部54及び係合部56が本体部52の裏面側、すなわち取付け方向奥側に位置するように、本体部52を傾斜させる。
エプロン50を傾斜させることにより、エプロン50の載置部58と防水パン20の床面24Aとの間に取付時のクリアランスLが生じ、該クリアランスLの範囲内で、エプロン50を鉛直方向に動かすことができる。
また、係合部56の傾斜部56Aの傾斜が、図5に一点鎖線で示したように、図5に矢印Hで示した鉛直方向に近づくので、鉛直方向下向きに形成された浴槽40の取付部46の凹部46Cに対して、係合部56を容易に鉛直下方向から差し込むことができる。
また、係合部56は張出部54の先端に設けられているので、エプロン50を浴槽40に取付ける際に、係合部56と張出部54の間の窪み部55に取付部46の鍔部46Aの先端を当てるようにすることで、容易に位置決めを行うことができる。さらに、係合部56の付け根部分、及び鍔部46Aの先端が支点となるように、また、本体部52、特に載置部58側の部分が浴槽40に接近するようにしてエプロン50を回転させることで、係合部56を取付部46に容易に係合させることができる。換言すると、エプロン50を、係合部56を中心としてエプロン50の表面から裏面に向かう方向に回転移動させて、係合部56を取付部46に係合させる。
また、載置部58の端部は、本体部52の上側に向かって傾斜する傾斜部58Bとされているため、鍔部46Aの先端が支点となるようにエプロン50を回転させる際などに、傾斜部58Bと、堤防部22の水平面22Aとが接触することが抑制される。
また、エプロン50の本体部52には把手52Cが設けられているので、エプロン50を取付け、または取り外す際に、作業性が高い。
以上の理由から、本実施形態のエプロン50は、浴槽40に容易に取付けることができる。
(その他の実施形態)
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、上記実施形態におけるエプロン50は載置部58を備えるものとしたがこれに限られない。例えば本体部52の下端、すなわち、凹部52Bの下端を、凹部52Bの延設方向に伸長し、防水パンに適宜ねじ留めなどしてもよい。あるいはマグネットなどを用いて留めてもよい。
例えば、上記実施形態におけるエプロン50は押出成形されるものとしたが、本発明の実施形態はこれに限られない。上記実施形態と同様、傾斜部を備えた係合部を備えるものであれば、例えばSMC(Sheet Molding Compound)成形や、プレス成形してもよい。SMC成形やプレス成形することで、補強リブ60を一体成形することができる。
例えば、上記実施形態におけるエプロン50は張出部54を備えるものとしたが、本発明の実施形態はこれに限られない。張出部54を設けなければ、成形型を単純な構造とすることができる。
例えば、上記実施形態における係合部56は屈折部56Bを備えるものとしたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば浴槽40の取付部46の鍔部46Aと突出部46Bとの間が狭く形成されていれば、屈折部56Bを備えなくても係合部56と取付部46との間のガタツキを抑えることができる。
例えば、係合部56の鉛直方向に直交する方向に沿った幅W1は、傾斜部56Aの延出方向に沿った係合部の幅W3と等幅に形成されているが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、幅W1が幅W3よりも広く形成されていてもよい。これにより、取付時のガタツキを抑制する効果が高めることができる。また、幅W3が幅W1よりも狭くなるため、エプロン50を浴槽40に取付ける際、本体部52を傾斜させると、本体部52を傾斜させない場合と比較して、係合部56を凹部46Cに係合させやすい。さらに、エプロン50を浴槽40から取り外す場合も、本体部52を傾斜させることで、係合部56と凹部46Cとの間の隙間が広くなるので、容易に取り外すことができる。すなわち、エプロン50を浴槽40に取付けた状態における係合部56と凹部46Cとの間の隙間が、着脱時には広くなるので、エプロン50を取付け、または取り外す際の作業性を高くすることができる。
T 浴室構造、 20 防水パン(床部)、 40 浴槽、 44A フランジ、
46C 凹部、 50 エプロン(浴槽エプロン)、 52 本体部、
54 張出部、 56 係合部、 58 載置部、 58B 傾斜部

Claims (6)

  1. 浴槽の側面の少なくとも一部を被覆可能な本体部と、
    前記本体部の上端に上向きに設けられ、前記浴槽の上端に形成されたフランジから鉛直方向下向きに形成された凹部に係合可能とされた係合部と、
    を備え、
    前記凹部は前記フランジの端部が下向きに折り返された鍔部と、前記鍔部より前記浴槽側から下向きに立設された突出部と、によって形成され、
    前記係合部は、前記本体部から上方向に離れるにしたがって前記本体部の前記浴槽側の面である裏面から前記裏面の反対側の面である表面に向かう方向に傾斜する傾斜部を備え、
    前記本体部の表面から裏面に向かう方向における前記係合部の幅は、前記凹部の幅より狭く形成されている、
    浴槽エプロンの取付構造
  2. 前記本体部の下端から、前記表面から前記裏面に向かう方向に延設され、前記浴槽に隣接する洗い場を構成する床部に載置可能とされた載置部と、
    前記載置部の端部に設けられ、前記載置部から前記載置部の延設方向に前記本体部から離れるにしたがって前記本体部の前記上端側に向かって傾斜する傾斜部と、
    を備える請求項1に記載の浴槽エプロンの取付構造
  3. 前記本体部と前記係合部との間に設けられ、前記本体部の表面から裏面に向かう方向に張出した張出部を備える、請求項2に記載の浴槽エプロンの取付構造
  4. 前記傾斜部の先端に設けられ、前記本体部の表面から裏面に向かう方向に屈折する屈折部と、
    前記傾斜部及び前記屈折部を覆うように取り付けられたシート状の緩衝材と、
    を備える、請求項1〜3の何れか1項に記載の浴槽エプロンの取付構造。
  5. 浴槽と、
    請求項1に記載された浴槽エプロンの取付構造と、
    を備える浴室構造。
  6. 浴槽と、
    前記浴槽に隣接する洗い場を構成する床部と、
    請求項2〜請求項4の何れか1項に記載された浴槽エプロンの取付構造と、
    を備える浴室構造。
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