JP6780236B2 - 浴室 - Google Patents

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本発明の態様は、一般的に、浴室に関する。
例えば、特許文献1には、浴室を組み立てる際、洗い場床と壁との隙間に乾式目地を押し込んで取り付ける技術が開示されている。また、特許文献2には、浴槽と壁との隙間に乾式目地を押し込み、乾式目地の一部を壁の下端に係止させることで、乾式目地の取り付けを行う技術が開示されている。
特開2006−230745号公報 特開2015−113607号公報
特許文献1および特許文献2に開示された技術では、乾式目地は、洗い場床や浴槽、壁などが組み立てられ、隙間が形成された後に取り付けられる。このため、組み立て現場で施工者によって乾式目地の取り付けが行われる。しかし、隙間の内部は視認しづらいため、乾式目地が外れやすい状態で施工されてしまったり、乾式目地の取り付け位置のずれによって漏水が発生してしまうなどの問題があった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、乾式目地の施工ミスを抑制することができる浴室を提供することを目的とする。
第1の発明は、外周に凹部が形成された洗い場床と、前記凹部に載置され壁と、一端が前記洗い場床に固定され、他端が前記壁に当接する乾式目地と、を備えた浴室であって、前記乾式目地の前記一端は、前記壁が前記凹部に載置される前にあらかじめ前記洗い場床に固定されており、前記乾式目地は、前記壁が前記凹部に載置された状態で、前記凹部の側面のうち前記洗い場床の内側に位置する第1側面と、前記壁と、の隙間を覆う傾斜部を有し、前記傾斜部は、前記洗い場床から前記壁に向かって上方に傾斜し、前記傾斜部の下方への変形を抑制する変形抑制手段を備え、前記変形抑制手段は、前記傾斜部の下方において前記第1側面と前記壁との間に設けられ、前記変形抑制手段は、前記乾式目地とは別体に形成され、前記変形抑制手段は、前記傾斜部の少なくとも一部を下方から支持することで、前記傾斜部の下方への変形を抑制することを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、乾式目地の一端が洗い場床に固定されるため、凹部に壁を載置する前に乾式目地を洗い場床に固定することが可能となる。したがって、施工前にあらかじめ洗い場床に乾式目地を取り付けておくことが可能となる。洗い場床に対して、例えばその製造現場で乾式目地を取り付けておくことで、施工現場で施工者が乾式目地を取り付ける必要がなくなるため、乾式目地が外れやすい状態で施工されてしまったり、乾式目地の取り付け位置のずれによって漏水が発生してしまうなどの施工ミスを抑制することができる。
また、この浴室によれば、第1側面と壁の隙間への水の流入を抑制することができるとともに、壁から洗い場床に向けての排水性を高め、乾式目地の上面におけるカビの発生を抑制することができる。さらに、変形抑制手段により、乾式目地に窪みが形成される可能性を低減し、乾式目地が変形することによる排水性の低下を抑制することが可能となる。
さらに、この浴室によれば、傾斜部の下方への変形および乾式目地における排水性の低下をより一層抑制することが可能となる。さらに、変形抑制手段が浴室の使用者の視界に入り難く、浴室の美観の低下を抑制することが可能である。
の発明は、第の発明において、前記変形抑制手段は、前記第1側面と前記壁との間に設けられたコーキング材であることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、コーキング材によって乾式目地の変形を抑制するため、第1側面と壁との隙間への水の流入をより一層抑制し、止水性を向上させつつ、乾式目地が変形することによる排水性の低下を抑制することが可能である。
の発明は、第の発明において、前記傾斜部の下面の少なくとも一部は、前記コーキング材と直接接着されていることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、傾斜部とコーキング材との間に隙間が形成される可能性を低減し、より確実に乾式目地の変形を抑制することができる。また、当該隙間への水の流入によるカビの発生を抑制することが可能となる。
第4の発明は、外周に凹部が形成された浴槽と、前記凹部に載置され壁と、一端が前記浴槽に固定され、他端が前記壁に当接する乾式目地と、を備えた浴室であって、前記乾式目地の前記一端は、前記壁が前記凹部に載置される前にあらかじめ前記浴槽に固定されており、前記乾式目地は、前記壁が前記凹部に載置された状態で、前記凹部の側面のうち前記浴槽の内側に位置する第2側面と、前記壁と、の隙間を覆う傾斜部を有し、前記傾斜部は、前記浴槽から前記壁に向かって上方に傾斜し、前記傾斜部の下方への変形を抑制する変形抑制手段を備え、前記変形抑制手段は、前記傾斜部の下方において前記第2側面と前記壁との間に設けられ、前記変形抑制手段は、前記乾式目地とは別体に形成され、前記変形抑制手段は、前記傾斜部の少なくとも一部を下方から支持することで、前記傾斜部の下方への変形を抑制することを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、乾式目地の一端が浴槽に固定されるため、凹部に壁を載置する前に乾式目地を浴槽に固定することが可能となる。したがって、施工前にあらかじめ浴槽に乾式目地を取り付けておくことが可能となる。浴槽に対して、例えばその製造現場で乾式目地を取り付けておくことで、施工現場で施工者が乾式目地を取り付ける必要がなくなるため、乾式目地が外れやすい状態で施工されてしまったり、乾式目地の取り付け位置のずれによって漏水が発生してしまうなどの施工ミスを抑制することができる。
また、この浴室によれば、第2側面と壁の隙間への水の流入を抑制することができるとともに、壁から浴槽に向けての排水性を高め、乾式目地の上面におけるカビの発生を抑制することができる。さらに、変形抑制手段により、乾式目地に窪みが形成される可能性を低減し、乾式目地が変形することによる排水性の低下を抑制することが可能となる。
さらに、この浴室によれば、傾斜部の下方への変形および乾式目地における排水性の低下をより一層抑制することが可能となる。さらに、変形抑制手段が浴室の使用者の視界に入り難く、浴室の美観の低下を抑制することが可能である。
の発明は、第の発明において、前記変形抑制手段は、前記第2側面と前記壁との間に設けられたコーキング材であることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、コーキング材によって乾式目地の変形を抑制するため、第2側面と壁との隙間への水の流入をより一層抑制し、止水性を向上させつつ、乾式目地が変形することによる排水性の低下を抑制することが可能である。
の発明は、第の発明において、前記傾斜部の下面の少なくとも一部は、前記コーキング材と直接接着されていることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、傾斜部とコーキング材との間に隙間が形成される可能性を低減し、より確実に乾式目地の変形を抑制することができる。また、当該隙間への水の流入によるカビの発生を抑制することが可能となる。
本発明の態様によれば、乾式目地の施工ミスを抑制することができる浴室が提供される。
実施形態に係る浴室を表す斜視図である。 実施形態における壁面接続部材と壁パネルとの嵌合構造を表した断面図である。 実施形態における壁の取り付け構造を表す斜視図である。 実施形態に係る洗い場床の構成を説明する分解斜視図である。 実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した斜視断面図である。 図5の部分Bを拡大した斜視断面図である。 図6に表した洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。 図7に表した洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。 壁パネルが設置される前の状態の、洗い場床の凹部近傍を拡大した平面図である。 図9のA−A’線における断面図である。 実施形態に係る浴室の乾式目地の施工方法を表す断面図である。 実施形態に係る浴室の乾式目地の施工方法を表す断面図である。 実施形態に係る浴室の乾式目地の施工方法を表す断面図である。 実施形態に係る浴室の乾式目地の施工方法を表す断面図である。 実施形態に係る浴室の乾式目地の施工方法を表す断面図である。 実施形態に係る浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。 図16に表した浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。 壁パネルが設置される前の状態の凹部近傍を拡大した平面図である。 図18のC−C’線における断面図である。 実施形態の変形例に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。 実施形態の変形例に係る浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室を表す斜視図である。
図1に表したように、浴室100は、浴槽1と、洗い場床2と、壁3と、を備えている。浴槽1の底部裏面の四隅近傍には、支持脚6が設けられ、その支持脚6を介して、浴槽1は浴室設置面(例えば、建物の床)Sの上に設置される。支持脚6は、ボルト部を回転させることで高さを調節可能に構成されている。
洗い場床2は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成され、浴室外部に湯水を漏出させない防水性を有する。洗い場床2は、支持脚231を介して浴室設置面S上に設置されている。支持脚231は、支持脚6と同様に、ボルト部を回転させることで高さを調節可能に構成されている。
洗い場床2において、浴槽1との境界部近傍には、排水管5に連通する排水口が形成されている。なお、図1では、この排水口は、着脱自在の蓋7で塞がれている。排水口が設けられた部分はくぼんでおり、洗い場床2の表面には、排水口に向けて下向きに傾斜した勾配が付けられている。洗い場床2の裏側において、浴槽1との境界部近傍には排水管5が設けられ、排水口は排水管5に接続されている。また、浴槽1の底部に設けられた図示しない排水口も、排水管5に接続されている。
壁3は、浴室ユニットの4面を構成している。壁3は、壁面材である壁パネル31〜37によって構成されている。洗い場床2の外周部2aには、洗い場床2の上面と直交する方向に沿って壁面接続部材50が設けられている。壁面接続部材50は隣接する壁パネルの間に設けられ、隣接する壁パネル同士は壁面接続部材50によって連接されている。
壁パネル31は、洗い場床2の浴槽1とは反対側に配置されており、2枚の壁パネルが図示しない壁面接続部材50によって連接されて形成されている。壁パネル32及び壁パネル33は、壁パネル31と直交し、互いに対向して配置されている。壁パネル34〜36は、浴槽1の縁のうち、洗い場床2側を除く3辺の縁の上に配置されている。壁パネル34及び壁パネル35の下側には、浴槽1と壁パネル32及び壁パネル33との間をつなぐ壁パネル37が設けられている。図1に表した浴室ユニットでは、壁パネル33には図示しないドア取付枠を介してドアDRが設けられている。
なお、本発明における壁面材の構成は、上記壁パネル31〜37には限定されない。例えば、壁パネル31がより多くのパネルから構成されていても良いし、その他の壁パネル32〜37が複数のパネルから構成されていても良い。また、壁パネル31が1枚のパネルから構成されていても良い。
浴槽1と洗い場床2との境界には、浴槽1における洗い場床2側の側面を覆い隠すバスエプロン9が設けられている。バスエプロン9は、後述する床面材21を押圧するように設けられている。
図2は、実施形態における壁面接続部材と壁パネルとの嵌合構造を表した断面図である。
図2では、壁パネルの面内方向と直交する方向に沿った断面を表している。
図2(a)は、同一平面で隣接する2つの壁パネルと、これらの間に設けられた壁面接続部材との嵌合構造を例示している。
図2(b)は、隅部で互いに直交する2つの壁パネルと、これらの間に設けられた壁面接続部材との嵌合構造を例示している。
以下の説明では、図2(a)に例示した壁面接続部材50Aおよび図2(b)に例示した壁面接続部材50Bをまとめて壁面接続部材50と称する。
図2に表したように、壁パネル31は、第1壁パネル31−1と、第2壁パネル31−2と、から構成されている。それぞれの壁パネルは、母材と、母材に対して浴室の内側に設けられた鋼板と、を有する。母材は、石膏ボードなどで形成されており、鋼板は、補強のために母材の浴室内側の表面に貼り付けられている。例えば、第1壁パネル31−1は、母材310−1と、鋼板311−1と、を有する。第2壁パネル31−2は、母材310−2と、鋼板311−2と、を有する。
壁面接続部材50は、薄板を折り曲げた中空構造を有する。壁面接続部材50の左右の折り返し部分501は、弾性を有している。
図2(a)では、壁パネル31を構成する2つの壁パネル31−1および31−2の取り付け状態を表している。2つの壁パネル31−1及び31−2の鋼板311の左右の側面部には、それぞれ弾性を有した裏側への折り返し部分502−1及び502−2が設けられている。
2つの壁パネル31−1及び31−2を壁面接続部材50Aに取り付けるには、折り返し部分502−1及び502−2を壁面接続部材50Aの左右の折り返し部分501の間に嵌め込む。折り返し部分502−1及び502−2は、左右の折り返し部分501の間を押し広げるようにして嵌め込まれることで、互いの方向に付勢される。折り返し部分502−1及び502−2が嵌め込まれると、2つの壁パネル31−1及び31−2が壁面接続部材50Aを間にして同一面状に固定される。
図2(b)では、壁パネル31を構成する壁パネル31−2と、壁パネル32と、の取り付け状態を表している。壁パネル31−2の鋼板311−2には、折り返し部分502−1が設けられ、壁パネル32の鋼板321には、折り返し部分502−2が設けられている。折り返し部分502−1及び502−2は、それぞれ弾性を有する。
折り返し部分502−1及び502−2は、左右の折り返し部分501の間を押し広げるようにして嵌め込まれる。折り返し部分502−1及び502−2が嵌め込まれると、2つの壁パネル31−2及び32は壁面接続部材50Aを間にして直交する状態に固定される。
このように、壁面接続部材50の折り返し部分501と各壁パネルの折り返し部分502は、壁3に直交する面に沿って弾性を有するため、互いの設置位置が固定される。一方で、壁3の表面に沿った方向では、壁面接続部材50による位置の規制が無い。このため、それぞれの壁パネルは壁面接続部材50に嵌め込まれると、自重により下方に落下して、その下端(後述する先端部311a)が床面材21に当接する。
図3は、実施形態における壁の取り付け構造を表す斜視図である。
図3に表したように、洗い場床2の上面と直交する方向に延びる複数の壁面接続部材50が、洗い場床2の外周部2aに取り付けられる。壁面接続部材50は、予め取り付けてあった壁面固定部材51にボルトやビス等の締結手段で固定される。このとき、壁面接続部材50の下端によって床面材21の外周部2aを下方に押圧するように、壁面接続部材50を固定してもよい。それぞれの壁面接続部材50に壁パネルを嵌合することで、壁パネル31〜35が固定される。壁パネル37は、浴槽1と壁面接続部材50との間に固定される。また、壁パネル36は、壁パネル34の一端と壁パネル35一端との間に固定される。
図4は、実施形態に係る洗い場床の構成を説明する分解斜視図である。
図4に表したように、洗い場床2は、床基材20と、床基材20の上に配された表皮材23と、を有する。床基材20は、下から順に、支持材22、床面材21、およびクッション材201を有する。
支持材22は、4隅に設けられる4本の支持脚231を有する。支持脚231は、ボルト部を回転させることで高さが調節可能に構成されている。支持材22には、強度が比較的高く、剛性のある平板状の素材が用いられる。このような素材として、例えば、サンドイッチパネルが挙げられる。サンドイッチパネルは、例えば、プラスチックの板材を2枚の鋼板で挟んだ構造であり、軽量かつ剛性が高く、ネジなどの締結部材も使用できる。支持材22には、作業者が床下にもぐることができるように作業口が設けられている。施工後、この作業口には蓋221が被せられる。
床面材21には、後述するように、排水口となる凹形状部や洗い場床2の上面の勾配を形成するための傾斜面が付与されている。床面材21は、例えば熱可塑性樹脂によって形成されている。床面材21は、繊維強化プラスチック(FRP)によって形成されていてもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどが用いられる。
床面材21の上には、クッション材201が設けられている。クッション材201には、例えば発泡ポリウレタン等の軟質素材が用いられる。クッション材201の硬さ(柔らかさ)を変えることで、表皮材23を踏んだ際に感じる床面の硬さ(柔らかさ)を変化させることができる。
表皮材23は、洗い場床2の最表面に配されており、防水性および可撓性を有する軟質シート材が用いられる。表皮材202には、洗い場床2の表面の意匠性や水はけ性を向上させるために、凹凸加工や柄模様を施したりすることも可能である。
床面材21の外周には、凹部が形成されており、壁3は、この凹部の上に設置される。この点について、図5〜図8を用いてより具体的に説明する。
図5は、実施形態に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した斜視断面図である。
図6は、図5の部分Bを拡大した斜視断面図である。
図7は、図6に表した洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
図8は、図7に表した洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
なお、図5〜図7では、支持材22が省略されている。
図5〜図7に表したように、鋼板311は、床面材21に向けて延在するとともに、先端部311aが、洗い場床2の外側に向けて屈曲している。床面材21の外周には凹部21Rが形成され、この凹部の内側にはガイドピース27が取り付けられている。ガイドピース27の上には、パッキンPK1を介して先端部311aが載置されている。床面材21は、壁3の自重により、下方に押圧される。また、先端部311aの先端はガイドピース27により固定されている。こうすることで、洗い場床2と壁3との相対的な位置関係のずれを抑制している。
凹部21Rの側面のうち、洗い場床2の内側に位置する側面S1と、壁3(壁パネル31)と、の隙間には、変形抑制手段としてのコーキング材CK1が設けられている。乾式目地25は、一端側の第1端部251と、他端側の第2端部252と、を有する。第1端部251は、表皮材23の下面または床面材21の上面に固定されており、表皮材23と床面材21との間に位置している。第2端部252は、壁パネル31に当接している。
図8に表したように、乾式目地25は、コーキング材CK1を被覆する傾斜部25aを有する。傾斜部25aは、例えば、一端が第1側面S1と直交する方向に沿い、他端が壁3の表面に沿うように、変形している。このため、傾斜部25aの上面は、洗い場床2から壁3に向かって上方に傾斜している。
傾斜部25aの下面の少なくとも一部は、コーキング材CK1に接触している。傾斜部25aの下面の少なくとも一部は、コーキング材CK1に接着されていてもよい。このとき、傾斜部25aは、例えば、コーキング材CK1と、接着剤や両面テープ等を介さずに直接接着される。傾斜部25aの下面がコーキング材CK1と接触していることで、傾斜部25aが、下方からコーキング材CK1により支持される。これにより、傾斜部25aの下方への変形が抑制される。
乾式目地25のうち少なくとも傾斜部25aは弾性を有し、かつ、軟質および薄肉状の少なくともどちらかである。乾式目地25全体が弾性を有し、かつ、軟質および薄肉状の少なくともどちらかであってもよい。
コーキング材CK1には、例えばシリコーンが用いられる。
乾式目地25には、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレンやABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)などのスチレン系樹脂、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、またはナイロンなどのポリアミド系樹脂、フッ素樹脂、などを用いることができる。これらの材料を用いることで、乾式目地25に弾性および軟性を付与することができる。
図9は、壁パネルが設置される前の状態の、洗い場床の凹部近傍を拡大した平面図である。
図10は、図9のA−A’線における断面図である。
なお、図9および図10では、その後に載置される壁パネル31を破線で表している。
図9および図10に表したように、壁パネル31が設置されていない状態では、乾式目地25は、水平方向に延び、洗い場床2の外側に向かって突出している。このとき、凹部21R上に突出している部分の長さL1は、壁パネルが設置された状態における側面S1と鋼板311との間の距離D1よりも長い。このため、壁パネル31が設置された状態では、乾式目地25の第2端部252が鋼板311に当接して撓むことで、乾式目地25の上面が鋼板311から表皮材23に向けて下方に傾斜するとともに、傾斜部25aが現れる。
ここで、図11〜図15を用いて、実施形態に係る浴室の乾式目地の施工方法を説明する。
図11〜図15は、実施形態に係る浴室の乾式目地の施工方法を表す断面図である。
まず、図11(a)に表したように、表皮材23の下面の端に乾式目地25の第1端部251を固定する。乾式目地25は、例えば、両面テープTにより表皮材23の下面に固定される。あるいは、接着剤や熱による溶着、ステープルなどで固定されてもよい。
次に、図11(b)に表したように、凹部21R内にガイドピース27が設けられた床面材21の表面に、表皮材23を貼り合わせる。このとき、乾式目地25のうち、表皮材23に固定された部分が、表皮材23と床面材21との間に挟まれるように、表皮材23を床面材21に張り合わせる。
床面材21の上に表皮材23が配された状態を、図12(a)に表す。図12(a)に表したように、乾式目地25は、凹部21Rの一部を覆うように、表皮材23の外側に向けて延びている。
次に、図12(b)および図13(a)に表したように、乾式目地25の第2端部252を、上方に変形させ、表皮材23に一時的に固定する。表皮材23への固定には、例えばマスキングテープMが用いられる。
次に、図13(b)および図14(a)に表したように、床面材21および表皮材23の上方から凹部21Rへ、壁パネル31を下方に移動させ、床面材21の上に載置する。このとき、乾式目地25の第2端部252は表皮材23に固定されているため、壁パネル31と乾式目地25との接触を避けることができる。
次に、図14(b)および図15(a)に表したように、側面S1と鋼板311との間にコーキング材CK1を充填させる。
最後に、図15(b)に表したように、乾式目地25の第2端部252の変形を解除する。このとき、乾式目地25が弾性を有するため、乾式目地25の第2端部252の変形を解除することで、図11(a)に表した元の形状に戻る。その際、コーキング材CK1が乾式目地25に覆われるとともに、乾式目地25の先端が鋼板311に当接する。既に述べた通り、乾式目地25の突出部分の長さL1は、距離D1よりも長いため、乾式目地25は撓んだ状態で鋼板311に当接し、乾式目地25の上面が、表皮材23から鋼板311に向かって上方に傾斜する。
このとき、乾式目地25に傾斜部25aが形成される。また、図14(b)に表した工程において、コーキング材CK1の上端が、表皮材23の上面よりも上側に位置するように、充填することで、乾式目地25の変形を解除した際に、傾斜部25aの下面をコーキング材CK1に接触させることができる。この状態でコーキング材CK1を硬化させることで、接着剤や両面テープなどを用いずに、傾斜部25aの下面とコーキング材CK1とを直接接着させることができる。
上述した説明では、壁パネル31を例に説明したが、他の壁パネル32、33、および37も同様にして洗い場床2の上に設置される。
次に、図16および図17を用いて、浴槽1の外周における構造を具体的に説明する。
図16は、実施形態に係る浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
図17は、図16に表した浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
図16に表したように、壁パネル36は、母材360および裏板361を有する。浴槽1の外周には凹部1Rが形成されており、母材360の下端は、凹部1Rの底面にパッキンPK2を介して載置される。
母材360は、凹部1Rの側面のうち、浴槽1の内側方向に位置する側面S2と対向している。側面S2鋼板311との隙間には、目地部材が設けられる。目地部材は、コーキング材CK2と、乾式目地26と、を含む。コーキング材CK2は、側面S2と母材360との隙間に充填されている。乾式目地26は、一端側の第1端部261と、他端側の第2端部262と、を有する。第1端部261は側面S2に固定されている。第2端部262は、コーキング材CK2を覆うとともに、その下面がコーキング材CK2に接している。
図17に表したように、乾式目地26は、コーキング材CK2を被覆する傾斜部26aを有する。傾斜部26aは、浴槽1側の第1端部261と、壁3(壁パネル36)側の第2端部262と、を含む。傾斜部26aは、例えば、第1端部261が側面S2の直交方向に沿い、第2端部262が壁3の表面方向に沿うように、湾曲している。さらに、乾式目地26の第2端部262が壁3に当接することで、傾斜部26aの上面は、浴槽1から壁3に向かって上方に傾斜している。
傾斜部26aの下面の少なくとも一部は、コーキング材CK2に接触している。傾斜部26aの下面の少なくとも一部は、コーキング材CK2に接着されていてもよい。このとき、傾斜部26aは、例えば、コーキング材CK2と、接着剤や両面テープ等を介さずに直接接着される。傾斜部26aの下面がコーキング材CK2と接触していることで、傾斜部26aが下方からコーキング材CK1により支持される。これにより、傾斜部26aの下方への変形が抑制される。
乾式目地26のうち少なくとも傾斜部26aは弾性を有し、かつ、軟質および薄肉状の少なくともどちらかである。乾式目地26全体が弾性を有し、かつ、軟質および薄肉状の少なくともどちらかであってもよい。乾式目地26には、乾式目地25と同様の材料を用いることができる。また、コーキング材CK2には、コーキング材CK1と同様の材料を用いることができる。
図18は、壁パネルが設置される前の状態の凹部近傍を拡大した平面図である。
図19は、図18のC−C’線における断面図である。
なお、図18および図19では、その後に載置される壁パネル36を破線で表している。
図18および図19に表したように、壁パネル36が設置されていない状態では、乾式目地26は、水平方向に延び、浴室の外側に向かって突出している。このとき、凹部1R上に突出している部分の長さL2は、壁パネルが設置された状態における側面S2と壁パネル36との間の距離D2よりも長い。このため、壁パネルが設置された状態では、乾式目地26の第2端部262が母材360に当接して撓むことで、乾式目地26の上面が母材360から浴槽1に向けて下方に傾斜する。
浴槽1への乾式目地26の取り付けおよび壁パネル36の設置については、洗い場床2への乾式目地25の取り付けおよび壁パネル31の設置と同様にして行われる。
すなわち、まず、乾式目地26の第1端部261が凹部1Rの側面S1に固定される。乾式目地26は、例えば、両面テープや接着剤などによって固定される。あるいは、熱による溶着や、ステープルなどで固定されてもよい。
次に、乾式目地26の第2端部262を、上方に変形させ、例えばマスキングテープによって浴槽1に一時的に固定する。続いて浴槽1の上方から凹部1Rに向けて壁パネル36を移動させて載置する。このとき、乾式目地26の第2端部262は浴槽1の内側に向けて変形され、固定されているため、壁パネル36と乾式目地26との接触を避けることができる。
次に、側面S2と壁パネル36との間にコーキング材CK2を充填させる。このとき、コーキング材CK2は、例えば上端が、浴槽1の上端よりも上側に位置するように、充填される。その後、乾式目地26の第2端部262の固定を解除すると、コーキング材CK2が乾式目地26で覆われるとともに、乾式目地26の先端が壁パネル36に当接する。既に述べた通り、乾式目地26の長さL2は、距離D2よりも長いため、乾式目地26は撓んだ状態で壁パネル36に当接し、乾式目地26の上面に傾斜が形成される。
上述した説明では、壁パネル36を例に説明したが、他の壁パネル34および35も同様にして洗い場床2の上に設置される。
(変形例)
次に、図20および図21を用いて、実施形態の変形例について説明する。
図20は、実施形態の変形例に係る洗い場床の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
図21は、実施形態の変形例に係る浴槽の一部および壁の一部を拡大した断面図である。
図20に表したように、側面S1と壁3(壁パネル31)との間にコーキング材CK1が設けられていなくてもよい。この場合、第2端部252は、壁3に当接するとともに、接着剤28によって壁3に固定される。乾式目地25の第1端部251が洗い場床2に固定され、第2端部252が壁3に固定されることで、傾斜部25aの下方への変形が抑制される。すなわち、本変形例においては、接着剤28が変形抑制手段として機能する。
乾式目地25の第2端部252は、接着剤28以外の手段によって壁3に固定されていてもよい。すなわち、変形抑制手段は、接着剤28に限られない。例えば、乾式目地25の第2端部252は、接着剤28に代えて、両面テープや熱による溶着、ステープルなどで、壁3に固定されていてもよい。
同様に、図21に表したように、側面S2と壁3(壁パネル36)との間にコーキング材CK2が設けられていなくてもよい。この場合、第2端部262は、壁3に当接するとともに、変形抑制手段としての接着剤29によって壁3に固定される。乾式目地26の第1端部261が浴槽1に固定され、第2端部262が壁3に固定されることで、傾斜部26aの下方への変形が抑制される。乾式目地26の第2端部262は、乾式目地25と同様に例えば、接着剤29に代えて、両面テープや熱による溶着、ステープルなどで、壁3に固定されていてもよい。
なお、上述した実施形態では、洗い場床2が、支持材22、床面材21、クッション材201、および表皮材23から構成されている場合について説明したが、本実施形態は、このような構成以外の洗い場床に対しても適用可能である。例えば、洗い場床は、支持材22および床面材21の2つから構成されていても良い。この場合、乾式目地25は、床面材21の外周に固定される。
以上で説明した実施形態によれば、乾式目地25は、第1端部251のみが洗い場床2に固定され、第2端部252は壁3に当接している。このため、凹部21Rに壁3を載置する前に、乾式目地25を洗い場床2に固定することが可能となる。したがって、施工前にあらかじめ洗い場床2に乾式目地25を取り付けておくことが可能となる。洗い場床2に対して、例えばその製造現場で乾式目地25を取り付けておくことで、施工現場で施工者が乾式目地25を取り付ける必要がなくなるため、乾式目地25が外れやすい状態で施工されてしまったり、乾式目地25の取り付け位置のずれによって漏水が発生してしまうなどの施工ミスを抑制することができる。
また、乾式目地25が、第1側面S1と壁3との隙間を覆う傾斜部25aを有するため、隙間への水の流入を抑制することができる。また、傾斜部25aが、洗い場床2から壁3に向かって上方に傾斜しているため、壁3から洗い場床2に向けての排水性を高め、乾式目地25の上面におけるカビの発生を抑制することができる。さらに、変形抑制手段(コーキング材CK1または接着剤28)を有するため、乾式目地25に対して下方に向けて外力が加えられた場合でも、乾式目地25の変形を抑制し、乾式目地25における排水性の低下を抑制することが可能となる。
このとき、変形抑制手段(コーキング材CK1)が、傾斜部25aの下方において、第1側面S1と壁3との間に設けられ、傾斜部25aを下方から支持することで、より一層、傾斜部25aの下方への変形および乾式目地25における排水性の低下を抑制することが可能となる。さらに、変形抑制手段が傾斜部25aの下方に設けられることで、変形抑制手段が浴室100の使用者の視界に入り難く、浴室100の美観の低下を抑制することが可能である。
また、変形抑制手段がコーキング材CK1であることで、乾式目地25とコーキング材CK1の2つで第1側面S1と壁3との隙間への水の流入をより一層抑制し、止水性を向上させつつ、乾式目地が変形することによる排水性の低下を抑制することができる。
ここで、傾斜部25aの下面の少なくとも一部が、接着剤や両面テープなどを介さずに、コーキング材CK1と直接接着されることで、傾斜部25aとコーキング材CK1との間に隙間が形成される可能性を低減し、より確実に乾式目地の変形を抑制することができる。また、当該隙間への水の流入によるカビの発生を抑制することが可能となる。
また、図7に表したような屈曲部分を有する乾式目地25を固定する場合、図11(a)に表したように、表皮材23と床面材21とを貼り合わせる前に、乾式目地25の第1端部251を表皮材23の底面に固定することが望ましい。こうすることで、乾式目地25の屈曲部分を表皮材23の側面23Sに当接させた状態で、第1端部251を表皮材23と床面材21との間に固定することができる。このため、第1端部251をより強固に固定するとともに、乾式目地25と表皮材23の側面23Sとの間に隙間が生じることを抑制できる。
また、乾式目地25が弾性を有する場合、図10に表したように、乾式目地25の第2端部252が、壁3の表面と交差する方向に延びていることで、第2端部252を壁3に当接させた際に、乾式目地25が壁3をより強く押圧する。乾式目地25が壁3をより強く押圧した状態で当接することで、乾式目地25と壁3との間に隙間を生じ難くし、乾式目地25による止水性を向上させることができる。
浴槽1についても同様に、乾式目地26は、第1端部261のみが浴槽1に固定され、第2端部262は壁3に当接している。このため、凹部1Rに壁3を載置する前に、乾式目地26を浴槽1に固定することが可能となる。したがって、施工前にあらかじめ浴槽1に乾式目地26を取り付けておくことが可能となる。浴槽1に対して、例えばその製造現場で乾式目地26を取り付けておくことで、施工現場で施工者が乾式目地26を取り付ける必要がなくなるため、乾式目地26が外れやすい状態で施工されてしまったり、乾式目地26の取り付け位置のずれによって漏水が発生してしまうなどの施工ミスを抑制することができる。
また、乾式目地26が、第2側面S2と壁3との隙間を覆う傾斜部26aを有するため、隙間への水の流入を抑制することができる。また、傾斜部26aが、浴槽1から壁3に向かって上方に傾斜しているため、壁3から浴槽1に向けての排水性を高め、乾式目地26の上面におけるカビの発生を抑制することができる。さらに、傾斜部26aの下方への変形を抑制する変形抑制手段(コーキング材CK2または接着剤29)を有するため、乾式目地26に対して下方に向けて外力が加えられた場合でも、乾式目地26に窪みが形成される可能性を低減し、乾式目地26における排水性の低下を抑制することが可能となる。
このとき、変形抑制手段(コーキング材CK2)が、傾斜部26aの下方において、第2側面S2と壁3との間に設けられ、傾斜部26aを下方から支持することで、より一層、傾斜部26aの下方への変形および乾式目地26における排水性の低下を抑制することが可能となる。さらに、変形抑制手段が傾斜部26aの下方に設けられることで、変形抑制手段が浴室100の使用者の視界に入り難く、浴室100の美観の低下を抑制することが可能である。
また、変形抑制手段がコーキング材CK2であることで、乾式目地26とコーキング材CK2の2つで第2側面S2と壁3との隙間への水の流入をより一層抑制し、止水性を向上させつつ、乾式目地が変形することによる排水性の低下を抑制することができる。
ここで、傾斜部26aの下面の少なくとも一部が、接着剤や両面テープなどを介さずに、コーキング材CK2と直接接着されることで、傾斜部26aとコーキング材CK2との間に隙間が形成される可能性を低減し、より確実に乾式目地の変形を抑制することができる。また、当該隙間への水の流入によるカビの発生を抑制することが可能となる。
また、乾式目地26が弾性を有する場合、図19に表したように、乾式目地26の第2端部262が、壁3の表面と交差する方向に延びていることで、第2端部262を壁3に当接させた際に、乾式目地26が壁3をより強く押圧する。乾式目地26が壁3をより強く押圧した状態で当接することで、乾式目地26と壁3との間に隙間を生じ難くし、乾式目地26による止水性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る浴室では、壁3が載置される前に、乾式目地25が洗い場床2または壁3に固定され、乾式目地26が浴槽1または壁3に固定されるものである。このような構成によれば、乾式目地25および26を、浴室の組み立て前にあらかじめ取り付けておくことが可能である。乾式目地25および26を、浴槽1、洗い場床2、壁3の製造現場で取り付けておくことで、施工現場で施工者が乾式目地を取り付ける必要がなくなる。このため、乾式目地の取り付けを施工業者の手に委ねる必要が無く、乾式目地が外れやすい状態で施工されてしまったり、乾式目地の取り付け位置のずれによって漏水してしまうなどの課題の発生を抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 浴槽、 2 洗い場床、 3 壁、 5 排水管、 6 支持脚、 7 蓋、 9 バスエプロン、 20 床基材、 21 床面材、 22 支持材、 23 表皮材、 23S 側面、 25、26 乾式目地、 25a、26a 傾斜部、 27 ガイドピース、 28、29 接着剤、 31〜37 壁パネル、 50 壁面接続部材、 50A、50B 壁面接続部材、 51 壁面固定部材、 100 浴室、 201 クッション材、 202 表皮材、 221 蓋、 231 支持脚、 251、261 第1端部、 252、262 第2端部、 310 母材、 311、321 鋼板、 360 母材、 361 裏板、 CK1、CK2 コーキング材、 DR ドア、 M マスキングテープ、 PK1、PK2 パッキン、 S 浴室設置面、 S1、S2 側面、 T 両面テープ

Claims (6)

  1. 外周に凹部が形成された洗い場床と、
    前記凹部に載置され壁と、
    一端が前記洗い場床に固定され、他端が前記壁に当接する乾式目地と、
    を備えた浴室であって、
    前記乾式目地の前記一端は、前記壁が前記凹部に載置される前にあらかじめ前記洗い場床に固定されており、
    前記乾式目地は、前記壁が前記凹部に載置された状態で、前記凹部の側面のうち前記洗い場床の内側に位置する第1側面と、前記壁と、の隙間を覆う傾斜部を有し、
    前記傾斜部は、前記洗い場床から前記壁に向かって上方に傾斜し、
    前記傾斜部の下方への変形を抑制する変形抑制手段を備え、
    前記変形抑制手段は、前記傾斜部の下方において前記第1側面と前記壁との間に設けられ、
    前記変形抑制手段は、前記乾式目地とは別体に形成され、
    前記変形抑制手段は、前記傾斜部の少なくとも一部を下方から支持することで、前記傾斜部の下方への変形を抑制することを特徴とする浴室。
  2. 前記変形抑制手段は、前記第1側面と前記壁との間に設けられたコーキング材であることを特徴とする請求項1記載の浴室。
  3. 前記傾斜部の下面の少なくとも一部は、前記コーキング材と直接接着されていることを特徴とする請求項2記載の浴室。
  4. 外周に凹部が形成された浴槽と、
    前記凹部に載置され壁と、
    一端が前記浴槽に固定され、他端が前記壁に当接する乾式目地と、
    を備えた浴室であって、
    前記乾式目地の前記一端は、前記壁が前記凹部に載置される前にあらかじめ前記浴槽に固定されており、
    前記乾式目地は、前記壁が前記凹部に載置された状態で、前記凹部の側面のうち前記浴槽の内側に位置する第2側面と、前記壁と、の隙間を覆う傾斜部を有し、
    前記傾斜部は、前記浴槽から前記壁に向かって上方に傾斜し、
    前記傾斜部の下方への変形を抑制する変形抑制手段を備え、
    前記変形抑制手段は、前記傾斜部の下方において前記第2側面と前記壁との間に設けられ、
    前記変形抑制手段は、前記乾式目地とは別体に形成され、
    前記変形抑制手段は、前記傾斜部の少なくとも一部を下方から支持することで、前記傾斜部の下方への変形を抑制することを特徴とする浴室。
  5. 前記変形抑制手段は、前記第2側面と前記壁との間に設けられたコーキング材であることを特徴とする請求項4記載の浴室。
  6. 前記傾斜部の下面の少なくとも一部は、前記コーキング材と直接接着されていることを特徴とする請求項5記載の浴室。
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